JP5582989B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

この発明は、圧縮機や送風機などの回転駆動機を駆動制御する回転駆動機制御部と、回転駆動機制御部に運転指令信号を出力して制御をさせるメイン制御部との間に通信異常が発生した場合に、サービスマンがサービスに駆けつけるまでの間に応急的に運転を行なう空気調和装置に関するものである。
従来の空気調和装置としては、冷媒を圧縮して吐出するインバーター駆動式の圧縮機、室外熱交換器、および室外熱交換器に送風するインバーター駆動式の送風機を備えた室外ユニットと、室内熱交換器、および室内熱交換器に送風するインバーター駆動式の送風機を備えた室内ユニットとから構成されたものが知られている(特許文献1参照)。前述の室外ユニットは、メイン制御部、インバーター送風機駆動部、およびインバーター圧縮機駆動部の複数基板で構成される制御装置を備えている。前述の室内ユニットはメイン制御部およびインバーター送風機駆動部で構成される制御装置を備えている。これら室外ユニットおよび室内ユニットの各制御装置は、マスタ側であるメイン制御部が、スレーブ側であるインバーター送風機駆動部またはインバーター圧縮機駆動部に運転指令信号を送信し、その運転指令に従って、インバーター送風機駆動部またはインバーター圧縮機駆動部が回転駆動機(圧縮機または送風機)を駆動する制御方式、いわゆるマスタ・スレーブ方式を採用している。このようなマスタ・スレーブ方式では、メイン制御部と、インバーター送風機駆動部またはインバーター圧縮機駆動部との間に通信異常が発生すると、インバーター送風機駆動部またはインバーター圧縮機駆動部はメイン制御部からの指令信号を受信できないため、通信異常を検知したインバーター送風機駆動部、またはインバーター圧縮機駆動部はインバーターへの制御出力を止めて、送風機あるいは圧縮機を停止させていた。
特開平9−282002号公報
上述のように、従来の空気調和装置では、室外ユニット内または室内ユニット内におけるメイン制御部と回転駆動機制御部(インバーター圧縮機駆動部またはインバーター送風機駆動部)との間の通信異常を検知した場合に、通信異常を検知した回転駆動機制御部のマイコンが各インバーター回路への制御出力をオフにし、送風機または圧縮機を停止させていた。そのため、サービスマンが駆けつけるまでに空調対象空間の温度制御ができなくなるという不具合があった。上述したような各回転駆動機制御部とメイン制御部との間の通信異常の発生要因としては、メイン制御部または回転駆動機制御部そのものの破損、メイン制御部または回転駆動機制御部の通信回路の故障、メイン制御部と各回転駆動機制御部との間の通信線の断線、当該通信線の各基板へ接続するコネクタの接触不良などが挙げられる。回転駆動機制御部そのものが破損した場合には、各回転駆動機制御部に接続された送風機や圧縮機が停止することは仕方ないが、メイン制御部の故障、各基板の通信回路の故障、メイン制御部と各回転駆動機制御部との間の通信線の断線、当該通信線から各基板へ接続するコネクタの接触不良などがあっても、通信異常を検知した回転駆動機制御部の送風機あるいは圧縮機を駆動するインバーター回路が正常である場合は、応急的に送風機や圧縮機の運転を継続してほしいという市場要求もある。
この発明は、上述のような課題および市場要求を解決するためになされたものであり、通信線の断線や接触不良等によりメイン制御部と回転駆動機制御部との間に通信異常が発生した場合に、回転駆動機を必然的に停止させて空調対象空間の無用な温度上昇や温度降下を引き起こすということのない空気調和装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る空気調和装置は、室内の空気調和を行なう室内ユニットと、室内ユニットとの間で冷媒回路を構成する室外ユニットと、室内ユニットと室外ユニットとの間の通信を行なう室内外ユニット間通信手段と、を有し、室内ユニット及び室外ユニットは、いずれも回転数可変の回転駆動機と、回転駆動機を駆動制御する回転駆動機制御部と、回転駆動機制御部に通信手段を介して制御指令信号を出力し回転駆動機制御部により回転駆動機の運転制御をさせるメイン制御部と、メイン制御部と回転駆動機制御部との間の通信異常を検知する通信異常検知手段と、信異常検知手段がメイン制御部と回転駆動機制御部との間の通信異常を検知したときに、メイン制御部からの制御指令信号によることなく回転駆動機の運転を当該回転駆動機の定格出力で継続させる単独駆動手段と、室外ユニットの通信異常検知手段が通信異常を検知したときに、室内外ユニット間通信手段を介して室内ユニットの回転駆動機の運転を継続させ、または、室内ユニットの通信異常検知手段が通信異常を検知したときに、室内外ユニット間通信手段を介して室外ユニットの回転駆動機の運転を継続させる室内外ユニット間運転継続手段とを備えているものである。
