JP2522892Y2 - 車両用エンジンの冷却装置 - Google Patents

車両用エンジンの冷却装置

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JP2522892Y2
JP2522892Y2 JP5161491U JP5161491U JP2522892Y2 JP 2522892 Y2 JP2522892 Y2 JP 2522892Y2 JP 5161491 U JP5161491 U JP 5161491U JP 5161491 U JP5161491 U JP 5161491U JP 2522892 Y2 JP2522892 Y2 JP 2522892Y2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両用エンジンの冷却
装置に係り、特に前側部位にラジエータが配設されてい
るとともに前・後輪の間にエンジンを搭載した車両のエ
ンジン周辺部位の換気を向上させる車両用エンジンの冷
却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンは燃焼室内で2000℃以上の
高温ガスが発生するために、シリンダ、シリンダヘッ
ド、ピストン等の使用材料の強度上また摺動部分の潤滑
油の性能を劣化させないために適当に冷却する必要があ
る。
【0003】エンジンの冷却方式は、空冷式と水冷式と
に大別されるが、車両用エンジンとしては、各材料の温
度分布が比較的均一にできること、燃焼騒音が軽減でき
ること、暖房上都合がよいこと等により一般に水冷式が
用いられている。
【0004】また、前記車両用エンジンの冷却装置とし
ては、実開昭61−151031号公報に開示されるも
のがある。この公報に開示される自動車用エンジンの冷
却装置は、エンジンの冷却水アウトレットとラジエータ
のアッパータンクとを冷却水出口配管により接続して設
け、この冷却水出口配管を一方の中空状サイドフレーム
の内部にサイドフレームの長手方向に延びるように装設
し、前記エンジンの冷却水インレットとラジエータのロ
ワータンクとを冷却水供給配管により接続して設けると
ともに、この冷却水供給配管を両サイドフレームにおけ
る相対向内側にその長手方向に延びるように添設してい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の車両
用エンジンの冷却装置において、車両の前側部位に配設
されるラジエータと前・後輪間に搭載されるエンジンと
を入口側第1配管と出口側第2配管とによって夫々連絡
する際には、ラジエータとエンジンとを結ぶ略最短距離
を通過すべく配設されている。
【0006】また、一般に、第1、第2の各配管を金属
性材料からなるパイプと可撓性を有するゴムホースとに
より構成し、配管を行う際に、パイプ部分を短くしてゴ
ムホース部分を長くする方策やパイプ部分を長くしてゴ
ムホース部分を短くする方策が考えられる。
【0007】しかし、前記エンジンの前側部位に各配管
が集中することとなり、エンジン周りの換気、つまり空
気の流れが悪化し、エンジン熱がエンジンの前側部位に
滞留し、ゴムホース等の溶損やその他の熱害を惹起する
という不都合がある。
【0008】また、例えばパイプ部分を短くしてゴムホ
ース部分を長くする方策に沿って配管を行うと、パイプ
部分の短縮はできるものの、長いゴムホース途中を固定
する必要が生じ、ゴムホースの固定が困難であることに
より、実用上不利であるという不都合がある。
【0009】更に、パイプ部分を長くしてゴムホース部
分を短くする方策に沿って配管を行うと、ゴムホース途
中の固定は不要となるが、逆にパイプ部分の長さが大と
なって重量が増加するという不都合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この考案は、上
述不都合を除去するために、前面部位にラジエータが配
設されているとともに前・後輪間にエンジンを搭載した
車両において、前記ラジエータとエンジンとを夫々連絡
する入口側第1配管と出口側第2配管とを設け、エンジ
ンの前側部位に大なる空間部を形成して換気を良好とす
べくこれら第1、第2配管を前記車両の車体側フレーム
に固定するブラケットを設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上述の如く考案したことにより、ブラケットに
よって入口側第1配管及び出口側第2配管を配設した際
に、エンジンの前側部位に大なる空間部が現出され、エ
ンジン周辺部位の換気、つまり空気の流れを良好とし、
エンジン周りにおける熱害を防止するとともに、配管を
