JP2003274709A - 野菜移植機 - Google Patents

野菜移植機

Info

Publication number
JP2003274709A
JP2003274709A JP2002078179A JP2002078179A JP2003274709A JP 2003274709 A JP2003274709 A JP 2003274709A JP 2002078179 A JP2002078179 A JP 2002078179A JP 2002078179 A JP2002078179 A JP 2002078179A JP 2003274709 A JP2003274709 A JP 2003274709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seedling
planting
seedlings
locus
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002078179A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3821735B2 (ja
Inventor
Tomohiro Takeyama
智洋 竹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP2002078179A priority Critical patent/JP3821735B2/ja
Publication of JP2003274709A publication Critical patent/JP2003274709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3821735B2 publication Critical patent/JP3821735B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗載台から苗を取出すのに必要とする
略3角形状の植付表示軌跡Kをロータリ部材30・31
及び回転アーム32・33などの組合せで形成する爪駆
動機構88によって簡単に形成して、単一の苗植付爪2
3で苗Nの取出しから苗Nの植付けまでの一連の植付作
業を容易に可能とさせる。 【解決手段】 苗載台21の苗Nを取出して圃場に植
付ける苗植付爪23を設け、苗植付爪23の支点部40
を略3角形状の軌跡Kで移動させると共に、支点部40
を中心として苗植付爪23を首振りさせて苗植付爪23
先端を苗植付軌跡Aで移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗トレイから1株分
の玉ネギ、葉ネギ、白ネギなどの野菜苗を取出して圃場
に植付けるようにした野菜移植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、苗載台の苗トレ
イから1つの苗取出爪によって取出した苗を1つの苗植
付爪に受継いで1条分の苗植付けを行う苗取出爪と苗植
付爪とによる受継方式の野菜移植機があるが、この受継
方式の場合苗取出爪と苗植付爪それぞれの駆動を必要と
するばかりでなく、同期させる必要があるため構造が極
めて複雑化すると共に、苗取出爪より苗植付爪に苗受継
時には苗姿勢に乱れを起生させ、特に高速となる程乱れ
を顕著なものとさせて、苗植付精度を低下させるなどの
不都合があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、苗
載台上の苗トレイの苗を取出して圃場に植付ける苗植付
爪を設け、苗植付爪の支点部を略3角形状の軌跡で移動
させると共に、支点部を中心として苗植付爪を首振りさ
せて苗植付爪先端を苗植付軌跡で移動させて、必要とす
る植付軌跡をロータリ部材及び回転アームなどの組合せ
で形成する爪駆動機構によって簡単に形成して、単一の
苗植付爪で苗の取出しから苗の植付けまでの一連の植付
作業を容易に可能とさせるものである。
【0004】また、苗載台の前方に苗植付爪を配設し
て、苗載台の前方で苗植付爪の苗植付運動を行わせて、
例えば機体前方に配置させるエンジンと爪駆動機構との
駆動連結構造を簡単化すると共に、苗載台前方の余剰空
間に苗植付爪及び爪駆動機構をコンパクトに組込んで構
造の簡潔化を図るものである。
【0005】さらに、略垂直に配置させた苗トレイの苗
