JPH074093B2 - 移植機 - Google Patents

移植機

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JPH074093B2
JPH074093B2 JP26795586A JP26795586A JPH074093B2 JP H074093 B2 JPH074093 B2 JP H074093B2 JP 26795586 A JP26795586 A JP 26795586A JP 26795586 A JP26795586 A JP 26795586A JP H074093 B2 JPH074093 B2 JP H074093B2
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JP
Japan
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case
seedling
shaft
transplant
fixed
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JP26795586A
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JPS63123313A (ja
Inventor
木下  栄一郎
士郎 浅野
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、田植機や野菜移植機等の移植装置に関する
ものである。
(従来技術) 従来、実開昭61-110215号公報に開示されている通り、
単一の回転ケースに移植具を装着した移植機は公知であ
った。
(発明が解決しようとする問題点) 従来装置の構成では、上下方向に長い移植軌跡を必要と
する移植機では、回転ケースの全長を相当長くするか、
或はこの回転ケースに装着の移植具の長さを大きくしな
ければならなかった。このような構成にすると、回転ケ
ースの先端軌跡の前後方向の長さが長くなり移植具の描
く移植軌跡も前後に長い軌跡になってしまい、移植表土
面に残す植え跡穴が大きくなりすぎて移植後の苗の活着
が悪くなる問題点があった。この問題点は移植具自体の
長さを大きくする場合も同じである。
そこで、従来の単一の回転ケースを、2個の回転ケース
で構成することを考えつき、基部側の第1回転ケースに
対してこの先端側に2倍の速度で反対側に回転すること
によって回転時に前後方向では両回転ケースが側面から
みて重合し、上下方向では両ケースが連結状態で最長に
なるように伸びる構成にした。
ところが、2個の回転ケースで構成すると、従来の問題
点は解消できるが、第2回転ケースを倍速回転させるこ
とが必要なために、回転時の慣性力が大きくなりすぎて
機体側に振動を及ぼし植付け深さが一定に保持し難くな
る新たな欠点が発生することが試作テストで発見され
た。
(問題点を解決するための技術手段) この発明は、前記の問題点を解消するために、次の構成
とした。
即ち、適宜伝動回転される第1回転ケース35の先端側外
側に、第2回転ケース45を該第1回転ケース35とは反対
側に2倍速で伝動回転するように構成し、この第2回転
ケース45の先端側外側に移植具51を装着した移植装置に
おいて、前記第1回転ケース35の全長Lが第2回転ケー
ス45の全長lよりも長く構成してなる移植機とした。
(発明の作用および効果) この発明によると、移植具51が描く移植軌跡Pを上下方
向に長く、前後方向に極めて短く描かせることができ、
移植表土面に残される移植時の植え跡穴を小さくできて
移植後の苗の活着を良好にできるものでありながら、高
速回転を余儀なくされる第2回転ケース45の全長を短く
することによって作動時の回転による慣性力を小さくし
て機体の振動が小さくなり、苗移植深さを安定させるこ
とができた。
(実施例) この発明の一実施例である野菜移植機を、図面に基づき
詳細に説明する。
1はミッションケースで、左右両側に下方に向う車輪伝
動ケース2・2を設け、左側よりの中間部に後方上方に
向う伝動ケース3を設けている。
4はエンジンで、前記ミッションケース1の前側に直結
されている。
