JPH11114843A - 穴付き丸ナット締付補助具及びその保持具 - Google Patents

穴付き丸ナット締付補助具及びその保持具

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JPH11114843A
JPH11114843A JP29956297A JP29956297A JPH11114843A JP H11114843 A JPH11114843 A JP H11114843A JP 29956297 A JP29956297 A JP 29956297A JP 29956297 A JP29956297 A JP 29956297A JP H11114843 A JPH11114843 A JP H11114843A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穴付き丸ナットの締付・同解除を、容易かつ
確実に行ない得る補助具及びその保持具を提供すること 【解決手段】穴付き丸ナット締付補助具1は、穴付き丸
ナット109の穴116,117に係合する二つのピン
2,3を相互に近接離間可能に備える。補助具1は、一
端13側にトルク入力部11を備え軸線方向Lに延びた
本体部4と、本体部4の他端17側で軸線方向B及び軸
線Lに直交する方向Aに移動可能で軸線方向Bに延在し
た第一のピン2を備えた可動部5と、本体部4の半径方
向に延在し第一のピン2が貫通したスロット32及び軸
線方向Bに延びた第二のピン3を備え本体部4の他端1
7において軸線方向Bに垂直に拡がり丸ナット109へ
の当接面31を形成する板状部6とを有する。保持具5
0は、本体部52で回転軸104を保持し、保持部53
で補助具1の螺着部材8を回転可能に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、穴付き丸ナット
を軸に締め付けるための穴付き丸ナット締付補助具及び
そのその保持具に係わり、より詳しくは、穴付き丸ナッ
トを電動式回転工具のような回転工具の軸に締め付ける
ための穴付き丸ナット締付補助具及び該締付補助具によ
る締付の際締付補助具及び軸を固定的に保持するための
保持具(締付補助具保持用及び回転軸保持用補助具)に
係わる。
【0002】電動式回転工具は、例えば、一部破断斜視
図を図12に、分解図を図13に示した電動式ディスク
グラインダような形態を有する。
【0003】ディスクグラインダ100は、電動モータ
が収納されたハウジング101及び柄ないし操作ハンド
ル102からなる本体部103と、モータの出力軸と一
体的な回転軸104と、回転軸104のボルト部105
に螺着されたインナーフランジ106と、中央穴107
を備えた切断用などの砥石ホイール(換言すれば、砥石
ディスクないしディスク砥石または回転砥石)108
と、砥石ホイール108の外側から回転軸104のボル
ト部105に螺着され砥石ホイール108を固定するロ
ックナット109とを有する。ここで、ロックナット1
09が、穴付き丸ナットからなる。なお、図12及び1
3に図示した例では、インナーフランジ106も穴付き
丸ナットからなる。110は、ホイールカバーである。
回転軸105の基部には、後述する回転軸保持用補助具
(回転軸保持具)を係合させる面取係合部111が形成
されている。
【0004】このディスクグラインダ100のような電
動工具では、例えば加工用途等に応じてホイール108
が取換えられる。取換に際しては、ロックナット109
を外してホイール108を所定のものに置換した後ロッ
クナット109を回転軸104のボルト部105に締め
付けることになる。なお、場合によっては、インナーフ
ランジ106を用途等に応じて取り換えたり締め直すこ
ともある。
【0005】
【従来の技術】図12及び13に示したディスクグライ
ンダ100のような電動工具の回転軸104のボルト部
105に穴付き丸ナットからなるインナーフランジ10
6やロックナット109を締め付けるための締付具とし
ては、従来、図14に示したロックナットレンチ120
が知られている。このロックナットレンチ120は、イ
ンナーフランジ106の一方の主面112で開口した二
つの穴113,114やロックナット109の一方の主
面115で開口した二つの穴116,117に嵌入・係
合される二つのピン121,122を有するヘッド部1
23と柄部(ハンドル部)124とを備えている。
【0006】このロックナットレンチ120を用いて、
例えばロックナット109を締めたり緩めたりしようと
する場合、図15に示した回転軸保持用補助具であるシ
ャフトレンチ130の先端部131の凹部132に回転