この発明は、前記のように、通信異常検知手段がメイン制御部と回転駆動機制御部との間の通信異常を検知したときに、メイン制御部からの制御指令信号によることなく、圧縮機または送風機などの回転駆動機の運転を継続させる単独駆動手段を備えているので、回転駆動機制御部間の通信線の断線や接触不良等のインバーター回路が動作不能となる以外の場合において、メイン制御部と回転駆動機制御部との間の通信異常が発生した時にも、回転駆動機の運転を応急的に継続させることができる。これにより、通信異常時の冷房運転において空調対象の無用な温度上昇を応急的に防止でき、暖房運転において空調対象の無用な温度降下を応急的に防止できるという効果を有する。
この発明の実施の形態1における空気調和装置のブロック構成図である。 この発明の実施の形態1における空気調和装置の制御動作を示すフローチャートの図である。 この発明の実施の形態2における空気調和装置のブロック構成図である。 この発明の実施の形態2における空気調和装置の制御動作を示すフローチャートの図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における空気調和装置のブロック構成図、図2はこの発明の実施の形態1における空気調和装置の制御動作を示すフローチャートの図である。
図1において、この実施形態1に係る空気調和装置は、冷媒回路の圧縮機9(回転駆動機の例)、冷媒回路の室外熱交換器(図示省略)、およびその室外熱交換器に室外空気を送風する送風機8(回転駆動機の例)を有する室外ユニット1と、冷媒回路の室内熱交換器(図示省略)およびその室内側熱交換器に室内空気を送風する送風機37(回転駆動機の例)を有して室内の空気調和を行なう室内ユニット29と、から構成されている。
前記した室外ユニット1は、前記の圧縮機9と、圧縮機9を駆動するインバーター圧縮機駆動部4(回転駆動機制御部の例)と、冷媒回路の室外熱交換器に送風する送風機8と、送風機8を駆動するインバーター送風機駆動部22(回転駆動機制御部の例)と、インバーター圧縮機駆動部4およびインバーター送風機駆動部22の制御や室内ユニット29との間の通信制御を行なうメイン制御部2と、三相交流電源42を直流電源に変換する整流回路15と、冷媒回路における圧縮機9吐出側の冷媒圧力を検出する高圧圧力センサ16と、を備えている。そして、インバーター圧縮機駆動部4、インバーター送風機駆動部22、およびメイン制御部2は通信線41で双方向通信可能に接続されていて、通信手段3,14,21を介してメイン制御部2のマイコン20とインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11またはインバーター送風機駆動部22のマイコン5との間の指令信号の送受信処理を相互に行なうようになっている。メイン制御部2のマイコン20の電源、インバーター送風機駆動部22のマイコン5の電源、およびインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11の電源は、整流回路15により三相交流電源42を直流電源に変換し、変換した直流電圧を電源回路18によりマイコン駆動用電源にしたものを用いている。メイン制御部2には、各駆動制御部4,22のマイコン11,5への電源の供給または遮断を切り換える電源供給遮断手段19が、インバーター圧縮機駆動部4のマイコン11およびインバーター送風機駆動部22のマイコン5とメイン制御部2の電源回路18との間に設けられている。
そして、メイン制御部2において、高圧圧力センサ16からの検出データは圧力センサ入力回路17を介してマイコン20に入力される。また、室内ユニット29との間でデータ通信を行なう室内外ユニット間通信手段43がマイコン20に接続されている。メイン制御部2のマイコン20は、後で詳述する室内外ユニット間運転継続手段46を備えている。メイン制御部2は、インバーター圧縮機駆動部4、インバーター送風機駆動部22に通信手段21,3,14を介して制御指令信号を出力しインバーター圧縮機駆動部4、インバーター送風機駆動部22により圧縮機9、送風機8の運転制御をさせるようになっている。そして、インバーター圧縮機駆動部4において、マイコン11は、メイン制御部2からの運転指令信号を受信しなくても単独でモーター駆動手段10に駆動信号を出力して圧縮機9を運転させる単独駆動手段12を備えている。
