JPH0720884Y2 - 多方向操作形電気部品の自動復帰機構 - Google Patents

多方向操作形電気部品の自動復帰機構

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JPH0720884Y2
JPH0720884Y2 JP1988050400U JP5040088U JPH0720884Y2 JP H0720884 Y2 JPH0720884 Y2 JP H0720884Y2 JP 1988050400 U JP1988050400 U JP 1988050400U JP 5040088 U JP5040088 U JP 5040088U JP H0720884 Y2 JPH0720884 Y2 JP H0720884Y2
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JP
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shaft
interlocking
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JP1988050400U
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JPH01154603U (ja
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誠司 相沢
政行 菅原
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 操作軸を任意方向に回動させることにより、複数個の、
例えば可変抵抗器を同時に調整することができる、所謂
多方向操作形電気部品に関する考案であり、特にその自
動復帰機構に関する。
[従来技術] 従来、多方向操作形可変抵抗器の自動復帰機構として
は、実公昭58-28325号公報の従来技術および実施例に記
載されているような、例えば操作軸の先端と筐体の4側
面との間にコイルバネを張架したり、あるいは各可変抵
抗器の内部にそれぞれ巻きまわしバネを設け、操作軸の
回動により可変抵抗器の軸が回動するに伴って、軸に固
定された摺動子受けの部分が前記巻きまわしバネを圧縮
し、操作軸の操作が打切られて、操作力が除かれた時
に、前記巻きまわしバネの反発力で操作軸が復帰する機
構が知られている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来技術においては、いずれも操作
軸の回動の方向、あるいは回動の角度によって、操作軸
を操作するに必要な力が異なり、そのために操作感が良
くないという問題点があり、また、巻きまわしバネを使
用するものは巻きまわしバネの振幅運動によって速に中
立位置に復帰し難いという問題点があった。
従って本考案は、上記従来技術の欠点に鑑み、操作軸の
操作方向、あるいは操作角度によって操作力が異ならな
い、また速に中立位置に復帰する、従って操作感の良い
多方向操作形電気部品を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記従来技術の問題点を解決するために、本考案は、操
作軸を一方の連動部材の回転方向と直角の方向に回転可
能にして該一方の連動部材に前記操作軸の中間部分を回
転中心として軸支し、筐体の底部に設けられ上方に付勢
された復帰部材と、前記操作軸の下端に前記復帰部材の
上面と圧接する円板とを設け、更に前記操作軸を末端付
近にした位置において、前記円板と前記復帰部材との摺
動する面を前記軸の支点側に中心を持つ球面として形成
した。
[作用] 本考案は上記構成としたので、操作軸を回動すると、操
作軸の下端の円板の周縁の一部が筐体底部に上方に付勢
された復帰部材の上面を移動し、従って復帰部材は下方
へ移動させられて上方への付勢力が増加する。
また、操作軸を末端付近にした位置において、円板と復
帰部材との摺動する面を 前記軸の支点側に中心を持つ球面として形成したので、
末端付近での復帰部材の移動量を、中立位置での移動量
に比べて小さくできる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図により説明する。第1図は本
考案を採用した多方向操作形可変抵抗器の分解斜視図、
第2図は第1図のものの平面断面図、第3図は第1図の
