JPH08221129A - ジョイステック型コントローラ - Google Patents

ジョイステック型コントローラ

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Publication number
JPH08221129A
JPH08221129A JP7053683A JP5368395A JPH08221129A JP H08221129 A JPH08221129 A JP H08221129A JP 7053683 A JP7053683 A JP 7053683A JP 5368395 A JP5368395 A JP 5368395A JP H08221129 A JPH08221129 A JP H08221129A
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JP
Japan
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operating rod
plate
neutral position
rod
spherical surface
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Application number
JP7053683A
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English (en)
Inventor
Miki Tanaka
幹 田中
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、構成部材を少なくして簡単な構造
とし、組立も容易でありコストを低減させ又摩擦部も少
なくして耐久性を向上させることができると共に、操作
ロッドを正確に中立位置に復元することのできるジョイ
ステック型コンロローラを提供することを目的とする。 【構成】 本発明のジョイステック型コントローラは、
操作ロッド2に連設され球面軸受11と同一中心とした
球状面12を有する板状部材3を、操作ロッド2の傾斜
操作による伸張力で操作ロッドを中立位置に自動復元す
るばね4、4と、板状部材3の球状面との相対的な移動
により操作ロッド2の中立位置の位置決めをする位置決
め機構5とで構成され、操作ロッド2の傾斜操作に応じ
た信号が得られるように、板状部材3で直線移動型ポテ
ンションメータ6、6を作動するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送ロボット、民生品
の電動台車等を手動で操作するジョイステック型コント
ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のジョイステック型コントロー
ラとしては、特開平1−140976号公報に記載され
ているものがある。この種のジョイステック型コントロ
ーラは、操作棒の下端に少なくともばね支持部及びポテ
ンションメータ作動部から成る可動部材を固定させ、可
動部材を静止部に対してユニバーサル軸受で支持し、該
軸受をほぼ中心として複数のコイルばねを圧縮又は引張
りの状態でばね支持部材と静止部との間に配設して、操
作棒をその中立位置にばね力で自動復帰するようにし、
ポテンションメータ作動部で一対のポテンションメータ
を作動させるものである。また、従来技術のジョイステ
ック型コントローラは、操作棒の非作動時の中立位置を
可動部の各耳部に摺動自在にされた複数の位置決めネジ
体で行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のジョイステック型コントローラにおいては、構成部
品が非常に多く、これらの組立が困難であり、従って、
ポテンションメータや位置決めネジ体等の調整に多くの
時間が必要となると共に、その組立精度も良くなく、ま
た、構成部品が多いことから、各構成部品の加工時間や
組立時間が多くかかり、ジョイステック型コントローラ
自体の重量や、コストも多くなり、特に、価格の比較的
安価な民生品の電動台車等に採用することが困難である
という問題があった。
【0004】また、操作棒を中立位置に自動復元するに
