JP3542257B2 - 穴付き丸ナット締付補助具及びその保持具 - Google Patents

穴付き丸ナット締付補助具及びその保持具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、穴付き丸ナットを軸に締め付けるための穴付き丸ナット締付補助具及びそのその保持具に係わり、より詳しくは、穴付き丸ナットを電動式回転工具のような回転工具の軸に締め付けるための穴付き丸ナット締付補助具及び該締付補助具による締付の際締付補助具及び軸を固定的に保持するための保持具(締付補助具保持用及び回転軸保持用補助具)に係わる。
【0002】
電動式回転工具は、例えば、一部破断斜視図を図12に、分解図を図13に示した電動式ディスクグラインダような形態を有する。
【0003】
ディスクグラインダ100は、電動モータが収納されたハウジング101及び柄ないし操作ハンドル102からなる本体部103と、モータの出力軸と一体的な回転軸104と、回転軸104のボルト部105に螺着されたインナーフランジ106と、中央穴107を備えた切断用などの砥石ホイール(換言すれば、砥石ディスクないしディスク砥石または回転砥石)108と、砥石ホイール108の外側から回転軸104のボルト部105に螺着され砥石ホイール108を固定するロックナット109とを有する。ここで、ロックナット109が、穴付き丸ナットからなる。なお、図12及び13に図示した例では、インナーフランジ106も穴付き丸ナットからなる。110は、ホイールカバーである。回転軸105の基部には、後述する回転軸保持用補助具(回転軸保持具)を係合させる面取係合部111が形成されている。
【0004】
このディスクグラインダ100のような電動工具では、例えば加工用途等に応じてホイール108が取換えられる。取換に際しては、ロックナット109を外してホイール108を所定のものに置換した後ロックナット109を回転軸104のボルト部105に締め付けることになる。なお、場合によっては、インナーフランジ106を用途等に応じて取り換えたり締め直すこともある。
【0005】
【従来の技術】
図12及び13に示したディスクグラインダ100のような電動工具の回転軸104のボルト部105に穴付き丸ナットからなるインナーフランジ106やロックナット109を締め付けるための締付具としては、従来、図14に示したロックナットレンチ120が知られている。このロックナットレンチ120は、インナーフランジ106の一方の主面112で開口した二つの穴113,114やロックナット109の一方の主面115で開口した二つの穴116,117に嵌入・係合される二つのピン121,122を有するヘッド部123と柄部(ハンドル部)124とを備えている。
【0006】
このロックナットレンチ120を用いて、例えばロックナット109を締めたり緩めたりしようとする場合、図15に示した回転軸保持用補助具であるシャフトレンチ130の先端部131の凹部132に回転軸104の面取り部111が嵌め込まれるようにシャフトレンチ130を回転軸104に係合させ、シャフトレンチ130の柄部133を保持して回転軸104の回転を禁止した状態で、ロックナットレンチ120のピン121,122をロックナット109の穴116,117に係合させロックナットレンチ120の柄部124を所定方向に回す。
【0007】
尚、ロックナットレンチとしては、図16に符号140で示したように、一方のピン141が他方のピン142に対して近接離間され得るように、一方のピン141の腕部143を他方のピン142の腕部144に対して軸145のまわりで回動可能にしてなるものも知られている。なお、146は、柄部である。このロックナットレンチ140も、ピン141,142間の距離が調整可能である点を除いて、ロックナットレンチ120と同様に穴付き丸ナットを締付たり緩めたりするために用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ロックナットレンチ120や140を用いて穴付き丸ナットを締付けたり緩めたりしようとする場合、一方の手で回転軸保持用補助具(シャフトレンチ)130の柄部133をもって回転軸104の回転を禁止させ、他方の手でロックナットレンチ120または140の柄部124または146を回そうとしても電動式回転工具100の載置安定性が悪いので、力(トルク)を加え難い。