ものの一方の縦断面図。第4図はもう一方の縦断面図、
第5図、第6図は第1図のものの動作を説明するための
縦断面図である。
第1図、第2図において、1は箱形の筐体であり、上面
には孔2が設けてあり、孔2の周縁は外方に向かって広
がる摺鉢状を呈している。筐体1のそれぞれの側面の対
称位置には後述の可変抵抗器の回転軸を挿通する孔3a、
3b、3c、3d、および可変抵抗器の取り付け脚を固定する
孔4、および後述の底部筐体を取り付ける孔5が設けら
れている。6は第1の連動部であり、全体は円柱状を呈
しており、中央には後述の操作軸を挿通する長孔7が、
側方には後述のピンを挿通する孔8が形成してあり、両
端には後述の可変抵抗器の回転軸を挿入固定する穴9が
設けてある。10は操作軸であって、断面が小判形状を呈
しており、下端には円板11が、軸の平行面に対して対称
位置にかつ前記平行面とは隙間を有する半円板状の第2
の連動部12が一体に設けてある。操作軸10の上端には後
述の操作部を取り付けるネジ穴13が設けてある。第2の
連動部12、および平行部を貫通する小孔13が設けてあ
り、この小孔13はピン14を挿入し、操作軸10と前記第1
の連動部6を揺動自在に固定するためのものである。15
は復帰部材であり、上面には、操作軸10を末端付近に操
作した際に、円板11との摺動面となる、すなわち球面16
が形成してあり、該球面16は前記円板11の径よりやや小
径の面積の浅いものに形成されている。そして、前記球
面16の裏面には、後述の復帰バネを収納する円筒部17が
形成してある。18は底部筐体であり、上面中央には前記
復帰部材15を収納する凹部19が形成してあり、凹部19の
中央には復帰部材15の円筒部17を摺動自在に収納する孔
20が設けてある。21は復帰パネであって、前記復帰部材
15の円筒部17に収納されかつ下端は底部筐体18の孔20の
底面に当接されて収納される。前記底部筐体18の孔20の
径は前記復帰部材15の円筒部17の径とほぼ等しくしてあ
るから、復帰部材15が上下するとき傾くことがない。前
記底部筐体18の凹部19の縁には凹部19の方向に複数の爪
22が設けてあり、この爪22は組立途中に、前記付勢部材
15が付勢バネ21の付勢力で外に飛び出すことを防止して
いる。また、底部筐体18の上部周縁には係止爪23が設け
てあり、この係止爪23を前記筐体1の孔5に係止するこ
とにより、底部筐体18が筐体1に取り付けられる。24は
可変抵抗器であって、その内部の構成は公知のものであ
る。可変抵抗器24には係止爪25が設けてあり、この係止
爪25を前記筐体1の孔5に係止して可変抵抗器24が筐体
1に取り付けられる。26は可変抵抗器24の回転軸であ
り、断面が小判形状を呈し、その端面にはすりわり27が
形成してある。28は操作軸10の上方端部に取り付けられ
る操作部である。
以上の構成からなる実施例の多方向操作形可変抵抗器の
組立て方法を以下に説明する。
操作軸10の軸部を第1の連動部6の長孔7に挿入し、操
作軸10の孔13と第1の連動部6の孔8との位置を合わせ
てピン14を挿入して操作軸10と第1の連動部6を揺動自
在に取り付ける。次にこのものを筐体1の底部から内部
に導き、適当な治具を用いて空間的な位置を定めて、可
変抵抗器24を筐体1に係止するととともに、可変抵抗器
24の回転軸26を第1の連動部6の孔9に挿入係止し、一
方第2の連動部12には可変抵抗器24の回転軸26の末端の
すりわり27を係止する。以上によつてそれぞれは一体に
組立てられる。一方、付勢部材15の円筒部17に付勢バネ
21を収納したものを底部筐体18に、円筒部17を底部筐体
18の穴20に挿入して取り付ける。次に、底部筐体18の係
止爪23を筐体1の孔5に係止して底部筐体18を筐体1に
取り付ける。最後に操作部28を操作軸6の上部末端に取
り付ける。
以上の組立てによって完成した多方向操作形可変抵抗器
の動作について説明する。
操作者が操作部28を任意の方向に操作すると、操作軸10
は第1の連動部6とピン14の軸心の交点を支点として揺
動する。そして、操作軸10の揺動にともない、第1の連
動部6と第2の連動部12とが回動し、更に可変抵抗器24
のそれぞれの軸26が回動して抵抗値が調整される。操作
軸10は操作されない時は、筐体1の上面の孔2から直立
した状態にあるが、操作によって傾くと、第5図、第6
図のように、円板11が回動中心を支点にして回動し、円
