JPH04112038A - 印刷用不織布 - Google Patents

印刷用不織布

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JPH04112038A
JPH04112038A JP2231784A JP23178490A JPH04112038A JP H04112038 A JPH04112038 A JP H04112038A JP 2231784 A JP2231784 A JP 2231784A JP 23178490 A JP23178490 A JP 23178490A JP H04112038 A JPH04112038 A JP H04112038A
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JP
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printing
nonwoven fabric
resin
ink
layer
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JP2231784A
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English (en)
Inventor
Norio Umetsu
則雄 梅津
Toshiyuki Nishijima
西島 敏之
Sanpei Kobayashi
小林 三平
Noboru Tsukahara
塚原 昇
Shinichi Fukui
慎一 福井
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Dynic Corp
Original Assignee
Dynic Corp
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Priority to EP19910301055 priority patent/EP0442673B1/en
Priority to DE69109334T priority patent/DE69109334T2/de
Priority to AT91301055T priority patent/ATE122108T1/de
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、印刷用不織布に関する。さらに詳しくは、
この発明は、耐引裂性が高く、薄く軽量化でき、しかも
アート紙並の印刷仕上がり効果を短時間で得ることので
きる印刷用不織布に関する。
〔従来の技術〕
不織布は、従来より、土木産業、カーペット、家具、耐
久性の紙製品、使い捨て衣料、コーティング布等の幅広
い分野で使用されているか、近年では利用分野の拡大に
伴って、より引裂強度の高いものか求められるようにな
−っている。また、製品に優れた審美性か求められるこ
とか多く、不織布に高品位の印刷加工を施すことか求め
られるようになっている。
不織布の引裂強度を高くするには長繊維不織布とするの
が好ましく、特に、ポリエチレンやポリプロピレン製の
高密度の長繊維不織布が優れた9裂強度を有するものと
知られている。また、充填剤を含有させたポリプロピレ
ンフィルムタイプなども知られている。
このようなポリエチレンやポリプロピレン製の長繊維不
織布に対する印刷方法としては、合成紙用インキ、UV
硬化型インキ、電子線硬化型インキ等の特殊インキを使
用する方法が利用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、合成紙用インキを使用する場合は著しく
印刷作業性を悪化させ、UV硬化型インキや電子線硬化
型インキを使用する印刷方法では紫外線発生装置や電子
線発生装置という高価な設備を必要とする。また、紫外
線硬化型インキはインキ乾燥後においても反応開始剤や
残留モノマーの影響により独特の不快臭かし、さらに作
業上の安全性の点からも問題か無いとはいえない。
一方、低コストで高品位の印刷効果を達成することので
きる印刷方法としては、一般にオフセット印刷が広く利
用されている。
しかし、ポリエチレンやポリプロピレン製等の不織布は
オフセット印刷用インキに含有されている高沸点溶剤に
侵されるので、これらポリエチレンやポリポロピレン製
