JP2002360015A - 苗植機 - Google Patents

苗植機

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JP2002360015A
JP2002360015A JP2001168310A JP2001168310A JP2002360015A JP 2002360015 A JP2002360015 A JP 2002360015A JP 2001168310 A JP2001168310 A JP 2001168310A JP 2001168310 A JP2001168310 A JP 2001168310A JP 2002360015 A JP2002360015 A JP 2002360015A
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JP
Japan
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seedling
planting
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pair
seedlings
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Application number
JP2001168310A
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English (en)
Inventor
Eiichiro Kinoshita
木下  栄一郎
Shiro Katsuno
勝野  志郎
Tamaki Kubo
環 久保
Hajime Kitte
切手  肇
Makoto Utsuno
眞 宇都野
Shigeru Kumakura
成 熊倉
Masami Muranami
村並  昌実
Hajime Odagiri
小田切  元
Masahiro Takemoto
竹本  雅浩
Kenji Yasuda
賢司 安田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複条植形態の苗植機においてターンテーブル
や苗植具等の配置構成を簡潔化する。 【解決手段】 旋回周部に沿って苗カップ1を配置して
旋回する左右一対のターンテーブル2,3を軸装するテ
ーブル位置A、これら各ターンテーブル2,3の苗カッ
プ1から苗植具へ苗供給する苗供給位置B、及びこれら
各苗供給位置で受けた苗を土壌面へ植付る左右一対の苗
植具の苗植配置位置Cを、各々機体5の進行方向の同位
置に配置したことを特徴とする苗植機の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、苗植機に関する
もので、苗植具で土壌面、乃至マルチフィルムの敷設さ
れた土壌面に苗植を行うものである。特に野菜苗や、た
ばこ苗等の移植を行う場合に好適に利用される。
【0002】
【従来の技術】苗植具を所定の植付軌跡に昇降させて、
上部でターンテーブルからの苗供給を受けた苗を保持し
て、下部の土壌面に苗植穴を形成しながら苗植付を行う
構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多数の苗カップを配置
したターンテーブルから苗植具へ苗供給する形態の苗植
機で、複条植形態の構成とするとき、このターンテーブ
ルが横方向への幅を広く占めるため、構成が煩雑化にな
り易いものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、旋回周部に沿って苗カップ1を配置して旋回する左
右一対のターンテーブル2,3を軸装するテーブル位置
A、これら各ターンテーブル2,3の苗カップ1から苗
植具4へ苗供給する苗供給位置B、及びこれら各苗供給
位置で受けた苗を土壌面へ植付る左右一対の苗植具4の
苗植配置位置Cを、各々機体5の進行方向の同位置にし
て配置したことを特徴とする苗植機の構成とする。
【0005】請求項2に記載の発明は、開閉される一対
の植付片6からなる苗植具4複数基を植付リンク7で一
体的に昇降すると共に、各苗植具4の開度調節側の植付
片6相互間を連結したことを特徴とする苗植機の構成と
したものである。請求項3に記載の発明は、苗植付作動
で土壌面に差し込んで開きながら苗植穴を形成する苗植
具4の内側に、これと一体的に昇降しながら保持した苗
を該苗植穴内に植付る内植具8を有すると共に、この苗
