JP2520917Y2 - 折りたたみ式ジャッキハンドル - Google Patents

折りたたみ式ジャッキハンドル

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JP2520917Y2
JP2520917Y2 JP8999791U JP8999791U JP2520917Y2 JP 2520917 Y2 JP2520917 Y2 JP 2520917Y2 JP 8999791 U JP8999791 U JP 8999791U JP 8999791 U JP8999791 U JP 8999791U JP 2520917 Y2 JP2520917 Y2 JP 2520917Y2
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rod
lever
grip
axis
jack handle
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博 栗山
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Kyoho Machine Works Ltd
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Kyoho Machine Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車載用ジャッキのねじ棒
を回転駆動するジャッキハンドルに係り、特に、自動車
にコンパクトに収納し得る折りたたみ式のジャッキハン
ドルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車載用ジャッキのねじ棒を回転駆動して
昇降させるジャッキハンドルとして、(a)車載用ジャ
ッキのねじ棒に係止される係止部が先端に設けられたロ
ッドと、(b)そのロッドの後端部にそのロッドの軸心
に対して直角な一回動軸まわりの回動可能に連結される
とともにその一回動軸から略直角な方向へ延び出すレバ
ーと、(c)そのレバーの先端部にそのレバーの軸心に
対して直角な方向へ延び出すように設けられたグリップ
とを備え、前記レバーが前記ロッドに対して略直角とな
る回転操作位置へ回動させられた状態で前記グリップを
把持してそのロッドの軸心まわりに回転操作されること
により前記ねじ棒を回転駆動する一方、前記レバーが前
記ロッドと同じ方向へ折りたたまれた状態で自動車に収
納される折りたたみ式のものが提案されている。図2
は、かかる折りたたみ式ジャッキハンドルの一例であ
り、ロッド30にはジョイント32を介してレバー34
が回動可能に設けられ、使用時にはそのレバー34を一
点鎖線で示す回転操作位置まで矢印に従って回動させる
一方、収納時には逆まわりに回動させて実線で示すよう
にロッド30と同じ方向へ倒して折りたたむのである。
このような折りたたみ式ジャッキハンドルによれば、自
動車内の比較的小さなスペースにコンパクトに収納でき
る利点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の折りたたみ式ジャッキハンドルは、レバーがロッ
ドと同じ方向へ倒れるようにしただけであるため、これ
をそのまま自動車へ収納すると、走行時の振動でレバー
とロッドとががたついて異音を発生することがあった。
【0004】本考案は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、走行時の振動でがた
ついたり異音を発生したりすることがないようにするこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、(a)車載用ジャッキのねじ棒に係止
される係止部が先端に設けられたロッドと、(b)その
ロッドの後端部にそのロッドの軸心に対して直角な一回
動軸まわりの回動可能に連結されるとともにその一回動
軸から略直角な方向へ延び出すレバーと、(c)そのレ
バーの先端部にそのレバーの軸心に対して直角な方向へ
延び出すように設けられたグリップとを備え、前記レバ
ーが前記ロッドに対して略直角となる回転操作位置へ回
動させられた状態で前記グリップを把持してそのロッド
の軸心まわりに回転操作されることにより前記ねじ棒を
回転駆動する一方、前記レバーが前記ロッドと同じ方向
へ折りたたまれた状態で自動車に収納される折りたたみ
式ジャッキハンドルにおいて、前記レバーは、折りたた
み状態においてその中間部が前記ロッドに当接させられ
るとともに前記グリップの側面がそのロッドに接触させ
られるように、前記一回動軸と直角な方向から傾斜した
方向へ延び出していることを特徴とする。
【0006】
【作用および考案の効果】このような折りたたみ式ジャ
ッキハンドルにおいては、レバーの中間部がロッドに当
接させられることにより折りたたみ状態が規定されると
ともに、その折りたたみ状態では、レバーの先端部に設
けられたグリップの側面がロッドに接触させられるた
め、そのグリップとロッドとの摺動抵抗によりレバーの
自由な回動が阻止されて、レバーが折りたたみ状態に保
持される。したがって、これをそのまま自動車へ収納し
ても、走行時の振動でレバーとロッドとががたついて異
音を発生する恐れがない。また、本考案では、レバーが
ロッドに当接するとともにグリップの側面がロッドに接
触するように、レバーの形状すなわち一回動軸からの延
び出し方向を変更するだけでよいため、締結具や位置決
め具等を用いてレバーとロッドとを位置決めする場合に
比較して、部品点数や重量が増加することがなく、ジャ
ッキハンドルが簡単で軽量且つ安価に構成される利点が
ある。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0008】図1は、本考案の一実施例である折りたた
み式ジャッキハンドル10の斜視図であり、この折りた
たみ式ジャッキハンドル10はロッド12,レバー1
4,グリップ16等を備えて構成されている。ロッド1
2は略一直線状を成し、先端には図示しない車載用ジャ
ッキのねじ棒に係止される係止部18が一体に設けられ
ているとともに、中間部には作業者によって把持される
樹脂製のカラー20が軸方向の移動不能且つ軸心まわり
の回転可能に取り付けられている。また、ロッド12の
後端には、コの字形状のジョイント22の背板部がロッ
ド12に対して直角となる姿勢で溶接等により一体的に
固設されている。
【0009】前記レバー14は略直角に曲成された連結
部24を一体に備えており、その連結部24は、前記ジ
ョイント22の一対の側壁部を貫通する状態で軸心まわ
りの回動可能にそのジョイント22に連結されている。
