JPH0210385Y2 - - Google Patents

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JPH0210385Y2
JPH0210385Y2 JP19383582U JP19383582U JPH0210385Y2 JP H0210385 Y2 JPH0210385 Y2 JP H0210385Y2 JP 19383582 U JP19383582 U JP 19383582U JP 19383582 U JP19383582 U JP 19383582U JP H0210385 Y2 JPH0210385 Y2 JP H0210385Y2
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valve body
protrusion
electromagnetic device
lid member
engagement groove
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁弁の組付構造に関し、特に固定鉄
心、コイル、可動鉄心からなる電磁装置をねじ結
合部やボルト等を使用せずに容易に弁本体に組付
け得る電磁弁の組付構造に関する。
固定鉄心、コイルおよび可動鉄心を備えた電磁
弁においては、これら部材を弁本体に取り付ける
ために従来より種々の組付構造が採用されてい
る。従来の組付構造の主要なものとして、内部に
可動鉄心を遊嵌させた中空管の一端部をねじ結合
等によつて弁本体に取り付け、中空管外周にコイ
ルを嵌合させ、さらに中空管の他端部に固定鉄心
を螺着するかあるいは一体成形させさらにその上
をカバーで覆い、そして固定鉄心の外側に突接さ
せられた雄ねじ部にナツトを螺着させることによ
つて、コイル、カバーを締付固定する組付構造
や、固定鉄心とコイルが一体構成され、その中心
部に可動鉄心が摺動可能に取り付けられて構成さ
れた電磁装置を直接ボルトで弁本体に取り付け、
さらにカバーで覆う組付構造等がある。
しかしながら、前者は多くの個々の部品を別々
に取り付けるものであるため、加工個所や部品数
が増え加工コストが増加し、また組み付けが複雑
で組み付けに手間が掛り、さらに修理、点検時等
の分解組付などが非常に煩わしいという問題点が
あつた。後者はこれら問題点をある程度解決でき
るが、電磁弁が非常に小形化してくると電磁装置
をボルトで弁本体に取り付けることは、スペース
上困難であるという組付上の問題点があつた。
本考案はこのような事情を背景としてなされた
ものであり、本考案の目的とするところは、部品
数を減らして加工工数の低減、組み付けの容易化
を図り、製造コストを低減させると共に小形化し
た電磁弁にも容易に適用し得る組付構造を提供す
ることにある。
そして、本考案の要旨とするところは、固定鉄
心、可動鉄心及びコイルを備えた電磁装置を含
み、前記コイルに通電、非通電させることにより
可動鉄心を制御し流体通路を切り換えるようにし
た電磁弁において、 電磁弁の弁本体に設けられ前記電磁装置を収装
させ得る収装孔と、 該収装孔を形成した前記弁本体の収装孔軸心に
沿つた少なくとも相対向する両側面部と前記収装
孔とを覆う弾性を有する蓋部材と、 前記両側面部を覆う蓋部材の両内側、弁本体両
側部のいずれか一方に前記収装孔軸心方向と直角
方向に形成され一部に突部を有する係合溝と、 前記他方に設けられ前記係合溝の長手方向に前
記一方を移動させることによつて前記係合溝に掛
け止めされ得るように形成され一部に前記蓋部材
の弾性によつて前記突部に嵌合するくぼみ部を有
する係合突部とを備え、前記係合溝と前記係合突
部とを掛け止めすることによつて蓋部材を弁本体
に取付けると共に収装孔に収装された電磁装置を
固定させるように構成したことにある。
本考案によれば、固定鉄心と可動鉄心とコイル
とからなる電磁装置を、弁本体に形成された収装
孔に収装させ、蓋部材で覆いかつ蓋部材、弁本体
に形成される係合溝、係合突部を互いに掛け止め
させることによつて組み付けできるものであるか
ら、従来例に比し、簡単な構成にでき部品数の減
少、加工工数の低減、組み付けの容易化、ひいて
は生産コストの低減を図ることができ、また、締
め付け用のねじ部を設けたり、ボルト、ナツトな
どを使用したりせずに組み付けできるので、これ
らの形成、使用がスペース的に困難である小形の
電磁弁の組み付けにも適用できる。
なお、弁本体と蓋部材との掛け止めは、弁本体
の収装孔形成部の両側部において収装孔軸心方向
と直角方向に形成された係合溝または係合突部
に、蓋部材の両内側に形成された係合突部または
係合溝を嵌合させて行うようになつており、更に
係合溝内に突部があり、これが係合突部のくぼみ
部と嵌合するようになつているので蓋部材両側部
