JP2507020Y2 - 挟持式床用伸縮継手 - Google Patents

挟持式床用伸縮継手

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JP2507020Y2
JP2507020Y2 JP1990043352U JP4335290U JP2507020Y2 JP 2507020 Y2 JP2507020 Y2 JP 2507020Y2 JP 1990043352 U JP1990043352 U JP 1990043352U JP 4335290 U JP4335290 U JP 4335290U JP 2507020 Y2 JP2507020 Y2 JP 2507020Y2
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宗夫 嘉本
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株式会社日本アルミ
日本アルミニウム建材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、挟持式床用伸縮継手に関し、特に、押えカ
バーの縁材への固定状態が緩むことを防止できるように
した挟持式床用伸縮継手に関する。
「従来の技術」 一般に、挟持式床用伸縮継手は例えば第10図に示すよ
うに、隣接する1対の躯体101に固定される1対の溝型
の縁材102と、両縁材102の互いに接近した先端側壁102a
に載置されるカバー103と、各縁材102の互いに離隔した
基端部102bに固定され、カバー103の各側縁部を押さえ
る押えカバー104とを備える。
押えカバー104はその長手方向(断面と直角の方向)
に適当な間隔を置いて挿通したビス105を各縁材102の基
端部102bに螺締することにより固定されている。
「考案が解決しようとする課題」 このように構成した従来の挟持式床用伸縮継手におい
ては、押えカバー104上を人が歩行することによって押
えカバー104の板厚方向に不規則な外力が作用し、ビス1
05が螺解方向に回転して押えカバー103の固定状態が緩
み、歩行に際して押えカバー103が縁材102やビス105の
頭に衝突するガタツキ音が発生することが報告されてい
る。
また、緩んだビス105の頭が押えカバー104の上側に浮
き上がり、歩行者がつまずいたり、ビス105の頭がすり
へって飛ばされたりすることもある。
本考案は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、
押えカバーの縁材への固定状態が緩むことを防止できる
ようにした挟持式床用伸縮継手を提供することを目的と
するものである。
「課題を解決するための手段」 本考案は、隣接する1対の躯体に固定される1対の溝
型の縁材と、両縁材の互いに接近した先端側壁に載置さ
れるカバーと、各縁材の互いに離隔した基端部に固定さ
れ、カバーの各側縁部を押さえる押えカバーとを備えた
挟持式床用伸縮継手において、上記の目的を達成するた
め、次のような手段を講じている。
即ち、カバーの両側縁部にカバーの上面から下方に位
置させて取付座を設け、この取付座に各縁材の基端部に
支持したボルトを挿通するボルト挿通穴を形成し、この
ボルト挿通穴を貫通して取付座の上側に突出したボルト
に螺合される押えナットを螺締して取付座を各縁材の基
端部に固定するとともに、押えナットの上方から上記ボ
ルトにロックナットを螺締する。
「作用」 本考案においては、押えカバーは、各縁材の基端部に
支持したボルトに螺合された押えナットを螺締すること
により、各縁材の基端部に固定され、しかも、この押え
ナットの上側からロックナットを螺締するので、押えナ
ット及びロックナットのねじ面とボルトのねじ面とが隙
間なく、しかも、所定以上の圧力で接触することにな
る。その結果、押えナット及びロックナットのボルトの
ねじ面に沿う螺旋回転に対する摩擦抵抗が大きくなり、
押えナットが螺解方向に回転することが防止される。
「実施例」 本考案の具体的な実施例を図面に基づき説明すれば、
以下のとおりである。
第1図は挟持式床用伸縮継手の縦断面図である。この
伸縮継手は躯体1間の中央に対してほぼ対称に形成され
ているので、第1図にはその右側半分だけを示してい
る。
この伸縮継手は、躯体1に固定される縁材2と、縁材
2の先端側縁2aに載置されるカバー3と、縁材2の基端
部2bに固定され、上記カバー3の側縁部を上から押さえ