に下側より苗植付爪を近接させて苗を保持すると共に、
保持後は苗植付爪を下方に移動させながら苗トレイより
離れるように設けて、苗植付爪で苗の保持を行う際には
爪で苗を傷つけることなく、また苗保持後にあっては上
方の苗を乱すことなくスムーズに苗トレイより苗を取出
し可能とさせて、苗の取出し精度を向上させるものであ
る。
【0006】また、苗植付爪の植付軌跡は圃場面近傍で
前方から後方に湾曲する曲線部を形成させて、走行作業
中における圃場面付近での植付軌跡(動軌跡)を略垂直
状態とさせて、圃場の植付穴を小さくし苗の植付姿勢を
良好とさせるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は移植機の全体側面図、図2は同全
体平面図、図3は移植部の駆動説明図、図4は移植部の
平面説明図であり、図中1はエンジン2を搭載する移動
機体、3は前後スライドフレーム4・5に機体1を左右
スライド自在に支持する固定フレーム、6はスライドア
ーム7を介して機体1をスライド動作させる油圧式スラ
イドシリンダ、8はミッションケース9からの駆動横軸
10に左右伝動ケース11を介し上下揺動自在に支持す
る左右の後車輪、12は前記固定フレーム3の前端側に
アクスルフレーム13を介し上下揺動自在に支持する左
右の前車輪、14は固定フレーム3後端側のスイング軸
15を介し前後車輪12・8を上下揺動させる油圧式ス
イングシリンダ、16は機体1の後方にシャーシフレー
ム17を介し装設する苗供給装置、18は左右の後車輪
8間に装設してミッションケース9に植付クラッチケー
ス19を介して連結させる苗植付装置、20は苗供給装
置16の下方に配設する左右1対の覆土輪であり、前記
苗供給装置16の左右往復移動する苗載台21上の苗ト
レイ22より1株分のポット苗Nをヘラ形苗植付爪23
でもって挾持取出し圃場の畝面Mに直接的に植付けて、
操向ハンドル24操作による機体1の走行中に畝面Mに
一定間隔毎のポット苗Nの移植を行うように構成してい
る。
【0008】また、25は前記スイングシリンダ14を
動作させて機体1を昇降操作する昇降レバー、26は主
クラッチレバー、26aは植付クラッチレバー、27は
走行速度を変速する主変速レバー、28は機体1を左右
方向に位置調節するスライド調節レバー、29は左右後
車輪8の駆動を停止させて機体1を旋回操作する左右サ
イドクラッチレバーである。
【0009】図5に示す如く、前記苗植付爪23は、1
つの苗トレイ22に対し2つの苗植付爪23により苗N
の取出し及び植付けを行うもので、同一植付軌跡A上で
180度位相を異ならせて、1つの植付軌跡A中で2回
の苗取り及び苗植付けを行うように設けて、苗植付速度
を略2倍に増速させて高速植付作業を行うように構成し
ている。
【0010】図6乃至図16に示す如く、前記苗植付装
置18は、2つの苗植付爪23の左右両側で前後及び上
下方向に位置を異ならせて配置させる左右ロータリケー
ス30・31と左右回転アーム32・33とを備え、左
右ロータリケース30・31の内側位置で左右回転アー
ム32・33の中央を左右ロータリケース30・31の
出力軸34にそれぞれ連結させ、左右回転アーム32・
33間略中央に配置させる2つの首振カム35にそれぞ
れ連結軸36を介し左回転アーム32の両端を連結固定
させると共に、前記連結軸36外周に遊嵌させる外軸3
7に連結アーム38を介し円筒形開閉カム39を一体連
結させ、右回転アーム33の両端に連結軸40を介し揺
動アーム41の基端をそれぞれ一体連結させ、前記開閉
カム39中央の回転自在な嵌合カム軸42に揺動アーム
41先端を一体連結させて、図10に示す如く、2つの
カム軸42を結ぶラインaの中央に右ロータリケース3
1の出力軸34を一致させ、該ラインaと左回転アーム
32を平行に配置させてラインaと左回転アーム32と
2つの連結アーム38とで平行四辺形を形成し、左右ロ
ータリケース30・31の出力軸34の回転時には2つ
の連結アーム38の傾斜姿勢は一定に保った状態でライ
ンaと左回転アーム32の姿勢のみを変形(平行四辺形
を変形)させながら左右回転アーム32・33の回転を
行って、図22に示す如く、苗植付爪23を首振り自在
に支持させる右回転アーム33両端の連結軸40に略3
角状の植付基本軌跡Kを形成させるように構成してい
る。
【0011】また、前記ロータリケース30・31はシ
ャーシフレーム17の固定ブラケットなどに駆動受軸4