軸104の面取り部111が嵌め込まれるようにシャフ
トレンチ130を回転軸104に係合させ、シャフトレ
ンチ130の柄部133を保持して回転軸104の回転
を禁止した状態で、ロックナットレンチ120のピン1
21,122をロックナット109の穴116,117
に係合させロックナットレンチ120の柄部124を所
定方向に回す。
【0007】尚、ロックナットレンチとしては、図16
に符号140で示したように、一方のピン141が他方
のピン142に対して近接離間され得るように、一方の
ピン141の腕部143を他方のピン142の腕部14
4に対して軸145のまわりで回動可能にしてなるもの
も知られている。なお、146は、柄部である。このロ
ックナットレンチ140も、ピン141,142間の距
離が調整可能である点を除いて、ロックナットレンチ1
20と同様に穴付き丸ナットを締付たり緩めたりするた
めに用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロック
ナットレンチ120や140を用いて穴付き丸ナットを
締付けたり緩めたりしようとする場合、一方の手で回転
軸保持用補助具(シャフトレンチ)130の柄部133
をもって回転軸104の回転を禁止させ、他方の手でロ
ックナットレンチ120または140の柄部124また
は146を回そうとしても電動式回転工具100の載置
安定性が悪いので、力(トルク)を加え難い。回転工具
100の載置安定性を高めるべく回転工具100の本体
部103を床上や地上に押し付けて身体の一部でかかえ
るようにして固定しておいて、シャフトレンチ130及
びロックナットレンチ120または140の柄部133
及び124または146を両手で持ってトルクを加えよ
うとしても、手で加える力の向きがうまく定まり難く、
ロックナットレンチ120または140のピン121,
122または141,142と穴付き丸ナット106ま
たは109の穴112,113または116,117と
の嵌合係合が外れ易く、また、ロックナットレンチ12
0または140の柄部124または146が短かすぎて
十分なトルクを加え難い。従って、手がホイール108
にあたって手を怪我したり、ホイール108を壊したり
する虞がある。なお、ロックナットレンチ120または
140の柄部124または146を長くしようとする
と、例えば回転工具100のホイールカバー110など
の妨害物に当たるのを避けるべく、回転軸104の向き
(回動位置)を変える必要が生じ、回転工具100の本
体部103を(保持する)向きを一定にした状態では、
手で力を加えるには柄部133及び124または146
の向きが悪くなってしまう虞がある。
【0009】なお、回転軸104を固定するシャフトロ
ックボタンを備えた電動工具も知られているが、この電
動工具でもシャフトロックボタンを押したままにしてお
くために一方の手または指を用いる必要があるので、状
況は、ほぼ同様である。
【0010】本発明は、前記諸点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、穴付き丸ナットの締付
・緩め(締付解除)を、容易かつ確実に行ない得るよう
にした穴付き丸ナット締付補助具及びその保持具を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記し
た目的は、一方の主面で開口した穴を少なくとも二つ有
する穴付き丸ナットの該穴に係合する二つのピンを相互
に近接離間可能に備えた穴付き丸ナット締付補助具であ
って、一端側にトルク入力部を備え、該一端から他端側
に向かって軸線方向に延びた締付補助具本体部と、該本
体部の前記他端側において該本体部の軸線方向及び該軸
線に直交する方向に移動可能に該本体部に係合された可
動部であって、軸線方向に平行に該本体部の前記他端方
向に延在した第一のピンを備えたものと、該本体部の前
記他端において軸線方向に垂直に拡がり丸ナットの前記
一方の主面に当接する当接面を形成する板状部であっ
て、本体部の半径方向に延在し前記第一のピンが貫通し
ているスロット、及び本体部の軸線方向に平行に延びた
第二のピンを備えたものとを有してなる穴付き丸ナット
締付補助具によって達成される。
【0012】
【作用及び効果】本発明による穴付き丸ナット締付補助
具は、一方の主面で開口した穴を少なくとも二つ有する
穴付き丸ナットの該穴に係合する二つのピンを相互に近
接離間可能に備えているので、穴間の距離が種々異なる
穴付き丸ナットの締付及びその解除に適用され得る。し
かも、本発明の穴付き丸ナットでは、一端側にトルク入
力部を備え該一端から他端側に向かって軸線方向に延び
