JP2001088763A - スクータ型自動二輪車 - Google Patents
スクータ型自動二輪車Info
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Abstract
ィーリングおよび操縦性を損なわないスクータ型自動二
輪車を提供するにある。 【解決手段】前輪4を支持するフロントフォーク5を左
右に操舵可能に支持するヘッドパイプ3と乗員着座用の
運転シート16との間の車体1を下方に略U字状に湾曲
させて車体1の幅方向に延びる足通し空間18を形成
し、その底部の左右に乗員が足を載せるフットレストフ
ロア19を形成すると共に、このフットレストフロア1
9の中央部に前後に延びて上方に突出するトンネル形状
20が形成されたスクータ型自動二輪車1において、後
部に変速装置39を一体に備え、前部に二本のシリンダ
22a,22bが側面視でV型に配置されたエンジン7
を車体1に固定すると共に、エンジン7のクランクシャ
フト25を足通し空間18の底部下方に配置したもので
ある。
Description
輪車に関する。
よびエンジンの大型化により、従来からのエンジンと動
力伝導部とを一体化したスイング式エンジンユニットを
車体にスイング自在に取り付ける方法は適用が困難にな
ってきている。その理由としては、エンジンの大型化に
伴ってエンジンユニットが長くなり、車両の全長が長く
なってしまうと共に、車両の重心が後方に寄ってしまっ
て操舵性が低下するといった問題がある。
定し、動力伝導部のみを車体にスイング自在に取り付け
ることによりエンジン本体を車体の前方寄りに配置可能
にしたものがある(例えば特開平11−129969号
公報参照)。
タ型自動二輪車は運転シートの前方が下方に大きく略U
字状に湾曲して車体の幅方向に延びる足通し空間を形成
する独特の外観形状を有するため、エンジン本体を車体
の前方寄りに配置するとこの足通し空間に干渉するおそ
れがある。
を並列多気筒に配列した場合、足通し空間の底部に形成
される、乗員が足を載せるためのフットレストフロアに
まで干渉し、乗車フィーリングおよび操縦性に影響を与
える。
もので、エンジンの重心を前方に配置しながらも乗車フ
ィーリングおよび操縦性を損なわないスクータ型自動二
輪車を提供することを目的とする。
自動二輪車は、上述した課題を解決するために、請求項
1に記載したように、前輪を支持するフロントフォーク
を左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員着座用
の運転シートとの間の車体を下方に略U字状に湾曲させ
て車体の幅方向に延びる足通し空間を形成し、その底部
の左右に乗員が足を載せるフットレストフロアを形成す
ると共に、このフットレストフロアの中央部に前後に延
びて上方に突出するトンネル形状が形成されたスクータ
型自動二輪車において、後部に変速装置を一体に備え、
前部に二本のシリンダが側面視でV型に配置されたエン
ジンを上記車体に固定すると共に、上記エンジンのクラ
ンクシャフトを上記足通し空間の底部下方に配置したも
のである。
求項2に記載したように、上記二本のシリンダのうち、
側面視で上側に配置されるシリンダを上記ヘッドパイプ
に指向させ、上記足通し空間前方に形成される立上がり
部に沿って配置すると共に、この上側シリンダの中心線
を上記車体の進行方向中心線と略一致するように配置し
たものである。
請求項3に記載したように、上記上側シリンダと上記ヘ
ッドパイプとの間に形成される空間にエンジン吸気系機
器を配置し、このエンジン吸気系機器から上記各シリン
ダの上面に吸気管を接続したものである。
に、請求項4に記載したように、上記変速装置はVベル
ト式自動変速装置であって、ドライブプーリを備えたド
ライブシャフトと、ドリブンプーリを備えたドリブンシ
ャフトとを備え、両プーリ間にVベルトが張架されると
共に、上記ドライブシャフトを上記クランクシャフトと
は別体に設け、上記ドライブプーリおよび上記ドリブン
プーリを上記Vベルトの巻き掛け軸線が上記車体の進行
方向中心線と略一致するように配置したものである。