3の取付板44を固定させ、植付クラッチケース19の
出力軸45にスプロケット46・47及びチェン48を
介し連結する植付駆動軸49を前記受軸43に支持さ
せ、左右ロータリケース30・31内の受軸43にサン
ギヤ50を固定させ、前記出力軸34のプラネタリギヤ
51に中間軸52のアイドルギヤ53を介してサンギヤ
50を連結させ、プラネタリギヤ51とアイドルギヤ5
3とを同一歯数に、サンギヤ50とこれらギヤ51・5
3のギヤ比を3:2に形成して、ロータリケース30・
31が一方向に1回転するとき出力軸34を逆方向に1
/2回転させるように構成している。
【0012】さらに、右回転アーム33両端の連結軸4
0に回動自在に取付ける筒軸54に爪受台55の基端を
固定させ、左回転アーム32両端の連結軸36に長孔5
6を介し連結させる首振りアーム57一端側の軸58と
爪受台55の先端とをローラ59を介し連結させ、爪受
台55に左右爪軸60・61及び左右開閉板62・63
を介し苗植付爪23の左右爪体64・65を連結させ、
前記首振りカム35の外周カム面35aに転接させるカ
ムローラ66をローラ軸67を介して首振りアーム57
の長孔56と軸58間に取付け、首振りアーム57の軸
58を中心とした他端側と前記外軸37の固定アーム6
8間に引張バネ69を張設して、バネ69力によりカム
ローラ66を常時当接させる首振りカム35の作用でも
って苗植付爪23に首振り動作を行わせるように構成し
ている。
【0013】また、左右開閉板62・63は爪軸60・
61外側の各受筒70を介し爪受台55に回動自在に支
持させると共に、左右開閉板62・63及び爪軸60・
61にそれぞれ固定する凹凸状の左右カム板71・72
を係合連結させ、前記連結軸40外側に左右摺動自在に
嵌合させる摺動筒73に左開閉板62の前延出部62a
を係合連結させ、前記開閉カム39の円周カム溝74に
一端を係合させるカム従動部材75を摺動筒73に固定
させ、受筒70外側の爪受台55と右カム板72間に閉
用捩りコイルバネ76を設けて、開閉カム39の作用で
もって左右爪体64・65の開閉動作を行わせるように
構成している。
【0014】さらに、左右爪体64・65の先端間にT
字形の苗押出板77を配置させるもので、苗押出ロッド
78先端に苗押出板77を固定させ、前記筒軸54に固
設するロッド受け79に苗押出ロッド78の基端を摺動
自在に支持させると共に、ロッド78の固定バネ座80
とロッド受け79間に圧縮バネ81を介設して、苗取出
し時に苗トレイ22に進入する苗取出爪23の進入力を
利用してバネ81を圧縮し、左右爪体64・65の開放
時にはバネ81力で爪体64・65に保持する苗Nの放
出を助長させるように構成している。
【0015】また、前記苗植付装置18の後部下方に左
右覆土輪20を配置させるもので、シャーシフレーム1
7側に連結するブラケット82に調節板83及び調節ボ
ルト84を介し上下位置調節自在に覆土輪20を支持さ
せて、植付直後の苗Nに覆土輪20で覆土を行うように
構成している。
【0016】そして、ガイドローラ85などを介し左右
方向にスライド自在に支持する苗載台21を進行方向に
対し機体後部に配設させ、取出位置付近で苗トレイ22
は略垂直姿勢に保持して苗トレイ22の開口取出側を前
方に臨ませ、苗載台21前方に配置させる苗植付装置1
8の苗植付爪23を前方より略水平に苗トレイ22のポ
ット内に突入させて苗Nの取出しを行うもので、図9、
図10、図17乃至図20に示す如く、左右ロータリケ
ース30・31が駆動軸49を中心として時計方向(実
線矢印方向)に1回転するとき、左右回転アーム32・
33を出力軸34を中心として反時計方向(破線矢印方
向)に1/2回転させて、前記ラインaと左回転アーム
32と2つの連結アーム38とで形成する平行四辺形を
変形させて、略3角形の植付基本軌跡Kで苗植付爪23
の首振り中心となる軸40を上下運動させ、軌跡Kの上
部及び下部付近では前記首振りカム35によって苗植付
爪23の姿勢を上向き(略水平)及び下向き(略垂直)
に変化させ、苗植付爪23先端を略楕円形の植付軌跡A
で上下動させて、苗トレイ22から苗を取出してから圃
場の畝面Mに植付けるまでの一連の植付作業を単一の苗
植付爪23で行うものである。
【0017】また、前記植付軌跡Aは上部の苗取出位置
及び下部の苗植付位置で後方及び下方に突出させ、苗取
出位置から苗植付位置中間までの間では前方に緩やかな
