JP2520169Y2 - セラミックス製化粧板 - Google Patents
セラミックス製化粧板Info
- Publication number
- JP2520169Y2 JP2520169Y2 JP1990056405U JP5640590U JP2520169Y2 JP 2520169 Y2 JP2520169 Y2 JP 2520169Y2 JP 1990056405 U JP1990056405 U JP 1990056405U JP 5640590 U JP5640590 U JP 5640590U JP 2520169 Y2 JP2520169 Y2 JP 2520169Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative plate
- support member
- mounting hole
- back surface
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築物の外装材であるセラミックス製化粧板
に関する。
に関する。
〔従来の技術〕 従来、建築物の外装或いは内装として、鉄骨柱等の躯
体の外面にセラミックス製化粧板を張設する方法があ
る。このようなセラミックス製化粧板の取付方法として
は、例えば第5図に示すように、鉄骨柱等の躯体1とセ
ラミックス製化粧板2の夫々に取付穴3,4を形成し、セ
ラミックス製化粧板2の表面側からボルト5を前記両取
付穴3,4に挿通し、躯体1の裏面側から前記のボルト5
にナット6を締着して行なうようにしたものがある。
体の外面にセラミックス製化粧板を張設する方法があ
る。このようなセラミックス製化粧板の取付方法として
は、例えば第5図に示すように、鉄骨柱等の躯体1とセ
ラミックス製化粧板2の夫々に取付穴3,4を形成し、セ
ラミックス製化粧板2の表面側からボルト5を前記両取
付穴3,4に挿通し、躯体1の裏面側から前記のボルト5
にナット6を締着して行なうようにしたものがある。
前記従来の取付方法においては、セラミックス製化粧
板2の表面側にボルト頭5aが露出し、外観を損ねる問題
がある。また、セラミックス製化粧板2に取付穴4を形
成すると該板の強度も低下する問題もある。
板2の表面側にボルト頭5aが露出し、外観を損ねる問題
がある。また、セラミックス製化粧板2に取付穴4を形
成すると該板の強度も低下する問題もある。
そこで本考案は、セラミックス製化粧板を、これに取
付穴を形成することなく、かつその表面にボルト頭が露
出することなく躯体に取付けることができるセラミック
ス製化粧板を提案することを目的とするものである。
付穴を形成することなく、かつその表面にボルト頭が露
出することなく躯体に取付けることができるセラミック
ス製化粧板を提案することを目的とするものである。
本考案は前記の課題を解決するために、セラミックス
製の化粧板本体(7)の裏面に支持部材(8)を固着
し、該支持部材(8)には、その裏面側より表面側に向
って拡開するテーパ状の取付孔(8a)を貫通的に形成
し、頭部にテーパ面或いは凹部等の係止部を有するボル
ト(10)を、その頭部を前記取付孔(8a)に孔壁に接す
ることなく可動自在に挿入し、その状態で取付孔(8a)
内に硬化後も弾性を有する接着剤(11)を充填して裏面
方向へ突出的に固設することを特徴とするものである。
製の化粧板本体(7)の裏面に支持部材(8)を固着
し、該支持部材(8)には、その裏面側より表面側に向
って拡開するテーパ状の取付孔(8a)を貫通的に形成
し、頭部にテーパ面或いは凹部等の係止部を有するボル
ト(10)を、その頭部を前記取付孔(8a)に孔壁に接す
ることなく可動自在に挿入し、その状態で取付孔(8a)
内に硬化後も弾性を有する接着剤(11)を充填して裏面
方向へ突出的に固設することを特徴とするものである。
次に、第1図及び第2図に示す本考案の第1実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
7は例えばシリカ−アルミナ系のセラミックスからな
る化粧板本体で、ガラスカレット、アルミナ、陶石(ま
たはベントナイト)、金属酸化物(着色顔料)からなる
顆粒状の無機成形材料を乾式法でプレス成形し、切断
し、焼成し、表面7a側を研摩して作られる。8は前記化
粧板本体7の裏面7b側に低融点ガラスフリット等の無機
系接着剤或いはエポキシ樹脂等の有機系接着剤wで固着
された支持部材で、前記化粧板本体7と同質材料で成形
されている。該支持部材8には、その中央に位置して化
粧板本体7の裏面1a側に向って拡開するテーパ状の取付
孔8aが貫通形成されている。9は支持部材8を除いた化
粧板本体7の裏面7bの全体に貼着した例えば、ガラスク
ロスシート、ゴムアスファルト系シート、EPTシート、
塩ビゴムシート、アクリル樹脂系シート、ネオプレンゴ
ムシート等からなる裏打材であり、化粧板本体7の補強
の外、化粧板本体7の破損時の飛散防止、雨水等からの
防水性の向上等を目的とするものである。なお、この裏
打材9は、前記のようにシート材を貼着する以外に、ア
クリル樹脂系、ネオプレンゴムをシート状(薄肉状)に
吹付塗着しても良い。10はステンレスからなる連結ボル
