JP2515002Y2 - スイッチ装置 - Google Patents
スイッチ装置Info
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- JP2515002Y2 JP2515002Y2 JP12592U JP12592U JP2515002Y2 JP 2515002 Y2 JP2515002 Y2 JP 2515002Y2 JP 12592 U JP12592 U JP 12592U JP 12592 U JP12592 U JP 12592U JP 2515002 Y2 JP2515002 Y2 JP 2515002Y2
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- Japan
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- lever
- support shaft
- movable contact
- contact piece
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レバーを押し込んで可
動接片を揺動させることによりスイッチングが行われる
スイッチ装置に係り、特に、一対の可動接片に対応する
一対のレバーを具備したスイッチ装置において両レバー
を貫通する回動支軸の取付構造に関する。
動接片を揺動させることによりスイッチングが行われる
スイッチ装置に係り、特に、一対の可動接片に対応する
一対のレバーを具備したスイッチ装置において両レバー
を貫通する回動支軸の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】可動接片を支点を中心に揺動させて、該
可動接片と固定接点との間で接触動作や接触の離脱動作
を行わせるようにした所謂シーソースイッチは、大電流
を流すことができるので、部品駆動モータへの電流の投
入および遮断を行うためのスイッチ装置として広く用い
られており、例えば自動車のシート駆動用切換スイッチ
やパワーウインド用切換えスイッチなどに採用されてい
る。
可動接片と固定接点との間で接触動作や接触の離脱動作
を行わせるようにした所謂シーソースイッチは、大電流
を流すことができるので、部品駆動モータへの電流の投
入および遮断を行うためのスイッチ装置として広く用い
られており、例えば自動車のシート駆動用切換スイッチ
やパワーウインド用切換えスイッチなどに採用されてい
る。
【0003】図5は従来のこの種のスイッチ装置を示す
外観図であり、有底箱形に成形されたウェハ1の内底面
に、第1の固定接点2a,2bと第2の固定接点3a,
3bとが並設されているとともに、第1の固定接点2
a,2b間の略中央と第2の固定接点3a,3b間の略
中央にそれぞれ図示せぬ支点部が突設されていて、これ
ら一対の支点部上にそれぞれ、帯状金属板を屈曲形成し
てなる図示せぬ可動接片が配置されている。また、ウェ
ハ1の両外側壁には相対向する支持壁4,5が立設され
ていて、レバー6を貫通する回動支軸7の両端部をこれ
ら支持壁4,5にて支持し、この回動支軸7の一端部に
抜け止めワッシャ8を取り付けることにより、レバー6
は回動支軸7の軸まわりに回動自在となっている。そし
て、図示はしていないが、レバー6の底部には一対の駆
動体がそれぞれコイルばねを介して出入自在に保持され
ていて、各駆動体の先端がそれぞれ上記可動接片に弾接
しており、レバー6の天面6aの一端部を押し込むと一
方の駆動体が第1の可動接片上を摺動して該可動接片が
上記支点部を中心に回転するので、第1の可動接片と固
定接点2a,2bとの接離動作が行われるとともに、レ
バー6の天面6aの他端部を押し込むと他方の駆動体が
第2の可動接片上を摺動して該可動接片が支点部を中心
に回転するので、第2の可動接片と固定接点3a,3b
との接離動作が行われるようになっている。
外観図であり、有底箱形に成形されたウェハ1の内底面
に、第1の固定接点2a,2bと第2の固定接点3a,
3bとが並設されているとともに、第1の固定接点2
a,2b間の略中央と第2の固定接点3a,3b間の略
中央にそれぞれ図示せぬ支点部が突設されていて、これ
ら一対の支点部上にそれぞれ、帯状金属板を屈曲形成し