5・5は車輪を示す。
6は移植伝動ケースで、前記伝動ケース3の先端側の外
側に基部が固着され、先端側が後方に延設されている。
7はハンドル支持杆で、前記ミッションケース1の右側
部に基部が取付けられて先端側が後方上方に向けて延ば
されている。
8は補強杆で、前記移植伝動ケース6とハンドル支持杆
7とを互いに連結している。
9はリードカム軸で、基端側が前記伝動ケース3の先端
側内に挿通支持されて伝動回転を受け、先端側が前記補
強杆8に一体的に取付けられた支持杆10に金具11を介し
て取付けられたメタル12で回転自在に支持されている。
13は苗供給台で、左右の立設枠13aと前後の底板13bとで
できた枠組みの底板空間部に前後方向に巻きかけられて
張設される苗移送ベルト14を設けた構造になっている。
15はベルト巻回ロールである。
尚、後方のベルト巻回ロール15は、ラチェット機構16を
介して駆動されるようになっていて、その駆動レバー17
が左右両側に設けられている。
18は回転子で、前記リードカム軸9に一体に設けられて
左右外側に突出する軸19に止着されている。
20はリードメタルで、前記リードカム軸9に挿通されて
いて、該リードカム軸9のリード溝に係合するリード爪
を装備し、このリードメタル20を前記苗供給台13の後方
底板13bに止着している。
そして、リードカム軸9の回転によってリードメタル20
を介し苗供給台13が左右に往復横移動され、横端になる
と駆動レバー17が回転子18に係合して回動され、ラチェ
ット機構16を介してベルト巻回ロール15を回転するよう
に設けられている。
21は苗受枠で、前記苗供給台13の後端側にあって、前記
移植伝動ケース6とハンドル支持杆7に金具22を介して
取付けられ、左右中央部には苗取出口23が設けられてい
る。
24・25は苗供給台13の支持レールを示す。
26はループハンドルで、基部が移植伝動ケース6とハン
ドル支持杆7の後端部に止着されている。
27は第1固定軸で、前記移植伝動ケース6の先端側の内
部に架設されて該伝動ケース6に固着されたメタル28に
キーとコッターピンとで固着し、先端をケース6の外方
に突出させている。29はスプロケットで前記固定軸27に
遊転自在に嵌合され、エンジン4側からチエン30を介し
て伝動回転させるように設けられている。
31は連動筒で、前記移植伝動ケース6に回転自由に軸受
されていて、その基端側を前記スプロケット29のボス部
に一体的に取付け、先端側を外方に突出ならしめてい
る。
32は軸受メタル、33はベアリング、34はオイルシールを
示す。
35は第1回転ケースで、前記連動筒31に基部側の側面が
ボルト36で固着されていて前記固定軸27の軸芯のまわり
に回転されるように構成されている。
37は前記固定軸27の先端に一体に設けられた第1太陽ギ
ヤーで、前記第1回転ケース35内に配置されている。38
は第1中間遊星ギヤーで、前記太陽ギヤー37に噛合って
いる。39は第2固定軸で、前記第1回転ケース35の先端
側内部に貫通して支持され、その基部側が前記第1回転
ケースの側面部でキー40とコッターピン41とで該第1回
転ケース35に固着されている。42は前記第1中間遊星ギ
ヤー38に噛み合う第1遊星ギヤーで、前記第2固定軸39
に回転自在に嵌合されている。そして、この第1遊星ギ
ヤー42のボス部に一体に第2連結筒43を構成して、これ
にメタル44を一体に固着している。
45は第2回転ケースで、基部側の外側が前記第2連結筒
43に一体のメタル44にボルト46で固着されていて、前記
第2固定軸39の軸芯のまわりに前記第1回転ケース35と
反対側に2倍の速度で回転されるように構成されてい
る。即ち、第1太陽ギヤー37の歯数に対して第1遊星ギ
ヤー42の歯数が1/2枚になるように構成している。尚、
前記第2固定軸39は第2回転ケース45内に挿通されてい
る。
47は第2回転ケース45内の前記第2固定軸39に止着され
た第2太陽ギヤーを示す。48は第2中間遊星ギヤー、49
は第2遊星ギヤーで、前記第2中間遊星ギヤー48に噛合
っていてその支軸がこのギヤー49と一体で外方に突出す
る移植具取付け軸50になっている。
そして、この第2回転ケース45内の第2太陽ギヤー47の
