JP2504247B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JP2504247B2
JP2504247B2 JP1342151A JP34215189A JP2504247B2 JP 2504247 B2 JP2504247 B2 JP 2504247B2 JP 1342151 A JP1342151 A JP 1342151A JP 34215189 A JP34215189 A JP 34215189A JP 2504247 B2 JP2504247 B2 JP 2504247B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数台の室内ユニットをリモートコントロ
ール装置により強制するようにした空気調和装置の運転
制御装置に係り、特にアドレス番号の設定ミス,故障等
の迅速な発見対策に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば特開昭60−103243号公報に開示され
る如く、複数の室内ユニットを備えた空気調和装置の運
転制御装置として、1台のリモートコントロール装置で
複数台の室内ユニットの運転を制御することにより、例
えばマルチ空調システムにおける特定の複数台の室内ユ
ニットをグループ制御して、制御の簡素化を図ろうとす
るものは公知の技術である。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記従来のもののように、一台のリモート
コントロール装置で複数台の室内ユニットの運転を制御
しようとする場合、例えば誤配線や、各室内ユニットの
アドレスを間違って設定した場合などには、リモートコ
ントロール装置側でのチェックをするのが非常に困難で
ある。すなわち、そのリモートコントロール装置が制御
する複数台の室内ユニットのうち故障のものがあると、
リモートコントロール装置にそのアドレス番号が表示さ
れるが、リモートコントロール装置側ではその番号と室
内ユニットそのものとの正確な対応関係が解からないか
らである。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、リモートコントロール装置側で各室内ユニット
とアドレス番号との対応を確認する手段を講ずることに
より、誤配線やアドレスの設定ミス等の迅速な発見を可
能とすることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の解決手段は、リモー
トコントロール装置に、サービスモード時、リモートコ
ントロール装置側から各室内ユニットのアドレスを選択
し、その室内ユニットにおける空調空気の状態を見るこ
とで対応関係を確認する点検機能を設けることにある。
具体的には、第1の解決手段は、第1図に示すよう
に、複数台の各室内ユニット(C1)〜(C3)毎にアドレ
スが設定される一方、複数台の各室内ユニット(C1)〜
(C3)が同時に運転及び停止を行うようにグループ制御
するためのリモートコントロール装置(Rc)を備えた空
気調和装置の運転制御装置を対象とする。
そして、上記リモートコントロール装置(Rc)は、各
室内ユニット(C1)〜(C3)の運転モードをサービスモ
ードにするよう指令するモード指令手段(73)と、各室
内ユニット(C1)〜(C3)のアドレス番号を選択する選
択手段(78)と、上記モード指令手段(73)及び選択手
段(78)の出力を受け、各室内ユニット(C1)〜(C3
がサービスモードに設定されると、上記選択手段(78)
で選択されたアドレスの室内ユニットのファン(57)の
みを強制的に運転する一方、他のアドレスの室内ユニッ
トのファン(57)を停止するよう制御する強制運転制御
手段(101A)とを備えている。
また、第2の解決手段は、上記第1の解決手段と同様
の空気調和装置の運転制御装置を対象とする。
そして、リモートコントロール装置(Rc)は、各室内
ユニット(C1)〜(C3)の運転モードをサービスモード
にするよう指令するモード指令手段(73)と、各室内ユ
ニット(C1)〜(C3)のアドレス番号を選択する選択手
段(78)と、上記モード指令手段(73)及び選択手段
(78)の出力を受け、各室内ユニット(C1)〜(C3)が
サービスモードに設定されると、上記選択手段(78)で
選択されたアドレスの室内ユニットの風向変更装置のみ
を強制的に運転し、他のアドレスの室内ユニットの風向
変更装置を停止するよう制御する強制運転制御手段(10
1B)とを備えている。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、リモー
トコントロール装置(Rc)のモード指定手段(73)によ
り、装置の運転がサービスモードに設定され、選択手段
(78)により、制御すべき室内ユニット(例えばC1)の
アドレスが選択される。そして、強制運転手段(101A)
により、選択手段(78)で選択されたアドレスの室内ユ
ニット(C1)の室内ファン(57)のみが運転し、他の室
内ユニットのファン(57)を停止するよう制御される。
したがって、選択手段(78)により室内ユニット
(C1)〜(C3)のアドレス番号を順次指定しながら、室
内ファン(57)からの空調空気の流れの有無を目視で又
はリモートコントロール装置(Rc)の表示で確認するこ
とにより、設定後のアドレススイッチを目視で確認する
ことなく据付け時の後配線やアドレスの設定ミス等が容
易に発見されることになる。
請求項(2)の発明では、上記請求項(1)の発明と
同様の手順で、強制運転手段(101B)により、各室内ユ
ニット(C1)〜(C3)の風向変更装置が順次駆動するよ
う制御されるので、その作動を確認することにより、後
配線やアドレスの設定ミスが容易に発見される。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に
基づき説明する。
第2図は本発明の実施例に係る空気調和機(X)を示
し、この空気調和機(X)は1台の室外ユニット(A)
に対して複数台(図では3台)の室内ユニット(B),
(B),(C1)〜(C3)が並列に接続されてなるマルチ
型の空気調和機である。
上記室外ユニット(A)は圧縮機(1)と、冷媒の流
れ方向に応じて蒸発器又は凝縮器として機能する2台の
室外熱交換器(2a),(2b)とを備えている。上記圧縮
機(1)は、出力周波数を可変に切り換えられるインバ
ータ(図示せず)により容量が調整される第1圧縮機
(1a)と、パイロット圧の高低で差動するアンローダ
(図示せず)により容量がフルロード状態(例えば100
%)及びアンロード状態(同50%)の2段階に調整され
る第2圧縮機(1b)とを逆止弁(1c)を介して並列に接
続してなる容量可変タイプであり、上記第1及び第2圧
縮機(1a),(1b)の吐出側にはそれぞれ圧縮機(1
a),(1b)から吐出されるガス中の油をそれぞれ分離
して圧縮機(1a),(1b)の吸込側に戻す第1及び第2
油分離器(1d),(1e)が配設されている。
上記圧縮機(1)の吐出側には冷媒回路(3)の高圧
ガスライン(31)が、また吸込側には低圧ガスライン
(32)がそれぞれ接続されている。また、上記各室外熱
交換器(2a),(2b)は圧縮機(1)に対して並列に設
けられ、各室外熱交換器(2a),(2b)の一端はそれぞ
れ四路切換弁(21a),(21b)を配設したガス管(22
a),(22b)を介して上記高圧ガスライン(31)と低圧
ガスライン(32)とに切換可能に接続されている一方、
各室外熱交換器(2a),(2b)の他端には冷媒回路
(3)における液ライン(33)の液管(33a),(33b)
が接続されている。そして、上記各四路切換弁(21
a),(21b)は、各室外熱交換器(2a),(2b)が凝縮
器として機能する場合には、ガス管(22a),(22b)が
高圧ガスライン(31)に連通するように図中実線に切り
換わる一方、逆に各室外熱交換器(2a),(2b)が蒸発
器として機能する場合には、ガス管(22a),(22b)が
低圧ガスライン(32)に連通するように図中破線に切り
換わるものである。また、上記四路切換弁(21a),(2
1b)の1つのポートはそれぞれキャピラリ(23a),(2
3b)を備えた接続管(24a),(24b)を介して四路切換
弁(21a),(21b)と低圧ガスライン(32)との間のガ
ス管(22a),(22b)に接続されている。
さらに、上記高圧ガスライン(31)にはガス管(22
a),(22b)の接続部よりも下流側(室内ユニット
(B)側)に一方向弁(4),(4)が、また低圧ガス
ライン(32)にはガス管(22a),(22b)の接続部より
も下流側(圧縮機(1)側)にアキュムレータ(41)が
それぞれ配設されている。また、ガス管(22a),(22
b)の接続部よりも上流側の高圧ガスガスライン(31)
と、ガス管(22a),(22b)の接続部よりも下流側でか
つアキュムレータ(41)よりも上流側の低圧ガスライン
(32)との間,換言すると圧縮機(1)の吐出側と吸込
側との間は均圧用バイパス路(42)により接続されてい
る。この均圧用バイパス路(42)には開閉弁(42a)と
流量調節用キャピラリ(42b)とが配設されている。
また、上記液ライン(33)における各液管(33a),
(33b)は各々の液冷媒が互いに合流するようにレシー
バ(43)に接続され、該レシーバ(43)には液ライン
(33)のメイン液管(33c)が接続されている。さら
に、上記各液管(33a),(33b)には室外電動膨張弁
(25a),(25b)がそれぞれ配設されており、この室外
電動膨張弁(25a),(25b)は室外熱交換器(2a),
(2b)が蒸発器として機能する際に液冷媒を減圧し、凝
縮器として機能する際に液冷媒の流量を調節するもので
ある。
圧縮機(1)の吐出側である高圧ガスライン(31)に
おける一方向弁(4)の下流側と、レシーバ(43)との
間は高圧ガス冷媒であるいわゆるホットガスをレシーバ
(43)に導くホットガスバイパスライン(45)により接
続され、該ホットガスバイパスライン(45)にはホット
ガス開閉弁(45a)とホットガスの流量を調節するキャ
ピラリ(45b)とが配設されている。
一方、上記高圧ガスライン(31)、低圧ガスライン
(32)及びメイン液管(33)の各々は室内側に延長さ
れ、高圧ガスライン(31)は分流器(31a)を介して高
圧分岐管(31b),(31b),…に、また低圧ガスライン
(32)は分流器(32a)を介して低圧分岐管(32b),
(32b),…に、さらにメイン液管(33)は分流器(33
d)を介して液分岐管(33e),(33e),…にそれぞれ
分岐され、これら各分岐管(31b),(32b),(33e)
が各室内ユニット(B),(B)及び(C1)〜(C3)に
接続されている。
上記各室内ユニット(B),(B)及び(C1)〜
(C3)のうち2つの室内ユニット(B),(B)は同一
に構成され、各々冷房運転時には蒸発器として、暖房運
転時には凝縮器として機能する室内熱交換器(5)と、
該室内熱交換器(5)に近接配置された室内ファン(5
7)と、冷房運転時には冷媒を減圧し、暖房運転時には
冷媒の流量を調節する室内電動膨張弁(51)とを備えて
いる。該室内電動膨張弁(51)は上記液分岐管(33e)
に配設され、この液分岐管(33e)が上記室内熱交換器
(5)の一端に接続され、室内熱交換器(5)の他端は
ガス管(5a)を介して上記高圧分岐管(31b)及び低圧
分岐管(32b)に接続されている。そして、高圧分岐管
(31b)及び低圧分岐管(32b)のガス管(5a)側端部に
はそれぞれ開閉弁(52),(53)が配設されており、こ
の両開閉弁(52),(53)を開閉制御して室内熱交換器
(5)を高圧ガスライン(31)と低圧ガスライン(32)
とに切換接続し、室内熱交換器(5)が蒸発器として機
能する際(冷房時)に低圧側開閉弁(53)を、凝縮器と
して機能する際(暖房時)に高圧側開閉弁(52)をそれ
ぞれ開くように構成されている。
さらに、上記室内ユニット(B)の液分岐管(33e)
と低圧分岐管(32b)における開閉弁(53)の下流側と
の間は低圧バイパス路(54)により接続され、この低圧
バイパス路(54)にはバイパス弁(54a)及びキャピラ
リ(54b)が配設されている。また、低圧バイパス路(5
4)と液分岐管(33e)との間には配管熱交換器(54c)
が形成されていて、暖房時に室内熱交換器(5)より流
出する液冷媒のフラッシュ流を防止するように構成され
ている。また、上記高圧分岐管(31b)における開閉弁
(52)の上流側と上記ガス管(5a)との間は流量調節用
のキャピラリ(55a)を備えた高圧バイパス路(55)で
接続されており、冷房時に高圧分岐管(31b)等に溜ま
る凝縮液をバイパスするように構成されている。そし
て、上記開閉弁(52),(53)及び両バイパス路(5
4),(55)はキット(56)内に一体に収納されてお
り、圧縮機(1)、室外熱交換機(2a),(2b)、室内
熱交換器(5),(5),…が高圧ガスライン(31)、
低圧ガスライン(32)及び液ライン(33)によって接続
されている。
一方、各室内ユニット(B),(B)及び(C1)〜
(C3)のうち、3台の室内ユニット(C1)〜(C3)は同
一構成であって、それぞれ上記と同様の室内熱交換器
(5)と室内ファン(57)と、室内電動膨張弁(51)と
を備えている。そして、これらの室内ユニット(C1)〜
(C3)の液側はいずれも液側副分流器(58b)で上記液
分岐管(33e)に合流するよう接続されている。また、
各室内ユニット(C1)〜(C3)のガス側はいずれもガス
側副分流器(58a)で上記ガス管(5a)に合流するよう
に接続されていて、さらに、このガス管(5a)が上述の
ごとく高圧ガス分岐管(31b)と低圧ガス分岐管(32b)
とに分岐していて、この各ガス分岐管(31b),(32b)
に跨って、上記と同様の開閉弁(52),(53)及び両バ
イパス路(54),(55)からなるキット(56)が設けら
れている。
したがって、各室内ユニット(C1)〜(C3)は他の室
内ユニット(B),(B)と異なり、個別に冷暖房運転
の切換をすることはできず、3台が同時に冷房又は暖房
運転を可能となるよう構成されている。
以上により、冷媒回路(3)が構成されている。
尚、(26)は室外熱交換器(2a),(2b)に近接配置
された室外ファンであり、(44)は低圧ガスライン(3
2)とメイン液管(33c)との間で熱交換させる吸入熱交
換器である。
さらに、上記冷媒回路(3)には各種のセンサが配設
されている。すなわち、(Th1)は室内ユニット(B)
の液冷媒温度を検出する液温センサ、(Th2)は室内ユ
ニット(B)のガス冷媒温度を検出するガス温センサ、
(Th3)は室内ファン(57)の吸込空気温度を検出する
室温センサである。(Th4)は室外熱交換器(2a),
(2b)側の液冷媒温度を検出する液温センサ、(Th5)
は室外熱交換器(2a),(2b)側の吐出ガス冷媒温度を
検出するガス温センサ、(Th6)は外気温度を検出する
外気温センサ、(Th7)は圧縮機(1)の吐出ガス冷媒
温度を検出する吐出ガス温センサ、(HPS)は圧縮機
(1)の吐出ガス冷媒圧力を検出する高圧圧力センサ、
(LPS)は圧縮機(1)の吸込ガス冷媒圧力を検出する
低圧圧力センサである。
次に、第3図は空気調和装置の制御システムを示し、
(60A)は室外ユニット(A)の運転を制御するための
室外制御ユニット、(60B),(60B)は各室内ユニット
(B),(B)の運転を制御するための室内制御ユニッ
ト、(60C1)〜(60C3)は各室内ユニット(C1)〜
(C3)の運転を制御するための室内制御ユニットであ
る。
また、(RA)は上記室外制御ユニット(60A)とは遠
隔的に信号の授受可能な室外リモートコントロール装
置、(RB),(RB)は各室内制御ユニット、(60B),
(60B)とは遠隔的に信号の授受可能な室内リモートコ
ントロール装置、さらに、(RC)は各室内制御ユニット
(60C1)〜(60C3)とは遠隔的に信号の授受可能な室内
リモートコントロール装置であって、該室内リモートコ
ントロール装置(RC)は一台で3台の室内ユニット
(C1)〜(C3)の運転をグループ制御し、或いはその運
転状況を把握しうるようになされている。
ここで、上記室内リモートコントロール装置(RC)の
構成について、第4図に基づき説明する。第4図は室内
リモートコントロール装置(RC)の制御パネルの構成を
示し、(65)は各室内ユニット(C1)〜(C3)の運転,
停止を指令する運転/停止ボタン、(66)は各室内ユニ
ット(C1)〜(C3)が運転中には点灯し、停止時には消
灯する一方、異常停止時には点滅する運転ランプ、(7
0)は各室内ユニット(C1)〜(C3)に対する運転指令
を入力するための入力部、(80)は各室内ユニット
(C1)〜(C3)の運転状態や設定条件等を確認する表示
部である。
上記入力部(70)において、(71)は運転モードを冷
房,暖房,冷暖自動及び送風運転の各モードに設定する
ための運転切換ボタン、(72)は各室内ユニット(C1
〜(C3)のグループ制御時に、風量,風向,フラップス
イングの入/切等を各室内ユニット(C1)〜(C3)個別
に設定するための個別設定ボタン、(73)は装置の据付
け時における点検運転や試運転時にその区別を指令する
モード指令手段としての点検/試運転ボタン、(74)は
風向変更装置としてのフラップ(図示せず)をスイング
させたり、希望位置で停止させたりするよう指令するた
めのスイングフラップ入/切ボタン、(75)は各室内フ
ァン(57),…の風量を強弱変更するための風量調節ボ
タン、(76)は表示部(80)における後述の設定温度/
タイマ時間表示部(84)の表示の切換を行うための表示
切換ボタン、(77)はフラップの上下方向の風向調節を
行うための風向調節ボタン、(78)は上記表示切換ボタ
ン(76),の切換で設定温度表示のときには温度を調節
し、タイマ時間表示のときにはタイマの設定時間を調節
する一方、上記個別設定ボタン(72)による個別設定時
には、設定すべき室内ユニット(C1)〜(C3)のアドレ
ス番号を選択する選択手段としての設定温度/タイマ時
間調節ボタンである。
また、上記表示部(80)において、(81)は冷房,暖
房,冷暖自動,送風等の運転モードを表示するための運
転モード表示部、(82)は装置の異常停止時に異常内容
を表示するための異常内容表示部、(83)は上記点検/
試運転ボタン(73)を押したときにいずれの運転モード
かを表示する点検/試運転表示部、(84)は上記表示切
換ボタン(76)の切換指令に応じて設定温度又はタイマ
時間の数字を表示する設定温度/タイマ時間表示部、
(85)は各室内ユニット(C1)〜(C3)を集中してコン
トロールする集中コントロール時にその旨を表示するた
めの集中管理中表示部、(86)は室内ファン(57)の設
定風量の強弱を表示するための風量表示部、(87)は風
向が設定されているとき及びスイングフラップのときに
その風向を表示するための風向・スイングフラップ表示
部、(88)は上記個別設定ボタン(72)による各室内ユ
ニット(C1)〜(C3)の個別設定時に現在設定中の室内
ユニット(C1)〜(C3)のアドレス番号を表示するアド
レス表示部である。なお、説明か省略するが、他の室内
ユニット(B),(B)の運転を制御する室内リモート
コントロール装置(RB),(RB)の構成も上記室内リモ
ートコントロール装置(RC)と概略同じである。
次に、この空気調和機(X)の空調動作について説明
する。
先ず、各室内ユニット(B),(B),…を冷房運転
する場合、室外ユニット(A)の両四路切換弁(21
a),(21b)が第2図実線に切り換えられてガス管(22
a),(22b)が高圧ガスライン(31)に連通する。ま
た、各室内ユニット(B),(B),…では高圧側開閉
弁(52)が閉じ、かつ低圧側開閉弁(53)が開いて、ガ
ス管(5a)が低圧分岐管(32b)に連通される。この状
態においては、圧縮機(1)より吐出した高圧ガス冷媒
は各室外熱交換器(2a),(2b)に流れて凝縮し、この
凝縮した液冷媒は液ライン(33)を通って各室内ユニッ
ト(B),(B),…に流れ、室内電動膨張弁(51),
(51),…で膨張した後、各室内熱交換器(5),
(5),…で蒸発し、低圧ガスライン(32)を流れて圧
縮機(1)に戻ることになる。
一方、上記各室内ユニット(B),(B),…を暖房
運転する場合、冷媒は冷房時と逆に流れる。つまり、室
外ユニット(A)の四路切換弁(21a),(21b)が第2
図破線に切り換えられ、各室内ユニット(B),
(B),…においては高圧側開閉弁(52)が開き、かつ
低圧側開閉弁(53)が閉じて、高圧ガスライン(31)か
らの冷媒は室内熱交換器(5)で凝縮した後、液ライン
(33)を流れて室外電動膨張弁(25a),(25b)で膨張
し、室外熱交換器(2a),(2b)で蒸発して圧縮機
(1)に戻ることになる。
そして、上記冷房運転時に、例えば1台の室内ユニッ
ト(B)における両開閉弁(52),(53)の開閉状態を
切り換えると暖房運転になり、また逆に、上記全暖房運
転時に、例えば1台の室内ユニット(B)における両開
閉弁(52),(53)を切り換えると冷房運転になり、こ
のことでいわゆる冷暖同時運転が行われる。その際、例
えば全室内ユニット(B),(B),…のうち2台が暖
房運転で、残り1台が冷房運転で運転されると、暖房運
転の室内ユニット(B),(B)より流出した液冷媒は
液ライン(33)の分流器(33d)で合流した後、冷房運
転の室内ユニット(B)に流れ、蒸発して低圧ガスライ
ン(32)より圧縮機(1)に戻ることになる。
この冷暖同時運転時において、2台の室外熱交換器
(2a),(2b)は室内負荷に対応して蒸発器或いは凝縮
器として作動し、さらには1台が運転され、他の1台は
運転を停止することになる。
次に、本発明の特徴である上記リモートコントロール
装置(RC)による装置の裾付け時における点検運転の制
御について、第5図に基づき説明するに、ステップS
1で、上記点検/試運転ボタン(モード指令手段)(7
3)が4秒間押されているか否かを判別して、4秒間押
されていれば、ステップS2で運転モードをサービスモー
ドに設定し、以下のサービスモード運転の制御を実行す
る。
すなわち、ステップS3で、上記設定温度タイマ時間調
節ボタン(選択手段)(78)によりどの室内ユニット
(C1),(C2),(C3)が選択されているかを判別し、
さらに、ステップS4で、上記表示切換ボタン(76)によ
り設定温度/タイマ時間表時部(84)の表示が「0」の
側に選択されたか否かを判別し、「0」の側に選択され
ていれば、ステップS5で上記ステップS3の判別で選択さ
れた室内ユニット(例えばC1)の室内ファン(57)を強
制的に駆動する。このとき、他の室内ユニット(C2),
(C3)の室内ファン(57)は停止している。
上記フローにおいて、ステップS5により、上記設定温
度/タイマ時間調節ボタン(選択手段)(78)で選択さ
れた室内ユニット(例えばC1)の室内ファン(57)のみ
を運転し、他の室内ユニット(例えばC2,C3)のファン
(57)を停止するよう制御する強制運転制御手段(101
A)が構成されている。
したがって、請求項(1)の発明では、リモートコン
トロール装置(Rc)の点検/試運転ボタン(モード指令
手段)(73)により、装置の運転がサービスモードに設
定され、設定温度/タイマ時間調節ボタン(選択手段)
(78)により、制御すべき室内ユニット(例えばC1)が
選択される。そして、強制運転制御手段(101A)によ
り、上記設定温度/タイマ時間調節ボタン(78)によっ
て選択されたアドレスの室内ユニット(C1)の室内ファ
ン(57)のみを運転するよう制御される。
ここで、このように一台のリモートコントロール装置
(Rc)で複数台の室内ユニット(C1)〜(C3)の運転を
制御する場合、例えば装置の据付け時に信号線の接続に
誤配線があっても、それを確認するには設定後のアドレ
ススイッチを目視で確認しなければならないが、天井埋
込形空気調和装置などではアドレススイッチの状態を確
認するのが困難なことがある。また、室内ユニット
(C1)〜(C3)のアドレス番号が間違って設定されてい
ても、その対応関係を確認するのが困難である。
それに対し、本発明では、リモートコントロール装置
(Rc)からの指令に応じて、当該室内ユニット(例えば
C1)の室内ファン(57)のみが運転するよう制御される
ので、設定温度/タイマ時間調節ボタン(78)による室
内ユニット(C1)〜(C3)のアドレス番号を順次指定し
ながら、空調空気の流れの有無を目視かつリモートコン
トロール装置(Rc)の表示パネル(80)の表示で確認す
ることにより、上記のような据付け時の誤配線やアドレ
スの設定ミス等が容易に発見される。また、いずれかの
室内ユニット(C1)〜(C3)に故障が発生した場合に
も、故障に係る室内ユニット(例えばC1)を特定できる
ことになる。すなわち、斯かる点検機能をリモートコン
トロール装置(RC)に設けることにより、各室内ユニッ
ト(C1)〜(C3)とそのアドレス番号との対応関係を容
易に確認することができ、よって、故障,誤配線,アド
レスの設定ミス等な迅速な発見を行うことができるので
ある。
次に、請求項(2)の発明については、実施例では省
略するが、上記実施例と同様のフロー(第5図)におい
て、ステップS5で、風向変更装置であるフラップを強制
的に駆動するようにしている。すなわち、当該室内ユニ
ット(例えばC1)のフラップのスイッグが上記風向・ス
イングフラップ表示部(87)に表示されることになる。
この置き換えた制御により、請求項(2)の発明におけ
る風向変更装置を強制的に運転するよう制御する強制運
転制御手段(101B)が構成されている。
したがって、上記実施例から容易に理解されるよう
に、請求項(2)の発明においても、上記請求項(1)
発明と同様の効果を発揮しうる。
なお、本実施例は室外ユニット(A)と室内ユニット
(B)とを高圧ガスライン(31)と低圧ガスライン(3
2)と液ライン(33)との3本配管で接続したが、ガス
ラインと液ラインとの2本配管で接続するようにしても
よい。
また、室外熱交換器(2a),(2b)は1台であっても
よい。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、
複数台の室内ユニットの運転をリモートコントロール装
置で制御するようにした空気調和装置の運転制御装置と
して、サービスモードに設定したとき、各室内ユニット
のアドレスをリモートコントロール装置側で選択し、そ
の選択された室内ユニットのファンのみを強制的に運転
する点検機能を設けたので、各室内ユニットのファンの
運転状態から、故障、信号線の誤配線、アドレス番号の
配線ミス等を迅速に発見することができる。
請求項(2)の発明によれば、上記請求項(1)の発
明と同様の空気調和装置の構成において、選択された室
内ユニットの風向変更装置のみを強制的に運転するよう
にしたので、上記請求項(1)の発明と同様の効果を発
揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す図である。第2図以下の図
面は本発明の実施例を示し、第2図は空気調和機の構成
を示す冷媒配管系統図、第3図は空気調和装置全体の制
御システムの構成を示すブロック図、第4図はリモート
コントロール装置の制御パネルの外観を示す正面図、第
5図はリモートコントロール装置の制御内容を示すフロ
ーチャート図である。 X……空気調和機 A……室外ユニット B,C……室内ユニット 57……室内ファン Rc……リモートコントロール装置 73……点検/試運転ボタン(モード指令手段) 78……設定温度/タイマ時間調節ボタン(選択手段) 101……強制運転制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−200147(JP,A) 特開 昭63−14030(JP,A) 特開 平2−259354(JP,A) 特開 平3−148549(JP,A) 実開 昭64−25654(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台の各室内ユニット(C1)〜(C3)毎
    にアドレスが設定される一方、複数台の各室内ユニット
    (C1)〜(C3)が同時に運転及び停止を行うようにグル
    ープ制御するためのリモートコントロール装置(Rc)を
    備えた空気調和装置の運転制御装置であって、 上記リモートコントロール装置(Rc)は、 各室内ユニット(C1)〜(C3)の運転モードをサービス
    モードにするよう指令するモード指令手段(73)と、 各室内ユニット(C1)〜(C3)のアドレス番号を選択す
    る選択手段(78)と、 上記モード指令手段(73)及び選択手段(78)の出力を
    受け、各室内ユニット(C1)〜(C3)がサービスモード
    に設定されると、上記選択手段(78)で選択されたアド
    レスの室内ユニットのファン(57)のみを強制的に運転
    する一方、他のアドレスの室内ユニットのファン(57)
    を停止するよう制御する強制運転制御手段(101A)とを
    備えている ことを特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】複数台の各室内ユニット(C1)〜(C3)毎
    にアドレスが設定される一方、複数台の各室内ユニット
    (C1)〜(C3)が同時に運転及び停止を行うようにグル
    ープ制御するためのリモートコントロール装置(Rc)を
    備えた空気調和装置の運転制御装置であって、 上記リモートコントロール装置(Rc)は、 各室内ユニット(C1)〜(C3)の運転モードをサービス
    モードにするよう指令するモード指令手段(73)と、 各室内ユニット(C1)〜(C3)のアドレス番号を選択す
    る選択手段(78)と、 上記モード指令手段(73)及び選択手段(78)の出力を
    受け、各室内ユニット(C1)〜(C3)がサービスモード
    に設定されると、上記選択手段(78)で選択されたアド
    レスの室内ユニットの風向変更装置のみを強制的に運転
    し、他のアドレスの室内ユニットの風向変更装置を停止
    するよう制御する強制運転制御手段(101B)とを備えて
    いる ことを特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
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