JPH0142110Y2 - - Google Patents

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JPH0142110Y2
JPH0142110Y2 JP1981126983U JP12698381U JPH0142110Y2 JP H0142110 Y2 JPH0142110 Y2 JP H0142110Y2 JP 1981126983 U JP1981126983 U JP 1981126983U JP 12698381 U JP12698381 U JP 12698381U JP H0142110 Y2 JPH0142110 Y2 JP H0142110Y2
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JP
Japan
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pressure
heat roller
roller
lever
pressure release
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JP1981126983U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複写機における未定着トナーを加熱定
着する互いに加圧されたヒートローラの圧力復帰
装置に関する。
従来、複写機用の定着装置として、互いに加圧
されたローラ内にヒータを内設したヒートローラ
を用いたものがある。これは、他の熱源を用い加
熱定着する定着装置に比べ、熱効率もよく、且つ
コンパクト化できる等の利点を有している。
上記ヒートローラはアルミから成る円筒ローラ
内の中心にハロゲンランプ等の熱源を設け、この
ローラ表面にシリコンゴムをコートしたものや、
表面にテフロン(登録商標)系樹脂をコートした
熱ローラと、これを圧接するシリコンゴム系の圧
着ローラとから成つている。この圧着ローラを上
記熱ローラに適当な圧力で圧接させ、これにより
圧接部において数mmのニツプ巾を持たせる。この
ニツプ巾の部分で、用紙上に転写されたトナー像
を定着している。定着を良好に行うために、上記
ニツプ巾が重要となり、それを得るために圧接ロ
ーラにてヒートローラ部を数10Kgの圧力で圧接し
ている。上記ニツプ巾は、両ローラが互に接触す
る巾である。
ここで、上述のヒートローラにおいて、シリコ
ンゴムの場合、圧接力の絶対量にもよるが、高圧
になればなる程、ゴム自体の塑性変形が大きくな
り、圧着部が歪み、トナー画像の定着性に悪影響
を与える。但し、ヒートローラの回転等において
は両ローラ間に数10Kgの圧力が加えられていても
ローラの変形等の問題は発生しない。ローラの変
形が生じるのは、ローラが停止している際に両ロ
ーラが大きな圧着力にて圧着されている場合であ
り、この停止時間が長ければ変形される。
又、トナー像のオフセツトの防止を改善するた
めに、オフセツト防止層のシリコンゴムの表面に
シリコンオイルを塗布するか、又はRTV(常温加
硫成形)ゴムを利用しているものが大半である。
このRTVゴムはHTV(高温加硫成形)ゴムに比
べ、塑性変形が一段と大きくなるため、上述の問
題がより顕著になる。
そこで、上述の問題を解消する方法として、複
写機の非使用時には熱ローラと圧着ローラとの間
の圧力を解除する手段が種々試みられている。例
えば本出願人が提案した実願昭56−68950「熱ロー
ラ定着装置」等がある。
これに対し熱ローラと圧着ローラとの間の圧力
を解除する手段は、一般的に手動により実施され
ており、両ローラの圧力を解除しているのを忘れ
て、複写機を使用することがよくあぬ。例えば、
紙詰まり等が発生した際、ヒートローラの圧力を
解除し、用紙を容易に除去するようにしているが
用紙を除去した後にヒートローラの圧力を復帰さ
せるのを忘れてコピーすることがある。又、非使
用時の複写機をヒートローラの圧力が解除したま
まで使用し、ミスコピーを生じることもよくあ
る。
本考案は、上述の如き問題点に鑑み、ヒートロ
ーラの圧力解除していたことを忘れていた場合に
おいても、複写機の利用時には圧力を復帰させる
ことのできる有効なヒートローラの圧力復帰装置
を提供するものである。本考案は特に複写機本体
を上下に分離可能に設け、紙詰等の処理を容易に
した構造のものにおいて、複写機の上下への分離
