JPH05162677A - 電動三輪車のハンドル装置 - Google Patents

電動三輪車のハンドル装置

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Publication number
JPH05162677A
JPH05162677A JP3352320A JP35232091A JPH05162677A JP H05162677 A JPH05162677 A JP H05162677A JP 3352320 A JP3352320 A JP 3352320A JP 35232091 A JP35232091 A JP 35232091A JP H05162677 A JPH05162677 A JP H05162677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
handle
lower pipe
bracket
upper pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3352320A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Takeyama
征伸 竹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP3352320A priority Critical patent/JPH05162677A/ja
Publication of JPH05162677A publication Critical patent/JPH05162677A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハンドルパイプを一旦折り畳み再度使用状態に
戻した場合に、格納時以前のハンドルの取付角度に容易
且確実に設定する。 【構成】下側パイプ12と,この下側パイプ12の上端
に一体的に設けられたブラケット13を介して下側パイ
プ12に起伏回動可能にボルト14により連結された上
側パイプ11と、上側パイプ11と下側パイプ12との
間に設けられ,下側パイプ12に対し上側パイプ11を
所定の取付角度で固定し又は解除する固定・解除機構2
0とを備えている。そして、固定・解除機構20が、ブ
ラケット13の両側壁間に架設されその取付部の中心に
対して偏心した取り外し可能なカムシャフト15と、こ
のカムシャフト15に上方から係合するフック16がそ
の外周面に設けられ上側パイプ11に沿って所定範囲内
で摺動するとともにボルト14に向けて常時付勢される
パイプホルダ17とを含んで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動三輪車のハンドル
装置に係り、更に詳しくは必要に応じて折り畳むことが
できる電動三輪車のハンドル装置に関する。
【0002】
【背景技術】一般に、電動三輪車は、他の車等に積載し
て輸送する必要があることから、図4に矢印Bで示すよ
うに、ハンドルパイプ50の部分が中間部で折り畳むこ
とができる構造となっている。このハンドルパイプ50
は、上側パイプ51と、下側パイプ52の2部分から構
成されており、上側パイプ51の下端と下側パイプ52
の上端とが連結されるようになっている。即ち、上側パ
イプ51の下端部の一方の側面には、図5のP点を中心
として放射状に山形の歯53Aが形成されており、これ
に対向する下側パイプ52の上端部の側面には、歯53
Aに噛み合う放射状の山形の歯53Bが形成されてい
る。そして、歯53Aと歯53Bとを噛み合わせた状態
で、ボルト54とナット55とで締め付けることによ
り、上側パイプ51を下側パイプ52に一定の取付角度
で固定することができるようになっていた。ボルト54
の頭部にはグリップハンドル54Aが一体的に設けられ
ており、スパナ等の工具を用いる事無く人間の手でボル
ト54を締め付けたり緩めたりすることができるように
なっている。このため、グリップハンドル54Aを握っ
てボルト54を緩め、歯53A,53Bの一山ごとに取
付角度の調整をしたり、ハンドルパイプ50を折り畳ん
だりできるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、ハンドルの取付角度の調整が、隣接
する歯と歯の成す角度間隔,例えば約6度間隔となり、
取付角度の微調整ができないという不都合があり、ま
た、とくに、格納のためハンドルパイプを一旦折り畳み
再度使用状態に戻した場合に、格納以前の運転時のハン
ドルの取付角に設定することが困難であり、椅子に座っ
てみて調整をやり直さなければならないという不都合が
あった。更には、ボルト及びナットにより締め付けてい
るので、走行中にボルトの締め付けが緩み、ハンドルの
取り付けにガタが生じるおそれもあった。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来技術の有す
る不都合を改善し、とくに、格納のためハンドルパイプ
を一旦折り畳み再度使用状態に戻した場合に、格納時以
前の運転時のハンドルの取付角度に容易且確実に設定し
得る電動三輪車のハンドル装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電動三輪車のハ
ンドル装置は、車台の前部に回動自在に装備された下側
パイプと,この下側パイプの上端に一体的に設けられた
二股状のブラケットを介して下側パイプに起伏回動可能
に連結された上側パイプとから成るハンドルパイプを有
している。また、上側パイプと下側パイプとの間には、
下側パイプに対し上側パイプを所定の取付角度で固定し
あるいはその固定を解除する固定・解除機構が設けられ
ている。そして、この固定・解除機構が、ブラケットの
両側壁間に架設されその取付部の中心に対して偏心した
取り外し可能なカムシャフトと、このカムシャフトに上
方から係合する所定形状のフックがその外周面に設けら