た締付補助具本体部の前記他端において軸線方向に垂直
に拡がり、丸ナットの前記一方の主面に当接する当接面
を形成する板状部が、本体部の半径方向に延在し第一の
ピンの貫通したスロット、及び本体部の軸線方向に平行
に延びた第二のピンを備えているので、締付補助具の丸
ナットに対する当接面が、径方向断面で見て、第一のピ
ン及び第二のピンを含む広い範囲で丸ナットの主面に当
接され得る。また、本発明の締付補助具では、第一のピ
ンを備えた可動部は、本体部の前記他端側において該本
体部の軸線方向及び該軸線に直交する方向に移動可能に
該本体部に係合され且つその第一のピンが板状部のスロ
ットを貫通するように構成されているので、穴付き丸ナ
ットに対して第一及び第二のピンでトルクをかける際、
可動部が本体部の該可動部との係合部分及び板状部のス
ロットの側壁によって支持され得るから、可動部が本体
部及び板状部に対して変位される虞が少ない。従って、
本体部のトルク入力部に加えられたトルクが締付補助具
の二つのピンと丸ナットの二つの穴との係合を介して効
果的に穴付き丸ナットに伝達され得る。
【0013】加えて、本発明の丸ナット締付補助具で
は、トルク入力部に加えられたトルクが本体部並びに第
一及び第二のピンを介して穴付き丸ナットに伝達される
ように構成されているので、ホイールカバーのような妨
害物のない、穴付き丸ナットから回転軸の軸線方向に離
れた所でトルクを加え得るから、柄部の長いトルク入力
手段またはラチェット式レンチのような一方向回転伝達
クラッチ機能を備え回動位置調整が可能なトルク入力手
段でトルクを加え得る。従って、締付やその解除のため
に(締めたり緩めたりするために)、トルクを容易かつ
確実に加え得る。更に、本発明の締付補助具が軸線方向
に移動して締付補助具の第一及び第二のピンと穴付き丸
ナットの二つの穴との嵌合係合が外れるのを防ぐ締付補
助具保持手段を本発明の締付補助具と回転軸との間に別
途講じておくことが可能となり、締付補助具保持手段を
併用することにより、締付補助具の第一及び第二のピン
と穴付き丸ナットの二つの穴との嵌合係合が外れること
を危惧することなく安全に大きなトルクを本発明の締付
補助具のトルク入力部に加えることが可能になる。
【0014】以上において、穴付き丸ナットは、少なく
とも二つの穴を主面に有するタイプのものであれば、穴
の数は、三つ以上いくつでもよいが、好ましくは、直径
方向に対向する穴を有するように、偶数個である。ま
た、穴付き丸ナットの穴は、一方の主面で開口していれ
ばよいが、通常のように、他方の主面でも開口した貫通
穴でもよい。
【0015】「トルク入力部」とは、締付補助具のうち
トルクが加えられるように構成された部分をいい、例え
ば、角柱(後述の実施例では六角柱)状の軸部や、角穴
(後述の実施例では四角穴)からなる。本発明の締付補
助具の役割からして、穴付き丸ナットと同様な構成の穴
からなるトルク入力部ではないことが好ましいけれど
も、穴付き丸ナットから軸線方向に離れた所でトルクが
加えられ得るという観点では、かかるトルク入力部の構
成も一応含まれ得る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による好ましい一実施の形
態の穴付き丸ナット締付補助具では、前記可動部が係合
穴を備えており、締付補助具本体部は、前記トルク入力
部を備えた螺合軸部を一端側に有すると共に、該螺合軸
部の他端から軸線方向に延在し前記可動部の係合穴が軸
線方向及び該軸線に直交する方向に移動可能に装着され
た係合軸部を他端側に有しており、前記板状部が、本体
部の前記他端をなす前記係合軸部の延在端に固定されて
おり、前記可動部が前記板状部に対して所定位置に設定
された際該可動部を前記螺合軸部に対して固定する螺着
部材を更に備えている。
【0017】この場合、穴付き丸ナット締付補助具は、
比較的小さな部品の形態を採り得る。しかも、螺着部材
の螺合を緩めた状態で第一及び第二のピンを穴付き丸ナ
ットの対応する二つの穴に係合(嵌挿)した後、螺着部
材を締め付けることによって、穴付き丸ナットの二つの
穴の距離に係わらず締付補助具を二つのピンが穴付き丸
ナットの穴に入った状態で穴付き丸ナット(及び該丸ナ
ットを含む回転工具)に取付け得る。また、穴付き丸ナ
ットに対して第一及び第二のピンでトルクをかける際、
可動部が本体部の係合部としての係合軸部及び板状部の
スロットの側壁によって支持され得るから、可動部が本
体部及び板状部に対して位置ずれしたり捩じれたりする
虞が少ない。従って、本体部のトルク入力部に加えられ
たトルクが締付補助具の二つのピンと丸ナットの二つの
穴との係合を介して効果的に穴付き丸ナットに伝達され
得る。