は、軸受をほぼ中心として複数のコイルばねを圧縮又は
引張りの状態でばね支持部材と静止部との間に配設し
て、操作棒をその中立位置にばね力で自動復帰するよう
にしているが、操作棒が中立位置の近傍に復元した状態
で、複数のばねのばね力が釣り合ってしまい、それ以上
の正確な復元はできないという問題があった。
【0005】更に、操作棒を回動するためのユニバーサ
ル軸受や、操作棒の非作動時の中立位置を正確に位置決
めする位置決めネジ体等の摩擦摺動部が多く、耐久性に
劣るという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、構成部材を少なくして簡単な構造と
し、組立も容易でありコストを低下させ又摩擦部も少な
くして耐久性を向上させることができると共に、操作ロ
ッドを正確に中立位置に復元することのできるジョイス
テック型コントローラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のジョイステック型コントローラでは、請求
項1においては、球面軸受を中心として中立位置から多
方向に傾斜操作される操作ロッドと、この操作ロッドの
傾斜操作に応じて駆動される直線作動型ポテンションメ
ータとでなるジョイステック型コントローラにおいて、
(1)前記操作ロッドに連設され、前記球面軸受と同一
中心とした球状面を有する板状部材と、(2)前記操作
ロッドの傾斜操作により伸張張状態にされ、この伸張力
で前記操作ロッドを中立位置に自動復帰させる複数のば
ねと、(3)前記板状部材の球状面との相対的な移動に
より前記操作ロッドの中立位置の位置決めをする位置決
め機構とで構成され、(4)前記操作ロッドの傾斜操作
に応じた信号が得られるように、前記板状部材で前記直
線作動型ポテンションメータを作動するようにしたもの
である。
【0008】請求項2においては、請求項1のものに、
前記位置決め機構は、前記板状部材の球状面に形成され
た凹部と、前記操作ロッドの中立位置において前記凹部
内に係合し、且つ前記操作ロッドの傾斜操作に前記球状
面に沿うプランジャと、このプランジャを前記球状面に
付勢するばねとで構成したものである。
【0009】請求項3においては、請求項1のものに、
前記複数のばねは、前記球面軸受と略同一中心として配
置されており、この一端側が固定されていると共に、他
端部が前記板状部材に形成された孔を貫通して、前記操
作ロッドの傾斜操作により前記操作ロッド側に位置する
前記板状部材に係合可能にされているものである。
【0010】
【作用】このように本発明のジョイステック型コントロ
ーラによれば、請求項1では、操作ロッドに連設され、
球面軸受と同一中心とした球状面を有する板状部材と、
操作ロッドの傾斜操作により伸張張状態にされ、この伸
張力で操作ロッドを中立位置に自動復帰させる複数のば
ねと、板状部材の球状面との相対的な移動により操作ロ
ッドの中立位置の位置決めをする位置決め機構とで構成
され、操作ロッドの傾斜操作に応じた信号が得られるよ
うに、板状部材で直線作動型ポテンションメータを作動
するようにしたので、部品点数を最小なものとしなが
ら、操作ロッドの中立位置を正確に確保でき、組立も簡
単でありコストを低下させることができるとと共に、摩
擦摺動部が球面軸受及び位置決め機構のみであるので、
耐久性を向上することができる。
【0011】請求項2では、位置決め機構は、板状部材
の球状面に形成された凹部と、操作ロッドの中立位置に
おいて凹部内に係合し、且つ操作ロッドの傾斜操作に球
状面に沿うプランジャと、このプランジャを球状面に付
勢するばねとで構成して、唯一の位置決め機構で操作ロ
ッドの中立位置の位置決めを正確に確保することができ
る。
【0012】請求項3では、複数のばねは、球面軸受と
略同一中心として配置されており、この一端側が固定さ
れていると共に、他端部が板状部材に形成された孔を貫
通して、操作ロッドの傾斜操作により操作ロッド側に位
置する板状部材に係合可能にされているので、複数のば
ねの組立時に、この圧縮又は引張調整を必要とすること
なく、操作ロッドを中立位置に自動復元できると共に、
操作ロッドの中立位置付近においても、十分な伸張力で
