JP2012013329A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異常リセットが行われた場合のリモコン表示等について、利用者が利用しやすいような空気調和装置を得る。
【解決手段】冷媒回路を構成する複数台の室内機200及び室外機100をそれぞれ制御する室内制御装置240及び室外制御装置130を通信接続し、また、リモコン400が有するリモコン制御装置430と室内制御装置240とを通信接続して構成する空気調和装置において、室外制御装置130は、あるリモコン400に入力された復帰指示に係る異常リセット信号が送信されると、室内機200に異常リセット通報信号を送信し、異常リセット通報信号を受信した室内制御装置240は、動作を再開し、リモコン400に異常リセット通報信号を送信する復帰処理を行い、リモコン表示装置450等ではの表示を通常表示に戻す処理を行う。
【選択図】図1
【解決手段】冷媒回路を構成する複数台の室内機200及び室外機100をそれぞれ制御する室内制御装置240及び室外制御装置130を通信接続し、また、リモコン400が有するリモコン制御装置430と室内制御装置240とを通信接続して構成する空気調和装置において、室外制御装置130は、あるリモコン400に入力された復帰指示に係る異常リセット信号が送信されると、室内機200に異常リセット通報信号を送信し、異常リセット通報信号を受信した室内制御装置240は、動作を再開し、リモコン400に異常リセット通報信号を送信する復帰処理を行い、リモコン表示装置450等ではの表示を通常表示に戻す処理を行う。
【選択図】図1
Description
この発明は、複数台の室内機、1又は複数台の室外機及び室内機の操作等をするためのコントローラ(操作機器)を通信できるように接続している空気調和装置に関するものである。
例えば複数台の室内機、1又は複数台の室外機を配管接続して、空気調和を行う空気調和装置(空気調和システム)では、室外機と室内機等との間を通信により情報的な連携を行いながら空調動作を行うものが主流である。このとき、室内機と室外機とにおいては、それぞれが有する制御装置間を伝送線等により通信接続し、信号の送受を行うようにして冷媒回路を構成する機器等の制御を行っている。また、例えば室内機に、リモートコントローラ(以下、リモコンという)等のコントローラを通信接続し、利用者等が、室内機に対して設定温度等に係る操作指示を行えるようにしている。
このような空気調和装置において、例えば、室外機等に異常が発生し、冷媒回路が異常状態になった場合、その室外機と配管接続している全室内機は異常状態が発生したものとして空気調和に係る運転を停止する。そして、例えば、リモコンが表示手段を有している場合、室内機内の制御装置は、リモコンに信号を送り、リモコン制御装置が表示手段に異常状態である旨を表示させる(例えば特許文献1参照)。その後、利用者が手動操作により異常リセットの指示をリモコンから入力すると、表示手段は異常状態に係る表示を解除する。また、空気調和装置は正常な状態に戻るため、室内機は処理を行って通常の動作に戻る。
しかし、例えば操作が行われたリモコン、そのリモコンから異常リセットの指示を受けた室内機では通常の表示、動作の状態に戻るが、例えば、異常リセットの指示が入力されないリモコンでは、表示手段の異常表示が解除されない場合があった。このため、例えば同じ部屋に他の室内機と接続したリモコンが設置してあるような場合、同じ部屋にもかかわらず、複数のリモコンで異なる表示が混在することにより利用者が困惑することがあった。また、上記の特許文献1のような方法では、室外機の異常状態が解除されていない状態(運転が再開していない状態)で、室内機が動作を行うことになるため、異常前の運転状態には戻らない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、利用者が利用しやすいような表示等を行うことができる空気調和装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る空気調和装置は、配管接続により冷媒回路を構成する複数台の室内機及び室外機が有する手段をそれぞれ制御する室内制御装置及び室外制御装置を通信接続し、また、室内機の操作をするためのコントローラが有する操作制御装置と室内制御装置とを通信接続して構成する空気調和装置において、室外制御装置は、あるコントローラに入力された異常リセット指示に係る異常リセット信号の送信に基づいて、冷媒回路を構成する室内機に異常リセット通報信号を送信するようにし、異常リセット通報信号の受信に係る室内制御装置は、室内機の動作を再開させる復帰処理を行い、室内機及び/又はコントローラが有する表示手段においては、異常リセット通報信号に基づいて表示を通常表示に戻すものである。