【0018】本発明による好ましい一実施の形態の穴付
き丸ナット締付補助具では、前記トルク入力部は、ラチ
ェット式レンチのような一方向回転伝達クラッチ機能を
有するレンチが係合されるように、例えば角柱や角穴の
形態に、構成されている。この場合、締付補助具を用い
た穴付き丸ナットの締付や該締付の解除に、例えばラチ
ェット式レンチが用いられ得る。従って、丸ナットの二
つの穴の回動位置に係わらず、場合によっては、丸ナッ
トの周囲の一部に自由な空間が十分にはなくても、トル
ク入力に都合のよい位置で、しかもラチェット一個分
(またはその整数個分)に応じた小刻みな範囲で、穴付
き丸ナットに締付や該締付の解除のためのトルクを加え
得る。
【0019】本発明による好ましい一実施の形態の穴付
き丸ナット締付補助具では、前記螺着部材が前記可動部
に当接する面とは逆側に軸線方向突出部を備えている。
この穴付き丸ナット締付補助具では、次に説明するよう
な締付補助具保持用の補助具(締付補助具保持具)を用
いて穴付き丸ナットに対して実際上固定され得るから、
穴付き丸ナットの締付や該締付の解除が容易かつ確実に
行われ得る。
【0020】すなわち、本発明の好ましい一実施の形態
では、穴付き丸ナットが螺着されるべき回転軸に対して
相対回転不能に係合される係合凹部を先端に備えた回転
軸保持部と、前記螺着部材(好ましくはその突出部)に
係合される係合凹部を先端の一側に備えた締付補助具保
持部と、該締付補助具保持部を前記回転軸保持部の方へ
偏倚させる弾性手段とを有する、穴付き丸ナット締付補
助具を保持するための保持具が、更に、提供される。
【0021】その結果、この穴付き丸ナット締付補助具
が、保持具によって穴付き丸ナットに対して実際上固定
され得るから、締付補助具のピンと穴付き丸ナットの穴
との嵌合係合が外れるのを気にすることなく締付補助具
のトルク入力部にトルクを加え得るので、穴付き丸ナッ
トの締付や該締付の解除が容易かつ確実に行われ得る。
【0022】
【実施例】次に、図12及び13に示した電動工具10
0の穴付き丸ナット106,109の締付や該締付の解
除に適用するに適した、本発明による好ましい一実施例
の穴付き丸ナット締付補助具を、図1から5に基づいて
説明する。
【0023】図1から5において、穴付き丸ナット締付
補助具1は、図12及び13の穴付き丸ナット106や
109の主面112や115で開口した穴113,11
4や116,117に係合する二つのピン2,3をA方
向(軸線Lに直交する方向)に相互に近接離間可能に備
えている。
【0024】より詳しくは、穴付き丸ナット締付補助具
1は、締付補助具本体部4、可動部5、及び板状部6か
らなる締付補助具素体7と、螺着部材8とからなる。
【0025】締付補助具素体7のうち締付補助具本体部
4は、トルク入力部11を備え外周にネジが切られた螺
合軸部12を一端13側に有すると共に、該螺合軸部1
2の他端17から軸線方向Bに延在した係合軸部14を
有する。この例では、トルク入力部11は、螺合軸部1
2のほぼ六角柱状部15からなり、例えば六角ボルトを
締め付けるためのレンチ(例えばラチェット式レンチ)
によってこの六角柱状部15にトルクが加えられ得る。
なお、図2及び4からわかるように、螺合軸部12には
一端13で開口した四角柱状の軸方向穴16が形成され
ており、この四角穴16もまたラチェット式レンチのよ
うなトルク入力手段によるトルク入力部11として機能
し得る。
【0026】トルク入力部11としては、角柱状部15
または角穴16のうちのいずれか一方があればよいが、
広範囲の利用を可能にするために、この例のように角柱
状部15と角穴16との両方が設けられていてもよい。
トルク入力部11は、螺合軸部12の軸線方向の全体で
はなく一部に設けられていてもよい。係合軸部14は、
螺合軸部12よりも小径であればその形状は問わない
が、後述するように可動部5の係合穴のA方向移動を案
内するように且つトルクを広範囲で支え得るようにA方
向に平行な面取りがなされているのが好ましく、例え
ば、横断面が長方形もしくは正方形又は六角形などでも
よい。
【0027】締付補助具素体7の可動部5は、ほぼ楕円
形の板状体からなりほぼ中央部にほぼ長方形の係合穴2
1が形成された可動部本体22を有する。なお、第一の
ピン2は、基端側がこの可動部本体22と一体的に形成
され、可動部本体22の外側の主面23から軸線方向
(軸線Lの延在方向)Bに平行に突出している。可動部
5は、軸線方向B及び該軸線Lに直交する方向Aに移動
可能に締付補助具本体部4の小径の係合軸部14に遊嵌
されている。なお、可動部5の本体22の板状体には係
合穴21の長手方向Aにおける本体22の位置調整の際
