JP2522616B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2522616B2 JP4066431A JP6643192A JP2522616B2 JP 2522616 B2 JP2522616 B2 JP 2522616B2 JP 4066431 A JP4066431 A JP 4066431A JP 6643192 A JP6643192 A JP 6643192A JP 2522616 B2 JP2522616 B2 JP 2522616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
に係わり、特に配線層パタ−ンに対して自己整合的にコ
ンタクト孔を形成する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の微細化に伴い、内部配線層
パタ−ン相互間に形成するコンタクト孔とこの孔に隣接
する配線層パタ−ンとの間にデザイン的な余裕が得られ
にくくなってきている。
【0003】また、従来のリソグラフィ技術では、コン
タクト孔と配線層パタ−ンとの間にマスクズレを考慮し
た合わせ余裕や、孔の開口径ばらつきの余裕まで含める
必要があり、デザイン的にも微細化の妨げになってい
る。
【0004】上記問題の対策として、配線層パタ−ンの
側面上に、絶縁膜で成る側壁(サイドウォ−ル)を設
け、この配線層パタ−ンとコンタクト孔とを互いに絶縁
する、いわゆる“セルフアライン−コンタクト技術”が
開発されてきた。従来の一般的な“セルフアライン−コ
ンタクト技術”は、特開平2−30124号公報に開示
されている。この公報に開示されている“セルフアライ
ン−コンタクト技術”は、概略的に次のようなものであ
る。
【0005】ポリシリコン膜とCVDシリコン酸化膜と
を一括してパタ−ニングし、シリコン基板上に内部配線
層(以下、ゲ−トと称す)を含むパタ−ンを得る。次い
で、ゲ−トを含むパタ−ンの側面上にCVDシリコン酸
化膜で成るサイドウォ−ルを形成する。次いで、ゲ−ト
を含むパタ−ン上およびサイドウォ−ル上をそれぞれ含
み基板上に、シリコン窒化膜、ポリシリコン膜を順次形
成する。このポリシコン膜は、後に開口部(以下、コン
タクト孔と称す)を形成する際のエッチング障壁、すな
わち、ストッパ層となる。次いで、ポリシリコン膜上
に、ボロン−リン−シリコンガラス(以下、BPSGと
称す)膜を形成する。次いで、ポリシリコン膜をエッチ
ング障壁に用いて、BPSG膜をRIE法によりパタ−
ニングし、ゲ−トを含むパタ−ン相互間の基板表面に実
質的に達するコンタクト孔を得る。次いで、このコンタ
クト孔より、シリコン窒化膜をエッチング障壁に用い
て、ポリシリコン膜をCDE法により除去する。次い
で、シリコン窒化膜を酸化障壁に用いて、ポリシリコン
膜を熱酸化させながら、BPSG膜をリフロ−する。次
いで、コンタクト孔より、BPSG膜をエッチング障壁
に用いて、シリコン窒化膜および基板表面に形成された
酸化膜をRIE法により除去する。次いで、コンタクト
孔内を含みBPSG膜上に、アルミニウム合金膜を形成
し、このアルミニウム合金膜をパタ−ニングすることに
より、基板に接続される内部配線層を形成する。しか
し、上記のような“セルフアライン−コンタクト技術”
は、1つの層により成る配線層パタ−ンを使用する場合
のみしか適用できない方法である。
【0006】今後、半導体装置は、より微細化、より高
集積化を辿ることは必至である。この傾向に伴って、現
在、半導体装置の内部配線層は、ポリシリコンとアルミ
ニウム合金でなる配線層の2層だけから、3層、4層、
…、の多層の配線となりつつある。
【0007】しかしながら、例えば基板上より第2層目
の配線層から第1層目の配線層を貫通して基板にコンタ
クトするといったような多層の配線層を有する半導体装
置に有効な“セルフアライン−コンタクト技術”は開発
されていないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みてなされたもので、その目的は、多層の配線
層を有する半導体装置に有効な、配線層に対して自己整
合的にコンタクト孔を形成できる半導体装置の製造方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体装置の
製造方法は、半導体基板上に形成された第1の導電膜上
に第1の障壁層を形成し、前記第1の障壁層および前記
第1の導電膜を一括してパタ−ニングして第1の配線層
パタ−ンを形成する。次いで、第1の配線層パタ−ンを
覆うように前記基板の表面上方に第2の絶縁膜を形成
し、この第2の絶縁膜上に、第2の導電膜、第2の障壁
層を順次形成する。次いで、第2の障壁層および前記第
2の導電膜を一括してパタ−ニングし、第2の配線層パ
タ−ンを形成する。次いで、第2のパタ−ンを覆うよう
に前記基板の表面上方に、第3の絶縁膜を形成する。次
いで、前記半導体基板に到達する開口部を、前記第1、
第2の障壁層の少なくとも1つをエッチングの障壁とし
て用いて前記第1、第2、第3の絶縁膜を貫通させて形
成し、この開口部の側壁上に、第4の絶縁膜で成るサイ
ドウォ−ルを形成する。次いで、前記開口部を介して前
記基板にコンタクトされる第3の配線層パタ−ンを形成
するようにしたことを特徴とする。
【0010】また、前記第1、第2の障壁層を各々、第
1の物質で成る第1の物質膜とこの第1の物質と異なる
第2の物質で成る第2の物質膜とを積み重ねて形成する
ようにしたことを特徴とする。
【0011】また、前記第1の物質には絶縁性を有する
物質が選ばれ、前記第2の物質には活性化することによ
って絶縁性を示す物質が選ばれ、前記開口部を形成した
後、前記第2の物質を活性化させる工程をさらに具備す
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記のような製造方法にあっては、第1の障壁
層および第1の導電膜を一括してパタ−ニングすること
により第1の配線層パタ−ンが形成される。また、第2
の絶縁膜によって第1の配線層パタ−ンと電気的に分離
される第2の配線層パタ−ンが、第2の障壁層および第
2の導電膜を一括してパタ−ニングすることにより形成
される。
【0013】このような方法であると、第2の絶縁膜等
をエッチングして半導体基板表面に到達する開口部を得
る際、エッチャントが第1の配線層パタ−ンや第2の配
線層パタ−ンに接触したとしても、第1、第2の導電膜
はそれぞれ、第1、第2の障壁層によって保護される。
従って、第1、第2の導電膜がエッチングされてしまう
問題を解消できる。さらに、開口部の側壁上には、第4
の絶縁膜で成るサイドウォ−ルが形成される。
【0014】この方法によれば、開口部から第1、第2
の導電膜が露出したとしても、その露出面は第4の絶縁
膜によって覆われるので、開口部内にさらに第3の配線
層パタ−ンが形成されても、第1、第2の導電膜と第3
の配線層パタ−ンとは互いに短絡しない。さらに、前記
第1、第2の障壁層が各々、第1の物質で成る膜とこの
第1の物質と異なる第2の物質で成る膜とが積み重ねて
形成される。
【0015】このような方法によれば、第1のエッチャ
ントに対してはいずれかの一方の膜が、また第1のエッ
チャントと異なる第2のエッチャントに対しては他方の
膜がというようにそれぞれエッチング耐性を発揮させる
ことが可能であり、第1の障壁層、および第2の障壁層
それぞれのエッチング耐性を全体的に強化することがで
きる。
【0016】さらに、前記第1の物質には絶縁性を有す
る物質を選び、前記第2の物質には活性化することによ
って絶縁性を示す物質を選ぶ。そして、前記開口部を形
成した後、前記第2の物質を活性化させる。
【0017】このような方法によれば、第2の物質に導
電性を有する物質が選ばれたとしても、この第2の物質
が少なくとも活性化させることによって絶縁性を示す物
質であっても、活性化させることにより絶縁体化させる
ことができる。第1の障壁層、または第2の障壁層を介
して第3の配線層パタ−ンどうしが短絡する問題を解消
できる。
【0018】このような方法を実現できる物質には、シ
リコン、ハフニウム、タンタル、ジルコニウム、タング
ステン−シリサイド、モリブデン−シリサイド、ハフニ
ウム−シリサイド、タンタル−シリサイド、ジルコニウ
ム−シリサイドがある。これらの物質の場合、前記活性
化は酸化である。上記物質を酸化させると、その抵抗値
を絶縁体と同等まで上げることができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。この説明において、全図にわたり共通部分
