JP2518830B2 - スプレ−式洗車機 - Google Patents

スプレ−式洗車機

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JP2518830B2
JP2518830B2 JP61290357A JP29035786A JP2518830B2 JP 2518830 B2 JP2518830 B2 JP 2518830B2 JP 61290357 A JP61290357 A JP 61290357A JP 29035786 A JP29035786 A JP 29035786A JP 2518830 B2 JP2518830 B2 JP 2518830B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスプレー式洗車機に関する。
[従来技術] 現在使用されているスプレー式洗車機においては、
水、薄洗剤を高圧スプレー(例えば噴射圧力65kg/cm2
して車体の汚れを主に物理的に落し、ワックス、水あか
取り剤等の薬品を上記と同じく高圧スプレーしてツヤ出
し、汚れ落しを行っている。
ところで、上記ワックス、水あか取り剤等は主に化学
的に作用するのであるから、車体全体を濡らす程度に低
圧スプレー(例えば噴射圧力2kg/cm2)すれば充分で前
記のように高圧スプレーすると、スプレー液がはね返っ
て地面に流れ、洗車作業がやりにくく、また資源の浪費
となってランニングコストが高くなる。
この問題を解決するため、本出願人は特願昭60−2638
64号(特開昭62−125888号公報参照)において、噴射圧
力調整手段を設け、水、薄洗剤は噴射圧力調整手段によ
り高圧スプレーして有効に物理的な洗浄を行い、ワック
ス、水あか取り剤等の薬品は噴射圧力調整手段により低
圧スプレーして有効に化学的な洗浄を行い、車体からの
はね返りを防止し、その結果、洗車作業を容易にすると
ともに、資源の浪費をなくしてランニングコストを低減
することができるスプレー式洗車機を提供している。
この提案は有効なものであるが、しかし、1つのスプ
レーノズルで高圧スプレーと低圧スプレーとを最適に行
うことは困難で、特に薬品を低圧スプレーして薬品のは
ね返りを少なくすることは困難である。
また、実開昭61−87585号公報には水タンクと洗剤タ
ンクと水アカの洗浄液タンクとワックスタンクとを設
け、前三者は1台のポンプとアンローダとを用いて異な
る圧力で2つのガンから噴射され、後一者は別のポンプ
を用いて第3のガンから噴射される技術が開示されてい
る。しかしながら、かかる公知技術では洗車コースに応
じて自動制御することができない。
さらに、実開昭61−87505号公報や実開昭56−95384号
公報には凍結を防止した洗車機が開示されている。しか
しながら、かかる公知技術では洗車コースの選択はでき
ない。
[発明が解決しようとする課題] したがって本発明の目的は、車の汚れ具合に応じて洗
車コースを自動的に選択でき、かつ冬期に水の凍結を防
止できるスプレー式洗車機を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のスプレー式洗車機によれば、洗車機本体
(1)内に水タンク(20)と薄洗剤タンク(21)とワッ
クスタンク(22)と水あか取り剤タンク(23)とを設
け、水タンク(20)は第1の電磁弁(EV1)を介して高
圧ライン(L1)に接続され、薄洗剤タンク(21)は第2
の電磁弁(EV2)を介して前記高圧ライン(L1)に接続
され、その高圧ライン(L1)には高圧ポンプ(P1)が設
けられ、前記高圧ライン(L1)の先端には高圧用のスプ
レーノズル(3a)が接続され、ワックスタンク(22)は
第5の電磁弁(EV5)を介して低圧ライン(L4)に接続
され、水あか取り剤タンク(23)は第6の電磁弁(EV
6)を介して前記低圧ライン(L4)に接続され、その低
圧ライン(L4)には低圧ポンプ(P2)が設けられ、その
低圧ライン(L4)の先端には低圧用のスプレーノズル
(3b)が接続され、前記水タンク(20)から混合ライン
(L5)が第4の電磁弁(EV4)に接続され、さらに第4
の電磁弁(EV4)から別の混合ライン(L6)がベーンポ
ンプ(P3)を介して低圧ライン(L4)の低圧ポンプ(P
