JP4167169B2 - 車両用方向指示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両方向指示装置に係り、特に構成部品の低減を図った車両用方向指示装置に関する。
従来の車両用方向指示装置100は、例えば図7に示すように、操作レバー101を、軸102を中心に中立位置から左折指示位置、或いは右折指示位置のいずれかに回動操作することにより方向指示器の操作が行われるよう構成されている。また、前記操作レバー101は(軸102と直交する)軸103を中心に回動操作することにより、パッシングやハイビーム等の操作が行われる。
また、前記車両用方向指示装置100は、操作レバー101の回動操作に対して操作感、つまり節度を付与する節度機構を備えている。この節度機構は、操作レバー101の先端部に設けられた節度ピース104、この節度ピース104を図中左方に付勢するばね105、そして前記節度ピース104が当接する第1の節度面105a及び第2の節度面105bを有するディテント105から構成されている。
更に、前記車両用方向指示装置100は、操作レバーキャンセル機構を備えている。この操作レバーキャンセル機構は、操作レバー101が左折指示位置、或いは右折指示位置のいずれかにある時に、図示しないステアリングホイールの戻し回動操作(操作レバーの回動方向とは逆方向の回動操作)によって操作レバー101を左折指示位置、或いは右折指示位置から中立位置に戻すものであり、キャンセル凸部106を有するキャンセルカム107や、ブラケット108に設けられたラチェット109をステアリングホイール側に付勢するラチェットスプリング109a、前記ラチェット109が戻し時に係合するバックプレート110、このバックプレート110を弾性保持するバックプレートスプリング110aから構成されている。
特開2000−208003号公報
ところが、上述したように従来の車両用方向指示装置100は、多くの部品を互いに組み合わせて構成されており、動作機構が複雑であった。また、部品点数が多いため、組み立て時における作業性、或いはコスト性が悪かった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数の低減を図った車両用方向指示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の車両用方向指示装置は、操作レバーと共に回動可能に設けられ、中立指示位置を中心として左折指示位置と右折指示位置との間を回動されるブラケットと、このブラケットを前記中立指示立位置、左折指示位置、及び右折指示位置に選択的に保持する節度手段と、ステアリングホイールと共に回転されるキャンセルカムと前記節度手段との間に中立位置を中心として左折位置と右折位置との間を揺動可能に設けられ、前記ブラケットが前記中立指示位置から左折指示位置または右折指示位置に回動されることに伴い前記中立位置から左折位置または右折位置に揺動して、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に保持された状態で前記ステアリングホイールが前記ブラケットの指示方向とは反対方向に回転されると前記キャンセルカムにより左折位置または右折位置から中立位置に揺動復帰する動作部材とを備え、前記節度手段は、前記動作部材に設けられ中立位置用谷部とこの両側に位置する左折位置用山部及び右折位置用山部とを有する節度面と、前記ブラケットに設けられ前記ブラケットが回動されることに応じて前記節度面を摺動する節度ピース及び前記節度ピースを前記節度面に向けて付勢する付勢手段とから構成されており、前記動作部材は、この動作部材が中立位置から左折位置に揺動されることに伴い前記キャンセルカムの軌跡上に進入し、左折位置から中立位置に揺動復帰されること伴い前記キャンセルカムの軌跡上から退出する左折キャンセル凸部と、前記動作部材が中立位置から右折位置に揺動されることに伴い前記キャンセルカムの軌跡上に進入し、右折位置から中立位置に揺動復帰されることに伴い前記キャンセルカムの軌跡上から退出する右折キャンセル凸部とを備え、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に保持された状態でステアリングホイールが前記ブラケットの指示方向と反対方向に回転されると、前記左折キャンセル凸部または右折キャンセル凸部が前記キャンセルカムに押圧されて前記動作部材が左折位置または右折位置から中立位置に向かって揺動復帰し、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に固定された状態でステアリングホイールが前記ブラケットの指示方向と反対方向に回転されると、前記左折キャンセル凸部または右折キャンセル凸部が前記キャンセルカムに押圧されて前記動作部材が左折位置または右折位置から中立位置に向かって揺動してから左折位置または右折位置に戻ることを特徴とする(請求項1の発明)。