指で確実に保持され得るように粗面24が形成されてい
る。
【0028】可動部5の本体22の板状体は楕円形の代
わりに円形など他の形状でもよいが、粗面24がA方向
の少なくとも一箇所で板状部6よりもC方向(A方向に
直交する方向)に突出するように幅広であることが好ま
しい。また、係合穴21は、図示のように角が丸められ
ていても丸められていなくてもよい。
【0029】板状部6は、本体部4の小径係合軸部14
の延在端17に一体的に固定・形成されており、丸ナッ
ト106,109の一方の主面112,115に当接す
る当接面31を形成すべく、軸線方向Bに垂直(A方向
及びC方向)に拡がっている。板状部6は、可動部5の
ピン2が軸線方向Bに出入り可能であり且つ軸線方向B
に直交する方向Aに移動可能なスロット32を備えてい
る。スロット32は、図1の上端まで延びていてもよい
が、板状部6の機械的強度の観点からは、図示の如く上
端が閉じられているのが好ましい。軸線Lに関してスロ
ット32と反対側において第二のピン3が板状部6の当
接面31から軸線Lの延在方向に平行な方向Bに突出し
ている。
【0030】なお、本体部4の穴16は、板状部6のあ
る端部17で開口しているが、該端部17のところ及び
この近傍では、締付補助具1を穴付き丸ナットに取付け
た際回転工具100の回転軸104が該穴16に挿入さ
れ得る限りその形状及び大きさは問わない。
【0031】なお、図1において、可動部5と板状部6
との当接面のいずれか一方に上下方向Aに延在する突起
ないし突条を設けると共に他方に上下方向Aに延在する
溝を設けて、この突起と溝との係合によって、可動部5
が板状部6によって図1の上下方向Aに案内されるよう
にしてもよい。
【0032】螺着部材8は、可動部5及び板状部6のピ
ン2及び3が穴付き丸ナット106や109の対応する
穴に嵌め込まれて可動部5が板状部6に対してA方向の
所定位置に設定された際螺合軸部12に対してねじ込ま
れて可動部5を板状部6に対して締め付け固定する。な
お、螺着部材8は、可動部5に当接する面41とは逆側
42に、軸線方向突出部43を備えている。この軸方向
突出部43は、後述するように、締付補助具1を保持具
で保持する際の被係合部として働く。
【0033】締付補助具1は、ピン2,3の間の距離が
ある程度の範囲では調整可能であるけれども、ピン2,
3間の距離が更に大きく異なるものに適用するために、
適用範囲(可変範囲)の異なる複数種類の締付補助具1
を準備しておいてもよい。
【0034】次に、穴付き丸ナット締付補助具1を図1
2及び13の電動工具に適用する際に用いられる本発明
による好ましい一実施例の保持具を図6及び7に基づい
て説明する。
【0035】図6及び7からわかるように、保持具50
は、柄部51と、この柄部51から一体的に延在した細
長い平板状の本体部52と、この本体部52に対して本
体部52の長手方向Dに位置調整可能に取付けられた締
付補助具保持部53とを有する。
【0036】より詳しくは、保持具50の本体部52
は、厚くなった基端54で柄部51に固定・連結され、
先端55には、穴付き丸ナット106,109が螺着さ
れるべきボルト部105を備えた回転軸104の面取り
部111に対して相対回転不能に係合される係合凹部と
してのほぼU字型の切欠(凹部)56を有している。こ
の凹部56の「U」両足部の幅Eは、回転軸104の面
取係合部111の幅Fとほぼ同じでこの幅Fよりもわず
かに大きい。尚、凹部56の両側壁部57,58の間の
距離Eが調整可能なように一方の壁部57または58を
本体部52に一体的に形成し、他方の壁部(足部)58
または57を本体部52の壁部57または58に対して
位置調整可能に固定するようにしてもよい。
【0037】本体部52の基部54の近傍には、長手方
向Dに沿って延びたスロット59が形成されている。な
お、本体部52は、先端55が電動工具100のモータ
ーハウジング101とインナーフランジ106との間で
面取係合部111に嵌められ得るように薄い限り、基部
54から先端55の近傍までの領域が板状の代わりに厚
みの大きい棒状など他の形状であってもよい。
【0038】保持具50の締付補助具保持部53は、基
端61側で、本体部52の基端54近傍にD方向に位置
調整可能に取付けられたL字型ブラケット部材62と、
このブラケット部材62のLの先端63に対してピン6
4を介してG方向に枢動可能に取付けられた細長い平板
状の保持部材65とを有する。
【0039】L字型ブラケット部材62は、基部61の
両側部66,67が本体部52の基部54の近くの平板
状部68の両側を抱え込むように該平板状部68に対し
てD方向に移動可能に係合され、且つ基部61から突設