きれいとし、外観を向上させている。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1〜図6はこの考案の実施例を示すもの
である。図2及び図3において、2は車両、4は車両2
の前後方向に延びる車体側フレームである。この車両2
の前面部位には、ラジエータ6が配設され、この車両2
の前側には前輪8、8が配設されるとともに、後側には
後輪10、10が配設されている。
【0014】前記前輪8、8よりも後側であり、且つ後
輪10、10よりも前側である車両2の略中央部位に
は、エンジン12が配設されている。このエンジン12
には、トランスミッション14が連結されており、この
トランスミッション14には、プロペラシャフト16が
連結されている。このプロペラシャフト16は、後側車
軸18に連結されている。
【0015】また、前記ラジエータ6と前記エンジン1
2とは、冷却水のエンジン12への入口側第1配管20
と冷却水のエンジン12からの出口側第2配管22によ
って連絡されている。
【0016】更に、前記ラジエータ6の直後方位置に第
1冷却ファン24を設け、この第1冷却ファン24の後
方位置且つエンジン12の前側部位には、エンジン12
周辺部位の換気を行うべく前記エンジン12により駆動
される第2冷却ファン26を設ける。
【0017】そして、電動式の第1冷却ファン24をラ
ジエータ6の直後方位置に設ける。この第1冷却ファン
24は、ラジエータ6を冷却すべくラジエータ6の前方
から後方へ外気を導くものである。
【0018】また、前記第1冷却ファン24の後方位置
且つエンジン12の前側位置、例えばエンジン12の直
前側に第2冷却ファン26を設ける。この第2冷却ファ
ン26は、エンジン12に駆動用ベルト(図示せず)に
よって連絡され、エンジン12により駆動されている。
この第2冷却ファン26は、前記第1冷却ファン24の
後方の空気をエンジン12側に引き込み、エンジン周辺
の換気を行うものである。
【0019】前記エンジン12の前側部位に大なる空間
部Sを形成して換気を良好とすべくこれら第1、第2配
管20、22を前記車両2の車体側フレーム4に固定す
るブラケット28を設ける。
【0020】詳述すれば、このブラケット28を、前記
入口側第1配管20の後述する入口側パイプ34と前記
出口側第2配管22の後述する出口側パイプ40とをフ
ロワパネル30に固定する第1ブラケット28a−1、
28b−1と、入口側第1配管20の入口側パイプ34
を車体側フレーム4のライトサイドフレーム32−1に
固定する第2ブラケット28−2と、出口側第2配管2
0の出口側パイプ40を車体側フレーム4のレフトサイ
ドフレーム32−2に固定する第3ブラケット28−3
とにより構成する。
【0021】また、前記入口側第1配管20は、フロワ
パネル30やライトサイドフレーム32−1に固定され
る金属性の入口側パイプ34と、この入口側パイプ34
とラジエータ6とを連絡する可撓性を有する入口側第1
ゴムホース36と、入口側パイプ34とエンジン12と
を連絡する入口側第2ゴムホース38とからなる。
【0022】このとき、前記入口側パイプ34は、図1
及び図4に示す如く、第1ブラケット28a−1の固定
位置よりも少許後方において右側に折曲形成されるとと
もに、ライトサイドフレーム32−1の近傍にて車両2
の後方に指向すべく折曲形成される。
【0023】更に、前記出口側第2配管22は、フロワ
パネル30やレフトサイドフレーム32−2に固定され
る金属性の出口側パイプ40と、この出口側パイプ40
とラジエータ6とを連絡する可撓性を有する出口側第1
ゴムホース42と、出口側パイプ40とエンジン12と
を連絡する出口側第2ゴムホース44とからなる。
【0024】このとき、前記出口側パイプ40は、図1
及び図4に示す如く、第1ブラケット28b−1の固定
位置よりも少許後方において左側且つ下方に折曲形成さ
れるとともに、レフトサイドフレーム32−2の近傍に
て車両2の後方に指向すべく折曲形成される。
【0025】前記ラジエータ6からのリザーブタンクホ
ース46は、図5に示す如く、ワイヤハーネス48の内
側を通過すべく配設され、車体側フレーム4であるライ
トサイドフレーム32−1に装着されるリザーブタンク
50に連絡している(図6参照)。
【0026】なお符号52は、前記ラジエータ6の図示
しないアッパタンクの締付部フランジ上面端面に合わせ
た後に貼付されるラジエータシールである。
【0027】次に作用について説明する。
【0028】前記第1ブラケット28b−1によりフロ
ワパネル30下面に出口側パイプ40を固定させるとと
もに、第1ブラケット28a−1によりフロワパネル3
0下面に入口側パイプ34を固定させる。このとき、第
1ブラケット28b−1の少なくとも1本の取付ボルト