また、上記構成の場合、前記動作部材が中立位置にあるときに当該動作部材を支持面若しくは離れた2箇所の支持部で支持するケースを備え、前記動作部材が中立位置から左折位置に揺動されるときは前記支持面の一方の端部若しくは前記2箇所の支持部のうち一方の支持部が揺動中心となり、中立位置から右折位置に揺動されるときには前記支持面の他方の端部若しくは前記2箇所の支持部のうち他方の支持部が揺動中心となるよう構成するとよい(請求項2の発明)。
上記構成の場合、動作部材が中立位置にあるときに当該動作部材はケースの支持面若しくは離れた2個の支持部によって支持されているので、動作部材がケースに対してぐらついたりすることがない。更に、操作レバーが回動操作されることに伴い動作部材も回動する際に、この動作部材の回動中心は前記支持面のうち一方の端部若しくは2個の支持部のうち一方の支持部であり、1点を中心としての回動となるので、動作部材は前記ケースに対して正確な回動をすることが可能となり、ステアリングホイール或いは操作レバーの回動操作に対して正確な動作をなす車両用方向指示装置を得ることができる。
また、上記構成の場合、前記ケース及び動作部材には動作部材が左折位置にあるときに係合する第1の係合手段が形成されると共に、右折位置にあるときに係合する第2の係合手段が形成されるよう構成するとよい(請求項3の発明)。
このような構成によれば、操作レバーの回動操作により、動作部材が左折位置或いは右折位置へ前記支持面のうち一方の端部若しくは2個の支持部のうち一方の支持部を揺動中心として揺動し保持された状態となるとき、この動作部材は前記揺動中心である1箇所と、更に第1の係合手段、或いは第2の係合手段のどちらかと係合し2箇所で保持される。よって、動作部材は中立位置だけでなく、左折位置或いは右折位置のどちらかに保持された状態であるときにも、ケースに対してぐらついたりすることがないので、操作レバーの回動操作に対してより一層正確な動作をなす車両用方向指示装置を得ることができる。
以上のように、本発明の車両用方向指示装置によれば、従来のようなレバーキャンセル機構を構成するディテント、ラチェット、ラチェットスプリング、バックプレート、そしてバックプレートスプリング等を用いなくとも、これら全ての機能を動作部材の1つで果たし得るので、部品点数を大幅に低減できる。また、このように部品点数を低減しても車両用方向指示装置としての全ての動作、つまり操作レバーの方向指示操作、順キャンセル動作、キャンセル動作、そして食いつき逃げ動作を夫々良好に行うことができるという優れた効果を呈する。
以下、本発明の一実施例について、図1〜図6を参照して説明する。
図1は、車両用方向指示装置1の一部を省略して示す平面図、図2は断面図である。図1及び図2に示すように、キャンセルカム2は外周部の2箇所にキャンセル凸部3を有する円筒状をなしていて、図示しないステアリングホイールと一体に回転するようになっている。このキャンセルカム2の一端側(図1、及び図2右側)には、両端に開口部を有する矩形箱状をなすケース4が固定されている。このケース4内には、ブラケット5が軸部5aを中心に回動可能に設けられており、このブラケット5には操作レバー6の基端部が軸6aを中心に回動可能に支持されている。
前記操作レバー6の先端部には、付勢手段としてのばね7を内包した節度ピース8が配設されており、この節度ピース8は前記ばね7によって前記キャンセルカム2側(図1、及び図2左側)に常時付勢されている。
前記ケース4内における節度ピース8の前方(図1、及び図2左方)には、動作部材9が配設されている。この動作部材9は、垂直面部10及び水平面部11を有する断面略L字状をなすものであり、前記垂直面部10のうち前記節度ピース8との対向面には節度面12が形成されている。
この節度面12は、操作レバー6が軸6aを中心に回動されることに基づいて、節度ピース8が摺動するディマ/パッシング用の節度面、及び操作レバー6が軸5aを中心に回動されることに基づいて、節度ピース8が摺動する方向指示用の節度面として機能する。そして、節度面12のうち、方向指示用の節度面として機能する部分には、中立位置用谷部12aと、この両側に左折位置用山部12b及び右折位置用山部12cが設けられている。また、この左折位置用山部12b及び右折位置用山部12cには、夫々第1の段差13、第2の段差14が形成されている。
また、動作部材9の前記垂直面部10のうち前記節度面12の裏面には、第1の係合凸部9a及び第2の係合凸部9bが形成されている。これら第1及び第2の係合凸部9a、9bは前記ケース4内に設けられた第1の係合凹部4a及び第2の係合凹部4bに対して係合可能に構成されている。