この発明によれば、あるコントローラに入力された指示に係る異常リセット信号に対して、室外制御装置は異常リセット通報信号を送信し、異常リセット通報信号を受信した室内制御装置は復帰処理を行い、表示手段の表示を通常表示に戻すようにしたので、異常リセット指示がなされたコントローラ、室内機に係る表示手段だけでなく、他の表示手段においても通常表示に戻すことができる。このため、操作表示手段間における表示が異なることなく、利用者を困惑させずにすむ。また、室内機の動作も通常状態(異常発生前の状態)に戻すことができる。さらに、室外制御装置からの異常リセット通報信号により室内機が復帰処理を行うようにしたので、室外機が正常に運転していない場合に異常リセット通報信号が送られないようにし、室内機が復帰処理を行えないようにすることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における空気調和装置の通信等のシステム構成を示す図である。本実施の形態における空気調和装置の冷媒系統については、例えば圧縮機、室外側熱交換器を有する室外機100と、流量調整手段(膨張弁)、室内側熱交換器を有する室内機200A、200B及び200Cとを冷媒配管600により配管接続し、同一の冷媒系統による冷凍サイクル(冷媒回路)を構成している。ここで、図1では冷媒配管600を1つの線で示しているが、実際には冷媒を循環させるために少なくとも2本の管を有している。
図1はこの発明の実施の形態1における空気調和装置の通信等のシステム構成を示す図である。本実施の形態における空気調和装置の冷媒系統については、例えば圧縮機、室外側熱交換器を有する室外機100と、流量調整手段(膨張弁)、室内側熱交換器を有する室内機200A、200B及び200Cとを冷媒配管600により配管接続し、同一の冷媒系統による冷凍サイクル(冷媒回路)を構成している。ここで、図1では冷媒配管600を1つの線で示しているが、実際には冷媒を循環させるために少なくとも2本の管を有している。
一方、通信系統については、室外機100と、室内機200A、200B及び200Cとの間を伝送線300で通信(電力供給も含む)接続している。また、室内機200A、200B、200Cとリモコン400A、400B、400Cとの間を、それぞれ通信線500A、500B、500Cで接続している。以下、特に区別する必要がない場合は同種の機器等について、添え字を省略した記載により説明を行う場合がある。
図2は室外機100の制御に係る装置(手段)構成を表す図である。室外機100は、室外通信回路110、室外記憶装置120及び室外制御装置130を有している。室外通信回路110は、伝送線300を介して、室外機100(室外制御装置130)と室内機200(室内制御装置240)との間で各種信号を通信するためのインターフェースとなる。
室外記憶装置120は、室外制御装置130が処理を行うためのデータ等を記憶する。また、室内機200の運転状態、設定等のデータ(例えば各種検出手段(センサ)の検出に係る温度等の値のデータ。以下、状態データという)を記憶する。
マイクロコンピュータ等を有する室外制御装置130は、室外機100が備える冷媒回路に係る各手段等(圧縮機、室外側熱交換器用ファン等)の制御処理を行い、空気調和に係る運転を行わせる。特に本実施の形態では、例えばある室内機200から送信された異常リセット信号に基づいて、他の室内機200(室内制御装置240)に対して、異常リセット通報信号を室外通信回路110に送信させる処理を行う。
図3は室内機200の制御に係る装置(手段)構成を表す図である。室内機200は、室内通信回路210、リモコン側通信回路220、室内記憶装置230及び室内制御装置240を有している。室内通信回路210は、室外通信回路110と同様に、室内機200(室内制御装置240)と室外機100(室外制御装置130)との間で各種信号を通信するためのインターフェースとなる。また、リモコン側通信回路220は、室内制御装置240とリモコン400(リモコン制御装置430)との間で信号を通信するためのインターフェースとなる。室内記憶装置230は、室内制御装置240が処理を行うためのデータ等を記憶する。また、室内機200に係る状態データを記憶する。