回転工具100の載置安定性を高めるべく回転工具100の本体部103を床上や地上に押し付けて身体の一部でかかえるようにして固定しておいて、シャフトレンチ130及びロックナットレンチ120または140の柄部133及び124または146を両手で持ってトルクを加えようとしても、手で加える力の向きがうまく定まり難く、ロックナットレンチ120または140のピン121,122または141,142と穴付き丸ナット106または109の穴112,113または116,117との嵌合係合が外れ易く、また、ロックナットレンチ120または140の柄部124または146が短かすぎて十分なトルクを加え難い。従って、手がホイール108にあたって手を怪我したり、ホイール108を壊したりする虞がある。なお、ロックナットレンチ120または140の柄部124または146を長くしようとすると、例えば回転工具100のホイールカバー110などの妨害物に当たるのを避けるべく、回転軸104の向き(回動位置)を変える必要が生じ、回転工具100の本体部103を(保持する)向きを一定にした状態では、手で力を加えるには柄部133及び124または146の向きが悪くなってしまう虞がある。
【0009】
なお、回転軸104を固定するシャフトロックボタンを備えた電動工具も知られているが、この電動工具でもシャフトロックボタンを押したままにしておくために一方の手または指を用いる必要があるので、状況は、ほぼ同様である。
【0010】
本発明は、前記諸点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、穴付き丸ナットの締付・緩め(締付解除)を、容易かつ確実に行ない得るようにした穴付き丸ナット締付補助具及びその保持具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、前記した目的は、一方の主面で開口した穴を少なくとも二つ有する穴付き丸ナットの該穴に係合する二つのピンを相互に近接離間可能に備えた穴付き丸ナット締付補助具であって、一端側にトルク入力部を備え、該一端から他端側に向かって軸線方向に延びた締付補助具本体部と、該本体部の前記他端側において該本体部の軸線方向及び該軸線に直交する方向に移動可能に該本体部に係合された可動部であって、軸線方向に平行に該本体部の前記他端方向に延在した第一のピンを備えたものと、該本体部の前記他端において軸線方向に垂直に拡がり丸ナットの前記一方の主面に当接する当接面を形成する板状部であって、本体部の半径方向に延在し前記第一のピンが貫通しているスロット、及び本体部の軸線方向に平行に延びた第二のピンを備えたものとを有してなる穴付き丸ナット締付補助具によって達成される。
【0012】
【作用及び効果】
本発明による穴付き丸ナット締付補助具は、一方の主面で開口した穴を少なくとも二つ有する穴付き丸ナットの該穴に係合する二つのピンを相互に近接離間可能に備えているので、穴間の距離が種々異なる穴付き丸ナットの締付及びその解除に適用され得る。しかも、本発明の穴付き丸ナットでは、一端側にトルク入力部を備え該一端から他端側に向かって軸線方向に延びた締付補助具本体部の前記他端において軸線方向に垂直に拡がり、丸ナットの前記一方の主面に当接する当接面を形成する板状部が、本体部の半径方向に延在し第一のピンの貫通したスロット、及び本体部の軸線方向に平行に延びた第二のピンを備えているので、締付補助具の丸ナットに対する当接面が、径方向断面で見て、第一のピン及び第二のピンを含む広い範囲で丸ナットの主面に当接され得る。また、本発明の締付補助具では、第一のピンを備えた可動部は、本体部の前記他端側において該本体部の軸線方向及び該軸線に直交する方向に移動可能に該本体部に係合され且つその第一のピンが板状部のスロットを貫通するように構成されているので、穴付き丸ナットに対して第一及び第二のピンでトルクをかける際、可動部が本体部の該可動部との係合部分及び板状部のスロットの側壁によって支持され得るから、可動部が本体部及び板状部に対して変位される虞が少ない。従って、本体部のトルク入力部に加えられたトルクが締付補助具の二つのピンと丸ナットの二つの穴との係合を介して効果的に穴付き丸ナットに伝達され得る。