されたピン状部69が本体部52のスロット59にD方
向に移動可能に嵌め込まれている。なお、ピン状部69
は、図示の例のように、L字型部材62の基部61の穴
70に嵌挿されたボルト71からなっていてもよい。こ
の場合、ボルト71の離脱を防ぐべくナット72が螺合
されている。
【0040】細長い平板状保持部材65は、基端部73
でブラケット部材62のL字の先端63に枢着されてお
り、この枢着部のピン64に巻き付けられた弾性手段と
してのコイルばね75によって先端76側が本体部52
の先端55側に近接せしめられるようにG1方向に偏倚
せしめられている。
【0041】保持部材53の先端76の一側77には、
締付補助具1の螺着部材8の突出部43に係合される係
合凹部78が形成されている。この係合凹部78は、突
出部43を受容し得る大きさの開口79を有し、且つ突
出部43が開口79から外れないように突出部43を内
部に保持すべく、開口79よりも奥側程下方に位置する
上下の壁部80,81を有する。
【0042】なお、螺着部材8に軸方向突出部43を形
成しないで、単純な円筒体や角筒体などの形態に螺着部
材8を形成してもよい。その場合、螺着部材8の外周が
凹部78に嵌込・係合されるようにすればよい。
【0043】柄部51の基端には、ネジ穴82が形成さ
れており、締付補助具1の不使用時に締付補助具1の本
体部7の螺合軸部12をこのネジ穴82に螺着すること
によって、締付補助具1を保持具50と一緒にして収納
し得る。尚、締付補助具1を保持具50とつながった状
態で収納するためには、代わりに、両者の間をワイヤー
などで繋いでおいてもよい。
【0044】次に、図1から5に示した締付補助具1を
図6,7に示した保持具50を用いて、図12,13に
示した回転工具100のロックナット(穴付き丸ナッ
ト)109の締付やその解除に適用する例を、図8及び
9を参照しつつ説明する。
【0045】電動工具100の回転砥石108を軸10
4に固定する場合、電動工具100のインナーフランジ
106上にかぶせるように回転砥石108を軸104に
嵌め、更にその上からロックナット109を軸104の
ボルト部105に螺合させる。ある程度の螺合は手で進
める方が容易であるけれども、図8のB1方向へのロッ
クナット109の螺合(捩じ込み)の進行に伴って、手
動による捩じ込みは困難になる。
【0046】次に、穴付き丸ナット締付補助具1をロッ
クナット109に装着する。すなわち、穴付き丸ナット
締付補助具1の螺着部材8を緩めて可動部5を板状部6
に対してA方向に移動可能にした状態で、穴付き丸ナッ
ト締付補助具1のピン2,3をロックナット109の対
応する穴116,117に嵌め込み、その後、螺着部材
8を軸部11のボルト部12に締め込んで、可動部5を
固定する。
【0047】次に、保持具50を用いて、回転工具10
0のモーターの出力軸104を固定すると共に、締付補
助具1を出力軸104に対して固定的に保持する。すな
わち、保持具50の本体部52の足部(先端部)55の
係合凹部56に出力軸104の面取り面取係合部111
を嵌めて出力軸104を非回転状態に保持し得るように
すると共に、保持具50の保持具53の平板状保持部6
5の係合穴78に締付補助具1の螺着部材8の小径突出
部43を嵌めて締付補助具1のピン2,3による係合
(嵌合)が外れないように、締付補助具1を保持する。
ここで、保持具50の保持具53の係合穴78は奥ほど
下方に位置するようになっているので、係合穴78内に
収容された小径突出部43は穴78の最深部で穴78内
に受容される。しかも、保持具50の保持具53の平板
状部65は、コイルばね75によってG1方向に偏倚せ
しめられているので、締付補助具1には、回転工具10
0の方に向かうB1方向の偏倚力が加えられるから、締
付補助具1のピン2,3とロックナット109の穴11
6,117との嵌合が外れる虞が少なく、締付作業を安
全に行い得る。この状態では、例えば回転工具100を
床又は台の上に載置した状態で保持具50の柄51を保
持するだけで、回転工具100をその出力軸104を含
めて固定状態に保持し得、且つロックナット109及び
締付補助具1を出力軸104のボルト部105に対して
回転可能な一体的状態に保持し得る。
【0048】次に、一方向回転伝達クラッチ機能を備え
たレンチとしてのラチェット式レンチ90によって、締
付補助具1のボルト部11に形成された六角柱状のトル
ク入力部11に締付トルクをJ1方向に加えて、締付補
助具1のピン2,3とロックナット109の穴116,
117との係合を介してロックナット109を出力軸1
04のボルト部105に沿ってJ1方向に締め付ける。
