JPH08210208A - 小型車両用パワーユニット - Google Patents
小型車両用パワーユニットInfo
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- JPH08210208A JPH08210208A JP7015321A JP1532195A JPH08210208A JP H08210208 A JPH08210208 A JP H08210208A JP 7015321 A JP7015321 A JP 7015321A JP 1532195 A JP1532195 A JP 1532195A JP H08210208 A JPH08210208 A JP H08210208A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B77/00—Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
- F02B77/11—Thermal or acoustic insulation
- F02B77/13—Acoustic insulation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Acoustics & Sound (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】部品点数や組立行程数を増加させることなく動
力伝達装置の騒音を防音できる小型車両用パワーユニッ
トを提供するにある。 【構成】エンジン１６と、このエンジン１６の出力を後
輪１９に伝える伝導ケース１７とを一体に備えた小型車
両用パワーユニット１４において、上記伝導ケース１７
の側方に、この伝導ケース１７を覆うように形成したエ
アクリーナ３８を配置したものである。
力伝達装置の騒音を防音できる小型車両用パワーユニッ
トを提供するにある。 【構成】エンジン１６と、このエンジン１６の出力を後
輪１９に伝える伝導ケース１７とを一体に備えた小型車
両用パワーユニット１４において、上記伝導ケース１７
の側方に、この伝導ケース１７を覆うように形成したエ
アクリーナ３８を配置したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は小型車両用パワーユニッ
トに関する。
トに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、スクータ型小型車両の多くは、
エンジンと動力伝達装置と後輪とが一体的に構成された
パワーユニットを備えている。このようなパワーユニッ
トは、エンジンのクランクケースに連設されて後方に延
びる伝導ケースの後部に後輪が軸支されている。一般
に、伝導ケースの内部には動力伝達装置としてＶベルト
式自動変速装置と減速歯車機構とが組み込まれており、
エンジンの動力はＶベルト式自動変速装置で変速された
後に減速歯車機構によって更に減速され、後輪を駆動す
るようになっている。
エンジンと動力伝達装置と後輪とが一体的に構成された
パワーユニットを備えている。このようなパワーユニッ
トは、エンジンのクランクケースに連設されて後方に延
びる伝導ケースの後部に後輪が軸支されている。一般
に、伝導ケースの内部には動力伝達装置としてＶベルト
式自動変速装置と減速歯車機構とが組み込まれており、
エンジンの動力はＶベルト式自動変速装置で変速された
後に減速歯車機構によって更に減速され、後輪を駆動す
るようになっている。
【０００３】スクータ型小型車両の走行時には、伝導ケ
ースに内蔵された各動力伝達装置が騒音を発するため、
伝導ケースやクランクケースの肉厚を厚くして騒音を防
音していた。また、伝導ケースの外部を防音カバーで覆
うことによって騒音を防音したパワーユニットもある
（例えば特開平２−２１２２２３号公報に開示されてい
るパワーユニット）。
ースに内蔵された各動力伝達装置が騒音を発するため、
伝導ケースやクランクケースの肉厚を厚くして騒音を防
音していた。また、伝導ケースの外部を防音カバーで覆
うことによって騒音を防音したパワーユニットもある
（例えば特開平２−２１２２２３号公報に開示されてい
るパワーユニット）。
【０００４】一方、伝導ケースやクランクケースの外表
面には対錆対策のための塗装が施されている。
面には対錆対策のための塗装が施されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝導ケ
ースやクランクケースの肉厚を厚くしたり、伝導ケース
の外部を防音カバーで覆うと重量が増加してしまい、小
型車両にとっては大きなデメリットとなる。また、防音
カバーは、部品点数や組立行程数の増加となりコストア
ップに繋がる。
ースやクランクケースの肉厚を厚くしたり、伝導ケース
の外部を防音カバーで覆うと重量が増加してしまい、小
型車両にとっては大きなデメリットとなる。また、防音
カバーは、部品点数や組立行程数の増加となりコストア
ップに繋がる。
【０００６】さらに、伝導ケースやクランクケースの外
表面に塗装を施すことも行程数の増加となりコストアッ
プに繋がる。
表面に塗装を施すことも行程数の増加となりコストアッ
プに繋がる。
【０００７】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、部品点数や組立行程数を増加させることなく動
力伝達装置の騒音を防音できる小型車両用パワーユニッ
トを提供することを目的とする。
もので、部品点数や組立行程数を増加させることなく動
力伝達装置の騒音を防音できる小型車両用パワーユニッ
トを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る小型車両用
パワーユニットは、上述した課題を解決するために、請
求項１に記載したように、エンジンと、このエンジンの
出力を後輪に伝える伝導ケースとを一体に備えた小型車
両用パワーユニットにおいて、上記伝導ケースの側方
に、この伝導ケースを覆うように形成したエアクリーナ
を配置したものである。
パワーユニットは、上述した課題を解決するために、請
求項１に記載したように、エンジンと、このエンジンの
出力を後輪に伝える伝導ケースとを一体に備えた小型車
両用パワーユニットにおいて、上記伝導ケースの側方
に、この伝導ケースを覆うように形成したエアクリーナ
を配置したものである。
【０００９】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、エンジ
ンと、このエンジンの出力を後輪に伝える伝導ケースと
を一体に備えた小型車両用パワーユニットの上記伝導ケ
ースの側方に、この伝導ケースを覆うように形成したエ
アクリーナを配置したため、このエアクリーナが防音カ
バーの役割を兼ね、部品点数や組立行程数を増加させる
ことなく動力伝達装置の騒音を防音できると共に、エア
クリーナが遮蔽物となるので伝導ケースやクランクケー
スの外表面に塗装を施す必要もない。
ンと、このエンジンの出力を後輪に伝える伝導ケースと
を一体に備えた小型車両用パワーユニットの上記伝導ケ
ースの側方に、この伝導ケースを覆うように形成したエ
アクリーナを配置したため、このエアクリーナが防音カ
バーの役割を兼ね、部品点数や組立行程数を増加させる
ことなく動力伝達装置の騒音を防音できると共に、エア
クリーナが遮蔽物となるので伝導ケースやクランクケー
スの外表面に塗装を施す必要もない。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【００１１】図１は、この発明を適用したスクータ型小
型車両の一例を示す左側面図であり、その一部を破砕し
て示す。
型車両の一例を示す左側面図であり、その一部を破砕し
て示す。
【００１２】図１において、このスクータ型小型車両１
は車体フレーム２を有し、この車体フレーム２はダウン
チューブ３と、このダウンチューブ３の後端側から後上
方に延びる左右一対のリヤフレーム４とから構成され
る。リヤフレーム４はその中間付近で湾曲され、後上方
に延びている。
は車体フレーム２を有し、この車体フレーム２はダウン
チューブ３と、このダウンチューブ３の後端側から後上
方に延びる左右一対のリヤフレーム４とから構成され
る。リヤフレーム４はその中間付近で湾曲され、後上方
に延びている。
【００１３】ダウンチューブ３の前端にはヘッドパイプ
５が設けられる。このヘッドパイプ５には前輪６を回動
自在に支持するフロントフォーク７やハンドルバー８等
