JP3418272B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP3418272B2
JP3418272B2 JP12253295A JP12253295A JP3418272B2 JP 3418272 B2 JP3418272 B2 JP 3418272B2 JP 12253295 A JP12253295 A JP 12253295A JP 12253295 A JP12253295 A JP 12253295A JP 3418272 B2 JP3418272 B2 JP 3418272B2
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和裕 米重
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弁体のストロークを変え
ることのできる電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭52−123331号公報で、弁
体のストロークを設定可能にした電磁弁が公知である。
【0003】この従来技術は、弁座体を備えた本体と、
略中央部に弁体と可動鉄心を備えたダイアフラムと、電
磁ソレノイド体とからなる電磁弁において、前記電磁ソ
レノイド体のカバー内ボビンを固定する部材と前記カバ
ー内に固定される固定鉄心のフランジ部との間に弁体の
ストロークを設定するスペーサを介挿した構造である。
そして、固定鉄心の円柱形部分の外周と、この円柱形
部分を挿入したボビンの円筒部分内周との間に、流体を
シールするためのOリングを設けている。このOリング
は固定鉄心の円柱形部分の外周に設けた環状溝に嵌合し
てある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
スペーサの厚みによって弁体のストロークを設定するの
で、電磁弁を組立てた状態では、スペーサの厚みを変え
ることができなくて、弁体のストロークが変えられない
という問題点があった。
【0005】また電磁弁を組立てた状態で、弁体のスト
ロークを微細に調整することができないという問題点が
あった。更にまた、流体の漏れを防止してシールするた
めのOリングを嵌合するために、固定鉄心の円柱部分外
周に環状溝を加工しなければならないという加工性の悪
さに加えて、Oリングの挿入がしにくいという問題点も
あった。
【0006】そこで本発明はこれらの問題点を解消でき
る電磁弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の電磁弁は、励磁コイル(8)を巻装した
ボビン(1)と、該ボビン(1)に巻装された励磁コイ
ル(8)を被覆するコイルカバーと、前記ボビン(1)
に嵌入された固定鉄心(9)と、該固定鉄心(9)の一
端に固定鉄心(9)の軸線(X)と略直角に配置すると
ともに前記ボビン(1)とコイルカバーとは別体に形成
して前記ボビン(1)の端面に平板状で当接した第1の
継鉄と、前記ボビン(1)における前記第1の継鉄が設
けられた側と反対側の端面に固着されて前記第1の継鉄
を結合する第2の継鉄と、固定鉄心(9)の他端に近接
配置された可動鉄心(6)と、該可動鉄心(6)に取り
付けた弁体(7)とを備え、ボビン(1)の前記第1の
継鉄(10)側の端面(1b)と内周(1d)との稜部
をテーパ状に面取りしたかたちに形成して、このテーパ
面(1c)と固定鉄心(9)の外周(9b)と第1の
鉄(10)のボビン側の側面(10b)との間に形成さ
れる断面が三角形の空間(15)にOリング(16)を
配設するとともに、固定鉄心(9)の前記一端の外径を
ボビン(1)に嵌合した部分の外径(φ)と同じにした
部分を第1の継鉄(10)のボビン側の側面(10b)
よりも他側の方向に延長し、その先端に雄ねじ(9a)
を刻設し、更に、第1の継鉄(10)の略中央部に固定
鉄心(9)の前記外径(φ)よりわずかに大きい内径の
円筒部分(10c)を形成するとともに、該円筒部分
(10c)が第1の継鉄(10)の平板部(10a)か
