JPH055540U - 錠付き燃料キヤツプ - Google Patents

錠付き燃料キヤツプ

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JPH055540U
JPH055540U JP6066191U JP6066191U JPH055540U JP H055540 U JPH055540 U JP H055540U JP 6066191 U JP6066191 U JP 6066191U JP 6066191 U JP6066191 U JP 6066191U JP H055540 U JPH055540 U JP H055540U
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JP
Japan
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latch
cap
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inner cap
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JP6066191U
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JP2523970Y2 (ja
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正秀 滝澤
寿一 藤田
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オーエム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 盗難防止のための錠の付いた燃料キャップの
改良。 【構成】 アウタキャップ1をカバー部2と薄肉リング
状のラッチ部3とし、カバー部2は中央に錠6を取り付
け、錠6の下端にはキーによって回動可能にピン6aを設
け、ピン6aが入る穴4aを設けたロックプレート4を半径
方向にスライド自在にカバー部2と一体化し、ロックプ
レート4は、その穴4a中のピン6aの回動につれて半径方
向外方に移動するとそのラッチ4bがインナキャップ5の
内向きラッチ5aとキャップを外す方向で係止する相対位
置に設け、ラッチ部3のトルクアーム3aとキャップを締
め付ける方向でのみ係止するラッチ2aをロックプレート
より上部のカバー部2に設け、ラッチ部3の下方にイン
ナキャップ5の半径方向外向きに設けられたラッチ5bと
キャップを外す方向には係止し締め付ける方向にはトル
ク制限状態で係止する内向きラッチ3bを設けた錠付き燃
料キャップ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、盗難防止のために錠の付いた燃料キャップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
先に特願昭63-7113号で樹脂製燃料キャップの性能の安定性を向上したものを 提案した。その構造は操作側のアウタキャップとフィラネックに嵌まるインナキ ャップとからなるものである。
【0003】 また、従来の錠付き燃料キャップの構造例は、特公昭53-39936号、特公昭58-2 2435号にみられる。 これらの動作条件は共通して次のようなものである。 給油する時 ・錠を解除し、アウタキャップをフィラネックから取り外す方向に(反時計方向) 回すと、インナキャップ5も回り、キャップを外すことができる。 ・錠を解除したままで、給油後キャップをフィラネックに取り付けることができ る。 ・キーを抜くと錠はロック状態になるが(ロック状態にしないとキーが抜けない )、その状態でも、フィラネックに取り付けることができる。
【0004】 給油していない時 ・錠をロック状態にしているため、アウタキャップを外す方向に回しても、イン ナキャップと空回りしてフィラネックから取り外すことができない。 このような動作を可能とするために、従来の錠付き燃料キャップの構造では、 アウタキャップとインナキャップの駆動連結には、キャップを取付ける方向にも 取り外す方向にも、概ね第3の中間部材を介して行なっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、駆動の確実性を考えるとできるだけ中間部材を入れないほうがよい。 本考案は、先に提案した樹脂製燃料キャップの締め付けトルク安定ときしみ音 解消の利点をそのまま生かして、これに錠を取り付ける構造を考えたのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を下記のような構造としたことにより解決した。 すなわち、操作側のアウタキャップ1とフィラネックに嵌まるインナキャップ 5とからなり、アウタキャップ1をカバー部2と薄肉リング状のラッチ部3とし ている。 カバー部2は中央に錠6を取り付け、その錠6の下端にはキーによって回動可 能にピン6aを設け、ピン6aが入る穴4aを設けたロックプレート4を半径方向にス ライド自在にカバー部2と一体化し、ロックプレート4が穴4a中のピン6aの回動 につれて半径方向外方に移動すると、そのラッチ4bがインナキャップ5の内向き ラッチ5aとキャップを外す方向で係止するようにしている。 そして、ラッチ部3のトルクアーム3aとキャップを締め付ける方向でのみ係止 するラッチ2aをロックプレートより上部カバー部2に設け、ラッチ部3の下方に インナキャップ5の半径方向外向きに設けられたラッチ5bと、キャップを外す方 向には係止し、締め付ける方向にはトルク制限状態で係止する内向きラッチ3bを 設け、インナキャップ5とアウタキャップ1とが開閉トルク制御可能に一体化さ れている。 このような錠付き燃料キャップである。