が設けられ、このハンドルバー８により前輪６が左右に
回動自在に操舵される。
５が設けられる。このヘッドパイプ５には前輪６を回動
自在に支持するフロントフォーク７やハンドルバー８等
が設けられ、このハンドルバー８により前輪６が左右に
回動自在に操舵される。
【００１４】リヤフレーム４の上方には図示しないヘル
メット等を収納可能な物品収納室９が設けられ、物品収
納室９の上方に運転シート１０が開閉自在に設置され
る。そして、車体フレーム２は車体カバー１１により覆
われる。
メット等を収納可能な物品収納室９が設けられ、物品収
納室９の上方に運転シート１０が開閉自在に設置され
る。そして、車体フレーム２は車体カバー１１により覆
われる。
【００１５】車体フレーム２の中央下部には左右一対の
ステー１２が設けられ、このステー１２間に架設された
ピボット軸１３に、パワーユニット１４の前部がリンク
１５を介してスイング自在に枢着される。このパワーユ
ニット１４はエンジン１６と、このエンジン１６の一側
から後方に延びる伝導ケース１７とを備える。この伝導
ケース１７はスイングアームを兼ねており、リヤショッ
クアブソーバ１８によりリヤフレーム４に弾性的に支持
される。そして、伝導ケース１７の後端に駆動輪である
後輪１９が保持される。
ステー１２が設けられ、このステー１２間に架設された
ピボット軸１３に、パワーユニット１４の前部がリンク
１５を介してスイング自在に枢着される。このパワーユ
ニット１４はエンジン１６と、このエンジン１６の一側
から後方に延びる伝導ケース１７とを備える。この伝導
ケース１７はスイングアームを兼ねており、リヤショッ
クアブソーバ１８によりリヤフレーム４に弾性的に支持
される。そして、伝導ケース１７の後端に駆動輪である
後輪１９が保持される。
【００１６】図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線に沿うパワー
ユニット１４の平断面図であり、このパワーユニット１
４の前部にエンジン１６が配置される。このエンジン１
６は、例えば２サイクルエンジンであり、主にクランク
ケース２０、シリンダ２１およびシリンダヘッド２２か
ら構成され、シリンダ２１内のピストン２３の往復運動
がコンロッド２４を介してクランクシャフト２５を回転
運動させる。また、エンジン１６の例えば図における左
側に伝導ケース１７が設けられる。
ユニット１４の平断面図であり、このパワーユニット１
４の前部にエンジン１６が配置される。このエンジン１
６は、例えば２サイクルエンジンであり、主にクランク
ケース２０、シリンダ２１およびシリンダヘッド２２か
ら構成され、シリンダ２１内のピストン２３の往復運動
がコンロッド２４を介してクランクシャフト２５を回転
運動させる。また、エンジン１６の例えば図における左
側に伝導ケース１７が設けられる。
【００１７】伝導ケース１７はケースカバー１７ａによ
り覆われてベルト室２６を形成し、このベルト室２６内
にＶベルト式自動変速装置２７が配置される。
り覆われてベルト室２６を形成し、このベルト室２６内
にＶベルト式自動変速装置２７が配置される。
【００１８】クランクシャフト２５の左端部側には、Ｖ
ベルト式自動変速装置２７のドライブプーリ２８が取り
付けられており、Ｖベルト２９を介してドリブンプーリ
３０にエンジン１６の駆動力が伝達される。
ベルト式自動変速装置２７のドライブプーリ２８が取り
付けられており、Ｖベルト２９を介してドリブンプーリ
３０にエンジン１６の駆動力が伝達される。
【００１９】ドリブンプーリ３０は、パワーユニット１
４の後方部に設けられたドリブンシャフト３１に回転自
在に支持されており、ドリブンプーリ３０に伝達された
回転駆動力は遠心クラッチ機構３２を介してドリブンシ
ャフト３１に伝達される。
４の後方部に設けられたドリブンシャフト３１に回転自
在に支持されており、ドリブンプーリ３０に伝達された
回転駆動力は遠心クラッチ機構３２を介してドリブンシ
ャフト３１に伝達される。
【００２０】このドリブンシャフト３１は、減速歯車機
構であり動力伝達装置でもあるミッション機構３３を通
じてリヤアクスル３４に連結され、このミッション機構
３３を介して後輪１９にエンジン１６の駆動力が伝達さ
れるようになっている。
構であり動力伝達装置でもあるミッション機構３３を通