インバーター圧縮機駆動部4のマイコン11は、後で詳述する通信異常検知のときにメイン制御部2からの制御指令信号によることなく圧縮機9の運転を継続させる単独駆動手段12を備えており、単独駆動手段12は圧縮機9の定格出力で圧縮機9の運転を継続させる定格運転手段12Aを備えている。モーター駆動手段10は室外ユニット1の圧縮機9を回転数可変に駆動させるインバーター回路である。また、インバーター圧縮機駆動部4は通信手段14とマイコン11の間に通信異常検知手段13を備えている。そして、インバーター送風機駆動部22において、マイコン5は、メイン制御部2からの運転指令信号を受信しなくても単独でモーター駆動手段7に駆動信号を出力して送風機8を運転させる単独駆動手段6を備えている。インバーター送風機駆動部22のマイコン5は、後で詳述する通信異常検知のときにメイン制御部2からの制御指令信号によることなく送風機8の運転を継続させる単独駆動手段6を備えており、単独駆動手段6は送風機8の定格出力で送風機8の運転を継続させる定格運転手段6Aを備えている。モーター駆動手段7は室外ユニット1の送風機8を回転数可変に駆動させるインバーター回路である。また、インバーター送風機駆動部22は通信手段3とマイコン5の間に通信異常検知手段45を備えている。
前記した室内ユニット29は、冷媒回路の室内熱交換器に送風する送風機37と、送風機37を駆動するインバーター送風機駆動部31(回転駆動機制御部の例)と、インバーター送風機駆動部31の制御や室外ユニット1との間の通信制御を行なうメイン制御部28と、三相交流電源40を直流電源に変換する整流回路38と、メイン制御部28に接続されていて外部からのデータ入力や制御状態の表示を行なうリモコン39と、を備えている。そして、インバーター送風機駆動部31とメイン制御部28との間は通信線30で双方向通信可能に接続されていて、通信手段27,32を介してメイン制御部28のマイコン25とインバーター送風機駆動部31のマイコン34との間の指令信号の送受信処理を行なうようになっている。メイン制御部28のマイコン25の電源、およびインバーター送風機駆動部31のマイコン34の電源は、整流回路38により三相交流電源40を直流電源に変換し、変換した直流電圧を電源回路24によりマイコン駆動用電源にしたものを用いている。メイン制御部28には、インバーター送風機駆動部31のマイコン34への電源の供給または遮断を切り換える電源供給遮断手段26がインバーター送風機駆動部31のマイコン34とメイン制御部28の電源回路24との間に設けられている。
そして、メイン制御部28において、室外ユニット1との間でデータ通信を行なう室内外ユニット間通信手段23がマイコン25に接続されている。メイン制御部28のマイコン25は、後で詳述する室内外ユニット間運転継続手段46を備えている。メイン制御部28は、インバーター送風機駆動部31に通信手段27,32を介して制御指令信号を出力しインバーター送風機駆動部31により送風機37の運転制御をさせるようになっている。そして、インバーター送風機駆動部31のマイコン34は、後で詳述する通信異常検知のときにメイン制御部28からの制御指令信号によることなく送風機37の運転を継続させる単独駆動手段35を備えており、単独駆動手段35は送風機37の定格出力で送風機37の運転を継続させる定格運転手段35Aを備えている。モーター駆動手段36は室内ユニット29の送風機37を回転数可変に駆動させるインバーター回路である。また、インバーター送風機駆動部31は通信手段32とマイコン34との間に通信異常検知手段33を備えている。
次に実施の形態1における動作について説明する。
まず、通常運転時の動作について説明する。ここでは発明の理解を容易にするため、室外ユニット1の制御動作についてのみ説明するが、室内ユニット29についても同様の動作が可能である。
空気調和装置が停止状態にある場合、マイコン20は室外ユニット1の電源供給遮断手段19の機能を有効(電源遮断状態)とし、電源供給遮断手段19はインバーター送風機駆動部22のマイコン5およびインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11への電源供給を遮断している。これにより、室外ユニット1の送風機8および圧縮機9の停止状態が維持されている。そこで、リモコン39からの発停入力操作により、空気調和装置が停止状態から運転状態にされると(ステップ201)、マイコン20は電源供給遮断手段19の機能を有効のままとし、インバーター送風機駆動部22のマイコン5およびインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11への電源供給を遮断状態のままとする(ステップ202)。ステップ203で室外ユニット1のマイコン20は、室内ユニット29から室内外ユニット間通信手段23、43を経由して受信したサーモON、OFF指令信号のうちサーモOFF信号を受信した場合(OFF)、送風機8と圧縮機9の状態を停止状態のままとし、ステップ202に戻る。一方、ステップ203でサーモON信号を受信した場合(ON)、ステップ204へ移行し、電源供給遮断手段19の機能を無効(供給状態)とし、電源供給遮断手段19はインバーター送風機駆動部22のマイコン5およびインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11への電源供給を開始する。