【0007】
【作用】
上記構成としたことにより、下記の作用が得られる。 キャップをフィラネックから取り外す場合。 錠6を解除してピン6aを回転する(図4のイ位置からロ位置にする)ことによ り、ロックプレート4が半径方向外方に移動する。この状態でカバー部2を反時 計方向に回すと、ロックプレート先端のラッチ4bがインナキャップ5の内向きラ ッチ5aに係止し、カバー部2とインナキャップ5の駆動が連結され、フィラネッ クから取り外すことができる。 この状態でキャップを取り付ける場合。 カバー部2のラッチ2aとラッチ部3のトルクアーム3aが係止し、カバー部2の 回転に連れてラッチ部3が回転する。ラッチ部3のラッチ3bとインナキャップ5 のラッチ5bがトルク制限された状態で係合し、フィラネックに取り付けられる。
【0008】 錠をロックした状態の場合。 ロックプレート4が半径方向内方に移動する。これにより、ロックプレート4 のラッチ4bとインナキャップ5の内向きラッチ5aの係止が外れて、キャップを外 す方向ではカバー部2はインナキャップ5に対して空回りする。 キャップを取り付ける方向では、ラッチ部3のトルクアーム3aとカバー部2の ラッチ2aが係止してラッチ部3を回転させる。ラッチ部3のラッチ3bとインナキ ャップ5の外向きのラッチ5bがトルク制限された状態で共に回転する。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の錠付き燃料キャップの図3中A−A部に相当する軸方向中央断 面図であり、図2は図1と90°切断面を異にする図3中B−B部に相当する軸方 向中央断面図である。図3は図1中C−C部断面図、図4はD−D部断面図であ る。 これらの図によって明らかなように、本考案の錠付き燃料キャップは操作側の アウタキャップ1とフィラネックに嵌まるインナキャップ5とからなる。アウタ キャップ1は伏せ皿状のカバー部2と、その内部へ嵌まる薄肉リング状のラッチ 部3とからなる。
【0010】 カバー部2は中央に錠6の取付け穴があり、これに錠6が取付けられている。 錠6の下端には錠の軸心よりずれた位置にピン6aを設けており、キーによって回 動可能である。 カバー部2には更にロックプレート4が半径方向にスライド自在に保持されて おり、それに設けられた長穴4aへピン6aの先端部が入っている。これにより、キ ーを回すと、ロックプレート4が穴4a中のピン6aの回動につれて半径方向に移動 する。ロックプレート4には先端にラッチ4bがあり、ピン6aの回動につれて半径 方向外方に移動するとインナキャップ5の内向きのラッチ5aとキャップを外す方 向で係止する。
【0011】 ラッチ部3には半径方向外周側に突出したトルクアーム3aがあり、これはカバ ー部2の内面上部に設けられたラッチ2aとキャップを締め付ける方向でのみ係止 する。 ラッチ部3の下方には内向きのラッチ3bも設けている。これはインナキャップ 5の半径方向外向きに設けられたラッチ5bとキャップを外す方向には係止し、締 め付ける方向にはトルク制限状態で係止する。 以上のように、インナキャップ5とアウタキャップ1とが開閉トルク制御可能 に一体化されている。
【0012】 以上の構造としたことにより、下記に示す動作をすることができる。 給油に際して、錠を回転させて解除すると、ロックプレート4が半径方向外方 に移動し、図4の状態になる。この状態でカバー部2を反時計方向に回すと、ロ ックプレート先端のラッチ4aがインナキャップ5の内向きのラッチ5aに係止し、 カバー部2とインナキャップ5の駆動が連結され、フィラネックから取り外すこ とができる。 給油を終えて、この錠解除の状態のままでキャップを取り付ける場合、カバー 部2のラッチ2aとラッチ部3のトルクアーム3aが係止し、カバー部2の回転に連 れてラッチ部3が回転する。ラッチ部3の内向きラッチ3bとインナキャップ5の ラッチ5bがトルク制限された状態で係合し、フィラネックに取り付けられる。
【0013】 次に錠をロックすると、ピン6aの回動によってロックプレート4が半径方向内 方に移動する。これに伴って、ロックプレート4のラッチ4bとインナキャップ5 のラッチ5aの係止がはずれて、キャップを外す方向に回転してもカバー部2がイ ンナキャップ5に対して空回りをして外れない。 一方、キャップを取り付ける方向に回転すると、ラッチ部3のトルクアーム3a とカバー部2のラッチ2aが係止してラッチ部3を回転させる。ラッチ部3のラッ チ3aとインナキャップ5のラッチ5bがトルク制限された状態で共に回転する。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上のような構造であるから、締め付けトルクが安定しており、操作 時のきしみ音もなく、盗難防止機能を発揮しながら、フィラネックからのキャッ プ取り外し作動の確実性を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3中A−A部に相当する軸方向中央断面図で
ある。
【図2】図3中B−B部に相当する軸方向中央一部断面
図である。
【図3】図1中C−C部断面図である。
【図4】同D−D部断面図である。
【符号の説明】
1 アウタキャップ 2 カバー部 2a ラッチ 3 ラッチ部 3a トルクアーム 4 ロックプレート 4a 穴 4b ラッチ 5 インナキャップ 5a 内向きラッチ 5b ラッチ 6 錠 6a ピン