には共通の参照符号を付し、重複する説明は避けること
にする。図1〜図14は、この発明の第1の実施例に係
わる半導体装置の製造方法に従って工程順に示された断
面図である。
【0020】まず、P型シリコン基板10の表面を熱酸
化し、約200オングストロ−ムの厚みを有するシリコ
ン酸化膜(SiO2 ;以下、ゲ−ト酸化膜と称す)12
を得る。次いで、ゲ−ト酸化膜12上に、減圧CVD法
(以下、LPCVD法と称す)により、約3000オン
グストロ−ムの厚みを有するポリシリコン膜14を堆積
する。次いで、ポリシリコン膜14に、POCl3 をソ
−スとした気相拡散法により、リンを拡散し、ポリシリ
コン膜14を導電体化(N型化)する。次いで、ポリシ
リコン膜14上に、LPCVD法により、約3000オ
ングストロ−ムの厚みを有するシリコン酸化膜(SiO
2 )16を堆積する。次いで、シリコン酸化膜16上
に、LPCVD法により、約200オングストロ−ムの
厚みを有するポリシリコン膜18を堆積する(図1)。
【0021】次いで、ポリシリコン膜18上にフォトレ
ジストを塗布する。次いで、フォトリソグラフィ法によ
り、このフォトレジストをエッチングし、ゲ−ト(ワ−
ド線)に対応したレジストパタ−ン20を形成する。次
いで、レジストパタ−ン20をマスクに用いて、ポリシ
リコン膜18、シリコン酸化膜16、N型ポリシリコン
膜14を順次、RIE法によりエッチングし、N型ポリ
シリコン膜14で成るゲ−トパタ−ンと、シリコン酸化
膜16およびポリシリコン膜18で成る障壁層とを含む
第1層め配線層パタ−ン22を得る。次いで、配線層パ
タ−ン22をマスクに用いて、N型の不純物イオン、例
えばヒ素(As)イオンをP型の基板10内にイオン注
入し、将来においてトランジスタのソ−ス/ドレインと
なるN型の不純物層24を得る(図2)。
【0022】次いで、レジストパタ−ン20を除去した
後、配線層パタ−ン22を覆うように基板10上方に、
LPCVD法により、約500オングストロ−ムの厚み
を有するシリコン酸化膜(SiO2 )26、約5000
オングストロ−ムの厚みを有するボロン−リン−シリケ
−トグラス(BPSG)膜28を順次形成する。シリコ
ン酸化膜26およびBPSG膜28は、層間絶縁膜とし
て機能する(図3)。次いで、BPSG膜28を、温度
850℃の窒素雰囲気中でリフロ−させ、平坦化する
(図4)。
【0023】次いで、BPSG膜28上に、LPCVD
法により、約1000オングストロ−ムの厚みを有する
ポリシリコン膜30を堆積する。次いで、ポリシリコン
膜30にリンを拡散し、ポリシリコン膜30を導電体化
(N型化)する。次いで、N型ポリシリコン膜30上
に、DCマグネトロンスパッタリング法により、約20
00オングストロ−ムの厚みを有するタングステンシリ
サイド膜(WSi2 )32を形成する。次いで、タング
ステンシリサイド膜32上に、LPCVD法により、約
3000オングストロ−ムの厚みを有するシリコン酸化
膜(SiO2 )34、約500オングストロ−ムの厚み
を有するポリシリコン膜36を形成する(図5)。
【0024】次いで、ポリシリコン膜36上にフォトレ
ジストを塗布する。次いで、フォトリソグラフィ法によ
り、このフォトレジストをエッチングし、第2層め配線
層に対応したレジストパタ−ン38を形成する。次い
で、レジストパタ−ン38をマスクに用いて、ポリシリ
コン膜36、シリコン酸化膜34、タングステンシリサ
イド膜32およびN型ポリシリコン膜30を順次、RI
E法によりエッチングする。これにより、主要な導電物
がタングステンシリサイド膜32である第2層め配線層
と、シリコン酸化膜34およびポリシリコン膜36で成
る障壁層とを含む第2層め配線層パタ−ン40を得る
(図6)。
【0025】次いで、レジストパタ−ン38を除去した
後、配線層パタ−ン40を覆うようにBPSG膜28上
に、LPCVD法により、約500オングストロ−ムの
厚みを有するシリコン酸化膜(SiO2 )42、約70
00オングストロ−ムの厚みを有するBPSG膜44を
形成する。シリコン酸化膜42およびBPSG膜44は
層間絶縁膜として機能する(図7)。次いで、BPSG
膜44を、温度850℃の窒素雰囲気中でリフロ−さ
せ、平坦化する(図8)。
【0026】次いで、BPSG膜44上にフォトレジス
トを塗布し、フォトリソグラフィ法により、このフォト
レジストをエッチングし、配線層パタ−ン40相互間上
に窓48を有するレジストパタ−ン46を形成する。こ
の時、窓48は、基板10へのコンタクト予定部を含む
範囲で、かつパタ−ン40相互間の幅より拡い幅を有す
るように形成される。この結果、窓48の側壁47は配
線層パタ−ン40上方に位置するようになる(図9)。
【0027】次いで、レジストパタ−ン46をマスクに
用いて、BPSG膜44、シリコン酸化膜42、BPS
G膜28、シリコン酸化膜26およびゲ−ト酸化膜12
を、例えばCHF3 イオンをエッチャントに用いたRI
E法によりエッチングする。これによって、第2層め配
線層パタ−ン40と第1層め配線層パタ−ン22との間
における基板10(図中ではN型不純物層24)に達す
る開口部50が得られる。このエッチングは、第2層め
配線層パタ−ン40上ではポリシリコン膜36が例えば
400オングストロ−ム程度エッチングされたところ
で、また、第1層め配線層パタ−ン22上ではポリシリ
コン膜18が例えば200オングストロ−ム程度エッチ
ングされたところで終了する。これは、BPSGのエッ
チング速度に比べて、ポリシリコンのエッチング速度が
1/60以下と遅いためである。この後、レジストパタ
−ン46を除去する(図10)。
【0028】次いで、温度850℃で水素燃焼酸化を行
い、開口部50内に露出したポリシリコン膜14、1
8、30、36およびタングステンシリサイド膜32の
表面をそれぞれ酸化し、酸化物14A、18A、30
A、36Aおよび32Aに変える。この時、開口部50
内に露出した基板10の表面も酸化され、約150オン
グストロ−ムの厚みを有するシリコン酸化膜(Si
2 )52が形成される(図11)。
【0029】次いで、開口部50の内部を含みBPSG
膜44上に、LPCVD法により、約2000オングス
トロ−ムの厚みを有するシリコン窒化膜(SiNX )膜
54を形成する(図12)。
【0030】次いで、シリコン窒化膜54をRIE法に
よりエッチングし、コンタクト孔51を形成する。この
時、シリコン窒化膜54は、主にBPSG膜28、44
の側壁上や配線層32、14の側壁上方にサイドウォ−
ル絶縁膜54A〜54Cとして残る。また、このエッチ
ングの際、酸化物18Aおよび36Aがエッチングされ
て無くなることもある。しかしこの場合においては、シ
リコン酸化膜16や34がエッチングのストッパとなる
ため、配線層14および32はともにエッチングされる
ことはない(図13)。
【0031】次いで、コンタクト孔51内を含みBPS
G膜44上に、LPCVD法により、約3000オング
ストロ−ムの厚みを有するリンを含む導電性(N型)を
有するポリシリコン膜56を形成する。次いで、フォト
リソグラフィ法を用いてポリシリコン膜56を、コンタ
クト孔51を介して基板10(図中ではN型拡散層2
4)にコンタクトする第3層めの配線層パタ−ンにパタ
−ニングする(図14)。
【0032】上記のような半導体装置の製造方法である
と、BPSG膜44に開口部50を形成してから、この
開口部50の側壁上、すなわちBPSG膜44上および
配線層パタ−ン22、40の側壁上にサイドウォ−ル絶
縁膜30A〜30Cを形成する。このため、サイドウォ
−ル絶縁膜30A〜30CはBPSG膜28、44をエ
ッチングするためのイオンにさらされることはなく、サ
イドウォ−ル絶縁膜30A〜30Cの残膜の制御が容易
となる。よって、良好な配線層間の絶縁性が得られるよ
うになり、特に配線層間の絶縁耐圧を向上させることが
できる。
【0033】また、導電性を有するポリシリコン膜14
およびタングステンシリサイド32は、障壁層となるポ
リシリコン膜18、36およびシリコン酸化膜16、3
6とともに一括してパタ−ニングされる。このため、ポ
リシリコン膜18、36のパタ−ンが配線層パタ−ンと
同じパタ−ンとなり、配線層どうしがこのポリシリコン
膜18を介してショ−トすることを防止できる。
【0034】さらに、パタ−ニング時、ポリシリコン膜
18、36がコンタクト孔51を形成すべき基板10上
から除去されるため、後にポリシリコン膜18、36を
基板10上から除去する工程等も必要ない。したがっ
