JP2522915B2 - 不整地走行用鞍乗型車両 - Google Patents

不整地走行用鞍乗型車両

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JP2522915B2 JP61010740A JP1074086A JP2522915B2 JP 2522915 B2 JP2522915 B2 JP 2522915B2 JP 61010740 A JP61010740 A JP 61010740A JP 1074086 A JP1074086 A JP 1074086A JP 2522915 B2 JP2522915 B2 JP 2522915B2
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【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、雨水等がエンジン内に入り込むのを防止す
ることができる不整地走行用鞍乗型車両に関する。
b.従来の技術 エンジンユニットをスイングタイプとする機構は、フ
ァミリーバイク等の小型の機種に主に採用されている
(特開昭60−179325号、実開昭52−160949号)。
c.発明が解決しようとする課題 このようなスイングタイプ式のエンジンユニットを搭
載すると、エンジンユニットが車体の後部側に配置され
るため、前後輪の重量分担比率が後輪側に一方的に片寄
ることになる。
このため、鞍乗型四輪車等の不整地走行車両に、この
種の機構を採用すると、操縦性能の低下を来たすことに
なる。
本発明は、上記課題を解決し、操縦性能の向上を図る
ことができる不整地走行用鞍乗型車両を提供することを
目的とする。
d.課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、前部左右と後部左
右に、バルーンタイヤを装着した前車輪と後車輪を備
え、鞍乗型に構成したフレームに対してステアリングシ
ャフトを回転自在に軸支するステアリング軸支部後部か
らフレーム後方に向けてフレームの略中央に縦長のシー
トを載置し、上記ステアリングシャフトの上端に設けた
バーハンドルでステアリングシャフト下端とリンク結合
した前車輪側のナックルアームを介して前二輪を操舵す
るとともに、ステップを前後輪の間で上記シート下方の
フレーム左右に配置し、かつシート下方に搭載したエン
ジンで車輪を駆動し不整地を走行する鞍乗型車両であっ
て、上記エンジンを、強制空冷縦型エンジンとするとと
もに、該強制空冷縦型エンジンのエンジンケースと、後
車軸の車軸ハウジングとを伝動ケースで一体的に連結し
てスイングタイプのエンジンユニットを構成し、このエ
ンジンユニットの揺動軸心をホイールベースセンタより
前方位置のフレームに設け、上記強制空冷縦型エンジン
の冷却風導入パイプの大気開口部と、該強制空冷縦型エ
ンジンに燃料混合気を供給する気化器とエアクリーナと
を該強制空冷縦型エンジンの前方、かつピボット部の上
方位置に配置し、エアクリーナの大気開口部と冷却風導
入パイプの大気開口部を上記バーハンドルとシート前端
との間に設置したことにある。
e.実施例 以下、不整地走行用鞍乗型車両に適用した図示の実施
例を参照しながら本発明を詳細に説明する。
第1図および第2図においては、1はフレーム、2は
フレーム1に支持されたエンジンユニットで、スイング
アーム式のものである。
このフレーム1は、シートレール部分3aを一体に形成
し、先端部3bを前方斜め下方向に折り曲げてフロント部
分を形成した一対のアッパーチューブ(アッパーメン
バ)3と、このアッパーチューブ3の先端が連結された
連結パイプ4に先端を連結し、後端部を一定間隔でエン
ジンユニット下面に対応して延出した一対のロアーチュ
ーブ(ロアーメンバ)5と、車体の軸を含む垂直面上に
配置され、一端部にこれらロアーチューブ5の後端が共
通に連結され、かつ他端部をエンジンユニット2の主要
部を包囲するようにして立ち上がらせて、上記アッパー
チューブ3側に連結した1本のブリッジチューブ(ブリ
ッジメンバ)6と、アッパーチューブ3とロアーチュー
ブ5相互間、あるいはアッパーチューブ3相互間および
