JPS58136576A

JPS58136576A - 鞍乗型四輪車

Info

Publication number: JPS58136576A
Application number: JP57017324A
Authority: JP
Inventors: 忍堤腰; 晃後藤; 剛村上; 高坂　政男; 篠原　芳樹
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1982-02-05
Filing date: 1982-02-05
Publication date: 1983-08-13
Also published as: JPH0220475B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、操縦性能の向上を図ることができる鞍乗型四
輪車に関する。

不整地走行用として用いられる車両は、運転者が搭乗し
て走行するときにバランスがとりやすく、操縦性の良い
ことが要求される。そこで、従来では二輪車を改良した
三輪車が広く用いられていたが、急旋回に際１７て、運
転者の体重の移動が必要となり、体重の移動に伴なって
車体の安定性が悪くなる。

一方、通常の四輪車では、操舵機構を操舵するハンドル
としては丸ハンドルや飛行機式のハンドルとなり、かつ
シートが着座式のものになるので、体重の移動による急
旋回や、車両のバランスを取るのがむずかしくなる欠点
がある。

本発明は、上記従来技術の欠点を解決し、操縦性能およ
び安定性の向上を図ることができる鞍乗型四輪車を提供
することを目的とする。

本発明の特徴としては、前車輪と後車輪を各二輪設け、
これら各車輪にバルーンタイヤを配装し、上記前車輪を
車軸の両側に転舵可能に支持するとともに、これら前車
輪をリンク機構を介して操舵する操舵機構を設け、かつ
該操舵機構をバーハンドルによって操作するようにした
ことＫある。

以Ｆ、図示の実施例を参照しながら本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明の鞍乗型四輪車の一実施例を示す側面図
、第２図は第１図の平面図、第３図は第１図のフレーム
構造を示す斜視図、第４図は第２図のカバーおよびシー
トなどを取除いて示す平面図である。

第１図および第２図において、１は鞍乗型に構成された
ボ、ディであり、これは第３図のように構成され喪フレ
ーム２に、前車輪３と後車輪４を各二輪設け、これら車
輪３．４には、内部の圧力が低く、地面との接触面が広
いタイヤ、いわゆるバルーンタイヤ５を配装しである。

上記車輪３．４を操舵する操舵機構には、第４図のよう
なリンク機構６および、このリンク機構６を操作するハ
ンドルには、両端部にグリップ７０１を装着したバーハ
ンドル７が用いられている。

上記フレーム２の構造を、第３図により説明する。該フ
レーム２は、それぞれ一対の上部フレーム８＊、８ｔお
よび下部フレーム９１．９！と、これら上部フレーム８
１＋８２相互間、および下部フレーム９１．９２相互間
を所定の間隔に保つ複数のスペーサ用フレームｌＯとで
構成されている。上記上部フレーム８１＋　８１は、先
端部８０１を前方、斜め下方向に折曲げ、該折曲げ部８
０２後方に、緩い角度でド方向に傾斜する傾斜部８０３
を所定長さ形成し、傾斜部８０３後方の後端部組を水平
、もしくは、わずかに上方に折曲げである。この上部フ
レーム８１１８１の先端は、前車輪３を支持する車軸１
１に連結され、かつ先端部８０１相互間には、フロント
カバー１２をネジ市めするためのコ字型の固定用フレー
ム１３が装着されている。上部フレーム８１８２の折曲
げ部８０２には、上記バー７・ンドル７のステアリング
シャフト１４を支持するステアリングヘッド１５が設け
られている。

一方、上記下部フレーム９ｔ＊９ｔは、先端を車軸１１
に連結され、後端部９０１を折曲げて、立−ヒらせ、上
記上部フレーム８１１８！の後端部８０４にそれぞれ連
結されている。該下部フレーム９１．９ｔの途中には、
運転者用のステップ１６が装着されており、該ステップ
１６はパ一方式を採用し、かつ、このステップ１６は前
車輪３と後車輪４の外側を結ぶ線よりも内側に位置する
ように設けられている。下部フレーム９１１９２の折曲
げ部９０２には、後車輪４の駆動軸１７を支持する支持
邪知が設けられている。

