JP2515165Y2 - レンズ駆動装置付きシャッター - Google Patents
レンズ駆動装置付きシャッターInfo
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- JP2515165Y2 JP2515165Y2 JP7651189U JP7651189U JP2515165Y2 JP 2515165 Y2 JP2515165 Y2 JP 2515165Y2 JP 7651189 U JP7651189 U JP 7651189U JP 7651189 U JP7651189 U JP 7651189U JP 2515165 Y2 JP2515165 Y2 JP 2515165Y2
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- Japan
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- opening
- lever
- lens
- shutter
- drive ring
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はレンズ駆動装置付きシャッターに関する。
[従来の技術] 本出願人は実願昭63-160607号(実開平2-126126号)
によってアクチュエーターにより駆動リングを正転さ
せ、この正転の間にレンズセットリングを作動させて撮
影レンズを制御回路によって指定される撮影距離に設定
し、次いで駆動リングを逆転させてシャッター羽根最大
制限開度セットリングを所定のシャッター羽根最大制限
開度に設定した後で露出制御回路からの信号によって規
定される露出を行うようにシャッター羽根を作動させ、
最後に駆動リングの逆転を更に行わせてレンズセットリ
ング及びシャッター羽根最大制限開度セットリングを初
期位置に復帰させるレンズ駆動装置付きシャッターを提
案した。
によってアクチュエーターにより駆動リングを正転さ
せ、この正転の間にレンズセットリングを作動させて撮
影レンズを制御回路によって指定される撮影距離に設定
し、次いで駆動リングを逆転させてシャッター羽根最大
制限開度セットリングを所定のシャッター羽根最大制限
開度に設定した後で露出制御回路からの信号によって規
定される露出を行うようにシャッター羽根を作動させ、
最後に駆動リングの逆転を更に行わせてレンズセットリ
ング及びシャッター羽根最大制限開度セットリングを初
期位置に復帰させるレンズ駆動装置付きシャッターを提
案した。
しかし上述のレンズ駆動装置付きシャッターに於て
は、シャッター羽根最大制限開度セットリングによって
規定される最大制限開度までシャッター羽根を駆動させ
る為に別個のアクチュエーターを必要とし、その作動に
よって高速シャッター秒時に対応出来ず、構造が複雑に
なり、高価になると共に、又駆動リングを逆転させてシ
ャッター羽根最大制限開度セットリングを所定のシャッ
ター羽根最大制限開度に設定する際に最初にシャッター
羽根の全開位置から次第に小さい所定のシャッター羽根
開度に向って作動させるようになっている為に小絞り位
置に達するのに時間を要し、機械的遅延が大き過ぎる欠
点を免れなかった。
は、シャッター羽根最大制限開度セットリングによって
規定される最大制限開度までシャッター羽根を駆動させ
る為に別個のアクチュエーターを必要とし、その作動に
よって高速シャッター秒時に対応出来ず、構造が複雑に
なり、高価になると共に、又駆動リングを逆転させてシ
ャッター羽根最大制限開度セットリングを所定のシャッ
ター羽根最大制限開度に設定する際に最初にシャッター
羽根の全開位置から次第に小さい所定のシャッター羽根
開度に向って作動させるようになっている為に小絞り位
置に達するのに時間を要し、機械的遅延が大き過ぎる欠
点を免れなかった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上述のような従来のレンズ駆動装置付きシャ
ッターを改良して、構造が簡単で、安価に製造出来、し
かも小絞り位置の撮影に対しても機械的遅延が少なく高
速秒時に対応出来るレンズ駆動装置付きシャッターを提
供することを目的とする。
ッターを改良して、構造が簡単で、安価に製造出来、し
かも小絞り位置の撮影に対しても機械的遅延が少なく高
速秒時に対応出来るレンズ駆動装置付きシャッターを提
供することを目的とする。
[課題を解決する為の手段] 上述の目的は本考案の特徴によって、カメラの順序作
