JP2505597Y2 - セラミックス製pc板 - Google Patents

セラミックス製pc板

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JP2505597Y2
JP2505597Y2 JP5640690U JP5640690U JP2505597Y2 JP 2505597 Y2 JP2505597 Y2 JP 2505597Y2 JP 5640690 U JP5640690 U JP 5640690U JP 5640690 U JP5640690 U JP 5640690U JP 2505597 Y2 JP2505597 Y2 JP 2505597Y2
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ceramic plate
concrete
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敏男 熊谷
範明 徳永
英幸 小森
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Nippon Kouatsu Electric Co
Shimizu Corp
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Nippon Kouatsu Electric Co
Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築物の壁面を構成するセラミックス製PC板
に関するものである。
〔従来の技術〕
建築物の内外装の表面仕上げにタイル先付けPC板やセ
ラミックス先付けPC板が使用されているのは周知であ
る。この種のPC板の製造は、水平又は垂直に配置された
ベッド型枠内に、予めタイル或いはセラミックス板を配
列し、その裏側からコンクリートを打ち込んでこれを養
生硬化させた後、脱型して作られるのが一般的である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように製造されたPC板は、そのセラミックス板
とコンクリートとが一体に固着されるため、製造後に、
基板であるコンクリートに応力が生ずると化粧板である
タイル或いはセラミックス板自体が局部的な応力を受け
て亀裂を生じたり更には脱離したりする問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記問題を解決するためのもので、セラミッ
クス板(3)の裏面側に支持部材(4)を適宜間隔で複
数固着し、該支持部材(4)には、これに形成した取付
孔(4b)(4d)に係止して弾性部材からなる取付具
(5)を突出的に取付け、前記支持部材(4)と取付具
(5)の外周には、取付具(5)の一部を突出させて包
囲体(6)を被覆設置し、更に前記セラミックス板
(3)の裏面にはシート状の絶縁部材(8)を付設し、
更に前記絶縁部材(8)、包囲体(6)ならびに取付具
(5)の突出部を埋設するようにセラミックス板(3)
の裏面側にコンクリート(7)を打設してセラミックス
板(3)とコンクリート(7)とを一体化したことを特
徴とするものである。
〔実施例〕
次に、本考案の第1実施例である第1図乃至段6図に
ついて説明する。
1はPC板製造用の型枠であり、その内底面1aには合成
樹脂からなるフィルム状の離型用シート2が敷かれてい
る。3はシート2上に載置した例えばシリカ−アルミナ
系のセラミックス板であり、同板はガラスカレット、ア
ルミナ、陶石(又はベントナイト)、金属酸化物(着色
顔料)からなる顆粒状の無機成形材料を乾式法でプレス
成形し、切断し、焼成し、表面3a側を研摩して作られ
る。4はセラミックス板3の裏面3b側に低融点ガラスフ
リット等の無機系接着剤或いはエポキシ樹脂等の有機系
接着剤で固着された支持部材であり、前記のセラミック
ス板3と同質材料で成形されている。該支持部材4は第
3図に示すような形状に形成され、その両側面4aには取
付孔4b,4bが垂直方向に形成され、底面4cには前記取付
孔4b,4b間に亘る取付孔4dが形成されている。5は取付
具で、例えばステンレス線やステンレス板により第4図
に示すように状に形成されており、両側片5a,5aの間隔
は前記支持部材4の両側面の取付孔4b,4bに嵌合するよ
うに設定され、下片の係止部5b,5bは取付孔4dに嵌合係
止するように折曲形成されている。そして、該取付具5
は、その弾性を利用して若干広げながら両側片5a,5aを
取付孔4b,4bに、係止部5b,5bを取付孔4dに対し外側から
嵌入係止して支持部材4に取付けられている。上片5cに
は、打設コンクリートとの係止力を高める環状部5dが形
成されている。6は包囲体で、前記取付具5の上片5cを
露出させた状態で前記の支持部材4の外周を被覆するよ
うに無底の箱状に形成されている。該包囲体6の上面に
は溝穴6aが形成され、該溝穴6aを通じて取付具5の上片
5cが突出している。尚該包囲体6は発泡スチロールなど
から形成されている。8は包囲体6を除くセラミックス
板3の裏面3bの全体に付設した例えば、ゴムアスファル
ト系、EPT、塩ビゴム、アクリル樹脂系、ネオプレンゴ
ム等からなる絶縁部材であり、該絶縁部材8は打設した
コンクリート7とセラミックス板3との間を機械的(物
理的)に絶縁する役目を有するとともにセラミックス板
3の防水性の向上と強度を補強する目的をする。なお、
