JP2509780Y2 - 混合液体吐出容器 - Google Patents

混合液体吐出容器

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JP2509780Y2 JP14580789U JP14580789U JP2509780Y2 JP 2509780 Y2 JP2509780 Y2 JP 2509780Y2 JP 14580789 U JP14580789 U JP 14580789U JP 14580789 U JP14580789 U JP 14580789U JP 2509780 Y2 JP2509780 Y2 JP 2509780Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、例えば洗浄液、消毒液等でみられるように、
使用時に異る複数薬液を混合して作る、混合液体用の吐
出容器に係る。
「従来の技術」 液体吐出用ポンプ付き容器にそれぞれ異る薬液を収納
した数個の容器を添付しておき、使用時に各容器体薬液
を上記ポンプ付き容器の容器体内に移し、混合させて、
そのポンプにより混合液体を吐出させることが知られて
いる。
「考案が解決しようとする課題」 上記従来方法の場合は、ポンプ付き容器の容器体から
まずポンプを外し、又薬液入り容器のキャップを外して
該容器内液体を順次ポンプ付き容器の容器体内へ入れた
後、再びポンプを装着することが必要であり、又ポンプ
にゴミ等が付着するとポンプ故障の原因となるため、ポ
ンプ取外し中はゴミ等が付着しないよう注意する必要が
あった。
本案はそのような従来の欠点を除去して混合液体吐出
容器内へ液体充填が極めて容易にかつ迅速に行えるよう
設けたものである。
「課題を解決するための手段」 胴部3上端から肩部を介して口頚部4を起立する容器
体1と、上記口頚部外面へ嵌合させた連結筒6を、口頚
部上端面へ内周部下面を載置させて上外方へテーパ状に
拡開する鍔状底壁7下面から垂下すると共に、該鍔状底
壁外周から周壁8を起立する保持筒部材5と、上記鍔状
底壁7の外周部上面へ外周部下面を載置させて保持筒部
材5内へ嵌合させた平板状支持板21から、適宜間隙を介
して複数の嵌合筒22を起立すると共に、該嵌合筒が囲む
支持板部分中心から針23を起立し、かつ該針と嵌合筒と
の間の支持板部分に液体流出孔24を穿設した台板部材20
と、上記保持筒部材5の上端開口面を開閉可能に、その
保持筒部材の上端縁一部に下端一部を枢着させた、液体
吐出用ポンプ31付きの筒状蓋30とを主要部材となし、上
記ポンプに上端部を連通させた可撓性ある液体吸上パイ
プ38を、上記支持板21に穿設したパイプ挿通孔および鍔
状底壁7の鍔孔7aに遊挿させて、容器体内底部まで垂設
させた。
「作用」 図示のように軸33を中心とする回動によりポンプ31付
きの筒状蓋30を開き、薬液入りの小容器41の口頚部を台
板部材20の嵌合筒22内へ嵌合させてその口頚部上端面を
閉塞する薄板を針23で破き、その小容器41内薬液を混合
液体吐出容器の容器体1内に移す。第1図の場合は小容
器をそのままとして筒状蓋30を閉じることが出来、第2
図の場合は小容器取外し後、筒状蓋30を閉じる。筒状蓋
閉蓋状態から、ポンプを作動させることで容器体1内の
混合液をノズル36から吐出出来る。
「実施例」 1は容器体で、底壁2外周から起立する胴部3上端か
ら肩部を介して口頚部4を起立する。該容器体は図示の
ように胴部外径に比して高さの低い容器体とするのがよ
い。
上記口頚部には保持筒部材5の連結筒6を螺合させて
いる。該保持筒部材は、上記口頚部の上端面へ内周部下
面を載置させて上外方へテーパ状に拡開する鍔状底壁7
下面から上記連結筒6を垂下し、かつその鍔状底壁7外
周から周壁8を起立する。該周壁は図示例のようにその
周壁上端から外向きフランジ9を介して外筒10を垂下
し、該外筒下端を容器体肩部の外周部上面に設けた凹部
内へ嵌合させて形成することが望ましい。周壁上端の後
部には適宜間隙をおいて軸受11,11を付設し、又周壁上
端前部の外筒部分からは後述筒状蓋係合用のフック12を
起立させている。該フックは後方押込み可能に、そのフ
ック左右から外筒10に割溝13,13を縦設し、かつフック
後面側の外向きフランジに切離し溝14を横設している。
上記保持筒部材5内へは台板部材20を嵌合させる。該
部材は既述鍔状底壁7の外周部上面へ外周部下面を載置
した平板状の支持板21から、適宜間隙を介して複数の、
後述小容器の口頚部を嵌合させるための嵌合筒22を起立
すると共に該嵌合筒が囲む支持板部分中心から針23を起
立し、かつ該針と嵌合筒との支持板部分に液体流出孔24