連結部24は、その軸心が前記ロッド12の軸心と直角
な一回動軸に相当し、レバー14は、その連結部24の
軸心まわりの回動可能にロッド12に連結されていると
ともに、その連結部24の軸心と略直角な方向へ延び出
している。レバー14の延び出し方向は、連結部24の
軸心に対して完全に直角な方向でなく僅かに傾斜してお
り、連結部24の軸心まわりに回動させられると、図1
に実線で示されているように、その中間部がロッド12
に配設された前記カラー20に当接させられるようにな
っている。かかるレバー14の先端部は略直角に曲成さ
れており、その先端部には、前記グリップ16が軸心ま
わりの回転可能に取り付けられている。グリップ16
は、ポリプロピレン等の合成樹脂にて構成されていると
ともに、先端側程僅かに大径となるテーパ形状を成して
いる。上記のようにレバー14の中間部がカラー20に
当接するまでレバー14が回動させられると、グリップ
16は、その基端側の外周面がロッド12に接触させら
れる。グリップ16は先端側程僅かに大径となるテーパ
形状を成しているため、レバー14の回動時には先ず先
端側がロッド12と干渉するが、レバー14の弾性変形
によってグリップ16の先端側はロッド12を乗り越
え、レバー14の中間部がカラー20に当接する時には
小径の基端側においてロッド12に接触させられる。
【0010】以上のように構成された折りたたみ式ジャ
ッキハンドル10は、レバー14が連結部24を中心と
して図1において左まわりに回動させられ、実線で示さ
れているように中間部がカラー20に当接させられるこ
とにより、折りたたみ状態が規定される。その折りたた
み状態では、レバー14の先端部に設けられたグリップ
16の側面がロッド12に接触させられるため、そのグ
リップ16とロッド12との摺動抵抗によりレバー14
の自由な回動が阻止され、レバー14は折りたたみ状態
に保持される。特に、グリップ16は先端側程僅かに大
径となるテーパ形状を成しているため、レバー14の回
動が一層効果的に防止される。かかる折りたたみ式ジャ
ッキハンドル10は、このようにレバー14を折りたた
むことにより、自動車内の比較的小さなスペースにコン
パクトに収納される。
【0011】一方、かかる折りたたみ式ジャッキハンド
ル10を用いてパンタグラフ式ジャッキ等のねじ棒を回
転駆動する際には、先ず、グリップ16とロッド12と
の摺動抵抗に抗してレバー14を図1の右まわりに約2
70゜回動させ、一点鎖線で示されているようにロッド
12に対してレバー14が略直角となる姿勢とする。こ
の一点鎖線で示されている位置が回転操作位置であり、
その状態で、一方の手でカラー20を把持するとともに
他方の手でグリップ16を把持し、係止部18をジャッ
キのねじ棒に係止してレバー14をロッド12の軸心ま
わりに回転操作することにより、ねじ棒が回転駆動され
てジャッキが昇降させられる。上記回転操作位置は、例
えば連結部24にかしめ加工によって半径方向へ突き出
す突起を設け、ジョイント22の背板部または背板部か
ら突き出すロッド12の端部等にその突起が係合させら
れるようにするなどによって規定されている。
【0012】ここで、本実施例の折りたたみ式ジャッキ
ハンドル10は、レバー14を折りたたんだ際に、その
中間部がカラー20に当接させられるとともにグリップ
16の側面がロッド12に接触させられ、そのグリップ
16とロッド12との摺動抵抗によりレバー14が折り
たたみ状態に保持されるようになっているため、これを
そのまま自動車へ収納しても、走行時の振動でレバー1
4とロッド12とががたついて異音を発生する恐れがな
い。特に、本実施例ではグリップ16およびカラー20
がそれぞれ合成樹脂製であるため、異音の発生が一層効
果的に防止される。
【0013】また、図2に示されている従来装置に比較
して、レバー14がカラー20に当接するとともにグリ
ップ16の側面がロッド12に接触するように、レバー
14の形状すなわち連結部24からの延び出し方向を変
更しただけであるため、締結具や位置決め具等を用いて
レバーとロッドとを位置決めする場合に比較して、部品
点数や重量が増加することがなく、折りたたみ式ジャッ
キハンドル10が簡単で軽量且つ安価に構成される。
【0014】以上、本考案の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、例えばグリップ16およびカラー2
0を回転不能に固設したり省略したりしても差支えない
など、本考案は当業者の知識に基づいて種々の変更,改
良を加えた態様で実施することができる。グリップ16
を省略した場合、略直角に曲成されたレバー14の先端
部がグリップとして機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である折りたたみ式ジャッキ
ハンドルの斜視図である。
【図2】従来の折りたたみ式ジャッキハンドルの一例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10:折りたたみ式ジャッキハンドル 12:ロッド 14:レバー 16:グリップ 18:係止部 24:連結部(一回動軸)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載用ジャッキのねじ棒に係止される係
    止部が先端に設けられたロッドと、該ロッドの後端部に
    該ロッドの軸心に対して直角な一回動軸まわりの回動可
    能に連結されるとともに該一回動軸から略直角な方向へ
    延び出すレバーと、該レバーの先端部に該レバーの軸心
    に対して直角な方向へ延び出すように設けられたグリッ
    プとを備え、前記レバーが前記ロッドに対して略直角と
    なる回転操作位置へ回動させられた状態で前記グリップ
    を把持して該ロッドの軸心まわりに回転操作されること
    により前記ねじ棒を回転駆動する一方、前記レバーが前
    記ロッドと同じ方向へ折りたたまれた状態で自動車に収
    納される折りたたみ式ジャッキハンドルにおいて、 前記レバーは、折りたたみ状態においてその中間部が前
    記ロッドに当接させられるとともに前記グリップの側面
    が該ロッドに接触させられるように、前記一回動軸と直
    角な方向から傾斜した方向へ延び出していることを特徴
    とする折りたたみ式ジャッキハンドル。
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JPH0532398U JPH0532398U (ja) 1993-04-27
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