下り傾斜に、中間位置より苗取出位置までの間では略垂
直に、苗植付位置より苗取出位置までの間では後上り傾
斜に形成して、略垂直の苗トレイ22に対し苗トレイ2
2の下側より苗植付爪23が近づいて、爪23で苗を傷
つけることなく苗Nを後方に抜出し、抜出した苗Nは爪
23の下側前方への移動によって苗トレイ22上方の苗
Nを乱すことなくスムーズに苗トレイ22より離れて、
苗Nの植付付近では苗姿勢を略垂直とさせた良好な苗N
の植付けを行うように構成している。
【0018】1つの苗植付爪23が植付軌跡Aの1つの
ループを形成させるために、左右ロータリケース30・
31を時計方向に2回転、左右回転アーム32・33を
反時計方向に1回転させ、左右ロータリケース30・3
1の2回転及び左右回転アーム30・31の逆方向の1
回転によって2つの苗植付爪23で2回の植付けが行わ
れるもので、図17の苗植付爪23位置を植付軌跡Aの
0゜及び180゜状態とし、これより左右ロータリケー
ス30・31を時計方向に90゜回転させるとき図18
に示す如く、苗植付爪23は軌跡A上を反時計回りに移
動し、0゜及び180゜位置より45゜及び225゜位
置に変化し、さらにケース30・31を180゜或いは
270゜まで回転させるときには図19、図20に示す
如く、苗植付爪23は90゜・270゜或いは135゜
・315゜位置まで変化し、ケース30・31を1回転
させるとき図17の状態に戻り、ケース30・31の2
回転によって1つの苗植付爪23が1つの植付軌跡Aの
ループを完了するものである。
【0019】また、前記植付軌跡Aは圃場面付近で後方
に小さく湾曲させた曲線部A1を形成して、図21に示
す如く畝面M付近での動軌跡Bを略垂直B1状態とさせ
て、畝面Mの植付穴を小さくして苗Nの植付姿勢を良好
とさせている。
【0020】ところで図7、図13に示す如く、植付軌
跡A上の苗植付爪23が苗Nを植付けてから元の苗取出
位置までの戻り行程間で植付苗Nより上方位置に掃除用
ブラシ86などスクレーパ87を配備させ、苗Nの取出
しから植付けまで行う苗植付爪23にあって土中突入時
に爪23に付着する泥土などを苗植付爪23の開いた戻
り行程中にブラシ86で効果的に除去し苗取出し時に悪
影響を与えるなどの不都合を防止している。なおスクレ
ーパ87としてブラシ86の他、ゴム板、弾性板など何
れを用いても良い。
【0021】上記からも明らかなように、苗載台21の
苗Nを取出して圃場に植付ける苗植付爪23を設け、苗
植付爪23の支点部である連結軸40を略3角形状の軌
跡Kで移動させると共に、連結軸40を中心として苗植
付爪23を首振りさせて苗植付爪23先端を苗植付軌跡
Aで移動させたことによって、必要とする植付軌跡Aを
ロータリ部材であるロータリケース30・31及び回転
アーム32・33などの組合せで形成する爪駆動機構8
8によって簡単に形成して、単一の苗植付爪23で苗N
の取出しから苗Nの植付けまでの一連の植付作業を容易
に可能とさせることができる。
【0022】また、苗載台21の前方に苗植付爪23を
配設して、苗載台21の前方で苗植付爪23の苗植付運
動を行わせたことによって、例えば機体前方に配置させ
るエンジン2と爪駆動機構88との駆動連結構造を簡単
化すると共に、苗載台21前方の余剰空間に苗植付爪2
3及び爪駆動機構88をコンパクトに組込んで構造の簡
潔化を図ることができる。
【0023】さらに、略垂直に配置させた苗トレイ22
の苗Nに下側より苗植付爪23を近接させて苗Nを保持
すると共に、保持後は苗植付爪23を下方に移動させな
がら苗トレイ22より離れるように設けたことによっ
て、苗植付爪23で苗Nの保持を行う際には爪23で苗
Nを傷つけることなく、また苗保持後にあっては上方の
苗Nを乱すことなくスムーズに苗トレイ22より苗Nを
取出し可能とさせて、苗Nの取出し精度を向上させるこ
とができると共に、作業中の苗植付爪23の植付軌跡A
は圃場面近傍で前方から後方に湾曲する曲線部A1を形
成させたことによって、走行作業中における圃場面付近
での植付軌跡(動軌跡B)を略垂直B1状態とさせて、
圃場の植付穴を小さくし苗の植付姿勢を良好とさせるこ
とができる。
【0024】また、苗載台21上の苗トレイ22の苗N
を取出して圃場に植付ける苗植付爪23を設け、進行方
向に対し苗植付爪23の後方に苗載台21を配置させ、
苗植付爪23の連結軸40を略3角形状の軌跡Kで移動
させると共に、連結軸40を中心として苗植付爪23を