植具4は、植付軌跡の上死点部で適宜小間隔に開いた状
態とし、上昇行程では該内植具8の開きを摺接させた状
態で下死点部での開きよりも大きく開くことを特徴とす
る苗植機の構成としたものである。
【0006】請求項4に記載の発明は、苗植付作動で土
壌面に差し込んで苗植穴を形成しながら苗植を行う一対
の植付片6の開閉縁9部を部分的に当接させて閉鎖させ
ることを特徴とする苗植機の構成としたものである。
【0007】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、左右一対のタ
ーンテーブル2,3を配置して、苗供給幅を広くして、
苗植具4に対する苗供給乃至苗補給容量を増すと共に、
これら左右一対のテーブル位置Aや、これによる各苗カ
ップ1から苗植具4への苗供給位置B、及び各苗植具4
の苗植配置位置C等が、機体5の進行方向に対して同位
置にして配置されるため、各部の伝動機構が簡単であ
り、各植付条間の苗植付位置を揃えることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、苗の大小や、苗
床の有無等の形態に応じて植付片6の開度を調節すると
きは、この開度調節側の植付片6の開度を調節すること
により、複数基の各苗植具4の植付片6が一体的に調節
されるため、同量開度調節を一箇所で簡単に行うことが
でき、構成も簡単化できる。
【0009】請求項3に記載の発明は、苗植具4が植付
軌跡の上死点部では完全に閉鎖しないで適宜小間隔に開
いた状態にあるため、閉鎖するときに衝撃音を発しな
い。この苗植具4に小間隔を有するも、苗は内植具8に
よって保持されるため正確な姿勢に維持される。苗植具
4が土壌面に差し込まれるときは、完全に閉鎖させて差
込を円滑に行わせることができ、差込後に開いて苗植穴
を正確に形成できる。しかも、この苗植付後は、苗植具
4が上昇行程で更に大きく開いて、内植具8の開きを摺
接させるため、この苗植具4内面を掃除することがで
き、的確な苗植付けを維持できる。
【0010】請求項4に記載の発明は、開閉する一対の
植付片6の開閉縁9は部分的に当接して閉鎖状態となる
ため、植付片6の閉鎖時に苗の一部を挾持しても閉鎖性
を良くすることができると共に、この閉鎖時の衝撃音を
減少することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明は、苗を土壌面に植付け
る苗植具と、この苗植具に苗を供給する苗カップを配置
したターンテーブルとを有する苗植機で、畝土壌面や、
マルチフィルムを敷設した土壌面への苗植付を行う形態
の作業に実施できる。ターンテーブル2,3の旋回によ
って各苗カップ1に収容されて繰り出される苗Nを苗植
具4で受けて、土壌面Eに一定深さの苗植穴Fを形成し
ながら、この苗植具4を開いて収容していた苗Nを苗植
穴Fに植付るものである。この場合、土壌面Eにマルチ
フィルムが敷設されているときは、このマルチフィルム
の上側から苗植具4を差し込んで苗植付を行わせる。
【0012】ここで、この苗植嘴形態の苗植具4を有し
た苗植機の概略構成を図面に基づいて説明する。車体等
からなる機体5の左右両側には、アクスルハウジング1
1の回りに上下回動可能の車輪伝動ケース12に駆動車
輪13を軸装し、この前方には補助輪14を配置してい
る。機体5の前部に搭載のエンジン15によって駆動車
輪13を伝動して走行できる。機体5の後方にはハンド
ル16を有し、上部には補助苗載台17を、及び後部に
は苗植具4を有して昇降する植付リンク7等を左右両側
に設け、この後上部に苗供給の苗カップ1を配置した左
右一対のターンテーブル2,3を設けている。該植付リ
ンク7を前記エンジン15から伝動することによって、
苗植具4を昇降しながら、上部位置では該ターンテーブ
ル2,3からの苗Nを受けて、下部位置では土壌面Eに
苗植穴Fを形成して苗Nを植付ける。
【0013】20は駆動車輪13を上下動するピッチン
グシリンダ、21は土壌面Eの高さを検出する接地セン
サで、該ピッチングシリンダ20の油圧回路の昇降制御
弁を連動して機体5の土壌面E上の高さを一定に維持制
御する。22はローリングシリンダで、機体5の左右の
傾斜を検出する傾斜センサと連動して、機体5を左右水
平状に制御する。23は左右一対の鎮圧輪で、苗植付後
の苗植穴Fの左右両側部の土壌面Eを鎮圧して、苗植付
姿勢を固定するものである。
【0014】前記各ターンテーブル2,3には多数の苗
カップ1が配置されて、運転者が補助苗載台17から取
出す野菜苗Nを苗カップ1に補給する。このターンテー