これら、上部フレーム８１．８＋＋と下部フレーム９１
＋９１とで形成される空間部Ａに、エンジン１８および
燃料タンク１９などが塔載される。

次に、上記前車輪３を操舵する操舵機構を第４図により
説明する。

前車輪３は、第５図および第６図のように車軸１１０両
端部に装着されたコ字状のフレーム加に、転舵可能に堰
付けられており、この取付構造はキングピン４によって
、車輪支持軸２２に一体に設けられた支持パイプ２２ａ
を、フレーム２０に軸支することによって行なわれる。

この支持パイプ２２ａとキングピン２１との間には、ス
ペーサ２２１．およびブツシュｍが遊嵌されている。

ステアリングシャフト１４は上記ステアリングヘッド１
５に第７図および第８図のように１樹脂１５１を介して
ボルト締めされて上端部を回動可能に支持されるととも
に、その下端を車軸１１の中間位置に設けられた支持部
おに回動可能に支持されている。このステアリングシャ
フト１４の下端部にはアームスが装着されており、この
アームスには左右のタイロッドあの一端部が、ビ／２６
を介して回転自在に支持されている。皺タイロッド四の
他端部はピン２７によって車輪支持軸２２に装着された
アーム四に回転自在に支持されている。これＫよって、
ステアリングシャフト１４と前車輪３は、リンク機構６
によって結合され、パーハンドル７の操作によって前車
輪３が操舵される。

一方、上記後車輪４は、エンジン１８からの動力を図示
しない動力伝達機構を介して伝達される後車軸１７に支
持されている。

次に、第１図および第２図に戻って、ボディ１の外装と
して配設されるカバーは、上記フロントカバー１２と、
これと組合わされるリヤカバー四とで二分割に構成され
ており、これらフロントカバー１２およびリヤカバー２
９は、それぞれフロントフェンダ−１２１およびリヤフ
ェンダ−２９１を一体に形成している。フロントカバー
１２には、フロントフェンダ−１２１間のカバー前面に
、空気取入口３０およびネジ孔３１を設け、該ネジ孔３
１を介してフロントカバー１２は固定用フレーム１３に
ネジ止めされる。さらに、このフロントカバー１２には
、その後端部に、ネジ孔３２を穿設した突出片おが設け
られ、この突出片３３を上記上部フレーム８ｘ−８ｘの
傾斜部８０３に設けられたネジ孔誦を穿設した突出片部
にネジ止めしている。一方、リヤカバー９は、上面を開
口２９２し、この開口部２９２の下方にエンジン１８お
よび燃料タンク１９が配設される。このリヤカバー２９
は、上記上部フレーム８１．８１に数カ所でネジ止めさ
れ、該リヤカバー四の上部に７−）３５が載置される。

一方、上記車軸１１には、ボディ１の前面を保護するた
めのバンパー３６が装着されてお抄、このバンパー謁は
、逆Ｕ字状に折曲げた主パイプ３７と、この主パイプ３
７０対向部分に掛は渡された複数本の補助パイプ羽とで
構成されている。

上記主パイプ３７は、車体を持ち上げる際の持上げ用ハ
ンドルとして用いることもできる。なお、該バンパー３
６の下部側に保護プレート３９を装着すれば、より一層
、安全を図ることができる。

上記本発明による鞍乗型四輪車を運転する際には、運転
者は、シー）３５に跨がって足をステップ１６に置き、
パーハンドル７のグリップ７０１を両手で握って走行す
る。そして、左折あるいは右折、旋回等を行なうには、
普通の二輪車のように、バーハンドル７を所望の進行方
向に回動させる。これに応じて、ステアリングシャフト
１４が所定角度、回動し、アームスの回動に伴なって、
リンク機構６を作動する。これによって、前車輪３は、
必要な角度だけ、転舵され、車体の進行方向が変えられ
る。そして、急旋回などを行なう場合には、バーハンド
ル７の向きを変えると同時に、体重の移動を行なうと、
内輪側のバルーンタイヤ５が凹み、これが、通常の四輪
車の差動歯車と同様の機能を果たして、急旋回などが行
なわれる。

