JPH082542Y2 - ソレノイドバルブ装置 - Google Patents

ソレノイドバルブ装置

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JPH082542Y2
JPH082542Y2 JP1989111484U JP11148489U JPH082542Y2 JP H082542 Y2 JPH082542 Y2 JP H082542Y2 JP 1989111484 U JP1989111484 U JP 1989111484U JP 11148489 U JP11148489 U JP 11148489U JP H082542 Y2 JPH082542 Y2 JP H082542Y2
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JP
Japan
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iron core
seal ring
solenoid case
fixed iron
bobbin
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Application number
JP1989111484U
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JPH0349481U (ja
Inventor
哲也 岡村
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車用エアサスペンションシステム等に
使用されるソレノイドバルブに関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のソレノイドバルブにあっては、実開昭
60-147868号公報に開示されたように、ソレノイドケー
スと固定鉄芯とを加締めにて固定し、この固定鉄芯の周
面のシールリング溝にシールリングを取付け、さらにソ
レノイドケース内にボビンを嵌装して組立てるようにし
ていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、かかる従来のソレノイドバルブにあっ
ては、固定鉄芯とソレノイドケースを防錆処理して、そ
の後に固定鉄芯とソレノイドケースを加締めにて固定す
ると、該加締め部の防錆処理がはがれるため、加締め部
に再度防錆処理を行う必要がある。
また、ソレノイドケースが袋状になっているため、固
定鉄芯に防錆処理が行いにくく、該固定鉄芯に別の防錆
処理を再度行う必要があり、高価となる問題点があっ
た。
本考案は、上記の問題点に着目されてなされたもので
あって、その目的とするところは、固定鉄芯の防錆処理
が容易にでき、品質の安定したソレノイドバルブを提供
することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため本考案は、袋状の本体部とこ
の本体部の開口端側に形成したフランジ状取付部とで、
断面略ハット形状のソレノイドケースを構成し、このソ
レノイドケースの本体部内にボビンを内蔵し、該ボビン
に内壁に段付き部を有する鉄芯挿入孔を設け、この鉄芯
挿入孔に固定鉄芯の一端を当接させて、該固定鉄芯の他
端を前記鉄芯挿入孔より突出させると共に、前記固定鉄
芯に可動鉄芯を軸方向に対向させて前記鉄芯挿入孔内に
配置し、且つ、前記ボビンに形成したフランジ部および
前記ソレノイドケースのフランジ状取付部とを、取付け
部材に当接すると共に、前記フランジ状取付け部を、前
記取付け部材にボルト等で取り付けることによって前記
ソレノイドケースを該取付け部材に固定し、更に、該取
付け部材に、前記フランジ状取付け部およびフランジ部
を跨ぐように、シールリング溝を形成し、該シールリン
グ溝にシールリングを嵌挿して、該シールリングの圧縮
反力により、前記固定鉄芯の他端を前記ソレノイドケー
スの本体部に密着させて、前記取り付け部材に形成した
流体通路を前記可動鉄芯により駆動されるバルブにより
開閉するようにしたことを特徴とするものである。
〈作用〉 本考案によれば、ボビンのコイルに電流が通電される
と可動鉄芯が固定鉄芯に吸引されバルブが開作動もしく
は閉作動される。
また、固定鉄芯はボビンの端部より突出し、ソレノイ
ドケース内面に押付けられているために、固定鉄芯とソ
レノイドケースとの間には隙間は生じない。従って、本
考案のソレノイドバルブの吸引力は従来のソレノイドバ
ルブと同等の値が得られる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を第1図および第2図に基づい
て詳細に説明する。
図において、1は袋状の本体部1aとその開口端側に形
成した取付けフランジ部1bを有するソレノイドケース
で、本体部1aには、リード線3を外部へ引き出すための
導入孔1cが形成されており、また取付けフランジ部1b
は、取付け部材20に当接すると共に、ボルト2により取
付け部材20に取り付けられて、ソレノイドケース1全体
を取付け部材20に固定している。
4は前記ソレノイドケース1に内蔵されたボビンであ
って、外周にソレノイドコイル5を収容して有し、該ボ
ビン4の中心部内壁には段付き部7を持つ鉄芯挿入孔6
を有する。更にボビン4には一体成形された磁性体のリ
ング14を設けてある。そして、ソレノイドコイル5のリ
ード線3はグロメット19によりリード線3の導入孔に固
定されている。
8は固定鉄芯を示し、外周のシールリング溝9にシー
ルリング10を取付け、前記鉄芯挿入孔6に圧入固定され
る。従って、固定鉄芯8の下端側は前記段付き部7に位