2)の下流側に接続され、選択スイッチ(6)からの信
号を受けて水洗いコース制御手段と、シャンプコース制
御手段と、水あか取りコース制御手段と、ワックスコー
ス制御手段とを選択制御する制御装置(17)を有し、前
記水洗いコース制御手段は第1の電磁弁(EV1)を開き
高圧ポンプ(P1)を駆動して水を高圧スプレーする機能
を有し、前記シャンプコース制御手段は第1の電磁弁
(EV1)を開き高圧ポンプ(P1)を駆動して水を高圧ス
プレーし、そして第2の電磁弁(EV2)を開き高圧ポン
プ(P1)を駆動して薄洗剤を高圧スプレーし、次いで第
1の電磁弁(EV1)を開き高圧ポンプ(P1)を駆動して
水を高圧スプレーする機能を有し、前記水あか取りコー
ス制御手段は第1の電磁弁(EV1)を開き高圧ポンプ(P
1)を駆動して水を高圧スプレーし、そして第4および
第6の電磁弁(EV4、EV6)を開きベーンポンプ(P3)お
よび低圧ポンプ(P2)を駆動して水あか取り剤と水の混
合液を低圧スプレーし、次いで手作業終了後、第1の電
磁弁(EV1)を開き高圧ポンプ(P1)を駆動して水を高
圧スプレーする機能を有し、前記ワックスコース制御手
段は第4および第5の電磁弁(EV4、EV5)を開きベーン
ポンプ(P3)および低圧ポンプ(P2)を駆動してワック
スと水の混合液を低圧スプレーし、次いで手作業終了
後、第1の電磁弁(EV1)を開き高圧ポンプ(P1)を駆
動して水を高圧スプレーする機能を有している。
[作用効果の説明] したがって、第1の電磁弁を開いて高圧ポンプを作動
すれば、洗浄水が高圧ノズルから高圧スプレーし、第2
の電磁弁を開いて高圧ポンプを作動すれば、薄洗剤が高
圧ノズルから高圧スプレーされる。また、第4および第
6の電磁弁を開いてベーンポンプと低圧ポンプを作動す
れば、水あか取り剤と水の混合液が低圧ノズルから低圧
スプレーし、第4および第5の電磁弁を開いてベーンポ
ンプおよび低圧ポンプを作動すれば、ワックスと水の混
合液が低圧ノズルから低圧スプレーされる。
そして、これらを組み合わせた洗車コース、すなわ
ち、水洗いコースと、シャンプコースと、水あか取りコ
ースと、ワックスコースとが選択スイッチからの信号を
受けて制御装置の水洗いコース制御手段、シャンプコー
ス制御手段、水あか取りコース制御手段、ワックスコー
ス制御手段により実行される。
また、冬季に作業終了後、第1、第3および第4の電
磁弁を開くと水タンク中の水は水頭により、一方は第1
と第3の電磁弁を通って高圧ノズルに、他方は第4の電
磁弁を通って低圧ノズルに流れ、この間の凍結を防止で
きる。そして、ノズルに薬品やワックスが詰まるのが防
止できる。
さらに、手作業で水あか落としやワックスの擦り込み
を行う場合にベーンポンプを作動させて水を低圧スプレ
ーすれば作業が好適に行われる。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図において、洗車機本体1の両側には、それぞれ
ホース2a、2bを介して高圧用スプレーノズル(以下高圧
ノズルという)3a、低圧用スプレーノズル(以下低圧ノ
ズルという)3bが接続されている。これら両ノズルに
は、それぞれのスプレーに最適のノズルが用いられてお
り、特に低圧ノズルには、はね返りの少いものが用いら
れている。なお、図中4は低圧ノズル3bの収納筒、5、
5はホースを支持するスプリング棒である。
その本体1の一面には、選択スイッチ6が設けられ、
選択スイッチ6により水洗いコース(水高圧スプレ
ー)、シャンプコース(水高圧スプレー、薄洗剤高圧ス
プレーおよび水高圧スプレー)、水あか取りコース(水
高圧スプレー、水あか取り剤と水の混合液低圧スプレー
および水高圧スプレー)、ワックスコース(ワックスと
水の混合液低圧スプレー、水高圧スプレー)の4つの洗
車コースが選択できるようになっている。またその面に
はコインセレクタ7、料金表示器8、洗車開始および一
時停止後の再開を指示するスタート釦9、一時停止釦1
0、水スプレーを指示する給水釦11、使用ノズル表示器1
2、作業中表示器13、残時間表示器14、操作方法、残り
時間等を知らせる発声器15、凍結防止用の少量流出スイ
ッチ16が設けられている。そして、本体1の内部には、
水タンク20、薄洗剤タンク21、ワックスタンク22、水あ
か取り剤タンク23、洗剤タンク24、制御装置17および後