(図示せず)を第1ブラケット28a−1のものと共用
させる。
【0029】そして、入口側パイプ34の後側を第2ブ
ラケット28−2によりライトサイドフレーム32−1
に固定させるとともに、出口側パイプ40の後側を第3
ブラケット28−3によりレフトサイドフレーム32−
2に固定させる。
【0030】次に、前記入口側パイプ34の前側を入口
側第1ゴムホース36によりラジエータ6に連絡させる
とともに、入口側パイプ34の後側を入口側第2ゴムホ
ース38によりエンジン12に連絡させる。
【0031】また、前記出口側パイプ40の前側を出口
側第1ゴムホース42によりラジエータ6に連絡させる
とともに、出口側パイプ40の後側を出口側第2ゴムホ
ース44によりエンジン12に連絡させる。
【0032】さすれば、前記入口側第1配管20及び出
口側第2配管22が配設された際に、エンジン12の前
側部位に大なる空間部Sが現出される。
【0033】これにより、現出される大なる空間部Sに
よって前記エンジン12周辺部位の換気、つまり空気の
流れを良好とし、エンジン12周りにおける、例えばエ
ンジン12の燃料系の温度を低く保持でき、エンジン1
2の燃料系の熱害やゴムホースの溶損等を防止し得て、
実用上有利である。
【0034】また、前記入口側第1配管20の入口側パ
イプ34及び出口側第2配管22の出口側パイプ40を
車体側フレーム4のライト・レフトサイドフレーム32
−1、32−2に夫々固定することにより、配管がきれ
いになり、外観を向上させることができるとともに、配
管作業の能率向上に寄与することができる。
【0035】更に、前記入口側第1配管20及び出口側
第2配管22においてゴムホース部分の長さを短くした
ことにより、ゴムホース途中の固定が不要となり、配管
作業を効率よく果たし得るものである。
【0036】更にまた、前記第2冷却ファン26を第1
冷却ファン24の後方位置且つエンジン12の前側位
置、例えばエンジン12の直前側に設けたことにより、
エンジン12の周辺部位の空気の流れを一層良好とする
ことができる。
【0037】
【考案の効果】以上詳細に説明した如くこの考案によれ
ば、車両のラジエータとエンジンとを夫々連絡する入口
側第1配管と出口側第2配管とを設け、エンジンの前側
部位に大なる空間部を形成して換気を良好とすべくこれ
ら第1、第2配管を車両の車体側フレームに固定するブ
ラケットを設けたので、現出される大なる空間部によっ
てエンジン周辺部位の換気、つまり空気の流れを良好と
し、エンジン周りにおける、例えばエンジンの燃料系の
温度を低く保持でき、エンジンの燃料系の熱害やゴムホ
ースの溶損等を防止し得て、実用上有利である。また、
前記入口側第1配管及び出口側第2配管を車体側フレー
ムに夫々固定することにより、配管がきれいになり、外
観を向上させ得るとともに、配管作業の能率向上に寄与
し得る。更に、前記入口側第1配管及び出口側第2配管
においてゴムホース部分の長さを短くしたことにより、
ゴムホース途中の固定が不要となり、配管作業を効率よ
く果たし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す配管構造の概略平面図
である。
【図2】車両の概略平面図である。
【図3】車両の概略左側面図である。
【図4】配管構造の概略正面図である。
【図5】ラジエータの拡大図である。
【図6】リザーブタンクの拡大図である。
【符号の説明】
2 車両 4 車体側フレーム 6 ラジエータ 12 エンジン 20 入口側第1配管 22 出口側第2配管 24 第1冷却ファン 26 第2冷却ファン 28 ブラケット 28a−1、28b−1 第1ブラケット 28−2 第2ブラケット 28−3 第3ブラケット 30 フロワパネル 32−1 ライトサイドフレーム 32−2 レフトサイドフレーム 34 入口側パイプ 36 入口側第1ゴムホース 38 入口側第2ゴムホース 40 出口側パイプ 42 出口側第1ゴムホース 44 出口側第2ゴムホース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面部位にラジエータが配設されている
    とともに前・後輪間にエンジンを搭載した車両におい
    て、前記ラジエータとエンジンとを夫々連絡する入口側
    第1配管と出口側第2配管とを設け、エンジンの前側部
    位に大なる空間部を形成して換気を良好とすべくこれら
    第1、第2配管を前記車両の車体側フレームに固定する
    ブラケットを設けたことを特徴とする車両用エンジンの
    冷却装置。
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