トで、拡大頭部10aは、前記取付穴8aに挿入できる大き
さで、テーパ状に拡大している。該ボルト10は、その拡
大頭部10aを前記支持部材8の取付孔8aに挿入し、この
状態で取付孔8a内に接着剤11を充填して固化させて立設
固着されている。取付孔8a内に充填される接着剤11とし
ては、例えば連結ボルト4に対しひねり或いは衝撃が加
えられた場合にその力を吸収できるよう凝固後において
もなお弾性を有する常温硬化形の可撓性エポキシ系接着
剤、弾性マスチック接着剤等が使用される。
る化粧板本体で、ガラスカレット、アルミナ、陶石(ま
たはベントナイト)、金属酸化物(着色顔料)からなる
顆粒状の無機成形材料を乾式法でプレス成形し、切断
し、焼成し、表面7a側を研摩して作られる。8は前記化
粧板本体7の裏面7b側に低融点ガラスフリット等の無機
系接着剤或いはエポキシ樹脂等の有機系接着剤wで固着
された支持部材で、前記化粧板本体7と同質材料で成形
されている。該支持部材8には、その中央に位置して化
粧板本体7の裏面1a側に向って拡開するテーパ状の取付
孔8aが貫通形成されている。9は支持部材8を除いた化
粧板本体7の裏面7bの全体に貼着した例えば、ガラスク
ロスシート、ゴムアスファルト系シート、EPTシート、
塩ビゴムシート、アクリル樹脂系シート、ネオプレンゴ
ムシート等からなる裏打材であり、化粧板本体7の補強
の外、化粧板本体7の破損時の飛散防止、雨水等からの
防水性の向上等を目的とするものである。なお、この裏
打材9は、前記のようにシート材を貼着する以外に、ア
クリル樹脂系、ネオプレンゴムをシート状(薄肉状)に
吹付塗着しても良い。10はステンレスからなる連結ボル
トで、拡大頭部10aは、前記取付穴8aに挿入できる大き
さで、テーパ状に拡大している。該ボルト10は、その拡
大頭部10aを前記支持部材8の取付孔8aに挿入し、この
状態で取付孔8a内に接着剤11を充填して固化させて立設
固着されている。取付孔8a内に充填される接着剤11とし
ては、例えば連結ボルト4に対しひねり或いは衝撃が加
えられた場合にその力を吸収できるよう凝固後において
もなお弾性を有する常温硬化形の可撓性エポキシ系接着
剤、弾性マスチック接着剤等が使用される。
尚、前記の連結ボルト10は化粧板本体7の裏面7b側に
支持部材8を介して適宜間隔で複数個設けられている。
支持部材8を介して適宜間隔で複数個設けられている。
前記のセラミックス等の化粧板本体7を建築物の躯体
である鉄骨或いは鉄柱に取付けるには、鉄骨柱等の躯体
12に形成したバカ穴状の連結穴12aに対し、同穴12aの表
側にステンレス板或いはテフロン樹脂板等からなる滑り
のよい取付補助板13を充当した状態で連結ボルト10を差
し込み、次で、躯体12の裏側に突出した連結ボルト10
に、ステンレス板の取付補助金具14、平ワッシャー15、
スプリングワッシャー16を嵌め、最後にナット17を締付
けて、化粧板本体7を躯体12に取付ける。
である鉄骨或いは鉄柱に取付けるには、鉄骨柱等の躯体
12に形成したバカ穴状の連結穴12aに対し、同穴12aの表
側にステンレス板或いはテフロン樹脂板等からなる滑り
のよい取付補助板13を充当した状態で連結ボルト10を差
し込み、次で、躯体12の裏側に突出した連結ボルト10
に、ステンレス板の取付補助金具14、平ワッシャー15、
スプリングワッシャー16を嵌め、最後にナット17を締付
けて、化粧板本体7を躯体12に取付ける。
尚、前記連結ボルト10の頭部は、第3図に示すように
凹部10bを形成して連結ボルト10の抜け外れを阻止する
ようにしてもよい。
凹部10bを形成して連結ボルト10の抜け外れを阻止する
ようにしてもよい。
また、支持部材8には、第4図に示すように、その両
側に溝18a,18bを形成し、底面には溝18a,18bと取付孔8a
に連通する溝18c,18dを形成して、接着剤11の充填状態
を確認できるようになっている。また、この支持部材8
は、第6図に示すようなセラミックス製PC板を製造する
場合に共用できるようになっている。すなわち、型枠20
内にPC板21を設置し、該PC板21の裏面に支持部材8を固
着し、該支持部材8に形成した前記溝18a〜18dに線材か
らなる取付具22を嵌合挾着し、その後にコンクリート23
を打設して、PC板21の裏面に支持部材8を介してコンク
リート板23を付着させる場合に、この支持部材8が共用
できる。
側に溝18a,18bを形成し、底面には溝18a,18bと取付孔8a
に連通する溝18c,18dを形成して、接着剤11の充填状態
を確認できるようになっている。また、この支持部材8
は、第6図に示すようなセラミックス製PC板を製造する
場合に共用できるようになっている。すなわち、型枠20
内にPC板21を設置し、該PC板21の裏面に支持部材8を固
着し、該支持部材8に形成した前記溝18a〜18dに線材か
らなる取付具22を嵌合挾着し、その後にコンクリート23
を打設して、PC板21の裏面に支持部材8を介してコンク
リート板23を付着させる場合に、この支持部材8が共用
できる。
本考案は以上の構成であるから、連結ボルトが化粧板
本体の表面に露出しない。そのため、化粧板の表面の外