【0013】
加えて、本発明の丸ナット締付補助具では、トルク入力部に加えられたトルクが本体部並びに第一及び第二のピンを介して穴付き丸ナットに伝達されるように構成されているので、ホイールカバーのような妨害物のない、穴付き丸ナットから回転軸の軸線方向に離れた所でトルクを加え得るから、柄部の長いトルク入力手段またはラチェット式レンチのような一方向回転伝達クラッチ機能を備え回動位置調整が可能なトルク入力手段でトルクを加え得る。従って、締付やその解除のために(締めたり緩めたりするために)、トルクを容易かつ確実に加え得る。更に、本発明の締付補助具が軸線方向に移動して締付補助具の第一及び第二のピンと穴付き丸ナットの二つの穴との嵌合係合が外れるのを防ぐ締付補助具保持手段を本発明の締付補助具と回転軸との間に別途講じておくことが可能となり、締付補助具保持手段を併用することにより、締付補助具の第一及び第二のピンと穴付き丸ナットの二つの穴との嵌合係合が外れることを危惧することなく安全に大きなトルクを本発明の締付補助具のトルク入力部に加えることが可能になる。
【0014】
以上において、穴付き丸ナットは、少なくとも二つの穴を主面に有するタイプのものであれば、穴の数は、三つ以上いくつでもよいが、好ましくは、直径方向に対向する穴を有するように、偶数個である。また、穴付き丸ナットの穴は、一方の主面で開口していればよいが、通常のように、他方の主面でも開口した貫通穴でもよい。
【0015】
「トルク入力部」とは、締付補助具のうちトルクが加えられるように構成された部分をいい、例えば、角柱(後述の実施例では六角柱)状の軸部や、角穴(後述の実施例では四角穴)からなる。本発明の締付補助具の役割からして、穴付き丸ナットと同様な構成の穴からなるトルク入力部ではないことが好ましいけれども、穴付き丸ナットから軸線方向に離れた所でトルクが加えられ得るという観点では、かかるトルク入力部の構成も一応含まれ得る。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明による好ましい一実施の形態の穴付き丸ナット締付補助具では、前記可動部が係合穴を備えており、締付補助具本体部は、前記トルク入力部を備えた螺合軸部を一端側に有すると共に、該螺合軸部の他端から軸線方向に延在し前記可動部の係合穴が軸線方向及び該軸線に直交する方向に移動可能に装着された係合軸部を他端側に有しており、前記板状部が、本体部の前記他端をなす前記係合軸部の延在端に固定されており、前記可動部が前記板状部に対して所定位置に設定された際該可動部を前記螺合軸部に対して固定する螺着部材を更に備えている。
【0017】
この場合、穴付き丸ナット締付補助具は、比較的小さな部品の形態を採り得る。しかも、螺着部材の螺合を緩めた状態で第一及び第二のピンを穴付き丸ナットの対応する二つの穴に係合(嵌挿)した後、螺着部材を締め付けることによって、穴付き丸ナットの二つの穴の距離に係わらず締付補助具を二つのピンが穴付き丸ナットの穴に入った状態で穴付き丸ナット(及び該丸ナットを含む回転工具)に取付け得る。また、穴付き丸ナットに対して第一及び第二のピンでトルクをかける際、可動部が本体部の係合部としての係合軸部及び板状部のスロットの側壁によって支持され得るから、可動部が本体部及び板状部に対して位置ずれしたり捩じれたりする虞が少ない。従って、本体部のトルク入力部に加えられたトルクが締付補助具の二つのピンと丸ナットの二つの穴との係合を介して効果的に穴付き丸ナットに伝達され得る。
【0018】
本発明による好ましい一実施の形態の穴付き丸ナット締付補助具では、前記トルク入力部は、ラチェット式レンチのような一方向回転伝達クラッチ機能を有するレンチが係合されるように、例えば角柱や角穴の形態に、構成されている。この場合、締付補助具を用いた穴付き丸ナットの締付や該締付の解除に、例えばラチェット式レンチが用いられ得る。従って、丸ナットの二つの穴の回動位置に係わらず、場合によっては、丸ナットの周囲の一部に自由な空間が十分にはなくても、トルク入力に都合のよい位置で、しかもラチェット一個分(またはその整数個分)に応じた小刻みな範囲で、穴付き丸ナットに締付や該締付の解除のためのトルクを加え得る。
【0019】
