JPH0352883Y2 - - Google Patents

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JPH0352883Y2
JPH0352883Y2 JP10312785U JP10312785U JPH0352883Y2 JP H0352883 Y2 JPH0352883 Y2 JP H0352883Y2 JP 10312785 U JP10312785 U JP 10312785U JP 10312785 U JP10312785 U JP 10312785U JP H0352883 Y2 JPH0352883 Y2 JP H0352883Y2
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joint
building
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rails
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は大地のいろいろな変化に対応できるよ
うに、躯体間隔を設けて建築された躯体間の隙間
を覆つて、水、音、風、火等の進入を防いで建物
を保護する建物の目地装置に関する。
「従来の技術」 従来、この種の建物の床用の目地装置は、左右
に分断された躯体の床板にそれぞれ固定される一
対の下地レールと、この一対の下地レールに支持
された前記床板間の隙間を覆う目地プレートと、
この目地プレートの両側部を覆う前記一対の下地
レールにそれぞれ備えられた一対の目地プレート
カバーと、単にゴム材等で形成された、両側部が
前記一対の下地レールの下部に敷かれて前記それ
ぞれの床板に該躯体間の隙間を弛みを設けて覆う
ように両端部が固定されたシート部材とで構成さ
れていた。
しかし、このように構成されたものは躯体間隔
が左右に伸縮したり、上下方向に対する動きには
対応することができるが、前後方向に動いた場
合、シート部材がそれぞれの床板に固定されてい
るため、動きに追従できず、破れたりすることが
あつた。
このため、完全な防水、防音、防風、耐火効果
がなくなり、建物が早くいたんだり、快適な居住
性を保つことができないという欠点があつた。ま
た、修理する場合でも作業が大変で、かつ費用が
多くかかるという欠点があつた。
「本考案の目的」 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、地震
等で躯体が前・後方向、左・右方向、上・下方向
等、いずれの方向に動いても、遮断シートが破れ
たりすることなく躯体の動きに追従することがで
きる、簡単な構造で安価に作ることのできる建物
の目地装置を得るにある。
「本考案の目的を達成するための手段」 本考案は左右に分断された躯体の角部にそれぞ
れ備えられた一対の下地レールと、この一対の下
地レールに支持された前記躯体間の隙間を覆う目
地プレート、この目地プレートの両側部を覆うよ
うに備えられた一対の目地プレートカバーと、前
記躯体間でかつ前記目地プレートの下部に備えら
れた左右方向に伸縮可能で、かつ前後方向にスラ
イド可能な遮断シートとからなることを特徴とし
ている。
「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細
に説明する。
第1図ないし第3図の実施例において、1,1
は左右に分断された躯体で、この躯体1,1のそ
れぞれの角部には切欠段部2が形成されている。
また、この躯体1,1の前記切欠段部2には一方
の側壁が短い溝形状の取付け金具3,3が基礎ボ
ルト4で固定されているとともに、上部には該取
付け金具3を埋設する床板5,5が形成されてい
る。
前記取付け金具3,3の互いに対向する短い側
の側部にはコ字状の係合部6が形成され、他方側
の側部には固定ビス7が複数本備えられている。
また前記床板5の前記躯体1に形成された切欠段
部2を除く上面には化粧マツト8が貼着されてい
る。
9,9は前記取付け金具3,3に取付けられて
前記躯体1,1の角部にそれぞれ備えられた溝形
状の一対の下地レールで、この一対の下地レール
9,9は対向する側の側壁10の上部には目地プ
レート支持部11が設けられるとともに、他方側
の側壁12の上端は内方へ略直角に折曲げられた
カバー取付け部13が形成されている。また、こ
の一対の下地レール9,9の下部両側にはそれぞ
れ前記取付け金具3に形成された係合部6と、固
定ビス7に係止されるL字状の係止片14,15
が設けられている。前記目地プレート支持部11
は前記下地レール9の側壁10の上端に形成され
た半円筒状の支持台27と、この支持台27の上
部に載置された軸28とからなつている。
16は前記一対の下地レール9,9にそれぞれ