らボビン(1)と反対の側に形成され、該円筒部分(1
0c)の先端に前記雄ねじ(9a)に螺合する雌ねじ
(10e)を設けたことを特徴とするものである。
【0008】本発明では、固定鉄心(9)を回動させて
継鉄(10)に対して進退させることで、固定鉄心
(9)の位置を軸線(X)方向に微細に調整して弁体
(7)のストロークを調整できる。
【0009】そして、この調整をするときに固定鉄心
(9)の軸線(X)方向の位置が変わってもOリング
(16)の形状は変化せず、圧縮率は同じままである。
またOリング(16)はボビン(1)のテーパ面(1
c)と、固定鉄心(10)の外周(9b)と、継鉄(1
0)のボビン側の側面(10b)とで形成される断面三
角形の環状空間(15)に所望の圧縮率で収納される。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の電磁弁
において、継鉄(10)の略中央部に形成した前記円筒
部分(10c)の先端に円筒部分(10c)の底面のよ
うに形成された底部(10d)を形成し、この底部(1
0d)に前記雌ねじ(10e)を刻設したことを特徴と
するものである。
【0011】この発明では、雄ねじ(9a)の外径を固
定鉄心(9)の前記外径(φ)より小さくできるので、
雄ねじ(9a)の刻設位置が悪くてOリング(16)に
悪影響を与えることを確実に防止できる。
【0012】
【実施例】図1(a)(b)は本発明の実施例で、1は
電気絶縁性のプラスチックで形成したボビンで、流体を
通す本体部分2と一体的に成形されている。3は流体の
入口、4は流体の出口、5は本体部分2に形成した弁
座、6はボビン1内を左右に摺動可能の可動鉄心、7は
可動鉄心6の左端に取り付けたゴム等の弁体、8はボビ
ン1に巻装した励磁コイル、9はボビン1の円筒部1a
に嵌入した円柱形の固定鉄心で、その外径φは、ボビン
1の円筒部1aの内径よりわずかに小さい。
【0013】10は第1の継鉄で、全体がコの字形に形
成され、その中央部に近い平板部10aのボビン側の側
面10bは部分的にボビン1の右端面1bに当接してい
る。11はボビン1にインサートされた第2の継鉄で、
電磁弁の組立状態では第1の継鉄10の図示されていな
い端部と周知の方法で結合されて、第1の継鉄10はい
わば電磁弁のケースとしても機能している。
【0014】12はコイルカバー、13は端子、14は
固定鉄心9と可動鉄心6との間に設けた圧縮コイルスプ
リングで、可動鉄心6を図示左方に付勢して、弁体7を
弁座に押し付けて閉弁している。
【0015】1cはボビン1の第1の継鉄側の端面1b
と内周1dとの稜部をテーパ状に面取りしたテーパ面で
ある。第1の継鉄10の中央部には平板部10aから図
示右方に延びる円筒部10cを形成し、該円筒部10c
の内周は、固定鉄心9に遊合するように、固定鉄心9の
外径φよりわずかに大きい径に定めてある。
【0016】10dは円筒部10cの右端に形成した底
部で、その中央に雌ねじ10eが刻設されている。9a
は固定鉄心9の右端に刻設した雄ねじで、固定鉄心9の
前記外径φより小径の外径を有する雄ねじである。
【0017】雄ねじ9aは雌ねじ10eに螺合してお
り、可動鉄心9を回動させることで、固定鉄心9の位置
を左右に進退させて調整できる。15は固定鉄心9の外
径φの外周9bと、ボビン1の前記テーパ面1cと第1
の継鉄10の側面10bとで囲まれる断面が三角形の環
状空間で、この部分にシール用Oリング16が介装さ
れ、所定の圧縮率で装着されている。
【0018】9cは固定鉄心9の右側に設けた一切り
で、これにドライバー等の調整用工具を嵌合させて、固
定鉄心9を回動させることで、固定鉄心9をその軸線X
方向へ進退させ、可動鉄心6と弁体7のストロークを調
整する。
【0019】こうして調整するときに、固定鉄心9と第
1の継鉄10との相対位置が変化するが、固定鉄心9の
外径φの外周9bに円筒部分10cの内周がしっくりと
嵌合しているので、この隙間にOリング16が食い込む
虞れもなく、また、断面三角形の環状空間15の形状・
寸法も変化しないため、Oリングの圧縮率が変わらず、
シール性は安定している。