じてリヤアクスル３４に連結され、このミッション機構
３３を介して後輪１９にエンジン１６の駆動力が伝達さ
れるようになっている。
【００２１】ところで、このエンジン１６の始動方式は
キック式であり、ドライブプーリ２８とドリブンプーリ
３０との間にキック式エンジン始動装置３５が設けられ
る。このエンジン始動装置３５は、主にキックペダル３
５ａと、このキックペダル３５ａにより回動されるキッ
クシャフト３５ｂと、このキックシャフト３５ｂの回動
をクランクシャフト２５に伝達するスタータギヤ３５ｃ
とから構成される。
キック式であり、ドライブプーリ２８とドリブンプーリ
３０との間にキック式エンジン始動装置３５が設けられ
る。このエンジン始動装置３５は、主にキックペダル３
５ａと、このキックペダル３５ａにより回動されるキッ
クシャフト３５ｂと、このキックシャフト３５ｂの回動
をクランクシャフト２５に伝達するスタータギヤ３５ｃ
とから構成される。
【００２２】ところで、図１および図２に示すように、
エンジン１６のクランクケース２０にはエンジン吸気系
を構成するキャブレタ３６がインテークパイプ３７を介
して接続され、このキャブレタ３６の上流側には同じく
エンジン吸気系を構成するエアクリーナ３８がアウトレ
ットチューブ３９を介して接続される。
エンジン１６のクランクケース２０にはエンジン吸気系
を構成するキャブレタ３６がインテークパイプ３７を介
して接続され、このキャブレタ３６の上流側には同じく
エンジン吸気系を構成するエアクリーナ３８がアウトレ
ットチューブ３９を介して接続される。
【００２３】図３は、図１のIII −III 線に沿うエアク
リーナ３８の縦断面図である。図１〜図３に示すよう
に、エアクリーナ３８は伝導ケース１７を覆うように形
成され、伝導ケース１７の側方、例えば幅方向左側に配
置される。エアクリーナ３８のクリーナボックス４０
は、左右縦割りの半ボックス４０ａ，４０ｂを例えば合
成樹脂により成型し、接合ラインにより合わせて形成さ
れる。
リーナ３８の縦断面図である。図１〜図３に示すよう
に、エアクリーナ３８は伝導ケース１７を覆うように形
成され、伝導ケース１７の側方、例えば幅方向左側に配
置される。エアクリーナ３８のクリーナボックス４０
は、左右縦割りの半ボックス４０ａ，４０ｂを例えば合
成樹脂により成型し、接合ラインにより合わせて形成さ
れる。
【００２４】また、両クリーナボックス４０ａ，４０ｂ
の接合部にはフィルタエレメント４１が挟着され、例え
ばクリーナボックスの右半分４０ａをダストサイドＤ
Ｓ、左半分４０ｂをクリーンサイドＣＳに区画する。ダ
ストサイドＤＳ側クリーナボックス４０ａの伝導ケース
１７に対向する面は、ケースカバー１７ａの側面にほぼ
密着するように成形されると共に、ケースカバー１７ａ
の上面または上下面を覆うように延設される。なお、前
記エンジン始動装置３５のキックシャフト３５ｂはクリ
ーナボックス４０ａ，４０ｂおよびフィルタエレメント
４１を貫通して設けられ、キックペダル３５ａはクリー
ンサイドＣＳ側クリーナボックス４０ｂの外側に配置さ
れる。
の接合部にはフィルタエレメント４１が挟着され、例え
ばクリーナボックスの右半分４０ａをダストサイドＤ
Ｓ、左半分４０ｂをクリーンサイドＣＳに区画する。ダ
ストサイドＤＳ側クリーナボックス４０ａの伝導ケース
１７に対向する面は、ケースカバー１７ａの側面にほぼ
密着するように成形されると共に、ケースカバー１７ａ
の上面または上下面を覆うように延設される。なお、前
記エンジン始動装置３５のキックシャフト３５ｂはクリ
ーナボックス４０ａ，４０ｂおよびフィルタエレメント
４１を貫通して設けられ、キックペダル３５ａはクリー
ンサイドＣＳ側クリーナボックス４０ｂの外側に配置さ
れる。
【００２５】ダストサイドＤＳ側クリーナボックス４０
ａにはインレットチューブ４２が挿着される。このイン
レットチューブ４２の吸気口４３は、後輪１９が巻き上
げる泥や埃等を吸引しないよう、パワーユニット１４か
ら離して、例えば運転シート１０の後下方に配置され
る。
ａにはインレットチューブ４２が挿着される。このイン
レットチューブ４２の吸気口４３は、後輪１９が巻き上
げる泥や埃等を吸引しないよう、パワーユニット１４か
ら離して、例えば運転シート１０の後下方に配置され
