JP2508794Y2 - 作業用走行車における畦高さ検知装置 - Google Patents

作業用走行車における畦高さ検知装置

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JP2508794Y2
JP2508794Y2 JP1989002811U JP281189U JP2508794Y2 JP 2508794 Y2 JP2508794 Y2 JP 2508794Y2 JP 1989002811 U JP1989002811 U JP 1989002811U JP 281189 U JP281189 U JP 281189U JP 2508794 Y2 JP2508794 Y2 JP 2508794Y2
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達雄 武内
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、農用トラクタ等の作業用走行車における畦
高さ検知装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種畦立て作業機においては、畦高さ検知
センサを有し、該センサの検知信号を走行機体側の制御
部に入力することで畦高さの自動制御を行うべく構成さ
れるものがある。しかるに従来、この様な作業機で畦高
さ自動制御を行うには、走行機体側に上記畦高さ検知セ
ンサを接続するためのカプラ配線を増設する必要があ
り、このため走行機体側の部品点数を増加させてしまう
ことになる許りか、配線構造の複雑化を招き問題となつ
ていた。
一方、畦高さの精度を高めるには、畦高さ検知位置を
畦成形過程の終了側位置に設定するほど好ましいが、畦
立て装置は耕耘作業部の後方にオプシヨン部材として装
着されるものであるため、前記終了側位置に畦高さ検知
センサを取付けるための部材がなく、このため従来は、
耕耘作業部に設けられるオプシヨン部材連結用の連結杆
にセンサ取付け杆を左右方向に突出するようにして設
け、該取付け杆に畦高さセンサを取付けていた。
しかしながらこのものでは、検知位置が畦成形過程の
始端側となつてしまうため、どうしても検知精度が劣る
許りでなく、耕耘作業部に近いため飛散する耕耘泥土が
付着しやすいという問題もある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃
することができる作業用走行車における畦高さ検知装置
を提供することを目的として創案されたものであつて、
走行機体に連結される耕耘作業部に設けた耕深検知手段
を、走行機体側に設けられる制御部にカプラ接続するべ
く構成して成る作業用走行車において、前記耕耘作業部
の後方に、畦立て板を有した畦立て作業部を装着するに
あたり、該畦立て板の反畦立て面側の後上部に畦高さ検
知センサを取付け、該畦高さ検知センサに、畦立て板を
越えて畦上面側に至るよう畦高さ検知体を側方に突出し
て設けると共に、前記畦高さ検知センサを、前記制御部
側の耕耘検知手段接続用カプラに接続して畦高さ制御を
行う構成としたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、走行機体におけ
る検知手段接続用配線を複雑化することなくしかも検知
精度を向上できるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は農用トラクタの走行機体であつて、該
走行機体1の後部には昇降リンク機構2を介して後述す
る畦立て作業機3が連結されるが、該畦立て作業機3
は、油圧シリンダ4の伸縮作動に伴うリフトアーム5の
揺動により上下昇降するようになつている。
上記畦立て作業機3を構成する耕耘部6は、図示しな
いPTO軸から動力を入力するギヤケース7、該ギヤケー
ス7から延びるフレーム8、耕耘刃9、上部カバー10、
該上部カバー10の後端縁に揺動自在に設けられたリヤカ
バー11、該リヤカバー11の揺動角を検知する耕耘検知セ
ンサ12等で構成されるものであるが、この耕耘部6は、
後述する畦立て板13を連結しない状態では通常の耕耘作
業を行い得るものであり、またこの場合には、上記耕耘
検知センサ12から延設されるケーブル12aの先端に設け
たカプラ12bを、走行機体1に設けられる制御部14の信
号入力用カプラ15に接続することにより、耕耘検知セン
サ12の検知に基づく耕耘自動制御を行うことができるよ
うになつている。
16は左右および前後方向を向く複数の角筒材で枠組み
形成された補助フレームであつて、該補助フレーム16
は、前端部が前記フレーム8に支軸16aを介して上下揺
動自在に枢支されるが、このものは、油圧により伸縮作
動する伸縮ロツド17(複動油圧シリンダ)を介してフレ
ーム8側に設けられる腕体8aと連結され、この伸縮ロツ
ド17の伸縮作動によつて上下揺動せしめられるようにな
つている。
一方、畦立て作業機3を構成する畦立て板13は、後方
末広がり状に対向する左右一対の畦立て板18を用いて形
成され、さらに畦立て板18の前端部には上方に向けて連
結杆19が一体的に突設されるが、連結杆19の先端部はブ
ラケツト19aを介して前記補助フレーム16に一体的に連
結され、これにより畦立て板13は、前記伸縮ロツド17の
伸縮作動に伴い補助フレーム16と共に上下揺動するよう
になつている。
さらに、上記畦立て板13の反畦立て面側後上部には畦
高さ検知センサ20が設けられ、該畦高さ検知センサ20に
検知板20aの基端部が揺動自在に軸支されているが、該
検知板20aは、先端部が畦上面に沿うよう畦立て板13を
越える状態で設けられるいる。また畦高さ検知センサ20
にはポテンシヨメータ20bが設けられていて、前記検知
板20aの揺動角度の検知をするようになつている。そし
て、畦高さ検知センサ20から延設されるケーブル20cの
先端に設けられるカプラ20dを、前記制御部14の信号入
力用カプラ15に断−続自在に接続することで、ポテンシ
ヨメータ20bからの検知信号を制御部14に入力するよう
に設定されている。
次に、上記制御部14による畦高さ制御の制御手順を図
面に示すフローチヤート図に基づいて説明する。該制御
部14は、マイクロコンピユータ(CPU,RAM,ROM)等で構
成されるものであるが、このものは、制御切換スイツチ
21、畦高さ設定器22、前記畦高さ検知センサ20等から信
号を入力し、これら入力信号に基づく判断により、前記
伸縮ロツド17の油圧バルブ23に設けられる伸長用ソレノ
イド24、縮小用ソレノイド25等に作動指令信号を出力す
るようになつている。即ち、制御部14の制御がスタート
すると、初期設定が成された後、制御切換スイツチ21の
状態が判断されてそれぞれの制御が行われることになる
が、畦立て制御においては、まず畦高さ設定器22の設定
値Aよりも畦高さ検知センサ20の検知値Bが小さい(A
>B)か否かが判断される。ここでYESと判断された場
合には縮小用ソレノイド25を作動し、一方、NOと判断さ
れた場合には、続いて畦高さ設定器22の設定値Aよりも
畦高さ検知センサ20の検知値Bが大きい(A<B)か否
かが判断され、これがYESの場合には伸長用ソレノイド2
4を作動するが、さらにこれがNOと判断されたときには
前記両ソレノイド24、25をOFFとするようになつてい
る。尚、畦立て制御中は、畦立て作業機3の自重による
下降を許容するべく前記油圧シリンダ4の作動制御を行
つている(また、上昇側は油圧シリンダ4に拘らず常時
フリーな状態となつている)。
つまり、畦立て作業機3は、常時は畦立て板13の下面
が水平に耕盤に接当することにより、耕耘部6の自重に
よる下降を規制して一定高さの畦を形成するものである
が、伸縮ロツド17を縮小させた場合、畦立て板13は、支
軸16aを支点に上方に揺動して耕盤から離間して耕耘部
6の自重下降を許容し、この耕耘部6の下降に伴つてロ
アリンク2aと耕耘部6を連結する支軸2bを支点として下
方に揺動することになり、そして畦立て板13は、下面が
耕盤に水平に接当した姿勢で下方への揺動を自動的に停
止すると共に、耕耘部6のそれ以上の下降を規制して高
い畦を形成することになる。一方、伸縮ロツド17を伸長
させた場合、畦立て板13は、支軸16aを支点に下方に揺
動しようとするが、畦立て板13は耕盤に接当しているた
め、下降することなくその反力により耕耘部6を上昇さ
せることになり、そしてこの場合には、畦立て板13は、
耕耘部6の耕深が徐々に浅くなるのに伴つて耕盤に沿つ
て上昇し、水平姿勢となつた時点で上昇を自動的に停止
して低い畦を形成することになる。
またさらに、26は前記油圧バルブ23から伸縮ロツド17
に至る油圧経路中に設けられる絞り弁であつて、該絞り
弁26は、伸縮ロツド17へ供給する油量を絞る(減らす)
ことにより伸縮ロツド17の伸縮作動速度を遅くさせるよ
うになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、畦立
て作業を行うに際し、通常は耕深検知センサ12のカプラ
12bが接続される制御部14の信号入力用カプラ15に、畦
高さ検知センサ20のカプラ20dを接続すると共に、制御
切換スイツチ21を切換えれば畦高さ自動制御を行い得る
こととなる。従つて、従来の様に畦高さ検知センサ20を
接続するためのカプラ配線を殊更増設することなく、通
常は耕深検知センサ12を接続する信号入力用カプラ15を
兼用して制御部14へ畦高さ検知信号を入力できることと