マイクロコンピュータ等を有する室内制御装置240は、室内機200が備える冷媒回路に係る各手段(流量制御手段、室内機熱交換器用ファン等)の制御処理を行い、空気調和に係る動作を行わせる。特に本実施の形態では、例えばリモコン400からの受信に係る異常リセット信号に基づいて、異常等により停止させた空気調和に係る動作を再開させ、室内通信回路210に異常リセット信号を送信させる処理を行う。また、例えば、室外機100(室外制御装置130)からの受信に係る異常リセット通報信号に基づいて、リモコン側通信回路220に、リモコン400に対する異常リセット通報信号を送信させる処理を行う。
図4はリモコン400の装置(手段)構成を表す図である。操作手段(コントローラ)であるリモコン400は、リモコン通信回路410、リモコン記憶装置420、リモコン制御装置430、リモコン操作装置440、リモコン表示装置450を有している。リモコン通信回路410は、リモコン400(リモコン制御装置430)と室内機200(室内制御装置240)との間で信号を通信するためのインターフェースとなる。また、リモコン記憶装置420は、リモコン制御装置430が処理を行うためのデータ等を記憶する。
マイクロコンピュータ等を有するリモコン制御装置430は、リモコン操作装置440に入力された操作指示に基づく信号をリモコン通信回路410に送信させる処理を行う。また、リモコン操作装置440からの操作指示、リモコン通信回路410からの各種信号に基づいて処理を行い、リモコン表示装置450に表示信号を送信する。特に本実施の形態では、例えばリモコン操作装置440からの異常リセット指示に基づいて、異常の旨を表示しているリモコン表示装置450を通常表示に戻し、リモコン通信回路410に異常リセット信号を送信させる復帰処理を行う。また、例えば、室内機200(室内制御装置240)からの受信に係る異常リセット通報信号に基づいて、異常の旨の表示を通常表示に変更させる表示信号をリモコン表示装置450に送信する。
リモコン操作装置440は、利用者が行った操作指示をリモコン制御装置430に伝える。また、リモコン表示装置450は、リモコン制御装置430からの表示信号に基づいて各種表示を行う。
図5は実施の形態1に係る各機器の異常時における処理と信号の流れを表す図である。通常制御時においては、室外機100の室外制御装置130と各室内機200の室内制御装置240との間で、空気調和に係る制御を行うために必要なデータを含む信号について通信している。また、各室内機200の室内制御装置240は、通信線500で接続されたリモコン400のリモコン制御装置430と室内等における空気調和運転制御に必要なデータを含む信号について通信を行っている。
次に異常が発生した場合の処理等について説明する。室外制御装置130は、室外機100の冷媒回路に係る手段に異常が発生したものと判断すると(S101)、伝送線300で通信接続している同一冷媒系統の全室内機200(ここでは室内機200A、200B、200C)に対し、室外通信回路110を介した異常通報信号の送信処理を行う(S102)。
室内制御装置240は、伝送線300を介して室内通信回路210において異常通報信号を受信したものと判断すると、例えば、その時点における運転状態に係るデータ(運転モード等。以下、状態データという)を室内記憶装置230に記憶させて、室内機200の冷媒回路に係る手段に空気調和に係る動作を停止させる処理を行う。また、リモコン側通信回路220により、異常による動作停止の旨の信号(動作停止信号)を、接続に係るリモコン400に対して送信するための処理を行う(S103)。
リモコン制御装置430は、通信線500を介してリモコン通信回路410において動作停止の旨の信号を受信したものと判断すると、表示信号を送信して、リモコン表示装置450に異常発生の旨を表示させる処理を行う(S104)。
図6は実施の形態1に係る各機器の復帰処理に係る信号の流れを表す図である。ここで本実施の形態では、利用者は異常リセットの指示をリモコン400Aに対して行うものとする。利用者が操作することにより、リモコン操作装置440から異常リセットの指示が入力されたものと判断すると(S201)、リモコン制御装置430は表示信号を送信して、リモコン表示装置450の表示を通常時の表示と同様に戻す処理を行う。また、リモコン通信回路410、通信線500を介した異常リセット信号の送信処理を行う(S202)。ここで、表示を戻す処理を行っているが、室内機200の動作再開に伴って表示が戻るようにしてもよい。
