JP3285658B2 - 加熱加圧フュージングシステム - Google Patents
加熱加圧フュージングシステムInfo
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- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
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- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/20—Details of the fixing device or porcess
- G03G2215/2003—Structural features of the fixing device
- G03G2215/2009—Pressure belt
- G03G2215/2012—Pressure belt having an end
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に、コピー基体
（支持体）に形成されるトナー画像の加熱加圧フュージ
ング（定着や溶融等の）に関し、さらに詳細には、フュ
ージング領域を作る長尺状のウエブ部材と協働する小型
（低質量）熱フューザーローラを組み込むフュージング
システムにおける画像のフュージングに関する。
（支持体）に形成されるトナー画像の加熱加圧フュージ
ング（定着や溶融等の）に関し、さらに詳細には、フュ
ージング領域を作る長尺状のウエブ部材と協働する小型
（低質量）熱フューザーローラを組み込むフュージング
システムにおける画像のフュージングに関する。
【０００２】
【従来の技術】米国特許番号４，６８９，４７１号にお
いて示されているフュージング（ｆｕｓｉｎｇ）システ
ムにおいては、圧力ウエブ７２は、低圧力（ゼロックス
社２５１０においては約６ポンド（約２６．７ニュート
ン））のバイアス（付勢）機構と、２番目に低い圧力
（６ポンド（約２６．７ニュートン））を与える入口ニ
ップに対してバイアスされたブレード部材８２とによっ
て、小型（低質量）フューザーロール４９の表面の所定
の場所に保持される。しかしフュージングシステムの効
率はシステムの処理速度に比例する。つまり処理速度が
速くなるとフュージングシステムへの要求も増すのであ
る。毎秒２．０インチ（毎秒５．０８センチメートル）
（ゼロックス社製２５１０の速度）以上の処理速度にお
いては、コピー基体がウエブとフューザーロールとの接
触領域を通過するときに、コピー基体シートの許容フュ
ージング定着を達成するためにバイアスブレード部材に
よって与えられる圧力を含むバイアス力を増大させなけ
ればならないということが知られてきた。しかし、バイ
アス力を増加させる試みでは、フューザーロールを駆動
するトルクレベルがより高くなる結果となった。これま
で、このトルクの増大は、ゼロックス社製２５１０のよ
うに、大きい文書のコピー機の処理速度を増すことにお
いて制限を与える要因であった。
いて示されているフュージング（ｆｕｓｉｎｇ）システ
ムにおいては、圧力ウエブ７２は、低圧力（ゼロックス
社２５１０においては約６ポンド（約２６．７ニュート
ン））のバイアス（付勢）機構と、２番目に低い圧力
（６ポンド（約２６．７ニュートン））を与える入口ニ
ップに対してバイアスされたブレード部材８２とによっ
て、小型（低質量）フューザーロール４９の表面の所定
の場所に保持される。しかしフュージングシステムの効
率はシステムの処理速度に比例する。つまり処理速度が
速くなるとフュージングシステムへの要求も増すのであ
る。毎秒２．０インチ（毎秒５．０８センチメートル）
（ゼロックス社製２５１０の速度）以上の処理速度にお
いては、コピー基体がウエブとフューザーロールとの接
触領域を通過するときに、コピー基体シートの許容フュ
ージング定着を達成するためにバイアスブレード部材に
よって与えられる圧力を含むバイアス力を増大させなけ
ればならないということが知られてきた。しかし、バイ
アス力を増加させる試みでは、フューザーロールを駆動
するトルクレベルがより高くなる結果となった。これま
で、このトルクの増大は、ゼロックス社製２５１０のよ
うに、大きい文書のコピー機の処理速度を増すことにお