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 操作側のアウタキャップ1とフィラネッ
    クに嵌まるインナキャップ5とからなり、アウタキャッ
    プ1をカバー部2と薄肉リング状のラッチ部3とし、カ
    バー部2は中央に錠6を取り付け、該錠6の下端にはキ
    ーによって回動可能にピン6aを設け、該ピン6aが入る穴
    4aを設けたロックプレート4を半径方向にスライド自在
    にカバー部2と一体化し、ロックプレート4は、その穴
    4a中のピン6aの回動につれて半径方向外方に移動すると
    そのラッチ4bがインナキャップ5の内向きラッチ5aとキ
    ャップを外す方向で係止する相対位置に設け、ラッチ部
    3のトルクアーム3aとキャップを締め付ける方向でのみ
    係止するラッチ2aをロックプレートより上部のカバー部
    2に設け、ラッチ部3の下方にインナキャップ5の半径
    方向外向きに設けられたラッチ5bとキャップを外す方向
    には係止し締め付ける方向にはトルク制限状態で係止す
    る内向きラッチ3bを設け、インナキャップ5とアウタキ
    ャップ1とが開閉トルク制御可能に一体化されてなる錠
    付き燃料キャップ。
JP6066191U 1991-07-06 1991-07-06 錠付き燃料キャップ Expired - Lifetime JP2523970Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6066191U JP2523970Y2 (ja) 1991-07-06 1991-07-06 錠付き燃料キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6066191U JP2523970Y2 (ja) 1991-07-06 1991-07-06 錠付き燃料キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH055540U true JPH055540U (ja) 1993-01-26
JP2523970Y2 JP2523970Y2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=13148749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6066191U Expired - Lifetime JP2523970Y2 (ja) 1991-07-06 1991-07-06 錠付き燃料キャップ

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JP (1) JP2523970Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101499984B1 (ko) * 2008-12-23 2015-03-06 두산인프라코어 주식회사 에어 브리더를 구비한 연료 주입구 캡

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101499984B1 (ko) * 2008-12-23 2015-03-06 두산인프라코어 주식회사 에어 브리더를 구비한 연료 주입구 캡

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Publication number Publication date
JP2523970Y2 (ja) 1997-01-29

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