JP2520817B2 - カ―ペツトの製造方法 - Google Patents

カ―ペツトの製造方法

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JP2520817B2
JP2520817B2 JP4087474A JP8747492A JP2520817B2 JP 2520817 B2 JP2520817 B2 JP 2520817B2 JP 4087474 A JP4087474 A JP 4087474A JP 8747492 A JP8747492 A JP 8747492A JP 2520817 B2 JP2520817 B2 JP 2520817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーペツトの製造方
法、特に起伏などのある床面に対しても容易に密着させ
ることができ、可撓性及び寸法安定性に優れ、反りの少
ないカーペツトの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーペツトのバツキング材にはアスフア
ルト系のものや塩化ビニル系のものがあるが、アスフア
ルト系のものは臭気があり、高温で軟化し、周囲のもの
を汚すなどの問題があった。また、塩化ビニル系のもの
は、カーペツトを破棄する際の焼却時に塩素ガスを発生
し、環境汚染上の問題があった。
【0003】従来のカーペツト用バツキング材の上記の
問題点を解決するために、予めセメントと熱可塑性樹脂
のエマルジヨンなどからなる組成物を成形して得たシー
ト上に接着剤を用いてカーペツトの裏面を貼り合わせて
裏打ちしたカーペツトを製造することも提案された(特
公昭60−58347号公報)。しかし、この方法で
は、セメントが急激に高温にさらされるともろくなるた
め、予めシートをゆっくりと硬化・乾燥させる必要があ
るなどのため生産性に劣るし、製品カーペツトが硬すぎ
て可撓性に欠けるなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、可撓性及び
寸法安定性に優れ、起伏のある床面等に対しても容易に
密着させることができ、使用中の反り上りなどの少ない
カーペツトを容易に製造する方法を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカーペツトの製
造方法は、カーペツト用表基材の裏面及び/又はカーペ
ツト用裏基材に、ガラス転移点5℃以下の樹脂の水性エ
マルジヨンに該樹脂固形分100重量部に対して水硬性
無機質セメント粉末120〜400重量部及び非水硬性
無機質粉末250〜600重量部を含有せしめてなるバ
ツキング材組成物を塗布し、該塗布されたバツキング材
組成物の硬化・乾燥前に該カーペツト用表基材の裏面と
該カーペツト用裏基材とを該バツキング材組成物の塗布
層を介して重ねて圧接し、95〜155℃の温度に加熱
して該塗布層を硬化・乾燥させることを特徴とする方法
である。
【0006】本発明で用いられるカーペツト用表基材及
び裏基材としては、種々の合成繊維、たとえばポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、
ナイロンなどのスパンボンド、不織布、雑フエルト、織
布、織物等;木綿、麻、羊毛などの織布;ガラス繊維の
不織布や織布等があげられる。特に、ポリプロピレン繊
維の織布及び不織布は、カーペツトの収縮が少ないので
好ましい。また裏基材には、さらに和紙等の紙も使用す
ることができる。また、硬化・乾燥時の乾燥性を高める
ためには、表基材及び裏基材の少なくとも一方の基材と
して、好ましくは重ね合わせて圧接し硬化・乾燥させる
際に上側にくる方の基材として、透水性のあるものを用
いる必要がある。さらに、表基材と裏基材には、熱収縮
率が互いに同程度であるか、又は裏基材の方が表基材よ
り収縮率の大きい組合わせを用いるのが、製品カーペツ
トの反りを防止できるので、好ましい。
【0007】本発明のバツキング材組成物調製用のガラ
ス転移点5℃以下の樹脂の水性エマルジヨンとしては、
たとえばアクリル酸2−エチルヘキシル〔そのホモ重合
体のガラス転移点が−85℃である(これをここでは