ブル2,3は、植付リンク7の昇降作動毎に一定角度間
欠的に旋回して、各苗カップ1を苗植具4の苗受位置上
へ対向させる。
【0015】前記植付リンク7は、車体10側の定位置
に取付けられた伝動ケース25,26,27に、前後一
対のクランクアーム28,29がそれぞれダブルクラン
ク形態に上下揺動するように構成されて、このクランク
アーム28,29の後端部間に亘って苗植具4が取付け
られる。前部のクランクアーム28は、クランク軸30
の回転によって上下揺動される。この基部は揺動アーム
31に連結される。また後部のクランクアーム29はク
ランク軸32の回転によって上下揺動される。この基部
は揺動アーム33に連結される。
【0016】これら両クランクアーム28,29の後端
間に前後水平状の連結リンク34が連結される。該クラ
ンク軸30,32が同位回転することによって、クラン
クアーム28,29が上下に揺動されて、連結リンク3
4が水平姿勢を維持して昇降される。
【0017】該連結リンク34両端のクランクアーム2
8,29との連結ピン35,36回りに前後一対の取付
ブラケット37が取付けられる。この取付ブラケット3
7は、前後中央部の長穴間に亘ってピン38を通して連
結ピン35,36回りの回動を規制し、復帰バネ39で
相互に引き合う方向へ弾発させている。前記一対の苗植
具4はボルト穴に挿通のボルト40で各取付ブラケット
37に取付けられて、この取付ブラケット37の回動に
よって前後に開閉できる。
【0018】この苗植具4を開閉する機構は、前記クラ
ンク軸32と一体に回転されるカム41と、このカム4
1により押されて前記クランクアーム29の揺動アーム
33に対する連結部の回りに揺動される開閉リンク42
と、この開閉リンク42及び前記取付ブラケット37の
間を連動する連動リンク43と、前記復帰バネ39と等
によって構成される。前記クランクアーム28,29の
昇降によって、上部では該復帰バネ39とカム41とに
よって苗植具4が閉鎖されて、内部に苗Nを収容支持で
きる。又、下部では苗植具4を土壌面Eに突入して苗植
穴Fを形成すると共に、前後に開いて、収容している苗
Nをこの苗植穴F内底部に植付ける。
【0019】このようにして昇降される苗植具4下端部
の作動植付軌跡Dは、走行の停止の状態では図3に示す
ように側面視で楕円形状を描かれ、走行状態では合成軌
跡としてrの字乃至vの字状形態に描かれる。前記各苗
植具4は、上端口径を大きく下端側を前後に狭くした円
錐形状、乃至下端開口部近くを扁平状の楔状形態にし
て、全体として略楔状の嘴形態に形成している。前記苗
カップ1から落下される苗の根元部を支持すると共に、
土壌面Eへの差し込みを行い易くし、苗植穴Fを形成し
易い形態としている。該苗植具4の内側には円筒状の苗
案内筒18が、前後の連結ピン35,36間に連結の取
付アーム19に取付け支持される。前記ターンテーブル
2,3の各苗カップ1から供給される苗Nの落下を案内
して苗植具4の下端部に受けさせる。
【0020】ここにおいて、主として図1、図2を参照
にして、この苗植機は、旋回周部に沿って苗カップ1を
配置して旋回する左右一対のターンテーブル2,3を軸
装するテーブル位置A、これら各ターンテーブル2,3
の苗カップ1から苗植具4へ苗供給する苗供給位置B、
及びこれら各苗供給位置で受けた苗を土壌面へ植付る左
右一対の苗植具4の苗植配置位置Cを、各々機体5の進
行方向の同位置にして配置したことを特徴とするもので
ある。これによって、左右一対のターンテーブル2,3
を配置して、苗供給幅を広くして、苗植具4に対する苗
供給乃至苗補給容量を増すと共に、これら左右一対のテ
ーブル位置Aや、これによる各苗カップ1から苗植具4
への苗供給位置B、及び各苗植具4の苗植配置位置C等
が、機体5の進行方向に対して同位置にして配置される
ため、各部の伝動機構が簡単であり、各植付条間の苗植
付位置を揃えることができる。
【0021】ここに、前記ターンテーブル2,3の回動
軸44は、機体5の進行方向の同位置のテーブル位置A
において上下方向に向けて設けられ、ターンテーブル
2,3はこの回動軸44の周りに爪輪45によって回動
される。この爪輪45は、前記各植付リンク7の搖動ア
ーム31に連結されるリンクロッド46と、このリンク
ロッド46を介して回動されるラチエット爪47とを経
て間歇的に回動される。このターンテーブル2,3の外
周部に沿って配置される苗カップ1は、このリンクロッ
ド46やラチエット爪47等によって間歇旋回駆動され
る。各駆動毎に各苗カップ1が順次一定の供給位置上に