【0020】電磁弁は励磁コイル8に通電すると、可動
鉄心6が固定鉄心9に磁力で吸引され、圧縮コイルスプ
リング14に抗して右方に移動するため、弁体7が弁座
5より離れて開弁し、入口3と出口4が連通する。
【0021】励磁コイル8の通電を断つと、可動鉄心6
は復旧して電磁弁が閉弁する。因みに図2に示すよう
に、固定鉄心9の大径φの部分の右端9dが、第1の継
鉄10の側面10bより左に離れた位置にあるような構
造では、Oリング16の一部が固定鉄心9の右端9dよ
り右側の小径の雄ねじ9aの部分に向かって、右端9d
と側面10bの間の隙間に入り込んで変形し、いわばO
リングが脱落した状態になるという不都合を生じる。
【0022】また図3に示すように、雄ねじ9aの径が
固定鉄心9の外径φと同じで、かつ雄ねじ9aが第1の
継鉄10の側面10bにより左まで刻設されていると、
雄ねじ9aがOリングを損傷させるという不都合を生じ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明の電磁弁は上述のように構成され
ているので、組立後においても弁体のストロークを微細
に調整でき、ストロークを調整してもOリングの圧縮率
は変化しないため、シール性が安定して良好に保たれ
る。
【0024】また、Oリングが異常に変形したり、損傷
する虞れもなく、その装着も容易である。更にまた、固
定鉄心にOリング用の環状溝を加工しなくてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例の縦断面図、(b)は
同図(a)の要部拡大図である。
【図2】電磁弁のシール部の不都合な構造の例を示す拡
大縦断面図である。
【図3】電磁弁のシール部の不都合な構造の他の例を示
す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 ボビン 1b 端面 1c テーパ面 1d 内周 6 可動鉄心 7 弁体 8 励磁コイル 9 固定鉄心 9a 雄ねじ 9b 外周 10 継鉄 10a 平板部 10b 側面 10c 円筒部分 10d 底部 10e 雌ねじ φ 外径 X 軸線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルを巻装したボビンと、該ボビ
    ンに巻装された励磁コイルを被覆するコイルカバーと、
    前記ボビンに嵌入された固定鉄心と、該固定鉄心の一端
    に固定鉄心の軸線と略直角に配置するとともに前記ボビ
    ンとコイルカバーとは別体に形成して前記ボビンの端面
    に平板状で当接した第1の継鉄と、前記ボビンにおける
    前記第1の継鉄が設けられた側と反対側の端面に固着さ
    れて前記第1の継鉄を結合する第2の継鉄と、固定鉄心
    の他端に近接配置された可動鉄心と、該可動鉄心に取り
    付けた弁体とを備え、 ボビンの前記第1の継鉄側の端面と内周との稜部をテー
    パ状に面取りしたかたちに形成して、このテーパ面と固
    定鉄心の外周と第1の継鉄のボビン側の側面との間に形
    成される断面が三角形の空間にOリングを配設するとと
    もに、 固定鉄心の前記一端の外径をボビンに嵌合した部分の外
    径と同じにした部分を第1の継鉄のボビン側の側面より
    も他側の方向に延長し、その先端に雄ねじを刻設し、 更に第1の継鉄の略中央部に固定鉄心の前記外径よりわ
    ずかに大きい内径の円筒部分を形成するとともに、該円
    筒部分が第1の継鉄の平板部からボビンと反対の側に形
    成され、該円筒部分の先端に前記雄ねじに螺合する雌ね
    じを設けたことを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 継鉄の略中央部に形成した前記円筒部分
    の先端に円筒部分の底面のように形成された底部を形成
    し、この底部に前記雌ねじを刻設したことを特徴とする
    請求項1記載の電磁弁。
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