首振りさせて苗植付爪23先端を苗植付軌跡Aで移動さ
せ、苗載台21より前方に苗Nを取出し下方に搬送して
圃場に植付けることによって、例えば歩行形野菜移植機
にあって、前方のエンジン2部と後方の苗載台21との
間に苗植付爪23をコンパクトに組込んで、苗トレイ2
1から取出した苗Nの直接植付けを容易に可能とさせる
と共に、苗トレイ21の取出し苗Nより上方の苗Nに悪
影響を与えることなく良好に苗Nを取出してスムーズな
直接植付けを容易に可能とさせて作業の信頼性を向上さ
せることができる。
【0025】さらに、苗植付爪23を駆動する爪駆動機
構88に苗植付爪23を開閉する爪開閉カム39を装備
させることによって、苗植付爪23の軌跡Kの運動中に
運動に同調した正確な爪開閉を容易に可能とさせて、爪
駆動機構88にコンパクトに組込んだ爪開閉カム39に
よって苗Nの取出しや植付けを良好とさせることができ
る。
【0026】またさらに、苗植付爪23の植付位置直後
に覆土輪20を配置させたことによって、植付直後の苗
Nに速やかに覆土を行って苗植付姿勢など安定させて、
植付精度を向上させることができる。
【0027】また、苗載台21上の苗トレイ22の苗N
を取出して圃場に植付ける苗植付爪23を設け、苗植付
爪23を中心として左右両側に配置させるロータリケー
ス30・31に回転アーム32・33を介して苗植付爪
23を連結させて、苗植付爪の支点部を略3角形状の軌
跡Kで移動させると共に、支点部を中心として苗植付爪
を首振りさせて苗植付爪先端を苗植付軌跡Aで移動させ
たことによって、苗載台21から苗を取出して圃場に植
付けるまでの一連の植付軌跡Aをロータリケース30・
31と回転アーム32・33の組合せからなる植付爪駆
動機構88で容易に形成して、植付作業の効率向上化と
植付爪駆動構造の簡略化を図ることができると共に、同
一の植付軌跡A上で180度位相を異ならせる2つの苗
植付爪23を左右のロータリケース30・31間に配設
させたことによって、180度位相を異ならせる2つの
苗植付爪によって植付速度を高速とさせた植付を容易に
可能とさせることができる。
【0028】さらに、左右2つのロータリケース30・
31は前後及び上下方向で位置を異ならせて配置させ、
左右回転アーム32・33の中央を左右ロータリケース
30・31にそれぞれ連結させると共に、回転アーム3
2・33の両端を連結アーム38に平行4辺形状に連結
させたことによって、ロータリケース30・31の回転
時に回転アーム32・33両端の苗植付爪23の支持部
(軸40)に略3角形状の軌跡Kを形成させて、回転運
動するロータリケース30・31と位置姿勢を常に維持
させる連結アーム38とによって、必要とする植付軌跡
Aを容易に形成することができる。
【0029】また、ロータリケース30・31の一方向
の2回転に対し回転アーム32・33を逆方向に1回転
させて、1つの苗植付爪23に対し1回の軌跡運動を行
わせたことによって、ロータリケース30・31と回転
アーム32・33の正逆回転の組合せで必要とする植付
軌跡Aを容易に形成して、苗載台21から苗Nを取出し
て圃場に植付けるまでの一連の植付作業を容易に可能と
させることができると共に、回転アーム32・33先端
に苗植付爪23を揺動自在に取付けたことによって、ロ
ータリケース30・31と回転アーム32・33の正逆
回転及び苗植付爪23の揺動の組合せで必要とする植付
軌跡Aを正確に形成して、作業の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、苗載台21上の苗トレイの苗Nを取出して圃場に植
付ける苗植付爪23を設け、苗植付爪23の支点部40
を略3角形状の軌跡Kで移動させると共に、支点部40
を中心として苗植付爪23を首振りさせて苗植付爪23
先端を苗植付軌跡Aで移動させたものであるから、必要
とする植付軌跡Aをロータリ部材30・31及び回転ア
ーム32・33などの組合せで形成する爪駆動機構88
によって簡単に形成して、単一の苗植付爪23で苗Nの
取出しから苗Nの植付けまでの一連の植付作業を容易に
可能とさせることができるものである。
【0031】また、苗載台21の前方に苗植付爪23を
配設して、苗載台21の前方で苗植付爪23の苗植付運
動を行わせたものであるから、例えば機体前方に配置さ
せるエンジン2と爪駆動機構88との駆動連結構造を簡
単化すると共に、苗載台21前方の余剰空間に苗植付爪