ここで、前記第1の係合凸部9a及び第1の係合凹部4aは第1の係合手段として機能し、前記第2の係合凸部9b及び第2の係合凹部4bは第2の係合手段として機能すると共に、第1及び第2の係合凹部4a、4bは支持面若しくは離れた2箇所の支持部として機能するものである。なお、ケース4内に設けられた2箇所の係合凹部4a、4b及びこの係合凹部4a、4bに係合する動作部材9の係合凸部9a、9bは夫々が湾曲し丸みを帯びた形状となっている。
更に、前記ケース4内のうち第1の係合凹部4aの左側(図1中、上側)には、右折用凹部4cが形成され、前記第2の係合凹部4bの右側(図1中、下側)には左折用凹部4dが夫々形成されている。また、前記動作部材9のうち第1の係合凸部9aの左側(図1中、上側)には、右折用凸部9cが形成され、前記第2の係合凸部9bの右側(図1中、下側)には左折用凸部9dが夫々形成されている。これらは、操作レバー6が左右のどちらかの指示位置に回動操作されたときに互いに係合する構成をなすものであるが、その詳細は後述する。
また、動作部材9の前記水平面部11の端部には左折キャンセル凸部11a及び右折キャンセル凸部11bが、前記ケース4内から突出するように夫々形成されている。
なお、本実施例においては、前記動作部材9の節度面12、節度ピース8、及びこの節度ピース8内部のばね7により節度手段が構成されるものである。
次に、上記構成の作用について、図1、図3〜図6を参照しながら説明する。
まず、図1に示すように、動作部材9が中立位置にある場合では、前記節度ピース8は動作部材9の節度面12における中立位置用谷部12aに保持されている。これにより動作部材9は節度ピース8に押圧され、前記第1及び第2の係合凸部9a、9bがケース4の前記第1及び第2の係合凹部4a、4bに嵌まり込んで係合し保持された状態となる。このとき、前記左折キャンセル凸部11a及び右折キャンセル凸部11bは、前記キャンセルカム2のキャンセル凸部3の軌跡K上(各図、2点鎖線参照)から退出している。
これに対して、操作レバー6が中立位置から、例えば右折指示位置(図1、図3中、下方向)へ回動操作された場合、ブラケット5が軸部5aを中心として時計回りに回動する。すると、節度ピース8が節度面12(この場合、方向指示用の節度面)の中立位置用谷部12aから右折指示用山部12cの斜面に沿って摺動し、第1の段差13を乗り上げる。
このとき、節度面12は、節度ピース8によってキャンセルカム2側に押圧されているので、これにより動作部材9は前記ケース4の第1の係合凹部4aに係合している前記第1の係合凸部9aを中心として反時計回りへ徐々に揺動する。そして、図3に示すように、動作部材9は、右折用凸部9cがケース4の右折用凹部4cに係合した状態で停止する。この状態で、節度ピース8は右折指示用山部12cの第2の段差14に当接する。つまり、操作レバー6及びブラケット5が右折指示位置に保持されているとき、動作部材9はケース4に対して、第1の係合凸部9a及び右折用凸部9cの2箇所で支持された状態となる。このとき、上記動作部材9の右折キャンセル凸部11bは、キャンセル凸部3の軌跡K上に進入する。
この状態で、ステアリングホイールの回動操作により、キャンセルカム2が操作レバー6の指示方向と同方向(図3中、矢印C1方向)へ回転されると、図4に示すように、キャンセル凸部3が前記右折キャンセル凸部11bに当接する。これにより、動作部材9は、前記右折用凸部9cを中心として反時計回りに揺動し、節度面12のうち第2の段差14(付近の面に)より節度ピース8が押圧される。
このとき、節度ピース8内が前記ばね7の付勢力に抗して操作レバー6内に没入するため、前記ブラケット5、つまり操作レバー6は右折指示位置に保持されたままで、キャンセル凸部3の矢印D1方向への回転が許容される。なお、図4には、動作部材9によりブラケット5及び操作レバー6が順キャンセル動作する瞬間の状態が示されている。
また、図3の状態で、ステアリングホイールの回動操作によりキャンセル凸部3が、操作レバー6の指示方向とは反対方向(図3中、矢印C2方向)へ回転されると、図5に示すようにキャンセル凸部3が、前記右折キャンセル凸部11bに当接し、これにより動作部材9をキャンセル凸部3の回転方向と同方向(図5中、矢印E1方向)へ押圧する。
これに伴い動作部材9は、前記第1の係合凸部9aを中心として時計回りに揺動し、動作部材9の第2の段差14によって節度ピース8は中立位置用谷部12aに向かって押圧される。そして、この押圧する力が、前記節度手段の保持力を上回ることにより、ブラケット5及び操作レバー6が矢印E2方向へ回動されて中立位置に回動復帰されるようになる。なお、図5には、動作部材9によりブラケット5及び操作レバー6がキャンセル動作する瞬間の状態が示されている。
