JPH0238695Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アタツチメントを取り替えることに
よりシエーバーになつたり、毛玉取りになつた
り、爪やすりになつたりする便利なハンデイタイ
プの電動シエーバーに係るものである。

〔従来の技術〕

最近、電池を使用したハンデイタイプの電動シ
エーバーが市販されている。

この商品はシエーバーのみにしか使用出来ない
から付加価値がなく、経済的ではなかつた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

本考案は、かかる問題点を解決したもので、シ
エーバーに限らず、毛玉取り、爪やすりにも使用
することが出来る付加価値を高めたハンデイタイ
プのシエーバーを提供することが技術的課題であ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

細長いケース１内にモータ２、電池３を設け、
このケース１の先端面１ａ中心に回転軸４を突出
し、このケース１の適当個所に設けたスイツチ５
とで構成した握持体ａと、この握持体ａの回転軸
４に着脱自在に取り付けられる回転内刃体６とこ
の回転内刃体６の外側に被嵌してケース１の先端
部１ｂに着脱自在に被嵌止される天上部に外刃７
を有する外刃ホルダー８とで構成したシエーバー
部材ｂと、このシエーバー部材ｂと共用される回
転内刃体６とこの回転内刃体６の外側に被嵌して
ケース１の先端部１ｂに着脱自在に被嵌止される
天上部にシエーバー部材ｂの外刃７と異なる外刃
９を有する外刃ホルダー１０とで構成した毛玉取
り部材ｃと、同じく回転軸４に着脱自在に取り付
けられる回転爪やすり体１１とこの回転爪やすり
体１１の外側に被嵌してケース１の先端部１ｂに
着脱自在に被嵌止される爪やすりカバー筒１２と
で構成した爪やすり部材ｄとで構成する。

〔作用〕

握持体ａの回転軸４に回転内刃体６を取り付
け、その上から外刃ホルダー８を被嵌してケース
１の先端部１ｂに被嵌止するとシエーバーとして
使用することが出来る。

外刃ホルダー８の変わりに外刃ホルダー１０を
同じくケース１の先端部１ｂに被嵌止すれば毛玉
取りとして使用することが出来る。

回転内刃体６を取り外し、この回転軸４に回転
爪やすり体１１を取り付け、この上からやすりカ
バー筒１２を被嵌してケース１の先端部１ｂに被
嵌止すれば爪やすりとして使用することが出来
る。

〔実施例〕

ケース１はプラスチツク製にして、２つの半部
材１ｃ，１ｃを重嵌合させて形成した場合を図示
し、一方の半部材１ｃの中にモータ２、電池３を
収納し、モータ２の回転軸４を外部に突出してい
るもので、１３は導通部材、１４はスイツチ５の
接触片である。

回転内刃体６はプラスチツク製の取付体１５の
上面左右に２枚の刃１６を突設し、下面中心に取
付孔１７を有する取付杆１８を一体に突設したも
ので、この取付孔１７に回転軸４を圧嵌入して回
転軸４に回転内刃体６を着脱自在に取り付けてい
る。

外刃ホルダー８、外刃１０はプラスチツク製に
して、外刃７、外刃９は金属板に小さな刃孔１９
を散在したもので、この外刃７、外刃９を外刃ホ
ルダー８、外刃ホルダー１０の開口底部８ａ，１
０ａ内に嵌着し、その外側からプラスチツク製の
押さえ筒２０を圧嵌入して外刃７、外刃９を固定
している場合を図示している。

回転爪やすり体１１はプラスチツク製の回転台
２１の表面に凹部２２を形成し、この凹部２２の
中にヤスリ紙２３（サンドペーパー）を貼着した
クツシヨン材２４を圧嵌着している。

この場合クツシヨン材２４の表裏面にヤスリ紙
２３を貼着して両面使用出来るようにした場合を
図示している。

この回転台２１の裏面中心に取付孔２５を有す
る取付杆２６を一体に突設して回転内刃体６と同
様に回転軸４に着脱自在に圧嵌入して取り付ける
場合を図示している。

やすりカバー筒１２は外刃ホルダー８、外刃ホ
ルダー１０と同形でプラスチツク製の場合を図示
している。

この外刃ホルダー８、外刃ホルダー１０、やす
りカバー筒１２は夫々開口下縁の対向する２箇所
に係合突片２７を設け、この係合突片２７と対応
する係合溝２８をケース１先端部１ｂの両側に設
けて外刃ホルダー８、外刃ホルダー１０、やすり
カバー筒１２をケース１の先端部１ｂに着脱自在
に被嵌止している。

外刃ホルダー８、外刃ホルダー１０、やすりカ
バー筒１２には共通するプラスチツク製のキヤツ
プ２９が被嵌される。

図中３０，３１，３２はケース１の先端面１ａ
が係止する係止段部である。

〔考案の効果〕

本考案は、上述の様に構成したから、握持体ａ
とシエーバー部材ｂを組み合わせることによりシ
エーバーとして使用することが出来、握持体ａと
毛玉取り部材ｃを組み合わせることにより毛玉取
りが出来、握持体ａと爪やすり部材ｄを組み合わ
せることにより爪やすりとして使用することが出
来る。

従つて、従来シエーバーとしてしか使用出来な
かつたものがアタツチメントを取り替えることに
より毛玉取りや爪やすりとしても使用出来るから
非常に付加価値の高いものになり、男性に限らず
女性でも使用することが出来る非常に便利なシエ
ーバーを提供すると共に本案品の外観となる部材
をプラスチツク製にすることにより非常に軽く而
かもカラフルでおしやれ感覚のシエーバーを提供
する等秀れた実用上の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の分解斜面図、第２図は握持体
の片側を開いた正面図、第３図はシエーバーとし
て使用する一部を切欠ける正面図、第４図は回転
爪やすり体の正断面図、第５，６，７図は本案品
の使用状態を示す斜面図である。 ａ……握持体、ｂ……シエーバー部材、ｃ……
毛玉取り部材、ｄ……爪やすり部材、１……ケー
ス、１ａ……先端面、１ｂ……先端部、２……モ
ータ、３……電池、４……回転軸、５……スイツ
チ、６……回転内刃体、７，９……外刃、８，１
０……外刃ホルダー、１１……回転爪やすり体、
１２……やすりカバー筒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 細長いケース内にモータ、電池を設け、このケ
   ースの先端面中心に回転軸を突出し、このケース
   の適当個所に設けたスイツチとで構成した握持体
   と、この握持体の回転軸に着脱自在に取り付けら
   れる回転内刃体とこの回転内刃体の外側に被嵌し
   てケースの先端部に着脱自在に被嵌止される天上
   部に外刃を有する外刃ホルダーとで構成したシエ
   ーバー部材と、このシエーバー部材と共用される
   回転内刃体とこの回転内刃体の外側に被嵌してケ
   ースの先端部に着脱自在に被嵌止される天上部に
   シエーバー部材の外刃と異なる外刃を有する外刃
   ホルダーとで構成した毛玉取り部材と、同じく回
   転軸に着脱自在に取り付けられる回転爪やすり体
   とこの回転爪やすり体の外側に被嵌してケースの
   先端部に着脱自在に被嵌止される爪やすりカバー
   筒とで構成された爪やすり部材とを具備した事を
   特徴とするハンデイタイプの電動シエーバー。