請求項5に記載したように、上記クランクシャフト、上
記Vベルト式自動変速装置のドライブシャフトおよびド
リブンシャフトを略水平な同一平面上に配置すると共
に、少なくとも上記ドライブシャフトおよび上記ドリブ
ンシャフトを上記運転シート下方の車体下部に配設し、
上記Vベルト式自動変速装置の上方に燃料タンクや物品
収納室等の収納容器を配置したものである。
基づいて説明する。
動二輪車の一例を示す左側面図である。また、図2はこ
の自動二輪車の内部構造を示す左側面図である。図1お
よび図2に示すように、このスクータ型自動二輪車1は
車体フレーム2を有し、この車体フレーム2の前端には
ヘッドパイプ3が設けられる。ヘッドパイプ3には前輪
4を回動自在に支持するフロントフォーク5やハンドル
バー6等が設けられ、このハンドルバー6により前輪4
が左右に回動自在に操舵される。
が搭載され、固定される。また、エンジン7の後部には
伝導ユニット8が配置され、この伝導ユニット8の前部
が車体フレーム2に設けられたピボット部9にスイング
自在に枢着される。
ねており、ショックアブソーバ10により車体フレーム
2に弾性的に且つ揺動可能に支持される。そして、伝導
ユニット8の後端に駆動輪である後輪11が保持され
る。
よびエンジン排気系機器13が接続されると共に、エン
ジン7の後上部には燃料の収納容器である燃料タンク1
4が配置される。また、燃料タンク14の後方、後輪1
1の上方には図示しないヘルメットや荷物、工具等の収
納容器である物品収納室15が設けられる。さらに、燃
料タンク14および物品収納室15の上方にはこの物品
収納室15の蓋を兼ねた乗員着座用の運転シート16が
開閉自在に設置される。そして、車体フレーム2はその
廻りを例えば合成樹脂成形品である車体カバー17によ
り覆われる。
の間の車体フレーム2および車体カバー17は下方に大
きく略U字状に湾曲して車体1の幅方向に延びる足通し
空間18を形成し、その底部の左右に乗員が足を載せる
低床のフットレストフロア19が形成される。また、フ
ットレストフロア19の中央部には前後に延びて上方に
突出するトンネル形状20が形成される。
1の平面図であり、エンジン7および伝導ユニット8は
図2のIII−III線に沿う断面図で示すと共に、他
は想像線(二点鎖線)で示す。さらに、図4は図3に示
すエンジン7および伝導ユニット8の拡大平断面図であ
る。
ジン7は主にエンジンケース21およびシリンダ22
a,22bから構成され、シリンダ22a,22b内の
ピストン23の往復運動がコンロッド24を介してエン
ジンケース21内を車幅方向に延びるクランクシャフト
25を回転運動させる。また、このエンジン7は一本の
クランクシャフト25を共有する二本のシリンダ22
a,22bが側面視で90°以下の挟み角で配置された
いわゆるV型エンジンである。そして、このエンジン7
のクランクシャフト25は上記足通し空間18の底部下
方に配置される。なお、エンジン7は二本のシリンダ2
2a,22bの挟み角が90°のL型エンジン(図示せ
ず)でも良い。
面視で上側に配置されるシリンダ22aは前記ヘッドパ
イプ3を指向し、足通し空間18前方に形成される立上
がり部26に沿って配置される。また、この上側シリン
ダ22aはその中心線27が車体1の進行方向中心線2
8と略一致するように配置される。そして、側面視で下
側に配置されるシリンダ22bは略水平に配置される。
プ3との間に形成される空間には前記エンジン吸気系機
器12を構成する例えばエアクリーナケース29が配置
され、このエアクリーナケース29から各シリンダ22
a,22bの上面に吸気管30が接続される。また、エ
アクリーナケース29近傍の上記足通し空間18の立上
がり部26には吸気口31が形成され、この吸気口31
近傍にエアクリーナケース29のインレットパイプ32
およびフィルタ33が配置されると共に、この吸気口3
1は開閉自在のリッド34によって塞がれる。
には(上側シリンダ22aにおいては不図示)前記エン
ジン排気系機器13を構成するエキゾーストパイプ35
が接続されて後方に向かって延び、この下流端にはマフ
ラ36が接続される。