る。
【００２６】一方、クリーンサイドＣＳ側クリーナボッ
クス４０ｂには前記アウトレットチューブ３９の一端が
挿着され、上述したようにこのアウトレットチューブ３
９の他端がキャブレタ３６に接続される。なお、フィル
タエレメント４１のフィルタ面を有効に利用するため
に、図１に示すように、クリーナボックス４０ａ，４０
ｂ内のインレットチューブ４２開口部とアウトレットチ
ューブ３９開口部とは離間して配置されることが望まし
い。また、クリーンサイドＣＳ側クリーナボックス４０
ｂの外方への張出し量は、キックペダル３５ａの操作を
妨げないよう、図３に示すように、車体カバー側部１１
ａの張出し量と同等、またはそれ以下が望ましい。
クス４０ｂには前記アウトレットチューブ３９の一端が
挿着され、上述したようにこのアウトレットチューブ３
９の他端がキャブレタ３６に接続される。なお、フィル
タエレメント４１のフィルタ面を有効に利用するため
に、図１に示すように、クリーナボックス４０ａ，４０
ｂ内のインレットチューブ４２開口部とアウトレットチ
ューブ３９開口部とは離間して配置されることが望まし
い。また、クリーンサイドＣＳ側クリーナボックス４０
ｂの外方への張出し量は、キックペダル３５ａの操作を
妨げないよう、図３に示すように、車体カバー側部１１
ａの張出し量と同等、またはそれ以下が望ましい。
【００２７】次に、本実施例の作用について説明する。
【００２８】エアクリーナ３８を伝導ケース１７の側方
に配置することにより、エアクリーナ３８が防音カバー
の役割を兼ね、Ｖベルト式自動変速装置２７やミッショ
ン機構３３等の動力伝達装置の騒音を防音できる。特
に、エアクリーナ３８内にはフィルタエレメント４１が
内装されているため、防音効果は高い。また、エアクリ
ーナ３８は従来から装備されているものであるから、特
に部品点数や組立行程数が増加することはない。さら
に、伝導ケース１７やクランクケース２０の肉厚を厚く
したり、伝導ケース１７の外部を別体の防音カバーで覆
う必要がないため、余分な重量の増加はない。さらにま
た、エアクリーナ３８は従来伝導ケース１７上方の狭い
空間に配置されていたため充分な容量を稼げなかった
が、伝導ケース１７の側方に配置することにより容量を
充分に得られ、その効率が向上する。
に配置することにより、エアクリーナ３８が防音カバー
の役割を兼ね、Ｖベルト式自動変速装置２７やミッショ
ン機構３３等の動力伝達装置の騒音を防音できる。特
に、エアクリーナ３８内にはフィルタエレメント４１が
内装されているため、防音効果は高い。また、エアクリ
ーナ３８は従来から装備されているものであるから、特
に部品点数や組立行程数が増加することはない。さら
に、伝導ケース１７やクランクケース２０の肉厚を厚く
したり、伝導ケース１７の外部を別体の防音カバーで覆
う必要がないため、余分な重量の増加はない。さらにま
た、エアクリーナ３８は従来伝導ケース１７上方の狭い
空間に配置されていたため充分な容量を稼げなかった
が、伝導ケース１７の側方に配置することにより容量を
充分に得られ、その効率が向上する。
【００２９】また、ダストサイドＤＳ側クリーナボック
ス４０ａをケースカバー１７ａの側面にほぼ密着するよ
うに、またケースカバー１７ａの上面または上下面を覆
うように成形することによりエアクリーナ３８が遮蔽物
となって伝導ケース１７やクランクケース２０の外表面
を守るため、これらの外表面に耐錆塗装を施す必要がな
い。その結果、重量や組立行程数が低減できる。
ス４０ａをケースカバー１７ａの側面にほぼ密着するよ
うに、またケースカバー１７ａの上面または上下面を覆
うように成形することによりエアクリーナ３８が遮蔽物
となって伝導ケース１７やクランクケース２０の外表面
を守るため、これらの外表面に耐錆塗装を施す必要がな
い。その結果、重量や組立行程数が低減できる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る小型
車両用パワーユニットによれば、エンジンと、このエン
ジンの出力を後輪に伝える伝導ケースとを一体に備えた
小型車両用パワーユニットにおいて、上記伝導ケースの
側方に、この伝導ケースを覆うように形成したエアクリ
ーナを配置したため、このエアクリーナが防音カバーの