ロアーチューブ5相互間に配設された補強用のブリッジ
チューブ7とで構成されている。上記エンジンユニット
2は、強制空冷縦型エンジンを内蔵したエンジンケース
8と、後車軸の車軸ハウジング9とをチェーンを内蔵し
たチェーンケース(伝動ケース)10によって一体に連結
したものである。
エンジンケース8の先端部にはブラケット8aが設けら
れており、このブラケット8aはクランクケースブラケッ
ト11にシャフト12を介して連結されている。13は緩衝用
のゴムブッシュである。
上記クランクケースブラケット11はブリッジチューブ
71に設けられたブラケット14にピボットシャフト15を介
して回動可能に支持されている。このピボットシャフト
15(揺動軸心)はブラケット14に貫通して支持されたス
リーブ16に挿通して取り付けられており、このスリーブ
16の両側にクランクケースブラケット11の取付部17を共
締めしている。このピボットシャフト15は後述するエア
クリーナ23の下方側でホイールベースセンタLより前方
のフレーム1上に設けられている。
18は緩衝用のゴムブッシュである。19は、クランクケ
ースブラケット11の切欠部11aに係合してその回動を規
制するストッパーであり、これは、ブラケット14に貫通
して取付けたシャフト20にゴム21を装着したものであ
る。
上記ピボットシャフト15によって揺動可能に取付けら
れるクランクケースブラケット11の位置は、そのピボッ
ト位置(揺動軸心)が両車軸の中間となるホイールベー
スセンタLよりも前方に配置されるようにしてある。22
はエンジンユニット2を支持するショックアブソーバ等
の緩衝装置である。
23は吸気系機器としてのエアクリーナで、このエアク
リーナ23はエンジンユニット2より前方で、上記フレー
ム1の上部側に設けられている。24はシリンダ冷却用の
外気を導入するための導入パイプ、25はシリンダ冷却後
の空気を排気する排気パイプ、26はVベルトプーリ冷却
用の空気導入パイプで、このパイプ26から導入された冷
却空気は、上記排気パイプ25を通して排気される。
上記フレーム1の前部左右と後部左右には、バルーン
タイヤ27を装着した前車輪28と後車輪29が設けられてい
る。
フレーム1の前部にはステアリングシャフト30が、フ
レーム1の上下に設けられた軸支部31,32を介して回転
自在に支持されている。この上部側軸支部31の後部から
フレーム1の後方に向けてフレーム1の略中央に縦長の
シート33が載置されている。ステアリングシャフト30の
上端にはバーハンドル34が設けられており、このバーハ
ンドル34の両端部にはグリップ35が設けられている。
ステアリングシャフト30の下端部にはステアリングナ
ックルアーム36が装着されており、このステアリングナ
ックルアーム36には前車輪側に設けられたナックルアー
ム37との間を連結するリンク38の一端が連結されてい
る。
前車輪28と後車輪29の間にはシート33下方のフレーム
1の左右にバーステップ39が設けられている。
冷却風導入パイプ24の大気開口部24aと、強制空冷縦
型エンジンに燃料混合気を供給する気化器40と上記エア
クリーナ23とは強制空冷縦型エンジンを内蔵したエンジ
ンケース8の前方、かつピボット部の上方位置に配置さ
れている。エアクリーナ23の大気開口部23aと冷却風導
入パイプ24の大気開口部24aとは上記バーハンドル34と
シート33前端との間に設置されている。
上記構成による不整地走行用鞍乗型車両を走行する際
には、シート33に跨ってバーハンドル34のグリップ35を
握り、バーステップ39に足を載せて走行する。エアクリ
ーナ23の大気開口部23aから強制空冷縦型エンジンに空
気を導入し、冷却風導入パイプ24の大気開口部24aか
ら、エンジン冷却用の冷却風を導入する。エアクリーナ
23の大気開口部23aおよび冷却風導入パイプ24の大気開
口部24aは車体の前方の高い位置に配置されているの
で、走行中に雨水等が入り込む虞がない。
f.発明の効果 上記構成の不整地走行用鞍乗型車両によれば、前部左
右と後部左右に、バルーンタイヤを装着した前車輪と後
車輪を備え、鞍乗型に構成したフレームに対してステア
