JP2518143B2 - 移植装置 - Google Patents

移植装置

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JP2518143B2
JP2518143B2 JP6050914A JP5091494A JP2518143B2 JP 2518143 B2 JP2518143 B2 JP 2518143B2 JP 6050914 A JP6050914 A JP 6050914A JP 5091494 A JP5091494 A JP 5091494A JP 2518143 B2 JP2518143 B2 JP 2518143B2
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seedling
shaft
cam
seedlings
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JP6050914A
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石田  伊佐男
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、田植機や野菜移植機
等の移植装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、特願昭59
−101475号(特開昭60−244215号)に示
すような先願があり、該先願には機体に回転自在に装着
された回転ケースと一体のカム軸に被嵌する覆軸に苗移
植爪が取付けられた移植具ケースを固定した移植装置が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記先願の開示技術
は、その各部材の取付形態が不明で、実際に実用化でき
る技術構成ではなく、また、その記載された構成は移植
具ケースの取付け及び取外しの容易性や小型で且つ強度
を持つ構成ではなく、適確な苗の移植ができないもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来の課題
を解決するために、移植具ケース32に取付けられた苗
移植爪33が所定の苗植付け姿勢になるように機体に回
転自在に装着された回転ケース26内の歯車伝動機構に
よって伝動される覆軸31aに移植具ケース32を固定
し、該覆軸31a内を貫通して回転ケース26の内部に
設けた係合部41に係合させて回転ケース26と一体的
に回転するようにカム軸38を設け、苗移植爪33が苗
タンク7に載置された苗から分割保持した一株分の苗を
土壌面に移植する際に離すよう作動する苗押出具34を
動かすカム体37をカム軸38と一体回転するように設
けた移植装置において、該覆軸31aを回転ケース26
内の前記歯車伝動機構の左右両側に位置するベアリング
39にて回転自在に支持すると共に、カム軸38の覆軸
31aより突出する部分を移植具ケース32内でベアリ
ング39にて回転自在に支持したことを特徴とする移植
装置としたものである。
【0005】
【発明の作用効果】この発明によれば、移植具ケース3
2に取付けられた苗移植爪33が所定の苗植付け姿勢に
なるように機体に回転自在に装着された回転ケース26
内の歯車伝動機構によって伝動される覆軸31aに移植
具ケース32を固定し、該覆軸31a内を貫通して回転
ケース26の内部に設けた係合部41に係合させて回転
ケース26と一体的に回転するようにカム軸38を設
け、苗移植爪33が苗タンク7に載置された苗から分割
保持した一株分の苗を土壌面に移植する際に離すよう作
動する苗押出具34を動かすカム体37をカム軸38と
一体回転するように設けたので、回転ケース26に対す
る移植具ケース32の取付け及び取外しが容易で、しか
も、移植装置を気密性の良いコンパクトな構成とするこ
とができ、高性能な苗植機を得ることができる。
【0006】また、上記のように回転ケース26に対す
る移植具ケース32の取付け及び取外しが容易であるに
も拘らず、覆軸31aを回転ケース26内の前記歯車伝
動機構の左右両側に位置するベアリング39にて回転自
在に支持すると共に、カム軸38の覆軸31aより突出
する部分を移植具ケース32内でベアリング39にて回
転自在に支持したので、回転ケース26に移植具ケース
32を取付けた時には、移植具ケース32は適確に支持
されて作動し、また、カム体37も適確に回転作動する
ので、苗の植付姿勢が安定し適正な苗移植作業が行え
る。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例である乗用型田植機を図
面に基づき詳細に説明する。この発明の一実施例を図面
に基づいて詳細に説明すると、1は移植伝動ケースで、
牽引車体(図示せず)側に昇降リンク機構2とローリン
グ軸3とを介して上下及び回動可能に装着され、内部に