てなる図示せぬ可動接片が配置されている。また、ウェ
ハ1の両外側壁には相対向する支持壁4,5が立設され
ていて、レバー6を貫通する回動支軸7の両端部をこれ
ら支持壁4,5にて支持し、この回動支軸7の一端部に
抜け止めワッシャ8を取り付けることにより、レバー6
は回動支軸7の軸まわりに回動自在となっている。そし
て、図示はしていないが、レバー6の底部には一対の駆
動体がそれぞれコイルばねを介して出入自在に保持され
ていて、各駆動体の先端がそれぞれ上記可動接片に弾接
しており、レバー6の天面6aの一端部を押し込むと一
方の駆動体が第1の可動接片上を摺動して該可動接片が
上記支点部を中心に回転するので、第1の可動接片と固
定接点2a,2bとの接離動作が行われるとともに、レ
バー6の天面6aの他端部を押し込むと他方の駆動体が
第2の可動接片上を摺動して該可動接片が支点部を中心
に回転するので、第2の可動接片と固定接点3a,3b
との接離動作が行われるようになっている。
【0004】ところで、上述した従来のスイッチ装置
は、1個のレバー6の天面6aの両端部を選択的に押し
込んで使用するというものなので、このレバー6は、そ
の天面6aの一端部を押し込み操作したときに他端部が
上方へ大きく突出してしまい、結果としてレバー6の上
方に余裕のあるスペースを確保しておかなければならな
かった。このことは、スイッチ装置の操作部のスペース
ファクタを劣化させるのみならず、スイッチ装置の周辺
に配置する他の部品に配列状の制約を与えてしまうこと
になる。
は、1個のレバー6の天面6aの両端部を選択的に押し
込んで使用するというものなので、このレバー6は、そ
の天面6aの一端部を押し込み操作したときに他端部が
上方へ大きく突出してしまい、結果としてレバー6の上
方に余裕のあるスペースを確保しておかなければならな
かった。このことは、スイッチ装置の操作部のスペース
ファクタを劣化させるのみならず、スイッチ装置の周辺
に配置する他の部品に配列状の制約を与えてしまうこと
になる。
【0005】そこで従来、図6の外観図および図7の部
分断面図に示すように、押し込み操作しても上方への突
出量が極めて少ない一対のレバー9,10を並設し、第
1のレバー9と第2のレバー10とが互いに異なる可動
接片を駆動するようにしたスイッチ装置が提案されてい
る。なお、図6,7において、先に説明した図5と対応
する部分には同一符号が付してある。
分断面図に示すように、押し込み操作しても上方への突
出量が極めて少ない一対のレバー9,10を並設し、第
1のレバー9と第2のレバー10とが互いに異なる可動
接片を駆動するようにしたスイッチ装置が提案されてい
る。なお、図6,7において、先に説明した図5と対応
する部分には同一符号が付してある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、シーソ
ースイッチの操作部のスペースファクタを改善した上記
従来提案は、図7に明らかなように、両支持壁4,5の
取付孔4a,5aおよび両レバー9,10の挿通孔9
a,10aを位置合わせした状態で、回動支軸7をこれ
ら取付孔4a,5aおよび挿通孔9a,10a内に挿通
して抜け止めワッシャ8を取り付けるという組立作業を
必要とし、特に上記位置合わせ作業が煩雑であるという
不具合があった。また、この従来提案は、第1のレバー
9と第2のレバー10との相対向する側面どうしが部分
的に接触してしまうため、押し込み操作時に該側面に摺
動抵抗が生じてしまい、操作性を劣化させる虞があっ
た。
ースイッチの操作部のスペースファクタを改善した上記
従来提案は、図7に明らかなように、両支持壁4,5の
取付孔4a,5aおよび両レバー9,10の挿通孔9
a,10aを位置合わせした状態で、回動支軸7をこれ
ら取付孔4a,5aおよび挿通孔9a,10a内に挿通
して抜け止めワッシャ8を取り付けるという組立作業を
必要とし、特に上記位置合わせ作業が煩雑であるという
不具合があった。また、この従来提案は、第1のレバー
9と第2のレバー10との相対向する側面どうしが部分
的に接触してしまうため、押し込み操作時に該側面に摺
動抵抗が生じてしまい、操作性を劣化させる虞があっ
た。
【0007】本考案はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、その目的は、並設した一対のレバー