る押えカバー4と、縁材2の基端面2cに固定される見切
材5とを備える。
上記縁材2はアルミフープ材ををロール成形して形成
したり、アルミ板材をプレス成形して形成したりしたも
のであり、全体として基端側(図上、右側)の側壁が低
い溝型に形成されている。そして、この縁材2は底壁2c
に挿通したビス6を躯体1に埋め込んだスクリューアン
カ7にねじ込むことにより躯体1に固定される。
上記カバー3は例えばステンレス縞鋼板をプレス成形
して作られ、両側部に外側に下がる緩傾斜面を形成して
ある。そして、その両端縁を全長にわたって下向きに折
り曲げることにより、カバー3の端縁が縁材2の先端側
縁2aから外側(対向する躯体1側)に離脱することを防
止するストッパ3aが設けられる。
ストッパ3aを形成する手法はこれに限定されず、例え
ば第2図に示すように、カバー3の端縁に溶接した舌片
状の板材でストッパ3aを形成したり、第3図に示すよう
に、カバー3の端縁部に螺着したビスでストッパ3aを構
成したりすることができる。
押えカバー4は例えばステンレス縞鋼板で作られ、基
端縁4aを全長にわたって下向けに折り曲げて強度を増加
させている。
押えカバー4の基端部の下面4bには長手方向に適当な
間隔を置いた複数箇所に取付座8が溶接される。
ここで、取付座8は例えば第4図に示すように、押え
カバー4の下面4bに溶接してもよいが、第5図に示すよ
うに、押えカバー4の基端縁4aに取付座8を溶接するこ
とによって、溶接痕が押えカバー4の上面4cに現れるこ
とを避けるようにしてもよい。もちろん、取付座8を押
さえカバー4の基端縁4aと下面4bとの両方に溶接するこ
とも可能である。
取付座8の座面8aはカバー4の上面4bから下方にほぼ
水平に配置され、その座面8aの中央部にはボルト挿通孔
8bが貫設される。
そして、押えカバー4にはこのボルト挿通孔8bに対応
する位置に工具挿通孔4bが貫設され、縁材2の基端部2b
に次のようにしてボルト9が支持される。
すなわち、縁材2の基端部2bの内側には逆T字型の溝
(ここでは、既製のアルミ押出型材を使用しているの
で、十字型の溝となっている)2dを有するボルト保持材
2eが連続的に、あるいは、断続的に配置される。このボ
ルト保持材2eは平皿小ねじ10で縁材2の基端部2bに固定
される。そして、上記溝2dに倒立させたボルト9の頭部
を挿入することにより、縁材2の基端部2bにボルト9が
支持される。
このボルト9の脚端はボルト保持材2eに取付座8を載
置した状態で押えカバー4の上面4cよりも低く位置する
ようにしてある。
そして、このボルト9を取付座8のボルト挿通孔8bに
挿通し、取付座8をボルト保持材2eに載置させた後、取
付座8の上方から押さえナット12をボルト9に螺合して
締め込んで押えカバー4を縁材2に固定し、更にその上
側からロックナット12を螺合して締め込むことにより押
さえナット11をボルト9に固定する。これにより押えナ
ット11及びロックナット12のねじ面とボルト9のねじ面
とが隙間なく、しかも、所定以上の圧力で接触すること
になる。従って、押えナット11及びロックナット12のボ
ルト9のねじ面に沿う螺旋回転に対する摩擦抵抗が大き
くなり、押えナット11が螺解方向に回転することが防止
され、押えカバー4の固定状態が緩むことが防止され
る。
なお、この実施例では、押えカバー4の取付け後に、
歩行者が工具挿通孔4dに足を取られたりつまずいたりし
ないようにするため、合成樹脂製のキャップ13を工具挿
通孔4dに嵌め込むようにしている。また、躯体1の間に
は縁材2の間でカバー3の下方を覆う防水膜14か張設さ
れる。
上記では、縁材がアルミフープ材で作られているが、
本考案は、第6図に示すように、縁材22とボルト保持材
22eとを一体的に押出成形することも可能である。ま
た、縁材2・22は特にアルミニウム合金で作る必要はな
く、強度、耐久性、耐候性等の要求を満たすものであれ
ば、例えばステンレス鋼板等の金属板、鋳鉄、合成樹脂
等で作ることも可能である。
また、例えば第7図に示すように、押えカバー24を取
付座28と一体的に押出成形することも可能である。
更に、第8図に示すように、押えカバー34の一部分を
プレスにより段落とし状に打ち下げて取付座38を形成す
ることも可能である。
加えて、例えば第6図に示すように、縁材22と押えカ
バー4との少なくとも一方にスプリング15を支持させ、
カバー3の位置を自動調心させるように構成することも