室内制御装置240は、通信線500を介して室内通信回路210において異常リセット信号を受信したものと判断すると、復帰処理を行い、室内機200の冷媒回路に係る手段に空気調和に係る動作を再開させる。このとき、室内記憶装置230に記憶させておいた状態データに基づいて、例えば停止前の状態、設定により動作を再開させるようにする。また、室内通信回路210、伝送線300を介した異常リセット信号の送信処理を行う(S203)。このとき、リモコン400B及び400Cは、異常発生の旨を表示させたままとなる。また、室内機200B及び200Cも停止している。
室外制御装置130は、室内通信回路210において異常リセット信号を受信したものと判断すると、他の室内機200(室内機200B、200C)に対し、室外通信回路110を介した異常リセット通報信号の送信処理を行う(S204)。
ここで、異常リセット信号を受信した室内機200Aから伝送線300を介して、室内機200B、200Cに異常リセット信号を送信するようにしてもよいが、室内機200が動作を再開できるようにするためには、室外機100が正常に運転していなければならない。そこで、本実施の形態においては、一度、室内機200側から室外機100側に異常リセット信号を送信し、室外機100側から、室内機200B及び200C側に異常リセット通報信号を送信するようにする。
例えば、室外機100が復帰しておらず、運転を再開していないような場合には、例えば、異常リセット信号が送られても、異常リセット通報信号を送信しないようにする。また、このとき、室外機100が運転していないため、異常リセット信号を送信した室内機200Aにおいても動作を再度停止する。また動作停止信号により、リモコン400Aのリモコン表示装置450も異常発生の旨の表示となる。
次に室内制御装置240は、伝送線300を介して室内通信回路210において異常リセット通報信号を受信したものと判断すると、室内記憶装置230に記憶させていた状態データに基づいて流量制御手段等の動作を開始させる。また、異常リセット通報信号をリモコン側通信回路220から送信させる(S205)。
リモコン制御装置430は、通信線500を介してリモコン通信回路410において異常リセット通報信号を受信したものと判断すると、表示信号を送信して、リモコン表示装置450の表示を通常時と同様に戻す処理を行う(S206)。
以上のように、実施の形態1の空気調和装置によれば、リモコン400においては、リモコン操作装置440に利用者から異常リセットの指示が入力されたものと判断すると、そのリモコン400は、異常リセット信号を室外機100側に送信し、また、室外機100から他の室内機200に対して異常リセット通報信号を送信して、異常リセット通報信号を受信した他の室内機200、リモコン400が通常状態に戻る処理を行うようにしたので、異常リセットの指示が入力されたリモコン400だけでなく、他のリモコン400においても通常の表示に戻すことができる。また、室内機200の運転動作も通常状態に戻すことができる。このため、リモコン400間で表示が異なることなく、利用者を困惑させずにすむ。
また、室外機100に異常リセット信号を送信し、室外機100から異常リセット指示がされていない他の室内機200に異常リセット通報信号を送信するようにして、他の室内機200において動作を再開するようにしたので、室外機100が正常な状態で運転を再開している場合に他の室内機200に動作を再開させることができる。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2における室内機200の制御に係る装置(手段)構成を表す図である。図7において、図1と同じ符号を付している装置、手段等については、上述した実施の形態1で説明したことと同様の処理、動作等を行う。本実施の形態では、各室内機200において、異常リセット通報信号の有効又は無効を切り替えるためのスイッチ回路250を有している。例えば、スイッチ回路250がOFFになっている場合には、室内制御装置240は異常リセット通報信号に基づく復帰処理を行わず、ONの場合には復帰処理を行うようにする。このため、室内制御装置240は、スイッチ回路250の設定に基づいて処理を行うための異常リセット有効無効切替判断手段241(以下、切替判断手段241という)を有している。