を貫通する回動支軸の取付が容易で、操作性も良好なス
イッチ装置を提供することにある。
てなされたもので、その目的は、並設した一対のレバー
を貫通する回動支軸の取付が容易で、操作性も良好なス
イッチ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した本考案の目的
は、回動支軸の長手方向略中央に大径部を設け、該大径
部の両側に第1のレバーと第2のレバーとを配設すると
ともに、該回動支軸を支持するために立設した支持壁の
先端部に可撓性を付与し、一対の該支持壁間に該回動支
軸を圧入して取り付けることによって達成される。
は、回動支軸の長手方向略中央に大径部を設け、該大径
部の両側に第1のレバーと第2のレバーとを配設すると
ともに、該回動支軸を支持するために立設した支持壁の
先端部に可撓性を付与し、一対の該支持壁間に該回動支
軸を圧入して取り付けることによって達成される。
【0009】
【作用】上記手段によれば、予め大径部の両側に第1お
よび第2のレバーを装着した回動支軸を、支持壁の先端
部の可撓性を利用することで該支持壁の内壁面に沿って
圧入していくことができ、該回動支軸の両端部を該支持
壁の取付孔内へ挿入した時点で、撓んでいた該支持壁の
先端部が元に戻るので、該回動支軸は抜け止め状態で該
支持壁に支持されることになり、煩雑な位置合わせ作業
やワッシャ取付作業が不要となる。また、回動支軸の大
径部がスペーサとして機能するので、第1のレバーと第
2のレバーとは常に離間した状態に保たれ、両レバー間
に摺動抵抗が生じる虞がなくなる。
よび第2のレバーを装着した回動支軸を、支持壁の先端
部の可撓性を利用することで該支持壁の内壁面に沿って
圧入していくことができ、該回動支軸の両端部を該支持
壁の取付孔内へ挿入した時点で、撓んでいた該支持壁の
先端部が元に戻るので、該回動支軸は抜け止め状態で該
支持壁に支持されることになり、煩雑な位置合わせ作業
やワッシャ取付作業が不要となる。また、回動支軸の大
径部がスペーサとして機能するので、第1のレバーと第
2のレバーとは常に離間した状態に保たれ、両レバー間
に摺動抵抗が生じる虞がなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は本考案によるスイッチ装置の一実施
例を示す部分断面図、図2は該スイッチ装置の分解斜視
図、図3は該スイッチ装置の動作説明図であり、先に説
明した図5〜7と対応する部分には同一符号が付してあ
る。
例を示す部分断面図、図2は該スイッチ装置の分解斜視
図、図3は該スイッチ装置の動作説明図であり、先に説
明した図5〜7と対応する部分には同一符号が付してあ
る。
【0012】図1〜3において、第1のレバー9および
第2のレバー10を回動自在に支持している回動支軸7
は、その長手方向略中央に大径部7aが設けてあり、こ
の大径部7aの両側に各レバー9,10が配してある。
すなわち、回動支軸7の長手方向片側を挿通孔9a内に
挿通せしめた第1のレバー9と、回動支軸7の長手方向
他側を挿通孔10a内に挿通せしめた第2のレバー10
との間に、大径部7aを介在させることで、この大径部
7aが両レバー9,10を軸線方向に位置規制するよう
になっている。そして、図2,3に明らかなように、各
レバー9,10の底部にはそれぞれ、コイルばね11,
12を介して、駆動体13,14が出入自在に保持され
ており、各駆動体13,14の先端がそれぞれ、ウェハ
1の支点部1a,1b上で揺動自在な第1の可動接片1
5と第2の可動接片16とに弾接している。なお、ウェ
ハ1の内底面には第1の固定接点2a,2bと第2の固
定接点3a,3bとが並設してあり、第1の固定接点2
a,2b間の略中央に位置する支点部1a上に第1の可
動接片15を配置し、第2の固定接点3a,3b間の略
中央に位置する支点部1b上に第2の可動接片16を配
置している。
第2のレバー10を回動自在に支持している回動支軸7
は、その長手方向略中央に大径部7aが設けてあり、こ
の大径部7aの両側に各レバー9,10が配してある。
すなわち、回動支軸7の長手方向片側を挿通孔9a内に
挿通せしめた第1のレバー9と、回動支軸7の長手方向
他側を挿通孔10a内に挿通せしめた第2のレバー10