可能である。この場合、スプリングとしては、コイルス
プリングを使用してもよいが、ここでは第6図及び第8
図に示すような板ばねでスプリング15を構成している。
更に加えて、キャップ13に代えて、例えば第6図に示
すように,押えカバー4の工具挿入孔4dから押えカバー
4と取付座8とで区画された空間に合成樹脂23を注入し
て硬化させるように構成してもよい。
「考案の効果」 以上のように、本発明は、隣接する1対の躯体に固定
される1対の溝型の縁材と、両縁材の互いに接近した先
端側壁に載置されるカバーと、各縁材の互いに離隔した
基端部に固定され、カバーの各側縁部を押さえる押えカ
バーとを備えた挟持式床用伸縮継手において、押えカバ
ーの基端部に押えカバーの上面から下方に位置させて取
付座を押出し成形により一体的に設け、さらに、縁材を
基端部内側に溝を有するボルト保持材を押出し成形によ
り一体的に設け、前記取付座を各縁材の保持材に載置
し、保持材の溝に頭部を挿入したボルトを挿通するボル
ト挿通穴を取付座に形成し、このボルト挿通穴を貫通し
て取付座の上側に突出したボルトに螺合される押えナッ
トを螺締して取付座を各縁材の基端部の保持材に固定
し、押えナット上方のカバー表面の工具挿通孔を塞いで
いるいる。
これにより、押えナット及びロックナットのねじ面と
ボルトのねじ面とを隙間なく、しかも、所定以上の圧力
で接触させて、押えナット及びロックナットのボルトの
ねじ面に沿う螺旋回転に対する摩擦抵抗を大きくできる
ので、押えナットが螺解方向に回転することを防止で
き、押えカバーの縁材への固定状態が緩むことを防止で
きる効果が得られる。その結果、押えカバーががたつい
て音を立てたり、押えカバーを止めるボルトあるいは小
ねじが外れて押えカバーが外れたりすることを防止でき
る。また、本考案では、押えカバーと取付座、縁材とボ
ルト保持材とをそれぞれ押し出し成形により一体的に設
けているので、部品点数が減少し、部品の寸法精度が向
上し、部品の強度も増大する。
さらに、本考案では、工具挿通孔を塞いでいるので、
工具挿通孔に足を取られたりつまづいたりせず、工具挿
通孔からゴミが入るようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は挟持式床用伸縮継手の縦断面図、第2図はその
ストッパの変形例の縦断面図、第3図はそのストッパの
別の変形例の縦断面図、第4図はその取付座の溶接構造
を示す側面図、第5図はその溶接構造の変形例の側面
図、第6図は本考案の縁材の縦断面図、第7図は押えカ
バーの変形例の縦断面図、第8図は押えカバーの別の変
形例の縦断面図、第9図は自動調心用スプリングの平面
図、第10図は従来の挟持式床用伸縮継手の縦断面図であ
る。 1……躯体、11……押えナット 2……縁材、12……ロックナット 2a……先端側縁、22……縁材 3……カバー、24……押えカバー 4……押えカバー、28……取付座 8……取付座、34……押えカバー 8a……ボルト挿通孔、38……取付座 9……ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する1対の躯体に固定される1対の溝
    型の縁材と、両縁材の互いに接近した先端側壁に載置さ
    れるカバーと、各縁材の互いに離隔した基端部に固定さ
    れ、カバーの各側縁部を押さえる押えカバーとを備えた
    挟持式床用伸縮継手において、押えカバーの基端部に押
    えカバーの上面から下方に位置させて取付座を押出し成
    形により一体的に設け、さらに、縁材を基端部内側に溝
    を有するボルト保持材を押出し成形により一体的に設
    け、前記取付座を各縁材の保持材に載置し、保持材の溝
    に頭部を挿入したボルトを挿通するボルト挿通穴を取付
    座に形成し、このボルト挿通穴を貫通して取付座の上側
    に突出したボルトに螺合される押えナットを螺締して取
    付座を各縁材の基端部の保持材に固定し、押えナット上
    方のカバー表面の工具挿通孔を塞いだことを特徴とする
    挟持式床用伸縮継手。
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JPH0352883Y2 (ja) * 1985-07-06 1991-11-18

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