JP2961417B1 - 電動式ナット回し工具 - Google Patents
電動式ナット回し工具Info
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Abstract
Pの回転操作でソケット付プーリー3に嵌合したナット
Nを回転させる電動式ナット回し工具において、ソケッ
ト付プーリー3内に嵌合したナットNの上面に係止する
係止具5を固定基板1に設ける。ソケット付プーリー3
と固定基板1との間にラチェット機構6を設ける。駆動
側プーリー2と電動回転工具Pの先端部との連結手段を
強制嵌合手段とする。 【効果】長ボルトに装着されたナットを効率良く移動す
ることができる。電動回転工具を外し、ラチェットとし
てナットの本締めもできる。
Description
等として使用される長ボルトに、ナットをネジ止めする
作業時間を短縮するのに好適な電動式ナット回し工具に
関する。
先に出願した実開昭63-38975号のナット回し具や、実公
平7-42610 号のナット回し用工具などがある。
着した円盤状のナット回し具を手指で回転させ、このナ
ット回し具の遠心力を利用してナットを効率良く回すも
のである。
ライバーなどの電動回転工具を使用するもので、この電
動回転工具の先端に連結した長尺な連結ソケットで、全
ネジボルトにネジ止めしたナットを回す工具である。
開平6-80561 号公報や実開平6-53064 号公報等に記載さ
れている。これらの専用工具は、電動ドリルや電動ドラ
イバー等の電動回転工具を改造したもので、ナットを回
すためにだけ造られた専用工具である。
所でも、ボルトやナットをネジ止めできるようにしたス
パナ装置が実公昭59-17577号公報に記載されている。こ
のスパナ装置は、ハンドルに連結したスプロケットに、
チェーンを介してもう一方のスプロケットを連動させ、
この連動するスプロケットに出没自在な六角スパナを設
けたもので、狭い場所でのスパナを使用する場合に、六
角スパナをスプロケット内に押し込み、この六角スパナ
を突出せしめるばねの力で六角スパナをボルトに押し付
け、ハンドルに連結したスプロケットを回転させてボル
トを回す工具である。
ットを回す従来の工具には、次のような課題が残されて
いた。すなわち、前者のナット回し具は、円盤状のナッ
ト回し具の遠心力を利用することで、従来よりも回転効
率は高まったものの、手指で回すものなので、作業が連
続すると作業員の疲労は少なくない。また、このナット
回し具では、ナットの仮締めには好適でも、本締めする
には適していなかった。
するので、作業員の疲労を軽減し、ナットを回すことが
できる。しかしながら、長ボルトを連結ソケットの内部
に収納してナットを回転させるものなので、連結ソケッ
ト自体が長尺にならざるを得ず、携帯するのに不便であ
った。しかも、長い全ネジボルトにナットをネジ止めす
る場合は、この長い全ネジボルトに合わせた長尺の連結
ソケットを使用しなければならず、その分、連結ソケッ
トの重量がかさみ、作業員の負担が重くなる不都合もあ
る。
を、電気配線工事に使用する場合は、このナット回し専
用の工具と共に、ドリルやドライバーなどとして使用す
る一般の電動ドリルや電動ドライバー等の電動回転工具
も携帯する必要がある。したがって、作業員は、二種類
の電動回転工具を携帯しなければならず、電気工事には
極めて不便である。
パナ装置は、狭い場所でのスパナの使用を可能にしてい
るが、スプロケットを回転するのはハンドルを介して作
業員自身が行うものであり、ナットを効率良く回すこと
は困難である。したがって、このスパナ装置を、長ボル
トのナット回し用工具として効率良く使用することはで
きない。
創出されたもので、一般の電動回転工具を使用して長ボ
ルトに装着されたナットを効率良く仮締めすることがで
き、しかも、この電動回転工具を外し、ラチェットとし
てナットの本締めもできる電動式ナット回し工具の提供
を目的とする。
本発明の第1の手段は、上下一対の固定基板1の間に、
電動回転工具Pの先端に着脱自在に固定する駆動側プー
リー2と、吊りボルトにネジ止めされたナットNの周囲
に嵌合係止するソケット付プーリー3と、駆動側プーリ
ー2の回転力でソケット付プーリー3を連動する無端ベ
ルト4とを配設し、駆動側プーリー2に固定した電動回
転工具Pの回転操作でソケット付プーリー3に嵌合した
ナットNを回転させる電動式ナット回し工具において、
ソケット付プーリー3内に嵌合したナットNの上面に係
止する係止具5を固定基板1に設けたことにある。
3と固定基板1との間にラチェット機構6を設け、固定
基板1の回転でソケット付プーリー3内のナットNを回