置決めされ、上端側がボビン4の端面より突出して配置
される。
11は前記固定鉄芯8に対して接近・離脱可能に鉄芯挿
入孔6に移動自在に挿入された可動鉄芯である。該可動
鉄芯11は、その中心部付近にゴム等の弾性部材による弁
13が嵌装され、コイルスプリング12により固定鉄芯8か
ら離れる方向に押圧されることで、該弁13が弁座13aに
着座する。従って、固定鉄芯8および可動鉄芯11は、鉄
芯挿入孔6内において、前記取付け部材20側に向かって
順次軸方向に対向させて配置されている。
また、前記ボビン4の開口端には、フランジ部4aが形
成されており、このフランジ部4aは、取付け部材14に当
接している。そして、取付け部材14の上端面には、フラ
ンジ部4aと取付けフランジ部1bとを跨ぐように、シール
リング溝18が形成されている。
15,16は前記可動鉄芯11が前記固定鉄芯8に吸引され
ると連通し、その他の時点では閉じられるエア通路であ
る。
17はシールリングを示し、このシールリング17は前記
取付け部材20の端面に形成したシールリング溝18に挿入
され、ソレノイド組立時ボビン4と、取付け部材20との
間で上下方向に圧縮され、ソレノイドバルブ内部の気密
を保持している。即ちソレノイドバルブ内部は、シール
リング10およびシールリング17により外部との間で気密
が保持されている、と共に、シールリング17は、その圧
縮反力により、ボビン4の段付き部7を介して、固定鉄
芯8を突き上げて、この固定鉄芯8の上端側をソレノイ
ド本体1aに密着させている。
以下、本考案の実施例の作用を説明する。
まず、非通電時においては、可動鉄芯11は、コイルス
プリング12により弁座13a側に押圧され、可動鉄芯11に
設けたバルブ13が弁座13aに着座している。この状態に
おいては、エア通路15,16間は遮断されている。
次に、リード線3を介してソレノイドコイル5に通電
すると、該ソレノイドコイル5を取囲むソレノイドケー
ス1・固定鉄芯8・可動鉄芯11・リング14を通る磁束回
路が形成される。この結果、可動鉄芯11は前記固定鉄芯
8に吸引されて、前記バルブ13が弁座13aから離れ、エ
アー通路15・16は連通する。
ところで、本実施例では、固定鉄芯8の端部を、段付
き部7を利用してボビン4に軸方向に保持しつつボビン
4の端部より突出させ、ソレノイドケース1に挿入した
のち、ソレノイドケースと共に、取付け部材20に取付け
ると、該固定鉄芯8の端部はソレノイドケース1内面に
強固に接触する。更に、シールリング溝18のシールリン
グ17の圧縮反力によって、固定鉄芯8の端部はソレノイ
ドケース1内面に長期間安定して押付けられるため、ソ
レノイドケース1と固定鉄心8との間に隙間は生じな
い。
このため、ソレノイドの吸引力は従来の固定鉄芯をソレ
ノイドケースに加締めたものと同等の値が得られる。
〈考案の効果〉 本考案は、ボビンの鉄芯挿入孔に、固定鉄芯を、その
端部をボビンの端部より突出させた状態で装着し、ソレ
ノイドケースに固定鉄芯の端部を密着させるようにした
ことにより、固定鉄芯の防錆処理が容易に行え、品質の
安定したものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のソレノイドバルブの実施例を示す断面
図、第2図は第1図の主要部の詳細断面図である。 1……ソレノイドケース、1a……本体部、1b……フラン
ジ状取付け部、2……ボルト、4……ボビン、4a……フ
ランジ部、6……鉄芯挿入孔、8……固定鉄芯、11……
可動鉄芯、13……バルブ、17……シールリング、18……
シールリング溝、20……取付け部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋状の本体部とこの本体部の開口端側に形
    成したフランジ状取付部とで、断面略ハット形状のソレ
    ノイドケースを構成し、このソレノイドケースの本体部
    内に、ボビンを内蔵し、該ボビンに内壁に段付き部を有
    する鉄芯挿入孔を設け、この鉄芯挿入孔に固定鉄芯の一
    端を当接させて、該固定鉄芯の他端を前記鉄芯挿入孔よ
    り突出させると共に、前記固定鉄芯に可動鉄芯を軸方向
    に対向させて前記鉄芯挿入孔内に配置し、且つ、前記ボ
    ビンに形成したフランジ部および前記ソレノイドケース
    のフランジ状取付部とを、取付け部材に当接すると共
    に、前記フランジ状取付け部を、前記取付け部材にボル
    ト等で取り付けることによって前記ソレノイドケースを
    該取付け部材に固定し、更に、該取付け部材に、前記フ
    ランジ状取付け部およびフランジ部を跨ぐように、シー
    ルリング溝を形成し、該シールリング溝にシールリング
    を嵌挿して、該シールリングの圧縮反力により、前記固
    定鉄芯の他端を前記ソレノイドケースの本体部に密着さ
    せて、前記取り付け部材に形成した流体通路を前記可動
    鉄芯により駆動されるバルブにより開閉するようにした
    ことを特徴とするソレノイドバルブ装置。
JP1989111484U 1989-09-22 1989-09-22 ソレノイドバルブ装置 Expired - Lifetime JPH082542Y2 (ja)

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JPS5940613Y2 (ja) * 1980-03-05 1984-11-19 株式会社ナブコ 電磁弁装置
JPS6252378U (ja) * 1985-09-19 1987-04-01

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