て、工程を簡略化でき、生産性も向上する。
【0035】さらに、パタ−ニング後、ポリシリコン膜
18、36はゲ−ト上方のみしか残らないので、その残
留量を減らせる。このため、その酸化が容易である。ポ
リシリコン膜18、36を充分に酸化できれば、コンタ
クト孔51内に形成された配線層56どうしが、このポ
リシリコン膜18、36を介してショ−トする問題もな
くなる。
【0036】また、上記製造方法によれば、第1層め配
線層パタ−ン22を覆うBPSG膜28をリフロ−して
からでも、第2層め配線層パタ−ン40を形成できるの
で、多層配線構造を有する装置に好適である。
【0037】さらに、第2層め配線層パタ−ン40に障
壁層となるポリシリコン膜36やシリコン酸化膜34を
含ませておけば、第1の実施例のように、第1層め配線
パタ−ン22とともに第2層め配線層パタ−ン40に対
しても自己整合的にコンタクト孔51を形成することが
できる。図15〜図25は、この発明の第2の実施例に
係わる製造方法に従って工程順に示された断面図であ
る。まず、図1〜図4を参照して説明した製法により、
図15に示す構造を得る。
【0038】次いで、BPSG膜28上に、LPCVD
法により、約1000オングストロ−ムの厚みを有する
ポリシリコン膜30を堆積する。次いで、ポリシリコン
膜30にリンを拡散し、ポリシリコン膜30を導電体化
(N型化)する。次いで、N型ポリシリコン膜30上
に、DCマグネトロンスパッタリング法により、約20
00オングストロ−ムの厚みを有するタングステンシリ
サイド膜(WSi2 )32を形成する(図16)。
【0039】次いで、タングステンシリサイド膜32に
フォトレジストを塗布する。次いで、フォトリソグラフ
ィ法により、このフォトレジストをエッチングし、第2
層めの配線層パタ−ンに対応したレジストパタ−ン38
を形成する。次いで、レジストパタ−ン38をマスクと
して、タングステンシリサイド膜32およびN型ポリシ
リコン膜30を順次、RIE法によりエッチングし、主
要な導電物がタングステンシリサイド膜32である第2
層め配線層パタ−ン41を得る(図17)。
【0040】次いで、レジストパタ−ン38を除去した
後、配線層パタ−ン41上を含み、BPSG膜28上
に、LPCVD法により、約500オングストロ−ムの
厚みを有するシリコン酸化膜42、約7000オングス
トロ−ムの厚みを有するBPSG膜44を形成する(図
18)。次いで、BPSG膜44を、温度850℃の窒
素雰囲気中でリフロ−させ、平坦化する(図19)。
【0041】次いで、フォトレジストを塗布し、フォト
リソグラフィ法により、このフォトレジストをエッチン
グし、配線層パタ−ン41相互間上に窓48を有するレ
ジストパタ−ン46を形成する。この時、窓48は、基
板10へのコンタクト予定部を含む範囲で、かつパタ−
ン40相互間の幅より狭い幅を有するように形成され
る。この結果、レジストパタ−ン46の側壁47は配線
層パタ−ン22の上方に配置される(図20)。
【0042】次いで、レジストパタ−ン46をマスクに
用いて、BPSG膜44、シリコン酸化膜42、BPS
G膜28、シリコン酸化膜26およびゲ−ト酸化膜12
を、例えばCHF3 /COイオンをエッチャントに用い
たRIE法によりエッチングする。これによって、配線
層パタ−ン22相互間における基板10(図中ではN型
不純物層24)上に達する開口部50が得られる。BP
SG膜28、44に比べてポリシリコン膜18のエッチ
ング速度は1/60以下と十分遅い。このため、第1層
め配線層パタ−ン22上ではポリシリコン膜18が例え
ば200オングストロ−ム程度エッチングされたところ
でエッチングが、終了する。この後、レジストパタ−ン
46を除去する(図21)。
【0043】次いで、温度850℃で水素燃焼酸化を行
い、開口部50内に露出したポリシリコン膜14、18
の表面をそれぞれ酸化し、酸化物14A、18A、36
Aに変える。この時、開口部50内に露出した基板10
の表面も酸化され、約150オングストロ−ムの厚みを
有するシリコン酸化膜52が形成される(図22)。
【0044】次いで、開口部50の内部を含みBPSG
膜44上に、LPCVD法により、約2000オングス
トロ−ムの厚みを有するシリコン窒化膜(SiNX )膜
54を形成する(図23)。
【0045】次いで、図13を参照して説明した方法と
同様な方法にして、シリコン窒化膜54をRIE法によ
りエッチングし、コンタクト孔51を形成する。この
時、シリコン窒化膜54は、主にBPSG膜28、44
の側壁上や、配線層14の側壁上方にサイドウォ−ル絶
縁膜54A、54Bとして残る。また、このエッチング
の際、酸化物18Aがエッチングされて無くなる時もあ
るが、この場合にはシリコン酸化膜34がストッパとな
るので配線層14がエッチングされることはない(図2
4)。
【0046】次いで、コンタクト孔51内を含みBPS
G膜44上に、LPCVD法により、約3000オング
ストロ−ムの厚みを有するリンを含むポリシリコン膜5
6を形成する。次いで、フォトリソグラフィ法を用いて
ポリシリコン膜56を、コンタクト孔51を介して基板
10(図中ではN型拡散層24)にコンタクトする第3
層めの配線層パタ−ンにパタ−ニングする(図25)。
【0047】上記のような半導体装置の製造方法である
と、第1層めの配線パタ−ンを22に対して自己整合的
にコンタクト孔51を形成できる。そして、BPSG膜
28、44に基板10の表面に通じる開口部50を形成
してから、この開口部50内にサイドウォ−ル絶縁膜5
4A、54Bが形成されるため、第1の実施例と同様な
効果を得ることができる。図26は、この発明の第3の
実施例に係わる製造方法に従って形成された半導体装置
の最終的な断面形状を示した断面図である。
【0048】図26に示すように、3層以上の配線層を
持つ半導体装置において、第1の実施例および第2の実
施例で説明した方法を組み合わせ、コンタクト孔51を
形成することも可能である。
【0049】図26において、参照符号221 は第1層
めの配線層141 を含むパタ−ンを示しており、同様
に、参照符号222 は第2層めの配線層142 を含むパ
タ−ン、…、参照符号224 は第4層めの配線層144
を含むパタ−ンをそれぞれ示している。第1層めの障壁
層はシリコン酸化膜161 とポリシリコン膜181 とで
構成され、…、第4層めの障壁層はシリコン酸化膜16
4 とポリシリコン膜184 とで構成される。参照符号2
1 は第1層めの配線層141 と第2層めの配線層14
2 とを互いに絶縁する層間絶縁膜(BPSG等)を示し
ており、同様に、参照符号282 は第2層めの配線層1
2 と第3層めの配線層143 とを互いに絶縁する層間
絶縁膜、…、参照符号284 は第3層めの配線層144
と第4層めの配線層144 とを互いに絶縁する層間絶縁
膜をそれぞれ示している。参照符号54A〜54Dは、
層間絶縁膜281 〜284 の側壁上、並びに配線層14
1 〜144 の側壁上方に形成されたサイドウォ−ル絶縁
膜(Si3 4 、もしくはSiO2 等)を示している。
【0050】図26に示す半導体装置においてはコンタ
クト孔51が深くなる。このため、障壁層の厚みを第1
層よりも第2層めを厚く、また第2層めよりも第3層め
を厚く、第3層めよりも第4層めを厚く、というように
順次厚くすることが望ましい。これによれば、例えば第
4層めの障壁層が長い間エッチャントにさらされたとし
ても、障壁層を残すことができる。これを実現するに
は、例えばポリシリコン膜181 〜184 の膜厚の関係
を次のように設定することで達成される。
【0051】 T181 < T182 < T183 < T184 …(1) (1)式において、T181 はポリシリコン膜181
膜厚を、T182 はポリシリコン膜182 の膜厚を、T
183 はポリシリコン膜183 の膜厚を、T184 はポ
リシリコン膜184 の膜厚をそれぞれ示している。次
に、この発明の第4の実施例に係わる製造方法について
説明する。図27は、この発明の第4の実施例に係わる
製造方法を用いて形成されるダイナミック型RAMのセ
ルのパタ−ン平面図である。
【0052】図27に示すように、ソ−ス領域1141
およびドレイン領域1142 は、シリコン基板の表面が
露出する素子形成領域101に形成されている。ソ−ス
領域1141 とドレイン領域1142 との間の素子形成
領域101上には、ワ−ド線(ゲ−ト電極)WLが形成
されている。ドレイン領域1142 にはビット線BLが
電気的に接続されている。ソ−ス領域1141 にはスト
レ−ジノ−ド電極が電気的に接続される。なお図27