転させるものである。
動回転工具Pの先端部との連結手段を強制嵌合手段と
し、前記係止具5とナットNを介して吊りボルトTに係
止状態にある固定基板1の駆動側プーリー2から電動回
転工具Pの先端部を引抜き自在に形成したことを課題解
消のための手段とする。
実施例を詳細に説明する。
動側プーリー2を回転操作し、この駆動側プーリー2の
回転力をソケット付プーリー3に伝えてナットNを回転
させる工具である。
3は、上下一対の固定基板1の間に回転自在に設けてい
る(図6参照)。そして、駆動側プーリー2とソケット
付プーリー3とに無端ベルト4を連結し、駆動側プーリ
ー2の回転力をソケット付プーリー3に連動するように
設けている(図5参照)。図示例の無端ベルト4は平ベ
ルトを使用している。このような平ベルトを使用するこ
とにより、ナットNの仮締め時に、必要以上のトルクが
生じても、各プーリー2、3より滑りが生じて空回りす
るので、充電ドリル及び電気ドリルが振られる危険がな
い。
にネジ止めしたナットNの周囲に嵌合係止するもので、
ソケット付プーリー3の中央部に、吊りボルトTを貫通
させてナットNの外形に嵌合係止するソケット部3Aを
設けている(図1参照)。
ケット付プーリー3内に嵌合したナットNの上面に、こ
の係止具5を係止する(図2及び図3参照)。図2に示
す係止具5は、上部の固定基板1の上面に回転自在に設
けてある。このとき、ナットNの上面に係止する先端部
5Aを、ナットNの回転方向に沿った方向に屈曲してあ
る。こうすることで、ナットNの回転と共に、この先端
部5Aが吊りボルトTがわに付勢され、使用時における
係止具5の外れを防止することができる。また、図3に
示す係止具5は、固定基板1の上面からソケット付プー
リー3の方向にスライド自在に設けた例を示している。
このように、固定基板1に設ける係止具5は、ソケット
付プーリー3内に嵌合したナットNの上面に係止するも
のであればよく、係止具5の形状や係止手段、取付位置
の設計変更は自由である。この状態で電動回転工具Pを
作動してナットNを締め上げると、このナットNに係止
した係止具5は固定基板1ごと上昇し、ソケット付プー
リー3内のナットNを嵌合状態で保持し続けることがで
きる。
との間にラチェット機構6を設けてある(図5参照)。
図示のラチェット機構6は、ソケット付プーリー3の外
周に設けた歯3Bに、回転方向別に係合する一対の係止
爪部6Aを揺動自在に設け、この係止爪部6Aを操作す
る操作レバー6Bを延長している。また、ラチェット機
構6の位置を固定する位置固定突起6Cを設け、固定基
板1に固定した固定体1Aの端部に主没自在に設けた係
止球部1Bに、この位置固定突起6Cを位置調整自在に
係止している。このラチェット機構6をソケット付プー
リー3に係止することで、固定基板1をラチェットの柄
として用いることが可能になり、固定基板1を手指で回
転させることで、ソケット付プーリー3内のナットNを
本締めすることができる。
の先端部との連結手段を強制嵌合手段としてある。図6
に示す連結手段は、電動回転工具Pの先端に設けた連結
軸P1の側面に係止球体P2を出没自在に設けたもの
で、連結軸P1を駆動側プーリー2内に強制的に嵌入す
る。更に、図7に示す連結手段は、駆動側プーリー2内
に係止球体2Bを出没自在に設けると共に、電動回転工
具Pの連結軸P1の側面に係止凹部P3を設けたもの
で、この係止凹部P3に係止球体2Bを強制嵌入する。
このような強制嵌合手段により、駆動側プーリー2から
電動回転工具Pの先端部を引抜き自在に形成することが
でき、装着時も連結軸P1を差し込むだけで固定でき
る。したがって、前記係止具5とナットNを介して吊り
ボルトTに係止状態にある固定基板1の駆動側プーリー
2から電動回転工具Pの先端を容易に外すこともでき
る。
ず、電動回転工具P先端を駆動側プーリー2に強制嵌合
して連結する。次に、この状態で吊りボルトTに連結し
たナットNに、ソケット付プーリー3を嵌合し、ナット
Nの上部に係止具5を係止する。この状態で、電動回転
工具Pを操作し、ナットNを移動させる。ナットNの仮
締めが終ると駆動側プーリー2から電動回転工具P先端
を抜き取り、ナットN上部の係止具5を解除してからラ
チェット機構6を操作してソケット付プーリー3をロッ
クし、固定基板1をラチェットの柄として手指で回転操
作し、ナットNを本締めするものである。
り、当初の目的を達成する。すなわち、請求項1の係止
具5により、ソケット付プーリー3内のナットNを嵌合
状態で保持しながらナットNを回転させることができる
から、本発明工具や電動回転工具Pを押し上げなくても