また、走行時、ボディｌの前面に衝突する石などの障害
物は、バンパー訪によって保護される。このバンパー謁
は、ボディ１の向きを変える際には、ボディ１を持上げ
るハンドルとして用いることができる。

以上述べたように、本発明の鞍乗型四輪単によれば、次
のような効果を有する。

前車輪と後車輪を各二輪設け、これら各車輪にバルーン
タイヤを配装し、上記前車輪を車軸の両側に転舵可能に
支持するとともに、これら前車輪を操舵する操舵機構を
パーハンドルによって操作するようＫしたので、三輪車
に比べて安定性があり、かつバルーンタイヤの特性によ
って急旋回などが可能となる。ま九、シートが鞍乗型で
あるとともに、バーハンドルで、がっバーステップを採
用していることから、二輪車の感覚で操縦できるととも
に、急旋回などに際しての体重移動が容易である。さら
に１操舵機構トシて、リンク機構を採用したので、車軸
の向きは変えずに前車輪を容易に転舵することができる
。またさらに、前車輪の車軸に持上げ用のハンドルを兼
ねたバンパーを取付けたので、走行時に、ボディの前面
に石などの障害物が衝突するのを防止できる。また、フ
ロントフェンダ−間のカバー前面に空気取入口を設けた
ので、走行時におけるエンジンの冷却効率が向上する。

カバーをフロントカバーとりャカバーの二つに分けたの
ｆ、取付け、取外しが容易である。また、シートを取外
すことで、エンジンその他の整備を容易に行なうことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の鞍乗型四輪車の一実施例
を示し、第１図は側面図、第２図は平面図である。第３
図は第１図のフレーム構造を示す斜視図、第４図は第２
図のカバーおよびシートなどを取除いて示す平面図、第
５図は車軸と前車輪との結合部を示す断面図、第６図は
第５図のＡ−Ａ線断面図、第７図はステアリングシャフ
トの支持構造を示す部分断面図、第８図は第７図のＡ−
Ａ線断面図である。１・・・・・・ボディ、　　　　２・・・・・・フレー
ム、３・・・・・・前車輪、　　　４・・・・・・後車
輪、５・・・・・・バルーンタイヤ、６・・・・・・リ
ンク機構、７゛・・・・・・バーハンドル、１１・・・
・・・車軸、１２・・・・・・フロントカバー、１４・
・・・・・ステアリングシャフト、１６・・・・・・ス
テラフ、　　２４．２８・・・・・・アーム、四・・・
・・・リヤカバー、　　蜀・・・・・・空気取入口。３６０・…バンパー０

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　前車輪と後車輪を各二輪設け、これら各車輪
にバルーンタイヤを配装し、上記前車輪を車軸の両側に
転舵可能に支持するとともに、これら前車輪を操舵する
操舵機構をバーハンドルによって操作するようにしたこ
とを特徴とする鞍乗型四輪車。
（２）上記前車輪をキングピン方式により車軸に支持す
るとともに、上記バーハンドルのステアリングシャフト
にアームを設け、皺アームと、上記前車輪側に設けられ
九アームとをリンク結合したことを特徴とする特許請求
の範囲第（１）項に記載の鞍乗型四輪車。
（３）上記前車輪の径が後車輪２の径よりも小さいこと
を特徴とする特許請求の範囲第（１）項または第（２）
項忙記載の鞍乗型置・輪車。
（４）ステップがパ一方式であり、かつ前車輪と後車輪
の外側を結ぶ線よりもステップが内側に位置しているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項ないし第（３
）項にいずれか記載の鞍乗型四輪車。
（５）上記前車輪の車軸に、持上げ用のハンドルを兼ね
るバンパーを取付けたことを特徴とする特許請求の範囲
第（１）項ないし第（４）項にいずれか記載の鞍乗型四
輪車。
（６）　　フロントフェンダ−間のカバー前面に空気取
入口を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項ないし第（５）項にいずれか記載の鞍乗型四輪車。
（７）　　フロントフェンダ−を一体に形成したフロン
トカバーと、リヤフェンダ−を一体に形成したリヤカバ
ーとでカバーが形成されていることを特徴とする特許請
求の範囲第（１）項ないし第（６）項にいずれか記載の
鞍乗型四輪車。