出の各ポンプ、各電磁弁等が納められている。
第2図において、前記水タンク20は高圧ラインL1によ
り電磁弁EV1と高圧用のポンプ例えば70kg/cm2で10/mi
nの性能のプランジャポンプP1を介して高圧ノズル3aに
接続されている。
前記薄洗剤タンク21はサブラインL2により電磁弁EV2
を介して高圧ラインL1の電磁弁EV1の下流側に接続され
ている。そして、高圧ラインL1にはポンプP1の上流側と
下流側とを接続する並列なラインL3が設けられ、その一
方の圧力調整ラインL3aには例えば圧力65kg/cm2で開く
調圧弁RVが介装され、高圧ノズル3aからは液体が圧力65
kg/cm2でスプレーされるようになっており、他方の少量
流出ラインL3bには電磁弁EV3が介装されている。
前記ワックスタンク22、水あか取り剤タンク23はそれ
それ電磁弁EV5、EV6を介しラインL4により流量300cc/mi
nのダイヤフラムポンプP2を介して低圧ノズル3bに接続
されており、低圧ノズル3bからは液体が例えば圧力2kg/
cm2、流量1/minでスプレーされるようになってい
る。
前記高圧ラインL1の電磁弁EV1の上流側は混合ラインL
5により電磁弁EV4、EV7を介して低圧ラインL4の電磁弁E
V6の下流側に接続されており、その混合ラインL5の電磁
弁EV4の下流側にはラインL6により流量700cc/minのベー
ンポンプP3を介して低圧ラインL4のポンプP2の下流側に
接続されている。また、そのラインL6のポンプP3の上流
側と下流側とを接続する少量流出ラインL7には可変オリ
フィスRCが介装されている。
前記洗剤タンク24は補給ラインL8により電磁ポンプP4
を介して薄洗剤タンク21に接続され、水タンク20、薄洗
剤タンク21はそれぞれボールタップ25、26を介して水源
からの水が満水に保持されるようになっている。
そして、前記ポンプP1ないしP4、電磁弁EV1ないしEV7
はすべて制御装置17に接続されている。
第3図において、制御装置17は選択スイッチ6、コイ
ンセレクタ7、スタート釦9、一時停止釦10、給水釦1
1、少量流出スイッチ16からの信号に基づき、各ポンプP
1ないしP4、各電磁弁EV1ないしEV7および各表示器8、1
2、13、14および発声器15に制御信号を出力するように
なっている。
第4図には総合的な制御フローが示されている。すな
わち、制御装置17は、客が選択スイッチ6を押すと、選
択されたコースを判定し(ステップS I AないしS I
D)、そのコースの料金を料金表示器8に表示し、発声
器15で案内する(ステップS II AないしS II D)。次い
で、コインセレクタ7からの信号に基づいて、投入され
た料金が表示料金と等しいと判定すると(ステップS II
I AないしS III D)、選択されたコースを設定し(ステ
ップS IV AないしS IV D)、各コースの制御フローAな
いしDを実行する。なお、図示はしないが各コースに
は、ショート、スタンダードおよびロングの時間コース
が設けられていて、客は汚れや好みに応じて洗車時間を
選択できるようになっている。
第5図には水洗いコース制御手段の機能を示すフロー
チャートが示されている。すなわち、制御装置17は、客
が高圧ノズルを外してスタート釦9を押すと(ステップ
S1)、電磁弁EV1を開き、ポンプP1をONして水の高圧(6
5kg/cm2)スプレーを行う(ステップS2)、そして、ス
プレー時間t1が設定時間T1(例えば5分)になったらス
プレーを停止し(ステップS3)、終了処理をして(ステ
ップS5)、制御を終る。
なお、ステップS1で、待ち時間t0が設定時間T0(例え
ば3分)になってもNOの場合、すなわち客が3分以内に
スタート釦9を押さない場合は(ステップS4)、ステッ
プS5に移り制御を終る。客がコースの再開を要する場合
は、コインをコインセレクタ7に再投入する。
第6図および第7図にはシャンプコース制御手段の機
能を示すフローチャートが示されている。第6図は該コ
ースの洗剤補給フローを示し、シャンプーコースが設定
されると(ステップS9)制御装置17は、ポンプP4をONし
て洗剤を薄洗剤タンク21に補給し(ステップS10)、補
給時間t18が設定時間T18(例えばスタンダード時間コー
スの場合は10秒)になったら補給を停止する(ステップ
