JPH0513623Y2 - - Google Patents

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JPH0513623Y2
JPH0513623Y2 JP1987145157U JP14515787U JPH0513623Y2 JP H0513623 Y2 JPH0513623 Y2 JP H0513623Y2 JP 1987145157 U JP1987145157 U JP 1987145157U JP 14515787 U JP14515787 U JP 14515787U JP H0513623 Y2 JPH0513623 Y2 JP H0513623Y2
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JP
Japan
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body frame
engine
vehicle body
transmission case
vehicle
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JP1987145157U
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JPS6449498U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、エンジン本体と、エンジン本体から
の駆動力を後輪に伝達すべくエンジン本体の一側
部から後方側に延設される伝動ケース内に収納さ
れる巻掛け伝動機構とが車体フレームのほぼ中央
部に搭載され、巻掛け伝動機構の後部出力軸が、
車体フレームに軸支された後輪に副伝動機構を介
して連結される鞍乗型車両に関する。
(2) 従来の技術 従来、エンジン本体と巻掛け伝動機構とから成
るエンジンユニツトの前端部を揺動可能に車体フ
レームに支持するとともに、懸架手段を介してエ
ンジンユニツトの後端部を車体フレームに支持
し、該エンジンユニツトの後端部で後車軸を支持
するようにした鞍乗型車両が、特開昭62−20721
号公報により知られている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記従来のものでは、エンジンユニツトを揺動
可能として車体フレームに支持することによりエ
ンジンの振動が車体フレームに伝わることを防止
することができる。しかるに、後車輪が車体フレ
ームに直接支持されているような鞍乗型車両で
は、上記従来のような支持構造をとると、エンジ
ン振動が車体フレームに直接伝達され、しかもエ
ンジンユニツトの重量がタイヤに一気にかかつて
接地性が劣ることになる。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、エンジン振動の車体フレームへの伝達を抑
制するとともにタイヤの接地性を向上するように
した鞍乗型車両を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、エンジン本体の前部は、上下
の揺動動作を可能とすべくリンクを介して車体フ
レームに連結され、伝動ケースの後部は車体フレ
ームに軸支される。
(2) 作用 上記構成によれば、エンジン本体および伝動ケ
ースは、その前部が上下に揺動するようにして車
体フレームに支持されることになり、エンジン振
動の車体フレームへの加振力を低減するととも
に、エンジン重量がタイヤに一気にかかることを
防止してタイヤの接地性を向上することができ
る。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第1図および第2図において、車体フ
レーム1のほぼ中央部には、エンジン本体2と、
そのエンジン本体2からの駆動力を左右一対の後
輪Wrに伝達するための巻掛け伝動機構3とを収
納した伝動ケース4とが搭載され、車体フレーム
1の前部には左右一対の前輪Wfが懸架され、ま
た車体フレーム1の後部には左右一対の後輪Wr
が直接軸支される。
前輪Wfは車体フレーム1の上部前端に軸支さ
れる棒状の操向ハンドル5により操向可能であ
る。また前記巻掛け伝動機構3の後部の出力軸3
aと、後輪Wrとは副伝動機構としてのチエーン
駆動機構6を介して連結されており、エンジン本
体2から巻掛け伝動機構3に伝達された駆動力
が、さらにチエーン駆動機構6を介して後輪Wr
に伝達される。
前輪Wfの上方には、車体フレーム1に支持さ
れるフロントフエンダ7が配設され、後輪Wrの
上方には車体フレーム1に支持されるリヤフエン
ダ8が配設される。また車体フレーム1には、エ
ンジン本体1の上方で燃料タンク9が取付けら
れ、さらにこの燃料タンク9の後部上面を覆つて
後方側に延びる操縦者用シート10が着脱可能に
取付けられる。さらに前輪Wfの後方側斜め上方
位置で車体フレーム1には、エアクリーナ11が
配設される。