一方、例えば運転者が操作レバー6を握ったまま当該操作レバー6を右折指示位置に固定した状態で上記したようなキャンセル動作が行われる、いわゆる食いつき操作があった場合、動作部材9は、図6に示すように、前記第1の係合凸部9aを中心として時計回りに強引に揺動し、前記動作部材9における節度面12の第2の段差14によって節度ピース8が押圧されても操作レバー6は回動しない。このため、節度ピース8に対して、矢印F1で示すような方向に、節度手段による保持力を越える過大な押圧する力が作用するようになる。
すると、前記節度ピース8内のばね7が大きく縮み、当該節度ピース8が操作レバー6内に没入することにより前記動作部材9の回動動作が許容され、キャンセル凸部3の矢印F1方向への通過が許容される。なお、図6には、動作部材9によりブラケット5及び操作レバー6が食いつき逃げ動作する瞬間の状態が示されている。
なお、上記した各動作は、ブラケット5及び操作レバー6が右折指示位置に回動された場合のものであるが、ブラケット5及び操作レバー6が左折指示位置に回動された場合も同様な動作となる。
上記した実施例によれば、車両用方向指示装置1においてラチェットやバックプレート等の多くの部材を用いなくとも、動作部材9だけで操作レバーの方向指示動作、順キャンセル動作、キャンセル動作、そして食いつき逃げ動作の各動作をすることが可能となり、車両用方向指示装置1を構成する部品点数を大幅に低減できるので、組み立て時における作業性、或いはコスト性を優れたものとすることができる。
また、動作部材9の摺動面12において、左折位置用山部12b及び右折位置用山部12cの夫々に第1の段差13及び第2の段差14を形成した。これにより、操作レバー6を左右方向のどちらかに軽く回動操作すると、節度面12における第1の段差13に対して当該節度面12を摺動する節度ピース8が当接し引っ掛かるので、レーンチェンジの際に操作感を得ることができる。更に、操作レバー6のキャンセル時には第2の段差14(付近の面)によって前記節度ピース8を中立位置へ押し戻す力が強くなり当該節度ピース8が確実に中立位置方向へ押圧されるので、キャンセル動作、食いつき逃げ動作等の各動作が正確なものとなる。
また、節度ピース8内にばね7を配設し、このばね7を縮ませて動作部材9の強引な揺動を許容させる構成とした。これにより、操作レバー6の食いつき動作によっても節度手段が破損したり、各部材がはずれたりすることがない。
また、動作部材9が中立位置にあるときには、当該動作部材9に形成された第1及び第2の係合凸部9a、9bがケース4に形成された第1及び第2の係合凹部4a、4bに嵌まり込んで係合するようにした。これによりの動作部材9は中立位置にて2箇所(2点)で支持されて保持された状態となるので、安定する。更に、操作レバー6が左折指示位置にあるときには、動作部材9は第2の係合凸部9b及び左折用凸部9dの2箇所で支持され、右折指示位置にあるときには、前記動作部材9は第1の係合凸部9a及び右折用凸部の2箇所にて支持され、どちらの支持位置にあるときでも、中立位置同様にぐらついたりすることがなく安定する。
また、第1及び第2の係合凸部9a、9b、そしてこれらに係合する第1及び第2の係合凹部4a、4bは夫々湾曲して丸みを帯びるように形成されているので、動作部材9がどちらの係合凸部を中心として揺動する際にも、滑らかに揺動することができると共に、この揺動の中心に局部的な圧力が作用しないので、低摩擦で心地よい操作感が得られる。
なお、上記実施例においては、動作部材9が中立位置にあるときにケース4の第1及び第2の係合凹部4a、4bに対して第1及び第2の係合凸部9a、9bを係合させることにより支持し、保持される状態としたが、これに限定されるものではなく、係合凸部及び係合凹部は夫々1箇所としてもよい。この場合、動作部材9が中立位置にてぐらつかないように、例えば係合凸部及び係合凹部を夫々径の大きなものとするとよい。
また、上記第1及び第2の係合凸部9a、9bや第1及び第2の係合凹部4a、4bを夫々湾曲して丸みを帯びるように構成したが、これに限定されるものではなく、例えば第1及び第2係合凸部9a、9bを三角山状のものとしたり、或いは第1及び第2の係合凹部4a、4b、第1及び第2の係合凸部9a、9bの両方夫々を三角山状としたりしてもよい。
また、動作部材9は、垂直面部10及び水平面部11を有する断面略L字状の部材とし、垂直面部10の表裏面に対して第1及び第2の係合凸部9a、9b、そして節度面12を形成する構成とする共に、水平面部11に対して左折キャンセル凸部11a及び右折キャンセル凸部11bを夫々形成する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、動作部材9の断面を本実施例とは逆の略L字状(つまり、図2の上下方向において、垂直面部10の一部若しくは全体が水平面部11より上方にくるような構成。)とするのもよく、或いは略T字状(つまり、図2の上下方向において、垂直面部10の略中央から水平面部11が形成されるような構成)としてもよい。