動制御回路からの指令により附勢されるステッピングモ
ーターによって正逆回転駆動される駆動リングと、駆動
リングの正転によって共に正転され、撮影レンズを所望
の撮影距離に設定するように撮影レンズに連動するレン
ズセットリングと、前記レンズセットリングを前記正転
された位置に解除可能に係止するレンズストップレバー
と、シャッター羽根の開度を制御する開閉レバーと、前
記駆動リングの正転の間前記開閉レバーをシャッター羽
根閉鎖位置に解除可能に係止する開き係止レバーと、前
記駆動リングの逆転により前記開閉レバーの係止を解除
して前記開閉レバーをシャッター羽根開放位置に作動可
能になすように協働する前記開き係止レバーに設けた開
き係止爪及び前記駆動リングに設けたカム突起と、前記
駆動リングの逆転の間に駆動リングの開閉レバー作動突
起に係合してシャッター羽根を小絞り位置に設定するよ
うに位置決めする前記開閉レバーに形成された斜面カム
と、前記駆動リングが前記小絞り位置に設定された時に
前記順序作動制御回路からの指令により再度正転されて
開閉レバーをシャッター羽根の全開位置に回転可能にな
されていることゝより成り、前記順序作動制御回路のト
リガー信号によりカメラの自動露出制御回路からの信号
に基づく露出時間後に前記駆動リングが再度逆転されて
前記開閉レバーをシャッター羽根閉鎖位置に作動させて
前記開き係止レバーによりシャッター羽根閉鎖位置に係
止し、最後に前記駆動リングの更に続く逆転により前記
レンズセットリングを初期位置に復帰させるように順序
作動可能に構成されているレンズ駆動装置付きシャッタ
ーを提供することによって達成される。
動制御回路からの指令により附勢されるステッピングモ
ーターによって正逆回転駆動される駆動リングと、駆動
リングの正転によって共に正転され、撮影レンズを所望
の撮影距離に設定するように撮影レンズに連動するレン
ズセットリングと、前記レンズセットリングを前記正転
された位置に解除可能に係止するレンズストップレバー
と、シャッター羽根の開度を制御する開閉レバーと、前
記駆動リングの正転の間前記開閉レバーをシャッター羽
根閉鎖位置に解除可能に係止する開き係止レバーと、前
記駆動リングの逆転により前記開閉レバーの係止を解除
して前記開閉レバーをシャッター羽根開放位置に作動可
能になすように協働する前記開き係止レバーに設けた開
き係止爪及び前記駆動リングに設けたカム突起と、前記
駆動リングの逆転の間に駆動リングの開閉レバー作動突
起に係合してシャッター羽根を小絞り位置に設定するよ
うに位置決めする前記開閉レバーに形成された斜面カム
と、前記駆動リングが前記小絞り位置に設定された時に
前記順序作動制御回路からの指令により再度正転されて
開閉レバーをシャッター羽根の全開位置に回転可能にな
されていることゝより成り、前記順序作動制御回路のト
リガー信号によりカメラの自動露出制御回路からの信号
に基づく露出時間後に前記駆動リングが再度逆転されて
前記開閉レバーをシャッター羽根閉鎖位置に作動させて
前記開き係止レバーによりシャッター羽根閉鎖位置に係
止し、最後に前記駆動リングの更に続く逆転により前記
レンズセットリングを初期位置に復帰させるように順序
作動可能に構成されているレンズ駆動装置付きシャッタ
ーを提供することによって達成される。
[作用] 上述のように構成されているから、本考案によるレン
ズ駆動装置付きシャッターに於ては、シャッター羽根を
開閉させるのに別個のアクチュエーターを必要とせず、
構造が簡単になると共にシャッター羽根の最大制限開度
を設定する際に最初小絞り側から絞り開度が増大するよ
うに作動される為に高速秒時に対応出来、小絞り側位置
にて機械的遅延が少なく、その精度も向上させることが
出来る。
ズ駆動装置付きシャッターに於ては、シャッター羽根を
開閉させるのに別個のアクチュエーターを必要とせず、
構造が簡単になると共にシャッター羽根の最大制限開度
を設定する際に最初小絞り側から絞り開度が増大するよ
うに作動される為に高速秒時に対応出来、小絞り側位置
にて機械的遅延が少なく、その精度も向上させることが
出来る。
[実施例] 第1図は本考案によるシャッターを作動させる場合の
作動線図を示す。
作動線図を示す。
順序作動制御回路からの指令によってシャッターを起
動させると、先ず駆動リングの正転によりレンズセット
リングが作動されて撮影レンズを無限大距離から近距離
に向って繰出して所定撮影距離に設定する。レンズの設
定が終了すると、順序作動制御回路からの指令によって