操作ロッドを中立位置に自動復元することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるジョイステッ
ク型コントローラについて、図面を参照して説明する。
図1は本実施例におけるジョイステック型コントローラ
の全体構成を示す縦断面図、図2(a)は本実施例にお
けるジョイステック型コントローラに配置される複数の
ばねの構造を示す要部拡大図、図2(b)は本実施例に
おけるジョイステック型コントローラに配置される複数
のばねの作動を説明するための要部拡大図、図3は本実
施例におけるジョイステック型コントローラの位置決め
機構の構成を示す要部拡大図、図4(a)は本実施例に
おけるジョイステック型コントローラの位置決め機構の
作動を説明するための要部拡大図、に図4(b)は本実
施例におけるジョイステック型コントローラの板状部
材、ばね及び直線作動型ポテンシャルメータの作動を説
明するための要部拡大図、図5は本実施例におけるジョ
イステック型コントローラの位置決め機構の変形例を示
す要部拡大図である。
【0014】図1において、1はジョイステック型コン
トローラであって、操作ロッド2、板状部材3、複数の
ばね4、4、4、・・・・、位置決め機構5、及び直線
移動型ポテンションメータ6、6を主要部として構成さ
れている。10は内部空間Aを有するハウジングであっ
て、この開口部10a上には球面軸受11が固定・配置
されている。操作ロッド2は、球状のつまみ2Aとこの
つまみ2Aから延びるロッド部2Bとでなり、ロッド2
B端側から球面軸受11の球体11aを貫通して、この
球面軸受11で多方向に傾斜可能(摺動可能)に軸支さ
れている。
【0015】板状部材3は、球面軸受11の中心を基準
として所定半径の球状面12を、ハウジング10の底1
0b側に有する円柱状の本体部13と、この本体部13
から半径外方向(ロッド2Bの軸方向に直交する方向)
に突出する板状部14とからなり、この本体部13に形
成された球面軸受11側に開口する凹所15が球面軸受
11から突出するロッド部2Bに固定されて、操作ロッ
ド2と連設状態にされている。これにより、板状部材3
は、操作ロッド2の傾斜操作に追従して、多方向に傾斜
可能にされている。
【0016】複数のばね4、4、4、・・・は、板状部
材3の板状部14とハウジング10の底10bとの間
に、且つ球面軸受11と略同一中心とする周方向に互い
に所定間隔を隔てて配置されたコイルばねである。各ば
ね4、4、4、・・・は、ハウジング10の底10b側
端がこの底10bに固定されていると共に、また、板状
部材3側端部には操作ロッド2側に、この軸腺と並行し
て延びる直線部16がそれぞれ形成されている。各ばね
4、4、4、・・・の直線部16は、図2(a)に示す
ように、板状部材3の板状部14に形成された貫通孔1
7、17、・・・を遊嵌して所定長さだけ操作ロッド2
側に突出していると共に、この突出した端には、各貫通
孔17、17、・・・を覆って板状部14に係合する係
合部18、18、・・・が一体形成されている。これに
より、操作ロッド2を傾斜作動させると、図2(b)に
示すように、この操作ロッド2側に傾斜された板状部1
4がばね4の係合部18に係合して、このばね4を操作
ロッド2側に伸張すると共に、ハウジング10の底10
b側に傾斜した板状部14がばね4の係合部18から離
間し、且つこの直線部16に案内されながらばね4に当
接しない範囲(この板状部14の傾斜によりばね4を圧
縮しない範囲)だけハウジング10の底10b側に移動
する。
【0017】位置決め機構5は、板状部材3の球状面1
2とハウジング10の底10bとの間に配置されてお
り、本体部20、プランジャ21及びコイルばね22が
組立られて構成されている。位置決め機構5の本体部2
0は、図3に示すように、球状面12側に開口する収納
孔23が形成されてハウジング10の底10bに取り付
けられており、この収納孔23内には、ばね22、プラ
ンジジャ21の順に収納されて、このばね22のばね力
でプランジャ21を球状面12側に付勢している。ま
た、このプランジャ21は、本体部20から突出する軸
部21Aとばね22のばね力を受ける受け部21Bとが
一体形成されたもので、この軸部21Aが操作ロッド2
の中立位置(図1に示す状態)において、操作ロッド2
