JP2513418Y2 - 電子写真装置の定着装置 - Google Patents

電子写真装置の定着装置

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JP2513418Y2
JP2513418Y2 JP1990016816U JP1681690U JP2513418Y2 JP 2513418 Y2 JP2513418 Y2 JP 2513418Y2 JP 1990016816 U JP1990016816 U JP 1990016816U JP 1681690 U JP1681690 U JP 1681690U JP 2513418 Y2 JP2513418 Y2 JP 2513418Y2
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pressure
roll
fixing device
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unit
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浩一 望月
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Nitto Kogyo Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複写器、レーザービームプリンタ、ファクシ
ミリなどの電子写真装置における定着装置に関し、特
に、定着装置でのジャム処理を容易にできる技術に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、給紙側を回動支軸として上下に分割開閉するク
ラムシェル型の電子写真装置が使用されている。この電
子写真装置の定着装置は、加熱ロールを有する上側ユニ
ットと加圧ロールを有する下側ユニットとからなり、一
方側に設けられた回動軸によって上側ユニットが回動離
間する構成とし、電子写真装置を閉じることによって上
側ユニットと下側ユニットを密接させ、加熱ロールと加
圧ロールをバネの付勢力によって圧接させる構成となっ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの定着装置は電子写真装置を開
放したときに加圧ロールの圧接圧力は解除されるが、加
熱ロールと加圧ロールは当接したままであり、ジャム処
理のときに加熱ロールと加圧ロールとの間に挟まれた複
写紙を取り出すには、電子写真装置の内部をのぞき込み
ながら、片手で上側ユニットをさらに上側に回動させ
て、加熱ロールと加圧ロールが当接しないように保持し
ながら複写紙を除去せねばならなかった。このとき、不
用意に上側ユニットを持ち上げると、火傷をすることも
あり、また知らずに複写紙を引き抜いた場合、定着ロー
ルの表面を傷つけたり、定着ロールに当接している分離
爪を破損することもあった。
本考案は上記のクラムシェル型電子写真装置の欠点を
解消するもので、ジャム処理を容易にできる定着装置を
提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、上部分割部を
有するクラムシェル型電子写真装置の定着装置であっ
て、加熱ロールを有する上側ユニットと、加圧ロールを
有する下側ユニットとが給紙側の回動支軸を中心に上下
に分割開閉自在に結合された定着装置において、一端を
前記下側ユニットに回動自在に固定し、中間部である加
圧ロールあるいはこれに付設した部材に圧接する加圧ア
ームを設け、該加圧アームの他端と前記上側ユニットの
前記回動支軸から離間した位置との間に加圧バネを張設
し、前記上部分割部を開放したときに該加圧バネの付勢
力による前記加圧アームの回動を途中で停止するストッ
パ部材を設け、前記上側ユニットが前記加圧バネの残力
によってさらに回動離間することによって前記加圧ロー
ルと前記加熱ロールとの間に間隙を形成する構成を採用
している。
〔作用〕
クラムシェル型電子写真装置の上部分割部を開放する
と、定着装置において、先ず加圧バネの付勢力で上側ユ
ニットが回動支軸を中心に回動して開く。そして、上側
ユニットが途中まで開くと、加圧アームがストッパ部材
によって回動を止められるが、この状態では加圧バネに
はまだ付勢力が残っている。この付勢力の残力によって
さらに上側ユニットは回動し、加熱ロールは加圧ロール
から離間して隙間ができる。従って定着装置内に紙詰ま
りが生じていても、加熱・加圧ロール間に挟まれた複写
紙を容易に除去でき、しかも定着ロールの表面を傷付け
ず、分離爪等の破損の心配もない。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本考案の実施例を説明する。第1
図において、1は上側ユニット、2は下側ユニットを示
す。上側ユニット1にはトナー像を定着させるための加