いて制限を与える要因であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フュ
ーザーロールのトルクレベルを高めることなく高いフュ
ージング処理速度を可能にすることである。
ーザーロールのトルクレベルを高めることなく高いフュ
ージング処理速度を可能にすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の目的
は、ウエブとフューザーロールとの接触巻き角領域を小
さくすると共に巻き角領域の両端でウエブに圧力を加え
る２つのフレキシブルなブレード部材を使用することに
よって実現される。さらに詳細には、本発明は先端と後
端を有するコピーシートにトナー画像をフュージングさ
せるための加熱加圧フュージングシステムであって、回
転可能な熱フューザーロールと、トナー画像がフュージ
ングされる領域を定義する巻き角領域に沿ってフューザ
ーロールと圧力接触する薄い圧力ウエブと、前記巻き角
に沿って少なくとも２つの圧力の差でロール表面と接触
するようにウエブを維持するウエブバイアス手段と、か
らなる。
は、ウエブとフューザーロールとの接触巻き角領域を小
さくすると共に巻き角領域の両端でウエブに圧力を加え
る２つのフレキシブルなブレード部材を使用することに
よって実現される。さらに詳細には、本発明は先端と後
端を有するコピーシートにトナー画像をフュージングさ
せるための加熱加圧フュージングシステムであって、回
転可能な熱フューザーロールと、トナー画像がフュージ
ングされる領域を定義する巻き角領域に沿ってフューザ
ーロールと圧力接触する薄い圧力ウエブと、前記巻き角
に沿って少なくとも２つの圧力の差でロール表面と接触
するようにウエブを維持するウエブバイアス手段と、か
らなる。
【０００５】
【実施例】図１は大きい原稿のコピー機２の正面斜視図
であり、このコピー機２は本発明の改良された加熱加圧
フューザ（定着や溶融する装置）を組み込んでいる。コ
ピー機２はハウジングフレーム４を含み、パネル５及び
パネル６を保持し、前記パネル５、６はフレーム４のサ
イドを囲んでいる。原稿は一定速度の搬送（ＣＴＶ）フ
ィーダ、あるいはオペレータの手入力、のどちらかによ
って入口ニップ７に送り込まれる。フレーム４の内部に
は原稿の出力コピーを生成するために使用される複写機
のサブアセンブリが置かれている。サブアセンブリは、
受光体（例えば、感光体等）ドラムの表面に文書（原
稿）の静電潜像を形成する露光ステーションと、ドラム
の表面を帯電させる帯電ステーションと、静電潜像を現
像する現像ステーションと、現像された画像をコピーシ
ートに転写する転写ステーションと、転写された画像を
フュージングするフュージングステーションと、を含ん
でいる。フュージングステーションは本発明の加熱加圧
フュージングシステム１０を有する。本発明のサブアセ
ンブリとフュージングシステムが利用される典型的なシ
ステムの詳細は、米国特許番号５，０４０，７７７号と
４，９９６，５５６号において示されており、それらの
内容は本文中で参照として組み込まれている。フュージ
ングシステム１０は長いフューザーロール１４を含み、
フューザーロール１４は断面図において示されるように
フレーム４の内部に置かれている。
であり、このコピー機２は本発明の改良された加熱加圧
フューザ（定着や溶融する装置）を組み込んでいる。コ
ピー機２はハウジングフレーム４を含み、パネル５及び
パネル６を保持し、前記パネル５、６はフレーム４のサ
イドを囲んでいる。原稿は一定速度の搬送（ＣＴＶ）フ
ィーダ、あるいはオペレータの手入力、のどちらかによ
って入口ニップ７に送り込まれる。フレーム４の内部に
は原稿の出力コピーを生成するために使用される複写機
のサブアセンブリが置かれている。サブアセンブリは、
受光体（例えば、感光体等）ドラムの表面に文書（原
稿）の静電潜像を形成する露光ステーションと、ドラム
の表面を帯電させる帯電ステーションと、静電潜像を現
像する現像ステーションと、現像された画像をコピーシ
ートに転写する転写ステーションと、転写された画像を
フュージングするフュージングステーションと、を含ん
でいる。フュージングステーションは本発明の加熱加圧
フュージングシステム１０を有する。本発明のサブアセ
ンブリとフュージングシステムが利用される典型的なシ
ステムの詳細は、米国特許番号５，０４０，７７７号と