駆動リングが逆転され、開閉レバーがシャッター羽根の
小絞り位置に設定され、次いで駆動リングが再度正転さ
れてシャッター羽根全開を含むプログラムシャッターと
して開閉レバーが作動されて設定され、この設定が終了
すると順序作動制御回路トリガー信号によって自動露出
回路の露出制御信号に基づく露出時間の間露出が行わ
れ、最後に駆動リングが再度逆転されてレンズセットリ
ング及び開閉レバーを初期位置に復帰させるようになっ
ている。
動させると、先ず駆動リングの正転によりレンズセット
リングが作動されて撮影レンズを無限大距離から近距離
に向って繰出して所定撮影距離に設定する。レンズの設
定が終了すると、順序作動制御回路からの指令によって
駆動リングが逆転され、開閉レバーがシャッター羽根の
小絞り位置に設定され、次いで駆動リングが再度正転さ
れてシャッター羽根全開を含むプログラムシャッターと
して開閉レバーが作動されて設定され、この設定が終了
すると順序作動制御回路トリガー信号によって自動露出
回路の露出制御信号に基づく露出時間の間露出が行わ
れ、最後に駆動リングが再度逆転されてレンズセットリ
ング及び開閉レバーを初期位置に復帰させるようになっ
ている。
第2図及び第3図は本考案によるシャッターの要部を
示す説明図である。
示す説明図である。
第2図に於て、駆動リング1はセクターギヤ1aを有
し、このセクターギヤ1aはステッピングモーターのピニ
オン2により減速ギヤ3に固定された減速ピニオン4に
噛合てステッピングモーターにより反時計方向の正転及
び時計方向のの逆転を行うように駆動されるようになっ
ている。
し、このセクターギヤ1aはステッピングモーターのピニ
オン2により減速ギヤ3に固定された減速ピニオン4に
噛合てステッピングモーターにより反時計方向の正転及
び時計方向のの逆転を行うように駆動されるようになっ
ている。
駆動リング1にはレンズセットリング作動突起1bと、
開閉レバー作動突起1cと、レンズストップレバー解除突
起1dと、カム突起1eとが形成されている。
開閉レバー作動突起1cと、レンズストップレバー解除突
起1dと、カム突起1eとが形成されている。
駆動リング1の上にはレンズセットリング5が駆動リ
ング1と同心的に回転可能に配置され、ばね6によって
時計方向に附勢されている。このレンズセットリング5
には図示されない撮影レンズの可動レンズ素子に係合し
て撮影レンズの距離調節を行う為の複数の係合突起5aが
設けられている。
ング1と同心的に回転可能に配置され、ばね6によって
時計方向に附勢されている。このレンズセットリング5
には図示されない撮影レンズの可動レンズ素子に係合し
て撮影レンズの距離調節を行う為の複数の係合突起5aが
設けられている。
レンズセットリング5にはラチェット歯5bと、駆動リ
ング1が正転した時にレンズセットリング作動突起1bに
係合してレンズセットリング5を同じ方向に正転させる
為の突起5cとが形成されている。
ング1が正転した時にレンズセットリング作動突起1bに
係合してレンズセットリング5を同じ方向に正転させる
為の突起5cとが形成されている。
軸7によって図示されない地板に枢支されたレンズス
トップレバー8はばね9によって反時計方向に附勢され
ている。このレンズストップレバー8には前述のレンズ
セットリング5のラチェット歯5bに解除可能に係止され
る爪6aと、駆動リング1が逆転した時に前記レンズスト
ップレバー解除突起1dに係合して前記爪6aをラチェット
歯5bから離脱させるカム6bとが形成されている。
トップレバー8はばね9によって反時計方向に附勢され
ている。このレンズストップレバー8には前述のレンズ
セットリング5のラチェット歯5bに解除可能に係止され
る爪6aと、駆動リング1が逆転した時に前記レンズスト
ップレバー解除突起1dに係合して前記爪6aをラチェット
歯5bから離脱させるカム6bとが形成されている。
一対のシャッター羽根10(1点鎖線)及び11(2点鎖
線)が軸12によって図示されないシャッター開口を開閉
するように枢支されていて、シャッター羽根10にはこれ
を開閉させる為の長孔10aが形成され、シャッター羽根1
1には同様に長孔11aが形成されている。シャッター羽根
10、11を開閉させる為に開閉レバー13が軸14によって枢
支されて、ばね15によって反時計方向に附勢されてい
る。この開閉レバーに13には前述の長孔10aに滑動可能
に嵌合する作動ピン13a及び前述の長孔11aに滑動嵌合す
る作動ピン13bが植設されていて、開閉レバー13がばね1
5の作用によって反時計方向に枢動されるとシャッター
羽根10及び11がシャッター開口を開放し、ばね15の作用
に抗して時計方向に枢動されるとシャッター開口を閉鎖
するようになっている。
線)が軸12によって図示されないシャッター開口を開閉
するように枢支されていて、シャッター羽根10にはこれ
を開閉させる為の長孔10aが形成され、シャッター羽根1
1には同様に長孔11aが形成されている。シャッター羽根
10、11を開閉させる為に開閉レバー13が軸14によって枢
支されて、ばね15によって反時計方向に附勢されてい
る。この開閉レバーに13には前述の長孔10aに滑動可能
に嵌合する作動ピン13a及び前述の長孔11aに滑動嵌合す
る作動ピン13bが植設されていて、開閉レバー13がばね1
5の作用によって反時計方向に枢動されるとシャッター
羽根10及び11がシャッター開口を開放し、ばね15の作用
に抗して時計方向に枢動されるとシャッター開口を閉鎖
するようになっている。
この開閉レバー13には第2図に示される初期位置で駆
動リング1の開閉レバー作動突起1cに係合して開閉レバ
ー13をシャッター羽根10、11の閉鎖位置に保持するカム
13c及び斜面カム13dが形成されている。
動リング1の開閉レバー作動突起1cに係合して開閉レバ
ー13をシャッター羽根10、11の閉鎖位置に保持するカム
13c及び斜面カム13dが形成されている。
開閉レバー13には更に係止突起13eが形成されてい
る。
る。
開閉レバー13をばね15の作用に抗してシャッター羽根
10、11の閉鎖位置に係止する為に係止突起13eと係合す
る肩部16aを一方の腕部に有する大体L形の開き係止レ
バー16が軸17によって枢支され、ばね18によって時計方
向に附勢されている。
10、11の閉鎖位置に係止する為に係止突起13eと係合す
る肩部16aを一方の腕部に有する大体L形の開き係止レ
バー16が軸17によって枢支され、ばね18によって時計方
向に附勢されている。
この開き係止レバー16の他方の腕部には軸19によって
開き係止爪20が枢支され、軸19の廻りに配置されたばね
21の両方の腕が夫々開き係止レバー16の突起16a及び開
き係止爪20の突起20aに係止されて開き係止爪20を開き
係止レバー16に対して相対的に時計方向に押圧して突起
20aが突起16aに当接して制止されている。従って後述の
ように駆動リング1が正転してこれのカム突起1eが開き
係止爪20のカム20bに当接すると開き係止爪20がばね21
の作用に抗して時計方向に枢動されてカム突起1eが正転
方向にカム20bを通り越し、その後で開き係止爪20がば
ね21の作用によって突起20aが突起16aに当接する状態に
復帰する。従ってその後で駆動リング1が逆転してカム
突起1eが開き係止爪20のカム20bに当接した時には突起1
6a及び20aの当接によって開き係止爪20は軸19の廻りに
更に反時計方向に枢動することは許されないから、カム
突起1eによって開き係止爪20が持上げられる時に開き係
止レバー16も一緒に持上げられて軸17の廻りに反時計方
向に枢動し、第2図に示されているような開き係止レバ
ー16の係止肩部16aによる開閉レバー13の係止突起13eの
係止を解除してばね15の作用によって開閉レバー13が反
時計方向に枢動するのを許し、開閉レバー13のこの枢動
によってシャッター羽根10、11が開放されるが、シャッ
ター羽根10、11の開度は前述の斜面カム13dに対する駆
動リング1の開閉レバー作動突起1cの相対的位置によっ
て規制されるのである。
開き係止爪20が枢支され、軸19の廻りに配置されたばね
21の両方の腕が夫々開き係止レバー16の突起16a及び開
き係止爪20の突起20aに係止されて開き係止爪20を開き
係止レバー16に対して相対的に時計方向に押圧して突起
20aが突起16aに当接して制止されている。従って後述の
ように駆動リング1が正転してこれのカム突起1eが開き
係止爪20のカム20bに当接すると開き係止爪20がばね21
の作用に抗して時計方向に枢動されてカム突起1eが正転
方向にカム20bを通り越し、その後で開き係止爪20がば
ね21の作用によって突起20aが突起16aに当接する状態に
復帰する。従ってその後で駆動リング1が逆転してカム
突起1eが開き係止爪20のカム20bに当接した時には突起1
6a及び20aの当接によって開き係止爪20は軸19の廻りに
更に反時計方向に枢動することは許されないから、カム
突起1eによって開き係止爪20が持上げられる時に開き係