設けられた目地プレート支持部11に前後・左右
方向にスライド可能に支持された、前記躯体1,
1間の隙間17を覆う目地プレートで、この目地
プレート16は前記躯体1,1間の隙間17の略
2倍の幅にやや湾曲形成されている。
18,18は前記目地プレート16の両側部を
覆うL字状に形成された一対の目地プレートカバ
ーで、この一対の目地プレートカバー18,18
はそれぞれ前記一対の下地レール9,9に形成さ
れた前記カバー取付け部13にビス19で固定さ
れている。
20はゴム材等で両側部が肉厚に形成された
水、音、風、火等を遮断する遮断シートで、この
遮断シート20は、前記躯体1,1間で、かつ前
記目地プレート16の下部に位置するように、前
記一対の下地レール9,9にそれぞれ両側が取付
け装置21に取付けられ、左右方向に伸縮可能
に、かつ前後方向にスライド可能に弛みを持つて
備えられている。
前記取付け装置21は前記一対の下地レール
9,9の下部に設けられた対向する側の係止片1
4,14に水平方向に突出形成されたガイドレー
ル22,22と、このガイドレール22,22に
スライド自在に嵌合支持された前記遮断シート2
0の肉厚の側部をそれぞれ取外し可能に保持する
係合凹部23を有したスライド保持具24,24
とから構成されている。
上記構成の建物の目地装置25にあつては、躯
体1,1間に隙間17を設けて建築した建物の前
記躯体1,1間の隙間17を覆うもので、該目地
装置24を設置する場合には、まず、それぞれの
躯体1,1の角部に形成した切欠段部2,2に取
付け金具3,3をそれぞれ基礎ボルト4で固定す
る。
次に固定されたそれぞれの取付け金具3,3に
下地レール9,9を該取付け金具3の係合部6に
下地レール9に設けた一方の係止片14を係合さ
せるとともに、他方の係合片15を固定ビス7で
係止する。次に係止された一対の下地レール9,
9に遮断シート20の両側をそれぞれ取付け装置
21のスライド保持具24,24の係合凹部23
に係合して装着する。次に、目地プレート16を
一対の下地レール9,9にそれぞれ設けられた目
地プレート支持部11,11に支持させる。
次に支持された目地プレート16の両側部を一
対の下地レール9,9に形成されたカバー取付け
部13,13にビス19で固定しで覆うことによ
り設置作業が完了する。この作業完了後、下地レ
ール9と同一高さに床板5をコンクリート等で形
成して、下地レール9を固定するとともに床板5
の上面に化粧マツト8を貼着する。
このように設置された目地装置25は、それぞ
れの躯体1,1が左右方向に伸縮したり、あるい
は不等沈下により上下動したりした場合には、従
来と同様に目地プレート16および遮断シート2
0は自由に動きに追従できる。また、それぞれの
躯体1,1が前後方向に動いた場合でも、遮断シ
ート20は前後方向にスライド可能な取付け装置
21を介してそれぞれの下地レール9,9に取付
けられているので、スライドすることによつて、
従来のように動きに追従できず破れたりすること
がない。
「本考案の異なる実施例」 次に第4図ないし第7図に示す本考案の異なる
実施例につき説明する。。なお、これらの実施例
の説明に当つて、前記本考案の実施例と同一構成
部分には同一符号を付して重複する説明を省略す
る。
第4図の実施例において、前記本考案の実施例
と主に異なる点は、遮断シート20は一側のみ取
付け装置21を介して一方の下地レール9に取付
け、他側を他方の下地レール9に取付け装置21
を介さず直接固定的に取付けた点で、このように
遮断シート20を取付けるように構成しても前記
本考案の実施例と同様の作用効果が得られる。
第5図の実施例において、前記本考案の実施例
と主に異なる点は、遮断シート20の一側を一方
の取付け金具3に固定的に取付けた点で、このよ
うに遮断シート20を取付けるように構成しても
前記本考案の実施例と同様の作用効果が得られ
る。この場合には、遮断シート20が取付けられ
る側の取付け金具3には躯体1より突出する取付
け片26を設けておく。
なお、本実施例では遮断シート20の一側を取
付け金具3に取付け片25を設けて取付けたが、
直接躯体1に取付けるようにしても良い。
第6図の実施例において、前記本考案の実施例
と主に異なる点は、一対の下地レール9,9を取
付け金具3,3を介さず直接躯体1に基礎ボルト
4で固設できるようにした点で、このように下地
レール9A,9Aをそれぞれの躯体1,1に直接
固設できるように構成しても前記本考案の実施例
と同様の作用効果が得られる。なお、この場合に
は、遮断シート20を取付ける取付け装置21の
ガイドレール22は目地プレート支持部11が設
けられている側の側壁10に突出形成しておく。
第7図の実施例において、前記本考案の実施例
と主に異なる点は、取付け装置21Aを下地レー
ル9,9の下部に設けられた係止片14,14の