「Tg −85℃」のように略記することとす
る。)〕、アクリル酸n・ブチル(Tg −54℃)、
アクリル酸エチル(Tg −22℃)、塩化ビニリデン
(Tg −18℃)、アクリル酸イソプロピル(Tg
−5℃)、メタクリル酸2エチルヘキシル(Tg −5
℃)、アクリル酸n・プロピル(Tg 8℃)、メタク
リル酸n・ブチル(Tg20℃)、酢酸ビニル(Tg
30℃)、アクリル酸(Tg 87℃)、メタクリル酸
n・プロピル(Tg 81℃)、スチレン(Tg 10
0℃)、アクリロニトリル(Tg 100℃)、メタク
リル酸メチル(Tg 105℃)、メタクリル酸(Tg
130℃)、無水マレイン酸、イタコン酸(Tg 1
30℃)、アクリル酸アミド(Tg 153℃)、メタ
クリル酸エチル(Tg 65℃)、塩化ビニル(Tg
79℃)、エチレン、ブタジエンなどより選ばれた不飽
和単量体の1種又は2種以上を乳化重合させて得られる
ガラス転移温度が5℃以下の、好ましくは0℃以下のホ
モ重合体又は共重合体のエマルジヨン、さらにはこれら
の重合体エマルジヨンの2種以上の混合物が用いられ
る。さらに、これらのエマルジヨンより製造された水再
分散性の樹脂粉末を水性媒体中に再分散せしめて得た樹
脂エマルジヨン(俗称パウダーエマルジヨン)も使用す
ることができる。
【0008】そして、使用する樹脂水性エマルジヨンの
樹脂のガラス転移温度が5℃よりも高くなると、得られ
るカーペツトが硬くなるので好ましくない。
【0009】なお、前記の樹脂水性エマルジヨン調製用
の不飽和単量体に付記したガラス転移点(Tg)は、前
記のように、その単量体のホモ重合体のTgを記載した
ものであるが、一般に共重合体のTgは、単量体のホモ
重合体のTgと単量体の比率から概略値を推測できるか
ら、本発明で使用するTgが5℃以下の樹脂水性エマル
ジヨンは、かかる推測値にもとづいてポリマー設計をし
て製造することができる。
【0010】また、本発明で使用するTgが5℃以下の
樹脂水性エマルジヨンは、種々の商品名のものとして、
たとえばアクロナールS−400、アクロナール80D
N(以上は三菱油化バーデイッシェ株式会社の商品名)
などとして市販されているから、本発明はかかる市販の
樹脂水性エマルジヨンを用いて実施することができる。
【0011】また、本発明のバツキング材組成物調製用
の水硬性無機質セメント粉末としては、ポルトランドセ
メントと称されるもの(たとえば普通セメント、白色セ
メント、早強セメント、超早強セメントなど)、混合セ
メントと称されるもの(たとえば高炉セメント、シリカ
セメント、フライアツシユセメントなど)、その他アル
ミナセメント、水硬性石膏などがあるが、一般的にはポ
ルトランドセメントの普通セメント、白色セメントが好
ましい。
【0012】水硬性無機質セメント粉末は、樹脂水性エ
マルジヨンの樹脂固形分100重量部に対して120〜
400重量部、好ましくは160〜300重量部であ
る。水硬性無機質セメント粉末の割合が少なすぎるとカ
ーペツトが柔軟性はよいが弾性に乏しくなり、かつ強度
が低下してくるし、多すぎるとカーペツトが硬くなると
ともに耐水性が低下するので、いずれも好ましくない。
【0013】本発明で使用するバツキング材組成物用の
非水硬性無機質粉末としては種々のものが使用できる。
たとえば炭酸カルシウム、硅砂、タルク、クレー、その
他各種の無機質体質顔料等があげられる。非水硬性無機
質粉末は、樹脂水性エマルジヨンの樹脂固形分100重
量部に対して250〜600重量部である。その割合が
少なすぎるとカーペツトが軟らかくなり、粘着性を帯
び、寸法安定性が低下するし、多くなりすぎるとカーペ
ツトが硬くなり耐水性が低下するので、いずれも好まし
くない。なお、非水硬性無機質粉末には、着色を目的と
する無機質顔料もあるが、その添加量は、通常、比較的
に少量である。
【0014】本発明のバツキング材組成物には適量の水
が含有されている。水は樹脂水性エマルジヨンにもとづ
く水のみであってもよいが、通常は、さらに追加の水を
添加することが多い。その水の量が少なすぎると組成物
の流動性が乏しくなり、塗布作業性が悪くなるし、水の
量が多くなりすぎると樹脂水性エマルジヨンと他の成分
との分離を起し、好ましくないばかりでなく、硬化・乾