に連動させてヒートローラの圧力復帰を行う装置
である。
以下図に従つて本考案によるヒートローラの圧
力復帰装置を詳細に説明する。
図は本考案のヒートローラの圧力復帰装置の一
具体例を示す側面図である。図中1は複写機本体
を上下に分離するための下フレーム、2は上フレ
ームである。下フレーム1と上フレーム2は、給
紙側において、軸3にて回動自在に軸支されてい
る。下フレーム1と上フレーム2は特に用紙の搬
送経路に沿つて分離されており、下フレーム1に
は、搬送経路を構成する一方のローラ及び複写工
程の一部が設けられており、上フレーム2には搬
送系のもう一方のローラ及び他の複写工程等が設
けられている。
又、下フレーム1には各複写工程を経て、表面
にトナー像が形成された用紙を通し、トナー像を
定着するためのヒートローラ4が設けられてい
る。このヒートローラ4はローラ内に熱源を内設
した熱ローラ41と、この熱ローラ41に圧着さ
れる圧着ローラ42とで構成されている。熱ロー
ラ41は下フレームに軸受等を介して回転可能に
設けられており、その位置より移動することはな
い。これに対し圧着ローラ42は軸受43共々下
フレーム1に熱ローラ41との軸線44方向に移
動可能に設けられている。軸受43は下フレーム
1に一端が軸支された圧着用レバー5に支持され
ている。圧着用レバー5はほぼ中央部にスプリン
グ6の一端が取付けられており、図中反時計方向
に常時付勢されている。従つて、圧着ローラ42
はスプリング6の付勢力により、熱ローラ41に
例えば数10Kgの圧力にて圧着される。上記スプリ
ング6の他端は下フレーム1に固定されている。
上記圧着用レバー5の軸支部と反対側の端部は
圧力復帰に供する形状に形成されており、圧力解
除凹部51、圧力復帰凹部52及びこの凹部間に
切換に供する凸部53が設けられている。この圧
着用レバー5の端部に対向して圧力解除レバー7
が、下フレーム1に軸支され回転可能に設けられ
ている。圧力解除レバー7の両端には回転可能な
コロ71,72が設けられている。圧力解除レバ
ー7の一方のコロ71は圧着レバー5の各凹部5
1,52に対向し、他のコロ72は上フレーム2
の両縁と当接する構造である。即ち、かかるコロ
72は、複写機本体の上フレームが開放された状
態で、閉合動作に連動させ、図中圧力解除レバー
7を時計方向に強制的に回動させ、スプリング6
による圧力復帰用の部材である。
今、実線で示す状態に圧力解除レバー7が位置
していれば、コロ71にて圧着用レバー5が押下
されないよう凹部52が形成されており、この時
圧着ローラ42は付勢力(圧接力)が規制される
ことなく、熱ローラ41に圧着される。そして、
圧力解除レバー7を何等からかの方法(例えば手
動にて)にて反時計方向へ回転させれば、コロ7
1が凸部53を乗り越え、凹部51に当接し、圧
着用レバー5をmだけ押し下げる。この時、スプ
リング6の付勢力が規制され圧着ローラ42の熱
ローラ41への圧着が解除される。上述の様な関
係となるべく、圧着用レバー5及び圧力解除レバ
ー7が位置決めされ配置されている。
上述の構成のものにおいて、紙詰まり等により
複写機本体を分離し用紙を取り除く場合上フレー
ム2は点線の如く開放される。そして、この紙詰
まりがヒートローラ4の箇所であれば、圧力解除
レバー7を点線で示す位置まで回動させ、ヒート
ローラ4の圧着ローラ42の圧着力を解除するこ
とで、容易に詰まつた用紙を除去できる。
紙詰まりを処置した後、ヒートローラ4の圧力
を復帰させるのを忘れた場合、従来ではヒートロ
ーラ4を開放状態のまま複写機を再使用し、ミス
コピーが発生していた。しかし、本考案によれば
ヒートローラ4の圧力復帰を忘れたとしても、上
フレーム2の下フレーム1への閉合により、圧力
が自動的に復帰される。つまり、上フレーム2の
下フレームと閉合する際の動作に連動して、圧力
解除レバー7のコロ72が、上フレーム2に当接
し押し下げられることから、圧力解除レバー7が
時計方向に回動される。この時、圧力解除レバー
7のコロ72が、圧着用レバー5の凹部51より
外れ、凸部52を乗り越えた後に凹部52と対向
し、フリーな状態となる。そのため、スプリング
6の付勢力により圧着用レバー5が上方向へ回動
し、圧着ローラ42が熱ローラ41に圧着され、
圧力復帰が行われたことになる。
以上説明した様に本考案のヒートローラの圧力
復帰装置によれば、複写機の上下分離構造におい
て、上フレームを下フレームに閉合する動作に連