熱ロール3が装着されている。この加熱ロール3はアル
ミニウム、鉄、ステンレス等の金属、またはセラミック
スなどの円筒状芯金表面にシリコーンゴムまたはPTFE樹
脂やPFA樹脂などの弗素樹脂を被覆したもので、その内
部には、ハロゲンヒータ4が備えられ、加熱ロール3の
表面を180℃乃至200℃に加熱調整される。符号5は分離
爪を示し、その先端が加熱ロール3の表面に軽く当接し
て複写紙の剥離を容易にしている。上側ユニットの出口
側には上側に樹脂製のコロからなる摺動部材6があり、
下側に排紙ロール7が設けられている。この排紙ロール
7は下側ユニット2にも対をなすように設けられ、トナ
ー像が定着された複写紙を排出する。
下側ユニット2は上側ユニット1と給紙側の回転軸8
によって結合され開閉自在になっている。また、下側ユ
ニット2のフレーム上には加圧ロール9が載置され、こ
の加圧ロール9の芯金10の表面にはシリコーンゴム等か
らなる軟質の弾性物質を被覆している。
この加圧ロール9の芯金10端部には加圧アーム11が当
接されており、この加圧アーム11はベアリング等を介し
て支持軸12によって一端を下側ユニット2に回動可能に
固定されている。加圧アーム11の他端部には加圧バネ13
の一端が取付けられ、さらに加圧バネ13の他端は上側ユ
ニット1のフレームで、回動軸8から離れた位置に設け
られたピン14に付勢力を付けられた状態で係止され、加
圧ロール9を加熱ロール3に圧接している。
電子写真装置を閉じることによって、慴動部材6は回
転しながら電子写真装置の上部分割部15の内面を慴動
し、上側ユニット1は下側ユニット2に接当する。この
とき加圧バネ13を伸ばそうとする力が働き、加圧バネ13
によって加圧アーム11が支持軸12を中心に加圧ロール9
を押上げ加圧ロール9は加熱ロール3に圧接する。
次に、電子写真装置の上部分割部15を開放すると支持
軸12によって回動可能な加圧アーム11が加圧バネ13の力
によって加圧ロール9を押上げ、ストッパ部材16に当接
して回動が停止する。このとき、加圧バネ13の長さは自
由長まで戻っておらず、さらに収縮しようとする付勢力
が残っている。この付勢力の残力が回動軸8で回動自在
に支持された上側ユニット1のピン14に作用し、上側ユ
ニット1を回動軸8を中心にさらに回動させ、加圧バネ
13の収縮残力と上側ユニット1の重量とのバランスが採
れる位置まで上側ユニット1を回動するので、加熱ロー
ル3と加圧ロール9との間に間隙が生じるのである。し
たがって、上側ユニット1の重量は、この加圧バネ13の
残力によって回動する程度に軽くなっている必要があ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、クラムシェル型
電子写真装置の上部分割部を開放することによって、定
着装置の圧接が解除するばかりか、加圧バネの残力によ
って自動的に定着装置の上部ユニットが開放し、加熱ロ
ールと加圧ロールの間即ち定着ロール対の間に間隙が生
じる。この結果、定着ロール対の間に挟まれた複写紙を
容易に取り除くことができる。また、定着ロール表面を
傷つけたり、分離爪等を破損することもなくなる。さら
に簡単な機構で定着装置を構成することができるため、
定着装置のコストダウンや組立が非常に簡素化できる等
の格別の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はクラムシェル型電子写真装置を閉じたときの定
着装置の断面図、 第2図はクラムシェル型電子写真装置を開放したときの
定着装置の断面図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部分割部を有するクラムシェル型電子写
    真装置の定着装置であって、 加熱ロールを有する上側ユニットと、加圧ロールを有す
    る下側ユニットとが給紙側の回動支軸を中心に上下に分
    割開閉自在に結合された定着装置において、 一端を前記下側ユニットに回動自在に固定し、中間部で
    ある加圧ロールあるいはこれに付設した部材に圧接する
    加圧アームを設け、該加圧アームの他端と前記上側ユニ
    ットの前記回動支軸から離間した位置との間に加圧バネ
    を張設し、前記上部分割部を開放したときに該加圧バネ
    の付勢力による前記加圧アームの回動を途中で停止する
    ストッパ部材を設け、前記上側ユニットが前記加圧バネ
    の残力によってさらに回動離間することによって前記加
    圧ロールと前記加熱ロールとの間に間隙を形成すること
    を特徴とする電子写真装置の定着装置。
JP1990016816U 1990-02-23 1990-02-23 電子写真装置の定着装置 Expired - Lifetime JP2513418Y2 (ja)

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