４，９９６，５５６号において示されており、それらの
内容は本文中で参照として組み込まれている。フュージ
ングシステム１０は長いフューザーロール１４を含み、
フューザーロール１４は断面図において示されるように
フレーム４の内部に置かれている。
【０００６】ここで図２と図３を参照すると、図２と図
３はそれぞれカバーが除去された状態のフュージングシ
ステム１０の側面図及び部分平面図を表している。転写
されたトナー画像を有するコピーシート１２はガイド材
１３の表面に沿って指示された方向に移動する。フュー
ジングシステムは紙面の直交方向に長さを持ち、同様に
システムの全ての構成部品も紙面の直交方向に長さを持
つと共に、フューザーロールと長さにおいて釣り合う
（同量である）ことが理解される。システム１０は、外
面にシリコンゴムの薄い（すなわち約０．００５インチ
（約０．０１センチメートル）の）コーティングを有す
る薄壁の熱伝導管（チューブ）から成るフューザーロー
ル１４を含み、フューザーロール１４はコピー基体（支
持体）１２の画像に接触し、基体（支持体）に画像を固
着させる。フューザーロール１４は内部の熱源、典型的
にはクウォーツランプによって従来と同様に加熱され
る。剥離剤管理システム（図示せず）は、フューザーロ
ールを回転させるために必要とされるトルクを縮小させ
るばかりでなく、トナーのオフセット（フューザーロー
ルへの付着等のコピーシート１２からのトナーの剥離）
の防止のためにフューザーロールの表面にシリコンオイ
ルの薄い膜を付着させる。フューザーロールの実施例で
は、その直径は３．３インチ（約８．３８センチメート
ル）で、その長さは４０インチ（約１０１．６センチメ
ートル）である。この実施例は、幅３フィート（０．９
１メートル）、長さ４フィート（１．２２メートル）の
コピー基体（支持体）に画像をフュージングさせるため
に典型的に使用さる。フューザーロール１４は矢印の方
向に回転する。
３はそれぞれカバーが除去された状態のフュージングシ
ステム１０の側面図及び部分平面図を表している。転写
されたトナー画像を有するコピーシート１２はガイド材
１３の表面に沿って指示された方向に移動する。フュー
ジングシステムは紙面の直交方向に長さを持ち、同様に
システムの全ての構成部品も紙面の直交方向に長さを持
つと共に、フューザーロールと長さにおいて釣り合う
（同量である）ことが理解される。システム１０は、外
面にシリコンゴムの薄い（すなわち約０．００５インチ
（約０．０１センチメートル）の）コーティングを有す
る薄壁の熱伝導管（チューブ）から成るフューザーロー
ル１４を含み、フューザーロール１４はコピー基体（支
持体）１２の画像に接触し、基体（支持体）に画像を固
着させる。フューザーロール１４は内部の熱源、典型的
にはクウォーツランプによって従来と同様に加熱され
る。剥離剤管理システム（図示せず）は、フューザーロ
ールを回転させるために必要とされるトルクを縮小させ
るばかりでなく、トナーのオフセット（フューザーロー
ルへの付着等のコピーシート１２からのトナーの剥離）
の防止のためにフューザーロールの表面にシリコンオイ
ルの薄い膜を付着させる。フューザーロールの実施例で
は、その直径は３．３インチ（約８．３８センチメート
ル）で、その長さは４０インチ（約１０１．６センチメ
ートル）である。この実施例は、幅３フィート（０．９
１メートル）、長さ４フィート（１．２２メートル）の
コピー基体（支持体）に画像をフュージングさせるため
に典型的に使用さる。フューザーロール１４は矢印の方
向に回転する。
【０００７】フューザーロール１４の表面の一部を覆っ
ているのは圧力ウエブ１６である。ウエブ１６は熱抵抗
材料で作られた網目織物から成る。実施例では、ウエブ
１６はエアブロウンテフロンコーティングファイバーグ
ラスである。
ているのは圧力ウエブ１６である。ウエブ１６は熱抵抗
材料で作られた網目織物から成る。実施例では、ウエブ
１６はエアブロウンテフロンコーティングファイバーグ
ラスである。
【０００８】ウエブ１６の一端は、ロッド１８の周りに
巻き付けられており、ロッド１８はフレーム構造体２２
のキャビティ２０に固定されている。ウエブ１６の反対
側の端はロッド２４に巻き付けられている。コピーシー
トの入口ニップ２６は、ローラ１４の表面と第一のバイ
アス部材２８によって画定され、バイアス部材２８はフ
