JPH078821Y2 - エンジンルームの換気構造 - Google Patents

エンジンルームの換気構造

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JPH078821Y2
JPH078821Y2 JP1988146606U JP14660688U JPH078821Y2 JP H078821 Y2 JPH078821 Y2 JP H078821Y2 JP 1988146606 U JP1988146606 U JP 1988146606U JP 14660688 U JP14660688 U JP 14660688U JP H078821 Y2 JPH078821 Y2 JP H078821Y2
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engine
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duct
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譲 上原
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はエンジンルームの換気構造、特にエンジン駆動
型ヒートポンプ装置、エンジン駆動型発電機などのエン
ジンルームの換気構造に関する。
<従来の技術> エンジン駆動型ヒートポンプ装置、エンジン駆動型発電
機などの据付式のエンジンルームには、通常その側壁面
に外気吸入口と排気口とを設けて、エンジンルーム内の
換気を行っている。
また、この種のエンジン駆動型装置では、定期的にエン
ジンオイルを交換し、さらに、オイルパンの底部にたま
る比較的比重の大きい排油(ドレイン)をも完全に除去
し、新しいエンジンオイルを充填して、エンジンを円滑
に運転させるようにすることが必要である。通常、この
排油の除去は、エンジン下部のオイルパンの底面に形成
されている排油滴下孔を閉じている密封ボルトを取り外
すことにより、排油滴下孔から受皿に排油を滴下させる
ことによって行っている。
<考案が解決しようとする課題> しかし、従来のエンジンルームは、その底面のほぼ全面
が防音材で被われて密封され、エンジンルームへの吸気
音及びエンジンルームからの排気音を防止する構造とな
っているので、エンジンのオイルパンの底面に形成され
ている排油滴下孔からの排油の滴下抜き取り作業は、エ
ンジンルーム内の狭い場所に排油受皿を挿入したりして
行わなければならないため、大変能率の悪いものであっ
た。
実公昭55-18511号には、エンジンルームの底部にオイル
抜き取り孔を兼ねる冷却風取入口を設ける構造が提案さ
れているが、この構造では、冷却風取入口からのエンジ
ン騒音漏れを防ぐことができないという問題がある。
本考案の課題は、エンジンの排油滴下を簡単な作業によ
って行うことが出来ると共にエンジンルームの換気や防
音をも良好に行いうるエンジンルームの換気構造を提供
することである。
<課題が解決するための手段> 本考案の構造においては、エンジンルームの底面に、エ
ンジンの排油滴下孔に通じ、かつ外気吸入口を兼ねる着
脱自在の消音ダクトが取り付けられ、上記消音ダクト
は、エンジンルーム底面のガイドレールに摺動可能に嵌
合されている。
すなわち本考案は、エンジンルーム上部にはエンジン排
気ガス放出用の排気口を有し、エンジンルームの底面に
は、エンジン底部の排油滴下孔に対向する位置において
開口が形成され、エンジンルームの底面下側には、エン
ジンルームの底面下側に固定されたガイドレールに摺動
可能に嵌合して、上記開口を覆うように取り付けられた
着脱自在の消音ダクトが設けられ、上記消音ダクトは、
その内部に消音材が配設されており、かつその一端に
は、上記開口に通じる外気吸入口が形成されている構成
となっている。
<作用> 本考案では、エンジンルームの底面下側に、着脱自在に
消音ダクトを取り付け、エンジン底面にはエンジンの排
油滴下孔に通じる開口が形成されているので、空気は消
音ダクト内を通って底面の開口からエンジンルーム内に
流入する。一方、エンジンルーム内で発生する熱気はエ
ンジンルームの上方に形成されている排気口から外部に
排出され、かくして、エンジン運転中は底部から吸入さ
れた空気が上部から排出される形で、エンジンルーム内
の換気が極めて良好に行われる。また、消音材を内蔵す
る消音ダクトを存在により、エンジン騒音の外部漏れを
十分に防ぐことができる。
一方、エンジンオイルの交換時には、上記の着脱自在の
消音ダクトを、ガイドレールに沿って引き抜くことによ
ってエンジンルームの底面から取り外すと、エンジンの
排油滴下孔に通じる上記開口が直接外部に露出するの
で、この開口の下に排油の受皿を置いて、エンジンのオ
イルパン底部から排油を滴下させて抜き取り、抜き取り
後には再びガイドレールに沿って消音ダクトを押し込ん
で開口を覆うことにより、簡単な作業でオイル交換を行
うことができるものである。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。第1
図に示すように、エンジンルーム10内にエンジン1が収
容され、その底面11には開口12が形成されている。開口
12の位置は、エンジン1のオイルパン6に設けられて常
時は密封ボルト7で密封されている排油滴下孔8に対向
する位置である。この開口12は、排油滴下孔8に比して
充分に大きく、保守員が手を差し込んで密封ボルト7の
締め付け取り外し操作や排油滴下孔8周辺のクリーニン
グ作業を容易に行えるようになっている。
この開口12を挟んで、第2図に示すようにガイドレール
13が底面11に取り付けられ、このガイドレール13には、
消音ダクト14が摺動可能に嵌合される。消音ダクト14の
内面には消音材15が布設されている。
ガイドレール13に消音ダクト14を嵌合させて端部位置ま
で摺動させると、底面11に設けられているストッパ16が
消音ダクト14の端部壁と当接して位置決めが行なわれ、
この位置で、ボルト17によって消音ダクト14とガイドレ
ール13とが互いに固定されるようになっている。