動させて、ヒートローラの圧力の復帰動作を行う
ために、詰まつた紙を処理する際にヒートローラ
の圧力を解除していた場合でも、必ず複写機の使
用時には圧力が自動復帰された状態となり、定着
不良等のミスコピーの心配がなくなる。この場
合、圧力の自動復帰においては、何等特別の操作
を必要とすることがなく、確実な復帰を可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案におけるヒートローラの圧力復帰装
置の一具体例を示す複写機の外装を省いた側面図
である。 1……下フレーム、2……上フレーム、3……
支軸、4……ヒートローラ、41……熱ローラ、
42……圧着ローラ、5……圧着用レバー、6…
…スプリング、7……圧力解除レバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複写機本体を、上フレームと下フレームに分離
    自在に設け、互いに圧接され未定着トナーを加熱
    定着するヒートローラを上記下フレームに保持し
    てなる複写機において、 一端が軸支され回動可能に設けられ、上記ヒー
    トローラを構成する一方のローラに対して他のロ
    ーラを接離自在に且つ回転自在に支持すると共
    に、上記両ローラを常に圧着させるための付勢部
    材を具備してなる圧着用レバー5と、 該圧着用レバーと一端が連接され、上記付勢部
    材に抗して圧着用レバーを回動させ上記ヒートロ
    ーラを構成する両ローラの圧着状態を解除する回
    転可能に設けられてなる手動操作可能な圧力解除
    レバー7と、 該圧力解除レバーの上記圧着用レバーと連接す
    る一端と反対側が上記複写機本体の上フレームと
    対応した位置関係に設けられ、上記圧着用レバー
    にて両ローラを圧着させる方向へと回動させるべ
    く上記圧力解除レバーを、上記上フレームの閉合
    動作に連動させて圧力解除方向と反対方向に回動
    させるための圧力復帰用の部材72と、 を備えたことを特徴とするヒートローラの圧力復
    帰装置。
JP12698381U 1981-08-26 1981-08-26 ヒ−トロ−ラの圧力復帰装置 Granted JPS5831558U (ja)

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JP12698381U JPS5831558U (ja) 1981-08-26 1981-08-26 ヒ−トロ−ラの圧力復帰装置

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JPS5831558U JPS5831558U (ja) 1983-03-01
JPH0142110Y2 true JPH0142110Y2 (ja) 1989-12-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5440282B2 (ja) * 2010-03-11 2014-03-12 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53139540A (en) * 1977-05-12 1978-12-05 Fuji Xerox Co Ltd Roll type fixing device for copier
JPS55153975A (en) * 1979-05-17 1980-12-01 Canon Inc Picture image forming device
JPS56122068A (en) * 1980-02-29 1981-09-25 Mita Ind Co Ltd Releasing mechanism of roller fixing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755626Y2 (ja) * 1977-01-18 1982-12-01
JPS646518Y2 (ja) * 1981-03-11 1989-02-20

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JPS5831558U (ja) 1983-03-01

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