歯数に対して第2遊星ギヤー49の歯数は2倍の枚数に構
成されていて、前記第1回転ケース35内の各ギヤーのモ
ジュールに比較して小なるモジュールのギヤーに構成
し、この第2回転ケース45が第1回転ケース35に比べて
一段と小型になるように構成している。即ち、第1回転
ケース35の全長Lに対して第2回転ケース45の全長がl
になっている。
移植具51は、前記移植具取付け軸50にキー54とコッター
ピン55とで固着されたメタル52を介して固着されてい
て、内部が中空になった箱状の移植具本体に、移植固定
爪53aと移植可動爪53bとからなる移植爪53を装着し、移
植具本体の内部に前記移植可動爪53bの作動機構を設け
ている。
前記移植可動爪53bは、前記ケース51aに回動自在に取付
けられた上下方向の軸56に取付けられていて、前記ケー
ス51aにボルトで固着されている移植固定爪53aに対して
左右の間隔が拡縮可能に設けられている。
57は開閉カムで、前記移植具取付け軸50を覆う外套軸58
に一体に設けられ、この外套軸58は前記第2回転ケース
45に一体的に取付けられている。
59はカムフロワで、前記軸56に固着され、ばね60で前記
開閉カム57に圧接ならしめ、カム57の回転によって軸56
が回動するように設けている。
そして、前記の第1回転ケース35の回転数に対して第2
回転ケース45の回転数が前述の通り丁度2倍になるよう
に設けられているが、両者の回転ケース35・43が直線状
に伸びきる時には両回転ケース35・43とも略上下方向に
向い、両者の回転ケース35・43が直線状に伸びないで屈
折状になっている時に前後方向に向うように構成してい
る。
また、移植具51の移植爪の先端が描く軌跡Pは前後方向
に狭くて上下方向に長い閉ループ状になる。
尚、可動移植爪53bの作動は、移植爪が上方から前記苗
受枠21の苗取出口23に介入して苗を取り出すときに固定
移植爪53a側へばね60に抗して回動し、その後、そのま
まの状態で下端に至り、土壌面に突込んだときに開かれ
るように前記カム57の形状によって構成している。
苗押下げ機構を説明すると、前記移植具51のケース51a
内に、移植具取付け軸50に押出しカム61を開閉カム57に
並べて取付け、前記軸50と平行に軸架した押出駆動軸62
にカム61にばねで弾圧して当接作動するカムフロワ63を
設け、該カム61の回転によって押出駆動軸62が正、逆回
転するよう設けている。
そして、この押出駆動軸62の一端を前記ケース51aの外
方へ突出ならしめ、この外側軸部に揺動金具64を止着
し、ケース51aの後方側にこのケース51aと一体のブラケ
ット65に揺動アーム66を取付け、押出体を取付ける押出
取付杆67の基部を前記揺動アーム66に枢結し、前後中間
を揺動金具64に枢結して押出取付杆67の先端側が一次的
に上下揺動するよう構成している。
そして、この押出取付杆67の先端に、弾性部材としての
板バネで造られた苗押出体68,68の基部を固着し、この
板バネからなる苗押出体68,68の先端が前記固定移植爪5
3aと可動移植爪53bの内壁面下端側に常時圧接するよう
設け、可動移植爪53bの作動で両爪53aと53bとの間隔が
開く場合に苗押出体68が同時にその開きに伴って開き、
閉じるときも同じく閉じるようになっている。尚、この
苗押出体68は固定移植爪53a側にのみ設けてもよいこと
勿論である。
次に、上例の作用を説明すると、移植機の車輪5、5が
圃場の移植畝を跨ぐようにセットした後、苗供給台13に
土付マット状の苗あるいは縦、横にポット容器が所定の
間隔で連設されている紙製の育苗器で育生されたポット
状の苗Aを載置収容した後、エンジン4で回転各部を伝
動回転すると、車輪5、5の回転により機体が推進され
る。
苗供給台13は、リードカム軸9の回転により、リードメ
タル20を介して左右方向に往復揺動される。従って、後
端側に位置する苗Aが苗受枠21に受けられた状態で左右
に移動され、苗取出口23に苗が繰り出される。
一方、エンジン側から第1固定軸27に遊着されたスプロ
ケット26が回転されると、第1回転ケース35が時計方向
に該スプロケット26によって回転され、第2回転ケース
45は第1回転ケース35内のギヤー伝動によって反時計方