なり、この結果、部品点数を減少できることになる許り
か、走行機体1におけるセンサ接続用配線を大いに簡略
化することができる。
そのうえ、畦高さ検知センサ20は、畦立て作業機を構
成する畦立て板13の反畦立て面側後上部に取付けられて
いるため、畦立て板13が、畦立て作業に影響を与えない
状態でセンサ取付け部材に兼用され、専用のセンサ取付
け部材が必要ないうえ、その取付け位置が畦成形過程の
終了側位置になつて精度の高い畦高さ検知ができる。そ
して、該取付けられる畦高さ検知センサ20は、耕耘部6
に対して後方に離間することになるため、耕耘部6に設
けられるオプシヨン部材連結用の連結杆部位に取付けた
もののように飛散する耕耘泥土が付着することからも保
護される。
しかも、本実施例においては、油圧バルブ23から伸縮
ロツド17に至る油圧経路中に絞り弁26を設けて伸縮ロツ
ド17の伸縮作動速度を遅くしているので、伸縮ロツド17
の急激な伸縮作動を防止して円滑で精度の高い畦成形を
行うことができる。
尚、本考案は前記実施例に限定されないものであるこ
とは勿論であつて、例えば伸縮ロツドの作動速度制御
は、絞り弁により行うことなく、油量調整をするべく油
圧バルブ作動用ソレノイドを連続的に断続作動すること
によつても行うことができる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、畦高さ検知をする場合に、畦高さ検知センサ
を、通常は耕耘検知手段が接続される耕深検知手段接続
用カプラに接続すればよいこととなつて、畦高さ検知手
段を接続するための専用のカプラ配線を設ける必要がな
く、この結果、走行機体側における部品点数を減少でき
ることになる許りか、検知手段接続用配線を簡略化でき
る。
しかも、畦高さ検知センサは、畦立て作業機を構成す
る畦立て板の反畦立て面側後上部に取付けられているた
め、畦立て板が、畦立て作業に影響を与えない状態でセ
ンサ取付け部材に兼用され、専用のセンサ取付け部材が
必要ないうえ、その取付け位置が畦成形過程の終了側位
置になつて精度の高い畦高さ検知ができる。そのうえ、
該取付けられる畦高さ検知センサは、耕耘作業部に対し
て後方に離間することになるため、耕耘作業部に設けら
れるオプシヨン部材連結用の連結杆部位に取付けたもの
のように飛散する耕耘泥土が付着することからも保護さ
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行車における畦高さ検知
装置の一実施例を示したものであつて、第1図はカプラ
の接続構造を示す畦立て作業機の側面図、第2図は油圧
構造を示す畦立て作業機の側面図、第3図は畦立て作業
機の背面図、第4図は操作部の平面図、第5図は制御機
構のブロツク図、第6図は制御手順を示すフローチヤー
ト図である。 図中、1は走行機体、2は昇降リンク機構、3は畦立て
作業機、6は耕耘部、12は耕深検知センサ、12bはカプ
ラ、13は畦立て板、14は制御部、15は信号入力用カプ
ラ、20は畦高さ検知センサ、20dはカプラである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行機体に連結される耕耘作業部に設けた
    耕深検知手段を、走行機体側に設けられる制御部にカプ
    ラ接続するべく構成して成る作業用走行車において、前
    記耕耘作業部の後方に、畦立て板を有した畦立て作業部
    を装着するにあたり、該畦立て板の反畦立て面側の後上
    部に畦高さ検知センサを取付け、該畦高さ検知センサ
    に、畦立て板を越えて畦上面側に至るよう畦高さ検知体
    を側方に突出して設けると共に、前記畦高さ検知センサ
    を、前記制御部側の耕深検知手段接続用カプラに接続し
    て畦高さ制御を行う構成としたことを特徴とする作業用
    走行車における畦高さ検知装置。
JP1989002811U 1989-01-13 1989-01-13 作業用走行車における畦高さ検知装置 Expired - Lifetime JP2508794Y2 (ja)

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JPS6195209U (ja) * 1984-11-29 1986-06-19
JPH062B2 (ja) * 1984-12-14 1994-01-05 井関農機株式会社 作業機制御装置における制御モ−ド切替装置

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JPH0293908U (ja) 1990-07-26

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