との間に、大径部7aを介在させることで、この大径部
7aが両レバー9,10を軸線方向に位置規制するよう
になっている。そして、図2,3に明らかなように、各
レバー9,10の底部にはそれぞれ、コイルばね11,
12を介して、駆動体13,14が出入自在に保持され
ており、各駆動体13,14の先端がそれぞれ、ウェハ
1の支点部1a,1b上で揺動自在な第1の可動接片1
5と第2の可動接片16とに弾接している。なお、ウェ
ハ1の内底面には第1の固定接点2a,2bと第2の固
定接点3a,3bとが並設してあり、第1の固定接点2
a,2b間の略中央に位置する支点部1a上に第1の可
動接片15を配置し、第2の固定接点3a,3b間の略
中央に位置する支点部1b上に第2の可動接片16を配
置している。
【0013】また、ウェハ1の両外側壁には、回動支軸
7の両端部を挿入・支持するための取付孔4a,5aを
有して相対向する支持壁4,5が立設されているが、こ
れら支持壁4,5の先端部には可撓性が付与してあるの
で、該先端部どうしを互いに離反する方向へ押し広げる
ことができるようになっている。さらにまた、各支持壁
4,5の先端部の内壁面にはそれぞれ、傾斜したガイド
面4b,5bが形成してある。
7の両端部を挿入・支持するための取付孔4a,5aを
有して相対向する支持壁4,5が立設されているが、こ
れら支持壁4,5の先端部には可撓性が付与してあるの
で、該先端部どうしを互いに離反する方向へ押し広げる
ことができるようになっている。さらにまた、各支持壁
4,5の先端部の内壁面にはそれぞれ、傾斜したガイド
面4b,5bが形成してある。
【0014】したがって、両レバー9,10および回動
支軸7をウェハ1に取り付ける際の組立作業は、予め大
径部7aの両側に第1のレバー9と第2のレバー10と
を装着した回動支軸7を、支持壁4,5の先端部の可撓
性やガイド面4b,5bを利用して、図1の上方から両
支持壁4,5の内壁面に沿って圧入していきさえすれば
よい。すなわち、こうして圧入した回動支軸7の両端部
が取付孔4a,5a内へ挿入されれば、その時点で、外
側へ撓んでいた両支持壁4,5の先端部が元に戻るの
で、この回動支軸7は抜け止め状態で両支持壁4,5に
支持されることになり、よって煩雑な位置合わせ作業や
ワッシャ取付作業を行うことなく簡単に回動支軸7をウ
ェハ1に取り付けることができる。しかも、回動支軸7
の略中央に設けた大径部7aがスペーサとして機能する
ので、取付後も第1のレバー9と第2のレバー10とは
常に離間した状態に保たれ、よって両レバー9,10間
の摺動抵抗が操作性を劣化させる虞もない。
支軸7をウェハ1に取り付ける際の組立作業は、予め大
径部7aの両側に第1のレバー9と第2のレバー10と
を装着した回動支軸7を、支持壁4,5の先端部の可撓
性やガイド面4b,5bを利用して、図1の上方から両
支持壁4,5の内壁面に沿って圧入していきさえすれば
よい。すなわち、こうして圧入した回動支軸7の両端部
が取付孔4a,5a内へ挿入されれば、その時点で、外
側へ撓んでいた両支持壁4,5の先端部が元に戻るの
で、この回動支軸7は抜け止め状態で両支持壁4,5に
支持されることになり、よって煩雑な位置合わせ作業や
ワッシャ取付作業を行うことなく簡単に回動支軸7をウ
ェハ1に取り付けることができる。しかも、回動支軸7
の略中央に設けた大径部7aがスペーサとして機能する
ので、取付後も第1のレバー9と第2のレバー10とは
常に離間した状態に保たれ、よって両レバー9,10間
の摺動抵抗が操作性を劣化させる虞もない。
【0015】次に、上記実施例の動作を図3を参照して
説明する。
説明する。
【0016】両レバー9,10を操作しない中立状態で
は、図3(a)に示すように、第1の可動接片15は固
定接点2bと接触し、第2の可動接片16は鎖線で示す
如く固定接点3aと接触している。そして、この中立状
態で第1のレバー9を押し込み操作すると、該レバー9
は回動支軸7を中心として反時計回り方向に回転し、そ
の底部に収納されている駆動体13が第1の可動接片1
5上を摺動するので、駆動体13に押圧付勢される該可
動接片15が支点部1aを中心に回転し、図3(b)に
示すように、第1の可動接片15が固定接点2bから離
間して固定接点2aに接触するという接点切換え動作が