繰り出される。この供給位置には、カップ底の底蓋48
を開閉しうる蓋ガイド49の開口部50が形成されて、
苗カップ1がこの開口部50上に達したとき、底蓋48
が開かれて収容支持していた苗Nを下方へ落下させて、
待機する苗植具4内の苗案内筒18内へ供給する。この
開口部50は左右両ターンテーブル2,3共に左右対称
位置の苗供給位置Bに配置される。
【0022】前記左右の植付リンク7における各クラン
ク軸30,32や、苗植具4等は、各々同位置の苗植配
置位置Cに配置されて、これらの伝動も同期させてい
る。左右の苗植具4は同時に上死点部の開口部50下に
位置し、下死点部では土壌面Eに苗植穴Fを同時に形成
しうるように連動構成している。このため、これら植付
リンク7を駆動する伝動機構を内装の伝動ケース26
は、伝動ケース25から連動軸ケース51を有して左右
に分岐形態に構成される。52はこれら各伝動ケース2
7や連動軸ケース51、及び伝動ケース25等の間を連
結する補強フレームで、前記ターンテーブル2,3をも
支持することができる。
【0023】次に、主として図5〜図9を参照にして、
この苗植機は、開閉される一対の植付片6からなる苗植
具4複数基を植付リンク7で一体的に昇降すると共に、
各苗植具4の開度調節側の植付片6相互間を連結したこ
とを特徴とするものである。これによって、苗の大小
や、苗床の有無等の形態に応じて植付片6の開度を調節
するときは、この開度調節側の植付片6の開度を調節す
ることにより、複数基の各苗植具4の植付片6が一体的
に調節されるため、同量開度調節を一箇所で簡単に行う
ことができ、構成も簡単化できる。
【0024】ここに、機体5は右側の駆動車輪13、及
び補助輪14を大きく外側に位置させたオフセット形態
とし、広幅の畝土壌面Eを往復行程で植付作業すること
により、全畝幅に渡って植付ることができる。苗植具4
が左側に偏位されるため、各ターンテーブル2,3の苗
カップ1への苗補給を、作業者の歩行しうる畝間の溝部
Gから行い易くするため、右側のターンテーブル3を、
横長にチエン53を掛け渡して、このチエン53に沿っ
て苗カップ1を配置したものである。
【0025】この形態では、ターンテーブル2の回動軸
44と、ターンテーブル3のチエン53を張設するスプ
ロケット軸からなる回動軸54とは、旋回径を異にする
と共に、開口部50の位置を左右対称位置に揃えるため
に、回動軸44に対して回動軸54が若干前位に配置さ
れる。ターンテーブル3側の回動軸54は、該ターンテ
ーブル2側の回動軸44周りに搖動されるリンクロッド
55を介してラチエット爪47を駆動して、このターン
テーブル3の苗カップ1をターンテーブル2側の苗カッ
プ1と同期して間歇的駆動する。
【0026】前記左右一対の苗植具4は、単一の植付リ
ンク7によって一体的に昇降可能に設けられる。この左
右の苗植具4は、前後一対の条間調節杆56で連結し
て、これらの調節杆56をハンドル60で回すことによ
り、一側の苗植具4を横方向へ移動させて、植付条間を
変更することができる。このように変更される左右の苗
植具4相互間は、対向する植付片6相互間を連結ブラケ
ット58と連結ロッド59とで連結して一体的構成とす
る。
【0027】苗植具4の開度を調節する開度調節機構が
前記連動リンク43に設けられる。この連動リンク43
の下端部は長穴61を有して、取付ブラケット37のピ
ン62に係合させる。又上端部は開閉リンク42の先端
部の回動ピン63に挿通して上下のナット64,65で
上下位置を調節できる構成としている。植付片6は、こ
のナット64,65の操作で、開閉リンク42に対する
位置を上下に調節されて、苗の状態等に適合させること
ができる。上側に調節することにより大きく開き、下側
へ調節することにより小さく開くことができる。このと
きこの連動リンク43を有する側の苗植具4の開度を調
節することにより、他の側の植付具4の開度を一体的に
調節することができる。
【0028】次に、主として図10〜図12を参照し
て、苗植機は、苗植付作動で土壌面に差し込んで開きな
がら苗植穴を形成する苗植具4の内側に、これと一体的
に昇降しながら保持した苗を該苗植穴内に植付る内植具
8を有すると共に、この苗植具4は、植付軌跡の上死点
部で適宜小間隔に開いた状態とし、上昇行程では該内植
具8の開きを摺接させた状態で下死点部での開きよりも
大きく開くことを特徴とするものである。
【0029】これによって、苗植具4が植付軌跡の上死
点部では完全に閉鎖しないで適宜小間隔に開いた状態に
あるため、閉鎖するときに衝撃音を発しない。この苗植