下部に形成された逆L字状のガイドレール22
A,22Aと、このガイドレール22A,22A
にスライド自在に引掛けることのできる遮断シー
ト20を固着したフツク状のスライドレール2
9,29とで構成した点で、このように取付け装
置21Aを構成することにより遮断シート20を
容易に装着することができる。
なお、前記本考案の実施例では遮断シート20
をゴム材で形成したものについて説明したが、本
考案はこれに限らず、金属材で形成された金属シ
ートを用いても良い。また、ゴム材あるいは金属
材と耐火シートとを層状にして形成したシートを
用いても良い。しかし、これらの場合には、左右
に伸縮できるように躯体間の隙間に弛みを持たせ
て備えておく。
「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案にあつ
ては次に列挙する効果がある。
(1) 遮断シートを躯体間でかつ目地プレートの下
部に位置して左右方向に伸縮可能で、かつ前後
方向にスライド可能に備えたので、躯体が左右
方向あるいは前後方向に動いても、躯体の動き
に自由に対応できる。したがつて、従来のよう
に遮断シートが破れたりすることがない。
(2) 前記(1)により、遮断シートがいずれの方向の
躯体の動きにも破れることなく対応できるの
で、躯体間の隙間に水等が入つたり、騒音等が
通過するのを確実に防止することができる。し
たがつて、従来のように遮断シートが破れて躯
体間の隙間に水が入つて内部の鉄骨材が腐蝕し
たり、騒音が通過したりすることがない。
(3) 左右に分断された躯体の角部にそれぞれ備え
られた一対の下地レールに支持された躯体間の
隙間を覆う目地プレートの両側部を一対の目地
プレートカバーで覆つているので、目地プレー
トが外れたりすることがない。
(4) 遮断シートを左右方向に伸縮し、かつ前後方
向にスライド可能に備えるだけの簡単な構造
で、遮断シートが破れるのを防止できるので、
安価に作ることができる。
(5) 遮断シートを耐火構造の物にすることによ
り、耐火も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す躯体に取付け
た状態を示す斜視図、第2図は取付け状態を示す
断面図、第3図は施工手順を示す分解図、第4
図、第5図、第6図、第7図はそれぞれ本考案の
異なる実施例を示す説明図である。 1:躯体、2:切欠段部、3:取付け金具、
4:基礎ボルト、5:床板、6:係合部、7:固
定ビス、8:化粧マツト、9,9A:下地レー
ル、10:側壁、11:目地プレート支持部、1
2:側壁、13:カバー取付け部、14:係止
片、15:係止片、16:目地プレート、17:
隙間、18:目地プレートカバー、19:ビス、
20:遮断シート、21:取付け装置、22:ガ
イドレール、23:係合凹部、24:スライド保
持具、25:目地装置、26:取付け片、27:
支持台、28:軸、29:スライドレール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 左右に分断された躯体の角部にそれぞれ備え
    られた一対の下地レールと、この一対の下地レ
    ールに支持された前記躯体間の隙間を覆う目地
    プレートと、この目地プレートの両側部を覆う
    ように備えられた一対の目地プレートカバー
    と、前記躯体間でかつ前記目地プレートの下部
    に備えられた左右方向に伸縮可能で、かつ前後
    方向にスライド可能な遮断シートとからなるこ
    とを特徴とする建物の目地装置。 2 一対の下地レールはそれぞれの躯体に備えら
    れた取付け金具を介して躯体に固定されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の建物の目地装置。 3 目地プレートは一対の下地レールに前・後、
    左・右方向にスライド可能に支持されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項記載の建物の目地装置。 4 目地プレートカバーは下地レールにそれぞれ
    取付けられていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項ないし第3項いずれかに記
    載の建物の目地装置。 5 遮断シートは躯体間の隙間に弛みを持つてそ
    れぞれの下地レールに前後方向にスライド可能
    な取付け装置を介して取付けられていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ない
    し第4項いずれかに記載の建物の目地装置。
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