の軸線上であって板状部材3の球状面12に形成された
断面略V字形の凹部25内に、ばね22のばね力を受け
て嵌合・係合している。
【0018】直線作動型ポテンションメータ6、6は、
公知の構造を有し内部にばね(図示しない)を有してこ
れにより作動ロッド6a、6aを付勢するもので、球面
軸受11と略同一中心とする周方向に互いに所定間隔を
隔てて、ハウジング10の開口部10a側に取り付け固
定されていると共に、この各作動ロッド6a、6aがハ
ウジング10の底10b側に突出して板状部材3の板状
部14に当接係合している(ばね4、4、・・・が配置
された反対側から当接係合している。)。これにより、
直線作動型ポテンションメータ6、6は、操作ロッド2
の傾斜操作により板状部材3を介して、各作動ロッド6
a、6aがその中立位置より操作ロッド2側に押し込ま
れるか、あるいはハウジング10の底10b側に突出す
ることにより、その抵抗値を変えるようになっている。
即ち、直線作動型ポテンションメータ6、6は、操作ロ
ッド2の中立位置では、ある抵抗値をとっているが、各
作動ロッド6a、6aが中立位置から突出して位置する
と抵抗値は増大し、これにより押し込まて位置すると抵
抗値が減少するようにして、操作ロッド2の傾斜作動に
応じた信号を得るものである。あるいは、これを逆にす
るように構成してもよい。30は球面軸受11の抜け止
めとなるCリングである。31はダストカバーであっ
て、ゴム等でなりフレキシブルであるが、その下端部に
は金属でなる環状の取付部材32が固定されており、こ
の取付部材32を、操作ロッド2のロッド2Bを包含し
つつ、球面軸受11、開口部10aを覆ってハウジング
10上に取り付けることにより、操作ロッド2の多方向
の傾斜操作に追従して変形して、防埃・塵機能を発揮す
るものである。
【0019】本実施例のジョイステック型コントローラ
1は、以上のように構成されるが、次に、このジョイス
テック型コントローラ1の作動について、図4(a)及
び図4(b)に基づいて説明する。尚、説明の便宜上、
操作ロッド2は何ら操作されていなくて、図1に示すよ
うに、中立位置にあるものとし、また、位置決め機構5
のプランジャ21は、球状面12の凹部25内に嵌合・
係合しているものとする。
【0020】操作ロッド2を、中立位置からいずれかの
方向に傾斜操作させると、この傾斜操作に追従して板状
部材3も操作ロッド2と同方向に傾斜する。これによ
り、板状部材3の球状面12がA方向に回動するように
なり、この回動により球状面12の凹部25に嵌合・係
合されたブランジャ21がそのばね22のばね力に抗し
てハウジング10の底10a側に押されて、ついには、
図4(a)に示すように、位置決め機構5の操作ロッド
2の中立位置の位置決めが解除、すなわち、プランジャ
21と凹部25との嵌合・係合が解除される。
【0021】操作ロッド2の中立位置の位置決めが解除
されると、板状部材3は、図4(b)に示すように、傾
斜操作させた方向の板状部14がハウジング10の底1
0b側に、この反対側の板状部4が操作ロッド2側に移
動される状態で傾斜され、ついは操作ロッド2側に移動
された板状部14がばね4、4、・・の係合部18に係
合して、このばね4を伸張すると共に、ハウジング10
の底10b側に移動された板状部4がばね4の係合部1
8から離間して、この直線部16に案内される。このと
き、位置決め機構5のプランジャ21は、ばね22のば
ね力で球状面12に沿って係合していると共に、直線作
動型ポテンションメータ6、6の作動ロッド6a、6a
が、操作ロッド2の傾斜操作に追従して傾斜移動した板
状部材3で、中立位置から操作ロッド2側に押し込めら
れ、あるいはハウジング10の底10b側に突出して、
これらの抵抗値が変わり、この抵抗値の変更により操作
ロッド2がどの方向にどれだけ傾斜操作されているかを
検知する。即ち、直線作動型ポテンションメータ6、6
を相互に所定間隔を隔てて配置して、板状部材3の傾斜
移動に追従するように作動させれば、操作ロッド2の多
方向の傾斜変位を検出することができる。
【0022】そして、所望の傾斜操作を終えた後、操作
ロッド2への操作力を解除すると、上記に記載の如く、
板状部材3の傾斜移動により伸張されたばね4、4、・
・・伸張力(ばね力)により、板状部材3は、球状面1