ューザーロールと接触する表面に取りつけられたシリコ
ンゴムのパッド３２を有するフレキシブルなブレード３
０を含んでいる。ブレード３０は、実施例では、エリア
（領域）Ａに沿って１８ポンド（約８０．１ニュート
ン）の圧力を与えるためにフレーム２２の２２Ａ点と２
２Ｂ点の間で曲げられている（たわまされている）。図
からわかるように、ブレード部材３０とセグメント（パ
ッド）３２はフューザーロール１４の表面に対して接線
上に置かれており、ウエブ１６をフューザーロール１４
に対して付勢し、ニップ領域へのシート１２の先端のエ
ントリ（入り込み）を向上する。
巻き付けられており、ロッド１８はフレーム構造体２２
のキャビティ２０に固定されている。ウエブ１６の反対
側の端はロッド２４に巻き付けられている。コピーシー
トの入口ニップ２６は、ローラ１４の表面と第一のバイ
アス部材２８によって画定され、バイアス部材２８はフ
ューザーロールと接触する表面に取りつけられたシリコ
ンゴムのパッド３２を有するフレキシブルなブレード３
０を含んでいる。ブレード３０は、実施例では、エリア
（領域）Ａに沿って１８ポンド（約８０．１ニュート
ン）の圧力を与えるためにフレーム２２の２２Ａ点と２
２Ｂ点の間で曲げられている（たわまされている）。図
からわかるように、ブレード部材３０とセグメント（パ
ッド）３２はフューザーロール１４の表面に対して接線
上に置かれており、ウエブ１６をフューザーロール１４
に対して付勢し、ニップ領域へのシート１２の先端のエ
ントリ（入り込み）を向上する。
【０００９】フュージングシステム１０について続いて
述べると、第２のバイアス部材３４は、第２のブレード
３６を含み、ブレード３６は巻き角の出口端でフューザ
ーロールと接する、シリコン質で高温の発泡ゴムパッド
３８を有する。パッド３８は全体で５２度の巻き角のう
ちおよそ２５度の角度に沿ってフューザーロールの表面
と接している。パッド３８はフューザーロールとウエブ
とブレードの間に熱障壁を作り、ペーパーへの熱の伝導
を少なくし、温度の安定をよくする。パッド３８はまた
ウエブ１６へ圧力を加え、接触する領域を拡大し、フュ
ーザーロール１４のわずかな不整表面へのウエブ１６の
適合を高め、それによりフュージングをより均一に行
う。パッド３８はまたブレード３６の変形をやわらげる
ことを助ける。ブレード３６は２２Ｃ点と２２Ｄ点の間
で曲げられ、領域Ｂに沿って１８ポンド（約８０．１ニ
ュートン）の圧力を与える。
述べると、第２のバイアス部材３４は、第２のブレード
３６を含み、ブレード３６は巻き角の出口端でフューザ
ーロールと接する、シリコン質で高温の発泡ゴムパッド
３８を有する。パッド３８は全体で５２度の巻き角のう
ちおよそ２５度の角度に沿ってフューザーロールの表面
と接している。パッド３８はフューザーロールとウエブ
とブレードの間に熱障壁を作り、ペーパーへの熱の伝導
を少なくし、温度の安定をよくする。パッド３８はまた
ウエブ１６へ圧力を加え、接触する領域を拡大し、フュ
ーザーロール１４のわずかな不整表面へのウエブ１６の
適合を高め、それによりフュージングをより均一に行
う。パッド３８はまたブレード３６の変形をやわらげる
ことを助ける。ブレード３６は２２Ｃ点と２２Ｄ点の間
で曲げられ、領域Ｂに沿って１８ポンド（約８０．１ニ
ュートン）の圧力を与える。
【００１０】図２と図３で示されている構成は、より速
い処理スピードでのフュージング処理を可能にするいく
つかの特徴を持っている。例えば、ゼロックス社製２５
１０の処理スピードは毎秒２．０インチ（約５．０８セ
ンチメートル）であったが，本実施例では毎秒３．０イ
ンチ（約７．６２センチメートル）に及ぶ処理スピード
で必要な定着を行うことが示された。第１の特徴は、先
行技術に比べると比較的より短い巻き角（ウエブ１６と
フューザーロール１４の表面との接触領域）であるとい
うことである。先行技術での７０度の巻き角に比較し
て、本発明ではおよそ５７度の巻き角が使用されてい
る。このより短い巻き角は”バンドの破損”を大きく減
少させる。例えば、大きい巻き角は処理スピードに比例
してフューザーロールの接触する領域に圧力を与え、従
ってフューザーロールを駆動するトルクの必要量を増
す。小さい巻き角は、トルクの必要量を結果として少な
くする。フューザーロール上の全体にわたるトルクは、