を拡開し、弾性変形させつつその係合溝の長手方
向に蓋部材を移動させることによつて容易に両者
を掛け止めさせ得る。また、掛け止め後は、蓋部
材を拡開させ両者の嵌合を外すと蓋部材の取り外
しが可能となる。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳明に説
明する。第1図は3ポート空圧電磁弁1の拡大断
面図であり、電磁弁1は片手指先で把持し得る程
度に小形化された大きさとされている。10は弁
本体であり、弁本体10に設けられた収装孔12
には電磁装置14が摺動可能に嵌合されている。
電磁装置14は有底円筒状の継鉄16の内部にコ
イル18が配設され、上端部には排気通路20を
有する固定鉄心22が圧入されて取り付けられ、
下端側中央部には可動鉄心24が摺動可能に嵌合
されて構成されている。そして、継鉄16に設け
た切欠き孔23から、コイル18へ外部配線を接
続するためのリード線25の基部をブロツク状に
型成形して固化したリード線包持ブロツク27を
半径方向に突出形成している。可動鉄心24は非
通電時には、圧縮コイルばね26によつて、流路
28,30に連通する弁室32内に突出するよう
付勢され、中心部に流路28を有する隆起部34
上端面を押圧し流路28を閉塞するようにされて
いる。可動鉄心24の上下方向の貫通孔には、下
端部側にパツキン材36が圧入固定され、上端側
にパツキン材38が摺動可能に嵌合され圧縮コイ
ルばね40により上端側に向つて付勢されてい
る。非通電時には可動鉄心24は下方に押し下げ
られパツキン材36が隆起部34先端に当接し、
流路28と流路30との連通が断たれると共に、
流路30は弁室32を介して可動鉄心24に刻設
された縦条溝41と可動鉄心24上端の隙間を経
て、一端が大気中に解放された排気通路20に連
通される。通電時には、可動鉄心24は固定鉄心
22に吸引されて上昇し、パツキン材38が固定
鉄心22下端部に設けられた弁座42に当接し排
気通路20が閉塞されると共にパツキン材36が
隆起部34から離れ、流路28と流路30とが連
通する。
そして、収装孔12に緩挿された電磁装置14
は、カバー46により押し付けられて弁本体10
に取り付けられ、電磁装置14の下端部で押圧さ
れたOリング48により弁室32の気密が保持さ
れる。カバー46は第2図に示すように箱状部材
の一方が開放された形状をなし、その相対向する
両縁部内側にそれぞれ中間にくぼみ部としての切
欠49を有する係合突部50が形成されたもので
あり、この両縁部付近が互いに接近離隔する方向
に弾性変形可能とされ合成樹脂(例えば、ジユラ
コン(登録商標))で一体成形されている。一方、
弁本体10の収装孔12形成部の両側面部には、
第3図に示すように収装孔12軸心方向と直角方
向に係合溝52が形成され、かつ係合溝52の中
間部には係合突部50の切欠49に嵌り得る突部
53が形成されている。なお、第2図に示すよう
に、突部53の大きさが、丁度係合溝52の大き
さと同じであり、突部53が係合溝52に嵌り、
弁本体10の側面部と同じ高さになる構成でもよ
く、突部53が係合溝52よりも小さく、係合溝
52の中の一部で突き出ている構成のものでもよ
い。以上のようにして形成された係合溝52に係
合突部50が嵌込まれカバー46が取付けられ
る。その際、係合溝52内の突部53と係合突部
切欠49とが嵌合し抜け止めされている。
また、第4図に示すようにカバー46の両縁部
を拡開し弾性変形させ、切欠49と突部53との
係合を外した後、係合溝52の長手方向に(矢印
A方向)に引出すと容易にカバー46の取外しが
できる。カバー46を上方向(収装孔軸心方向)
に離脱させようとすると、第4図に示す状態では
係合突部50端部が係合溝52に引掛つて離脱不
可能であるが、係合溝52の長手方向に移動させ
ると、引掛ることがなく取外しが可能である。従
つて、カバー46を外す際拡開時の弾性変形量が
小さくて済むので破損しにくいという利点があ
る。なお、係合突部50と係合溝52とは、設け
る場所を互いに逆にしてもよい。電磁装置14の
リード線包持ブロツク27は収装孔12の側方に
形成された切欠56に嵌め込まれ、電磁装置14
の回り止めがされる。
このように、カバー46はボルトを使用せずに
自身の弾力によつて弁本体10に取り付けできる
ので、取り付けが簡単容易であり、また、収装孔
12内の電磁装置14は、可動鉄心24を下方に
付勢する圧縮コイルばね26の反力によつて外方
に飛び出す方向の力を受けるが、カバー46によ
つてその飛び出しが規制され、弁本体10内に取
り付けられるので電磁装置14の弁本体への取り
付けが簡単容易である。また、コイルの断線等修
理を要する場合、電磁装置の取り出し交換等きわ
めて容易である。以上のように、弁本体への電磁