燥後のカーペツトに割れが発生したり、収縮が起きる。
バツキング材組成物中の水の量は、樹脂固形分100重
量部に対して150〜300重量部である。
【0015】本発明のバツキング材組成物には、さらに
必要に応じて、すなわち任意成分として着色用の顔料や
染料、各種の繊維粉末、消泡剤、可塑剤、増粘剤、防カ
ビ剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、凍結防止剤、難燃剤等
を配合することができる。なお、着色用の顔料のうちの
無機質顔料は、非水硬性無機質粉末に含まれるのは前記
のとおりである。
【0016】本発明におけるカーペツト用表基材の裏面
及び/又はカーペツト用裏基材に対してバツキング材組
成物を塗布するが、その塗布量は、硬化・乾燥前の塗布
厚さ、すなわち合計の湿潤厚さで0.5〜3.0mm、
好ましくは0.8〜2.5mmである。その塗布厚さが
0.5mm以下になると製品のカーペツトのクツシヨン
性が悪くなり、下地の凹凸になじまず、歩行時の感触が
悪くなる。またその塗布厚さが3.0mmを超えると製
品のカーペツトが重くなりすぎるとともに、乾燥に長時
間を要することになる。
【0017】次いで、上記のようにしてバツキング材組
成物が塗布された表基材と裏基材は、その塗布されたバ
ツキング材組成物の硬化・乾燥前に、表基材の裏面と裏
基材とがバツキング材組成物の塗布層を介して重ね合わ
されるように重ねて圧接し、95〜155℃の温度に加
熱して、該塗布層を硬化・乾燥させる。すると、カーペ
ツトの表基材と裏基材とがバツキング材の硬化層を介し
て一体的に強固に接着されたカーペツト、すなわちバツ
キング材層によって裏打ちされた製品カーペツトが得ら
れる。なお、硬化・乾燥温度が155℃を超えると、基
材繊維、たとえばポリプロピレン繊維等が熱劣化するお
それがあるし、バツキング層にフクレを生じやすくな
る。
【0018】特に、本発明の製造方法を用いると、バツ
キング材塗布層は、バツキング材組成物の一部が表基材
及び裏基材の繊維間に浸透した状態で硬化・乾燥するこ
とになるから、表基材と裏基材とを強固に一体的に接着
させることができる。
【0019】しかも、その硬化・乾燥温度が95〜15
5℃の比較的高温で行なわれるので、硬化・乾燥時間が
短縮されるにもかかわらず、形成されるバツキング材層
の強度低下を起さない。すなわち、通常のセメントの高
温加熱による硬化・乾燥は、加湿したり、オートクレー
ブを使用したりする必要がある。これは、高温加熱時に
セメントがドライ・アウトして水硬を妨げるのを防止す
る為である。ところが、本発明の方法においては、セメ
ントが樹脂エマルジヨン中に包み込まれた状態で加熱さ
れるので、硬化・乾燥のための加熱温度が比較的に高く
ても、水硬に必要な水が直ちに揮散してしまうことがな
いとともに、適度に皮膜化した樹脂エマルジヨン層も水
の揮散を抑制して水を一定時間保持する作用をする。さ
らに、比較的高温の硬化・乾燥であるので、水硬に必要
な時間も短縮されることになるから、これらが相まっ
て、比較的高温の加熱であってもセメントのドライ・ア
ウトを防止しながら、速やかに水硬化反応及び乾燥を終
了して強度に優れたセメントバツキング材層を短時間に
形成できることになる。
【0020】さらに、バツキング材組成物の硬化層は、
その高温加熱により発生する水蒸気によって無数の気泡
が形成されていて、密度0.8〜1.2g/cm3 の軽
くてクツシヨン性のある歩行時の感触性の良好なものと
なる。
【0021】そして、その硬化・乾燥時の加熱温度が9
5℃未満になると、硬化・乾燥に時間がかかり、生産性
が低下してくるし、バツキング材塗布層の硬化物が気泡
の少ない軽量性及び感触性に劣るものとなる。また、そ
の加熱温度が155℃よりも高くなると、水分が急速に
揮散してしまってセメント層にフクレを生じやすくなる
ばかりでなく、カーペツトの劣化を起したりするので、
好ましくない。
【0022】
【実施例】以下に実施例及び比較例をあげて、さらに詳
述する。これらの例に記載の部及び%は、重量基準によ
る。
【0023】実施例1 表基材:ポリエステル不織布を一次基布とするポリエス
テルタフテツドカーペツト(坪量1000g/m2