S11)。
第7図はシャンプコースのメインフローを示し、制御
装置17は、客が高圧ノズル3aを外してスタート釦9を押
すと(ステップS12)、電磁弁EV1を開き、ポンプP1をON
して水の高圧スプレーを行う(ステップS13)。スプレ
ー時間t2が設定時間T2(例えば2分)になったらスプレ
ーを停止する(ステップS14)。そして、停止時間t3が
設定時間T3(例えば15秒)になったら、すなわち15秒後
に(ステップS15)、電磁弁EV2を開き、ポンプP1をONし
て薄洗剤の高圧(65kg/cm2)スプレーを行う(ステップ
S16)。スプレー時間t4が設定時間T4(例えば2分)に
なったらスプレーを停止し(ステップS17)、一定時間T
5(例えば15秒)後に(ステップS18)、電磁弁EV1を開
き、ポンプP1をONして水の高圧スプレーを行う(ステッ
プS19)。そして、スプレー時間t6が設定時間T6(例え
ば2分)になったらスプレーを停止し(ステップS2
0)、終了処理をして(ステップS22)、制御を終る。
なお、ステップS12がいつまでもNOの場合は、待ち時
間t0が設定時間(3分)になったら(ステップS21)、
ステップS22に移り制御が終る。
第8図には水あか取りコース制御手段の機能を示すフ
ローチャートが示されている。すなわち、制御装置17
は、客が高圧ノズル3aを外してスタート釦9を押すと
(ステップS30)、電磁弁EV1を開き、ポンプP1をONして
水を高圧スプレーする(ステップS31)。スプレー時間t
7が設定時間T7(例えば2分)になったらスプレーを停
止する(ステップS32)。そこで、客が高圧ノズル3aを
掛け、低圧ノズル3bを外してスタート釦9を押すと(ス
テップS33)、電磁弁EV4、EV6を開き、ポンプP2、P3をO
Nし、水あか取り剤と水の混合液の低圧(2kg/cm2)スプ
レーを行う(ステップS34)スプレー時間t8が設定時間T
8(例えば1分)になったらスプレーを停止する(ステ
ップS35)。そこで、客が低圧ノズル3bを掛け、手作業
で水あか落しを設定時間T9(例えば20分)以内行った
後、高圧ノズル3aを外してスタート釦9を押すと(ステ
ップS36)、電磁弁EV1を開き、ポンプP1をONして水の高
圧スプレーを行う(ステップS37)。スプレー時間t10が
設定時間T10(例えば3分)になったら、スプレーを停
止し(ステップS38)、終了処理をして(ステップS4
2)、制御を終る。
なお、ステップS30またはS33がいつまでもNOの場合
は、待ち時間t0が設定時間T0(3分)になったら(ステ
ップS39またはS40)、ステップS42に移り、また、ステ
ップS36がいつまでもNOの場合は、作業時間t9が設定時
間T9(20分)になったら(ステップS41)、ステップS42
に移り制御が終る。
第9図にはワックスコース制御手段の機能を示すフロ
ーチャートが示されている。すなわち、制御装置17は、
客が低圧ノズル3bを外してスタート釦9を押すと(ステ
ップS50)、電磁弁EV4、EV5を開き、ポンプP2、P3をON
してワックスと水との混合液を低圧スプレーする(ステ
ップS51)。スプレー時間t11が設定時間T11(例えば2
分)になったらスプレーを停止する(ステップS52)。
そこで、客が低圧ノズル3bを掛け、手作業でワックスの
すり込みを設定時間T12(例えば10分)以内行ったの
ち、高圧ノズル3aを外してスタート釦9を押すと(ステ
ップS53)、電磁弁EV1を開き、ポンプP1をONして水を高
圧スプレーする(ステップS54)。スプレー時間t13が設
定時間T13(例えば3分)になったらスプレーを停止し
(ステップS55)、終了処理をして(ステップS58)制御
を終る。
なお、ステップS50がいつまでもNOの場合は、待ち時
間t0が設定時間T0(3分)になったら(ステップS5
6)、ステップS58に移り、また、ステップS53がいつま
でもNOの場合は、手作業時間t12が設定時間(10分)に
なったら(ステップS57)、ステップS58に移り制御が終
る。
第10図にはスプレーの一時停止の制御フローが示され
ている。すなわち、高圧ノズル3aからの高圧スプレー中
(ステップS2、S13、S16S19、S31、S37およびS54)に、
例えば窓を閉めなかった場合などの非常事態のときに、