止レバー16も一緒に持上げられて軸17の廻りに反時計方
向に枢動し、第2図に示されているような開き係止レバ
ー16の係止肩部16aによる開閉レバー13の係止突起13eの
係止を解除してばね15の作用によって開閉レバー13が反
時計方向に枢動するのを許し、開閉レバー13のこの枢動
によってシャッター羽根10、11が開放されるが、シャッ
ター羽根10、11の開度は前述の斜面カム13dに対する駆
動リング1の開閉レバー作動突起1cの相対的位置によっ
て規制されるのである。
上述のように構成されている本考案のシャッターの作
動は次の通りである。
動は次の通りである。
順序作動制御回路からの指令により先ずステッピング
モーターによってピニオン2、減速ギヤ3、減速ピニオ
ン4によりセクターギヤ1aが駆動されて駆動リング1が
反時計方向に正転され、レンズセットリング作動突起1b
がレンズセットリング5の突起5cに当接してレンズセッ
トリング5を後述のように制御回路によって規定される
所定のステッピングモーターの作動段数だけ駆動して所
定の撮影レンズ距離設定位置まで作動させると共にレン
ズストップレバー解除突起1dがレンズストップレバー8
のカム6bから離脱してばね9の作用によってレンズスト
ップレバー8が反時計方向に附勢されてレンズストップ
レバー8の係止爪6aがレンズセットリング5のラチェッ
ト歯5bに係合可能になり、レンズセットリング5の正転
によってラチェット歯5bを乗越えて行って所定の撮影レ
ンズ距離設定位置で係止爪6aがラチェット歯5bを係止し
て撮影レンズを所定の撮影距離設定位置に保持する。
モーターによってピニオン2、減速ギヤ3、減速ピニオ
ン4によりセクターギヤ1aが駆動されて駆動リング1が
反時計方向に正転され、レンズセットリング作動突起1b
がレンズセットリング5の突起5cに当接してレンズセッ
トリング5を後述のように制御回路によって規定される
所定のステッピングモーターの作動段数だけ駆動して所
定の撮影レンズ距離設定位置まで作動させると共にレン
ズストップレバー解除突起1dがレンズストップレバー8
のカム6bから離脱してばね9の作用によってレンズスト
ップレバー8が反時計方向に附勢されてレンズストップ
レバー8の係止爪6aがレンズセットリング5のラチェッ
ト歯5bに係合可能になり、レンズセットリング5の正転
によってラチェット歯5bを乗越えて行って所定の撮影レ
ンズ距離設定位置で係止爪6aがラチェット歯5bを係止し
て撮影レンズを所定の撮影距離設定位置に保持する。
又駆動リング1の正転によって開閉レバー作動突起1c
は開閉レバー13のカム13cから離脱して、開閉レバー13
はばね15の作用によって反時計方向に枢動しようとする
が、開閉レバー13の係止突起13eが開き係止レバー16の
係止肩部16aによって係止されて開閉レバー13の枢動を
禁止し、シャッター羽根10、11は閉鎖状態に保持され
る。
は開閉レバー13のカム13cから離脱して、開閉レバー13
はばね15の作用によって反時計方向に枢動しようとする
が、開閉レバー13の係止突起13eが開き係止レバー16の
係止肩部16aによって係止されて開閉レバー13の枢動を
禁止し、シャッター羽根10、11は閉鎖状態に保持され
る。
駆動リング1の正転によって既述のように駆動リング
1のカム突起1eは開き係止爪20のカム20bを押して開き
係止爪20をばね21の作用に抗して時計方向に枢動させて
カム突起1eがカム20bを乗越え、その後でばね21の作用
で開き係止爪20が反時計方向に枢動されて突起16a及び2
0aが当接する制止位置に復帰する。
1のカム突起1eは開き係止爪20のカム20bを押して開き
係止爪20をばね21の作用に抗して時計方向に枢動させて
カム突起1eがカム20bを乗越え、その後でばね21の作用
で開き係止爪20が反時計方向に枢動されて突起16a及び2
0aが当接する制止位置に復帰する。
撮影レンズが所定の撮影距離に設定された後で順序作
動制御回路からの指令によって駆動リング1が逆転さ
れ、開閉レバー作動突起1cが第3図に示されるステッピ
ングモーターの1ステップ毎のステップ位置0乃至5の
位置の内のシャッター羽根10、11の小絞り位置に対応す
るステップ位置3まで逆転して停止され、その間に既述
のようにカム突起1eが開き係止爪20を押上げて開き係止
レバー16を反時計方向に枢動させて係止肩部16aによる
開閉レバー13の係止突起13eの係止を解除させ、開閉レ
バー13がばね15の作用によって反時計方向に回転されて
