JPH0633056Y2 - 外壁構造 - Google Patents

外壁構造

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JPH0633056Y2
JPH0633056Y2 JP1988148545U JP14854588U JPH0633056Y2 JP H0633056 Y2 JPH0633056 Y2 JP H0633056Y2 JP 1988148545 U JP1988148545 U JP 1988148545U JP 14854588 U JP14854588 U JP 14854588U JP H0633056 Y2 JPH0633056 Y2 JP H0633056Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
pillar
exterior material
concave portion
convex portion
heat insulating
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Application number
JP1988148545U
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JPH0268955U (ja
Inventor
達郎 村井
俊夫 永野
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物の外壁構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、軸組構造からなる建物に外壁等を形成する場合、
立設した柱の屋外側に外装材を固着し、柱と柱の間に断
熱材を設置した状態で屋内側に内装材を固着していた。
この構造において、外装材11は第3図に示すような屋
内側の表面に装飾用の凹部11aを多数形成したものを
用いていた。なお、第4図はこの外装材11の製造手順
を示すもので、平板状に形成した型枠12内にセメント
等の無機質材を流し込み、この無機質材の上面を、下方
に突出した凸部13aを有する型枠13で押圧し、この
状態で硬化させることにより外装材11が形成される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この構造では、凹部11aを外装材11の屋外
側の表面だけに設けていたので、外装材11の裏面は柱
や断熱材に密接し通気性が悪く、外壁内が湿気によって
腐蝕したり、ヒートブリッジによって内装材の表面に結
露が発生したりするという問題があった。
また、外装材11の厚みが凹部11aとそれ以外の箇所
で異なり、凹部11aの近傍に内部歪みが生じ、外力が
加わった際に割れやすくなっていた。
したがって、この考案の目的は、内部が湿気によって腐
蝕したり、内装材の表面に結露が発生するのを防げ、か
つ外装材の割れを防止できる外壁構造を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の外壁構造は、所定間隔置きに立設した複数本
の柱と、柱間に介装した断熱材と、裏面を柱の屋内面に
接して設けた内装材と、柱の屋外面に配設し柱通し部な
らびに柱間において表面に凹部を形成し裏面に凹部に対
向して凹部と同断面の凸部を形成し凸部を柱の屋外面に
当接し裏面と断熱材との間に隙間を介して設けた外装材
とを備えたものである。
〔作用〕
この考案の構成によれば、外装材の裏面と断熱材との間
に隙間を形成したので、この隙間が通気路となる。ま
た、外装材の裏面は凸部のみにて柱と接しており、ヒー
トブリッジを防げる。さらに、外装材の表面に凹部を形
成し裏面に凹部と対向する位置に凹部と同断面の凸部を
形成したので、外装材の厚みを全ての断面で均一にする
ことができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図および第2図に基づいて説
明する。
外装材1は、木片セメント板や石綿セメント板等の無機
質材を主原料としたものからなり、外壁の外面に仕上材
として用いてある。この外装材1の表面には、第1図に
示すように、台形状に形成した凹部1aが複数設けてあ
り、この凹部1aに対向して裏面側に、この凹部1aと
同断面に形成した台形状の凸部1bが形成してある。
この外装材1の製造手順は、凹部を形成した型枠と凸部
を形成した型枠とをあらかじめ用意しておく。そして、
凹部を形成した型枠(図示せず)上に無機質材を流し込
むと同時に、この無機質材上に凸部を形成した型枠を、
凸部を凹部の位置に合わせた状態で配置した状態で硬化
させる。無機質材の硬化後に上下の型枠を外して外装材
1が形成される。
この実施例による外壁の形成手順を第2図に基づいて説
明する。建物の基礎(図示せず)上面の所定の位置に柱
2を立設する。柱2の屋外面に凸部1bを当接して、外
装材1を固着具で固定する。ロックウール等を袋詰めに
して形成した断熱材4を屋内側から外装材1に押圧しな
がら柱2の屋内面に内装材3を固着具で固定する。以上
で外壁が形成される。
この実施例の構成によれば、凹部1aおよび凸部1bが
外装材1の一側縁から対向端縁まで延びているので、外
装材1の屋内面側と屋外とを連通する隙間5を形成する
ことができる。この隙間5を通気路として利用すること
により、外壁内が湿気によって腐蝕するのを防止するこ
とができる。
外装材1の裏面は凸部1bのみにて柱2と接しており、
ヒートブリッジを防げ、内装材3の表面に結露が発生す
るのを防止できる。
また、外装材1の表面に凹部1aを形成し裏面に凹部1
aと対向する位置に凹部1aと同断面の凸部1bを形成
したので、外装材1の厚みを全ての断面で均一にするこ
とができ、凹部1aおよび凸部1bの近傍に内部歪みが
生じるのを防止することができる。したがって、外装材
1に外力が加わっても割れが発生し難く、また積載する
ときに、外装材1の表面の凹部1aと裏面の凸部1bと
が互いに重なり合うので邪魔にならない。
〔考案の効果〕
この考案の外壁構造によれば、外装材の裏面と断熱材と
の間に隙間を形成したので、この隙間が通気路となり、
内部が湿気によって腐蝕しない。また、外装材の裏面は
凸部のみにて柱と接しており、ヒートブリッジを防げ、
内装材の表面に結露が発生するのを防止できる。さら
に、外装材の表面に凹部を形成し裏面に凹部と対向する
位置に凹部と同断面の凸部を形成したので、外装材の厚
みを全ての断面で均一にすることができ、凹部および凸
部の近傍に内部歪みが生じるのを防止することができ、
外力による外装材の割れを防止できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の外装材の部分断面図、第
2図はその外壁の部分断面図、第3図は従来例の外装材
の部分斜視図、第4図はその外装材の製造手順を示す部
分断面図である。 1…外装材、1a…凹部、1b…凸部、3…内装材、4
…断熱材、5…隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔置きに立設した複数本の柱と、前
    記柱間に介装した断熱材と、裏面を前記柱の屋内面に接
    して設けた内装材と、前記柱の屋外面に配設し柱通し部
    ならびに柱間において表面に凹部を形成し裏面に前記凹
    部に対向して前記凹部と同断面の凸部を形成し前記凸部
    を前記柱の屋外面に当接し裏面と前記断熱材との間に隙
    間を介して設けた外装材とを備えた外壁構造。
JP1988148545U 1988-11-14 1988-11-14 外壁構造 Expired - Lifetime JPH0633056Y2 (ja)

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JP1988148545U JPH0633056Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 外壁構造

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JP1988148545U JPH0633056Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 外壁構造

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Publication Number Publication Date
JPH0268955U JPH0268955U (ja) 1990-05-24
JPH0633056Y2 true JPH0633056Y2 (ja) 1994-08-31

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ID=31419960

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JP1988148545U Expired - Lifetime JPH0633056Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 外壁構造

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227246Y2 (ja) * 1972-06-05 1977-06-21
JPS5425320B2 (ja) * 1973-05-19 1979-08-27
JPS5227118U (ja) * 1975-08-19 1977-02-25
JPS62126433U (ja) * 1986-02-01 1987-08-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0268955U (ja) 1990-05-24

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