を穿設したものである。又上記嵌合筒22の側方には後述
液体吸上げ用パイプの挿通孔を穿設しておく。尚支持板
21は平板状であるに対して鍔状底壁7は上外方へ拡開す
るテーパ状としてあるから、該鍔状底壁7内周部と支持
板との間には間隙が形成される。
既述保持筒部材5の上端後部には、その上端開口面を
開閉可能に筒状蓋30を枢着させる。該筒状蓋は公知の液
体吐出用ポンプ31を付設したもので、その筒部32下端後
部に付設した軸33,33を軸受け11,11に嵌合させ、又その
筒部上端に螺合させた装着筒34によって上記ポンプ31を
筒部32に取付けている。図示例においてそのポンプは筒
部32内に垂設したシリンダと該シリンダ内から外方へ突
出するステム35上端にノズル36付きのヘッド37を嵌着さ
せたポンプとするが、他の構造のポンプでもよい。該ポ
ンプは可撓性ある液体吸上げパイプ38を垂下するもの
で、既述支持板21のパイプ挿通孔および鍔状低壁7の鍔
孔7aに遊挿させて容器体内底部に達するよう設けてい
る。尚筒部32の前方下部面には既述フック係合用の凹部
39を有する。
上記構成の混合液体吐出容器は、その内部に混合用薬
液入りの小容器41…を挿入可能である。小容器41は図示
のように、所定数の小容器をバンド等で連結して同時に
挿入するようにしてもよく、又別々に挿入させてもよ
い。小容器の口頚部42上端面は針23によって破裁できる
シール用薄板で閉塞をさせておく。その小容器は、混合
液体吐出容器販売時において周壁8内へ入れたまま共に
販売するようにしてもよく、又別添付で販売してもよ
い。周壁8内へ挿入する場合は、嵌合筒22上へ小容器底
壁を載置させて、ないし小容器を横向きとして収納させ
て筒状蓋30を閉蓋できるようにすればよい。又この場合
は第1図が示すように、小容器口頚部42を嵌合筒22内へ
差込みしたまま筒状蓋30を閉じ、そのまま使用すること
も出来る。別添付の場合は第3図のように周壁8の高さ
を低くすることが出来る。
「考案の効果」 本案は既述構成としたから、従来のように混合液体作
成の際に容器体からポンプを外したり、又再度装着させ
たりする手数が不要で、液体吐出用ポンプ31付きの筒状
蓋30を開閉するだけでよいから面倒がないと共にその開
閉の際にそのポンプにゴミ等が付着してポンプのノズル
孔目塞りの原因となるようなことがない。台板部材20の
支持板から嵌合筒22を起立すると共に該嵌合筒が囲む支
持板部分中心から針23を起立し、その針と嵌合筒との間
の支持板部分に液体流出孔24を穿設したから、その嵌合
筒内へ混合用薬液収納の小容器口頚部を嵌合するだけ
で、その小容器口部を閉塞する薄板が破裁されてその小
容器内液体を流出させることが出来、その台板部材を載
置させる鍔状底壁7は上外方へ拡開するテーパ状とした
から漏斗としての機能を果すこととなって容器体1内へ
の上記薬液注出が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は筒状蓋開蓋状態で示す、本案容器の判断面図、
第2図はその一部の斜視図、第3図は別実施例により、
筒状蓋開蓋状態を示す半断面図である。 1……容器体、5……保持筒部材 20……台板部材、30……筒状蓋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部3上端から肩部を介して口頚部4を起
    立する容器体1と、上記口頚部外面へ嵌合させた連結筒
    6を、口頚部上端面へ内周部下面を載置させて上外方へ
    テーパ状に拡開する鍔状底壁7下面から垂下すると共
    に、該鍔状底壁外周から周壁8を起立する保持筒部材5
    と、上記鍔状底壁7の外周部上面へ外周部下面を載置さ
    せて保持筒部材5内へ嵌合させた平板状支持板21から、
    適宜間隙を介して複数の嵌合筒22を起立すると共に、該
    嵌合筒が囲む支持板部分中心から針23を起立し、かつ該
    針と嵌合筒との間の支持板部分に液体流出孔24を穿設し
    た台板部材20と、上記保持筒部材5の上端開口面を開閉
    可能に、その保持筒部材の上端縁一部に下端一部を枢着
    させた、液体吐出用ポンプ31付きの筒状蓋30とを主要部
    材となし、上記ポンプに上端部を連通させた可撓性ある
    液体吸上げパイプ38を、上記支持板21に穿設したパイプ
    挿通孔および鍔状底壁7の鍔孔7aに遊挿させて、容器体
    内底部まで垂設させたことを特徴とする混合液体吐出容
    器。
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