客が一時停止釦10を押すと(ステップS60)、高圧スプ
レー中か否かを判定し(ステップS61)、高圧スプレー
中だったら、電磁弁EV1またはEV2を閉じ、ポンプP1をOF
Fして高圧スプレーを停止する(ステップS62)。そし
て、客が例えば窓を閉めるなどして非常事態を終らせ、
設定時間T14(例えば5分)以内にスタート釦9を押す
と(ステップS63)、電磁弁EV1またはEV2を開き、ポン
プP1をONして高圧スプレーを再開して(ステップS6
4)、制御を終る。
なお、ステップS63がいつまでもNOの場合は、一時停
止の累計時間t14が設定時間T14(5分)になったら(ス
テップS65)、終了処理をして(ステップS66)、制御を
終る。
第11図には給水の制御フローが示されている。すなわ
ち、手作業で水あか落し(ステップS36、S41の間)やワ
ックスのすり込み(ステップS53とS57の間)を行ってい
る間または、各コースが終り、終了処理後一定時間以内
に、水が必要となり、低圧ノズル3bを外して給水釦11を
押すと(ステップS70)、手作業中(ステップS36、S41
の間またはステップS53、T57の間)であるか否かを判定
する(ステップS71)。手作業中でなく、かつ処理終了
後の経過時間t15が設定時間T15(例えば3分)以上であ
れば、制御を終り、以内であれば(ステップS72)、電
磁弁EV4を開き、ポンプP3をONして水の低圧スプレーを
行う(ステップS73)。そして、スプレー時間t16が設定
時間T16(例えば15秒)になったら、スプレーを停止し
て(ステップS74)、制御を終る。
なお、上記各フローの各ステップで操作方法、残り時
間等の案内が発声器15で知らされるので、誤操作や残り
時間が無くなるのを気付かずに作業を続けるおそれはな
い。
第12図にはホースノズル水洗いの制御フローが示され
ている。すなわち水あか取り剤やワックスが低圧用のホ
ース2bとノズル3bに積着して詰まるのを防止するため、
水あか取り剤と水の混合液の低圧スプレーが終り(ステ
ップS35)、またはワックスと水の混合液の低圧スプレ
ーが終って(ステップS52)、経過時間t17が設定時間T1
7(例えば30秒)になったら(ステップS80)、電磁弁EV
4、EV7を開き、ポンプP2、P3をONしてノズル3bから水の
低圧スプレーを行って、ホース2b、ノズル3bを洗浄する
(ステップS81)。スプレー時間t18が設定時間T18(例
えば18秒)になったらスプレーを停止して(ステップS8
2)、制御を終る。
第13図には少量流出の制御フローが示されている。す
なわち、寒冷期に凍結のおそれがある場合、少量流出ス
イッチ16を押すと(ステップS90)、電磁弁EV1、EV3お
よびEV4を開いて、水タンク20内の水の水頭により高圧
ノズル3aから少量の水を流出し、可変オリフィスRCを介
して低圧ノズル3bから少量の水を流出し、両ホース、ノ
ズルの凍結を防止する(ステップS91)。そして再びス
イッチ16を押せば(ステップS92)流出は止まる。
[発明の効果] 以上の通り本発明によれば、下記の優れた効果を奏す
る。
(a) 水洗い、シャンプ、水あか取り、ワックスの各
洗車コースを、水、および、薄洗剤、水あか取り剤、ワ
ックスのそれぞれと水との混合液のそれぞれに適した圧
力でのスプレーの組み合わせとして制御し、車の汚れ具
合に応じてこれら洗車コースを選択実施することができ
る。
(b) それらの洗車コースの選択はスイッチ作動のみ
で実施でき、作業効率が高い。
(c) 冬季にノズルに高所の水タンクから少量の給水
を行うことができ、各系統の凍結を防止できる。
(d) 水あか落としやワックスの擦り込み時に少量の
水を低圧で供給でき、手作業の効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す外観図、第2図は回路
図、第3図は制御ブロック図、第4図は総合的な制御フ
ローチャート図、第5図は水洗いコースのフローチャー
ト図、第6図はシャンプコースの洗剤補給フローチャー
ト図、第7図はシャンプコースのメインフローチャート
図、第8図は水あか取りコースのフローチャート図、第
9図はワックスコースのフローチャート図、第10図はス
プレー一時停止のフローチャート図、第11図は給水のフ
ローチャート図、第12図はホース、ノズル水洗いのフロ