斜面カム13dが開閉レバー作動突起1cに当接してシャッ
ター羽根10、11を小絞り状態に設定するのである。
動制御回路からの指令によって駆動リング1が逆転さ
れ、開閉レバー作動突起1cが第3図に示されるステッピ
ングモーターの1ステップ毎のステップ位置0乃至5の
位置の内のシャッター羽根10、11の小絞り位置に対応す
るステップ位置3まで逆転して停止され、その間に既述
のようにカム突起1eが開き係止爪20を押上げて開き係止
レバー16を反時計方向に枢動させて係止肩部16aによる
開閉レバー13の係止突起13eの係止を解除させ、開閉レ
バー13がばね15の作用によって反時計方向に回転されて
斜面カム13dが開閉レバー作動突起1cに当接してシャッ
ター羽根10、11を小絞り状態に設定するのである。
露出条件によって順序作動制御回路がシャッター羽根
10、11の開度を更に大きくすることを要求する場合には
順序作動制御回路の指令によって全開位置に対応するス
テップ5の位置まで駆動リング1が正転され、開閉レバ
ー13をこのシャッター羽根開度に設定する。この状態で
露出制御回路の信号に基づいて順序作動制御回路からの
トリガー信号により所定時間露出が行われ、露出終了後
順序作動制御回路からの指令によって駆動リング1が逆
転されて開閉レバー13をシャッター羽根10、11の閉鎖位
置に復帰させると共にこの状態で開き係止レバー16がば
ね18の作用によって時計方向に枢動されて係止肩部16a
により開閉レバー13の係止突起13eを係止してシャッタ
ー羽根10、11を閉鎖位置に保持するのである。
10、11の開度を更に大きくすることを要求する場合には
順序作動制御回路の指令によって全開位置に対応するス
テップ5の位置まで駆動リング1が正転され、開閉レバ
ー13をこのシャッター羽根開度に設定する。この状態で
露出制御回路の信号に基づいて順序作動制御回路からの
トリガー信号により所定時間露出が行われ、露出終了後
順序作動制御回路からの指令によって駆動リング1が逆
転されて開閉レバー13をシャッター羽根10、11の閉鎖位
置に復帰させると共にこの状態で開き係止レバー16がば
ね18の作用によって時計方向に枢動されて係止肩部16a
により開閉レバー13の係止突起13eを係止してシャッタ
ー羽根10、11を閉鎖位置に保持するのである。
駆動レンズ1が逆転の最終位置に到達するとレンズス
トップレバー解除突起1dがレンズストップレバー8のカ
ム6bに係合してレンズストップレバー8を押上げて爪6a
をラチェット歯5bから離脱させるからレンズセットリン
グ5はばね6の作用によって時計方向に回転されて初期
位置に復帰し、次のシャッター作動の準備を完了する。
トップレバー解除突起1dがレンズストップレバー8のカ
ム6bに係合してレンズストップレバー8を押上げて爪6a
をラチェット歯5bから離脱させるからレンズセットリン
グ5はばね6の作用によって時計方向に回転されて初期
位置に復帰し、次のシャッター作動の準備を完了する。
上述のように本考案ではレンズの撮影距離設定後に駆
動リング1の逆転によって先ず開閉レバー13をシャッタ
ー羽根10、11の小絞り位置に対応する位置に回転させ、
その後更に大なるシャッター羽根開度を必要とする時に
は更に駆動リングを作動させてシャッター羽根全開を得
るようになしたから、シャッター作動に際して小絞り撮
影までの時間が従来技術に比して著しく短縮され、機械
的遅延を減少させることが出来るプログラムシャッター
を提供出来るのである。
動リング1の逆転によって先ず開閉レバー13をシャッタ
ー羽根10、11の小絞り位置に対応する位置に回転させ、
その後更に大なるシャッター羽根開度を必要とする時に
は更に駆動リングを作動させてシャッター羽根全開を得
るようになしたから、シャッター作動に際して小絞り撮
影までの時間が従来技術に比して著しく短縮され、機械
的遅延を減少させることが出来るプログラムシャッター
を提供出来るのである。
なお、上述の実施例においてはステッピングモーター
を使用したが、これに代えてエンコーダーを設けたDCモ
ーターを使用してもよい。
を使用したが、これに代えてエンコーダーを設けたDCモ
ーターを使用してもよい。
[考案の効果] 本考案は上述のように構成されているから、簡単な構
造で安価に製造出来、しかも小絞り位置の撮影に対して
も機械的遅延が少なく高速秒時に対応出来るレンズ駆動
装置付きシャッターを提供することが出来る優れた効果
を得られるのである。
造で安価に製造出来、しかも小絞り位置の撮影に対して
も機械的遅延が少なく高速秒時に対応出来るレンズ駆動