【0049】締付補助具1では、螺合軸部12にラチェ
ット式レンチ90が係合可能な六角柱状トルク入力部1
1が形成されているから、ロックナット109の穴11
6,117の回転(回動)位置にかかわらず周囲に作業
空間が十分採れる側から締付作業を行ない得るので、ロ
ックナット109の強固な締付を容易かつ確実に行ない
得る。加えて、この例の回転工具100では、軸線方向
に見てホイールカバー110よりも穴付き丸ナット10
6,109から遠いところにトルク入力部11が位置す
るから、ラチェット式レンチ70は、トルクを加え易い
向き(回転軸104の回転軸線のまわりの回動位置)の
近傍で、使用され得る。
【0050】なお、ラチェット式レンチ90は、本体9
1と、この本体91に回転可能に支承され六角柱状トル
ク入力軸11に嵌合される六角穴付輪部92と、この六
角穴付き輪部92の軸線方向中央部の外周に形成された
ラチェット歯93と、このラチェット歯93の回転方向
(回転の向き)を規定する爪94とからなる。爪94
は、ラチェット歯93を介してJ1方向またはJ2方向
の回転を選択的に伝えるべく、ピン95のまわりで回動
可能である。
【0051】このラチェット式レンチ90としては、例
えば、図10に示したように輪部92の内径の異なるも
のを本体91の両端に有するタイプのものでもよい。ま
た、ラチェット式レンチとしては、輪部が角穴を有する
代わりに、図11に示すように、角柱92aを有するタ
イプのもので、爪94aの回動によってトルク入力方向
が偏向されるタイプのもの90aでもよい。
【0052】締付補助具1では、トルク入力部11が角
穴16を備えているから、図10のタイプのラチェット
式レンチ90の代わりに図11に示したタイプのラチェ
ット式レンチ90aを用いることもできる。
【0053】尚、トルク入力部11へのトルクを加える
には、ラチェット式レンチのような一方向クラッチ機構
を備えたものの代わりに、モンキースパナのような他の
レンチを用いてもよい。
【0054】尚、ロックナット109を緩めるには、ラ
チェット式レンチ90または90aの爪94または94
aの設定位置を逆にしてトルクの入力方向をJ1の代わ
りにJ2とする点を除いて、締付時と同様な操作を行な
えばよい。
【0055】以上では、回転工具100の穴付き丸ナッ
トのうちロックナット109の締付または締付の解除
(緩め作業)に締付補助具1及び保持具50を用いる例
について説明したが、インナーフランジ106の締付や
締付の解除にも同様に適用され得ることは明らかであろ
う。
【0056】以上において、穴付き丸ナットは、直径方
向に二つの穴がある例について説明したが、穴が4個以
上ある場合にも直径方向に対向する二つの穴に締付補助
具1のピン2,3を嵌め込むことによって同様に締付や
その解除を行ない得ることも明らかであろう。
【0057】また、電動工具ないし電動式回転工具10
0の工具回転体としては、回転砥石108の代わりにワ
イヤブラシのような他の工具でもよく、更に穴付き丸ナ
ットが締付に用いられる軸を備えている限り、電動式回
転工具以外の任意の装置に対して本発明の締付補助具が
用いられ得ることも明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による好ましい一実施例の穴付き丸ナッ
ト締付補助具の分解・斜視説明図である。
【図2】図1の締付補助具の軸線方向に沿った断面説明
図である。
【図3】図2の締付補助具のIII方向の端面説明図で
ある。
【図4】図2の締付補助具のIV方向の端面説明図であ
る。
【図5】図2の締付補助具のV−V線に沿った断面の端
面説明図である。
【図6】本発明による好ましい一実施例の回転軸及び締
付補助具の固定用保持具斜視説明図である。
【図7】図6の保持具の側面説明図である。
【図8】図1の締付補助具と図6の保持具とを用いて図
12の電動工具の穴付き丸ナットの締付やその解除を行
なう例を示した断面説明図である。
【図9】図8の下面説明図である。
【図10】図1の締付補助具の締付に用いられるラチェ
ット式レンチの一例の斜視説明図である。
【図11】図1の締付補助具の締付に用いられるラチェ
ット式レンチの別の例の斜視説明図である。
【図12】本発明の締付補助具及び保持具が用いられる
電動工具の一例の斜視図である。
【図13】図12の電動工具の分解斜視図である。
【図14】従来の穴付き丸ナット締付補助具の一例の斜
視説明図である。
【図15】従来の穴付き丸ナット締付具と共に用いられ
た回転軸固定用補助具の斜視説明図である。
【図16】従来の穴付き丸ナット締付具の別の例の斜視
説明図である。
【符号の説明】