図7はこの発明の実施の形態2における室内機200の制御に係る装置(手段)構成を表す図である。図7において、図1と同じ符号を付している装置、手段等については、上述した実施の形態1で説明したことと同様の処理、動作等を行う。本実施の形態では、各室内機200において、異常リセット通報信号の有効又は無効を切り替えるためのスイッチ回路250を有している。例えば、スイッチ回路250がOFFになっている場合には、室内制御装置240は異常リセット通報信号に基づく復帰処理を行わず、ONの場合には復帰処理を行うようにする。このため、室内制御装置240は、スイッチ回路250の設定に基づいて処理を行うための異常リセット有効無効切替判断手段241(以下、切替判断手段241という)を有している。
実施の形態1は、あるリモコン400から利用者が行った異常リセット指示に基づいて、すべてのリモコン400の表示を通常の表示に戻し、室内機200の運転を元に戻すものである。このとき、例えば指示に係るリモコン400以外のリモコン400では、指示をしていないのに表示が通常の表示に戻るため、逆に利用者が困惑する可能性もある。
そこで、本実施の形態では、各室内機200において、異常リセットに係る復帰処理を行うかどうかを選択できるようにしたものである。室内制御装置240の切替判断手段241は、例えば室内機200の動作開始時にスイッチ回路250のON又はOFFを判断し、室外機100に異常リセットに係る処理の有効又は無効のデータを含む信号を送る処理を行う。室外機100は、有効又は無効のデータを室内機200毎に室外記憶装置120に記憶しておく。そして、有効となっている室内機200に対してのみ異常リセット通報信号を送るようにして、伝送線300における通信トラフィックの軽減等をはかるようにする。
図8は実施の形態2に係る各機器の異常時における処理と信号の流れを表す図である。ここで、前述したように、室外機100では、室内機200からの異常リセットに係る処理の有効又は無効のデータを室内機200毎に室外記憶装置120に記憶しておく。例えば各室内機200において、異常リセット通報信号を受信してからスイッチ回路250の設定に基づいて復帰処理を行うか否かを切替判断手段241が判断処理してもよいが、ここでは通信トラフィックの軽減をはかるために、動作開始時に処理しておくようにする。
図8に示すS201〜S203については、室内機200(室内制御装置240)は、実施の形態1で説明したことと同様の処理をそれぞれ行う。
そして、室外通信回路110がある室内機200からの異常リセット信号を受信したものと判断すると、室外制御装置130は、室外記憶装置120に記憶した有効又は無効のデータを検索する(S211)。そして、有効としている室内機200に対して室外通信回路110を介した異常リセット通報信号の送信処理を行う(S204)。ここでは、室内機200Cに対して異常リセット通報信号の送信を行うようにする。無効としている室内機200Bには送信しない。
伝送線300を介して異常リセット通報信号を受信した室内機200(ここでは、室内機200C)においては、実施の形態1で説明したS205の処理を行う。また、その室内機200(室内制御装置240)と通信線500で接続されたリモコン400(リモコン400C)においては、実施の形態1で説明したS206の処理を行う。異常リセット通報信号を受信していない室内機200Bは停止状態のままであり、リモコン400Bの表示も異常状態の旨を表示したままとなる。
以上のように、実施の形態2の空気調和装置によれば、室内機200にスイッチ回路250を設け、異常リセットに係る処理を行うか否かを選択できるようにしたので、異常リセット通報信号によるリモコン400のリモコン表示装置450における自動的な表示の変更の有無を選択することができる。このため、変更の有無を利用者の判断に委ねることで、利用者の困惑を招くことをなくすことができる。また、各室内機200におけるスイッチ回路250のON、OFF状態を、室外機100があらかじめ室外記憶装置120に記憶しておくようにし、異常リセットに係る処理を行わない室内機200(室内制御装置240)には異常リセット通報信号を送らないようにすることで、通信トラフィックの軽減をはかることができる。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3における空気調和装置のシステム構成を示す図である。図9において、図1等と同じ符号を付している機器、手段等については、上述した実施の形態1で説明したことと同様の処理、動作等を行う。