向に2倍の速度で回転され、更に、移植具51は第2回転
ケース45に実質的に固着の第2太陽ギヤー47によって遊
星回転をうける第2遊星ギヤー49を介して伝動回転さ
れ、この移植具51自体の姿勢が常に一定の姿勢に保持さ
れる。
そして、前記移植具51に装着の移植爪53の先端が上下方
向に長くて前後方向に短い閉ループ状の移植軌跡Pを描
いて運動し、伝動ケース6側の第1回転ケース35の全長
Lは長いけれども、このケース35はゆっくりと回転する
から機体側に大きな振動を及ぼさないですみ、第2回転
ケース45は高速回転するが、これは全長1が短くて小型
に構成されているからこれも機体側に大きな振動を及ぼ
さずにすみ、全体としてスムーズな作動状態になる。
このような移植軌跡Pを描く移植爪53は、前記苗受枠21
の苗取出口23に上側から介入し、固定移植爪53aと可動
移植爪53bとの間に苗が挟まれる。
このとき、苗押出体68,68は第7図のように、移植爪53
の下端よりも相当上方にあって待期した状態にあり、カ
ム57とカムフロワ59とによって可動移植爪53bが閉じる
側に作動され苗Aがしっかりと挟持される。
このとき、可動移植爪53b側に接当する苗押出体68も同
時に該可動移植爪53bの作動で閉じ側に作動される。
そして、このままの状態で可動され、移植爪53が畝上の
土壌面に突込み、同時に可動移植爪53bが外方へ開くこ
とになる。そして、実質的に挟持されていた苗Aが土壌
面内で開放されて移植されるが、苗Aと移植爪53との附
着力が大きいとき、移植爪53の上動によって苗Aが持上
げられようとする。この時点において、カム61の段部に
カムフロワ63がばねの弾圧で落ち込み押出駆動軸62が回
動される。したがって、揺動金具64が急速に回動し押出
取付杆67を介して苗押出体68,68が急下降する。このた
め、移植爪53の内壁面がその先端で擦られ、附着して持
上げられようとする苗が土壌面下へ押込まれることにな
る。したがって、苗Aは持げられることなく正確に移植
されると同時に、移植爪53の内面はきれいに掃除され、
次の苗分割時に苗が的確に挟持されることになる。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示したもので、第1図は側
面図、第2図は平面図、第3図は伝動構成を示した断面
図、第4図は要部の平断面図、第5図は要部の側面図、
第6図は要部の正面図、第7図は要部の平断面図、第8
図は要部の側断面図を示す。 図中記号、35は第1回転ケース、45第2回転ケース、51
は移植具をはを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜伝動回転される第1回転ケース35の先
    端側外側に、第2回転ケース45を該第1回転ケース35と
    は反対側に2倍速で伝動回転するように構成し、この第
    2回転ケース45の先端側外側に移植具51を装着した移植
    装置において、前記第1回転ケース35の全長Lが第2回
    転ケース45の全長1よりも長く構成してなる移植機。
JP26795586A 1986-11-10 1986-11-10 移植機 Expired - Lifetime JPH074093B2 (ja)

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JP26795586A JPH074093B2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10 移植機

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Publication Number Publication Date
JPS63123313A JPS63123313A (ja) 1988-05-27
JPH074093B2 true JPH074093B2 (ja) 1995-01-25

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ID=17451917

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