JP2512128Y2 - 手動操作装置付電磁石 - Google Patents

手動操作装置付電磁石

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JP2512128Y2
JP2512128Y2 JP8126690U JP8126690U JP2512128Y2 JP 2512128 Y2 JP2512128 Y2 JP 2512128Y2 JP 8126690 U JP8126690 U JP 8126690U JP 8126690 U JP8126690 U JP 8126690U JP 2512128 Y2 JP2512128 Y2 JP 2512128Y2
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悦司 小嶋
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は点検や停電等のために可動鉄心を手動操作し
得るよう設けた手動操作装置付電磁石に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の手動操作装置付電磁石は、実公昭59−
15052号公報に示されるごとく、可動鉄心の手動操作状
態をロック可能に設けたものが提供されている。すなわ
ち、第4図に示すごとく、バルブなどの本体へ螺着可能
に有した固定鉄心ブロックを構成する円筒部材31に、合
成樹脂によりモールド成型のコイルブロック32を外嵌し
てその円筒部材31の端に螺合のナット部材33で締結せし
め、コイルブロック32のコイル34への通電の有無によっ
て円筒部材31内に嵌合の可動鉄心35を軸方向へ吸引作動
するよう設けている。そして、円筒部材31のナット部材
33を螺合する一端ねじ部36に押ボタン軸部材37を嵌通し
た取付部材38を螺着して設けると共に、取付部材38を包
合するよう袋形状に有したロック部材39を押ボタン軸部
材37に係合自在に外嵌して設け、押ボタン軸部材37をば
ね40の弾性力に抗して押圧操作すると、ピン部材41を介
し可動鉄心35が図示左方向へ移動され、この押圧操作の
状態でロック部材39を回転してナット部材33に螺合する
ことで押ボタン軸部材37の戻り移動が阻止され、可動鉄
心35のロック状態が得られるよう設けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、この構成では、可動鉄心35の手動操作状態
をロックする際、押ボタン軸部材37をばね40の弾性力に
抗して押圧操作した状態で、ロック部材39をナット部材
33に螺合して押ボタン軸部材37の戻り移動を阻止するよ
うにしているため、二つの部材を格別に順序だって操作
しなければならず、可動鉄心35の手動操作状態のロック
を迅速に行うことができない問題点があった。
本考案は、かかる問題点を解決するもので、単一部材
の操作により可動鉄心の手動操作とそのロック状態とが
良好に得られるようにした手動操作装置付電磁石を提供
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案は、内部に可動鉄心を軸方向へ移動
自在に嵌合した円筒部材にモールド成型のコイルブロッ
クを外嵌し、このコイルブロックを円筒部材の一端にナ
ット部材を螺合して締結し、円筒部材のナット部材が螺
合する一端の側壁に可動鉄心押圧用のピン部材を嵌通し
て設け、ナット部材の円筒部材より軸方向へ突出した突
出部に前記ピン部材を押圧する軸状の操作部材を嵌通し
て取付部材を設け、取付部材は操作部材の内方に有した
径方向の突起部を係合し操作部材の回動を阻止して軸方
向移動を許容するよう切欠溝を形成すると共に、内方端
の側面に前記突起部を係合して操作部材の回動を位置決
めするよう凹溝を窪み形成し、操作部材にはピン部材を
押圧する方向と反対方向へばねの弾性力を付与して設け
ている。
〔作用〕
かかる本考案の構成において、操作部材を手動により
押圧操作すると、操作部材は内方に有した径方向の突起