ガイドレール13に消音ダクト14を嵌合させた状態におい
ては、消音ダクト14の一端側は開口12に通じ、消音ダク
ト14の他端側には外気に通じる外気吸入口18が形成され
ることになるので、外気吸入口18から吸入された空気
は、消音ダクト14内を通って開口12の位置に達し、開口
12からエンジンルーム10内に流入する。
エンジンルーム10の側端部には断面コ字状の支持脚19
が、消音ダクト14の底板面よりもやや下方に突出した状
態で設けられている。
一方、エンジンルーム10の側面の上方には排気口20が形
成され、排気口20にはエンジン1やコンプレッサ24から
排出される熱気を外部に送り出すファン21が設けられて
いる。この排気口20の外側には消音ダクト22が取り付け
られ、消音ダクト22の端部は外気に通じ、内面には消音
材15が布設されている。
次に、実施例のエンジン1の駆動時の状態とエンジンオ
イル交換作業の状態を説明する。
通常の運転動作時においては、消音ダクト14はガイドレ
ール13の端部位置まで挿入嵌合されて固定され、エンジ
ン1の駆動によっても振動を生じない状態とされてい
る。この状態でエンジン1を駆動させると、消音ダクト
14の端部に形成されている外気吸入口18から外気が吸入
され、消音ダクト14を通って、開口12からエンジンルー
ム10内に流入する。また、エンジン1から発生する排気
ガスはファン21により排気口20から消音ダクト22を通っ
て外部に放出される。この際、消音ダクト14によって外
気吸入時の騒音は低減され、また、エンジン1の駆動に
よる騒音の外部への洩れも大幅に低減されると共に、低
温度の空気がオイルパン11付近に流入するので、オイル
パン11の温度が上昇することなく、オイルの劣化が従来
に比して大幅に防止され、オイル寿命が延長する。さら
に、消音ダクト22はエンジン騒音を大幅に低減するの
で、エンジン騒音が外部に漏れ出ることは殆どない。
さて、オイル交換時においては、ボルト17を外して消音
ダクト14をガイドレール13に沿って摺動させてガイドレ
ール13から取り外し、開口12から手を入れて密封ボルト
7を外して排油滴下孔8を開き、オイルパン6の底部に
たまっている排油を、開口12の下に置いた受皿に滴下さ
せて回収する。排油が完全に回収されたことを確かめ
て、オイルパン6の排油滴下孔8近傍の付着物などを取
り除くクリーニング作業を行い、クリーニング作業終了
後に再び密封ボルト7を締め付けて排油滴下孔8を密封
する。
次いで、エンジン1の上部に設けられているオイルキャ
ップ23をはずして、新しいオイルを充填し、充填後シリ
ンダヘッドカバーのガスケット部やオイルパン6の締結
部、或はディストリビュータのガスケット部などからオ
イル洩れがないことを確認して、ガイドレール13に消音
ダクト14を嵌合し、ボルト17でガイドレール13と消音ダ
クト14とを互いに固定する。
このようにエンジンルームの底部に着脱自在に取り付け
た消音ダクト14がエンジン運転中には外気吸入孔として
作用して換気が良好に行われ、オイル交換時にはこれを
取り外すことによって排油除去が円滑に行われることに
なる。
<考案の効果> 以上詳細に説明したように、本考案によると、エンジン
底部に簡易な操作によって着脱自在に消音ダクトを取り
付けることにより、オイルパンの底部にたまった排油抜
取り作業を円滑に行うことが出来ると共に、エンジンル
ームの換気やエンジン騒音の防止も良好に行われ、しか
も、エンジンオイルの寿命をも延長させることのできる
エンジンルーム換気構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の構成を示す正面切開図、第2
図は本考案の要部の構成を示す斜視図である。 1……エンジン 2……オイルレベルゲージ 6……オイルパン、7……密封ボルト 8……排油滴下孔 10……エンジンルーム 11……底面、12……開口 13……ガイドレール 14……着脱自在の消音ダクト 15……消音材、18……外気吸入口 20……排気口、24……コンプレッサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルーム上部にはエンジン熱気放出
    用の排気口を有し、エンジンルームの底面には、エンジ
    ン底部の排油滴下孔に対向する位置において開口が形成
    され、エンジンルームの底面下側には、エンジンルーム
    の底面下側に固定されたガイドレールに摺動可能に嵌合
    して、上記開口を覆うように取り付けられた着脱自在の
    消音ダクトが設けられ、上記消音ダクトは、その内部に
    消音材が配設されており、かつその一端には、上記開口
    に通じる外気吸入口が形成されていることを特徴とす
    る、エンジンルームの換気構造。
JP1988146606U 1988-11-11 1988-11-11 エンジンルームの換気構造 Expired - Lifetime JPH078821Y2 (ja)

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JPH0269028U JPH0269028U (ja) 1990-05-25
JPH078821Y2 true JPH078821Y2 (ja) 1995-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4224172B2 (ja) * 1999-07-13 2009-02-12 ヤンマー株式会社 トラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造
JP4791950B2 (ja) * 2006-12-28 2011-10-12 デンヨー株式会社 エンジン駆動型作業機

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JPS5193037U (ja) * 1975-01-23 1976-07-26
JPS5518511U (ja) * 1978-06-22 1980-02-05

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