中、ストレ−ジノ−ド電極およびセルプレ−ト電極は省
略されている。
【0053】図28〜図42は、この発明の第4の実施
例に係わる製造方法に従って工程順に示されたダイナミ
ック型RAMのセルの断面図である。なおこの断面は図
27中のI−I線に沿うものとする。
【0054】まず、P型シリコン基板100の表面領域
に、例えばLOCOS法により、シリコン酸化膜(Si
2 ;以下フィ−ルド酸化膜と称す)102を形成し、
素子形成領域101を画定する。次いで、素子形成領域
101上に、例えば熱酸化法により、約150オングス
トロ−ムの厚みを有するシリコン酸化膜(SiO2 ;以
下ゲ−ト酸化膜と称す)104を形成する。次いで、基
板100上方全面に、例えばLPCVD法により、約2
000オングストロ−ムの厚みを有するポリシリコン膜
106を形成する。次いで、ポリシリコン膜106に、
POCl3 をソ−スとした気相拡散法により、リンを拡
散し、ポリシリコン膜106を導電体化(N型化)す
る。次いで、ポリシリコン膜106上に、LPCVD法
により、約3000オングストロ−ムの厚みを有するシ
リコン酸化膜(SiO2 )108を形成する。次いで、
シリコン酸化膜108上に、LPCVD法により、約1
00オングストロ−ムの厚みを有するポリシリコン膜1
10を形成する(図28)。
【0055】次いで、ポリシリコン膜110上に、フォ
トリソグラフィ法により、ワ−ド線(ゲ−ト)パタ−ン
に対応したレジストパタ−ン(図示せず)を形成する。
次いで、レジストパタ−ンをマスクに用いて、ポリシリ
コン膜110、シリコン酸化膜108、N型ポリシリコ
ン膜106を順次、RIE法によりエッチングする。こ
れにより、N型ポリシリコン膜106で成るワ−ド線
と、シリコン酸化膜108およびポリシリコン膜110
で成る障壁層とを含むワ−ド線パタ−ン112が形成さ
れる。次いで、ワ−ド線パタ−ン112およびフィ−ル
ド酸化膜102をマスクとして、N型の不純物イオン、
例えばヒ素(As)イオンを基板100内に注入する。
これにより、トランジスタのソ−スとなるN型不純物層
1141 、およびドレインとなるN型不純物層1142
が形成される。この後、図示せぬレジストパタ−ンを除
去する(図29)。
【0056】次いで、ワ−ド線パタ−ン112を覆うよ
うに基板100上方に、LPCVD法により、約100
0オングストロ−ムの厚みを有するシリコン酸化膜(S
iO2 )116、約4000オングストロ−ムの厚みを
有するBPSG膜118を形成する。シリコン酸化膜1
16およびBPSG膜118は、層間絶縁膜として機能
する。次いで、BPSG膜118を、温度850℃の窒
素雰囲気中でリフロ−させ、平坦化する(図30)。
【0057】次いで、BPSG膜118上に、フォトリ
ソグラフィ法により、レジストパタ−ン(図示せず)を
形成する。このレジストパタ−ンは、ソ−スとなる不純
物層1141 にコンタクトされるストレ−ジノ−ド電極
のコンタクト予定部を含む範囲で、かつワ−ド線パタ−
ン112相互間の距離より拡い幅の窓を有する。次い
で、レジストパタ−ンをマスクに用いて、BPSG膜1
18、シリコン酸化膜116、ゲ−ト酸化膜104を、
例えばCHF3 /COイオンをエッチャントに用いたR
IE法によりエッチングする。これにより、不純物層1
141 に達する開口部119が得られる。また、上記エ
ッチングは、ワ−ド線パタ−ン112上では、ポリシリ
コン膜110の部分で止まる。これは、BPSGのエッ
チング速度に比べて、ポリシリコンのエッチング速度が
1/60以下と遅いためである。この後、図示せぬレジ
ストパタ−ンを除去する(図31)。
【0058】次いで、温度850℃で水素燃焼酸化を行
い、開口部119内に露出したポリシリコン膜106お
よび110の表面をそれぞれ酸化し、シリコン酸化膜1
06Aおよび110Aを得る。この時、開口部119内
に露出した基板100の表面も酸化され、約200オン
グストロ−ムの厚みを有するシリコン酸化膜122が形
成される(図32)。
【0059】次いで、開口部119内を含みBPSG膜
118上に、LPCVD法により、約1000オングス
トロ−ムの厚みを有するシリコン窒化膜(SiNX )膜
を形成する。次いで、シリコン窒化膜をRIE法により
エッチングし、コンタクト孔120を形成する。この
時、シリコン窒化膜は、主にBPSG膜118の側壁
上、およびワ−ド線106の側壁上方に残る。これによ
り、サイドウォ−ル絶縁膜124が得られる(図3
3)。
【0060】次いで、コンタクト孔120内を含みBP
SG膜118上に、LPCVD法により、約1000オ
ングストロ−ムの厚みを有するポリシリコン膜を形成す
る。次いで、ポリシリコン膜に、POCl3 をソ−スと
した気相拡散法により、リンを拡散し、ポリシリコン膜
を導電体化(N型化)する。次いで、ポリシリコン膜を
フォトリソグラフィ法を用いてパタ−ニングし、ストレ
−ジ・ノ−ド電極126を得る(図34)。次いで、ス
トレ−ジ・ノ−ド電極126の表面を、例えば熱酸化法
により酸化し、キャパシタ誘電体膜128を形成する
(図35)。
【0061】次いで、ストレ−ジ・ノ−ド電極126を
覆うようにBPSG膜118上に、LPCVD法によ
り、約2000オングストロ−ムの厚みを有する低抵抗
のポリシリコン膜を形成する。このポリシリコン膜はプ
レ−ト電極130となる。次いで、プレ−ト電極130
上に、LPCVD法により、約1000オングストロ−
ムの厚みを有するシリコン酸化膜(SiO2 )132を
形成する。次いで、シリコン酸化膜132上に、LPC
VD法により、約400オングストロ−ムの厚みを有す
るポリシリコン膜134を形成する(図36)。
【0062】次いで、ポリシリコン膜134上に、フォ
トリソグラフィ法により、プレ−ト電極に、ビット線を
基板に到達させるための開口部に対応したレジストパタ
−ン(図示せず)を形成する。次いで、レジストパタ−
ンをマスクに用いて、ポリシリコン膜134、シリコン
酸化膜132、プレ−ト電極(ポリシリコン膜)130
を順次、RIE法によりエッチングする。これにより、
ビット線を基板100に到達させるための開口部136
を有するプレ−ト電極パタ−ン138が形成される。ス
リット136の幅は、ワ−ド線パタ−ン112相互間の
距離よりも大きくなるよう形成される。なおプレ−ト電
極パタ−ン138は、プレ−ト電極130と、シリコン
酸化膜132およびポリシリコン膜134で成る障壁層
とを含んでいる。この後、図示せぬレジストパタ−ンを
除去する(図37)。
【0063】次いで、プレ−ト電極パタ−ン138上を
覆うようにBPSG膜118上に、層間絶縁膜として、
LPCVD法により、約1000オングストロ−ムの厚
みを有するシリコン酸化膜(SiO2 )140、約40
00オングストロ−ムの厚みを有するBPSG膜142
を形成する。次いで、BPSG膜142を、温度850
℃の窒素雰囲気中でリフロ−させ、平坦化する(図3
8)。
【0064】次いで、BPSG膜142上に、フォトリ
ソグラフィ法により、レジストパタ−ン(図示せず)を
形成する。このレジストパタ−ンは、ドレインとなる不
純物層1142 にコンタクトされるビット線コンタクト
予定部を含む範囲で、かつ開口部136の幅よりも拡い
幅の窓を有する。次いで、レジストパタ−ンをマスクと
して、BPSG膜142、シリコン酸化膜140、BP
SG膜118、シリコン酸化膜116、ゲ−ト酸化膜1
04を、例えばCHF3 /COイオンをエッチャントと
したRIE法によりエッチングする。これにより、不純
物層1142 に達する開口部144が得られる。また、
上記エッチングは、プレ−ト電極パタ−ン138上では
ポリシリコン膜132の部分で、またワ−ド線パタ−ン
112上ではポリシリコン膜110の部分でそれぞれ止
まる。これは、BPSGのエッチング速度に比べて、ポ
リシリコンのエッチング速度が1/60以下と遅いため
である。この後、図示せぬレジストパタ−ンを除去する
(図39)。
【0065】次いで、温度850℃で水素燃焼酸化を行
い、開口部144内に露出したポリシリコン膜106
(ワ−ド線)、110、130(プレ−ト電極)および
134の表面をそれぞれ酸化し、酸化物106A、11
0B、130A、134Aをそれぞれ形成する。この
時、開口部144内に露出した基板100の表面も酸化
され、約150オングストロ−ムの厚みを有するシリコ
ン酸化膜146が形成される(図40)。
【0066】次いで、開口部144内を含みBPSG膜
142上に、LPCVD法により、約1000オングス
トロ−ムの厚みを有するシリコン窒化膜(SiNX )膜