具4に小間隔を有するも、苗は内植具8によって保持さ
れるため正確な姿勢に維持される。苗植具4が土壌面に
差し込まれるときは、完全に閉鎖されるため差込を円滑
に行わせることができ、差込後に開いて苗植穴を正確に
形成できる。しかも、この苗植付後は、苗植具4が上昇
行程で更に大きく開いて、内植具8の開きを摺接させる
ため、この苗植具4内面を掃除することができ、的確な
苗植付けを維持できる。
【0030】ここに、前記内植具8は苗案内筒18の下
端部に取付けられて、適宜幅のへら状の形態に形成し
て、苗Nを案内させることができる。薄板状の弾性体か
らなり、下端部を植付片6の下端部近くに位置させてい
る。この植付片6が閉鎖したときはこの内植具8の下端
縁を外側から押圧させて、この内植具8の下端部を挾圧
して、内側の苗Nを挾持させる。この植付片6が開くと
内植具8は弾性によって開いて保持苗Nを落下させるこ
とができる。
【0031】又、前記クランク軸32のカム41による
植付片6の開閉作動は、開閉リンク42を押し上げて植
付片6を開くカム凸部66の他に、これよりも高いカム
凸部67を形成して、下死点部ではカム凸部66で大き
くM1開き、上昇行程ではカム凸部67でこの開きM1
よりも大きく最大間隔M2に開き、上死点部では小間隔
M3になるように設定している。
【0032】次に、主として図13、図14を参照し
て、苗植機は、苗植付作動で土壌面に差し込んで苗植穴
を形成しながら苗植を行う一対の植付片6の開閉縁9部
を部分的に当接させて閉鎖させることを特徴とするもの
である。これによって、開閉する一対の植付片6の開閉
縁9は部分的に当接して閉鎖状態となるため、植付片6
の閉鎖時に苗の一部を挾持しても閉鎖性を良くすること
ができると共に、この閉鎖時の衝撃音を減少することが
できる。
【0033】ここに、植付片6の対向の開閉縁9は、波
形状の凹凸縁を対称形態に形成して、各突出の凸縁部相
互間を当接させる。このため凹縁部相互間には間隔部1
0が形成される。24は規制縁で、苗植具4の土壌面E
への差込深さを規制するものである。
【0034】次に、図15、図16において、上例と異
なる点を説明する。前記苗植具4によって苗植穴Fに植
付られた土壌面Eを鎮圧輪23で培土鎮圧して、苗Nの
植付姿勢を安定させる。この鎮圧輪23の鎮圧角度を調
節可能に設けて、土壌面Eや苗植付状態等に応じて左右
両側から均一な鎮圧を行わせる。左右一対の鎮圧輪23
は、支持フレーム24を介して機体5に装着される。左
右の各鎮圧輪23を回転自在に軸69装する支持フレー
ム24は、機体5に対して横方向の支軸70の周りに上
下搖動自在の支持パイプ71の後端に回動自在に嵌合さ
せて、ロックボルト72によって鎮圧輪23の傾斜角度
を調節固定できる。73は支持フレーム24の基部に有
するブラケットで、このブラケット73の長穴部に該ロ
ックボルト72を嵌合させてナット74で締付固定でき
る。
【0035】左右の各支持フレーム24の後端部を回動
自在に支持する支持アーム75は、上方の機体5である
ハンドルフレームとの間に連結されるブラケット76に
対して、ロッド77とバネ78とを介して上下自在に支
持させている。79はロッド77の下動を係止するナッ
トで、上下調節できる。
【0036】鎮圧輪23の鎮圧角度を調節するときは、
ロックボルト72のナット74を緩めて左右の各鎮圧輪
23の角度を各別に変更調節できる。この鎮圧輪23は
バネ77に抗して支軸70の周りに上下動される。又、
鎮圧輪23の昇降はブラケット76を機体5に抗して上
下変更して行うことができる。
【0037】次に、図17〜図21において、上例と異
なる点を説明する。灌水用乃至薬剤用のポンプ80、及
び散布ノズル81を設けて、前記苗植具4で植付られた
苗Nを灌水したり、又は消毒するものである。このた
め、ポンプ80は、前記苗植具4を駆動するための植付
リンク7の搖動アーム31からロッド82を介して駆動
する。この搖動アーム31上端のピン83をロッド82
の長穴84に嵌合させてプランジャーポンプ形態に連動
できる。
【0038】ノズル81は各苗植具4の一部に一体的に
取付けて、下方の苗植付部へ向けて噴出することができ
る。85はポンプ80の吐出口と各ノズル81との間を
連結するホースである。このポンプ80の吸込ホース8
6は、エンジン15横側に搭載の液タンク87に連通さ
せて、このタンク87内の水、又は薬液を吸入すること
ができる。このタンク87は、機体5のアクスルハウジ
ング11と前輪支持ブラケット88との間に渡って取付