ーチャート図、第13図は少量流出のフローチャート図で
ある。 EV1ないしEV7……電磁弁、L1……高圧ライン、L4……低
圧ライン、P1ないしP4……ポンプ、RC……可変オリフィ
ス、RV……調圧弁、1……洗車機本体、2a……高圧ホー
ス、2b……低圧ホース、3a……高圧ノズル、3b……低圧
ノズル、6……選択スイッチ、7……コインセレクタ、
8……料金表示器、9……スタート釦、10……一時停止
釦、11……給水釦、16……少量流出スイッチ、17……制
御装置、20……水タンク、21……薄洗剤タンク、22……
ワックスタンク、23……水あか取り剤タンク、24……洗
剤タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−6361(JP,A) 特開 昭62−210091(JP,A) 実開 昭60−125263(JP,U) 実開 昭57−70487(JP,U) 特公 平6−69549(JP,B2) 実公 昭63−37108(JP,Y2) 実公 平3−19978(JP,Y2) 実公 昭62−10206(JP,Y2) 実公 平4−3666(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗車機本体(1)内に水タンク(20)と薄
    洗剤タンク(21)とワックスタンク(22)と水あか取り
    剤タンク(23)とを設け、水タンク(20)は第1の電磁
    弁(EV1)を介して高圧ライン(L1)に接続され、薄洗
    剤タンク(21)は第2の電磁弁(EV2)を介して前記高
    圧ライン(L1)に接続され、その高圧ライン(L1)には
    高圧ポンプ(P1)が設けられ、前記高圧ライン(L1)の
    先端には高圧用のスプレーノズル(3a)が接続され、ワ
    ックスタンク(22)は第5の電磁弁(EV5)を介して低
    圧ライン(L4)に接続され、水あか取り剤タンク(23)
    は第6の電磁弁(EV6)を介して前記低圧ライン(L4)
    に接続され、その低圧ライン(L4)には低圧ポンプ(P
    2)が設けられ、その低圧ライン(L4)の先端には低圧
    用のスプレーノズル(3b)が接続され、前記水タンク
    (20)から混合ライン(L5)が第4の電磁弁(EV4)に
    接続され、さらに第4の電磁弁(EV4)から別の混合ラ
    イン(L6)がベーンポンプ(P3)を介して低圧ライン
    (L4)の低圧ポンプ(P2)の下流側に接続され、選択ス
    イッチ(6)からの信号を受けて水洗いコース制御手段
    と、シャンプコース制御手段と、水あか取りコース制御
    手段と、ワックスコース制御手段とを選択制御する制御
    装置(17)を有し、前記水洗いコース制御手段は第1の
    電磁弁(EV1)を開き高圧ポンプ(P1)を駆動して水を
    高圧スプレーする機能を有し、前記シャンプコース制御
    手段は第1の電磁弁(EV1)を開き高圧ポンプ(P1)を
    駆動して水を高圧スプレーし、そして第2の電磁弁(EV
    2)を開き高圧ポンプ(P1)を駆動して薄洗剤を高圧ス
    プレーし、次いで第1の電磁弁(EV1)を開き高圧ポン
    プ(P1)を駆動して水を高圧スプレーする機能を有し、
    前記水あか取りコース制御手段は第1の電磁弁(EV1)
    を開き高圧ポンプ(P1)を駆動して水を高圧スプレー
    し、そして第4および第6の電磁弁(EV4、EV6)を開き
    ベーンポンプ(P3)および低圧ポンプ(P2)を駆動して
    水あか取り剤と水の混合液を低圧スプレーし、次いで手
    作業終了後、第1の電磁弁(EV1)を開き高圧ポンプ(P
    1)を駆動して水を高圧スプレーする機能を有し、前記
    ワックスコース制御手段は第4および第5の電磁弁(EV
    4、EV5)を開きベーンポンプ(P3)および低圧ポンプ
    (P2)を駆動してワックスと水の混合液を低圧スプレー
    し、次いで手作業終了後、第1の電磁弁(EV1)を開き
    高圧ポンプ(P1)を駆動して水を高圧スプレーする機能
    を有することを特徴とするスプレー洗車機。
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