を形成する。次いで、シリコン窒化膜をRIE法により
エッチングし、コンタクト孔145を形成する。この
時、シリコン窒化膜は、主にBPSG膜118、142
の側面上、およびワ−ド線106、プレ−ト電極130
の側面上方に残る。これにより、サイドウォ−ル絶縁膜
148が得られる(図41)。
【0067】次いで、コンタクト孔145内を含み、B
PSG膜142上に、LPCVD法により、約3000
オングストロ−ムの厚みを有するリンを含むポリシリコ
ン膜を形成する。次いで、フォトリソグラフィ法を用い
てポリシリコン膜をパタ−ニングする。このパタ−ニン
グにより、コンタクト孔145を介してN型不純物層1
142 に電気的に接続されるビット線150を得る。以
上のような工程により、図27に示す平面パタ−ンを有
するダイナミック型RAMのセルが形成される。次に、
この発明の第5の実施例に係わる製造方法について説明
する。図43は、この発明の第5の実施例に係わる製造
方法を用いて形成されるダイナミック型RAMのセルの
パタ−ン平面図である。
【0068】図43に示すように、ストレ−ジノ−ド電
極とソ−ス領域1141 のコンタクト部SNCは、ビッ
ト線BLとワ−ド線WLとにより囲まれる領域に設けら
れている。そして、素子形成領域101は、ビット線B
Lを挟んで対角線上のソ−ス領域1141 どうし結ぶよ
うに、平面から見て斜めに形成されている。ビット線B
Lは、ドレイン領域1142 に電気的に接続されてい
る。なお図43中、ストレ−ジノ−ド電極およびセルプ
レ−ト電極は省略されている。
【0069】図44(a)〜(c)ないし図54(a)
〜(c)は、この発明の第4の実施例に係わる製造方法
に従って工程順に示されたダイナミック型RAMのセル
の断面図である。なお(a)図に示す断面は図43中の
a−a線に、(b)図に示す断面は図43中のb−b線
に、(c)図に示す断面は図43中のc−c線にそれぞ
れ沿うものとする。
【0070】まず、図27〜図29を参照して説明した
方法と同様な方法により、P型シリコン基板100の表
面領域にフィ−ルド酸化膜102を形成して素子形成領
域101を画定する。次いで、素子形成領域101上に
ゲ−ト酸化膜104を形成した後、基板100の上方に
N型ポリシリコン膜106で成るワ−ド線と、シリコン
酸化膜108およびポリシリコン膜110で成る障壁層
とを含むワ−ド線パタ−ン112を形成する。次いで、
トランジスタのソ−スとなるN型不純物層1141 、お
よびドレインとなるN型不純物層1142 を形成する
{図44(a)〜(c)}。
【0071】次いで、図30を参照して説明した方法と
同様な方法により、ワ−ド線パタ−ン112上を覆うよ
うに基板100上方に、層間絶縁膜として、シリコン酸
化膜116、BPSG膜118を形成する。次いで、B
PSG膜118をリフロ−させ、平坦化する{図45
(a)〜(c)}。
【0072】次いで、BPSG膜118上に、フォトリ
ソグラフィ法により、レジストパタ−ン(図示せず)を
形成する。このレジストパタ−ンは、ドレインとなる不
純物層1142 にコンタクトされるビット線のコンタク
ト予定部を含む範囲で、かつワ−ド線パタ−ン112相
互間の距離より拡い幅の窓を有する。次いで、レジスト
パタ−ンをマスクとして、BPSG膜118、シリコン
酸化膜116、ゲ−ト酸化膜104を、例えばCHF3
/COイオンをエッチャントとしたRIE法によりエッ
チングする。これにより、不純物層1142 に達する開
口部144が得られる。また、上記エッチングは、ワ−
ド線パタ−ン112上では、ポリシリコン膜110の部
分で止まる。これは、BPSGのエッチング速度に比べ
て、ポリシリコンのエッチング速度が1/60以下と遅
いためである。この後、図示せぬレジストパタ−ンを除
去する{図46(a)〜(c)}。
【0073】次いで、温度850℃で水素燃焼酸化を行
い、開口部144内に露出したポリシリコン膜106お
よび110の表面をそれぞれ酸化し、酸化物106Aお
よび110Aを得る。この時、開口部144内に露出し
た基板100の表面も酸化され、約200オングストロ
−ムの厚みを有するシリコン酸化膜146が形成される
{図47(a)〜(c)}。
【0074】次いで、開口部144内を含みBPSG膜
118上に、LPCVD法により、約1000オングス
トロ−ムの厚みを有するシリコン窒化膜(SiNX )を
形成する。次いで、シリコン窒化膜をRIE法によりエ
ッチングし、コンタクト孔145を形成する。この時、
シリコン窒化膜は、主にBPSG膜118の側壁上、お
よびワ−ド線106の側壁上方に残る。これにより、サ
イドウォ−ル148が得られる{図48(a)〜
(c)}。
【0075】次いで、コンタクト孔145内を含みBP
SG膜118上に、LPCVD法により、約3000オ
ングストロ−ムの厚みを有するポリシリコン膜152を
形成する。このポリシリコン膜は将来においてビット線
となる。次いで、ポリシリコン膜152に、POCl3
をソ−スとした気相拡散法により、リンを拡散し、ポリ
シリコン膜152を導電体化(N型化)する。次いで、
ポリシリコン膜152上に、LPCVD法により、約1
000オングストロ−ムの厚みを有するシリコン酸化膜
(SiO2 )154を形成する。次いで、シリコン酸化
膜154上に、LPCVD法により、約250オングス
トロ−ムの厚みを有するポリシリコン膜156を形成す
る。次いで、ポリシリコン膜156上に、フォトリソグ
ラフィ法により、ビット線に対応したレジストパタ−ン
(図示せず)を形成する。次いで、レジストパタ−ンを
マスクとして、ポリシリコン膜156、シリコン酸化膜
154、N型ポリシリコン膜152を順次、RIE法に
よりエッチングする。これにより、N型ポリシリコン膜
152で成るビット線とシリコン酸化膜152およびポ
リシリコン膜154で成る障壁層とを含むビット線パタ
−ン158が形成される{図49(a)〜(c)}。
【0076】次いで、ビット線パタ−ン158を覆うよ
うにBPSG膜118上に、層間絶縁膜として、LPC
VD法により、約1000オングストロ−ムの厚みを有
するシリコン酸化膜140、約6000オングストロ−
ムの厚みを有するBPSG膜142を形成する。次い
で、BPSG膜142を、温度850℃の窒素雰囲気中
でリフロ−させ、平坦化する{図50(a)〜
(c)}。
【0077】次いで、BPSG膜142上に、フォトリ
ソグラフィ法により、レジストパタ−ン(図示せず)を
形成する。このレジストパタ−ンは、ソ−スとなる不純
物層1141 にコンタクトされるストレ−ジノ−ド電極
のコンタクト予定部を含む範囲で、かつワ−ド線パタ−
ン112相互間の距離より拡い幅の窓を有する。次い
で、レジストパタ−ンをマスクとして、BPSG膜14
2、シリコン酸化膜140、BPSG膜118、シリコ
ン酸化膜116、ゲ−ト酸化膜104を、例えばCHF
3 /COイオンをエッチャントとしたRIE法により順
次エッチングする。これにより、不純物層1141 に達
する開口部119が得られる。また、上記エッチング
は、ビット線パタ−ン158上ではポリシリコン膜15
6で、ワ−ド線パタ−ン112上ではポリシリコン膜1
10の部分でそれぞれ止まる。これは、BPSGのエッ
チング速度に比べて、ポリシリコンのエッチング速度が
1/60以下と遅いためである。この後、図示せぬレジ
ストパタ−ンを除去する{図51(a)〜(c)}。
尚、図55は図49(a)〜(c)の工程におけるパタ
−ン平面図である。
【0078】次いで、温度850℃で水素燃焼酸化を行
い、開口部121内に露出したポリシリコン膜106、
110、152および156の表面をそれぞれ酸化し、
酸化物106A、110A、152Aおよび156Aに
変える。この時、開口部119内に露出した基板100
の表面も酸化され、約200オングストロ−ムの厚みを
有するシリコン酸化膜122が形成される{図52
(a)〜(c)}。
【0079】次いで、開口部119内を含みBPSG膜
142上に、LPCVD法により、約1000オングス
トロ−ムの厚みを有するシリコン窒化膜(SiNX )膜
を形成する。次いで、シリコン窒化膜をRIE法により
エッチングし、コンタクト孔120を形成する。この
時、シリコン窒化膜は、主にBPSG膜142、118
の側壁上、およびビット線152、ワ−ド線106の側
壁上方に残る。これにより、サイドウォ−ル124が得
られる{図53(a)〜(c)}。
【0080】次いで、コンタクト孔120内を含みBP
SG膜142上に、LPCVD法により、約1000オ
ングストロ−ムの厚みを有するポリシリコン膜を形成す