(これを「PET/PETタフテツド」という。)
【0024】裏基材:ポリプロピレン性スパンボンド不
織布(三井石油化学工業株式会社商品名 シンテツクス
PS−106)
【0025】 バツキング材組成物: アクロナールS−400 *1 (樹脂固形分量で) 100部 普通ポルトランドセメント 200部 炭酸カルシウム *2 400部 水 80部 注)*1・・・三菱油化バーデイッシェ株式会社商品
名、アクリル酸エステル−スチレン共重合体樹脂の水性
エマルジヨン、樹脂固形分濃度57%、樹脂のTgが0
℃以下 *2・・・同和鉱業株式会社商品名 KD−80
【0026】上記のバツキング材組成物を攪拌機で凝集
物が認められなくなるまで混合した(約15分)。得ら
れたバツキング材組成物スラリーを、上記の表基材の裏
面上にナイフコーターで湿潤厚さで2.5mmの厚さに
塗布し、その塗布面上に直ちに上記の裏基材を重ね、ニ
ツプロールで軽く加圧して貼り合わせた。得られた積層
物を表面温度130℃に加熱した鉄板上に、裏基材面が
鉄板に接触するように戴置し、25分間加熱してバツキ
ング材組成物の塗布層を硬化・乾燥させてから、直ちに
室温で放置して冷却した。
【0027】得られたカーペツトを50×50cmサイ
ズに打抜き加工し、タフテツド・タイルカーペツトとし
た。この実施例のバツキング材組成物の組成、及びカー
ペツトの製造条件等を表1に摘記した。
【0028】実施例2 表基材:ポリエステル不織布を一次基布とするポリエス
テル/ナイロン・タフテツド・タイルカーペツト(坪量
1000g/m2 )(以下、これを「PET/PET−
ナイロン・タフテツド」という。)
【0029】裏基材:ポリプロピレン性スパンボンド不
織布(三井石油化学工業株式会社商品名 シンテツクス
PS−106)
【0030】 バツキング材組成物: アクロナール80DN *1 (樹脂固形分量で) 100部 白色セメント 200部 硅砂(8号) 400部 酸化鉄 *2 1部 水 80部 注)*1・・・三菱油化バーデイッシェ株式会社商品
名、アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体樹
脂の水性エマルジヨン、固形分濃度50%、樹脂のTg
が0℃以下 *2・・・日本弁柄工業株式会社商品名 NB−500
【0031】上記の表基材、裏基材、及びバツキング材
組成物を用い、そのほかは実施例1に記載の方法に準じ
てタフテツド・カーペツトを製造した。そのバツキング
材組成物の組成、及びカーペツト製造条件等を表1に摘
記した。
【0032】実施例3〜8 比較例1〜7 バツキング材組成物及びカーペツト製造条件を表1〜表
5に記載のように変更し、そのほかは実施例1の方法に
準じてタイル・カーペツトを製造した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】表1〜表5の注: *1・・・ 三菱油化バーデイッシェ株式会社商品名、アク
リル酸エステル−スチレン共重合体樹脂の水性エマルジ
ヨン、樹脂の固形分濃度57%、樹脂のTgが0℃以下 *2・・・ ポリエステル不織布を一次基布とするポリエス
テルタフテツドカーペツト(坪量1000g/m2 ) *3・・・ 三井石油化学工業株式会社商品名 *4・・・ 三菱油化バーデイッシェ株式会社商品名 *5・・・ ポリエステル不織布を一次基布とするポリエス
テル/ナイロン・タフテツドカーペツト(坪量1000
g/m2 ) *6・・・ 三菱油化バーデイッシェ株式会社商品名、アク
リル酸エステル−スチレン共重合体樹脂の水性エマルジ
ヨン、固形分濃度50%、樹脂のTgが3℃ *7・・・ 三菱油化バーデイッシェ株式会社商品名、アク
リル酸エステル−スチレン共重合体樹脂の水性エマルジ
ヨン、固形分濃度49%、樹脂のTgが8℃ *8・・・ フクレあり、シンテツクスの収縮あり
【0039】上記の実施例1〜8、及び比較例1〜7で
得られた各カーペツトについて物性試験をした結果は表
6及び表7に示すとおりであった。
【0040】
【表6】
【0041】
【表7】
【0042】表6及び表7の注: *1 柔軟度 タイルカーペツトの表基材上に直径20mmの筒を置
き、その筒に沿ってカーペツトを180°折り曲げたと