等の不織布にオフセット印刷した場合、不織布が膨潤し
、不織布の表面に凹凸状の傷が発生する。また、不織布
は本来的に表面平滑性が劣るのでインキ転移性が悪く、
所謂インキののりも悪く、インキ定着性も悪い。そのた
め印刷の品位をアート紙皿に向上させることができず、
さらに、印刷した不織布を積層した場合には裏移りが生
ずるという問題がある。
以上の問題点に対して、本出願人はこれまでに、不織布
の少なくとも一方の面にアクリル系樹脂等からなるイン
キ定着層を設けた印刷用不織布を提案している(特願平
2−31256号)。この印刷用不織布によれば、低コ
ストでアート紙皿に高品位の印刷をすることが可能とな
る。
しかしながら、この印刷用不織布においても、インキ吸
収性を高め印刷時間を短縮化することやベタ印刷を可能
とすること、および印刷品位を一層向上させること等が
課題となっていた。
すなわち、不織布にアクリル系樹脂等からなるインキ定
着層(特願平2−31256号)を設けると、このイン
キ定着層が印刷インキに対するバリヤーとして機能して
不織布を保護するので、ポリエチレンやポリプロピレン
製等の不織布に対して高品位のオフセット印刷をするこ
とが可能となる。しかし一方で、このインキ定着層は印
刷インキの保持性に欠けるので、印刷インキの吸収、乾
燥性、定着性が低下し、高品位の印刷を短時間で行うこ
とやベタ印刷をすることが困難となっていた。
特に、印刷用不織布のベースとなる不織布を薄く軽量化
する場合には、インキ定着層とし、て印刷インキに対す
るバリヤー機能がより高いものを設けなくてはならない
ので、印刷インキの吸収、乾燥性の低下が一層問題とな
っていた。
この発明は以上のような問題点を解決しようとするもの
であり、耐引裂性の高い不織布に対して高品位のオフセ
ット印刷を可能とし、しかも、不織布を薄く、軽量化し
た場合でもアート紙皿の印刷仕上がり効果を短時間で得
られるようにし、またベタ印刷も容易にできるようにす
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、インキ定着層として特定の充填剤を添加し
た樹脂層を設けることにより前述の目的が達成できるこ
とを見出し、この発明を完成させた。
即ち、この発明は、不織布の少なくとも一方の面に、充
填剤して、 (ai非焼成クレー1.0〜4Qwt%、fb)二酸化
チタン1〜15wt%および(c)炭酸カルシウムおよ
び/または焼成クレー1〜10W(% を含む樹脂組成物から形成した樹脂層を含んでなるイン
キ定着層を設けたことを特徴とする印刷用不織布を提供
する。
また、この発明は、充填剤として、 (a)非焼成クレー10〜40wt%、(b)二酸化チ
タン1〜15N%および(c)炭酸カルシウムおよび/
または焼成クレー1〜lQwt% を含む印刷用不織布のインキ定着層形成用樹脂組成物を
提供する。
この発明において、ベースとする不織布自体としては種
々のものを使用することができるが、好ましくはポリア
ミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン製
等の長繊維不織布を例示することができ、これらのうち
、表面平滑性(平均粗さRz)が50μm以下、特に3
0μm以下のものを使用することか好ましい。また、不
織布の厚さとしては、一般に使用されている約70g 
、” m −のちのも使用できるか、印刷用不織布の軽
石化を図るために約50g/m2またはそれ以下とする
のが好ましい。
この発明において、不織布の少なくとも一方の面に設け
るインキ定着層としては、充填剤として、(a)非焼成
クレー10〜40wt%、(b)二酸化チタン1〜15
wj%および(c)炭酸カルシウムおよび/または焼成
クレー1〜lQwt% を含む樹脂組成物から形成した樹脂層を含めるものとす
る。
樹脂層の形成に用いる充填剤として、(a)非焼成クレ
ー、(b)二酸化チタンおよび(c)炭酸カルシウムお
よび/または焼成クレーを使用し、その配合割合をこの
ような範囲にすることにより、樹脂層のインキ吸収性、
乾燥性、定着性を著しく高め、印刷時間の短縮と印刷品
位の向上を図ることが可能となる。
特に、印刷仕上がりを光沢の高いものとする場合には、
上記(c)成分として、焼成クレーを多く使用すること
が好ましく、反対に艶消しの仕上がりとする場合には炭
酸カルシウムを多く使用することが好ましい。すなわち
、炭酸カルシウムと焼成クレーは、必要に応じて、いず
