JP2505465Y2 - 回動部材取付機構 - Google Patents

回動部材取付機構

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JP2505465Y2
JP2505465Y2 JP1990067588U JP6758890U JP2505465Y2 JP 2505465 Y2 JP2505465 Y2 JP 2505465Y2 JP 1990067588 U JP1990067588 U JP 1990067588U JP 6758890 U JP6758890 U JP 6758890U JP 2505465 Y2 JP2505465 Y2 JP 2505465Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はテープレコーダ等に適用されるものであっ
て、回動部材の動作精度を高めると共に製造を容易にし
た回動部材取付機構に関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 従来、合成樹脂製の回動部材を基板上に取り付けてな
る回動部材取付機構は、基板上に突設した軸に、回動部
材に穿設した軸孔を回動自在に嵌合することにより、回
動部材を基板上に回動自在に取り付けていた。
斯かる従来の回動部材取付機構にあっては、回動部材
を円滑に回動させるために、軸と軸孔との間に適度の隙
間を設ける必要がある。しかし、この隙間が加工精度誤
差や温度条件等により変化することによって、軸と軸孔
との嵌合度合が緩すぎてガタを生じたり、或はきつすぎ
て回動抵抗が増大して回動部材が円滑に回動できず、そ
の動作精度の低下を招く虞が多分にあった。このため軸
と軸孔の加工に高精度が要求され、製造が困難で生産性
に乏しいという問題点があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、回動部材
の動作精度の向上と加工精度の緩和を図り、しかも、製
造を容易にして生産性を向上し得る回動部材取付機構を
提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、回転体を支持した
合成樹脂製の回動部材を基板上に取り付けてなる回動部
材取付機構において、前記回動部材は、前記基板上に固
着される固定部と、この固定部との連結部を中心に一平
面に沿って往復回動自在な可動部とからなり、前記連結
部を、前記一平面と直交し、且つ前記回転体の軸芯線と
平行な方向に延在して前記固定部と回動部とを区画する
肉薄部としたことを特徴とするものである。
また、前記基板を金属製としてその一部を切り起こし
た折曲片と前記固定部との圧入固定により、前記固定部
を前記基板上に固着するとよい。
(作用) 回動部材は、これを基板に取り付けるための固定部
と、可動部とに、この可動部の回動中心となる連結部を
中心に分かれているので、回動部材の取付部と回動部と
が互いに全く関与しない。従って、回動部である連結部
には従来のような隙間によるガタが全く生じす、回転体
の軸の傾きも防止できるので、回動部材の動作精度が高
くなる。
また、高い加工精度が要求されないので製作が容易で
ある。
更に、連結部は肉薄部とされているから回動部材を型
成形にて容易に製造できると共に、生産性が向上する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。第1
図は本考案の一実施例を示す回動部材取付機構の分解斜
視図であり、同図中1は金属板よりなるテープレコーダ
基板で、その上面には回動部材2が取り付けられてい
る。この回動部材2は合成樹脂よりなるもので、基板1
上に固着される固定部3と、この固定部3との連結部4
を中心に一平面(基板1の上面)に沿って往復回動自在
な可動部5とからなる。固定部3は、一側面が平坦面
で、他側面が左右方向略中間部に向かうに従い漸次外方
に突出する如く傾斜する傾斜面とされた平面略三角形状
をなしていて、その内部には、上下方向に貫通する細幅
の嵌合孔6が幅方向略全体に亘って形成されている。可
動部5は、垂直方向に沿う中間壁部7と、この中間壁部
7の左右方向一端にこれと直交する方向に向けて一体に
連設された垂直方向に沿う一方の杆状部8と、中間壁部