装置、カバー等の取付構造が簡単になるので、加
工工数の低減、組み付けの容易化、部品数の低
減、さらには製造コストを軽減させることがで
き、また修理、点検時の分解組立も容易となる。
さらに、ボルト等を使用しないで組み付けできる
ので、スペースの点からボルト等による締付固定
が困難な小形電磁弁においても組付構造として採
用することが容易となる。
なお、58は流路手動切換用の手動軸であり、
可動鉄心24との接触部に凹欠を有するカム部が
設けられ、手動軸58を回動させることによつて
可動鉄心24を押し上げることが可能とされてい
る。
次に本実施例装置の作動を説明する。
非通電時には、前述した如く第1図に示すよう
に流路28と流路30との連通が断たれる。な
お、弁室32は可動鉄心24の縦条溝41、排気
通路20により大気と連通している。通電時に
は、固定鉄心22の磁化により可動鉄心24が上
方に吸引され排気通路20を閉塞すると共に、流
路28と流路30とは弁室32を介して連通され
る。
以上、本考案の一実施例について説明したが、
本考案はこのような実施例に何等限定されるもの
ではなく、液圧電磁弁に適用するなど本考案の要
旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実
施し得ることは勿論である。
以上詳記したように、本考案によれば、固定鉄
心と可動鉄心とコイルとから構成された電磁装置
を、弁本体に形成された収装孔に収装させ、蓋部
材で覆い、しかも蓋部材はボルト等を使用せずに
自身の係合部によつて弁本体に係合させ得るとい
う簡単な組付構造であるから、部品点数の減少、
加工個所、加工工数の低減、組み付けの容易化ひ
いては生産コストを低減させることができ、また
分解組付が容易となるので故障時における修理点
検、部品交換等が容易となる。また、従来例の組
付構造では小形化された電磁弁に適用することが
加工、組付の点から、またスペースの点からみて
非常に困難であるが、本考案では構成自体が、単
純化されボルト等も使用しない構成であるから小
形の電磁弁にも適用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である空圧電磁弁の
拡大断面図であり、第2図は同実施例に使用され
るカバーの斜視図であり、第3図は同実施例のカ
バーを取り外した状態を示す斜視図である。第4
図はカバー取外し時の状態を示す第3図における
−断面図(一部断面省略)である。 10……弁本体、12……収装孔、14……電
磁装置、18……コイル、22……固定鉄心、2
4……可動鉄心、32……弁室、46……カバー
(蓋部材)、50……係合突部、52……係合溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定鉄心、可動鉄心及びコイルを備えた電磁装
    置を含み、前記コイルに通電、非通電させること
    により可動鉄心を制御し流体流路を切り換えるよ
    うにした電磁弁において、 電磁弁の弁本体に設けられ前記電磁装置を収装
    させ得る収装孔と、 該収装孔を形成した前記弁本体の収装孔軸心に
    沿つた少なくとも相対向する両側面部と前記収装
    孔とを覆う弾性を有する蓋部材と、 前記両側面部を覆う蓋部材の両内側、弁本体両
    側部のいずれか一方に前記収装孔軸心方向と直角
    方向に形成され一部に突部を有する係合溝と、 前記他方に設けられ前記係合溝の長手方向に前
    記一方を移動させることによつて前記係合溝に掛
    け止めされ得るように形成され一部に前記蓋部材
    の弾性によつて前記突部に嵌合するくぼみ部を有
    する係合突部とを備え、前記係合溝と前記係合突
    部とを掛け止めすることによつて蓋部材を弁本体
    に取付けると共に収装孔に収装された電磁装置を
    固定させるように構成したことを特徴とする電磁
    弁の組付構造。
JP19383582U 1982-12-20 1982-12-20 電磁弁の組付構造 Granted JPS5996474U (ja)

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JP4502651B2 (ja) * 2003-09-26 2010-07-14 旭有機材工業株式会社 弁およびその弁を有する流体システム
JP6248439B2 (ja) * 2013-07-10 2017-12-20 オムロンヘルスケア株式会社 電磁弁およびそれを備えた電子血圧計
JP7365662B2 (ja) * 2019-03-26 2023-10-20 株式会社フジキン ヒータ固定具および流体制御装置

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