はリードカムとリードメタルとからなる左右往復動機構
やクラッチ機構等の伝動部材が収納されている。
【0008】4は後述の移植装置を取付ける縦伝動ケー
スであって、その後端側にチェンで伝動される駆動軸5
が設けられ、この駆動軸5が左右外方へ突出するよう支
架されている。6はスプロケットを示す。7は苗タンク
で、左右側枠8と底板9とで形成されていて、底板9に
は苗を縦送りするベルト10が張設されている。
【0009】11はベルト10を苗タンク7の底板に支
架するための金具であって、この金具11に巻回ロール
12,13及びテンションロール14…が取付けられて
いる。そして、この苗タンク7の前記金具11が移植伝
動ケース1及び縦伝動ケース4側に設けた支持レール1
5,16によってスライダー部材17,18を介して移
動可能に支架されている。19は支持レール15を取付
けた支枠である。
【0010】20は移動杆で、前記移植伝動ケース1内
の往復横移動機構に取付けられて該ケース1外方へ突出
して往復動する移動軸21に取付けられた部材であり、
この移動杆20が前記金具11に連結されていて、苗タ
ンク7が左右に往復動されるよう構成されている。22
はラチェットアームで、前記巻回ロール12を可動する
ラチェットを作動するアームであり、このアーム22は
移植伝動ケース1の外側部分で回転される回転子23と
苗タンク7が横端に移動したときに係合され、巻回ロー
ル12を伝動回転するように設けられている。
【0011】24は苗受止枠で、前記苗タンク7の下端
側にあって、苗タンク7中に収容される苗の下端側と裏
面とを受けるL型状に設けられた枠であり、これには、
苗分割口25,25…が穿たれている。26は回転ケー
スで、前記駆動軸5の先端側を角軸にしてこの角軸部分
で取付けられ該駆動軸5と一体で回転されるようになっ
ている。
【0012】27はメタルで、前記縦ケース4にボルト
で締結され、前記駆動軸5をベアリングを介して支持す
ると共に、メタル先端側が前記回転ケース26内にまで
延びている。28は太陽ギヤーで、前記回転ケース26
内に収容されると共に、前記メタル27にキー29でも
って回転しないように止着され、前記駆動軸5に対して
ピッチサークルが偏芯するよう駆動軸5の軸芯イと太陽
ギヤー28の中心ロとがずれた状態に設けられている。
【0013】30はカウンター偏芯ギヤーで前記太陽ギ
ヤー28に噛合っている。31は筒状に形成された覆軸
31aが一体的に設けられた偏芯遊星ギヤーであって、
前記カウンター偏芯ギヤー30に噛合っており、ベアリ
ング39,39にてその左右両側が回転ケ−ス26に支
持されており、この覆軸31aの一端が回転ケース26
の外側へ突出している。
【0014】32は移植具ケースであって、ケース本体
32aと取付メタル32bとキャップ32cとで構成さ
れ、ケース本体32aの前端部に逆U字状の苗移植爪3
3が取付けられている。34は苗移植時点において急速
に苗移植爪33が保持する苗を離すべく作動する苗押出
具で、上下方向に可動自由な棒34aの先端にフォーク
片34bを取付け、棒34aの上端側はケース本体32
a内にあって、ケース本体32aの内部にピン35で支
持されて回動する連動部材36に係着されている。そし
て、連動部材36の基端部には後述のカム体に接当する
カムフロアー36aが一体的に設けられている。
【0015】37はカム体で、外周面が渦巻状部と真円
部と段部とに形成されていて、このカム体37はカム軸
38に一体に設けられ、このカム軸38の先端を角軸3
8aに形成している。そして、このカム体37をケース
本体32aに組付けるには、前記メタル32bにベアリ
ング39を取付けた後、覆軸31aより突出するカム軸
38をベアリング39孔内へ外方から挿通してカム体の
付根部を該ベアリング39で支持させて、該メタル32
bをケース本体32aにボルト40,40で止着すると
よい。
【0016】そして、このようにケース本体32aとメ
タル32bとカム体37とを組付けた状態で、カム軸3
8を前記覆軸31aの孔へ外方から差し込む。このと
き、回転ケース26の内壁面にカム軸38の先端側角軸
38aが嵌合できる係合部としての角孔41を設けてカ
ム軸38が回転しないよう構成してある。また、覆軸3
1aの外周面にはメタル32bが挿通され、この覆軸3
1aとメタル32bとはコッターピン42で抜け止め及
び回り止めが掛かるようにして取付けている。
【0017】43はばねで、前記ケース本体32aの上
部を覆うキャップ32c内にあって、苗押出具34の棒
34aを弾下するよう設けられている。44は整地フロ
ートを示す。次に上例の作用を説明する。苗タンク7中
に苗を収容して牽引車体で移植機側を整地フロート44
が水田表土面に接した状態で牽引すると共に移植伝動ケ
ース1内の各作動部へ動力を伝達する。
【0018】すると、苗タンク7が左右に往復動され、
苗タンク7中の苗の下端部側が苗受止枠24で受止めら