る。次いで、ポリシリコン膜に、POCl3 をソ−スと
した気相拡散法により、リンを拡散し、ポリシリコン膜
を導電体化(N型化)する。次いで、ポリシリコン膜を
フォトリソグラフィ法を用いてパタ−ニングし、ストレ
−ジ・ノ−ド電極126を得る。次いで、ストレ−ジ・
ノ−ド電極126の表面を、例えば熱酸化法により酸化
し、キャパシタ誘電体膜128を形成する。次いで、キ
ャパシタ誘電体膜128上を含み、BPSG膜142上
に、LPCVD法により、約3000オングストロ−ム
の厚みを有するポリシリコン膜を形成し、このポリシリ
コン膜によりプレ−ト電極139を得る。以上のような
工程により、図43に示す平面パタ−ンを有するダイナ
ミック型RAMのセルが形成される。
【0081】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、メモリセルのビット線コンタクト部、メモ
リセルのストレ−ジ・ノ−ド電極コンタクト部以外にお
いても、この発明に係わる製造方法を適用できることは
いうまでもない。
【0082】また、障壁層としてシリコン酸化膜とポリ
シリコンとを用いたが、ポリシリコンを、ハフニウム
(Hf)、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)、
タングステン−シリサイド(WSi2 )、モリブデン−
シリサイド(MoSi2 )、ハフニウム−シリサイド
(HfSi2 )、タンタル−シリサイド(TaS
2 )、ジルコニウム−シリサイド(ZrSi2 )等に
変えても良い。これらの物質は全て、ポリシリコンと同
様、例えば酸化性雰囲気中で温度700℃以上の熱処理
を施すことにより酸化物となり、絶縁体化される。
【0083】また、障壁層をシリコン酸化膜とポリシリ
コンとを積み重ねて形成したが、これによれば、CHF
3 /COのエッチャントに対してはいずれかのポリシリ
コンが、またCl2 のエッチャントに対してはシリコン
酸化膜がというようにそれぞれエッチング耐性を発揮さ
せることが可能である。このため、障壁層のエッチング
耐性を全体的に強化できるという効果が得られる。
【0084】また、層間絶縁膜としてBPSGを用いた
が、層間絶縁膜を、リン−シリケ−トガラス(PS
G)、ボロン−シリケ−トガラス(BSG)により構成
しても良い。これらの物質も全て、BPSGと同様、例
えば酸化性雰囲気中で温度700℃以上の熱処理を施す
ことによりリフロ−できるとともに、Si、Hf、T
a、Zr、WSi2 、MoSi2 、HfSi2 、TaS
2 、ZrSi2 とエッチングの選択性を得ることがで
きる。また、サイドウォ−ル絶縁膜としてシリコン窒化
膜を用いたが、サイドウォ−ル絶縁膜も、絶縁物であれ
ばシリコン窒化膜に限られることはない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、多層の配線層を有する半導体装置に有効な、配線層
に対して自己整合的にコンタクト孔を形成できる半導体
装置の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の製造方法の第1の工程を示す断面図である。
【図2】図2はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の製造方法の第2の工程を示す断面図である。
【図3】図3はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の製造方法の第3の工程を示す断面図である。
【図4】図4はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の製造方法の第4の工程を示す断面図である。
【図5】図5はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の製造方法の第5の工程を示す断面図である。
【図6】図6はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の製造方法の第6の工程を示す断面図である。
【図7】図7はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の製造方法の第7の工程を示す断面図である。
【図8】図8はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の製造方法の第8の工程を示す断面図である。
【図9】図9はこの発明の第1の実施例に係わる半導体
装置の製造方法の第9の工程を示す断面図である。
【図10】図10はこの発明の第1の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第10の工程を示す断面図であ
る。
【図11】図11はこの発明の第1の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第11の工程を示す断面図であ
る。
【図12】図12はこの発明の第1の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第12の工程を示す断面図であ
る。
【図13】図13はこの発明の第1の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第13の工程を示す断面図であ
る。
【図14】図14はこの発明の第1の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第14の工程を示す断面図であ
る。
【図15】図15はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第1の工程を示す断面図である。
【図16】図16はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第2の工程を示す断面図である。
【図17】図17はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第3の工程を示す断面図である。
【図18】図18はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第4の工程を示す断面図である。
【図19】図19はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第5の工程を示す断面図である。
【図20】図20はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第6の工程を示す断面図である。
【図21】図21はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第7の工程を示す断面図である。
【図22】図22はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第8の工程を示す断面図である。
【図23】図23はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第9の工程を示す断面図である。
【図24】図24はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第10の工程を示す断面図であ
る。
【図25】図25はこの発明の第2の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第11の工程を示す断面図であ
る。
【図26】図26はこの発明の第3の実施例に係わる半
導体装置の製造方法に従って製造された半導体装置の断
面図である。
【図27】図27はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法に従って製造されるダイナミック型
RAMのセルのパタ−ン平面図である。
【図28】図28はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第1の工程を示す断面図である。
【図29】図29はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第2の工程を示す断面図である。
【図30】図30はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第3の工程を示す断面図である。
【図31】図31はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第4の工程を示す断面図である。