2に係合する位置決め機構5のプランジャ21で案内さ
れつつ、この傾斜を開放する方向に回動される。その
後、位置決め機構5のプランジャ21の軸部21Aが、
球状面の凹部25内に嵌合し、このばね22のばね力で
凹部25に係合されることにより、操作ロッド2が中立
位置に正確に自動復元される。
【0023】このように本実施例におけるジョイステッ
ク型コントローラ1によれば、操作ロッド2に連設され
た球状面12を有する板状部材3と、操作ロッド2の傾
斜操作による伸張力で操作ロッド2を中立位置に自動復
帰させる複数のばね4、4、4、・・・と、板状部材3
の球状面12との相対的な移動により操作ロッド2の中
立位置の位置決めをする位置決め機構5とで構成され、
操作ロッド2の傾斜操作に応じた信号が得られるよう
に、板状部材3で直線作動型ポテンションメータ6、6
を作動するようにしたので、部品点数を最小なものとし
ながら、操作ロッドの中立位置を正確に確保でき、組立
も簡単でありコストを低下させることができるとと共
に、摩擦摺動部が球面軸受及び位置決め機構のみである
ので、耐久性を向上することができるので、搭載機器を
選ばず、搬送ロボットのみならず、民生品の電動台車等
に適用することが可能となる。
【0024】また、位置決め機構5は、板状部材3の球
状面12に形成された凹部25と、操作ロッド2の中立
位置において凹部25内に係合し、且つ操作ロッド2の
傾斜操作に球状面12に沿うプランジャ21と、このプ
ランジャ21を球状面12に付勢するばね22とで構成
して、唯一の位置決め機構で操作ロッド2の中立位置の
位置決めを正確に確保することができると共に、従来に
比して、摩擦摺動部を減少することができ、耐久性を向
上させることが可能となる。
【0025】更に、複数のばね4、4、4、・・・は、
球面軸受11と略同一中心として配置されており、この
一端側が固定されていると共に、他端部が板状部材3に
形成された貫通孔17、17を貫通して、操作ロッド2
の傾斜操作により操作ロッド2側に位置する板状部材3
に係合可能にされているので、複数のばね4、4、4、
・・・の組立時に、この圧縮又は引張調整を必要とする
ことなく、操作ロッド2を中立位置に自動復元できると
共に、操作ロッド2の中立位置付近においても、十分な
伸張力で操作ロッド2を中立位置に自動復元することが
できる。
【0026】尚、本実施例におけるジョイステック型コ
ントローラ1の位置決め機構5は、これに限定されるも
のでなく、図5に示すように、ハウジング10の底10
bに螺合された本体部50と、この本体部50の収納孔
51内にばね52、プランジャとなる球状部材53(例
えば、鋼球等)の順に配置して、このばね52のばね力
により球状部材53を板状部材3の球状面12の凹部2
5に嵌合・係合させるようにしたものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】このように本発明のジョイステック型コ
ントローラによれば、操作ロッドに連設され、球面軸受
と同一中心とした球状面を有する板状部材と、操作ロッ
ドの傾斜操作により伸張張状態にされ、この伸張力で操
作ロッドを中立位置に自動復帰させる複数のばねと、板
状部材の球状面との相対的な移動により操作ロッドの中
立位置の位置決めをする位置決め機構とで構成され、操
作ロッドの傾斜操作に応じた信号が得られるように、板
状部材で直線作動型ポテンションメータを作動するよう
にしたので、2個の直線作動型ポテンションメータを相
互に所定間隔を隔てて配置すれば、操作ロッドの多方向
の傾斜変位(二次元平面上での変位)を検出可能とでき
るとともに、部品点数を最小なものとしながら、操作ロ
ッドの中立位置を正確に確保でき、組立も簡単でありコ
ストを低下させることができるとと共に、摩擦摺動部が
球面軸受及び位置決め機構のみであるので、耐久性を向
上することができるので、搭載機器を選ばず、搬送ロボ
ットのみならず、民生品の電動台車等に適用することが
可能となる。
【0028】また、位置決め機構は、板状部材の球状面
に形成された凹部と、操作ロッドの中立位置において凹
部内に係合し、且つ操作ロッドの傾斜操作に球状面に沿
うプランジャと、このプランジャを球状面に付勢するば