電源を供給されたインバーター送風機駆動部22のマイコン5は、単独駆動手段6および定格運転手段6Aを作動させてモーター駆動手段7に定格運転指令信号を出力し、モーター駆動手段7は送風機8の一時的な定格運転を開始する。同時に、電源供給されたインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11は、単独駆動手段12および定格運転手段12Aを作動させてモーター駆動手段10に定格運転指令信号を出力し、モーター駆動手段10は圧縮機9の一時的な定格運転を開始する(ステップ205)。そして、ステップ206において、電源供給開始後のインバーター送風機駆動制御22のマイコン5およびインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11は、メイン制御部2のマイコン20からの要求コマンドの受信を待つ。所定時間間隔内にメイン制御部2のマイコン20からの運転要求や運転データモニタ要求を受信したインバーター送風機駆動部22のマイコン5とインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11は、通信異常検知手段45,13により通信異常検知なしと判断し(ステップ206のN)、メイン制御部2から受信したインバーター周波数指令値によって送風機8と圧縮機9を駆動させ(ステップ207)、ステップ208でサーモ判定処理を実施する。ステップ208でサーモONと判定した場合は、ステップ206に戻り、送風機8と圧縮機9の運転を継続する。一方、ステップ208でサーモOFFと判定した場合は、ステップ202へ戻って電源供給遮断手段19の機能を有効とし、インバーター送風機駆動部22のマイコン5およびインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11への電源を遮断し、送風機8および圧縮機9の駆動を停止させ、以下、ステップ203〜206を実行する。
他方で、ステップ206において所定時間内にメイン制御部2のマイコン20からの運転要求や運転データモニタ要求を受信しなかった場合、インバーター送風機駆動部22のマイコン5とインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11は、通信異常検知手段45,13によりメイン制御部2との間の通信線41の断線、コネクタ接触不良等による通信異常を検知したと判断し(ステップ206のY)、定格運転を行なうステップ209へ移行する。ここでは、インバーター圧縮機駆動部4とメイン制御部2との間に通信異常が発生した場合を例に挙げて説明するが、インバーター送風機駆動部22とメイン制御部2との間の通信異常に関しては同様の動作となるので、その説明は省略する。ステップ206で通信異常を検知したインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11は、圧縮機9の定格運転を応急的に開始する(ステップ209)。また、室外ユニット1の接続情報に内在する別の室外ユニットまたは室内ユニットに向けて異常である旨を発報するとともに、外部へ異常信号を出力させる(ステップ211)。定格運転を開始したインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11は、メイン制御部2との間の通信復旧状態を監視する(ステップ210)。
ステップ210において、インバーター圧縮機駆動部4のマイコン11が、通信異常検知手段13によりメイン制御部2から要求コマンドを受信しなければ通信が復旧していないと判断し(N)、定格運転を継続してステップ212へ移行する。ステップ212において、高圧圧力センサ16により検出された冷媒回路の高圧圧力に係るアナログ入力は圧力センサ入力回路17により高圧圧力データにされてマイコン20に取り込まれ、マイコン20は取り込んだ高圧圧力データが、予め設定されている高圧圧力異常値に近づく到達直前値を超えたかどうかを判定する。高圧圧力データが高圧圧力異常値への到達直前値を超えた場合(ステップ212のY)、メイン制御部2のマイコン20は電源供給遮断手段19を有効(遮断状態)にすることにより、インバーター送風機駆動部22のマイコン6とインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11の電源を遮断し(ステップ213)、圧縮機9および送風機8を停止させて(ステップ214)、一連の処理を終了する。ステップ212において高圧圧力データが正常であって到達直前値を超えていない場合は(ステップ212のN)、ステップ210に戻る。一方、ステップ210において通信異常から復旧したと判定した場合(Y)、インバーター圧縮機駆動部4のマイコン11は、通信手段14で受信したメイン制御部2のマイコン20からのインバーター周波数信号により圧縮機9を駆動させて(ステップ215)、ステップ203に戻る。