【図32】図32はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第5の工程を示す断面図である。
【図33】図33はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第6の工程を示す断面図である。
【図34】図34はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第7の工程を示す断面図である。
【図35】図35はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第8の工程を示す断面図である。
【図36】図36はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第9の工程を示す断面図である。
【図37】図37はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第10の工程を示す断面図であ
る。
【図38】図38はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第11の工程を示す断面図であ
る。
【図39】図39はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第12の工程を示す断面図であ
る。
【図40】図40はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第13の工程を示す断面図であ
る。
【図41】図41はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第14の工程を示す断面図であ
る。
【図42】図42はこの発明の第4の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第15の工程を示す断面図であ
る。
【図43】図43はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法に従って製造されるダイナミック型
RAMのセルのパタ−ン平面図である。
【図44】図44はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第1の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図45】図45はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第2の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図46】図46はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第3の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図47】図47はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第4の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図48】図48はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第5の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図49】図49はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第6の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図50】図50はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第7の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図51】図51はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第8の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図52】図52はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第9の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図53】図53はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第10の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図54】図54はこの発明の第5の実施例に係わる半
導体装置の製造方法の第11の工程を示す断面図で、
(a)は図43中のa−a線に沿う断面、(b)は図4
3中のb−b線に沿う断面、(c)は図43中のc−c
線に沿う断面である。
【図55】図55は図51に示す工程における半導体装
置の平面図である。
【符号の説明】
10…P型シリコン基板、12…ゲ−ト酸化膜、14…
導電性を有するポリシリコン膜、16…シリコン酸化
膜、18…ポリシリコン膜、18A…酸化物、22…第
1層め配線層パタ−ン、26…シリコン酸化膜、28…
BPSG膜、30…導電性を有するポリシリコン膜、3
2…タングステンシリサイド膜、34…シリコン酸化
膜、36…ポリシリコン膜、40、41…第2層め配線
層パタ−ン、42…シリコン酸化膜、44…BPSG
膜、50…開口部、51…コンタクト孔、54…シリコ
ン窒化膜、54A〜54D…サイドウォ−ル絶縁膜、5
6…導電性を有するポリシリコン膜、100…P型シリ
コン基板、101…素子形成領域、102…フィ−ルド
酸化膜、104…ゲ−ト酸化膜、106…導電性を有す
るポリシリコン膜、108…シリコン酸化膜、110…
ポリシリコン膜、112…ワ−ド線パタ−ン、1141
…ソ−ス領域、1142 …ドレイン領域、116…シリ
コン酸化膜、118…BPSG膜、119…開口部、1
20…コンタクト孔、124…サイドウォ−ル絶縁膜、
126…ストレ−ジ・ノ−ド電極、128…キャパシタ
誘電体膜、130…プレ−ト電極、132…シリコン酸
化膜、134…ポリシリコン膜、136…開口部、13
8…プレ−ト電極パタ−ン、139…プレ−ト電極、1
40…シリコン酸化膜、142…BPSG膜、144…
開口部、145…コンタクト孔、148…サイドォ−ル
絶縁膜、150…導電性を有するポリシリコン膜(ビッ
ト線)、152…ポリシリコン膜。154…シリコン酸
化膜、156…ポリシリコン膜、158…ビット線パタ
−ン。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面上に、第1の絶縁膜を
    形成する工程と、 前記第1の絶縁膜上に、第1の導電膜を形成する工程
    と、 前記第1の導電膜上に、第1の障壁層を形成する工程
    と、 前記第1の障壁層および前記第1の導電膜を一括してパ
    タ−ニングし、第1の配線層パタ−ンを形成する工程
    と、 前記第1の配線層パタ−ンを覆うように前記基板の表面
    上方に、第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜上に、第2の導電膜を形成する工程
    と、 前記第2の導電膜上に、第2の障壁層を形成する工程
    と、 前記第2の障壁層および前記第2の導電膜を一括してパ
    タ−ニングし、第2の配線層パタ−ンを形成する工程
    と、 前記第2の配線層パタ−ンを覆うように前記基板の表面
    上方に、第3の絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体基板に到達する開口部を、前記第1、第2の
    障壁層の少なくとも1つをエッチングの障壁に用いて前
    記第1、第2、第3の絶縁膜を貫通させて形成する工程
    と、 前記開口部の側壁上に、第4の絶縁膜で成るサイドウォ
    −ルを形成する工程と、 前記開口部を介して前記基板にコンタクトされる第3の
    配線層パタ−ンを形成する工程とを具備することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の障壁層を各々、第1の
    物質で成る第1の物質膜とこの第1の物質と異なる第2
