JPH0633089Y2 - 壁材の取付構造 - Google Patents

壁材の取付構造

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JPH0633089Y2
JPH0633089Y2 JP18332786U JP18332786U JPH0633089Y2 JP H0633089 Y2 JPH0633089 Y2 JP H0633089Y2 JP 18332786 U JP18332786 U JP 18332786U JP 18332786 U JP18332786 U JP 18332786U JP H0633089 Y2 JPH0633089 Y2 JP H0633089Y2
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JP
Japan
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wall material
mounting
dowel
mounting structure
wall
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JP18332786U
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JPS6389030U (ja
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琢洋 谷川
久 前田
利博 高田
剛 石崎
秀一 三好
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はタイル、石材、ガラス板等の壁材を躯体面に取
り付けた構造に係り、詳しくはダボピンを用いて大型の
壁材を取り付けた構造に関するものである。
[従来の技術] 従来より、石材やタイル等をダボピンを用いて取り付け
ることが行なわれている。石材を取り付ける場合には、
該石材の上端面と下端面とにそれぞれダボ穴を穿設し、
このダボ穴にダボピンを通し、該ダボピンを引き金物等
を介して躯体に支持させることが行なわれている。ま
た、壁材がタイルである場合には、該壁材の裏面に板材
を固着しこの板材にダボ穴を穿設して適宜の金物にて躯
体に支持させることが行なわれている。
第7図はこの種の従来構造を示す縦断面図であり、躯体
10にはアンカボルト12が設けられ、L字状の支持金
物14が固着されている。この支持金物14にはボルト
16及びナット18を介して取付金物20が固着され、
この取付金物20のダボピン挿通孔に通されたダボピン
22によってタイル24が躯体10に支持されている。
タイル24は、その裏面の4コーナ部に成形板26が固
着されており、この成形板26に穿設されたダボ穴28
に前記ダボピン22の上下がそれぞれ差し込まれてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] この従来構造において、タイル24はその下端面が取付
金物20上に載荷され、該タイル重量が取付金物20及
び支持金物14を介して躯体10に支持され、ダボピン
22によって躯体10の接離方向への係止がなされてい
る。
しかして、かかる従来構造においては、上側のタイル2
4aと下側のタイル24bとの間の目地間隙Aに、前記
取付金物20の先端が差し込まれることになり、外部か
ら取付金物20が見え、著しく見栄えが悪かった、ま
た、取付金物20がタイル前面の近くにまで延出してい
るから、雨等が当って腐食が生じ易い。
[問題点を解決するための手段] 本考案の壁材の取付構造は、躯体壁面に壁材の縦長さ間
隔をおいて複数のL字状又はT字状の支持金物を固着
し、この支持金物に固着した取付金物上に壁材を載荷す
ると戸に、該取付金物に挿通したダボピンによって壁材
の係止をなした構造において、壁材裏面の4コーナ部に
固着された成形板のみを該取付金物に載荷させ、かつ下
辺側の成形板には、この取付金物の厚み以上の受け代を
設けるようにしたものである。
かかる本考案構造においては、取付金物が成形板のみを
支持し、該取付金物先端がタイル目地部に差し込まれな
い。従って、外部から取付金物が見えにくくなり、しか
も雨等により該取付金物が濡れることも防止されるよう
になる。従って、本考案構造によれば見栄えが良くなる
と共に、取付金物の耐食性が高められる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例構造を説明する縦断面図、第2
図は同平断面図である。なお第2図は上側のタイル24
aを取り除いた状態における第1図のII-II線矢視図を
示す。
この実施例においても、躯体10にはアンカボルト12
を介して支持金物14が固着され、取付金物20がボル
ト16及びナット18にて固着され、この取付金物20
が躯体10から離れる方向に延出している。またタイル
24の4コーナ部にはそれぞれ成形板26が固着され、
取付金物20に差し通されたダボピン22がダボ穴28
に差し通されている。第3図なしい第5図はタイル24
の裏面構造を示す図であり、成形板26はタイル24の
裏面4コーナ部に固着され、かつ上下の辺部からは所要
距離tがあくように上下の辺部から若干離して固着され