7の下端にこれと直交すると共に一方の杆状部8と反対
方向に向けて一体に連設された水平方向に沿う他方の杆
状部9とからなる。中間壁部7の一側面(一方の杆状部
8が延出する側の面)の左右方向略中間部に、固定部3
の他側面の左右方向略中間部が連結部4によって一体に
連結されている。この連結部4は前記一平面と直交する
方向に延在して前記固定部と回動部とを区画する肉薄部
としてある。基板1には、その一部を上方に向けて切り
起こした折曲片10が設けられている。この折曲片10に固
定部3の嵌合孔6を圧入固定することにより、固定部3
が基板1上に固着される。他方の杆状部9の先端部上下
には、垂直軸11により同軸回転自在にプーリ12とギヤ13
とが装着され、垂直軸11と連結部4の長手方向とが平行
になっている。ギヤ13は基板1に形成された開口部14を
介して基板1の下方に延出している。プーリ12には無端
ベルト15を介して図示しないモータの回転力が伝達され
る。また、一方の杆状部8の先端には係合杆体16が一体
に突設され、この係合杆体16は図示しない操作部材に係
合している。なお、他方の杆状部9の上面の左右方向略
中間部にはその長手方向に沿って補強リブ17が一体に突
設されている。
以上の構成において、一方の杆状部8の先端部の係合
杆体16が図示しない操作部材に係合して矢印A,B方向の
力を受けると、この可動部5全体が連結部4を中心に矢
印A,B方向に回動し、ギヤ13が図示しない一対の伝達ギ
ヤに択一的に噛合したり、或は単一の伝達ギヤに接離す
るものである。
なお、上記実施例においては、回動部材2として、プ
ーリ12とギヤ13とを支持した支持アームに適用したが、
これに限られることなく、第2図に示す如く、回動部材
としてピンチローラアームに適用してもよい。即ち、こ
の第2図の実施例は、回動部材2′の固定部3′を、縦
長垂直壁部18と、この垂直壁部18の一側面の上下方向略
中間部に一体に突設された水平壁部19とから構成してあ
る。また、回動部材2′の可動部5′を、垂直方向に沿
う側壁部20と、この側壁部20の上下端部にこれと直交す
る如く一側方向に向けて一体に連設された上下壁部21、
22と、側壁部20の一端部と上下壁部21、22の一端部とに
亘って一体形成された端壁部23とからなる。この端壁部
23は、その左右方向略中間部に向かうに従い漸次外方に
突出する如く傾斜する傾斜面とされている。この端壁部
23の左右方向略中間部が上記実施例と同様の連結部4′
を介して固定部3′の垂直壁部18の他側面の左右方向略
中間部に一体に連結されている。基板1の所定箇所には
長方形の嵌挿孔24が穿設され、この嵌挿孔24に固定部
3′の垂直壁部18の下端側を嵌挿して水平壁部19の下面
を基板1上面に密着させる。そして、水平壁部19のビス
挿通孔25を介してビス26を基板1のねじ孔27に螺合して
締め付けることによって、固定部3′が基板1上に固着
される。この固着状態においては、可動部5′の下壁部
22の下面は基板1上面より離間している。可動部5′の
上下壁部21、22の他端部相互間にはピンチローラ28が回
転自在に装着され、ピンチローラ28の軸と連結部4′の
長手方向とが平行に平行になっている。このピンチロー
ラ28は、可動部5′が連結部4′を中心に矢印A,B方向
に回動することにより、キャプスタン軸29に接離する。
このキャプスタン軸29は基板1の上面に回転自在に突設
されている。キャプスタン軸29の下端は基板1の下方に
延出し、その延出端部にはプーリ付きフライホイール30
が固着されている。
以上の構成において図示しない操作部材の操作に関連
して回動部材2′の可動部5′が連結部4′を中心に矢
印A,B方向に回動することにより、ピンチローラ28がキ
ャプスタン軸29に接離するものである。
なお、上記第2図の実施例においては、固定部3′を
テープレコーダ基板1上にビス26により固着したが、こ
れに限られることなく、第3図に示す如く、テープレコ
ーダ基板1上に矢印C,D方向にスライド自在に設けたヘ
ッド取付基板31上に回動部材2′の固定部3′をビス26
及び26′、26′で固着してもよい。固定部3′にはヘッ
ド台32aが一体形成されていて、このヘッド台32aは、ヘ
ッド取付基板31上に取り付けた磁気ヘッド32の下面に固
着された台板32bと共に、ヘッド取付基板31にビス2