支持されるタンクベース89上に搭載される。このタン
クベース89は、前記駆動車輪13や補助輪14が外側
へ遠く偏位する側に配置して、機体5重量の左右平行を
図るようにしている。
【0039】前記ノズル81は、前記鎮圧輪23を軸装
する支持フレーム24に取付ブラケット90で取付けら
れて、この取付ブラケット90により前後に取付位置や
高さを移動できる。散布中に土壌面Eが高低に変化する
と鎮圧輪23によって支持フレーム24は支軸70の周
りに上下動されて、ノズル81による噴出位置は一定高
さに維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植機の略平面図。
【図2】その側面図。
【図3】その苗植具部の作動を示す側面図。
【図4】その平面図。
【図5】一部別実施例を示すターンテーブル部の平面
図。
【図6】その一部拡大平面図。
【図7】その背面図。
【図8】その苗植具部の側面図。
【図9】その平面図。
【図10】一部別実施例を示す植付リンク部の側面図。
【図11】その苗植具部の作動を示す側面図。
【図12】その作動のカム部の側面図。
【図13】一部別実施例を示す苗植具部の分解斜視図。
【図14】その側面図。
【図15】一部別実施例を示す鎮圧輪部の斜視図。
【図16】その鎮圧輪部の背面図。
【図17】その一部別実施例を示す苗植機の側面図。
【図18】その平面図。
【図19】そのポンプ部の斜視図。
【図20】そのポンプベース部の斜視図。
【図21】一部別実施例を示すノズル部の側面図。
【符号の説明】
1 苗カップ 2 ターンテーブル 3 ターンテーブル 4 苗植具 5 機体 6 植付片 7 植付リンク 8 内植具 9 開閉縁 A テーブル位置 B 苗供給位置 C 苗植配置位置 D 植付軌跡 E 土壌面 N 苗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 切手 肇 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 宇都野 眞 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 熊倉 成 新潟県三条市大字西大崎三丁目12番23号 株式会社井関新潟製造所内 (72)発明者 村並 昌実 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 小田切 元 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 竹本 雅浩 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 安田 賢司 熊本県上益城郡益城町平田字深迫2550 株 式会社ヰセキ九州内 Fターム(参考) 2B060 AB05 AC01 AC05 AD03 AE01 BA03 CA04 CB05 CB11 CC05 CC15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回周部に沿って苗カップ1を配置して
    旋回する左右一対のターンテーブル2,3を軸装するテ
    ーブル位置A、これら各ターンテーブル2,3の苗カッ
    プ1から苗植具4へ苗供給する苗供給位置B、及びこれ
    ら各苗供給位置で受けた苗を土壌面へ植付る左右一対の
    苗植具4の苗植配置位置Cを、各々機体5の進行方向の
    同位置にして配置したことを特徴とする苗植機。
  2. 【請求項2】 開閉される一対の植付片6からなる苗植
    具4複数基を植付リンク7で一体的に昇降すると共に、
    各苗植具4の開度調節側の植付片6相互間を連結したこ
    とを特徴とする苗植機。
  3. 【請求項3】 苗植付作動で土壌面に差し込んで開きな
    がら苗植穴を形成する苗植具4の内側に、これと一体的
    に昇降しながら保持した苗を該苗植穴内に植付る内植具
    8を有すると共に、この苗植具4は、植付軌跡の上死点
    部で適宜小間隔に開いた状態とし、上昇行程では該内植
    具8の開きを摺接させた状態で下死点部での開きよりも
    大きく開くことを特徴とする苗植機。
  4. 【請求項4】 苗植付作動で土壌面に差し込んで苗植穴
    を形成しながら苗植を行う一対の植付片6の開閉縁9部
    を部分的に当接させて閉鎖させることを特徴とする苗植
    機。
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