れか一方を使用するか、あるいは双方を上記の配合割合
の範囲内で使用する。
この場合、炭酸カルシウムの配合量は1〜10W1%と
する。lQwj%を超えると樹脂層の印刷インキの溶剤
吸収性が過大となり、印刷した場合に光沢が不足し、印
刷価値が低下する。
また、焼成クレーが10wt%を超えると樹脂組成物を
均一に混合することが困難になるので好ましくない。な
お、この発明において、焼成クレーとはクレーを焼成し
て多孔質にしたものをいい、その組成としては通常のク
レーと同様のものとすることができる。また、非焼成ク
レーとは焼成していないクレーをいい、一般にカオリン
クレーと呼ばれるもので、平均粒径0.5μm程度のも
のを好適に使用することができる。
二酸化チタンとしては、ルチル系の平均粒径0626μ
m程度のものを好適に使用することかできる。また、そ
の配合量は1〜15W1%とする。
15wt%を超えると、樹脂層のインキ溶剤の吸収性か
小さくなり、印刷インキの吸収性、乾燥性、定着性か低
下する。更に、二酸化チタンそのものが高価なものなの
で、樹脂層の製造コストも高くなる。
このような充填剤を使用するに際し、その総量としては
、樹脂組成物全体に対して10〜50W(%とする。こ
れにより樹脂層の表面の平滑性か向上し、インキののり
lとインキの吸収、乾燥性、定着性が良好になる。
以上のような充填剤を配合する樹脂であって、この発明
のインキ定着層を構成する樹脂としては、例えば、アク
リル系樹脂、ゴム系樹脂あるいはポリエステル系樹脂等
を使用することができる。
ここで、アクリル系樹脂としては、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル等のアクリル酸エステル・メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル等のメタ
クリル酸エステル・又はこれらの共重合物等を主成分と
する樹脂を例示することかできる。特に、アクリル酸2
エチルヘキシル−メタクリル酸メチル共重合物が、不織
布面への密着性かよく、ブランケットとられの防止がで
きるので好ましく使用される。なお、このようなアクリ
ル系樹脂は、エマルジョンまたは水分散型の組成物とし
て使用するのが好ましい。
また、ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレ
フタレート、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
マレイン酸樹脂等を例示することができる。
ゴム系樹脂としては、メタクリル酸エステル−ブタジェ
ン共重合体(MBR)、メタクリル酸エステル−スチレ
ン−ブタジェン共重合体、アクリルニトリル−ブタジェ
ン共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、アクリル
ニトリル−スチレンブタジェン共重合体、又はこれらの
置換誘導体等を主成分とするゴム系樹脂を例示すること
かできる。ここで置換誘導体としては、上記のゴム系樹
脂をカルボキシル化したものやアルカリ反応性にしたも
の等を例示する事ができる。このようなゴム系樹脂とし
ては特に、印刷インキに対するバリヤー機能を高め、イ
ンキ転移性を良好にする点から、メタクリル酸エステル
−ブタジェン共重合体を使用するのが好ましい。
この発明のインキ定着層の態様としては、上記のような
この発明の充填剤を配合した樹脂層のみからなる態様と
してもよく、また、不織布上に直接には上記のような特
定の充填剤を配合しない樹脂層を設け、その上にトップ
層としてこの発明の充填剤を配合した樹脂層を積層した
態様としてもよい。この場合、この発明の特定の充填剤
を配合することなく不織布上に直接設ける樹脂層として
もこの発明の特定の充填剤を配合する樹脂層と同様に、
アクリル系樹脂、ゴム系樹脂あるいはポリエステル系樹
脂等を使用することができる。
したがって、この発明のインキ定着層の態様例としては
、不織布上にこの発明の特定の充填剤を含有しないアク
リル系樹脂層とトップ層としてこの発明の充填剤を添加
したゴム系樹脂層とを積層したものや、不織布上にこの
発明の特定の充填剤を含有しないポリエステル系樹脂層
とトップ層としてこの発明の充填剤を添加したアクリル
系樹脂層とを積層したもの等を挙げることができる。
なお、このように樹脂層を積層するインキ定着層の態様