このように、動作部材9の全体的な形状、或いは第1及び第2の係合凸部9a、9b、節度面12等の互いの位置関係、そしてこれらの形状等は、各部材の機能を果たしえる範囲で適宜変更可能である。
本発明の一実施例を示すもので、車両用方向指示装置の平面図 車両用方向指示装置の縦断面図 車両用方向指示装置において、操作レバーが右折指示位置にて保持された状態をケースを省略して示す平面図 順キャンセル動作を示す図3相当図 キャンセル動作を示す図3相当図 食いつき逃げ動作を示す図3相当図 従来例を示す、図2相当図
符号の説明
図面中、1は車両用方向指示装置、2はキャンセルカム、3はキャンセル凸部(キャンセルカム)、4はケース、4aは第1の係合凹部(第1の係合手段)、4bは第2の係合凹部(第2の係合手段)、5はブラケット、6は操作レバー、7はばね(付勢手段及び節度手段)、8は節度ピース(節度手段)、9は動作部材、9aは第1の係合凸部(第1の係合手段)、9bは第2の係合凸部(第2の係合手段)、左折キャンセル凸部11a、11bは右折キャンセル凸部、12は節度面(節度手段)、12aは中立位置用谷部、12bは左折位置用山部、12cは右折位置用山部、Kはキャンセルカムの軌跡である。

Claims (3)

  1. 操作レバーと共に回動可能に設けられ、中立指示位置を中心として左折指示位置と右折指示位置との間を回動されるブラケットと、
    このブラケットを前記中立指示立位置、左折指示位置、及び右折指示位置に選択的に保持する節度手段と、
    ステアリングホイールと共に回転されるキャンセルカムと前記節度手段との間に中立位置を中心として左折位置と右折位置との間を揺動可能に設けられ、前記ブラケットが前記中立指示位置から左折指示位置または右折指示位置に回動されることに伴い前記中立位置から左折位置または右折位置に揺動して、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に保持された状態で前記ステアリングホイールが前記ブラケットの指示方向とは反対方向に回転されると前記キャンセルカムにより左折位置または右折位置から中立位置に揺動復帰する動作部材とを備え、
    前記節度手段は、前記動作部材に設けられ中立位置用谷部とこの両側に位置する左折位置用山部及び右折位置用山部とを有する節度面と、前記ブラケットに設けられ前記ブラケットが回動されることに応じて前記節度面を摺動する節度ピース及び前記節度ピースを前記節度面に向けて付勢する付勢手段とから構成されており、
    前記動作部材は、この動作部材が中立位置から左折位置に揺動されることに伴い前記キャンセルカムの軌跡上に進入し、左折位置から中立位置に揺動復帰されること伴い前記キャンセルカムの軌跡上から退出する左折キャンセル凸部と、前記動作部材が中立位置から右折位置に揺動されることに伴い前記キャンセルカムの軌跡上に進入し、右折位置から中立位置に揺動復帰されることに伴い前記キャンセルカムの軌跡上から退出する右折キャンセル凸部とを備え、
    前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に保持された状態でステアリングホイールが前記ブラケットの指示方向と反対方向に回転されると、前記左折キャンセル凸部または右折キャンセル凸部が前記キャンセルカムに押圧されて前記動作部材が左折位置または右折位置から中立位置に向かって揺動復帰し、
    前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に固定された状態でステアリングホイールが前記ブラケットの指示方向と反対方向に回転されると、前記左折キャンセル凸部または右折キャンセル凸部が前記キャンセルカムに押圧されて前記動作部材が左折位置または右折位置から中立位置に向かって揺動してから左折位置または右折位置に戻るよう構成されていることを特徴とする車両用方向指示装置。
  2. 前記動作部材が中立位置にあるときに当該動作部材を支持面若しくは離れた2箇所の支持部で支持するケースを備え、
    前記動作部材が中立位置から左折位置に揺動されるときは前記支持面の一方の端部若しくは前記2箇所の支持部のうち一方の支持部が揺動中心となり、中立位置から右折位置に揺動されるときには前記支持面の他方の端部若しくは前記2箇所の支持部のうち他方の支持部が揺動中心となることを特徴とする請求項1記載の車両用方向指示装置。
  3. 前記ケース及び動作部材には動作部材が左折位置にあるときに係合する第1の係合手段が形成されると共に、右折位置にあるときに係合する第2の係合手段が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用方向指示装置。
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