JPH0632064Y2 - 水洗式電気かみそり - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本考案は、本体ケースの上端面上に内刃体を配設し、外
刃を保持した外刃枠を本体ケースの上部の外周に上方か
ら着脱可能に嵌合する水洗式電気かみそりに関するもの
である。

（ロ）従来の技術 水洗式電気かみそりについては、例えば特開昭55-13069
5号公報に開示されているように種々提案されている。

ところで、従来の水洗式電気かみそりを用いて石鹸剃り
する場合には、予め泡立てた石鹸を肌につけた後、水洗
式電気かみそりにより髭を剃るものであった。

（ハ）考案が解決しようとする課題 従来では、石鹸剃りする場合、予め泡立てた石鹸を肌に
つけるという準備が別途必要であった。

（ニ）課題を解決するための手段 本体ケースの上端面上に内刃体を配設し、外刃を保持し
た外刃枠を前記本体ケースの上部の外周に上方から着脱
可能に嵌合する水洗式電気かみそりにおいて、前記本体
ケースの上端面に石鹸収納凹所を設けると共に、前記内
刃体にその一部が石鹸に接するブラシを固着したことを
特徴とする。

（ホ）作用 本考案による水洗式電気かみそりによれば、石鹸が内蔵
されており、且つ内刃体にその一部が石鹸に接するブラ
シが固着されているので、石鹸剃りをする場合、先ず水
洗式電気かみそりの頭部を水につけ石鹸を濡らした後、
内刃を回転或いは往復運動させると内刃体に固着したブ
ラシが石鹸を擦り泡立たせる。この泡は外刃の穴から外
刃外面に出てくるため石鹸剃りができる。

（ヘ）実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。図におい
て、１はモータ２及び電池（図示せず）などを内蔵した
防水型の本体ケース、３は駆動軸４に装着された内刃
台、５は内刃台３に取り付けられた内刃であり、これら
内刃台及び内刃により内刃体を構成している。６は外刃
７を保持した外刃枠であって、前記本体ケース１の上部
の外周に上方から着脱自在に嵌合されている。

しこして、前記本体ケース１の上端面には石鹸収納凹所
８が設けられており、石鹸９が収納されていると共に前
記内刃台３には、その一部が石鹸９に接するブラシ10が
固着されている。

このような構成において、使用に際しては先ずかみそり
の頭部を、例えば水槽中の水に浸すか或るいは水をかけ
るかして石鹸９を濡らせた後、メインスイッチをオンし
て内刃体を回転させる。これにより内刃台３に固着した
ブラシ10によって石鹸９が擦られ泡立ち、その泡は外刃
７の穴から外刃外に出るため、泡を作りながら髭そりが
行えることになる。

使用後は、水洗し本体ケースの水抜き穴から剃毛を除去
した後乾燥し次回の使用に備える。

尚、本考案を説明するに対して、回転式のかみそりの場
合を例示したが振動式のかみそりにも適用しうることは
明白である。又、ブラシの固着場所も実施例のように内
刃台に限定されず内刃に固着してもよい。

（ト）考案の効果 上如したように、本考案による水洗式電気かみそりによ
れば、石鹸が内蔵されており、且つ内刃体にその一部が
石鹸に接するブラシが固着されているので、石鹸剃りを
する場合には別途石鹸を肌につけるといった操作を必要
とせず、単にかみそりの頭部を水で濡らすという操作の
みで石鹸剃りができるものであり、その実用的効果は極
めて大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例をおける水洗式電気かみそりの
要部断面図を示す。 (1)…本体ケース、(2)…モータ、(3)…内刃台、(4)…駆
動軸、(5)…内刃、(6)…外刃枠、(7)…外刃、(8)…石鹸
収納凹所、(9)…石鹸、(10)…ブラシ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】本体ケースの上端面上に内刃体を配設し、
   外刃を保持した外刃枠を前記本体ケースの上部の外周に
   上方から着脱可能に嵌合する水洗式電気かみそりにおい
   て、前記本体ケースの上端面に石鹸収納凹所を設けると
   共に、前記内刃体にその一部が石鹸に接するブラシを固
   着してなる水洗式電気かみそり。