において、不織布上に直接設ける樹脂層はアンカー層と
して機能する。即ち、オフセット印刷インキの溶剤から
ベースとなる不織布を保護し、また、印刷されたインキ
層の密着性とインキの発色性を改善し、更に、一般にオ
フセット印刷時に使用される湿し水がベースとなる不織
布に吸収されてしまうことを防いで湿し水速性を向上さ
せる。
印刷用不織布のベースとなる不織布を薄くして軽量化を
図る場合のように、地合が良好でなく、印刷インキの溶
剤にも侵されやすい不織布をベースとして用いる場合に
は、不織布上に直接設ける樹脂層は、特にアンカー層と
して高く機能するようにすることが好ましい。
このためには、アンカー層となる樹脂層を低温架橋剤を
用いて形成することが好ましい。ここで、低温架橋剤と
は、インキ定着層を構成する樹脂を100℃以下、好ま
しくは60〜85℃、より好ましくは70℃程度の温度
で樹脂を架橋することのできるもの、あるいはそれ自身
は100℃以下の温度では樹脂を架橋することができな
いが、触媒の存在で100℃以下の温度で樹脂を架橋す
ることのできるものであり、更に短い架橋時間、例えば
数分以内に完全に架橋することのできる架橋剤をいう。
この低温架橋剤は、また、架橋後の樹脂に高い耐溶剤性
を付与することができ、この発明のインキ定着層が印刷
インキの溶剤に対して優れた溶剤バリヤー性を有するよ
うにし、オフセット印刷をした場合でもインキの発色性
を著しく向上させ、更にベースとなる不織布と印刷イン
キ層との間に高い密着性を付与するものでもある。より
具体的には、エポキシ系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤
、炭酸ジルコニールアンモニウム等のジルコニウム系架
橋剤を例示することができる。特にエポキシ系架橋剤が
好ましく使用される。エポキシ系架橋剤としては、第3
級アミノ窒素を有する4官能エポキシ樹脂等が好ましい
。また、トリメチロールメラミン、ヘキサメチロールメ
ラミン、ジエチレン尿素等を架橋剤とする場合には、触
媒として有機アミン塩、ACX、EPX等を共に使用す
ることか好ましい。
この発明の印刷用不織布のインキ定着層形成用樹脂組成
物は、インキ定着層の形成、特にトップ層とする樹脂層
の形成に好適に使用することができるものであり、樹脂
組成物中に、充填剤として前述のような(a)非焼成ク
レー10〜40wt%、(b)二酸化チタン1〜15W
1%および(c)炭酸カルシウムおよび/または焼成ク
レー1〜10wt%を含み、また、アクリル系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ゴム系樹脂等の樹脂を含んでなるも
のである。
また、この発明のインキ定着層形成用樹脂組成物中の樹
脂固形分は、約10〜60W1%とするのか好ましく、
特に15〜45W1%とするのか好適である。
この他、この発明の樹脂組成物は、必要に応して、分散
剤、例えばポリアクリル酸ソータホモポリマーを主成分
とするもの等を0.2〜Q、  81FI%:樹脂を3
次元架橋するための架橋剤、たとえばエポキシ系架橋剤
等の低温架橋剤或いはトリメチロールメラミン等を約0
.1〜5w+%;架橋を促進させるための触媒、たとえ
ば有機塩酸アミン等を約0.1〜Q、5wt%;静電気
の発生を防止して印刷時の走行性を向上させる保湿剤成
分、例えばカゼイン、澱粉等を約2wt%の量で配合す
ることかでき、さらに必要に応じて有機窒素系化合物等
の防カビ剤;顔料;溶剤:消泡剤等を適宜配合すること
ができる。なお、保湿剤成分としてカゼインを配合する
場合には、その可溶化のためにアンモニア水を添加する
ことか好ましい。
以上のような成分は通常の機械的撹拌により配合するこ
とかできる。
インキ定着層の形成量は、インキ定着層を形成する樹脂
の種類、不織布の種類、印刷方法等にもよるか、通常、
片面につき固形分として7g/m2以上、好ましくは1
0〜20g/m2とする。これにより、インキ定着層が
印刷インキの中の溶剤に対するバリヤーとして有効に機
能するようになる。
そのため、ポリエチレンやポリプロピレン製の不織布に
オフセット印刷する場合でもあっても不織布が印刷用イ
ンキに侵されて膨潤したり、表面傷が発生したりするこ
とを防止することができる。
インキ定着層の形成方法としては、インキ定着層形成用
樹脂組成物を、リバースコーターやエアーナイフコータ
ー等を使用して常法により塗布、乾燥、架橋、あるいは