そして、室外ユニット1のメイン制御部2は、室外ユニット1の通信異常検知手段13または45が通信異常を検知したときに、室内外ユニット間通信手段23および43を介して、室内ユニット29のメイン制御部28に対して室内ユニット定格運転指令信号を送信し、これを受信した室内ユニット29のメイン制御部28の室内外ユニット間運転継続手段46はインバーター送風機駆動部31のマイコン34にインバーター定格周波数指令信号を送信して単独駆動手段35および定格運転手段35Aを作動させ送風機37も定格出力で運転を継続させる。これにより、室内ユニット29の送風機37もインバーター定格周波数で運転され、室外ユニット1および室内ユニット29による装置全体としての定格運転が可能となる。
逆に、室内ユニット29の通信異常検知手段33が通信異常を検知したときに、室内外ユニット間通信手段23および43を介して、室外ユニット1のメイン制御部2に対して室外ユニット定格運転指令信号を送信し、これを受信した室外ユニット1のメイン制御部2の室内外ユニット間運転継続手段46はインバーター送風機駆動部22のマイコン5およびインバーター圧縮機駆動部4のマイコン11にインバーター定格周波数指令信号を送信して単独駆動手段6および12ならびに定格運転手段6Aおよび12Aを作動させ送風機9および圧縮機9も定格出力で運転を継続させるようにする。
以上のように、メイン制御部2とインバーター圧縮機駆動部4との間の通信異常が発生した場合に圧縮機9を運転継続させるようにしているので、モーター駆動手段10の動作不能以外の要因による通信異常が発生した場合の応急運転を行なうことができる。これにより、冷房運転時には空調対象の無用な温度上昇を防止でき、暖房運転時には空調対象の無用な温度降下を防止することができる。ここでは、室外ユニット1の圧縮機9に対する応急運転方法について説明したが、室外ユニット1の送風機8、または室内ユニット29の送風機37についても、室外ユニット1の圧縮機9の場合と同様の制御動作を行なうことができ、それにより同様の効果が得られることは言うまでもない。
実施の形態2.
実施の形態1では、室外ユニット1の圧縮機9を駆動するインバーター圧縮機駆動部4、送風機8を駆動するインバーター送風機駆動部22、または室内ユニット29の送風機37を駆動するインバーター送風機駆動部31とそれぞれを制御するメイン制御部2,28との間に通信異常が発生した場合に、圧縮機9、送風機8、または送風機37の定格運転を行なうようにしたものであるが、送風機8または送風機37に関して定格運転を行なうのみならず、駆けつけたサービスマンに対し通信異常の発生した室内ユニットまたは室外ユニットをの位置を把握しやすくする実施の形態2を説明する。
図3はこの発明の実施の形態2における空気調和装置のブロック構成図、図4はこの発明の実施の形態2における空気調和装置の制御動作を示すフローチャートの図である。
この実施の形態2に係る空気調和装置は、図1に示した実施形態1における室内ユニット29の単独駆動手段35にキャリア周波数変更手段44を、室外ユニット1の単独駆動手段6にキャリア周波数変更手段47を設けた点が実施形態1と異なる構成であるので、他の共通する構成要素に関する説明については必要時以外は省略する。
続いて、実施の形態2の制御動作を図4に沿って説明する。図4のフローチャートは、実施形態1を示した図2のフローチャートにおけるステップ209とステップ210との間にステップ209Aを追加し、ステップ215とステップ203との間にステップ215Aを追加したものである。ステップ209Aとステップ215A以外のステップは実施形態1と同様であるため、ステップ209Aおよびステップ215Aならびにそれらの近隣ステップ以外の説明については必要時以外は省略する。