ジン7は水冷式であって、冷却水を冷却するラジエター
37が備えられる。ラジエター37は例えば左右一対の
もので、前輪4とエンジン7の前部との間の車体カバー
17内に車両の進行方向に向かって広がるハの字状に配
置される。
室38が形成され、このミッション室38内にVベルト
式自動変速装置39が配置される。この変速装置39は
ドライブプーリ40を備えた、上記クランクシャフト2
5とは別体のドライブシャフト41と、ドリブンプーリ
42を備えたドリブンシャフト43とを有し、ドライブ
シャフト41はクランクシャフト25の後方にこのクラ
ンクシャフト25と平行に配置されると共に、このドラ
イブシャフト41の後方にドリブンシャフト43がドラ
イブシャフト41と平行に配置される。
ギヤ44が設けられると共に、ドライブシャフト41の
一端にはドリブンギヤ45が設けられ、これらのギヤ4
4,45は例えばアイドラギヤ46によって作動連結さ
れてクランクシャフト25の回転がドライブシャフト4
1に伝達される。なお、アイドラギヤ46の代りにチェ
ーン(図示せず)で両ギヤ44,45を作動連結しても
よい。
リ42との間にはVベルト47が張架され、このVベル
ト47を介してドリブンプーリ42にエンジン7の回転
駆動力が伝達される。そして、ドライブプーリ40およ
びドリブンプーリ42はVベルト47の巻き掛け軸線4
8が車体1の進行方向中心線28と略一致するように配
置される。
7の回転駆動力はプロペラシャフト49を介して後輪1
1のアクスルシャフト50に伝達される。プロペラシャ
フト49は前部シャフト49a、中間部シャフト49b
および後部シャフト49cに三分割され、車体1の進行
方向中心線28と平行にオフセットして配置される。
aはミッション室38のドリブンシャフト43端部近傍
に配置され、ベベルギヤ51を介してドリブンシャフト
43の回転が90°変換されて前部シャフト49aに伝
達される。一方、プロペラシャフト49の中間部シャフ
ト49bおよび後部シャフト49cは前記伝導ユニット
8内に配置され、中間部シャフト49bと後部シャフト
49cとの間にはクラッチ機構52が配置される。この
クラッチ機構52は電磁制御式湿式多板のものを図示し
ているが、他の構造、例えば遠心式のクラッチ機構(図
示せず)でもよい。
は、詳細には図示しないが電気的に断続制御可能で伝達
トルクの小さいパイロットクラッチと、このパイロット
クラッチに比べて大きなトルクを伝達可能なメインクラ
ッチとを備え、パイロットクラッチを接続することによ
りメインクラッチとの間に回転位相差が生じ、この回転
位相差がパイロットクラッチに設けられたカム機構によ
りメインクラッチのプレッシャプレートの押圧力に変換
されると共に増幅され、大きなトルクの伝達を可能にす
るものである。電磁制御のパイロットクラッチが小型に
形成できることにより、クラッチのレスポンスが向上す
ると同時に、メインクラッチの小型化も可能となり、エ
ンジン7全体の小型化にも繋がる。
ト49bとの間は例えばユニバーサルジョイント53で
連結され、伝導ユニット8がピボット部9を中心に上下
に揺動してもエンジン7回転力の伝達を妨げない。
には上記アクスルシャフト50が配置され、ベベルギヤ
54を介してプロペラシャフト49の回転が90°変換
されてアクスルシャフト50に伝達される。
シャフト41およびドリブンシャフト43は、図2に示
すように、略水平な同一平面上に配置されると共に、少
なくともVベルト式自動変速装置39のドライブシャフ
ト41およびドリブンシャフト43は運転シート16下
方の車体1下部に配設される。さらに、これらのドライ
ブシャフト41およびドリブンシャフト43と運転シー
ト16の下部との間に前記燃料タンク14が配置され
る。なお、上述した実施形態においては運転シート16
の前下部に燃料タンク14を、また、後下部に物品収納
室15を配置した例を示したが、これらの配置は前後逆
でも良く、さらに、燃料タンク14や物品収納室15の
他に、他の目的の収納容器を配置しても良い。
る。
載されるエンジン7に、二本のシリンダ22a,22b
が側面視でV型に配置されたエンジン7を用いたことに