リングシャフトを回転自在に軸支するステアリング軸支
部後部からフレーム後方に向けてフレームの略中央に縦
長のシートを載置し、上記ステアリングシャフトの上端
に設けたバーハンドルでステアリングシャフト下端とリ
ンク結合した前車輪側のナックルアームを介して前二輪
を操舵するとともに、ステップを前後輪の間で上記シー
ト下方のフレーム左右に配置し、かつシート下方に搭載
したエンジンで車輪を駆動し不整地を走行する鞍乗型車
両であって、上記エンジンを、強制空冷縦型エンジンと
するとともに、該強制空冷縦型エンジンのエンジンケー
スと、後車軸の車軸ハウジングとを伝動ケースで一体的
に連結してスイングタイプのエンジンユニットを構成
し、このエンジンユニットの揺動軸心をホイールベース
センタより前方位置のフレームに設けたので、エアクリ
ーナ等の吸気系機器およびピボット部をコンパクトに配
置することができるとともに、ピボット部を飛び石等か
ら保護することができる。
また、強制空冷縦型エンジンの冷却風導入パイプの大
気開口部と、該強制空冷縦型エンジンに燃料混合気を供
給する気化器とエアクリーナとを該強制空冷縦型エンジ
ンの前方、かつピボット部の上方位置に配置し、エアク
リーナの大気開口部と冷却風導入パイプの大気開口部を
上記バーハンドルとシート前端との間に設置したので、
エアクリーナ等の吸気系機器を車体の高い位置に配置す
ることができるので、雨水等の水を吸い込む虞がない。
さらに、エンジンユニットの揺動軸心をホイールベー
スセンタより前方位置のフレームに設けたので、ホイー
ルベースを小さくすることができ、小廻り性能が向上す
る。また前後輪の重量分担比率を前輪側に大きくできる
ので、車体の重心位置を重体中央部分に配置できること
から、低速におけるハンドル操作力が容易となり、不整
地における車両の操縦性および車体の安定性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明による不整地走行用鞍乗
型車両の一実施例を示し、第1図は側面図、第2図は平
面図である。第3図および第4図は第1図のピボット部
分を拡大して示し、第3図は第1図のA−A線矢視断面
図、第4図は第3図の側面図である。 1……フレーム 2……エンジンユニット 8……エンジンケース 8a……ブラケット 11……クランクケースブラケット 12……シャフト 15……ピボットシャフト 19……ストッパー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部左右と後部左右に、バルーンタイヤを
    装着した前車輪と後車輪を備え、鞍乗型に構成したフレ
    ームに対してステアリングシャフトを回転自在に軸支す
    るステアリング軸支部後部からフレーム後方に向けてフ
    レームの略中央に縦長のシートを載置し、上記ステアリ
    ングシャフトの上端に設けたバーハンドルでステアリン
    グシャフト下端とリンク結合した前車輪側のナックルア
    ームを介して第二輪を操舵するとともに、ステップを前
    後輪の間で上記シート下方のフレーム左右に配置し、か
    つシート下方に搭載したエンジンで車輪を駆動し不整地
    を走行する鞍乗型車両であって、上記エンジンを、強制
    空冷縦型エンジンとするとともに、該強制空冷縦型エン
    ジンのエンジンケースと、後車軸の車軸ハウジングとを
    伝動ケースで一体的に連結してスイングタイプのエンジ
    ンユニットを構成し、このエンジンユニットの揺動軸心
    をホイールベースセンタより前方位置のフレームに設
    け、上記強制空冷縦型エンジンの冷却風導入パイプの大
    気開口部と、該強制空冷縦型エンジンに燃料混合気を供
    給する気化器とエアクリーナとを該強制空冷縦型エンジ
    ンの前方、かつピボット部の上方位置に配置し、エアク
    リーナの大気開口部と冷却風導入パイプの大気開口部を
    上記バーハンドルとシート前端との間に設置したことを
    特徴とする不整地走行用鞍乗型車両。
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