れて摺接動する。そして、苗分割口25へ次々と下側部
位の苗を繰出すことになる。一方回転ケース26が駆動
軸5によって回転されると、回転ケース内のカウンター
偏芯ギヤー30及び偏芯遊星ギヤー31が太陽ギヤー2
8のまわりを回りながらを回転され、該遊星ギヤー31
と一体の覆軸31aによって移植ケース32が回転され
ることになる。また、カム体37はカム軸38を介して
回転ケース26と一体状になっているから移植ケース3
2の作動に対してづれが生じる。したがって連動部材3
6のカムフロアー36aが該カム体37に接してこのま
わりを回動することになり、苗押出具34がばね43に
抗して引上げられて停止し、続いて、カムフロアー36
aがカム体の段部に至るとばね43で急速に下動される
ことになる。
【0019】即ち、苗移植爪33の下端が移植軌跡ハを
描いて作動されるが、該苗移植爪33が苗タンク7へ上
方から介入するときには苗押出具34が上方で停止して
苗移植爪33が水田の表土面へ突込むまで、この状態を
保持し、表土面へ突込んだときにばね43で苗押出具3
4が急速に下動し、挾持していた苗を離すことになる。
その後苗移植爪33が上動し始めると、苗押出具34が
カム体37と連動部材とで再び引上げられ、苗タンク7
へ突込むときには停止状態になる。
【0020】このようにして2基の苗移植具で苗分割口
25に繰出される苗が順次分割されて土壌表面へ運ばれ
移植されることになる。然るに、移植具ケース32に取
付けられた苗移植爪33が所定の苗植付け姿勢になるよ
うに機体に回転自在に装着された回転ケース26内の歯
車伝動機構によって伝動される覆軸31aに移植具ケー
ス32を固定し、該覆軸31a内を貫通して回転ケース
26の内部に設けた係合部41に係合させて回転ケース
26と一体的に回転するようにカム軸38を設け、苗移
植爪33が苗タンク7に載置された苗から分割保持した
一株分の苗を土壌面に移植する際に離すよう作動する苗
押出具34を動かすカム体37をカム軸38と一体回転
するように設けたので、回転ケース26に対する移植具
ケース32の取付け及び取外しが容易で、しかも、移植
装置を気密性の良いコンパクトな構成とすることがで
き、高性能な苗植機を得ることができる。
【0021】また、上記のように回転ケース26に対す
る移植具ケース32の取付け及び取外しが容易であるに
も拘らず、覆軸31aを回転ケース26内の前記歯車伝
動機構の左右両側に位置するベアリング39にて回転自
在に支持すると共に、カム軸38の覆軸31aより突出
する部分を移植具ケース32内でベアリング39にて回
転自在に支持したので、回転ケース26に移植具ケース
32を取付けた時には、移植具ケース32は適確に支持
されて作動し、また、カム体37も適確に回転作動する
ので、苗の植付姿勢が安定し適正な苗移植作業が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植装置の平断面図である。
【図2】移植装置の一部を断面した側面図である。
【図3】乗用型田植機の要部側面図である。
【図4】乗用型田植機の要部平面図である。
【符号の説明】
7 苗タンク 26 回転ケース 31a 覆軸 32 移植具ケース 33 苗移植爪 34 苗押出具 37 カム体 38 カム軸 39 ベアリン
グ 41 係合部(角孔)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移植具ケース32に取付けられた苗移植
    爪33が所定の苗植付け姿勢になるように機体に回転自
    在に装着された回転ケース26内の歯車伝動機構によっ
    て伝動される覆軸31aに移植具ケース32を固定し、
    該覆軸31a内を貫通して回転ケース26の内部に設け
    た係合部41に係合させて回転ケース26と一体的に回
    転するようにカム軸38を設け、苗移植爪33が苗タン
    ク7に載置された苗から分割保持した一株分の苗を土壌
    面に移植する際に離すよう作動する苗押出具34を動か
    すカム体37をカム軸38と一体回転するように設けた
    移植装置において、該覆軸31aを回転ケース26内の
    前記歯車伝動機構の左右両側に位置するベアリング39
    にて回転自在に支持すると共に、カム軸38の覆軸31
    aより突出する部分を移植具ケース32内でベアリング
    39にて回転自在に支持したことを特徴とする移植装
    置。
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JPH06315306A JPH06315306A (ja) 1994-11-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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