きの状態を目視により調べ、下記の基準によって評価し
た。 ◎・・・全く異常なし ○・・・各層とも異常がないが、曲げ部分が元に戻るの
に若干の時間を要する。 △・・・曲げ部分にクセが残る ×・・・折れる
【0043】*2 床なじみ性 タイルカーペツト(50×50cm)を丸めて2時間置
いたのち、自然に開放し、厚さ10mmの合板上に置
き、20℃で2時間放置したときの状態を調べ、下記の
基準により評価した。 ◎・・・完全に下地(合板)になじむ ○・・・殆ど完全に下地になじむ △・・・下地から若干浮き上がる ×・・・下地から浮き上がり、上から押すと音がする
【0044】*3 収縮性 タイルカーペツト(50×50cm)を、60℃、90
%RHの空気中に7日間放置後、50℃、90%RHの
空気中に7日間放置後、40℃の水中に7日間浸漬後、
及び20℃の水中に7日間浸漬後の各状態を調べ、下記
の基準により評価した。 ◎・・・全く変化なし ○・・・若干硬くなる △・・・硬くなる ×・・・変形したり、もろくなる
【0045】*4 指触風合い タイルカーペツトの裏面を上にして、合板(厚さ10m
m)の上に置き、2Kg/cm2 で押圧してから放圧し
た後の圧縮変形を調べ下記の基準により評価した。 H・・・圧縮変形なし(硬い) S・・・圧縮変形あり(軟かい)
【0046】*5 床面への耐ブロツキング性 床面にカーペツトを施工後、60℃で7日間、20Kg
/(50cm×50cm)の荷重で加圧したのち、室温
に戻すとともに荷重も除いてからカーペツトを床面から
剥離したときの状態を調べ、下記の基準により評価し
た。 ◎・・・床面にのり残りが全くない ○・・・床面にのり残りが殆んどない △・・・床面にのり残りがあまりないが、べたつく ×・・・床面にのり残りがある
【0047】表6及び表7の対比から明らかなように、
実施例で得られたカーペツトは、比較例で得られたカー
ペツトに比べて、柔軟性、床なじみ性、耐収縮性、指触
風合い、施工性及び床面への耐ブロツキング性等の諸物
性がバランスよく優れている。なお、比較例1で得られ
たカーペツトは物性が比較的に良好であるが、硬化・乾
燥に時間がかかりすぎ、生産性に劣る。
【0048】
【発明の効果】本発明の方法によれば、カーペツト用表
基材と裏基材とが多孔性で軽くて可撓性及びクツシヨン
性を有する水硬セメント硬化物層を介して一体的に結合
されたカーペツトを効率よく製造でき、得られるカーペ
ツトは、可撓性(柔軟性)、寸法安定性(耐収縮性)、
床面に対するなじみ性、施工性等がバランスよく優れて
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06N 7/00 D06N 7/00 E04F 15/16 8702−2E E04F 15/16 D06M 15/263 11/00 G

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペツト用表基材の裏面及び/又はカ
    ーペツト用裏基材に、ガラス転移点5℃以下の樹脂の水
    性エマルジヨンに該樹脂固形分100重量部に対して水
    硬性無機質セメント粉末120〜400重量部及び非水
    硬性無機質粉末250〜600重量部を含有せしめてな
    るバツキング材組成物を塗布し、該塗布されたバツキン
    グ材組成物の硬化・乾燥前に該カーペツト用表基材の裏
    面と該カーペツト用裏基材とを該バツキング材組成物の
    塗布層を介して重ねて圧接し、95〜155℃の温度に
    加熱して該塗布層を硬化・乾燥させることを特徴とする
    カーペツトの製造方法。
JP4087474A 1992-03-12 1992-03-12 カ―ペツトの製造方法 Expired - Lifetime JP2520817B2 (ja)

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SG1996004882A SG48988A1 (en) 1992-03-12 1993-03-10 Process for producing carpet
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