ねとで構成して、唯一の位置決め機構で操作ロッドの中
立位置の位置決めを正確に確保することができると共
に、従来に比して、摩擦摺動部を減少することができ、
耐久性を向上させることが可能となる。
【0029】更に、複数のばねは、球面軸受と略同一中
心として配置されており、この一端側が固定されている
と共に、他端部が板状部材に形成された孔を貫通して、
操作ロッドの傾斜操作により操作ロッド側に位置する板
状部材に係合可能にされているので、複数のばねの組立
時に、この圧縮又は引張調整を必要とすることなく、操
作ロッドを中立位置に自動復元できると共に、操作ロッ
ドの中立位置付近においても、十分な伸張力で操作ロッ
ドを中立位置に自動復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるジョイステック型コン
トローラの全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施例におけるジョイステック型コン
トローラに配置される複数のばねを示す図であって、
(a)はばねの構造を示す要部拡大図、(b)はばねの
作動を説明するための要部拡大図である。
【図3】本発明の実施例におけるジョイステック型コン
トローラの位置決め機構の構成を示す要部拡大図であ
る。
【図4】本発明の実施例におけるジョイステック型コン
トローラの作動を説明するための図であって、(a)は
位置決め機構の作動を説明するための要部拡大図、
(b)は板状部材、ばね及び直線作動型ポテンシャルメ
ータの作動を説明するための要部拡大図である。
【図5】本発明の実施例におけるジョイステック型コン
トローラの位置決め機構の変形例を示す要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
2 操作ロッド 3 板状部材 4、4、・・・ ばね 5 位置決め機構 6、6 直線作動型ポテンションメータ 11 球面軸受 12 球状面 17、17 貫通孔(孔) 21 プランジャ 22 ばね 25 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球面軸受を中心として中立位置から多方
    向に傾斜操作される操作ロッドと、この操作ロッドの傾
    斜操作に応じて駆動される直線作動型ポテンションメー
    タとでなるジョイステック型コントローラにおいて、 (1)前記操作ロッドに連設され、前記球面軸受と同一
    中心とした球状面を有する板状部材と、 (2)前記操作ロッドの傾斜操作により伸張張状態にさ
    れ、この伸張力で前記操作ロッドを中立位置に自動復帰
    させる複数のばねと、 (3)前記板状部材の球状面部との相対的な移動により
    前記操作ロッドの中立位置の位置決めをする位置決め機
    構とで構成され、 (4)前記操作ロッドの傾斜操作に応じた信号が得られ
    るように、前記板状部材で前記直線作動型ポテンション
    メータを作動するようにしたことを特徴とするジョイス
    テック型コントローラ。
  2. 【請求項2】 前記位置決め機構は、前記板状部材の球
    状面に形成された凹部と、前記操作ロッドの中立位置に
    おいて前記凹部内に係合し、且つ前記操作ロッドの傾斜
    操作に前記球状面部に沿うプランジャと、このプランジ
    ャを前記球状面に付勢するばねとで構成されることを特
    徴とする請求項1記載のジョイステック型コントロー
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記複数のばねは、前記球面軸受と略同
    一中心として配置されており、この一端部が固定されて
    いると共に、他端部が前記板状部材の孔を貫通して、前
    記操作ロッドの傾斜操作により前記操作ロッド側に位置
    する前記板状部材に係合可能にされていることを特徴と
    する請求項1記載のジョイステック型コントローラ。
JP7053683A 1995-02-17 1995-02-17 ジョイステック型コントローラ Pending JPH08221129A (ja)

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