必要に応じて加熱等すればよい。この場合、インキ定着
層の外表面を均一かつ平滑にするために、必要により同
種の樹脂組成物を複数回に分けて塗布形成し、樹脂層を
積層するようにしてもよい。乾燥温度は100℃以下で
行うことが、ベースとなる不織布の熱損傷や熱収縮をさ
けるために好ましい。
〔作用〕
この発明の印刷用不織布は、充填剤として(a)非焼成
クレー10〜4Qwt%、(b)二酸化チタン1〜15
wt%および(c)炭酸カルシウムおよび/または焼成
クレー1〜10wt%を含む樹脂組成物から形成した樹
脂層をインキ定着層として有するので、この樹脂層がイ
ンキに対するバリヤーとして適度に機能するとともに、
インキ定着層の表面平滑性を高め、更にインキ定着層の
インキ吸収性、乾燥性、インキ定着性を著しく高めるこ
とができる。そのため、印刷時間の短縮と印刷品位の向
上を図ることが可能となり、良好なベタ印刷をすること
も容易となる。
特に、ベースとする不織布として薄く軽量化したものを
使用するために、アンカー層として印刷インキに対する
バリアー性の著しく高い樹脂層を設けた場合でも、その
樹脂層の上にこの発明の充填剤組成の樹脂層を積層する
ことにより、インキ吸収性、乾燥性、定着性を著しく高
めることかできる。
したかって、薄地で軽量の不織布に対してオフセット印
刷する場合でも、アート組曲の高い印刷仕上がり効果を
短時間で得ることか可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明を実施例に基づいて具体的に説明するか
、この発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 以下の配合Aの成分を均一に混合することにより、イン
キ定着層のアンカー層とする樹脂層を形成するための樹
脂組成物を製造した。
配合A 4j−イヒ/−ルX−590−357E−4−80重量
部(アクリル系樹脂、サイデン化学■) スミテックスレジンM−3・・・2重量部(トリメチロ
ールメラミン、住人化学工業■)ACX       
     ・・・0.2重量部(有機塩酸アミン塩系触
媒、住人化学工業(m)水             
・・178重険部このアンカー層形成用の樹脂組成物を
、エアナイフコータを用いて、ポリエチレン製の長繊維
不織布(ルクサーH21)50yw 、 50 g、/
m2、旭化成工業 (株))の両面に乾燥重量で10g
/・m2となるように塗布し、温風乾燥させてアンカー
層を形成した。
また、充填剤として非焼成カオリンクレー、二酸化チタ
ンおよび焼成クレーを含有する以下の配合1の成分を均
一に混合することにより、インキ定着層のトップ層とす
る樹脂層を形成するための樹脂組成物を製造した。
配合1 非焼成カオリンクレー     ・・・28wt%二酸
化チタン         ・・・8wt%焼成クレー
           ・・・4w+%2M−45A 
(底円薬品工業■)   ・・・14wt%メチロール
メラミン      ・・・13wt%A CX   
          −0,lwt%(有機塩酸アミン
塩系触媒、住人化学工業■)カセイン ・・22 wt% アンモニア水 ・・・Q、4w)% プルトップsp           ・・・0.02
w+%−(防腐剤、底円薬品工業■) サーフィノール44fl−1・・・[)、Hwt%(消
泡剤、日信化学(掬) ロート油            ・・・0.09wt
%アロンT−40・・・38wt% 水                   ・・・ 4
0.85w+%上記のアンカー層の上に、このトップ層
形成用の樹脂組成物を、直径0.5mmのワイヤーを巻
いたバーコーターを用いて乾燥重量て10g/rn2と
なるように塗布し、80℃で1分間温風乾燥させてトッ
プ層を形成し、アンカー層とトップ層からなるインキ定
着層を有するこの発明の印刷用不織布を製造した。
この印刷用不織布にオフセット印刷をしたところ、光沢
がよく、アート組曲の高品位の印刷結果が得られた。
実施例2 実施例1の配合1の樹脂組成物において、充填剤として
非焼成カオリンクレー17W(%、二酸化チタン13w
t%、白艶華(炭酸カルシウム)  7wt%を配合し
、アロンT−40の配合量を02w(%とした以外は実
施例1と同様にして不織布上にアンカー層とトップ層を
形成し、この発明の印刷用不織布を製造した。