観が良くなる。また、化粧板には取付用の穴を形成しな
いので、穴形成による化粧板の強度低下を招くことがな
い。また連結ボルトの支持部材への取付は、ボルト頭部
を取付穴に可動自在に挿入し接着剤を充填するだけの簡
単な作業ですむため製造コストが低減されると同時に施
工現場での連結ボルトの固着作業が可能となる。また接
着剤として凝固後においてもなお弾性を有するものを使
用するので、連結ボルトに加わるひねりや衝撃等の力が
接着剤でもって吸収されるため連結ボルトの固着部に悪
影響を与えることがない。
本体の表面に露出しない。そのため、化粧板の表面の外
観が良くなる。また、化粧板には取付用の穴を形成しな
いので、穴形成による化粧板の強度低下を招くことがな
い。また連結ボルトの支持部材への取付は、ボルト頭部
を取付穴に可動自在に挿入し接着剤を充填するだけの簡
単な作業ですむため製造コストが低減されると同時に施
工現場での連結ボルトの固着作業が可能となる。また接
着剤として凝固後においてもなお弾性を有するものを使
用するので、連結ボルトに加わるひねりや衝撃等の力が
接着剤でもって吸収されるため連結ボルトの固着部に悪
影響を与えることがない。
第1図は本考案の第1実施例を示す化粧板の取付状態を
示す側断面図、第2図は分解状態を示す側断面図、第3
図は本考案の他の実施例を示す取付状態の側断面図、第
4図は支持部材の他の実施例を示す斜視図、第5図は従
来の取付構造を示す側断面図である。第6図は支持部材
を他の目的に共用した場合の断面図である。 7……化粧板本体、8……支持部材、8a……取付穴、10
……連結ボルト、10a……拡大頭部、10b……凹部、11…
…接着剤、w……接着剤
示す側断面図、第2図は分解状態を示す側断面図、第3
図は本考案の他の実施例を示す取付状態の側断面図、第
4図は支持部材の他の実施例を示す斜視図、第5図は従
来の取付構造を示す側断面図である。第6図は支持部材
を他の目的に共用した場合の断面図である。 7……化粧板本体、8……支持部材、8a……取付穴、10
……連結ボルト、10a……拡大頭部、10b……凹部、11…
…接着剤、w……接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】セラミックス製の化粧板本体(7)の裏面
に支持部材(8)を固着し、該支持部材(8)には、そ
の裏面側より表面側に向って拡開するテーパ状の取付孔
(8a)を貫通的に形成し、頭部にテーパ面或いは凹部等
の係止部を有するボルト(10)を、その頭部を前記取付
孔(8a)に孔壁に接することなく可動自在に挿入し、そ
の状態で取付孔(8a)内に硬化後も弾性を有する接着剤
(11)を充填して裏面方向へ突出的に固設することを特
徴とするセラミックス製化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990056405U JP2520169Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | セラミックス製化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990056405U JP2520169Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | セラミックス製化粧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0414630U JPH0414630U (ja) | 1992-02-05 |
JP2520169Y2 true JP2520169Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31580200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990056405U Expired - Lifetime JP2520169Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | セラミックス製化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520169Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0518432Y2 (ja) * | 1986-05-08 | 1993-05-17 | ||
DE3803739A1 (de) * | 1988-02-08 | 1989-08-17 | Buchtal Gmbh | Natursteinelement fuer die verkleidung von bauwerkfassaden |
-
1990
- 1990-05-29 JP JP1990056405U patent/JP2520169Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0414630U (ja) | 1992-02-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |