JP2509346Y2 - ブロ―バイガス還元装置 - Google Patents

ブロ―バイガス還元装置

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JP2509346Y2
JP2509346Y2 JP11353889U JP11353889U JP2509346Y2 JP 2509346 Y2 JP2509346 Y2 JP 2509346Y2 JP 11353889 U JP11353889 U JP 11353889U JP 11353889 U JP11353889 U JP 11353889U JP 2509346 Y2 JP2509346 Y2 JP 2509346Y2
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英明 佐藤
博行 吉田
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株式会社土屋製作所
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、還元装置、特にピストンリングの間隙から
クランクケースへ漏出するブローバイガスをエンジン吸
気系に戻すブローバイガス還元装置に関する。
従来の技術 第2図はオイルセパレータの作用を備えた従来のブロ
ーバイガス還元装置の斜視図、第3図は第2の垂直断面
図、第4図は第2図の水平断面図である。図示のブロー
バイガス還元装置は上部ケース2と、上部ケース2の下
方に配置される下部ケース3とを有する金属製のケーシ
ング1を備えている。下部ケース3はブラケット7を介
してクランクケース4の上に固定され、上部ケース2は
下部ケース3に接合される。ケーシング1を一体に深絞
りプレス形成できないため、上部ケース2と下部ケース
3との2部分に分けてを個別にプレス形成した後、上部
ケース2と下部ケース3とが結合される。プレス加工時
に上部ケース2と下部ケース3とを一体形成できないた
め、クランクケース4に接続された金属製の下部ケース
3の上に上部ケース2が接合される。上部ケース2及び
下部ケース3からなるケーシング1内には、第4図に示
すように、コ字状断面に曲げられたじゃま板8を鑞付け
部9により接合する。じゃま板8はベース部8cと、ベー
ス部8cの両側に折曲げられた平行な2枚の垂直壁8a、8b
を有する。コ字状断面のじゃま板8をケーシング1内に
取り付けて、下部ケース3及び上部ケース2内でのじゃ
ま板8の接合時の安定性を確保すると共に、容易に位置
決めを行う。下部ケース3にはクランクケース4に連通
する導入孔6が設けられる。
エンジンの稼動時に、ピストンリングの間隙からクラ
ンクケース4内へ漏出するブローバイガスは導入孔6を
通って下部ケース3内に導入される。下部ケース3内に
導入されたブローバイガスはじゃま板8の垂直壁8a、8b
に衝突し、ブローバイガス中の油性分が垂直壁8a、8bに
付着して取り除かれ、その後、ブローバイガスは上部ケ
ース2に達し、排出管5からエアクリーナへ送出され
る。このように、インテークマニホールドの負圧を利用
してクランクケース4内のブローバイガスをロックカバ
ーに導き、クランクケース4内を強制的に換気すること
ができる。
考案が解決しようとする課題 従来のオイルセパレータでは、じゃま板8のほぼ下半
分が下部ケース3の内面に鑞付けで接合され、対向して
折曲げ成形されたフランジ部2a、3aにて上部ケース2と
下部ケース3が接合される。下部ケース3から上方に延
びるじゃま板8の上半分は上部ケース2に接合されない
まま上部ケース2内に収容され、製品化される。
じゃま板8の上半分が上部ケース2に接合されないた
め、じゃま板8の全体の接合強度が不十分となる欠点が
ある。また、じゃま板8の2枚の垂直壁8a、8bの端面と
上部ケース2の内面との間のクリアランスのため、微小
な間隙が生じ、その間隙からブローバイガスが漏洩し
て、じゃま板8の油分除去性能が低下する不具合が生ず
る。更に、微小な間隙のため、振動が加えられたとき
に、じゃま板8と上部ケース2とが衝突して騒音を発生
する。
そこで、本考案の目的は、上部ケース及び下部ケース
のいずれにもじゃま板を接合したブローバイガス還元装
置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本考案によるブローバイガス還元装置は、クランクケ
ースに連通する導入孔を備えた下部ケースと、下部ケー
スに接合されかつエンジンの吸気系に接続される排出管
を備えた上部ケースとを有するケーシングと、下部ケー
スに鍔付けされてケーシング内に配置されかつケーシン
グ内で導入孔と排出管との間を屈曲した通路に形成する
じゃま板とを備えている。上部ケースに接触するじゃま
板の周縁部に付着したメッキにより、上部ケースとじゃ
ま板とを鑞付けする。
作用 じゃま板は、上部ケース及び下部ケースのいずれにも
接合されるために、ブローバイガス還元装置の十分な機
械的が得られ、上部ケースとじゃま板との鑞付け部を気
密に保持するすることができる。また、振動により、上
部ケースとじゃ板とが衝突して騒音が発生することを防
止することができる。
実施例 以下、本考案によるブローバイガス還元装置の実施例
を第1図及び第2図について説明する。
第1図に示すように、ケーシング10は、上部ケース11
及び下部ケース12の各接合開口縁11a、12aにおける接合
で形成される。ホースを介してロックカバー(図示せ
ず)に接続される排出管14が上部ケース11から上方に突
出する。下部ケース12には第3図に示すクランクケース
4に連通する導入孔6が設けられる。上部ケース11及び
下部ケース12に接合すべきじゃま板20の表面にはメッキ
21が施される。ブローバイガスの漏洩防止及び必要な機
械的強度を得るのに有効なじゃま板20の部分的表面又は
広範囲な表面にメッキ21を施してもよい。また、フラン
ジ部11a、12aの対向する表面にもメッキが施される。
製造の際には、必要な表面にメッキを施したじゃま板
20を下部ケース12内に収容した後、上部ケース11を下部
ケース12上に配置して得られた組立体を炉(図示せず)
内に配置し、所要の温度で加熱し、冷却する。加熱時に
は、ケーシング10内で、じゃま板20に付着されたメッキ
21は溶融して鑞材となり、じゃま板20の下半分の端面は
下部ケース12の壁面2bに接合され、じゃま板20の上半分
の端面は上部ケース11の壁面11bに接合される。
従って、じゃま板20は上部ケース11及び下部ケース12
のいずれの内面にも十分に鑞付けされる。じゃま板20の
接合端面と上部ケース11の立壁11bの内面との間には、
寸法制度により僅かながらもクリアランスによる間隙が
生じても、間隙内に溶融したメッキ21が浸透し、完全に
間隙が埋められ遮断される。
エンジンの稼動中にピストンリングの間隙からクラン
クケース4内へ漏出するブローバイガスは導入孔6を通
り下部ケース3内に流入する。下部ケース12側から導入
されたブローバイガスはじゃま板20に衝突しながら、ガ
ス中の油性分が取り除かれ、じゃま板20と下部ケース12
及び上部ケース11との間の間隙からブローバイガスが漏
出することなく、上部ケース11に達し、排出管14からロ
ックカバーへ送り出される。
考案の効果 前記のように、上部ケース及び下部ケースの双方の内
面にじゃま板を接合したので、十分な機械的強度を有す
るブローバイガス還元装置が得られる。また、じゃま板
とケースとの間の接合部に間隙が生じないから、ブロー
バイガスの漏洩及び騒音を発生せず、じゃま板の油分除
去機能を十分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるブローバイガス還元装置の実施例
を示す部分断面図、第2図は従来のブローバイガス還元
装置の斜視図、第3図はその垂直断面図で、第4図は水
平断面図である。 10……ケーシング、11……上部ケース、12……下部ケー
ス、14……排出管、20……じゃま板、21……メッキ、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクケースに連通する導入孔を備えた
    下部ケースと、下部ケースに接合されかつエンジンの吸
    気系に接続される排出管を備えた上部ケースとを有する
    ケーシングと、下部ケースに鑞付けされてケーシング内
    に配置されかつケーシング内で導入孔と排出管との間を
    屈曲した通路に形成するじゃま板とを備えたブローバイ
    ガス還元装置において、 上部ケースに接触するじゃま板の周縁部に付着されたメ
    ッキにより上部ケースとじゃま板とを鑞付けしたことを
    特徴とするブローバイガス還元装置。
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