JPH0792846A - 定着装置及び加圧ローラ変形防止用スペーサ - Google Patents
定着装置及び加圧ローラ変形防止用スペーサInfo
- Publication number
- JPH0792846A JPH0792846A JP5237699A JP23769993A JPH0792846A JP H0792846 A JPH0792846 A JP H0792846A JP 5237699 A JP5237699 A JP 5237699A JP 23769993 A JP23769993 A JP 23769993A JP H0792846 A JPH0792846 A JP H0792846A
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- Japan
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- roller
- pressure roller
- heating roller
- spacer
- pressing roller
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Abstract
ローラにより転写紙を加熱ローラに均一に密着させる状
態を常に維持することが可能な定着装置及び加圧ローラ
変形防止用スペーサを提供する。 【構成】 輸送、保管等に際して長期間使用しない場合
には、定着領域外において加熱ローラ2と加圧ローラ3
との間に加圧ローラ変形防止用スペーサ14を挿着する
ことにより、加熱ローラ2に対する加圧ローラ3の圧接
力を弱め、或いは加熱ローラ2から加圧ローラ3を離反
させ、これにより、加圧ローラ3の定着領域の部分の永
久変形を防止する。
Description
紙に転写された画像を定着する定着装置及び加圧ローラ
変形防止用スペーサに関する。
ー画像を転写紙に転写し、その転写画像を定着する方法
として、加熱ローラの外周に加圧ローラを圧接し、加熱
ローラと加圧ローラとの間で転写紙を搬送する過程で転
写紙に熱と圧力とを加えることにより、転写紙上の転写
画像を定着する方法がある。
ーラはアルミニウム等の硬質の素管が用いられ、その素
管の外周面に転写紙の分離をよくするために弗素樹脂を
コーティングする構造が採用されている。また、加圧ロ
ーラは硬質の芯金の外周に例えばシリコンゴム等の弾性
部材を10mm程度の厚さをもって被覆することによ
り、記録紙に対する密着作用を高めるようにしている。
さらに、加圧ローラの両端は、加熱ローラに対して進退
自在に保持された可動軸受により支承され、これらの可
動軸受を加圧手段で加熱ローラ側に付勢することによ
り、加圧ローラを加熱ローラに圧接させている。
が弾性部材により形成されているため弾性的に変形する
が、定期的に使用する場合には回転運動により加熱ロー
ラとの接触位置が変わるため、一箇所が局部的に永久変
形に至ることはない。しかし、輸送、保管等のため、加
圧ローラが停止した状態で一部が加熱ローラに圧接され
た状態が長期間続くと、加圧ローラの外周の弾性部材に
歪が残る。これにより、転写紙を加熱ローラに均一に密
着させることができなくなり、定着ムラが発生するおそ
れがある。
回転自在に保持された加熱ローラと、外周面が弾性部材
により被覆され両端が可動軸受により回転自在に保持さ
れた加圧ローラと、前記可動軸受を前記加熱ローラ側に
押圧する加圧手段と、定着領域外において前記加熱ロー
ラと前記加圧ローラとの間に着脱自在に挿着される加圧
ローラ変形防止用スペーサとにより構成した。
部と加圧ローラの両端部との間に着脱自在に挿着される
挿入部と把手部とを一体に形成した。
管等に際して長期間使用しない場合には、定着領域外に
おいて加熱ローラと加圧ローラとの間に加圧ローラ変形
防止用スペーサを挿着することにより、加熱ローラに対
する加圧ローラの圧接力を弱め、或いは加熱ローラから
加圧ローラを離反させることができ、これにより、加圧
ローラの定着領域の部分の永久変形を防止することがで
きる。
る。1は相対向するフレームであるが、手前側のフレー
ム1を省略することにより、加熱ローラ2と加圧ローラ
3との支持構造を示す。すなわち、相対向するフレーム
1には、加熱ローラ2の両端外周を回転自在に保持する
リング状の軸受4が固定されている。また、フレーム1
には、加圧ローラ3の両端から突出する軸部5を回転自
在に支承する可動軸受6を上下動自在に保持する溝(図
示せず)が形成されている。前記加熱ローラ2はアルミ
ニウム等の素管の外周に弗素樹脂をコーティングするこ
とにより形成され、その中心には棒状の発熱体7が挿通
されている。また、前記加圧ローラ3は、芯金(図示せ
ず)の外周にシリコンゴム等の弾性部材(図示せず)を
10mm程度の厚さをもって被覆したものである。
れの内側面には、前記可動軸受6を前記加熱ローラ2側
に押圧する加圧手段8が設けられている。これらの加圧
手段8は、支軸9によりフレーム1に回動自在に保持さ
れたレバー10,11と、これらのレバー10,11の
間に張設されたスプリング12とよりなり、一方のレバ
ー10の他端には可動軸受6の下端に当接する加圧片1
0aが一体に形成されている。他方のレバー11の先端
部は開放フレーム13により押圧されている。
成する画像形成装置の筐体は、下部ケースと、この下部
ケースに対して上下回動自在に連結された上部ケースと
よりなり、前記フレーム1は下部ケースに保持され、前
記開放フレーム13は上部ケースに保持されている。
14が設けられている。この加圧ローラ変形防止用スペ
ーサ14は、前記加熱ローラ2と前記加圧ローラ3との
間に着脱自在に挿入される左右一対の挿入部15を把手
部16により連結したコの字形の形状のものである。本
実施例において、加圧ローラ3の定着領域外となる軸部
5が挿入部15に当接される。
際して、画像形成装置を長期にわたり使用しない場合に
は、画像形成装置の筐体の上部ケースを開放し、これに
伴い開放フレーム13を上昇させる。この状態では、レ
バー11の上方への回動動作が許容されるため、スプリ
ング12は張力を失う。したがって、加圧ローラ3と可
動軸受6とは自重により下降する。この状態で、把手部
16を把持して挿入部15を加熱ローラ2の両端外周と
加圧ローラ3の軸部5との間に挿入することが可能とな
る。
ム13がレバー11を押圧するため、レバー11は支軸
9を中心に反時計方向に回動し、スプリング12を伸長
させる。これにより、レバー10が支軸9を中心に反時
計方向に回動し、加圧片10aによって可動軸受6を押
し上げる。すなわち、挿入部15は加熱ローラ2の外周