吊りボルトTに装着されたナットを効率良く移動するこ
とができる。
り、固定基板1をラチェットの柄として用いることが可
能になり、固定基板1を手指で回転させることで、ソケ
ット付プーリー3内のナットNを本締めすることが可能
である。
動側プーリー2から電動回転工具Pの先端部を引抜き自
在となり、また、装着時も係止球体2Bや連結軸P1を
差し込むだけで固定できる。したがって、前記係止具5
とナットNを介して吊りボルトTに係止状態にある固定
基板1の駆動側プーリー2から電動回転工具Pの先端を
容易に外すこともできる。
着されたナットを効率良く仮締めすることができ、しか
も、電動回転工具を外し、ラチェットとしてナットの本
締めもできるなどといった有益な種々の効果を奏するも
のである。
示す一部切欠平面図。
示す一部切欠平面図。
の強制嵌合手段を示す要部断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 上下一対の固定基板の間に、電動回転工
具の先端に着脱自在に固定する駆動側プーリーと、吊り
ボルトにネジ止めされたナットの周囲に嵌合係止するソ
ケット付プーリーと、駆動側プーリーの回転力でソケッ
ト付プーリーを連動する無端ベルトとを配設し、駆動側
プーリーに固定した電動回転工具の回転操作でソケット
付プーリーに嵌合係止したナットを回転させる電動式ナ
ット回し工具において、ソケット付プーリー内に嵌合し
たナットの上面に係止する係止具を固定基板に設けたこ
とを特徴とする電動式ナット回し工具。 - 【請求項2】 前記ソケット付プーリーと固定基板との
間にラチェット機構を設け、固定基板の回転でソケット
付プーリー内のナットを回転させる請求項1記載の電動
式ナット回し工具。 - 【請求項3】 前記駆動側プーリーと電動回転工具の先
端部との連結手段を強制嵌合手段とし、前記係止具とナ
ットを介して吊りボルトに係止状態にある固定基板の駆
動側プーリーから電動回転工具の先端部を引抜き自在に
形成した請求項1又は2記載の電動式ナット回し工具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29911298A JP2961417B1 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 電動式ナット回し工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29911298A JP2961417B1 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 電動式ナット回し工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2961417B1 true JP2961417B1 (ja) | 1999-10-12 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29911298A Expired - Fee Related JP2961417B1 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 電動式ナット回し工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2961417B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256822A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-11 | Otics Corp | 動弁装置のバルブクリアランス調整機構 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020004720A (ko) * | 2000-07-07 | 2002-01-16 | 이계안 | 차체 조립용 공구 |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP29911298A patent/JP2961417B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002256822A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-11 | Otics Corp | 動弁装置のバルブクリアランス調整機構 |
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