巻掛け伝動機構3を収納した伝動ケース4は、
エンジン本体2の一側側部から後方側に延設され
るものであり、この伝動ケース4の後端部は、支
軸12を介して車体フレーム1に軸支される。ま
た伝動ケース4と一体であるエンジン本体2の前
端下部は、左右一対のリンク13を介して車体フ
レーム1に連結される。すなわち、リンク13の
後端は軸14を介してエンジン本体2の前端下部
に連結されており、車体フレーム1に固設された
ブラケツト15にリンク13の前端が軸16を介
して連結される。したがつて、エンジン本体2お
よび伝動ケース4は、支軸12を支点として上下
に揺動可能である。
リンク13の上部および下部には、ゴム製スト
ツパ17,18が固設されており、これらのスト
ツパ17,18に当接してエンジン本体2および
伝動ケース4の上下揺動を規制すべく、車体フレ
ーム1には、ストツパ17,18に当接可能な規
制突部19,20が突設される。
ところで、上述のようにエンジン本体2および
伝動ケース4が上下に揺動するのに伴い、車体フ
レーム1に固定される補機類ならびに前記エンジ
ン本体2および伝動ケース4間を結ぶダクト類
は、エンジン本体2および伝動ケース4の上下揺
動が補機類に及ばないように形成される。すなわ
ち、エンジン本体2に冷却空気を供給するための
ダクト21、キヤブレータ22およびエアクリー
ナ11間を連結する吸気管23等は蛇腹状パイプ
により形成される。またエンジン本体2に連なる
排気管24の途中のマフラ25は、ゴムマウント
26を介して車体フレーム1に支承されたステー
タ27の下端にゴムマウント28を介して連結さ
れる。
次にこの実施例の作用について説明すると、鞍
乗型車両の走行中にエンジン本体2で生じる振動
の車体フレーム1への伝達は、エンジン本体2お
よび伝動ケース4の前部が上下に揺動することに
より弱められる。すなわち、リンク13のストツ
パ17,18が規制突部19,20に当接する範
囲で、エンジン本体2および伝動ケース4は支軸
12を支点として上下に揺動し、それによりエン
ジン本体2から車体フレーム1への加振力が低減
され、車体振動が低減される。
また凹凸路を走行中に、エンジン本体2の重量
が車体フレーム1に一気にかかることが抑制され
るので、前輪Wfおよび後輪Wrのタイヤの接地性
が向上し、凹凸路を円滑に走行することを可能に
して乗心地が向上する。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、エンジン本体の
前部は、上下の揺動動作を可能とすべくリンクを
介して車体フレームに連結され、伝動ケースの後
部は車体フレームに軸支されるので、エンジン本
体および伝動ケースの前部が上下に揺動すること
を可能とし、エンジン本体の振動が車体フレーム
に直接伝わることを抑制して振動低減を図るとと
もに、エンジン本体重量が車体フレームに一気に
かかることを回避してタイヤの接地性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は側面図、第2図は要部破断平面図である。 1……車体フレーム、2……エンジン本体、3
……巻掛け伝動機構、3a……出力軸、4……伝
動ケース、6……副伝動機構としてのチエーン駆
動機構、13……リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体と、エンジン本体からの駆動力を
    後輪に伝達すべくエンジン本体の一側部から後方
    側に延設される伝動ケース内に収納される巻掛け
    伝動機構とが車体フレームのほぼ中央部に搭載さ
    れ、巻掛け伝動機構の後部出力軸が、車体フレー
    ムに軸支された後輪に副伝動機構を介して連結さ
    れる鞍乗型車両において、エンジン本体の前部
    は、上下の揺動動作を可能とすべくリンクを介し
    て車体フレームに連結され、伝動ケースの後部は
    車体フレームに軸支されることを特徴とする鞍乗
    型車両。
JP1987145157U 1987-09-22 1987-09-22 Expired - Lifetime JPH0513623Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987145157U JPH0513623Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987145157U JPH0513623Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6449498U JPS6449498U (ja) 1989-03-27
JPH0513623Y2 true JPH0513623Y2 (ja) 1993-04-12

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ID=31413502

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