該部材8はシート状のものを貼着したり或いは液状のも
のを薄肉状(シート状)に吹付塗着して付設される。7
は型枠内に設置されたセラミックス板3の裏面3b側に打
設したコンクリートである。
次に製造工程について説明する。
先ず、型枠1内に離型用シート2を敷設する。次で、
その上に、支持部材4を固着したセラミックス板3を、
その表面側を下にして配設する。次で、支持部材4の取
付孔4b,4b,4dに取付具5を嵌合して取付ける。次で支持
部材4の外部に包囲体6を、その溝穴6aから取付具5の
上片が若干突出するように被せてセラミックス板3上に
載置する。次でセラミックス板3上に絶縁部材8を敷設
する。次でセラミックス板3の裏面3b側にコンクリート
7を流し込んで、取付具5が埋設される位置まで打設す
る。次で打設したコンクリートを所定時間養生して硬化
させた後、その硬化コンクリートを脱型して第13図に示
すようなPC板を成形する。このようにして製造されたPC
板(10)はセラミックス板3とコンクリート7とが取付
具5により機械的に緊結された状態で一体化される。
尚、前記の取付具5は第6図に示すように環状部5dが
ないものでもよい。
また、前記支持部材4の中央にはテーパ穴4eが貫通形
成されている。該テーパ穴4eを形成することにより、前
記取付具5の係止部5bの係止状態を、該テーパ穴4eを通
して目視確認できるとともに、第14図のような化粧板20
を建築躯体21に取付ける場合にこの支持部材4を共用で
きる。すなわち、化粧板20の裏面に前記支持部材4を固
着し、取付ボルト22の頭部22aをテーパ穴4eに挿入して
テーパ穴4eに接着剤23を充填し、取付ボルト22の他端を
躯体21に挿通し、ナット24を螺着して取付ける場合に、
テーパ穴4eを形成しておくことにより、この支持部材4
を共用できる。
第7図乃至第11図は本考案の第2実施例を示すもの
で、前記実施例の支持部材4を分割型にしたものであ
る。すなわち、支持部材4を第9図に示すように形成
し、これを一対、第7図及び第8図に示すように、その
側面の取付孔4bが対向するようにして配置し、これらの
間に取付具5を介在的に取付けたものである。該取付具
5は、第10図に示すように、その係止部5b,5bを外向き
に折曲して、これを第7図及び第8図に示すように支持
部材4,4の取付孔4d,4dに嵌入係止して支持部材4,4に取
付ける。尚、取付具5は第11図に示すように環状部5dが
ないものでもよい。
第12図は本考案の第3実施例を示すもので、支持部材
4の上面部に蟻状凹部4fを形成し、取付具5にテーパ状
の係止部5eを形成して、係止部5eを凹部4eに係止させて
取付具5を支持部材4に取付けるようにしたものであ
る。
〔本考案の作用効果〕
以上のように本考案のPC板は、セラミックス板とコン
クリート板との間が相互にスライドできるようにシート
状の絶縁部材により物理的(機械的)に絶縁されている
上に弾性部材からなる取付具を介してセラミックス板と
コンクリート板が緊結されているため、仮にコンクリー
ト板に大きな応力が加わることがあっても取付具が変形
してこれを吸収し、また逆にセラミックス板が変動した
ときには上記同様に取付具でもってこれを吸収できるた
め、これら応力によりセラミックス板に亀裂を生じたり
セラミックス板がコンクリート板から脱離して脱落する
ことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の第1実施例を示すもので、
第1図はPC板の製造方法を説明するための断面図、第2
図はコンクリート打設前におけるセラミックス板の裏面
図、第3図は支持部材の斜視図、第4図は取付具の側面
図、第5図は包囲体近傍を示す斜視図、第6図は取付具
の別例を示す側面図である。第7図乃至第11図は本考案
の第2実施例を示すもので、第7図はコンクリート打設
前におけるセラミックス板の一部側面図、第8図は同セ
ラミックス板の裏面図、第9図は支持部材の斜視図、第
10図は取付具を示す側面図、第11図は取付具の別例を示
す側面図である。第12図は本考案の第3実施例を示す要
部の側断面図である。第13図は成形されたPC板の一部側
面図である。第14図は支持部材を他の目的に共用した場
合の断面図である。 3……セラミックス板、3a……表面、3b……裏面、4…
…支持部材、4b,4b……取付孔、5……取付具、6……
包囲体、7……コンクリート、8……絶縁部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックス板(3)の裏面側に支持部材
    (4)を適宜間隔で複数固着し、該支持部材(4)に
    は、これに形成した取付孔(4b)(4d)に係止して弾性
    部材からなる取付具(5)を突出的に取付け、前記支持
    部材(4)と取付具(5)の外周には、取付具(5)の
    一部を突出させて包囲体(6)を被覆設置し、更に前記
    セラミックス板(3)の裏面にはシート状の絶縁部材
    (8)を付設し、更に前記絶縁部材(8)、包囲体
    (6)ならびに取付具(5)の突出部を埋設するように
    セラミックス板(3)の裏面側にコンクリート(7)を
    打設してセラミックス板(3)とコンクリート(7)と
    を一体化したことを特徴とするセラミックス製PC板。
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