本発明による好ましい一実施の形態の穴付き丸ナット締付補助具では、前記螺着部材が軸線方向突出部を備えている。この穴付き丸ナット締付補助具では、次に説明するような締付補助具保持用の補助具(締付補助具保持具)を用いて穴付き丸ナットに対して実際上固定され得るから、穴付き丸ナットの締付や該締付の解除が容易かつ確実に行われ得る。
【0020】
すなわち、本発明の好ましい一実施の形態では、穴付き丸ナットが螺着されるべき回転軸に対して相対回転不能に係合される係合凹部を先端に備えた回転軸保持部と、前記螺着部材(好ましくはその突出部)に係合される係合凹部を先端の一側に備えた締付補助具保持部と、該締付補助具保持部を前記回転軸保持部の方へ偏倚させる弾性手段とを有する、穴付き丸ナット締付補助具を保持するための保持具が、更に、提供される。
【0021】
その結果、この穴付き丸ナット締付補助具が、保持具によって穴付き丸ナットに対して実際上固定され得るから、締付補助具のピンと穴付き丸ナットの穴との嵌合係合が外れるのを気にすることなく締付補助具のトルク入力部にトルクを加え得るので、穴付き丸ナットの締付や該締付の解除が容易かつ確実に行われ得る。
【0022】
【実施例】
次に、図12及び13に示した電動工具100の穴付き丸ナット106,109の締付や該締付の解除に適用するに適した、本発明による好ましい一実施例の穴付き丸ナット締付補助具を、図1から5に基づいて説明する。
【0023】
図1から5において、穴付き丸ナット締付補助具1は、図12及び13の穴付き丸ナット106や109の主面112や115で開口した穴113,114や116,117に係合する二つのピン2,3をA方向(軸線Lに直交する方向)に相互に近接離間可能に備えている。
【0024】
より詳しくは、穴付き丸ナット締付補助具1は、締付補助具本体部4、可動部5、及び板状部6からなる締付補助具素体7と、螺着部材8とからなる。
【0025】
締付補助具素体7のうち締付補助具本体部4は、トルク入力部11を備え外周にネジが切られた螺合軸部12を一端13側に有すると共に、該螺合軸部12の他端17から軸線方向Bに延在した係合軸部14を有する。この例では、トルク入力部11は、螺合軸部12のほぼ六角柱状部15からなり、例えば六角ボルトを締め付けるためのレンチ(例えばラチェット式レンチ)によってこの六角柱状部15にトルクが加えられ得る。なお、図2及び4からわかるように、螺合軸部12には一端13で開口した四角柱状の軸方向穴16が形成されており、この四角穴16もまたラチェット式レンチのようなトルク入力手段によるトルク入力部11として機能し得る。
【0026】
トルク入力部11としては、角柱状部15または角穴16のうちのいずれか一方があればよいが、広範囲の利用を可能にするために、この例のように角柱状部15と角穴16との両方が設けられていてもよい。トルク入力部11は、螺合軸部12の軸線方向の全体ではなく一部に設けられていてもよい。係合軸部14は、螺合軸部12よりも小径であればその形状は問わないが、後述するように可動部5の係合穴のA方向移動を案内するように且つトルクを広範囲で支え得るようにA方向に平行な面取りがなされているのが好ましく、例えば、横断面が長方形もしくは正方形又は六角形などでもよい。
【0027】
締付補助具素体7の可動部5は、ほぼ楕円形の板状体からなりほぼ中央部にほぼ長方形の係合穴21が形成された可動部本体22を有する。なお、第一のピン2は、基端側がこの可動部本体22と一体的に形成され、可動部本体22の外側の主面23から軸線方向(軸線Lの延在方向)Bに平行に突出している。可動部5は、軸線方向B及び該軸線Lに直交する方向Aに移動可能に締付補助具本体部4の小径の係合軸部14に遊嵌されている。なお、可動部5の本体22の板状体には係合穴21の長手方向Aにおける本体22の位置調整の際指で確実に保持され得るように粗面24が形成されている。
【0028】
可動部5の本体22の板状体は楕円形の代わりに円形など他の形状でもよいが、粗面24がA方向の少なくとも一箇所で板状部6よりもC方向(A方向に直交する方向)に突出するように幅広であることが好ましい。また、係合穴21は、図示のように角が丸められていても丸められていなくてもよい。
【0029】