図4において、室内ユニット29のインバーター送風機駆動部31の通信異常検知手段33がメイン制御部28との通信異常を検知して(ステップ206)、定格運転手段35Aが定格運転を開始させた後(ステップ209)、キャリア周波数変更手段44は、モーター駆動手段36に入力されるインバーター出力制御用のキャリア周波数信号を送風機37の共振周波数に設定変更する。これにより、通常運転時は低いレベルの可聴音で送風機37を駆動させるのに対し、このときは高いレベルの可聴音で送風機37を駆動させる(ステップ209A)。その後、ステップ210以降の処理を行なう。一方、ステップ210において通信異常から復旧したと判定した場合(Y)、インバーター送風機駆動部31のマイコン34は、通信手段32で受信したメイン制御部28のマイコン25からのインバーター周波数信号で送風機37を駆動させる(ステップ215)。そして、前記のように通信異常から復旧したことから、ステップ215Aでは送風機37に通常運転時の低いレベルの可聴音をもたらすキャリア周波数に戻して、ステップ203に戻るのである。
以上のように、通信異常が発生した場合に、定格運転を行なうのみならず、キャリア周波数をレベルの高い可聴音となるように変更するので、通信異常の発生時にサービスマンがサービスのために駆けつけたとき、室内ユニット29から発生する音によって、通信異常が発生しているユニットを特定する時間を短縮でき、サービス時間の短縮を図ることが可能となる。本実施形態では、室内ユニット29の位置を把握しやすくする場合について説明したが、室外ユニット1の送風機8についても同様な動作を行うことができ、同様の効果を得ることが出来ることは言うまでもない。
尚、上記の実施形態では、1台の室外ユニット1と、1台の室内ユニット29から成る空気調和装置を例示したが、本発明はそれに限定されるものでない。例えば、1台の室外ユニットに対し複数台の室内ユニットを並列接続させた冷媒回路を有するものや、複数台の室外ユニットと複数台の室内ユニットとを組み合わせて構成した冷媒回路を有するものも、本発明に含まれる。
1 室外ユニット、2 メイン制御部、3 通信手段、4 インバーター圧縮機駆動部(回転駆動機制御部)、6 単独駆動手段、6A 定格運転手段、7 モーター駆動手段(インバーター回路)、8 送風機(回転駆動機)、9 圧縮機(回転駆動機)、10 モーター駆動手段(インバーター回路)、12 単独駆動手段、12A 定格運転手段、13 通信異常検知手段、14 通信手段、21 通信手段、22 インバーター送風機駆動部(回転駆動機制御部)、23 室内外ユニット間通信手段、27 通信手段、28 メイン制御部、29 室内ユニット、31 インバーター送風機駆動部(回転駆動機制御部)、32 通信手段、33 通信異常検知手段、35 単独駆動手段、35A 定格運転手段、36 モーター駆動手段(インバーター回路)、37 送風機(回転駆動機)、43 室内外ユニット間通信手段、44 キャリア周波数変更手段、45 通信異常検知手段、46 室内外ユニット間運転継続手段。

Claims (2)

  1. 室内の空気調和を行なう室内ユニットと、前記室内ユニットとの間で冷媒回路を構成する室外ユニットと、前記室内ユニットと前記室外ユニットとの間の通信を行なう室内外ユニット間通信手段と、を有し、
    前記室内ユニット及び前記室外ユニットは、いずれも
    回転数可変の回転駆動機と、
    前記回転駆動機を駆動制御する回転駆動機制御部と、
    前記回転駆動機制御部に通信手段を介して制御指令信号を出力し前記回転駆動機制御部により前記回転駆動機の運転制御をさせるメイン制御部と、
    前記メイン制御部と前記回転駆動機制御部との間の通信異常を検知する通信異常検知手段と、
    記通信異常検知手段が前記メイン制御部と前記回転駆動機制御部との間の通信異常を検知したときに、前記メイン制御部からの制御指令信号によることなく前記回転駆動機の運転を当該回転駆動機の定格出力で継続させる単独駆動手段と、
    前記室外ユニットの通信異常検知手段が通信異常を検知したときに、前記室内外ユニット間通信手段を介して前記室内ユニットの回転駆動機の運転を継続させ、または、前記室内ユニットの通信異常検知手段が通信異常を検知したときに、前記室内外ユニット間通信手段を介して前記室外ユニットの回転駆動機の運転を継続させる室内外ユニット間運転継続手段と、
    を備えていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 記室内ユニットの回転駆動機は、インバーター回路からの出力により回転数可変に駆動される送風機であり、前記室内ユニットの通信異常検知手段がメイン制御部と回転駆動機制御部との間の通信異常を検知したときに、前記インバーター回路に入力されるインバーター出力制御用のキャリア周波数をレベルの高い可聴音となるように変更するキャリア周波数変更手段
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
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