部が取付部材の切欠溝に係合して回動が阻止されて軸方
向へ移動しピン部材を介して可動鉄心を押圧移動する。
この作動で、操作部材の突起部が切欠溝から外れたと
き、押圧操作状態の操作部材を左右どちらかに回転する
と、操作部材は突起部がばねの弾性力によって取付部材
の内方側面に形成した凹溝内に係合圧着して回動位置決
めされ、可動鉄心の手動操作状態がロックする。このた
め、単一の操作部材の押圧操作と回転操作とにより可動
鉄心の手動操作とそのロック状態とを良好かつ迅速に得
ることができる。
〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を油浸形の手動操作装置付電
磁石の図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図において、1は固定鉄心ブロック
を示し、非磁性材から形成した円筒部材2の両端にその
開口を閉塞するよう固定鉄心3と蓋部材4とを一体的に
固着し構成している。そして、固定鉄心3の先端外周に
はバルブなどの本体へ螺合するためのねじ部5を、また
蓋部材4の先端外周には後述するナット部材を螺合のね
じ部6をそれぞれ形成している。7は可動鉄心で、円筒
部材2内に軸方向へ移動自在に嵌合しており、内部には
両側面に開口して作動油の流通溝8を設けている。9は
伝達部材で、固定鉄心3に軸方向へ移動自在に嵌通して
可動鉄心7の吸引力を外部に出力できるよう設けてお
り、伝達部材9の外周には可動鉄心7の軸方向移動に伴
う作動油の流れが円滑にできるよう流路10を形成してい
る。11はピン部材で、蓋部材4に軸方向へ移動自在に油
密に嵌通して可動鉄心7を手動により押圧操作できるよ
う設けている。12はコイルブロックを示し、円筒状のコ
イルボビン13とコイルボビン13に巻回形成したコイル14
とコイル14を包囲して磁路を形成のヨーク部材15とコイ
ル14への通電を行う接続ピン部材16とを合成樹脂による
モールド成型で一体的に設けて構成している。そして、
コイルブロックには固定鉄心ブロック1の円筒部材2、
固定鉄心3に外嵌して蓋部材4のねじ部6にナット部材
17を螺合することで締結している。ナット部材17は螺合
端を円筒部材2の一端より軸方向へ突出形成し、この突
出部17Aにピン部材11を押圧する軸状の操作部材18を軸
方向へ移動自在に嵌通の取付部材19を螺着している。取
付部材19は操作部材18を嵌通する孔と連通して軸方向へ
延び内方端の側面に開口する切欠溝20を内部に形成する
と共に、この切欠溝20が開口していない内方端の側面に
径方向へ延びて凹溝21を窪み形成している。また、操作
部材18は取付部材19に嵌通する内方に係止部材22を垂直
配置して径方向へ突出の突起部22Aを形成し、突起部22A
を取付部材19の切欠溝20に係合して回動を阻止すると共
に軸方向移動を許容するよう設けている。23は操作部材
18の外方端に固着の操作つまみ、24はコイル状のばね
で、操作部材18の操作つまみ23とナット部材17との間に
係装して弾性力をピン部材11の押圧方向と反対方向で操
作部材18に付与するよう設けている。
次にこの構成の作動を説明する。
図面は可動鉄心7を手動操作していない状態を示す。
これより操作つまみ23を用い手動で操作部材18をばね24
の弾性力に抗して押圧すると、操作部材18は内方に有し
た突起部22Aが取付部材19の切欠溝20に係合して回動が
阻止されているため、その切欠溝20に沿って軸方向へ移
動しその先端がピン部材11に当接する。そして、可動鉄
心7はピン部材11を介し操作部材18の手動押圧量だけ同
方向すなわち第1図の左方向へ押圧移動される。この操
作部材18の押圧操作で突起部22Aが切欠溝20から外れる
と、操作部材18の回動阻止が解かれるため、かかる押圧
操作状態の操作部材18を突起部22Aが凹溝21に位置する
まで回転〔一実施例では約90度であるがこれに限定され
るものではない〕することにより、操作部材18は突起部
22Aがばね24の弾性力によって凹溝21内に係合圧着して