6′、26′で共締めされている。
33はヘッド取付基板31を停止位置へ復帰させる復帰ば
ね、34は可動部5′をピンチローラ28がキャプスタン軸
29に圧着する方向に付勢する押圧ばねである。また、35
は、ヘッド取付基板31に設けられたストッパで、ヘッド
取付基板31が停止位置側に移動してピンチローラ28がキ
ャプスタン軸29から離間したとき、可動部5′がストッ
パ35に当接することにより、押圧ばね34の押圧力に抗し
て可動部5′の回動が阻止される。更に、36は固定部
3′に一体形成したテープガイド、37は磁気ヘッド32の
一側に設けたテープガイドである。
以上の構成において、ヘッド取付基板31が復帰ばね33
の付勢力に抗して矢印D方向に移動した位置にあると
き、図示の如くピンチローラ28がキャプスタン軸29に圧
着している。このとき、可動部5′はストッパ35から離
間しており、押圧ばね34のばね力がピンチ圧としてピン
チローラ28とキャプスタン軸29との圧着部に作用してい
る。
この状態からヘッド取付基板31が復帰ばね33の付勢力
で矢印C方向に移動復帰すると、ピンチローラ28がキャ
プスタン軸29から離間し、可動部5′が押圧ばね34の付
勢力で、連結部4′を中心に図中時計方向に回動して、
ストッパ35に当接する。
この状態から再びヘッド取付基板31が復帰ばね33の付
勢力に抗して矢印D方向へ移動すると、上記と逆動作を
して、再び第3図に示す状態となる。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、回転体を支持した合成樹脂製の
回動部材を基板上に取り付けてなる回動部材取付機構に
おいて、前記回動部材は、前記基板上に固着される固定
部と、この固定部との連結部を中心に一平面に沿って往
復回動自在な可動部とからなり、前記連結部を、前記一
平面と直交し、且つ前記回転体の軸芯線と平行な方向に
延在して前記固定部と回動部とを区画する肉薄部とした
ことを特徴とするものである。
従って、回動部材は、これを基板に取り付けるための
固定部と、可動部とに、この可動部の回動中心となる連
結部を中心に分かれているので、回動部材の取付部と回
動部とが互いに全く関与しない。従って、回動部である
連結部には従来のような隙間によるガタが全く生じず、
回転体の軸の傾きもないので、回動部材の動作精度が高
くなる。
また、高い加工精度が要求されないので製作が容易で
ある。
更に、連結部は肉薄部とされているから回動部材を型
成形にて容易に製造できると共に、生産性が向上する。
また、請求項2によれば、金属製の基板の一部を切り
起こしてなる折曲片と固定部との圧入により固定部を基
板上に固着するので、固着操作がワンタッチ的に且つ確
実に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す回動部材取付機構の
分解斜視図、第2図は本考案の第2実施例を示す第1図
と同状図、第3図は本考案の第3実施例を示す回動部材
取付機構の平面図である。 1,31……基板、2,2′……回動部材、3,3′……固定部、
4,4′……連結部、5,5′……可動部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体を支持した合成樹脂製の回動部材
    (2)を基板(1)に取付けてなる回動部材取付機構に
    おいて、 前記回動部材は前記基板上に固着されて固定部(3)
    と、この固定部との連結部(4)を中心に一平面に添っ
    て往復動自在な可動部(5)とからなり、前記連結部
    は、前記可動部を往復回動させる一平面と直交し、且つ
    前記回転体の軸芯線と平行な方向に延在して前記固定部
    と回動部を区画する肉薄部からなることを特徴とする回
    動部材取付機構。
  2. 【請求項2】前記回動部材は、前記固定部に前記可動部
    が往復回動する一平面と直交する方向に細幅の嵌合孔
    (6)を備えてなり、この嵌合孔を金属製の基板の一部
    を切起こした折曲片(10)に圧入固定して該基板上に固
    着されることを特徴とする請求項1記載の回動部材取付
    機構。
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