れ上側パイプに沿って所定範囲内で摺動するとともに付
勢手段により下側パイプとの連結点に向けて常時付勢さ
れるパイプホルダとを含んで構成されている。このよう
な構成によって前述した目的を達成しようとするもので
ある。
【0006】
【作用】ハンドル固定時には、カムシャフトが付勢手段
により下側パイプとの連結点に向けて常時付勢されたフ
ックによりしっかりとホールドされる。また、カムシャ
フトは、取付部に対して偏心しているで、カムシャフト
の位置を変えれば、上側パイプの取付角度が変わる。格
納時には、パイプホルダを付勢手段に抗して摺動させれ
ば、フックによるカムシャフトのホールドが解除され、
上側パイプを回動して倒すことにより、ハンドルパイプ
が折り畳まれる。再度使用状態に戻す場合には、上側パ
イプを前と反対に回動せしめて起こし、パイプホルダを
付勢手段に抗して摺動させカムシャフトをフックにてホ
ールドさせる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図1ないし図
2に基づいて説明する。
【0008】図1には、本発明の一実施例のハンドル装
置1が採用された電動三輪車が示されている。このハン
ドル装置1は、車台10の前部に回動自在に装備された
ハンドルパイプ2と、このハンドルパイプ2の上端に当
該ハンドルパイプ2にほぼ直交して設けられたハンドル
3とを備えている。ハンドルパイプ2の下端には前輪5
を軸支するフォーク4が一体的に設けられている。図1
において、符号6は後輪を示し、符号7は車台10の中
央上部に設けられた椅子を示し、符号8はバッテリを示
す。
【0009】ハンドルパイプ2は、上側パイプ11と下
側パイプ12とから成り、上側パイプ11は、図2に示
すように、その下端部が下側パイプ12の上端面に一体
的に設けられた二股状のブラケット13下部の両側壁間
に挟装され、ボルト14を中心として起伏回動し得るよ
うに装備されている。即ち、ボルト14が、図3の分解
斜視図に示すように、ブラケット13の両側壁に形成さ
れた穴31,32及び上側パイプ11に形成された孔3
3を介してブラケット13の一方の側壁から他方の側壁
に向かって挿入され、ナット25をボルト14に螺合せ
しめることにより、上側パイプ11と下側パイプ12と
がヒンジ結合されている。そして、上側パイプ11は、
図1ないし図2に示すように、上側パイプ11と下側パ
イプ12との間に設けられた固定・解除機構20により
所定の取付角度でもって下側パイプ12に保持されてい
る。
【0010】固定・解除機構20は、図2示すように、
ブラケット13の上部両側壁間に架設されたカムシャフ
ト15と、このカムシャフト15に上方から係合するフ
ック16がその外周面に設けられ上側パイプ11に摺動
自在に装備されたパイプホルダ17とを含んで構成され
ている。パイプホルダ17は、後述するようにスプリン
グによって常時上側パイプ11と下側パイプ12とを連
結するボルト14に向けて付勢されている。
【0011】これを更に詳述すると、カムシャフト15
は、断面円形の軸部材から成り、このカムシャフト15
の両端には、図3に示すように、当該カムシャフト15
の中心軸から偏心し且相互に共通な中心軸を有する同一
直径の円板部材から成るカムホルダ18,18が一体的
に設けられている。これらのカムホルダ18,18の中
心部には、ねじ穴18Aがそれぞれ形成されており(こ
のねじ穴18Aは、図3では一方しか表われていない
が、実際には両方にある。)、このねじ穴18Aに、ブ
ラケット13上部の両側壁に設けられた穴34,35を
介して、ボルト19,19をそれぞれ螺合せしめ、当該
ボルト19,19を締め付けることにより、カムホルダ
18,18がブラケット13上部の両側壁の内面側の固
定されている。
【0012】上側パイプ11には、図3に示すような長
手方向の長穴21が形成されており、この長穴21にパ
イプホルダ17を介してピン22が貫通せしめられてお
り、ピン22が長穴21に沿って摺動する範囲だけ、パ
イプホルダ17が上側パイプ11に沿って矢印A−A´
方向に往復移動し得るようになっている。ピン22と上
側パイプ11の下端との間には、付勢手段としてのスプ
リング23が掛け渡されており、当該スプリング23の
原位置復帰力によって、パイプホルダ17は、常に、矢
印A´方向に付勢されている。前述したフック16の図
3中符号Cで示す内側面は、下方に向かって末広がりと
なるテーパがつけられており、カムシャフト15がいず
れの位置で固定されていても、常に内側面Cがしっかり
とカムシャフト15の外周面にスプリング23の力によ
り圧接せしめられるようになっている。パイプホルダ1
7の外周面のフック16と反対側には、舌状のブラケッ
ト17Aが一体的に設けられている。このブラケット1
7Aは、パイプホルダ17を矢印A方向に引き上げる際
に指をかけるためのものである。図3において、符号2
6はワッシャを示す。
【0013】以上説明した本実施例によると、ハンドル
固定時には、カムシャフト15が、スプリング23によ
り矢印A´方向に付勢されたフック16によりしっかり
とホールドされ、スプリング23として比較的硬いスプ
リングを使用すれば、ホールドにガタが生じるようなこ
とはない。また、カムシャフト15は、カムホルダ18
の中心に設けられたねじ穴18Aの位置(取り付け部の
中心の位置)から偏心しているで、ボルト19を緩め、
カムホルダ18を回転させることで、上側パイプ11の
取付角度,即ち,ハンドル取付角度をある一定範囲内で
無段階で変えることができ、ハンドル取付角度の微調整
が可能である。一方、格納時にハンドルパイプ2を折り
畳むには、ブラケット17A部分に指をかけ、パイプホ
ルダ17を矢印A方向に引き上げれば、フック16によ
るカムシャフト15のホールドが解除され、上側パイプ
11を図2の時計まわりに回動せしめることにより、ワ
ンタッチにてハンドルパイプ2を折り畳むことができ、
再度使用状態に戻す場合には、カムホルダ18,18が