板状部6は、本体部4の小径係合軸部14の延在端17に一体的に固定・形成されており、丸ナット106,109の一方の主面112,115に当接する当接面31を形成すべく、軸線方向Bに垂直(A方向及びC方向)に拡がっている。板状部6は、可動部5のピン2が軸線方向Bに出入り可能であり且つ軸線方向Bに直交する方向Aに移動可能なスロット32を備えている。スロット32は、図1の上端まで延びていてもよいが、板状部6の機械的強度の観点からは、図示の如く上端が閉じられているのが好ましい。軸線Lに関してスロット32と反対側において第二のピン3が板状部6の当接面31から軸線Lの延在方向に平行な方向Bに突出している。
【0030】
なお、本体部4の穴16は、板状部6のある端部17で開口しているが、該端部17のところ及びこの近傍では、締付補助具1を穴付き丸ナットに取付けた際回転工具100の回転軸104が該穴16に挿入され得る限りその形状及び大きさは問わない。
【0031】
なお、図1において、可動部5と板状部6との当接面のいずれか一方に上下方向Aに延在する突起ないし突条を設けると共に他方に上下方向Aに延在する溝を設けて、この突起と溝との係合によって、可動部5が板状部6によって図1の上下方向Aに案内されるようにしてもよい。
【0032】
螺着部材8は、可動部5及び板状部6のピン2及び3が穴付き丸ナット106や109の対応する穴に嵌め込まれて可動部5が板状部6に対してA方向の所定位置に設定された際螺合軸部12に対してねじ込まれて可動部5を板状部6に対して締め付け固定する。なお、螺着部材8は、可動部5に当接する面41とは逆側42に、軸線方向突出部43を備えている。この軸方向突出部43は、後述するように、締付補助具1を保持具で保持する際の被係合部として働く。
【0033】
締付補助具1は、ピン2,3の間の距離がある程度の範囲では調整可能であるけれども、ピン2,3間の距離が更に大きく異なるものに適用するために、適用範囲(可変範囲)の異なる複数種類の締付補助具1を準備しておいてもよい。
【0034】
次に、穴付き丸ナット締付補助具1を図12及び13の電動工具に適用する際に用いられる本発明による好ましい一実施例の保持具を図6及び7に基づいて説明する。
【0035】
図6及び7からわかるように、保持具50は、柄部51と、この柄部51から一体的に延在した細長い平板状の本体部52と、この本体部52に対して本体部52の長手方向Dに位置調整可能に取付けられた締付補助具保持部53とを有する。
【0036】
より詳しくは、保持具50の本体部52は、厚くなった基端54で柄部51に固定・連結され、先端55には、穴付き丸ナット106,109が螺着されるべきボルト部105を備えた回転軸104の面取り部111に対して相対回転不能に係合される係合凹部としてのほぼU字型の切欠(凹部)56を有している。この凹部56の「U」両足部の幅Eは、回転軸104の面取係合部111の幅Fとほぼ同じでこの幅Fよりもわずかに大きい。尚、凹部56の両側壁部57,58の間の距離Eが調整可能なように一方の壁部57または58を本体部52に一体的に形成し、他方の壁部(足部)58または57を本体部52の壁部57または58に対して位置調整可能に固定するようにしてもよい。
【0037】
本体部52の基部54の近傍には、長手方向Dに沿って延びたスロット59が形成されている。なお、本体部52は、先端55が電動工具100のモーターハウジング101とインナーフランジ106との間で面取係合部111に嵌められ得るように薄い限り、基部54から先端55の近傍までの領域が板状の代わりに厚みの大きい棒状など他の形状であってもよい。
【0038】
保持具50の締付補助具保持部53は、基端61側で、本体部52の基端54近傍にD方向に位置調整可能に取付けられたL字型ブラケット部材62と、このブラケット部材62のLの先端63に対してピン64を介してG方向に枢動可能に取付けられた細長い平板状の保持部材65とを有する。
【0039】
L字型ブラケット部材62は、基部61の両側部66,67が本体部52の基部54の近くの平板状部68の両側を抱え込むように該平板状部68に対してD方向に移動可能に係合され、且つ基部61から突設されたピン状部69が本体部52のスロット59にD方向に移動可能に嵌め込まれている。なお、ピン状部69は、図示の例のように、L字型部材62の基部61の穴70に嵌挿されたボルト71からなっていてもよい。この場合、ボルト71の離脱を防ぐべくナット72が螺合されている。
【0040】
細長い平板状保持部材65は、基端部73でブラケット部材62のL字の先端63に枢着されており、この枢着部のピン64に巻き付けられた弾性手段としてのコイルばね75によって先端76側が本体部52の先端55側に近接せしめられるようにG1方向に偏倚せしめられている。
【0041】
保持部材53の先端76の一側77には、締付補助具1の螺着部材8の突出部43に係合される係合凹部78が形成されている。この係合凹部78は、突出部43を受容し得る大きさの開口79を有し、且つ突出部43が開口79から外れないように突出部43を内部に保持すべく、開口79よりも奥側程下方に位置する上下の壁部80,81を有する。
【0042】
なお、螺着部材8に軸方向突出部43を形成しないで、単純な円筒体や角筒体などの形態に螺着部材8を形成してもよい。その場合、螺着部材8の外周が凹部78に嵌込・係合されるようにすればよい。
【0043】
柄部51の基端には、ネジ穴82が形成されており、締付補助具1の不使用時に締付補助具1の本体部7の螺合軸部12をこのネジ穴82に螺着することによって、締付補助具1を保持具50と一緒にして収納し得る。尚、締付補助具1を保持具50とつながった状態で収納するためには、代わりに、両者の間をワイヤーなどで繋いでおいてもよい。
【0044】
次に、図1から5に示した締付補助具1を図6,7に示した保持具50を用いて、図12,13に示した回転工具100のロックナット(穴付き丸ナット)109の締付やその解除に適用する例を、図8及び9を参照しつつ説明する。
【0045】
電動工具100の回転砥石108を軸104に固定する場合、電動工具100のインナーフランジ106上にかぶせるように回転砥石108を軸104に嵌め、更にその上からロックナット109を軸104のボルト部105に螺合させる。ある程度の螺合は手で進める方が容易であるけれども、図8のB1方向へのロックナット109の螺合(捩じ込み)の進行に伴って、手動による捩じ込みは困難になる。
【0046】
次に、穴付き丸ナット締付補助具1をロックナット109に装着する。すなわち、穴付き丸ナット締付補助具1の螺着部材8を緩めて可動部5を板状部6に対してA方向に移動可能にした状態で、穴付き丸ナット締付補助具1のピン2,3をロックナット109の対応する穴116,117に嵌め込み、その後、螺着部材8を軸部11のボルト部12に締め込んで、可動部5を固定する。
【0047】
次に、保持具50を用いて、回転工具100のモーターの出力軸104を固定すると共に、締付補助具1を出力軸104に対して固定的に保持する。すなわち、保持具50の本体部52の足部(先端部)55の係合凹部56に出力軸104の面取り面取係合部111を嵌めて出力軸104を非回転状態に保持し得るようにすると共に、保持具50の保持具53の平板状保持部65の係合穴78に締付補助具1の螺着部材8の小径突出部43を嵌めて締付補助具1のピン2,3による係合(嵌合)が外れないように、締付補助具1を保持する。ここで、保持具50の保持具53の係合穴78は奥ほど下方に位置するようになっているので、係合穴78内に収容された小径突出部43は穴78の最深部で穴78内に受容される。しかも、保持具50の保持具53の平板状部65は、コイルばね75によってG1方向に偏倚せしめられているので、締付補助具1には、回転工具100の方に向かうB1方向の偏倚力が加えられるから、締付補助具1のピン2,3とロックナット109の穴116,117との嵌合が外れる虞が少なく、締付作業を安全に行い得る。この状態では、例えば回転工具100を床又は台の上に載置した状態で保持具50の柄51を保持するだけで、回転工具100をその出力軸104を含めて固定状態に保持し得、且つロックナット109及び締付補助具1を出力軸104のボルト部105に対して回転可能な一体的状態に保持し得る。
【0048】
次に、一方向回転伝達クラッチ機能を備えたレンチとしてのラチェット式レンチ90によって、締付補助具1のボルト部11に形成された六角柱状のトルク入力部11に締付トルクをJ1方向に加えて、締付補助具1のピン2,3とロックナット109の穴116,117との係合を介してロックナット109を出力軸104のボルト部105に沿ってJ1方向に締め付ける。
【0049】
締付補助具1では、螺合軸部12にラチェット式レンチ90が係合可能な六角柱状トルク入力部11が形成されているから、ロックナット109の穴116,117の回転(回動)位置にかかわらず周囲に作業空間が十分採れる側から締付作業を行ない得るので、ロックナット109の強固な締付を容易かつ確実に行ない得る。加えて、この例の回転工具100では、軸線方向に見てホイールカバー110よりも穴付き丸ナット106,109から遠いところにトルク入力部11が位置するから、ラチェット式レンチ70は、トルクを加え易い向き(回転軸104の回転軸線のまわりの回動位置)の近傍で、使用され得る。
【0050】
なお、ラチェット式レンチ90は、本体91と、この本体91に回転可能に支承され六角柱状トルク入力軸11に嵌合される六角穴付輪部92と、この六角穴付き輪部92の軸線方向中央部の外周に形成されたラチェット歯93と、このラチェット歯93の回転方向(回転の向き)を規定する爪94とからなる。爪94は、ラチェット歯93を介してJ1方向またはJ2方向の回転を選択的に伝えるべく、ピン95のまわりで回動可能である。
【0051】
このラチェット式レンチ90としては、例えば、図10に示したように輪部92の内径の異なるものを本体91の両端に有するタイプのものでもよい。また、ラチェット式レンチとしては、輪部が角穴を有する代わりに、図11に示すように、角柱92aを有するタイプのもので、爪94aの回動によってトルク入力方向が偏向されるタイプのもの90aでもよい。
【0052】
締付補助具1では、トルク入力部11が角穴16を備えているから、図10のタイプのラチェット式レンチ90の代わりに図11に示したタイプのラチェット式レンチ90aを用いることもできる。
【0053】
尚、トルク入力部11へのトルクを加えるには、ラチェット式レンチのような一方向クラッチ機構を備えたものの代わりに、モンキースパナのような他のレンチを用いてもよい。
【0054】
尚、ロックナット109を緩めるには、ラチェット式レンチ90または90aの爪94または94aの設定位置を逆にしてトルクの入力方向をJ1の代わりにJ2とする点を除いて、締付時と同様な操作を行なえばよい。
【0055】
以上では、回転工具100の穴付き丸ナットのうちロックナット109の締付または締付の解除(緩め作業)に締付補助具1及び保持具50を用いる例について説明したが、インナーフランジ106の締付や締付の解除にも同様に適用され得ることは明らかであろう。
【0056】
以上において、穴付き丸ナットは、直径方向に二つの穴がある例について説明したが、穴が4個以上ある場合にも直径方向に対向する二つの穴に締付補助具1のピン2,3を嵌め込むことによって同様に締付やその解除を行ない得ることも明らかであろう。
【0057】
また、電動工具ないし電動式回転工具100の工具回転体としては、回転砥石108の代わりにワイヤブラシのような他の工具でもよく、更に穴付き丸ナットが締付に用いられる軸を備えている限り、電動式回転工具以外の任意の装置に対して本発明の締付補助具が用いられ得ることも明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による好ましい一実施例の穴付き丸ナット締付補助具の分解・斜視説明図である。
【図2】図1の締付補助具の軸線方向に沿った断面説明図である。
【図3】図2の締付補助具のIII方向の端面説明図である。
【図4】図2の締付補助具のIV方向の端面説明図である。
【図5】図2の締付補助具のV−V線に沿った断面の端面説明図である。
【図6】本発明による好ましい一実施例の回転軸及び締付補助具の固定用保持具斜視説明図である。
【図7】図6の保持具の側面説明図である。
【図8】図1の締付補助具と図6の保持具とを用いて図12の電動工具の穴付き丸ナットの締付やその解除を行なう例を示した断面説明図である。
【図9】図8の下面説明図である。
【図10】図1の締付補助具の締付に用いられるラチェット式レンチの一例の斜視説明図である。
【図11】図1の締付補助具の締付に用いられるラチェット式レンチの別の例の斜視説明図である。
【図12】本発明の締付補助具及び保持具が用いられる電動工具の一例の斜視図である。
【図13】図12の電動工具の分解斜視図である。