ている。なお本実施例では各成形板26は不織布入りの
ラテックスモルタル30を接着剤としてタイル24に接
着されている。この不織布入りラテックスモルタル30
は、タイル24の裏面全体に付着されており、成形板2
6の接着と同時にタイル24の補強及び割れやひびが入
ったときのかけらの落下防止の作用をなしている。
また本実施例ではダボ穴28は成形板26を貫通して設
けられている。この成形板26は、例えば押出成形で製
造することができるが、この押出成形時に、押出口金部
分に適宜の部材を配置しておくことにより押出方向に延
在するダボ穴28を同時に形成することができる。
また、本実施例ではダボピン22の中途部分に拡径部2
2aが設けられており、ダボピン22をダボ穴28aに
差し込んだ際の落下止めをなすことができるように、こ
の拡径部22aはダボ穴28よりも大径のものとなって
いる。
かかる本考案構造によれば、取付金物20がタイル24
a、24b間の目地間隙Aに差し込まれておらず、外部
からは該取付金物20が全く見えず、極めて見栄えがよ
い。またタイル24の表面を伝って流れてきた水が該取
付金物20にかかることがなく、その耐久性も高められ
る。
第6図は本考案構造とする施工手順を示す斜視図であ
り、躯体を省略しタイル裏面から見た斜視図を示してい
る。図示の如く本考案構造とする施工手順においては、
下段側のタイル24bに差し通されているダボピン22
に、上側のタイル24aのダボ穴28を嵌め合わせ、然
る後上側のタイル24aに被さるように取付金物20を
被せ、取付金物20を支持金物14にボルト16及びナ
ット18にて固着する。
第8図は本考案の別の実施例を示す縦断面図である。こ
の実施例では取付金物20の先端側は垂直下方に向って
折曲され、タイル24a、24b同士の目地間隙Aの裏
側に当てられている。この実施例でも、取付金物20は
目地間隙A内に差し込まれておらず、外部からは殆ど見
えない。また、このように目地間隙の裏側を当てがう場
合には、コーキング材のバックアップをなすことが可能
である。
なお本考案では、目地間隙A内に取付金物が差し込まれ
ておらず、従って上下のタイルを近接させることがで
き、コーキング材を不要とすることも可能である。
[考案の効果] 以上の通り、本考案構造によれば、取付金物がタイル同
士の目地間隙に差し込まれておらず、該取付金物の先端
が外部から殆ど見えず、極めて見栄えがよいと共に雨等
の水がかかることがなく、耐久性も高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例構造を示す縦断面図、第2図は
同平面図、第3図はタイルの平面図、第4図は同裏面
図、第5図は同側面図、第6図は実施例構造の施工手順
を示す斜視図、第7図は従来例を示す縦断面図、第8図
は異なる実施例構造を示す断面図である。 10…躯体、14…支持金物、 20…取付金物、22…ダボピン、 24…タイル、26…成形板、 28…ダボ穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石崎 剛 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 三好 秀一 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体壁面に壁材の縦長さ間隔をおいて複数
    個のL字状又はT字状の支持金物を固着し、この支持金
    物に、躯体壁面前面方向に延出する板状の取付金物を固
    着し、この取付金物及び支持金物を介して壁材を躯体に
    取り付けた壁材取付構造であって、 前記壁材は、その裏面の4コーナ部に成形板が固着され
    ており、該成形板の下端には前記取付金物の厚み以上の
    取付金物受入れ代が設けられ、該成形板の下端が該取付
    金物の先端部に載荷されており、 各成形板はダボ穴を備えており、前記取付金物のダボピ
    ン通し孔に差し通されたダボピンが該ダボ穴に差し込ま
    れている壁材の取付構造。
  2. 【請求項2】前記成形板は押出成形板であり、前記ダボ
    穴は押出方向に貫通されている実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の壁材の取付構造。
  3. 【請求項3】ダボピンの途中部分に、ダボ穴開口縁部へ
    の係止用の拡径部が設けられている実用新案登録請求の
    範囲第2項に記載の壁材の取付構造。
  4. 【請求項4】前記ダボピン取付金物は、その先端が折曲
    され壁材目地部裏面に当てがわれている実用新案登録請
    求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の壁
    材の取付構造。
JP18332786U 1986-11-28 1986-11-28 壁材の取付構造 Expired - Lifetime JPH0633089Y2 (ja)

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JPS6389030U JPS6389030U (ja) 1988-06-09
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