この印刷用不織布にオフセット印刷をしたところ、艶消
しの風合いのする、アート組曲の高品位の印刷結果が得
られた。
実施例3 実施例1の配合1の樹脂組成物において、充填剤として
非焼成カオリンクレー4Gwt%、二酸化チタン2wt
%、焼成りシー8W1%配合した以外は実施例1と同様
にして不織布上にアンカー層とトップ層を形成し、この
発明の印刷用不織布を製造した。
この印刷用不織布にオフセット印刷をしたところ、実施
例1にも増して光沢の高い高品位の印刷結果が得られた
実施例4 実施例1の配合1の樹脂組成物において、充填剤として
非焼成カオリンクレー31wt%、二酸化チタン5wt
%、白艶華(炭酸カルシウム)4wt%を配合し、アロ
ンT−40の配合量を0.2wt%とした以外は実施例
1と同様にして不織布上にアンカー層とトップ層を形成
し、この発明の印刷用不織布を製造した。
この印刷用不織布にオフセット印刷をしたところ、平均
的な光沢のする、アート紙皿の高品位の印刷結果が得ら
れた。
実施例5 実施例1において、アンカー層を設けずに、2倍量の配
合1の樹脂組成物を直接不織布上に形成する以外は、実
施例1の操作を繰り返すことによって、この発明の印刷
用不織布を製造した。
この印刷用不織布にオフセット印刷をしたところ、光沢
がよく、アート紙皿の高品位の印刷結果が得られた。
比較例1 実施例1の配合1の樹脂組成物において、充填剤上して
非焼成カオリンクレー31wt%及び二酸化チタンを9
wt%配合し、アロンT−40の配合量を02wt%と
した以外は実施例1と同様にして不織布上にアンカー層
とトップ層を形成し、比較のための印刷用不織布を製造
した。
この印刷用不織布にオフセット印刷をした古ころ、イン
キ乾燥性がこの発明の印刷用不織布に比べ劣り、そのた
めにインキ付与量を増大することができず、インキの発
色性に劣る印刷結果であった。また、乾燥性が劣るため
に、印刷用不織布を印刷後に重ねて保存した場合に、イ
ンキの裏写りが発生した。
〔発明の効果〕
この発明の印刷用不織布は、そのインキ定着層に(a)
非焼成りL/−10〜40wj%、(b) 二酸化チタ
ン1〜15w(%および(c)炭酸カルシウムおよび/
または焼成クレー1〜10wf%を含む樹脂組成物から
形成した樹脂層を含むので、インキ定着層が印刷インキ
に対するバリヤーとして適度に機能するとともにインキ
吸収性、乾燥性、定着性を著しく高めることができる。
このため、印刷時間の短縮と印刷品位の向上を図ること
か可能となり、良好なベタ印刷をするこきも容易となる
特に、ベースとする不織布を薄く軽量化し、アンカー層
として印刷インキに対するバリアー性の著しく高い樹脂
層を設ける場合でも、その樹脂層の上に、この発明の特
定の組成の充填剤を含む樹脂層を積層するので、この発
明の印刷用不織布は、インキ吸収性、乾燥性、定着性に
優れたものとなる。
したがって、薄地で軽量の不織布に対してオフセット印
刷する場合でも、アート紙皿の高い印刷仕上がり効果を
短時間で得ることが可能となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不織布の少なくとも一方の面に、充填剤として、 (a)非焼成クレー10〜40wt%、 (b)二酸化チタン1〜15wt%および (c)炭酸カルシウムおよび/または焼成クレー1〜1
    0wt% を含む樹脂組成物から形成した樹脂層を含んでなるイン
    キ定着層を設けたことを特徴とする印刷用不織布。 2、該樹脂層の樹脂が、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂ま
    たポリエステル系樹脂である請求項1記載の印刷用不織
    布。 3、インキ定着層が、該樹脂層、および該樹脂層と不織
    布層との間に低温架橋剤を用いて形成した他の樹脂層と
    からなる請求項1記載の印刷用不織布。 4、充填剤として、 (a)非焼成クレー10〜40wt%、 (b)二酸化チタン1〜15wt%および (c)炭酸カルシウムおよび/または焼成クレー1〜1
    0wt% を含む印刷用不織布のインキ定着層形成用樹脂組成物。 5、樹脂組成物の樹脂が、アクリル系樹脂層、ゴム系樹
    脂またはポリエステル系樹脂である請求項4記載の印刷
    用不織布のインキ定着層形成用樹脂組成物。
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