行われる。なお、可動接片15上を摺動する駆動体13
が支点部1aを乗り越える際に、第1のレバー9にはク
リック感触が与えられる。
は、図3(a)に示すように、第1の可動接片15は固
定接点2bと接触し、第2の可動接片16は鎖線で示す
如く固定接点3aと接触している。そして、この中立状
態で第1のレバー9を押し込み操作すると、該レバー9
は回動支軸7を中心として反時計回り方向に回転し、そ
の底部に収納されている駆動体13が第1の可動接片1
5上を摺動するので、駆動体13に押圧付勢される該可
動接片15が支点部1aを中心に回転し、図3(b)に
示すように、第1の可動接片15が固定接点2bから離
間して固定接点2aに接触するという接点切換え動作が
行われる。なお、可動接片15上を摺動する駆動体13
が支点部1aを乗り越える際に、第1のレバー9にはク
リック感触が与えられる。
【0017】また、中立状態で第2のレバー10を押し
込み操作すると、該レバー10は回動支軸7を中心とし
て時計回り方向に回転し、その底部に収納されている駆
動体14が第2の可動接片16上を摺動するので、駆動
体14に押圧付勢される該可動接片16が支点部1bを
中心に回転し、図3(c)に示すように、第2の可動接
片16が固定接点3aから離間して固定接点3bに接触
するという接点切換え動作が行われ、駆動体14が支点
部1bを乗り越える際に第2のレバー10にはクリック
感触が与えられる。
込み操作すると、該レバー10は回動支軸7を中心とし
て時計回り方向に回転し、その底部に収納されている駆
動体14が第2の可動接片16上を摺動するので、駆動
体14に押圧付勢される該可動接片16が支点部1bを
中心に回転し、図3(c)に示すように、第2の可動接
片16が固定接点3aから離間して固定接点3bに接触
するという接点切換え動作が行われ、駆動体14が支点
部1bを乗り越える際に第2のレバー10にはクリック
感触が与えられる。
【0018】このように上記実施例では、押し込み操作
しても上方への突出量が極めて少ない一対のレバー9,
10を並設してシーソースイッチの操作部のスペースフ
ァクタを改善していることに加え、支持壁4,5の先端
部の可撓性やガイド面4b,5bを利用することによっ
て、両レバー9,10を貫通する回動支軸7が簡単に支
持壁4,5に取り付けられるようになっており、その結
果、組立作業性が大幅に向上し、回動支軸7の取付にワ
ッシャが不要なため部品点数も削減できる。また、回動
支軸7の大径部7aがスペーサとして機能するので、両
レバー9,10間に摺動抵抗が生じる虞がなくなり、操
作性の向上が期待できる。
しても上方への突出量が極めて少ない一対のレバー9,
10を並設してシーソースイッチの操作部のスペースフ
ァクタを改善していることに加え、支持壁4,5の先端
部の可撓性やガイド面4b,5bを利用することによっ
て、両レバー9,10を貫通する回動支軸7が簡単に支
持壁4,5に取り付けられるようになっており、その結
果、組立作業性が大幅に向上し、回動支軸7の取付にワ
ッシャが不要なため部品点数も削減できる。また、回動
支軸7の大径部7aがスペーサとして機能するので、両
レバー9,10間に摺動抵抗が生じる虞がなくなり、操
作性の向上が期待できる。
【0019】なお、図4に示すように、回動支軸7の両
端部に小径部7b,7cを設けておき、これら小径部7
b,7cのみが支持壁の取付孔内に挿入されるように設
定しておけば、該支持壁と大径部7aとの間隔を高精度
に規定することができる。
端部に小径部7b,7cを設けておき、これら小径部7
b,7cのみが支持壁の取付孔内に挿入されるように設
定しておけば、該支持壁と大径部7aとの間隔を高精度
に規定することができる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、大径部の両側にレ
バーを配設した回動支軸が一対の支持壁間に圧入できる
ようにした本考案によれば、組立作業性が向上して部品
点数も減るためコストダウンが図れるとともに、上記大
径部が一対のレバー間のスペーサとして機能するため操
作性が向上し、しかも上方への突出量が極めて少ないレ
バーを用いることで操作部に良好なスペースファクタが
確保できる等、種々の顕著な効果を奏する。