図9はこの発明の実施の形態3における空気調和装置のシステム構成を示す図である。図9において、図1等と同じ符号を付している機器、手段等については、上述した実施の形態1で説明したことと同様の処理、動作等を行う。
本実施の形態の空気調和装置は、室外機100A、100Bを有している。そして、室外機100Aと室内機200A、室内機200Bとを冷媒配管600Aで配管接続し、冷媒回路を構成している。また、室外機100Bと室内機200C、室内機200Dとを冷媒配管600Bで配管接続して冷媒回路を構成している。このため、本実施の形態では、2つの異なる冷媒系統の冷媒回路が存在する。
また、室内機200Aとリモコン400Aとを通信線500Aで接続し、室内機200Dとリモコン400Cとを通信線500Cで接続している。そして、本実施の形態では、室内機200Bと室内機200Cとを利用者が同時に操作できるようにするため、リモコン400Bと室内機200B及び200Cとを通信線500Bで接続し、グルーピングを構成している。このため、通信線500Bは渡り配線となっている。ここで、室内機200Bと200Cとが通信線500Bで接続されていることから、室内機200Bと室内機200Cとの間で通信を行うことも可能である。
次に本実施の形態における空気調和装置の動作について説明する。ここで、以下では、室外機100Aに異常が発生したものとし、室外機100B並びに室内機200C及び室内機200Dは正常に運転しているものとして説明する。異常が発生した側と同一冷媒回路系統の機器については、基本的には実施の形態1で説明したことと同様の動作を行う。
室外機100Aに異常が発生したものと判断すると、同一冷媒回路系統の全室内機200(室内機200A、200B)に異常通報信号を送信する。そして、室内機200から通信線500を介して動作停止の旨の信号が送られることで、リモコン400A、400Bにおいて、異常発生の旨が表示される。そして、利用者がリモコン400Aを操作して異常リセット信号が送られると、室外機100Aは異常リセット通報信号を送信する。
室内機200Bにおいて、室内制御装置240は、伝送線300を介して室内通信回路210が異常リセット通報信号を受信したものと判断すると、リセットされた旨の信号をリモコン側通信回路220から送信させる。
本実施の形態では、リモコン400Bと室内機200B及び200Cとを通信線500Bで接続してグルーピングを構成していることから、室内機200Cは、通信線500Bを介して異常リセット通報信号を受信する。室内機200Cにおいては、室内機200Bからの異常リセット通報信号ではないため、復帰処理を行わずに動作を継続する。
以上のように、実施の形態3の空気調和装置によれば、互いに異なる冷媒系統の冷媒回路で空気調和の運転を行う複数の室内機200B、200Cに操作指示を送ることができるリモコン400Cを有し、それぞれが通信線500Bにより通信を行うことができる構成を有している場合に、例えば室内機200Cは室外機100B以外から送信された異常リセット通報信号に基づいて復帰処理を行わないようにしたので、このため、例えば他の冷媒系統の冷媒回路における異常によって、正常な運転を行っている室内機200C、室外機100Bを停止させてしまうことなく、運転、動作を継続させることができる。
実施の形態4.
上述の実施の形態2においては、通信トラフィックの軽減をはかるため、異常リセットに係る復帰処理を行わない室内機200には異常リセット通報信号を送らないようにしたが、これに限定するものではない。例えば、室外機100側からは室内機200におけるスイッチ回路250の設定に関係なく異常リセット通報信号を送るようにする。そして、復帰処理を行わない室内機200から、通信線500で接続したリモコン400に信号を送り、リモコン表示装置450において、他のリモコン400で異常リセットに係る指示がなされた旨の表示が行われるようにしてもよい。
上述の実施の形態2においては、通信トラフィックの軽減をはかるため、異常リセットに係る復帰処理を行わない室内機200には異常リセット通報信号を送らないようにしたが、これに限定するものではない。例えば、室外機100側からは室内機200におけるスイッチ回路250の設定に関係なく異常リセット通報信号を送るようにする。そして、復帰処理を行わない室内機200から、通信線500で接続したリモコン400に信号を送り、リモコン表示装置450において、他のリモコン400で異常リセットに係る指示がなされた旨の表示が行われるようにしてもよい。
実施の形態5.