    の物質で成る第2の物質膜とを積み重ねて形成するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の物質には絶縁性を有する物質
    が選ばれ、前記第2の物質には少なくとも活性化させる
    ことによって絶縁性を示す物質が選ばれ、前記開口部を
    形成した後、前記第2の物質を活性化させる工程をさら
    に具備することを特徴とする請求項2に記載の半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の物質は、少なくともシリコン
    と酸素とが化合した化合物より選ばれ、 前記第2の物質は、シリコン、ハフニウム、タンタル、
    ジルコニウム、タングステン−シリサイド、モリブデン
    −シリサイド、ハフニウム−シリサイド、タンタル−シ
    リサイド、ジルコニウム−シリサイドのうちのいずれか
    より選ばれ、 前記活性化は酸化であることを特徴とする請求項3に記
    載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板の表面に第1導電型の素子形
    成領域を画定する工程と、 前記素子形成領域の表面上に、第1の絶縁膜を形成する
    工程と、 前記第1の絶縁膜上に、第1の導電膜を形成する工程
    と、 前記第1の導電膜上に、障壁層を形成する工程と、 前記第1の障壁層および前記第1の導電膜を一括してパ
    タ−ニングし、ワ−ド線パタ−ンを形成する工程と、 前記ワ−ド線パタ−ンをマスクに用いて前記素子形成領
    域内に、第2導電型のソ−ス/ドレイン領域を形成する
    工程と、 前記ワ−ド線パタ−ンを覆うように前記基板の表面上
    に、第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記ソ−ス/ドレイン領域の一方に到達する第1の開口
    部を、前記第1の障壁層をエッチングの障壁に用いて前
    記第1、第2の絶縁膜を貫通させて形成する工程と、 前記第1の開口部の側壁上に、第3の絶縁膜で成る第1
    のサイドウォ−ルを形成する工程と、 前記第1の開口部を介して前記ソ−ス/ドレイン領域の
    一方に到達するストレ−ジノ−ド電極を形成する工程
    と、 前記ストレ−ジノ−ド電極の表面上に、第4の絶縁膜を
    形成する工程と、 前記第4の絶縁膜を覆うように前記第2の絶縁膜上に、
    第2の導電膜を形成する工程と、 前記第2の導電膜上に、第2の障壁層を形成する工程
    と、 前記第2の障壁層および前記第2の導電膜を一括してパ
    タ−ニングし、前記ソ−ス/ドレイン領域の他方の上方
    に第2の開口部を有するセルプレ−ト電極パタ−ンを形
    成する工程と、 前記セルプレ−ト電極を覆うように前記第2の絶縁膜上
    に第5の絶縁膜を形成する工程と、 前記ソ−ス/ドレイン領域の他方に到達する第3の開口
    部を、前記第1、第2の障壁層の少なくとも1つをエッ
    チングの障壁に用いて前記第1、第2、第5の絶縁膜を
    貫通させて形成する工程と、 前記第3の開口部の側壁上に、第6の絶縁膜でなる第2
    のサイドウォ−ルを形成する工程と、 前記第3の開口部を介して前記ソ−ス/ドレイン領域の
    他方にコンタクトされるビット線パタ−ンを形成する工
    程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2の障壁層を各々、第1の
    物質で成る第1の物質膜とこの第1の物質と異なる第2
    の物質で成る第2の物質膜とを積み重ねて形成するよう
    にしたことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の物質には絶縁性を有する物質
    が選ばれ、前記第2の物質には少なくとも活性化させる
    ことによって絶縁性を示す物質が選ばれ、前記開口部を
    形成した後、前記第2の物質を活性化させる工程をさら
    に具備することを特徴とする請求項6に記載の半導体装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の物質は、少なくともシリコン
    と酸素とが化合した化合物より選ばれ、 前記第2の物質は、シリコン、ハフニウム、タンタル、
    ジルコニウム、タングステン−シリサイド、モリブデン
    −シリサイド、ハフニウム−シリサイド、タンタル−シ
    リサイド、ジルコニウム−シリサイドのうちのいずれか
    より選ばれ、 前記活性化は酸化であることを特徴とする請求項7に記
    載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板の表面に第1導電型の素子形
    成領域を画定する工程と、 前記素子形成領域の表面上に、第1の絶縁膜を形成する
    工程と、 前記第1の絶縁膜上に、第1の導電膜を形成する工程
    と、 前記第1の導電膜上に、障壁層を形成する工程と、 前記第1の障壁層および前記第1の導電膜を一括してパ
    タ−ニングし、ワ−ド線パタ−ンを形成する工程と、 前記ワ−ド線パタ−ンをマスクとして用いて前記素子形
    成領域内に、第2導電型のソ−ス/ドレイン領域を形成
    する工程と、 前記ワ−ド線パタ−ンを覆うように前記基板の表面上
    に、第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記ソ−ス/ドレイン領域の一方に到達する第1の開口
    部を、前記第1の障壁層をエッチングの障壁として用い
    て前記第1、第2の絶縁膜を貫通させて形成する工程
    と、 前記第1の開口部の側壁上に、第3の絶縁膜で成る第1
    のサイドウォ−ルを形成する工程と、 前記第1の開口部を介して前記ソ−ス/ドレイン領域の
    他方にコンタクトされる第2の導電膜を形成する工程
    と、 前記第2の導電膜上に、第2の障壁層を形成する工程
    と、 前記第2の障壁層および前記第2の導電膜を一括してパ
    タ−ニングし、前記ソ−ス/ドレイン領域の一方にコン
    タクトされるビット線パタ−ンを形成する工程と、 前記ビット線パタ−ンを覆うように、第4の絶縁膜を形
    成する工程と、 前記ソ−ス/ドレイン領域の他方に到達する第2の開口
    部を、前記第1、第2の障壁層の少なくとも1つをエッ
    チングの障壁として用いて前記第1、第2、第3の絶縁
    膜を貫通させて形成する工程と、 前記第2の開口部の側壁上に、第5の絶縁膜で成る第2
    のサイドウォ−ルを形成する工程と、 前記第2の開口部を介して前記ソ−ス/ドレイン領域の
    一方に到達するストレ−ジノ−ド電極を形成する工程
    と、 前記ストレ−ジノ−ド電極の表面上に、第6の絶縁膜を
    形成する工程と、 前記第6の絶縁膜を覆うように前記第4の絶縁膜上に、
    セルプレ−ト電極パタ−ンを形成する工程とを具備する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2の障壁層を各々、第1
    の物質で成る第1の物質膜とこの第1の物質と異なる第
    2の物質で成る第2の物質膜とを積み重ねて形成するよ
    うにしたことを特徴とする請求項9に記載の半導体装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第1の物質には絶縁性を有する物
    質が選ばれ、前記第2の物質には少なくとも活性化させ
    ることによって絶縁性を示す物質が選ばれ、前記開口部
    を形成した後、前記第2の物質を活性化させる工程をさ
    らに具備することを特徴とする請求項10に記載の半導
    体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の物質は、少なくともシリコ
    ンと酸素とが化合した化合物より選ばれ、 前記第2の物質は、シリコン、ハフニウム、タンタル、
    ジルコニウム、タングステン−シリサイド、モリブデン
    −シリサイド、ハフニウム−シリサイド、タンタル−シ
    リサイド、ジルコニウム−シリサイドのうちのいずれか
    より選ばれ、 前記活性化は酸化であることを特徴とする請求項11に
    記載の半導体装置の製造方法。
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