ボルト19によりしっかりと固定されているのでカムシ
ャフト18の位置は格納前と同じ位置にあり、これがた
め、上側パイプ11を前と反対に図2の反時計まわりに
回動せしめて起こし、パイプホルダ17を少し引き上げ
てカムシャフト15をフック16にてホールドさせれ
ば、格納前の運転時と同一のハンドル取付角度に設定す
ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カムシャフトがブラケットの側壁に架設されその位置が
格納前と格納後とでは変化しないので、格納のためハン
ドルパイプを折り畳んだ状態から使用状態に戻す時、格
納前の運転時のハンドル取付角度に確実にしかも簡単に
再設定することができ、カムシャフトの位置を意識的に
変えるだけでハンドル取付角度を調整することができ、
このためある一定範囲内で無段階でハンドル取付角度を
調整することができ、固定時には付勢手段によりフック
が常にカムシャフトに向けて付勢されているので、カム
シャフトがフックによりしっかりとホールドされ、これ
がため、運転中にハンドルパイプの固定にガタが生じる
という不都合を効果的に防止することができ、しかも格
納時には、付勢手段に抗してパイプホルダを摺動せしめ
フックによるカムシャフトのホールドを解除することに
よりワンタッチでハンドルパイプを折り畳むことができ
るという従来にない優れた電動三輪車のハンドル装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のハンドル装置が採用された
電動三輪車を示す斜視図である。
【図2】図1のハンドル装置の主要部を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4ないし図5】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 ハンドルパイプ 10 車台 11 上側パイプ 12 下側パイプ 13 ブラケット 14 連結用のヒンジを構成するボルト 15 カムシャフト 16 フック 17 パイプホルダ 20 固定・解除機構 23 付勢手段としてのスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台の前部に回動自在に装備された下側
    パイプと,この下側パイプの上端に一体的に設けられた
    二股状のブラケットを介して前記下側パイプに起伏回動
    可能に連結された上側パイプとから成るハンドルパイプ
    を有し、前記上側パイプと下側パイプとの間に、前記下
    側パイプに対し前記上側パイプを所定の取付角度で固定
    しあるいはその固定を解除する固定・解除機構が設けら
    れ、この固定・解除機構が、前記ブラケットの両側壁間
    に架設されその取付部の中心に対して偏心した取り外し
    可能なカムシャフトと、このカムシャフトに上方から係
    合する所定形状のフックがその外周面に設けられ前記上
    側パイプに沿って所定範囲内で摺動するとともに付勢手
    段により前記下側パイプとの連結点に向けて常時付勢さ
    れるパイプホルダとを含んで構成されていることを特徴
    とした電動三輪車のハンドル装置。
JP3352320A 1991-12-13 1991-12-13 電動三輪車のハンドル装置 Withdrawn JPH05162677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3352320A JPH05162677A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 電動三輪車のハンドル装置

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JP3352320A JPH05162677A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 電動三輪車のハンドル装置

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JPH05162677A true JPH05162677A (ja) 1993-06-29

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ID=18423261

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3352320A Withdrawn JPH05162677A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 電動三輪車のハンドル装置

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JP (1) JPH05162677A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7124849B2 (en) * 2003-04-08 2006-10-24 Wei-Cheng Huang Foldable tricycle
US7143860B2 (en) * 2004-03-02 2006-12-05 Marks Dennis R Tiltable steering apparatus and method for snowmobiles, all-terrain vehicles, and other vehicles using handlebars as steering mechanisms
JP2011225128A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Toyota Motor Corp 車両用ステアリングシステム

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311