23及び爪駆動機構88をコンパクトに組込んで構造の
簡潔化を図ることができるものである。
【0032】さらに、略垂直に配置させた苗トレイ22
の苗Nに下側より苗植付爪23を近接させて苗Nを保持
すると共に、保持後は苗植付爪23を下方に移動させな
がら苗トレイ22より離れるように設けたものであるか
ら、苗植付爪23で苗Nの保持を行う際には爪23で苗
Nを傷つけることなく、また苗保持後にあっては苗トレ
イ上方の苗Nを乱すことなくスムーズに苗トレイ22よ
り苗Nを取出し可能とさせて、苗Nの取出し精度を向上
させることができるものである。
【0033】また、苗植付爪23の植付軌跡Aは圃場面
近傍で前方から後方に湾曲する曲線部A1を形成させた
ものであるから、走行作業中における圃場面付近での植
付軌跡(動軌跡B)を略垂直B1状態とさせて、圃場の
植付穴を小さくし苗の植付姿勢を良好とさせることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体側面図。
【図2】全体平面図。
【図3】移植部の駆動説明図。
【図4】移植部の平面説明図。
【図5】移植部の側面説明図。
【図6】苗植付装置の駆動説明図。
【図7】苗植付装置の側面説明図。
【図8】苗植付装置の平面説明図。
【図9】苗植付爪部の側面説明図。
【図10】回転リンク部の説明図。
【図11】ロータリケース部の平面説明図。
【図12】首振りカム部の側面説明図。
【図13】苗植付爪部の平面説明図。
【図14】苗植付爪部の平面説明図。
【図15】爪開閉部の説明図。
【図16】カム板部の説明図。
【図17】苗植付爪の0゜、180゜位置の説明図。
【図18】苗植付爪の45゜、225゜位置の説明図。
【図19】苗植付爪の90゜、270゜位置の説明図。
【図20】苗植付爪の135゜、315゜位置の説明
図。
【図21】苗植付爪の動軌跡の説明図。
【図22】苗植付爪の基本軌跡の説明図。
【符号の説明】 21 苗載台 22 苗トレイ 23 苗植付爪 40 連結軸(支点部) A 植付軌跡 A1 曲線部 K 植付基本軌跡 N 苗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗載台上の苗トレイの苗を取出して圃場
    に植付ける苗植付爪を設け、苗植付爪の支点部を略3角
    形状の軌跡で移動させると共に、支点部を中心として苗
    植付爪を首振りさせて苗植付爪先端を苗植付軌跡で移動
    させるように設けたことを特徴とする野菜移植機。
  2. 【請求項2】 苗載台の前方に苗植付爪を配設して、苗
    載台の前方で苗植付爪の苗植付運動を行わせるように設
    けたことを特徴とする請求項1記載の野菜移植機。
  3. 【請求項3】 略垂直に配置させた苗トレイの苗に下側
    より苗植付爪を近接させて苗を保持すると共に、保持後
    は苗植付爪を下方に移動させながら苗トレイより離れる
    ように設けたことを特徴とする請求項1記載の野菜移植
    機。
  4. 【請求項4】 苗植付爪の植付軌跡は圃場面近傍で前方
    から後方に湾曲する曲線部を形成させたことを特徴とす
    る請求項1記載の野菜移植機。
JP2002078179A 2002-03-20 2002-03-20 野菜移植機 Expired - Fee Related JP3821735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002078179A JP3821735B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 野菜移植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002078179A JP3821735B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 野菜移植機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003274709A true JP2003274709A (ja) 2003-09-30