より、二本のシリンダを車体の幅方向に並列に配置した
従来のエンジン(図示せず)に比べてエンジン7の幅を
狭くできる。その結果、ヘッドパイプ3と運転シート1
6との間の足通し空間18の底部に形成される左右のフ
ットレストフロア19を幅広く形成でき、例えエンジン
7を車体1の前寄りに配置しても乗車フィーリングおよ
び操縦性がよい。
ち、側面視で上側に配置されるシリンダ22aをヘッド
パイプ3に指向させ、足通し空間18前方に形成される
立上がり部26に沿って配置すると共に、この上側シリ
ンダ22aの中心線27を車体1の進行方向中心線28
と略一致するように配置したことにより、フットレスト
フロア19中央部に形成されるトンネル形状20の幅を
狭くできる。その結果、フットレストフロア19をさら
に幅広く形成でき、また、足通し空間18も広くとれる
ので乗降時の跨ぎ性も向上する。
号公報に記載された従来の自動二輪車に比べてエンジン
7をさらに前輪4に近接して配置できる。その結果、車
両の前後輪分担荷重を前輪4と後輪11とで等分に分担
でき、分担率が理想的になって操縦安定性が向上する。
3との間に形成される空間にエンジン吸気系機器12、
例えばエアクリーナケース29を配置し、このエアクリ
ーナケース29から各シリンダ22a,22bの上面に
吸気管30を接続したことにより、吸気の流れを直線的
に設定でき、エンジン7の出力が向上する。
エアクリーナケース29の吸気口31を形成し、この吸
気口31を開閉自在のリッド34で塞ぐようにしたこと
により、エアクリーナケース29に泥や埃が吸入されに
くくなると共に、フィルタ33のメンテナンス性が向上
する。
4とエンジン7の前部との間の車体カバー17内に車両
の進行方向に向かって広がるハの字状に配置したことに
より、フロントフォーク5の外側を通る走行風によって
冷却水の冷却効率が向上すると共に、左右のラジエター
37間を通過する走行風をエンジン7に導くことがで
き、エンジン7の冷却効率も向上する。
9号公報に記載された従来の自動二輪車搭載のVベルト
式自動変速装置はクランクシャフトの端部にドライブプ
ーリが配置されているため、エンジンの横幅が大きくな
ってクランクシャフトを足通し空間の底部下方に配置す
ることが困難であるが、ドライブプーリ40を備えたド
ライブシャフト41をクランクシャフト25とは別体に
配置し、ドライブプーリ40およびドリブンプーリ42
をVベルト47の巻き掛け軸線48が車体1の進行方向
中心線28と略一致するように配置したことにより、エ
ンジン7の横幅を狭くすることができてクランクシャフ
ト25を足通し空間18の底部下方に配置することが可
能となる。
シャフト41およびドリブンシャフト43を略水平な同
一平面上に配置すると共に、少なくともVベルト式自動
変速装置39のドライブシャフト41およびドリブンシ
ャフト43を運転シート16下方の車体1下部に配設し
たことにより、変速装置39の高さを低くでき、その上
方に燃料タンク14や物品収納室15等の収納容器を配
置すればその内容量を大きく確保できる。
ータ型自動二輪車によれば、前輪を支持するフロントフ
ォークを左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員
着座用の運転シートとの間の車体を下方に略U字状に湾
曲させて車体の幅方向に延びる足通し空間を形成し、そ
の底部の左右に乗員が足を載せるフットレストフロアを
形成すると共に、このフットレストフロアの中央部に前
後に延びて上方に突出するトンネル形状が形成されたス
クータ型自動二輪車において、後部に変速装置を一体に
備え、前部に二本のシリンダが側面視でV型に配置され
たエンジンを上記車体に固定すると共に、上記エンジン
のクランクシャフトを上記足通し空間の底部下方に配置
したため、フットレストフロアを幅広く形成でき乗車フ
ィーリングおよび操縦性が向上する。
で上側に配置されるシリンダを上記ヘッドパイプに指向
させ、上記足通し空間前方に形成される立上がり部に沿
って配置すると共に、この上側シリンダの中心線を上記
車体の進行方向中心線と略一致するように配置したた
め、フットレストフロアをさらに幅広く形成でき、ま
た、乗降時の跨ぎ性も向上すると共に、車両の前後輪分
担荷重を前輪と後輪とで理想的に分担でき、操縦安定性
が向上する。
イプとの間に形成される空間にエンジン吸気系機器を配
置し、このエンジン吸気系機器から上記各シリンダの上
面に吸気管を接続したため、吸気の流れが直線的になっ
て、エンジンの出力が向上する。
動変速装置であって、ドライブプーリを備えたドライブ
シャフトと、ドリブンプーリを備えたドリブンシャフト
とを備え、両プーリ間にVベルトが張架されると共に、
上記ドライブシャフトを上記クランクシャフトとは別体
に設け、上記ドライブプーリおよび上記ドリブンプーリ
を上記Vベルトの巻き掛け軸線が上記車体の進行方向中
心線と略一致するように配置したため、エンジンの横幅
を狭くすることができる。
ルト式自動変速装置のドライブシャフトおよびドリブン
シャフトを略水平な同一平面上に配置すると共に、少な
くとも上記ドライブシャフトおよび上記ドリブンシャフ
トを上記運転シート下方の車体下部に配設し、上記Vベ
ルト式自動変速装置の上方に燃料タンクや物品収納室等
の収納容器を配置したため、Vベルト式自動変速装置の
高さを低くでき、その上方に配置される収納容器の内容
量を大きく確保できる。
態を示す左側面図。
図。
り、エンジンおよび伝導ユニットは図2のIII−II
I線に沿う断面図。
平断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 前輪を支持するフロントフォークを左右
に操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員着座用の運転
シートとの間の車体を下方に略U字状に湾曲させて車体
の幅方向に延びる足通し空間を形成し、その底部の左右
に乗員が足を載せるフットレストフロアを形成すると共
に、このフットレストフロアの中央部に前後に延びて上
方に突出するトンネル形状が形成されたスクータ型自動
二輪車において、後部に変速装置39を一体に備え、前
部に二本のシリンダ22a,22bが側面視でV型に配
置されたエンジン7を上記車体1に固定すると共に、上
記エンジン7のクランクシャフト25を上記足通し空間
18の底部下方に配置したことを特徴とするスクータ型
自動二輪車。 - 【請求項2】 上記二本のシリンダ22a,22bのう
ち、側面視で上側に配置されるシリンダ22aを上記ヘ
ッドパイプ3に指向させ、上記足通し空間18前方に形
成される立上がり部26に沿って配置すると共に、この
上側シリンダ22aの中心線27を上記車体1の進行方
向中心線28と略一致するように配置した請求項1記載
のスクータ型自動二輪車。 - 【請求項3】 上記上側シリンダ22aと上記ヘッドパ
イプ3との間に形成される空間にエンジン吸気系機器1
2を配置し、このエンジン吸気系機器12から上記各シ
リンダ22a,22bの上面に吸気管30を接続した請
求項1記載のスクータ型自動二輪車。 - 【請求項4】 上記変速装置39はVベルト式自動変速
装置であって、ドライブプーリ40を備えたドライブシ
ャフト41と、ドリブンプーリ42を備えたドリブンシ
ャフト43とを備え、両プーリ40,42間にVベルト
47が張架されると共に、上記ドライブシャフト41を
上記クランクシャフト25とは別体に設け、上記ドライ
ブプーリ40および上記ドリブンプーリ42を上記Vベ
ルト47の巻き掛け軸線48が上記車体1の進行方向中
心線28と略一致するように配置した請求項1記載のス
クータ型自動二輪車。 - 【請求項5】 上記クランクシャフト25、上記Vベル
ト式自動変速装置39のドライブシャフト41およびド
リブンシャフト43を略水平な同一平面上に配置すると
共に、少なくとも上記ドライブシャフト41および上記
ドリブンシャフト43を上記運転シート16下方の車体
1下部に配設し、上記Vベルト式自動変速装置39の上
方に燃料タンク14や物品収納室15等の収納容器を配
置した請求項4記載のスクータ型自動二輪車。
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