ウエブ１６にエアブロウンテフロン−ガラス材を使用す
ることによって小さくされる。前記ウエブ１６は透水性
がありフューザーロールに対して作用する表面の割合を
少なくし、摩擦トルクを小さくする。しかし、巻き角が
より短いために、フュージング領域を出る前にトナー画
像が適切にフュージングされるように、フュージング効
率が高められる必要がある。このことは、バイアス部材
２８とバイアス部材３４の作用により領域Ａと領域Ｂに
沿って圧力を大きくすることによって達成される。領域
Ａと領域Ｂに沿って増大された圧力は、フュージング処
理を速め、より短い巻き角によってもたらされるフュー
ジング時間の短縮を補償する。最適な圧力範囲は、１４
ポンドから２２ポンド（約６２．３ニュートンから約９
７．９ニュートン）の間であることが分かった。
い処理スピードでのフュージング処理を可能にするいく
つかの特徴を持っている。例えば、ゼロックス社製２５
１０の処理スピードは毎秒２．０インチ（約５．０８セ
ンチメートル）であったが，本実施例では毎秒３．０イ
ンチ（約７．６２センチメートル）に及ぶ処理スピード
で必要な定着を行うことが示された。第１の特徴は、先
行技術に比べると比較的より短い巻き角（ウエブ１６と
フューザーロール１４の表面との接触領域）であるとい
うことである。先行技術での７０度の巻き角に比較し
て、本発明ではおよそ５７度の巻き角が使用されてい
る。このより短い巻き角は”バンドの破損”を大きく減
少させる。例えば、大きい巻き角は処理スピードに比例
してフューザーロールの接触する領域に圧力を与え、従
ってフューザーロールを駆動するトルクの必要量を増
す。小さい巻き角は、トルクの必要量を結果として少な
くする。フューザーロール上の全体にわたるトルクは、
ウエブ１６にエアブロウンテフロン−ガラス材を使用す
ることによって小さくされる。前記ウエブ１６は透水性
がありフューザーロールに対して作用する表面の割合を
少なくし、摩擦トルクを小さくする。しかし、巻き角が
より短いために、フュージング領域を出る前にトナー画
像が適切にフュージングされるように、フュージング効
率が高められる必要がある。このことは、バイアス部材
２８とバイアス部材３４の作用により領域Ａと領域Ｂに
沿って圧力を大きくすることによって達成される。領域
Ａと領域Ｂに沿って増大された圧力は、フュージング処
理を速め、より短い巻き角によってもたらされるフュー
ジング時間の短縮を補償する。最適な圧力範囲は、１４
ポンドから２２ポンド（約６２．３ニュートンから約９
７．９ニュートン）の間であることが分かった。
【００１１】作動中、シート１２の先端は入口ニップ２
６に入り、回転するロール１４とパッド３２の間に挟持
される。トナー画像は（バイアス）部材２８によって与
えられる圧力によって、パッド３２上を通過する時に直
ちに向上（強化）されたフュージングを受ける。コピー
シート１２が領域Ｃを通る時、シート１２は、バイアス
部材２８とバイアス部材３４により与えられる合成力に
よってだけではなく、ウエブの表面とローラの表面との
間の摩擦力と、ウエブの自然な力とによって、より小さ
なフュージング圧力を受ける。シート１２の先端が高圧
力の領域Ｂに達すると、シート１２は、ブレード３６の
働きによってパッド３８上で強化されたフュージングを
受ける。コピーシート１２はトナー画像を完全に定着さ
れた状態で出てきて、出力トレイ４０に集積される。
６に入り、回転するロール１４とパッド３２の間に挟持
される。トナー画像は（バイアス）部材２８によって与
えられる圧力によって、パッド３２上を通過する時に直
ちに向上（強化）されたフュージングを受ける。コピー
シート１２が領域Ｃを通る時、シート１２は、バイアス
部材２８とバイアス部材３４により与えられる合成力に
よってだけではなく、ウエブの表面とローラの表面との
間の摩擦力と、ウエブの自然な力とによって、より小さ
なフュージング圧力を受ける。シート１２の先端が高圧
力の領域Ｂに達すると、シート１２は、ブレード３６の
働きによってパッド３８上で強化されたフュージングを
受ける。コピーシート１２はトナー画像を完全に定着さ
れた状態で出てきて、出力トレイ４０に集積される。
【００１２】以上のことから、ウエブはその長さに沿っ
て異なるバイアス圧を受けるということが分かる。領域
Ｃに沿ってよりも、領域Ａと領域Ｂに沿っての方がより