JP3821735B2 JP3821735B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=29205973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002078179A Expired - Fee Related JP3821735B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 野菜移植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3821735B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008154533A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Kubota Corp 移植機の苗取り出し装置
JP2009261343A (ja) * 2008-04-26 2009-11-12 Iseki & Co Ltd 野菜苗移植機
JP2019103419A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 ヤンマー株式会社 苗移植機
WO2022262625A1 (zh) * 2021-06-17 2022-12-22 北京有竹居网络技术有限公司 移动机器人

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008154533A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Kubota Corp 移植機の苗取り出し装置
JP2009261343A (ja) * 2008-04-26 2009-11-12 Iseki & Co Ltd 野菜苗移植機
JP2019103419A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 ヤンマー株式会社 苗移植機
WO2022262625A1 (zh) * 2021-06-17 2022-12-22 北京有竹居网络技术有限公司 移动机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP3821735B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003274709A (ja) 野菜移植機
JP3566407B2 (ja) 苗移植機
JP3821736B2 (ja) 野菜移植機
JP3821737B2 (ja) 野菜移植機
JP2003274713A (ja) 野菜移植機
JP3821738B2 (ja) 野菜移植機
JP4303397B2 (ja) 野菜移植機
JP2001204208A (ja) 野菜移植機
JP3528107B2 (ja) 苗移植機
JP4540181B2 (ja) 野菜移植機
JP4126142B2 (ja) 野菜移植機
JP4010501B2 (ja) 野菜移植機
JP3689149B2 (ja) 苗移植機
JP2004049068A (ja) 野菜移植機
JP2554827Y2 (ja) 移植機の植付装置
JP4220927B2 (ja) 乗用型移植機
JP3528096B2 (ja) 苗移植機
JP4203204B2 (ja) 野菜移植機
JP2000060233A (ja) 野菜移植機
JP2005295966A (ja) 移植機
JP4056058B2 (ja) 野菜移植機
JP2001320918A (ja) 野菜移植機
JPH099738A (ja) 苗移植機
JP2000102305A (ja) 野菜移植機の移植装置
JP2001258330A (ja) 野菜移植機

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040610

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041109

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050106

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20050222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140630

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees