JP2008275318A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定制御にかかる作業の手間や時間等を短縮することができ、または、許容範囲外の運転に対しては固定制御機能よりもむしろ保護制御機能を優先させることで、却って固定制御機能の信頼性を高めること。
【解決手段】この空気調和装置は、冷媒回路に配備された電気駆動の駆動部品(圧縮機1、四方切換弁2、送風機4、電磁弁5、流量制御装置7)と、所定の空気調和条件に基づいて駆動部品を駆動制御するアクチュエータ制御装置14と、駆動部品の状態を固定し、もしくは固定状態を解除する駆動状態制御手段14aと、固定指令もしくは解除指令に係る所定信号を駆動状態制御手段14aに外部から設定入力するための設定入力装置15とを備えている。従って、駆動部品の動作不具合有無のチェックに有効である。また、駆動部品の交換後の動作確認も容易に実施でき、サービスにおける時間を節約できる。
【選択図】図1

Description

この発明は空気調和装置に係り、詳しくは電気駆動の駆動部品(以下、アクチュエータと称する)に対するサービス時、メンテナンス時、あるいは開発時における制御構築に関するものである。
空気調和装置において、装置全体を停止させることなく、あるアクチュエータだけを一定の状態に維持しておくこと(これを固定状態という)が要求される場合がある。その場合には、熱源機または室内機の制御箱内に設置されている基板から固定状態にしたいアクチュエータのコネクタ部を取り外すことで、予め定められた所定の自動制御フローに従って送信されるアクチュエータの駆動制御信号を一切受け付けないようにし、当該アクチュエータには現在の状態を維持させるようにしている。
更には、取り外したコネクタにそのアクチュエータに対応した専用駆動装置を接続して強制的に駆動させる場合もある。
特開平03−291440号公報 特開平06−300349号公報 特開平05−296540号公報
ところが、このように固定状態にする方法では、固定状態にしたい機種およびアクチュエータの数が多いほど、使用すべき専用駆動装置を多く必要とし、従って作業にかかる手間と時間が多くなるという問題点がある。
また、圧縮機のようなアクチュエータを固定状態に制御する場合、たとえ過熱運転を防ぐための強制停止制御が行えるものであったとしても、かかる制御は別装置により駆動させているので、圧縮機が許容限界を超えている場合でも運転し続けて、その結果損傷するおそれがあった。そのため、圧縮機については固定制御を行うことが極めて困難であった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、固定制御にかかる作業の手間や時間等を短縮することができ、または、許容範囲外の運転に対しては固定制御機能よりもむしろ保護制御機能を優先させることで、逆に固定制御機能の信頼性を高めることができる空気調和装置を得ることを目的とする。
この発明の空気調和装置は、少なくとも一つ以上の電気駆動の駆動部品を備えた熱源機、少なくとも一つ以上の電気駆動の駆動部品を備えた室内機より構成される冷媒回路において、
前記熱源機および前記室内機はそれぞれに相互の識別をするためのアドレスを有し、前記アドレスは互いに重複することのないシステムとし、
所定の空気調和条件に基づいて前記駆動部品を駆動制御する制御アルゴリズムを有する制御装置と、
前記駆動部品の駆動状態を前記制御アルゴリズムより優先して所定状態に固定し、もしくは固定された状態から固定解除する駆動状態制御手段と、
前記駆動部品の固定指令、もしくは固定状態の解除指令のための所定信号を前記駆動状態制御手段に外部から設定入力するための設定入力手段を備え、
前記固定指令、固定状態の解除指令のための所定信号には前記アドレスを用いることで固定対象の前記駆動部品が搭載されている熱源機ないし室内機を特定することを特徴とするものである。
また、この発明の空気調和装置は、少なくとも一つ以上の電気駆動の駆動部品を備えた熱源機、少なくとも一つ以上の電気駆動の駆動部品を備えた室内機より構成される冷媒回路において、
所定の空気調和条件に基づいて前記駆動部品を駆動制御する制御アルゴリズムを有する制御装置と、
前記駆動部品の駆動状態を前記制御アルゴリズムより優先して前記駆動部品の駆動状態を所定状態に固定し、もしくは固定された状態から固定解除する駆動状態制御手段と、
前記駆動部品の固定指令、もしくは固定状態の解除指令のための所定信号を前記駆動状態制御手段に外部から設定入力するための設定入力手段を備え、
固定状態の解除では、固定状態から自動制御に移行する移行パターンと、固定状態から任意の別の状態を経て前記制御アルゴリズムが決定した自動制御状態に移行するパターンと、固定解除とともに運転停止する状態に移行するパターンを有することを特徴とするものである。
以上述べたように、この発明に係る空気調和装置においては、設定入力手段から設定入力された所定信号に基づいて、駆動状態制御手段が駆動部品の駆動状態を所定状態に固定し、もしくは固定状態を解除するので、装置据付け後の試運転時やサービス時のメンテナンスにおいて、駆動部品単体の動作不良の有無が容易にわかり、サービス性を向上させることができる。しかも、複数の駆動部品について一つの設定入力手段を用いて所定信号を送信することができるので、作業の手間を減らすことができ、作業時間を短縮化できるという効果がある。また、装置全体における駆動部品の駆動制御構築も容易にできて製品開発時間を短縮化でき、結果として信頼性の高い製品を早く市場に出すことが可能となる。
以下、この発明の実施の形態につき図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明に係る各実施の形態による空気調和装置の概略構成を示す冷媒回路図、図2はこの発明の実施の形態1による空気調和装置の制御フローチャートである。
図1において、1は冷媒ガスを容量可変に送り出す圧縮機、2は冷媒流路を切換える四方切換弁、3は熱源機側熱交換器、4は熱源機側熱交換器3へ風量可変に送風する送風機、5は冷媒流路を開閉する電磁弁、6はアキュムレータ、7は室内機Bに配備された冷媒流量調整用の流量制御装置、8は室内機側熱交換器であり、これらは冷媒配管で接続されて冷媒回路を構成している。
また、9は圧縮機1から吐出された冷媒の温度を検出する第1の温度検出手段、10は流量制御装置7と室内機側熱交換器8との間の配管温度を検出する第2の温度検出手段、11は四方切換弁2に近い方の室内機側熱交換器8出口の配管温度を検出する第3の温度検出手段、12は高圧圧力を検出する第1の圧力検出手段、13は低圧圧力を検出する第2の圧力検出手段である。すなわち、第1、第2、第3の温度検出手段9,10,11や、第1、第2の圧力検出手段12,13が、それぞれ本発明にいう冷媒回路に係る物理量を検出する物理量検出手段の例である。
ちなみに、圧縮機1、四方切換弁2、熱源機側熱交換器3、送風機4、電磁弁5、アキュムレータ6、第1の温度検出手段9、第1、第2の圧力検出手段12,13は熱源機Aに搭載されている。また、流量制御装置7、室内機側熱交換器8、第2の温度検出手段10、第3の温度検出手段11は室内機Bに搭載されている。
そして、14は第1、第2の圧力検出手段12、13および第1,2,3の温度検出手段9,10,11により検出された高圧圧力、低圧圧力および各所の冷媒温度に係る各データを常に監視するとともに、圧縮機1、四方切換弁2、送風機4、電磁弁5、流量制御装置7などのアクチュエータ(すなわち、それぞれが本発明の駆動部品の例)を駆動制御するアクチュエータ制御装置(本発明の制御装置の例)である。このアクチュエータ制御装置14は熱源機Aおよび室内機Bのいずれにも搭載されている。
また、15は熱源機Aおよび室内機Bと独立に構成され、アクチュエータ制御装置14と伝送線を介して接続されることにより、指定すべきアクチュエータと当該アクチュエータ駆動方法を外部から指示する信号をアクチュエータ制御装置14に送信し設定できる設定入力装置(本発明の設定入力手段の例)である。
アクチュエータ制御装置14は通常、空気調和装置の運転、停止あるいは冷房運転、暖房運転の開始指令を出力するリモートコントローラ(図示せず)から運転開始指令および冷房運転もしくは暖房運転の指令を受けると、第1、第2の圧力検出手段12、13および第1,2,3の温度検出手段9,10,11により検出された高圧圧力、低圧圧力、および各所の冷媒温度を基に、予め定められた空気調和に係る所定の自動制御フローに従ってアクチュエータを駆動制御する(以降、かかる制御を自動制御とよぶ)。さらに、アクチュエータ制御装置14は、設定入力装置15からの所定の信号(以降、かかる信号を固定制御信号とよぶ)を受信した場合には、その固定制御信号に定義付けられた内容に従って指定されたアクチュエータの状態を固定する制御を行う(以降、かかる内容の制御を固定制御とよぶ)。
特に、14aはアクチュエータを固定状態にし、もしくは固定状態を解除する駆動状態制御手段、14bは検出された温度や圧力等が所定の許容範囲を超えた場合にアクチュエータを停止もしくは非通電状態とする強制停止手段、14cは検出された温度や圧力等が所定の許容範囲を超えた場合にアクチュエータに対し駆動状態制御手段14aによる制御よりも強制停止手段14bによる制御を優先させる制御優先手段である。
これらの駆動状態制御手段14a、強制停止手段14b、制御優先手段14cはアクチュエータ制御装置14が備えている機能であって、ここでは例えばソフトウェア等により具現化される。但し、これらの機能をハードウェアで具現化しても構わない。
ここでいうアクチュエータの駆動制御方法は、それぞれ異なっている。
例えば、圧縮機1の場合は運転周波数を変化させることにより冷媒流量を変化させる。四方切換弁2の場合はON/OFF駆動であり、ONのときは暖房(図中点線)方向に、OFFのときは冷房(図中実線)方向に冷媒流路を切換える。送風機4は入力電圧を変化させることによりファン回転数を変化させる。電磁弁5はON/OFF信号により冷媒流路を開いたり(ON)、閉じたり(OFF)する。流量制御装置7は開度を変化させることで冷媒流量の調節を行うようになっている。
続いて、設定入力装置15から送信される固定制御信号について簡単に説明する。
1つの固定制御信号には、2つの意味が与えられている。1つは固定制御対象となるアクチュエータの種類を指定するものであり、もう一つは固定制御内容を表したものである。例えば、「圧縮機を固定制御する」、「運転周波数を60Hzに固定する」といった意味付けである。
尚、固定制御から自動制御に戻すため、解除を意味する信号もあり、例えば、「圧縮機の固定制御を解除する」、「解除するときの運転周波数を50Hzにする」という内容で、この解除信号をアクチュエータ制御装置14が受信した場合には、ある運転周波数で既に固定制御されていた圧縮機1の運転周波数を一旦50Hzにした後、自動制御のフローに従って圧縮機1を駆動させる。
アクチュエータ制御装置14は自動制御中に設定入力装置15より固定制御信号が送られてくると、この固定制御信号で指定されたアクチュエータの自動制御を停止し、指示された固定制御内容の通りに駆動させる。固定制御信号に含まれないアクチュエータについては自動制御のフローチャート通りに駆動させる。
図1に示すように、熱源機Aと室内機Bでアクチュエータの設置場所が複数に別れている場合には、固定対象をより明確にするために、熱源機Aと室内機Bとを識別するためのアドレス(例えば、熱源機Aのアドレスを51とし、室内機Bのアドレスを52とする)を加え、固定制御信号の意味付けを、「アドレス51に設置されているアクチュエータを固定制御する」、「圧縮機を固定制御する」、「運転周波数を60Hzに固定する」とし、この信号をアクチュエータ制御装置14が受信した場合に、アドレス51で示される熱源機Aの中にある圧縮機1の運転周波数を60Hzに固定するという方法である。
次に、この冷媒回路における冷房運転時の冷媒の流れを説明する。
圧縮機1で圧縮された高圧高温のガス冷媒は、四方切換弁2を経て熱源機側熱交換器3に流入し、ここでガス冷媒が凝縮され、二相あるいは液冷媒に変化する。この冷媒は、流量制御装置7で低圧低温の二相あるいは液冷媒に変化する。そして、室内機側熱交換器8では冷媒が蒸発して室内を冷房する。その後、冷媒は四方切換弁2を通り、アキュムレータ6で気液分離され、低圧低温のガス冷媒として再び圧縮機1の吸入管に戻る。また、第2の圧力検出手段13で検出された低圧圧力が設定値よりも低い場合には、電磁弁5を開き、高圧高温のガス冷媒を圧縮機1へバイパスさせることで、低圧圧力の低下防止を行うようになっている。
他方、暖房運転の場合には、冷媒は圧縮機1、四方切換弁2を通り、冷房運転時とは逆に、室内機側熱交換器8、流量制御装置7、熱源機側熱交換器3を経て、再び四方切換弁2に戻り、更にアキュムレータ6を通過して圧縮機1に戻るようになっている。
ここで、この固定制御信号による「電磁弁5」のON/OFFに係る固定制御と自動制御との関係を示す制御フローについて、図2を用いて説明する。
図2において、step1は、電源を立上げたあと、リモートコントローラからの運転指令により運転可能な状態であることを示す。step2は、リモートコントローラより運転指令と任意の運転モード(例えば、冷房運転)を熱源機Aが受信すると、その運転モード(冷房運転)で運転が開始される。step3では圧縮機1から吐出した冷媒について第1の温度検出手段9により検出された検出温度Tdが140℃を越えた場合には、圧縮機1が損傷する恐れがあるためstep6で空気調和装置の運転を強制停止させる。step5の電磁弁固定解除は後述の固定制御を解除して、電磁弁5を強制OFFすることを意味する。第1の温度検出手段9による検出温度Tdが140℃以下の場合にはそのままstep4に進む。step4では、第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdが28kg/cm2 Gを越えた場合は、圧縮機1が損傷する恐れがあるため吐出温度上昇の場合と同様に固定制御を解除した上で、step6で空気調和装置の運転を停止させる。但し、固定制御が行われておらず、かつ、後述のstep9で電磁弁5が自動制御によりONにされている場合は、step5で電磁弁5をOFFにすることはない。
すなわち、ここではstep5により実現される機能が制御優先手段14cの機能に相当する。また、step6により実現される機能が強制停止手段14bの機能に相当する。このstep6による強制停止手段14bの機能は、後述するそれぞれの実施の形態においても同様である。
次に、電磁弁5の自動制御について説明する。
第1の圧力検出手段12は圧縮機1から吐出された冷媒の検出圧力Pdを出力しているが、step7で、もし第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdが25kg/cm2 Gを上回った場合、step8で固定制御が既に行われているかどうかを判断する。もし、固定制御中であれば自動制御に係る電磁弁5のON信号を出力せずにstep10へと進むが、固定制御が行われていない場合にはstep9に進む。step9では自動制御内容に基づいて電磁弁5をON(開)させる。電磁弁5をONさせることにより、高圧ガスは低圧側にバイパスされるため、高圧圧力が低下し、以降の運転において圧縮機1の損傷につながる運転を回避させる。
一方、step7で第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdが上昇していない場合は、step8,9を経ることなく、現在の状態(ONあるいはOFF)を維持する。その後、step10において第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdが20kg/cm2 Gを下回った場合には、高圧圧力が十分に低下したものと判断して、step11で固定制御が既に行われているかどうかを判断する。もし、固定制御中であれば電磁弁5の自動制御に係るON信号を出力せずにstep13へと進むが、固定制御が行われていない場合にはstep12で自動制御内容に基づいて電磁弁5をOFF(閉)にさせる。第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdが低下していない場合はstep11を経ることなく、そのまま電磁弁5を現在の状態(ONあるいはOFF)に維持する。このように、電磁弁5は第1の圧力検出手段12による検出圧力に応じて自動的にON/OFF制御される。
引続き、step13では固定制御信号を新たに受信したかどうかを判断する。但し、過去に受信したかどうかには左右されない。もし、新たに設定入力装置15からの固定制御信号を受信すればstep14に進み、その新たな固定制御信号に従って電磁弁5をON/OFF状態に固定する。step15では固定解除信号を受信しているかどうかを判断する。もし、固定解除信号を受信している場合はstep16でON/OFF状態の固定を解除し、step7及びstep10で判定された自動制御上での電磁弁5のON/OFFの状態に戻す。
すなわち、ここではstep11〜step16により実現される機能が駆動状態制御手段14aの機能に相当する。
このようにして、電磁弁5のON/OFFの固定もしくは解除を設定入力装置15からの入力信号で行うことによって、空気調和装置据付け後の試運転時に、別の駆動装置を準備して電磁弁5を動作させることなく、動作不具合の有無を容易にチェックすることができ、かつ、電磁弁交換後の動作確認も容易に実施できる。従って、サービスにおける時間が節約できる。更に、設定入力装置15を伝送線を介して接続することで、電磁弁5の駆動指令は離れた位置からも実施できるため、作業時間を短縮できる。更に、こうした固定制御を実施している最中でも、もし高圧圧力の上昇といった空気調和装置に好ましくない状況に至っても、固定動作よりも停止動作を優先させることによって不具合を回避できるため、サービスの信頼性を向上できる。また、新規ユニット開発時はこのような電磁弁5のON/OFF制御を構築するうえで、動作開始条件等をこの設定入力装置15によって任意変更できるため、製品開発時間を短縮でき、結果として信頼性の高い製品を早く市場に出すことが可能となる。
実施の形態2.
次に、図3はこの発明の実施の形態2による空気調和装置の制御フローチャートである。ここで、固定制御信号による「四方切換弁2」のON/OFFに係る固定制御と自動制御との関係を示す制御フローについて、図1および図3を用いて説明する。
図3において、step1は、電源を立上げたあと、リモートコントローラからの運転指令により運転可能な状態であることを示す。step2は、リモートコントローラより運転指令と任意の運転モード(例えば、冷房運転)を熱源機Aが受信すると、その運転モード(冷房運転)で運転が開始される。step3では圧縮機1から吐出した冷媒について第1の温度検出手段9により検出された検出温度Tdが140℃を越えた場合には、圧縮機1が損傷する恐れがあるためstep6で空気調和装置の運転を停止させる。step5aの四方切換弁固定解除は後述の固定制御を解除して、四方切換弁2を強制OFFすることを意味する。第1の温度検出手段9による検出温度Tdが140℃以下の場合にはそのままstep4に進む。step4では、第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdが28kg/cm2 Gを越えた場合には、圧縮機1が損傷する恐れがあるため、吐出温度上昇の場合と同様に固定制御を解除した上でstep6で空気調和装置の運転を停止させる。但し、固定制御が行われておらず、かつ、後述のstep19で四方切換弁2が自動制御によりONにされている場合は、step5aで四方切換弁2をOFFにすることはない。
すなわち、ここではstep5aにより実現される機能が制御優先手段14cの機能に相当する。
次に、四方切換弁2の自動制御について説明する。
step17で固定制御が既に行われているかどうかを判断する。もし、固定制御中であれば四方切換弁2の自動制御に係るON/OFF信号の出力はせずにstep21へと進むが、固定制御が行われていない場合にはstep18に進み、step2の運転指令の運転モードより、例えば暖房運転であればstep19で四方切換弁2をON(開)に、冷房運転であればstep20で四方切換弁2をOFF(閉)にさせる。このように、四方切換弁2は運転指令の運転モードに応じて自動的にON/OFF制御される。
続いて、step21では固定制御信号を新たに受信したかどうかを判断する。但し、過去に受信したかどうかには左右されない。もし、新たに設定入力装置15からの固定制御信号を受信すれば、step22に進み新たな固定制御信号に従って四方切換弁2をON/OFF状態に固定する。step23では固定解除信号を受信しているかどうかを判断する。もし、固定解除信号を受信している場合はstep24でON/OFF状態の固定を解除し、step2の運転モードより自動制御上での四方切換弁2のON/OFFの状態に戻す。
すなわち、ここではstep21〜step24により実現される機能が駆動状態制御手段14aの機能に相当する。
このようにして、四方切換弁2のON/OFFを固定もしくは解除を設定入力装置15からの入力信号で行うことによって、空気調和装置据付け後の試運転時に、別の駆動装置を準備して四方切換弁2を動作させることなく、動作不具合の有無を容易にチェックすることができ、かつ四方切換弁交換後の動作確認も容易に実施できることから、サービスにおける時間が節約できる。更に、設定入力装置15を伝送線に接続することで、四方切換弁2の駆動指令は離れた位置からも実施できるため、作業時間を短縮できる。
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3による空気調和装置の制御フローチャートである。ここで、固定制御信号による「送風機4」の回転数に係る固定制御と自動制御との関係を示す制御フローについて、図1および図4を用いて説明する。
図4において、step1は、電源を立上げたあと、リモートコントローラからの運転指令により運転可能な状態であることを示す。step2は、リモートコントローラより運転指令と任意の運転モード(例えば、冷房運転)を熱源機Aが受信すると、その運転モード(冷房運転)で運転が開始される。step3では圧縮機1から吐出した冷媒について第1の温度検出手段9により検出された検出温度Tdが140℃を越えた場合には、圧縮機1が損傷する恐れがあるためstep6で空気調和装置の運転を停止させる。step5bの送風機固定解除は後述の固定制御を解除して、送風機4を強制停止させることを意味する。第1の温度検出手段9による検出温度Tdが140℃以下の場合にはそのままstep4に進む。step4では、第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdが28kg/cm2 Gを越えた場合には、圧縮機1が損傷する恐れがあるため吐出温度上昇の場合と同様に固定制御を解除した上で、step6で空気調和装置の運転を停止させる。
すなわち、ここではstep5bにより実現される機能が制御優先手段14cの機能に相当する。
次に、送風機4の自動制御について説明する。
予め設定された目標圧力Pdmに第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdを近づけるため、検出圧力Pdが目標圧力Pdmよりも高い場合(Pd>Pdm)は、回転数を上げることで風量を増加して冷媒の凝縮温度を低下させ、高圧圧力を下げる。逆に、低い場合(Pd≦Pdm)は回転数を下げることで風量を少なくして冷媒の凝縮温度を上昇させ、高圧圧力を上げるようにしている。step25でPd≦Pdmの場合、step26で前回のAK*値から変化分|ΔAK|値を引いたAK(AKとは回転数を制御に使用するため別の数値に変換したもの)値を計算する。step27で固定制御が行われていない場合、step28でAK値を出力し、送風機4を回転させる。但し、固定制御されていればAK値は出力しない。step25でPd>Pdmの場合、step29で前回の回転数のAK*値に変化分|ΔAK|値を足したAK値を計算する。step30で固定制御が行われていない場合、step28で回転数のAK値を出力し、送風機4を回転させる。この場合も、固定制御されていればAK値は出力しない。
step31では固定制御信号を新たに受信したかどうかを判断する。但し、過去に受信したかどうかには左右されない。もし、新たに設定入力装置15からの固定制御信号を受信すれば、step32に進み新たな固定制御信号に従って送風機4の回転数を固定する。step33では固定解除信号を受信しているかどうかを判断する。もし、固定解除信号を受信している場合はstep34で回転数の固定を解除し、step26あるいはstep29で計算された自動制御上での送風機4の回転数のAK値に戻すか、あるいは解除する際の回転数のAK値を指定した後、自動制御のフローに従って送風機4を駆動させる。
すなわち、ここではstep31〜step34により実現される機能が駆動状態制御手段14aの機能に相当する。
このようにして、送風機4の回転数を固定もしくは解除を設定入力装置15からの入力信号で行うことによって、空気調和装置据付け後の試運転時に、別の駆動装置を準備して送風機4を動作させることなく、動作不具合の有無を容易にチェックすることができ、かつ、送風機交換後の動作確認も容易に実施できることから、サービスにおける時間が節約できる。更に、設定入力装置15を伝送線を介して接続することで、送風機4の駆動指令は離れた位置からも実施できるため、作業時間を短縮できる。更に、こうした固定制御を実施している最中でも、もし高圧圧力の上昇といった空気調和装置に好ましくない状況に至っても、固定動作よりも停止動作を優先させることによって不具合を回避できるため、サービスの信頼性を向上できる。
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4による空気調和装置の制御フローチャートである。ここで、固定制御信号による「流量制御装置7」の開度に係る固定制御と自動制御との関係を示す制御フローにつき、図1および図5を用いて説明する。
図5において、step1は、電源を立上げたあと、リモートコントローラからの運転指令により運転可能な状態であることを示す。step2は、リモートコントローラより運転指令と任意の運転モード(例えば、冷房運転)を熱源機Aが受信すると、その運転モード(冷房運転)で運転が開始される。step3では圧縮機1から吐出した冷媒について第1の温度検出手段9により検出された検出温度Tdが140℃を越えた場合には、圧縮機1が損傷する恐れがあるためstep6で空気調和装置の運転を停止させる。step5cの流量制御装置固定解除は後述の固定制御を解除して、流量制御装置7を全閉にすることを意味する。第1の温度検出手段9による検出温度Tdが140℃以下の場合にはそのままstep4に進む。step4では、第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdが28kg/cm2 Gを越えた場合には、圧縮機1が損傷する恐れがあるため吐出温度上昇の場合と同様に固定制御を解除した上でstep6で空気調和装置の運転を停止させる。
すなわち、ここではstep5cにより実現される機能が制御優先手段14cの機能に相当する。
次に、流量制御装置7の自動制御について説明する。
第3の温度検出手段11による検出温度から第2の温度検出手段10による検出温度を引いた値をスーパーヒートSHとよぶ。予め設定された目標スーパーヒートSHmにスーパーヒートSHを近づけるため、スーパーヒートSHが目標スーパーヒートSHmよりも高い場合(SH>SHm)は、室内機Bに流入させる冷媒循環量を増やして冷媒の乾き度を下げる。逆に、低い場合(SH≦SHm)は室内機Bに流入させる冷媒循環量を減らして冷媒の乾き度を上げる。このように、目標スーパーヒートSHmに近づけることで高い冷凍能力を得る。すなわち、step34でSH≦SHmの場合、step36で前回の開度LEV*値から変化分|ΔLEV|値を引いたLEV値を計算する。step37で固定制御が行われていない場合、step38でLEV値を出力し、流量制御装置7の開度を調整する。固定制御されていればLEV値は出力しない。step34でSH>SHmの場合、step39で前回のLEV*値に変化分|ΔLEV|値を足したLEV値を計算する。step40で固定制御が行われていない場合、step38でLEV値を出力し、流量制御装置7の開度を調整する。固定制御されていればLEV値は出力しない。
引続き、step41では固定制御信号を新たに受信したかどうかを判断する。但し、過去に受信したかどうかには左右されない。もし、新たに設定入力装置15からの固定制御信号を受信すれば、step42に進み新たな固定制御信号に従って流量制御装置7の開度を固定する。step41では固定解除信号を受信しているかどうかを判断する。もし、固定解除信号を受信している場合はstep43で開度の固定を解除し、step36あるいはstep39で計算された自動制御上での流量制御装置7の開度に戻すか、あるいは解除する際の開度を指定した後、自動制御のフローに従って流量制御装置7を駆動させる。
すなわち、ここではstep41〜step44により実現される機能が駆動状態制御手段14aの機能に相当する。
このようにして、流量制御装置7の開度の固定もしくは解除を設定入力装置15からの入力信号で行うことによって、空気調和装置据付け後の試運転時に、別の駆動装置を準備して流量制御装置7を動作させたりすることなく、動作不具合有無を容易にチェックすることができ、かつ、流量制御装置交換後の動作確認も容易に実施できることから、サービスにおける時間が節約できる。更に、設定入力装置15を伝送線を介して接続することで、流量制御装置7の駆動指令は離れた位置からも実施できるため、作業時間を短縮できる。また、新規ユニット開発時はこのような流量制御装置7の開度を構築するうえで、流量特性を計測するための開度をこの設定入力装置15によって任意変更できるため、製品開発時間を短縮でき、結果として信頼性の高い製品を早く市場に出すことが可能となる。
実施の形態5.
図6はこの発明の実施の形態5による空気調和装置の制御フローチャートである。ここで、固定制御信号による「圧縮機1」の運転周波数に係る固定制御と自動制御との関係を示す制御フローにつき、図1および図6を用いて説明する。
図6において、step1は、電源を立上げたあと、リモートコントローラからの運転指令により運転可能な状態であることを示す。step2では、リモートコントローラより運転指令と任意の運転モード(例えば、冷房運転)を熱源機Aが受信すると、その運転モード(冷房運転)で運転が開始される。step3では圧縮機1から吐出した冷媒について第1の温度検出手段9により検出された検出温度Tdが140℃を越えた場合には圧縮機1が損傷する恐れがあるためstep6で空気調和装置の運転を停止させる。step5dの圧縮機固定解除は、後述する固定制御を解除して圧縮機1を強制停止することを意味する。第1の温度検出手段9による検出温度Tdが140℃以下の場合にはそのままstep4に進む。step4では、第1の圧力検出手段12による検出圧力Pdが28kg/cm2 Gを越えた場合には、圧縮機1が損傷する恐れがあるため吐出温度上昇の場合と同様に、固定制御を解除した上でstep6で空気調和装置の運転を停止させる。
すなわち、ここではstep5dにより実現される機能が制御優先手段14cの機能に相当する。
次に、圧縮機1の自動制御について説明する。
予め設定された目標圧力Psmに第2の圧力検出手段13による検出圧力Psを近づけるため、検出圧力Psが目標圧力Psmよりも高い場合(Ps>Psm)は、運転周波数Fを増速させて低圧圧力を下げる。逆に、低い場合(Ps≦Psm)は運転周波数Fを減速させて低圧圧力を上げる。step44でPs≦Psmの場合、step45で前回のF*値から変化分|ΔF|値を引いた運転周波数Fを計算する。step46で固定制御が行われていない場合、step47でF値を出力し、圧縮機1を運転させる。但し、固定制御されていればF値は出力しない。step44でPs>Psmの場合、step48で前回のF*値に変化分|ΔF|値を足した運転周波数Fを計算する。step49で固定制御が行われていない場合、step47でF値を出力し、圧縮機1を運転させる。固定制御されていればF値は出力しない。
続いて、step50では固定制御信号を新たに受信したかどうかを判断する。但し、過去に受信したかどうかには左右されない。もし、新たに設定入力装置15からの固定制御信号を受信すれば、step51に進み新たな固定制御信号に従って圧縮機1の運転周波数Fを固定する。step52では固定解除信号を受信しているかどうかを判断する。もし、解除信号を受信している場合はstep53で回転数Fの固定を解除し、step45あるいはstep48で計算された自動制御上での圧縮機1の運転周波数の状態に戻すか、あるいは、解除する際の運転周波数を指定した後、自動制御のフローに従って圧縮機1を駆動させる。
すなわち、ここではstep50〜step53により実現される機能が駆動状態制御手段14aの機能に相当する。
このようにして、圧縮機1の運転周波数の固定もしくは解除を設定入力装置15からの入力信号で行うことによって、空気調和装置据付け後の試運転時に、別の駆動装置を準備して圧縮機1を動作させたりすることなく、動作不具合有無を容易にチェックすることができ、かつ、圧縮機交換後の動作確認も容易に実施できることから、サービスにおける時間を節約できる。更に、設定入力装置15を伝送線を介して接続することで、圧縮機1の駆動指令は離れた位置からも実施できるため、作業時間を短縮できる。
また、こうした固定制御を実施している最中に、もし高圧圧力の上昇といった空気調和装置に好ましくない状況に至っても、固定動作よりも停止動作を優先させることによって不具合を回避できるため、サービスの信頼性を向上できる。また、新規ユニット開発時は、このような圧縮機1の運転周波数を構築するうえで、冷凍能力特性を計測するための運転周波数をこの設定入力装置15によって任意変更できるため、製品開発時間を短縮でき、結果として信頼性の高い製品を早く市場に出すことが可能となる。
実施の形態6.
図7は設定入力装置から電波及び電話回線通信を介して遠隔地から固定制御の設定を行う通信方式を示した説明図である。
図7において、16a,16bは設定入力装置15より送られた固定制御信号や熱源機A及び室内機Bの運転データ信号(これらをまとめて信号とよぶ)を、通信用データに変換あるいは復元するための第1、第2の送受信用データ変換手段である。17は第1、第2の送受信用データ変換手段16a,16bで変換された通信用データを有線方式で送信するための電話回線である。18a,18bは第1、第2の送受信用データ変換手段16a,16bで変換された通信用データを無線方式で送受信するための第1、第2のデータ送受信手段である。19は第1、第2のデータ送受信手段18a,18bで送受信されるデータをより広範囲で使用するための電波中継手段である。かかる通信用データは、少なくとも電話回線17あるいは第1、第2のデータ送受信手段18a,18bを経て送信される。
このようにして、熱源機A及び室内機Bの制御内容の知識が乏しい初心者であっても、第1、第2の送受信用データ変換手段16a,16bのうち、第2の送受信用データ変換手段16bを初心者が納入先の熱源機Aあるいは室内機Bに伝送線を介して接続し、もう一方である第1の送受信用データ変換手段16aを熟練者が設定入力装置15に接続することで、設定入力装置15と熱源機A及び室内機Bとが遠く離れた場所にあっても、電話、ファクシミリ、またはデータ送受信可能な専用モニタツールを使用することで、熟練者が空気調和装置の運転状態を監視することができ、不具合原因を判定し、その原因がアクチュエータにあると考えられれば、熟練者が固定制御にて遠隔地から確認することができるのである。
この発明による空気調和装置の概略構成を示す構成図である。 実施の形態1による電磁弁の開閉における固定制御と自動制御との関係を示す制御フローチャートである。 実施の形態2による四方切換弁の切換えにおける固定制御と自動制御との関係を示す制御フローチャートである。 実施の形態3による送風機の回転数における固定制御と自動制御との関係を示す制御フローチャートである。 実施の形態4による流量制御装置の開度における固定制御と自動制御との関係を示す制御フローチャートである。 実施の形態5による圧縮機の運転周波数における固定制御と自動制御との関係を示す制御フローチャートである。 実施の形態6による設定入力装置から電波及び電話回線通信を介して遠隔地から固定制御の設定を行う通信方式を示した説明図である。
符号の説明
1 圧縮機、
2 四方切換弁、
4 送風機、
5 電磁弁、
7 流量制御装置、
9 第1の温度検出手段、
10 第2の温度検出手段、
11 第3の温度検出手段、
12 第1の圧力検出手段、
13 第2の圧力検出手段、
14 アクチュエータ制御装置、
14a 駆動状態制御手段、
14b 強制停止手段、
14c 制御優先手段、
15 設定入力装置、
16a 第1の送受信用データ変換手段、
16b 第2の送受信用データ変換手段、
17 電話回線、
18a 第1のデータ送受信手段、
18b 第2のデータ送受信手段、
19 電波中継手段。

Claims (4)

  1. 少なくとも一つ以上の電気駆動の駆動部品を備えた熱源機、少なくとも一つ以上の電気駆動の駆動部品を備えた室内機より構成される冷媒回路において、
    前記熱源機および前記室内機はそれぞれに相互の識別をするためのアドレスを有し、前記アドレスは互いに重複することのないシステムとし、
    所定の空気調和条件に基づいて前記駆動部品を駆動制御する制御アルゴリズムを有する制御装置と、
    前記駆動部品の駆動状態を前記制御アルゴリズムより優先して所定状態に固定し、もしくは固定された状態から固定解除する駆動状態制御手段と、
    前記駆動部品の固定指令、もしくは固定状態の解除指令のための所定信号を前記駆動状態制御手段に外部から設定入力するための設定入力手段を備え、
    前記固定指令、固定状態の解除指令のための所定信号には前記アドレスを用いることで固定対象の前記駆動部品が搭載されている熱源機ないし室内機を特定することを特徴とする空気調和装置。
  2. 少なくとも一つ以上の電気駆動の駆動部品を備えた熱源機、少なくとも一つ以上の電気駆動の駆動部品を備えた室内機より構成される冷媒回路において、
    所定の空気調和条件に基づいて前記駆動部品を駆動制御する制御アルゴリズムを有する制御装置と、
    前記駆動部品の駆動状態を前記制御アルゴリズムより優先して前記駆動部品の駆動状態を所定状態に固定し、もしくは固定された状態から固定解除する駆動状態制御手段と、
    前記駆動部品の固定指令、もしくは固定状態の解除指令のための所定信号を前記駆動状態制御手段に外部から設定入力するための設定入力手段を備え、
    固定状態の解除では、固定状態から自動制御に移行する移行パターンと、固定状態から任意の別の状態を経て前記制御アルゴリズムが決定した自動制御状態に移行するパターンと、固定解除とともに運転停止する状態に移行するパターンを有することを特徴とする空気調和装置。
  3. 前記設定入力手段と前記駆動状態制御手段とを離間して配置するとともに、前記設定入力手段からの前記所定信号を前記駆動状態制御手段へ有線方式で送信し、前記所定信号には、前記駆動状態制御手段を識別するための信号と、前記駆動部品を識別するための信号と、前記駆動部品の固定状態を定義する固定状態信号を有することにより、固定対象とする駆動部品を任意に選択可能とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記設定入力手段と前記駆動状態制御手段とを遠隔に配置するとともに、前記設定入力手段からの前記所定信号を前記駆動状態制御手段へ無線方式で送信し、前記所定信号には、前記駆動状態制御手段を識別するための信号と、前記駆動部品を識別するための信号と、前記駆動部品の固定状態を定義する固定状態信号を有することにより、固定対象とする駆動部品を任意に選択可能とすることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
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