大きなバイアス圧がかかる。領域Ａと領域Ｂでのフュー
ジング圧力は、２つのブレード部材３０と３６によって
１８ポンド（約８０．１ニュートン）の圧力にセットさ
れる。領域Ａと領域Ｂの間（領域Ｃに沿って）における
フュージング圧力は第２の、より小さい圧力にセットさ
れるので、ウエブの巻き角領域にわたって圧力差が存在
する。
て異なるバイアス圧を受けるということが分かる。領域
Ｃに沿ってよりも、領域Ａと領域Ｂに沿っての方がより
大きなバイアス圧がかかる。領域Ａと領域Ｂでのフュー
ジング圧力は、２つのブレード部材３０と３６によって
１８ポンド（約８０．１ニュートン）の圧力にセットさ
れる。領域Ａと領域Ｂの間（領域Ｃに沿って）における
フュージング圧力は第２の、より小さい圧力にセットさ
れるので、ウエブの巻き角領域にわたって圧力差が存在
する。
【００１３】本発明の別の態様では、フューザーロール
を駆動するトルクを、既知の値の最大の値に制限するこ
とが望ましい。これは、図４の実施例に明らかなよう
に、フューザーブレード取り付け突出部の旋回力に抵抗
するばね力を設定することによって達成される。このも
う一つの実施例では、フレーム構成体２２は６０地点付
近で旋回するように取り付けられる。すでに決められた
伸長力を持つばね６２は、固定点６４と旋回する突出部
の点２２Ｆ間を連結している。点２２Ｆは、ウエブとロ
ールの境界面での摩擦係数（トルク）が大きくなり始め
ると、左回り（反時計回り方向）に旋回する。点２２Ｆ
が旋回すると、フューザーブレードの規定の力は小さく
なり、駆動トルクも小さくされる。ばね６２は旋回作動
がばねの伸長範囲以内で行われるようにセットされてい
る。このシステムは、巻き角領域に存在する摩擦力によ
って受動的に駆動される。
を駆動するトルクを、既知の値の最大の値に制限するこ
とが望ましい。これは、図４の実施例に明らかなよう
に、フューザーブレード取り付け突出部の旋回力に抵抗
するばね力を設定することによって達成される。このも
う一つの実施例では、フレーム構成体２２は６０地点付
近で旋回するように取り付けられる。すでに決められた
伸長力を持つばね６２は、固定点６４と旋回する突出部
の点２２Ｆ間を連結している。点２２Ｆは、ウエブとロ
ールの境界面での摩擦係数（トルク）が大きくなり始め
ると、左回り（反時計回り方向）に旋回する。点２２Ｆ
が旋回すると、フューザーブレードの規定の力は小さく
なり、駆動トルクも小さくされる。ばね６２は旋回作動
がばねの伸長範囲以内で行われるようにセットされてい
る。このシステムは、巻き角領域に存在する摩擦力によ
って受動的に駆動される。
【図１】本発明の加熱加圧フュージングシステムを有す
るコピー機の１つの実施例の正面斜視図である。
るコピー機の１つの実施例の正面斜視図である。
【図２】図１の加熱加圧フュージングシステムの側面概
略図である。
略図である。
【図３】図１の加熱加圧フュージングシステムの平面斜
視図である。
視図である。
【図４】図１のフュージングシステムのもう１つの実施
例を示す。
例を示す。
４ ハウジングフレーム ７、２６ 入口ニップ １０ フュージングシステム １２ コピーシート １３ ガイド材 １４ フューザーロール １６ ウエブ １８、２４ ロッド ２０ キャビティ ２２ フレーム ２６ 入口ニップ ２８、３４ バイアス部材 ３０、３６ ブレード ３２、３８ パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルバート イー．アンドリューズ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14622 ロチェスター タイタス アベ ニュー 2509 (72)発明者 エミリオ ジェイ．ジュースペッティ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14580 ウェブスター ハード ロード 804 (72)発明者 ポール エム．アクトジガー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14519 オンタリオ フィッシャー ロ ード 7539 (72)発明者 ポール ジェイ．ロウ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14589 ウィリアムソン コングドン ロード 4610 (72)発明者 ドナルド エル．ピーズ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14471 ホノイ ガリック ロード 5701 (56)参考文献 特開 昭62−166379（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−304481（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 15/20
Claims (1)
- 【請求項１】 先端と後端を有するコピーシートにトナ
ー画像をフュージングさせるための加熱加圧フュージン
グシステムであって、 回転可能な熱フューザーロールと、 トナー画像がフュージングされる領域を定義する所定巻
き角に沿ってフューザーロールに圧力接触する薄いウエ
ブと、 前記巻き角領域に沿って少なくとも２つの圧力差でロー
ル表面と接触するようにウエブを保持するウエブバイア
ス手段と、を含み、 更に、コピーシート先端に係合するためにロール及びウ
エブの相互作用領域に形成される入口ニップを含み、 前記ウエブバイアス手段は、前記入口ニップから始まって巻き角領域全体の内の領域
Ａにわたって延びるポイントにおいてウエブに対して第
１バイアス圧力を付与するように取付けられる第１パッ
ドを具えた第１フレキシブルブレード部材と、 領域Ａから離隔している巻き角領域の内の領域Ｂにわた
って第２バイアス圧力を付与するように取付けられる第
２パッドを具えた第２フレキシブルブレード部材と、を
含み、 第１及び第２フレキシブルブレード部材によって付与さ
れる第１及び第２バイアス圧力は、所定の圧力範囲にあ
ることを特徴とする加熱加圧フュージングシステム。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| US07/888,949 US5212529A (en) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | Heat and pressure fuser |
| US888949 | 1992-05-26 |
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| JPH0635349A JPH0635349A (ja) | 1994-02-10 |
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Family
ID=25394230
Family Applications (1)
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Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5212529A (ja) |
| JP (1) | JP3285658B2 (ja) |
Cited By (1)
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-
1992
- 1992-05-26 US US07/888,949 patent/US5212529A/en not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11556993A patent/JP3285658B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8712302B2 (en) | 2011-03-29 | 2014-04-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Pressure-applying member, fixing device, and image forming apparatus |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5212529A (en) | 1993-05-18 |
| JPH0635349A (ja) | 1994-02-10 |
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