役割を兼ね、部品点数や組立行程数を増加させることな
く動力伝達装置の騒音を防音できると共に、エアクリー
ナが遮蔽物となるので伝導ケースやクランクケースの外
表面に塗装を施す必要もない。
車両用パワーユニットによれば、エンジンと、このエン
ジンの出力を後輪に伝える伝導ケースとを一体に備えた
小型車両用パワーユニットにおいて、上記伝導ケースの
側方に、この伝導ケースを覆うように形成したエアクリ
ーナを配置したため、このエアクリーナが防音カバーの
役割を兼ね、部品点数や組立行程数を増加させることな
く動力伝達装置の騒音を防音できると共に、エアクリー
ナが遮蔽物となるので伝導ケースやクランクケースの外
表面に塗装を施す必要もない。
【図１】本発明に係る小型車両用パワーユニットの一実
施例を示すスクータ型小型車両の左側面図。
施例を示すスクータ型小型車両の左側面図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿うパワーユニットの平
断面図。
断面図。
【図３】図１のIII −III 線に沿うエアクリーナの縦断
面図。
面図。
１ スクータ型小型車両 ２ 車体フレーム １４ パワーユニット １６ エンジン １７ 伝導ケース １７ａ ケースカバー １９ 後輪 ２７ Ｖベルト式自動変速装置 ３５ エンジン始動装置 ３６ キャブレタ ３８ エアクリーナ ４０ａ ダストサイド側クリーナボックス ４０ｂ クリーンサイド側クリーナボックス ４１ フィルタエレメント ＤＳ ダストサイド ＣＳ クリーンサイド
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジンと、このエンジンの出力を後輪
に伝える伝導ケースとを一体に備えた小型車両用パワー
ユニットにおいて、上記伝導ケースの側方に、この伝導
ケースを覆うように形成したエアクリーナを配置したこ
とを特徴とする小型車両用パワーユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01532195A JP3620076B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | スクータ型小型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01532195A JP3620076B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | スクータ型小型車両 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001058591A (ja) * | 1999-06-16 | 2001-03-06 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の後部ユニット構造 |
| ES2178541A2 (es) * | 1999-03-31 | 2002-12-16 | Honda Motor Co Ltd | Estructura de detencion de sonido para motor de combustion interna deltipo de unidad basculante. |
-
1995
- 1995-02-01 JP JP01532195A patent/JP3620076B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2178541A2 (es) * | 1999-03-31 | 2002-12-16 | Honda Motor Co Ltd | Estructura de detencion de sonido para motor de combustion interna deltipo de unidad basculante. |
| JP2001058591A (ja) * | 1999-06-16 | 2001-03-06 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の後部ユニット構造 |
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