【図14】従来の穴付き丸ナット締付補助具の一例の斜視説明図である。
【図15】従来の穴付き丸ナット締付具と共に用いられた回転軸固定用補助具の斜視説明図である。
【図16】従来の穴付き丸ナット締付具の別の例の斜視説明図である。
【符号の説明】
1 穴付き丸ナット締付補助具
2,3 ピン
4 締付補助具本体部
5 可動部
6 板状部
7 締付補助具素体
8 螺着部材
11 トルク入力部
12 螺合軸部
13 端部(一端)
14 係合軸部
15 六角柱部
16 四角穴(四角柱状軸方向穴)
17 端部(他端)
21 係合穴
22 可動部本体
23 主面
24 粗面
31 当接面
32 スロット
41 当接面
42 当接面とは逆側の面
43 軸線方向突出部
50 保持具
51 柄部
52 本体部(回転軸保持部)
53 締付補助具保持部
54 基端
55 先端(足部)
56 係合凹部
57,58 両側壁部
59 スロット
61 基端
62 L字型ブラケット部材
63 先端
64 ピン
65 平板状保持部材
66,67 両側部
68 平板状部
69 ピン状部
70 穴
71 ボルト
72 ナット
73 基端部
75 コイルばね
76 先端
77 一側
78 係合凹部
79 開口
80,81 壁部
82 穴
90,90a ラチェット式レンチ
91 本体部
92 輪部
92a 角柱部
93 ラチェット歯
94,94a 爪
95 ピン
100 ディスクグラインダ(電動式回転工具)
101 ハウジング
102 ハンドル(柄)
103 本体部
104 回転軸
105 ボルト部
106 インナーフランジ(穴付き丸ナット)
107 中央穴
108 ディスク砥石(回転砥石)
109 ロックナット(穴付き丸ナット)
110 ホイールカバー
111 面取係合部
112,115 主面
113,114,116,117 穴
A,B,B1,C,D,G,G1,J,J1 方向
E,F 幅(長さ)
L 軸線

Claims (5)

  1. 一方の主面で開口した穴を少なくとも二つ有する穴付き丸ナットの該穴に係合する二つのピンを相互に近接離間可能に備えた穴付き丸ナット締付補助具であって、
    一端側にトルク入力部を備え、該一端から他端側に向かって軸線方向に延びた締付補助具本体部と、
    該本体部の前記他端側において該本体部の軸線方向及び該軸線に直交する方向に移動可能に該本体部に係合された可動部であって、軸線方向に平行に該本体部の前記他端方向に延在した第一のピンを備えたものと、
    該本体部の前記他端において軸線方向に垂直に拡がり丸ナットの前記一方の主面に当接する当接面を形成する板状部であって、本体部の半径方向に延在し前記第一のピンが貫通しているスロット、及び本体部の軸線方向に平行に延びた第二のピンを備えたものとを
    有してなる穴付き丸ナット締付補助具。
  2. 前記可動部が係合穴を備えており、締付補助具本体部は、前記トルク入力部を備えた螺合軸部を一端側に有すると共に、該螺合軸部の他端から軸線方向に延在し前記可動部の係合穴が軸線方向及び該軸線に直交する方向に移動可能に装着された係合軸部を他端側に有しており、前記板状部が、本体部の前記他端をなす前記係合軸部の延在端に固定されており、前記可動部が前記板状部に対して所定位置に設定された際該可動部を前記螺合軸部に対して固定する螺着部材を更に備えている請求項1に記載の穴付き丸ナット締付補助具。
  3. 前記螺着部材が軸線方向突出部を備えている請求項2に記載の穴付き丸ナット締付補助具。
  4. 前記トルク入力部は、一方向回転伝達クラッチ機能を有するレンチが係合されるように構成されている請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の穴付き丸ナット締付補助具。
  5. 穴付き丸ナットが螺着されるべき回転軸に対して相対回転不能に係合される係合凹部を先端に備えた回転軸保持部と、前記螺着部材に係合される係合凹部を先端の一側に備えた締付補助具保持部と、締付補助具保持部を回転軸保持部側に偏倚させる弾性手段とを有する、請求項2または3に記載の穴付き丸ナット締付補助具を保持するための保持具。
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