装置付きシャッターを提供することが出来る優れた効果
を得られるのである。
第1図は本考案のシャッターの順序作動を示す線図。 第2図は本考案のシャッターの要部を示す概略的説明
図。 第3図は第2図のシャッターのシャッター羽根の開度を
規定する状態を示す概略的説明図。 1……駆動リング 5……レンズセットリング 8……レンズストップレバー 10、11……シャッター羽根 13……開閉レバー 16……開き係止レバー 20……開き係止爪
図。 第3図は第2図のシャッターのシャッター羽根の開度を
規定する状態を示す概略的説明図。 1……駆動リング 5……レンズセットリング 8……レンズストップレバー 10、11……シャッター羽根 13……開閉レバー 16……開き係止レバー 20……開き係止爪
Claims (1)
- 【請求項1】カメラの順序作動制御回路からの指令によ
り附勢されるステッピングモーターによって正逆回転駆
動される駆動リングと、 駆動リングの正転によって共に正転され、撮影レンズを
所望の撮影距離に設定するように撮影レンズに連動する
レンズセットリングと、 前記レンズセットリングを前記正転された位置に解除可
能に係止するレンズストップレバーと、 シャッター羽根の開度を制御する開閉レバーと、 前記駆動リングの正転の間前記開閉レバーをシャッター
羽根閉鎖位置に解除可能に係止する開き係止レバーと、 前記駆動リングの逆転により前記開閉レバーの係止を解
除して前記開閉レバーをシャッター羽根開放位置に作動
可能になすように協働する前記開き係止レバーに設けた
開き係止爪及び前記駆動リングに設けたカム突起と、 前記駆動リングの逆転の間に駆動リングの開閉レバー作
動突起に係合してシャッター羽根を小絞り位置に設定す
るように位置決めする前記開閉レバーに形成された斜面
カムと、 前記駆動リングが前記小絞り位置に設定された時に前記
順序作動制御回路からの指令により再度正転されて開閉
レバーをシャッター羽根の全開位置に回転可能になされ
ていることゝにより成り、 前記順序作動制御回路のトリガー信号により、カメラの
自動露出制御回路からの信号に基づく露出時間後に前記
駆動リングが再度逆転されて前記開閉レバーをシャッタ
ー羽根閉鎖位置に作動させて前記開き係止レバーにより
シャッター羽根閉鎖位置に係止し、 最後に前記駆動リングの更に続く逆転により前記レンズ
セットリングを初期位置に復帰させるように順序作動可
能に構成されている ことを特徴とするレンズ駆動装置付きシャッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7651189U JP2515165Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | レンズ駆動装置付きシャッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7651189U JP2515165Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | レンズ駆動装置付きシャッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0316135U JPH0316135U (ja) | 1991-02-18 |
JP2515165Y2 true JP2515165Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31618049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7651189U Expired - Lifetime JP2515165Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | レンズ駆動装置付きシャッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515165Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP7651189U patent/JP2515165Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0316135U (ja) | 1991-02-18 |
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