と加圧ローラ3の軸部5との間で挾持されるため、脱落
しない状態に維持される。これにより、加熱ローラ2に
対する加圧ローラ3の圧接力を弱め、或いは加熱ローラ
2から加圧ローラ3を離反させることができる。したが
って、加圧ローラ3の定着領域の部分の変形を防止する
ことができる。
成装置の筐体の上部ケースを開放し、これに伴い開放フ
レーム13を上昇させる。この状態では、上述したよう
に、加圧ローラ3と可動軸受6とは自重により下降する
ので、加圧ローラ変形防止用スペーサ14を加熱ローラ
2と加圧ローラ3の軸部5との間から抜くことが可能と
なる。
サ14を外し、上部ケースを閉じると、図2に示すよう
に、開放フレーム13がレバー11を押圧するため、前
述したように、レバー11は支軸9を中心に反時計方向
に回動し、スプリング12が伸長し、レバー10が加圧
片10aによって可動軸受6を押し上げるため、加圧ロ
ーラ3の外周面が加熱ローラ2に圧接される。この場
合、加圧ローラ3の外周面はシリコンゴム等の弾性部材
により形成されているため、弾性的に変形して所定の接
触面積をもって加熱ローラ2に密着する。
圧ローラとの間に着脱自在に挿着される加圧ローラ変形
防止用スペーサを設けたので、輸送、保管等に際して長
期間使用しない場合には、定着領域外において加熱ロー
ラと加圧ローラとの間に加圧ローラ変形防止用スペーサ
を挿着することにより、加熱ローラに対する加圧ローラ
の圧接力を弱め、或いは加熱ローラから加圧ローラを離
反させることができ、これにより、加圧ローラの定着領
域の部分の永久変形を防止することができ、したがっ
て、定着に際し、加圧ローラにより転写用紙を加熱ロー
ラに均一に密着させ、定着作用を均一に行わせることが
できる。
ームを省略して加圧ローラ変形防止用スペーサの挿着状
態を示す側面図である。
止用スペーサを外した状態を示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転自在に保持された加熱ローラと、外
周面が弾性部材により被覆され両端が可動軸受により回
転自在に保持された加圧ローラと、前記可動軸受を前記
加熱ローラ側に押圧する加圧手段と、定着領域外におい
て前記加熱ローラと前記加圧ローラとの間に着脱自在に
挿着される加圧ローラ変形防止用スペーサとよりなるこ
とを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 加熱ローラの両端部と加圧ローラの両端
部との間に着脱自在に挿着される挿入部と把手部とを一
体に形成したことを特徴とする加圧ローラ変形防止用ス
ペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5237699A JPH0792846A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 定着装置及び加圧ローラ変形防止用スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5237699A JPH0792846A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 定着装置及び加圧ローラ変形防止用スペーサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0792846A true JPH0792846A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17019202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5237699A Pending JPH0792846A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 定着装置及び加圧ローラ変形防止用スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0792846A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002229373A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US7440723B2 (en) | 2005-07-08 | 2008-10-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and fixing device |
JP2008304643A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Ricoh Co Ltd | 撤去部材及びユニット |
JP2012133401A (ja) * | 2012-04-11 | 2012-07-12 | Ricoh Co Ltd | 未使用状態のユニット及び撤去部材 |
JP2017193383A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | デュプロ精工株式会社 | 加工処理装置及びシートの加工処理方法 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP5237699A patent/JPH0792846A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002229373A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US7440723B2 (en) | 2005-07-08 | 2008-10-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and fixing device |
JP2008304643A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Ricoh Co Ltd | 撤去部材及びユニット |
JP2012133401A (ja) * | 2012-04-11 | 2012-07-12 | Ricoh Co Ltd | 未使用状態のユニット及び撤去部材 |
JP2017193383A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | デュプロ精工株式会社 | 加工処理装置及びシートの加工処理方法 |
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