板11の周縁の一部が最初復帰部材15の上面の平坦部を、
更には球面16上を摺接移動する。それに伴い、付勢部材
15は下方に移動し、付勢バネ21が圧縮付勢される。な
お、前記球面16は前記円板11の径よりやや小径の面積の
浅いものに形成され、その中心は前記操作軸10の回転中
心側にあるから、前記球面16は前記操作軸10の回転中心
と前記円板11および前記復帰部材15との接触点を半径と
した球面を近似している。従って、操作軸10の中立位置
では、円板11と摺動する復帰部材15の面は平坦であり作
動力の変化量は大きいが、末端付近になるとその変化量
は少なくなり、一定の作動力で操作することが可能とな
る。また、操作力が解除された時に前記付勢部材の付勢
力によって操作軸10が復帰するが、中立位置に復帰した
瞬間には、円板11と付勢部材15の上面とは広い範囲で面
接触となるため、付勢バネ21の伸縮運動が抑えられ、従
って中立位置にピタリと静止する。
なお、円板の径。付勢部材の球面の寸法は必要とされる
操作力の大きさなどによって任意に選択が可能であり、
復帰バネは巻線バネに限らず、例えばジャバラ状のゴム
であっても良い。可変抵抗器は4個に限らず、2個であ
っても良い。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、筐体の底部に設けた
上方に付勢された復帰部材と、前記操作軸の下端に前記
復帰部材の上面と圧接する円板を設けた構成とし、更に
操作軸を末端付近にした位置において、円板と復帰部材
との摺動する面を、前記軸の支点側に中心を持つ球面と
して形成した。従って操作軸の操作方向および操作角度
によって操作力が異ならない、また、速に中立位置に復
帰する、従って操作感の良い多方向操作形可変抵抗器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は全て本考案に係わる図であり、第1図は本考案を
採用した多方向操作形可変抵抗器の分解斜視図、第2図
は第1図のものの平面断面図、第3図は第1図のものの
一方の縦断面図。第4図はもう一方の縦断面図、第5
図、第6図は第1図のものの動作を説明するための縦断
面図である。 1:筐体、2:孔 6:第1の連動部(連動部)、10:操作軸 11:円板、12:第2の連動部(連動部) 15:復帰部材、24:回転形可変抵抗器 26:回転軸、28:操作部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の隣接した側面に少なくとも一組の回
    転形電気部品を取り付け、該回転形電気部品の回転軸の
    一端を、前記筐体内に互いに直角方向に回転可能に取り
    付けた連動部の端部に係合し、前記筐体の上面に設けら
    れた孔から操作部を突出させた操作軸を前記連動部に係
    合して、該操作軸を任意方向に回動することにより、前
    記連動部を介して前記各回転形電気部品の出力を同時に
    調整でき、且つ、未動作時には前記操作軸が中心に位置
    するようにした多方向操作形電気部品の自動復帰機構に
    おいて、 前記操作軸は、前記一方の連動部材の回転方向と直角の
    方向に回転可能にして該一方の連動部材に該操作軸の中
    間部分を回転中心として軸支され、前記筐体の底部に設
    けられ上方に付勢された復帰部材と、前記操作軸の下端
    に前記復帰部材の上面と圧接する円板とを設け、更に前
    記操作軸を末端付近にした位置において、前記円板と前
    記復帰部材との摺動する面を前記軸の支点側に中心を持
    つ球面として形成したことを特徴とする多方向操作形電
    気部品の自動復帰機構
JP1988050400U 1988-04-14 1988-04-14 多方向操作形電気部品の自動復帰機構 Expired - Lifetime JPH0720884Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838568Y2 (ja) * 1979-03-12 1983-09-01 コ−ア電子工業株式会社 全方向操作量検出装置
JPS5828325U (ja) * 1981-07-28 1983-02-23 トヨタ自動車株式会社 自動車用変速装置のシフトレバ−

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