バーを配設した回動支軸が一対の支持壁間に圧入できる
ようにした本考案によれば、組立作業性が向上して部品
点数も減るためコストダウンが図れるとともに、上記大
径部が一対のレバー間のスペーサとして機能するため操
作性が向上し、しかも上方への突出量が極めて少ないレ
バーを用いることで操作部に良好なスペースファクタが
確保できる等、種々の顕著な効果を奏する。
【図1】本考案によるスイッチ装置の一実施例を示す部
分断面図である。
分断面図である。
【図2】該実施例の分解斜視図である。
【図3】該実施例の動作説明図である。
【図4】本考案によるスイッチ装置の他の実施例に係る
回動支軸の断面図である。
回動支軸の断面図である。
【図5】従来のスイッチ装置の一例を示す外観図であ
る。
る。
【図6】従来のスイッチ装置の他の例を示す外観図であ
る。
る。
【図7】図6に示すスイッチ装置の部分断面図である。
1 ウェハ 1a,1b 支点部 2a,2b 第1の固定接点 3a,3b 第2の固定接点 4,5 支持壁 4a,5a 取付孔 4b,5b ガイド面 7 回動支軸 7a 大径部 9 第1のレバー 10 第2のレバー 11,12 コイルばね 13,14 駆動体 15 第1の可動接片 16 第2の可動接片
Claims (2)
- 【請求項1】 相対向する位置に一対の支持壁を立設し
た基台と、該基台上に並設した第1の固定接点および第
2の固定接点と、上記両支持壁に開設した取付孔内に両
端部を挿入した状態で該支持壁に支持される回動支軸
と、上記基台上に揺動自在に支持されつつ並設されてそ
れぞれ上記第1の固定接点と上記第2の固定接点とに接
離する第1の可動接片および第2の可動接片と、上記第
1の可動接片を弾性付勢する駆動体を保持して上記回動
支軸の長手方向片側に回動自在に支持された第1のレバ
ーと、上記第2の可動接片を弾性付勢する駆動体を保持
して上記回動支軸の長手方向他側に回動自在に支持され
た第2のレバーとを備え、上記レバーを押し込んで上記
駆動体を可動接片上で摺動させることにより該可動接片
が駆動されるスイッチ装置において、上記回動支軸の長
手方向略中央に大径部を設け、該大径部の両側に上記第
1のレバーと上記第2のレバーとを配設するとともに、
上記支持壁の先端部に可撓性を付与し、一対の該支持壁
間に上記回動支軸を圧入して取り付けたことを特徴とす
るスイッチ装置。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、上記支持壁の
先端部の内壁面に、上記回動支軸を上記取付孔内へと案
内するための傾斜したガイド面を形成したことを特徴と
するスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12592U JP2515002Y2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12592U JP2515002Y2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | スイッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557737U JPH0557737U (ja) | 1993-07-30 |
JP2515002Y2 true JP2515002Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=11465317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12592U Expired - Lifetime JP2515002Y2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515002Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP12592U patent/JP2515002Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0557737U (ja) | 1993-07-30 |
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