1 穴付き丸ナット締付補助具 2,3 ピン 4 締付補助具本体部 5 可動部 6 板状部 7 締付補助具素体 8 螺着部材 11 トルク入力部 12 螺合軸部 13 端部(一端) 14 係合軸部 15 六角柱部 16 四角穴(四角柱状軸方向穴) 17 端部(他端) 21 係合穴 22 可動部本体 23 主面 24 粗面 31 当接面 32 スロット 41 当接面 42 当接面とは逆側の面 43 軸線方向突出部 50 保持具 51 柄部 52 本体部(回転軸保持部) 53 締付補助具保持部 54 基端 55 先端(足部) 56 係合凹部 57,58 両側壁部 59 スロット 61 基端 62 L字型ブラケット部材 63 先端 64 ピン 65 平板状保持部材 66,67 両側部 68 平板状部 69 ピン状部 70 穴 71 ボルト 72 ナット 73 基端部 75 コイルばね 76 先端 77 一側 78 係合凹部 79 開口 80,81 壁部 82 穴 90,90a ラチェット式レンチ 91 本体部 92 輪部 92a 角柱部 93 ラチェット歯 94,94a 爪 95 ピン 100 ディスクグラインダ(電動式回転工具) 101 ハウジング 102 ハンドル(柄) 103 本体部 104 回転軸 105 ボルト部 106 インナーフランジ(穴付き丸ナット) 107 中央穴 108 ディスク砥石(回転砥石) 109 ロックナット(穴付き丸ナット) 110 ホイールカバー 111 面取係合部 112,115 主面 113,114,116,117 穴 A,B,B1,C,D,G,G1,J,J1 方向 E,F 幅(長さ) L 軸線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の主面で開口した穴を少なくとも二
    つ有する穴付き丸ナットの該穴に係合する二つのピンを
    相互に近接離間可能に備えた穴付き丸ナット締付補助具
    であって、 一端側にトルク入力部を備え、該一端から他端側に向か
    って軸線方向に延びた締付補助具本体部と、 該本体部の前記他端側において該本体部の軸線方向及び
    該軸線に直交する方向に移動可能に該本体部に係合され
    た可動部であって、軸線方向に平行に該本体部の前記他
    端方向に延在した第一のピンを備えたものと、 該本体部の前記他端において軸線方向に垂直に拡がり丸
    ナットの前記一方の主面に当接する当接面を形成する板
    状部であって、本体部の半径方向に延在し前記第一のピ
    ンが貫通しているスロット、及び本体部の軸線方向に平
    行に延びた第二のピンを備えたものとを有してなる穴付
    き丸ナット締付補助具。
  2. 【請求項2】 前記可動部が係合穴を備えており、締付
    補助具本体部は、前記トルク入力部を備えた螺合軸部を
    一端側に有すると共に、該螺合軸部の他端から軸線方向
    に延在し前記可動部の係合穴が軸線方向及び該軸線に直
    交する方向に移動可能に装着された係合軸部を他端側に
    有しており、前記板状部が、本体部の前記他端をなす前
    記係合軸部の延在端に固定されており、前記可動部が前
    記板状部に対して所定位置に設定された際該可動部を前
    記螺合軸部に対して固定する螺着部材を更に備えている
    請求項1に記載の穴付き丸ナット締付補助具。
  3. 【請求項3】 前記螺着部材が、前記可動部に当接する
    面とは逆側に、軸線方向突出部を備えている請求項2に
    記載の穴付き丸ナット締付補助具。
  4. 【請求項4】 前記トルク入力部は、一方向回転伝達ク
    ラッチ機能を有するレンチが係合されるように構成され
    ている請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の
    穴付き丸ナット締付補助具。
  5. 【請求項5】 穴付き丸ナットが螺着されるべき回転軸
    に対して相対回転不能に係合される係合凹部を先端に備
    えた回転軸保持部と、前記螺着部材に係合される係合凹
    部を先端の一側に備えた締付補助具保持部と、締付補助
    具保持部を回転軸保持部側に偏倚させる弾性手段とを有
    する、請求項2または3に記載の穴付き丸ナット締付補
    助具を保持するための保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5914715B1 (ja) * 2015-02-19 2016-05-11 株式会社日研工作所 フックスパナ

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