回動位置決めされ、可動鉄心7は手動操作状態でロック
される。さらにロックの解除は、ばね24の弾性力に抗し
て操作部材18を押圧しその突起部22Aを凹溝21から外し
た後、操作部材18を回転して突起部22Aを切欠溝20の開
口位置へ移動して操作つまみ23から手を離すことで、操
作部材18はばね24の弾性力によって軸方向へ移動されて
第1図の図示状態と成り、可動鉄心7はロック状態が解
かれる。
この作動で、可動鉄心7の手動操作とロック状態とを
得るのに、操作部材18を所定量だけ押圧した後その押圧
状態のままで所定量回転するよう設けているため、従来
例と比較して単一部材の操作で良く操作性を向上するこ
とができると共に、袋形状のロック部材が不要となり装
置の小形化を図ることができる。また、操作部材18を取
付部材19の切欠溝20に沿って軸方向移動しているため、
操作部材18の単純な押圧操作により可動鉄心7を良好に
軸方向へ手動操作することができる。さらにまた、操作
部材18の回動阻止や回動位置決めを得る取付部材19をナ
ット部材17の突出部17Aに螺合しているため、取付部材1
9の螺合調整で操作部材18による可動鉄心7の押圧移動
量の変更および操作つまみ23に設けるロック方向の表示
に対する位置変更を容易に行うことができる。
〔考案の効果〕
このように本考案は、内部に可動鉄心を嵌合した円筒
部材に外嵌のコイルブロックをその一端にナット部材を
螺合して締結し、円筒部材のナット部材が螺合する一端
の側壁に可動鉄心押圧用のピン部材を嵌通して設け、ナ
ット部材の円筒部材より軸方向へ突出した突出部に前記
ピン部材を押圧する軸状の操作部材を嵌通して取付部材
を設け、取付部材は操作部材の内方に有した径方向の突
起部を係合し操作部材の回動を阻止して軸方向移動を許
容するよう切欠溝を形成すると共に、内方端の側面に前
記突起部を係合して操作部材の回動を位置決めするよう
凹溝を窪み形成し、操作部材にはピン部材を押圧する方
向と反対方向へばねの弾性力を付与して設けたことによ
り、操作部材の押圧および回転操作によって可動鉄心の
手動操作とそのロック状態とを迅速かつ良好に行うこと
ができると共に、従来例のごとき袋形状のロック部材を
不要にして装置の小形化を図ることができる。また、操
作部材を取付部材の切欠溝に沿って軸方向移動している
ため、操作部材の単純な押圧操作により可動鉄心を良好
に軸方向へ手動操作できて取扱い易いといった実用上の
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す手動操作装置付電磁石
の縦断面図、第2図は第1図の線II−IIに沿った拡大断
面図、第3図は第2図の線III−IIIに沿った部分断面
図、第4図は従来例を示す手動操作装置付電磁石の縦断
面図である。 1…固定鉄心ブロック、2…円筒部材 7…可動鉄心、11…ピン部材 12…コイルブロック、17…ナット部材 18…操作部材、19…取付部材 20…切欠溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に可動鉄心を軸方向へ移動自在に嵌合
    した円筒部材にモールド成型のコイルブロックを外嵌
    し、このコイルブロックを円筒部材の一端にナット部材
    を螺合して締結し、円筒部材のナット部材が螺合する一
    端の側壁に可動鉄心押圧用のピン部材を嵌通して設け、
    ナット部材の円筒部材より軸方向へ突出した突出部に前
    記ピン部材を押圧する軸状の操作部材を嵌通して取付部
    材を設け、取付部材は操作部材の内方に有した径方向の
    突起部を係合し操作部材の回動を阻止して軸方向移動を
    許容するよう切欠溝を形成すると共に、内方端の側面に
    前記突起部を係合して操作部材の回動を位置決めするよ
    う凹溝を窪み形成し、操作部材にはピン部材を押圧する
    方向と反対方向へばねの弾性力を付与して設けて成る手
    動操作装置付電磁石。
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