上述の実施の形態では、リモコン400に表示手段となるリモコン表示装置450を設けるようにしたが、これに限定するものではなく、表示手段を室内機200に設けるようにしてもよい。このとき、実施の形態1に示すように、室内機200側からリモコン400に異常リセット通報信号を送信する必要がなくなる。そして、空気調和装置には、表示手段を設けたリモコン400、室内機200を混在させることもできる。
上述の実施の形態では、リモコン400に表示手段となるリモコン表示装置450を設けるようにしたが、これに限定するものではなく、表示手段を室内機200に設けるようにしてもよい。このとき、実施の形態1に示すように、室内機200側からリモコン400に異常リセット通報信号を送信する必要がなくなる。そして、空気調和装置には、表示手段を設けたリモコン400、室内機200を混在させることもできる。
また、リモコン400(リモコン制御装置430)は室内機200からの異常リセット通報信号によりリモコン表示装置450の表示を変更させるようにしたが、例えば、室内機200は復帰処理により通常動作に戻るため、動作の状態によって、リモコン表示装置450の表示を変更させるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、異常リセットの指示が入力されたリモコン400、異常リセット信号が送られた室内機200は、復帰処理により通常表示、動作を行うようにしたが、これに限定するものではない。例えば、異常リセット信号送信後、室外機100からの異常リセット通報信号に基づいて、復帰処理を行うようにしてもよい。
実施の形態6.
上述の実施の形態1では、室外機100の異常発生時に、室内記憶装置230にその室内機200に係る状態データを記憶することについて説明した。これを、室外機100の室外記憶装置120に、同一冷媒系統の全室内機200の状態データを、例えば定期的に記憶させておくようにしてもよい。例えば、ある室内機200に異常が発生し、室外機100を電源リセットすることで空気調和装置全体のリセットを行った場合、室内機200においてもリセットがなされることで、異常原因の調査が困難となる。
上述の実施の形態1では、室外機100の異常発生時に、室内記憶装置230にその室内機200に係る状態データを記憶することについて説明した。これを、室外機100の室外記憶装置120に、同一冷媒系統の全室内機200の状態データを、例えば定期的に記憶させておくようにしてもよい。例えば、ある室内機200に異常が発生し、室外機100を電源リセットすることで空気調和装置全体のリセットを行った場合、室内機200においてもリセットがなされることで、異常原因の調査が困難となる。
そこで、電源リセットの際、異常発生前の状態データに基づいて室内機200の動作を再開させる。これにより、異常に到るまでの状況の再現をはかることができ、異常発生原因の調査を容易に行うことができる。
100 室外機、110 室外通信回路、120 室外記憶装置、130 室外制御装置、200,200A,200B,200C,200D 室内機、210 室内通信回路、220 リモコン側通信回路、230 室内記憶装置、240 室内制御装置、241 異常リセット有効無効切替判断手段、250 スイッチ回路、300 伝送線、400,400A,400B,400C リモコン、410 リモコン通信回路、420 リモコン記憶装置、430 リモコン制御装置、440 リモコン操作装置、450 リモコン表示装置、500,500A,500B,500C 通信線、600,600A,600B 冷媒配管。
Claims (5)
- 配管接続により冷媒回路を構成する複数台の室内機及び室外機が有する手段をそれぞれ制御する室内制御装置及び室外制御装置を通信接続し、また、前記室内機の操作をするためのコントローラが有する操作制御装置と前記室内制御装置とを通信接続して構成する空気調和装置において、
前記室外制御装置は、あるコントローラに入力された異常リセット指示に係る異常リセット信号が送信されると、冷媒回路を構成する前記室内機に異常リセット通報信号を送信するようにし、
前記異常リセット通報信号の受信に係る前記室内制御装置は、前記室内機の動作を再開させる復帰処理を行い、
前記室内機及び/又は前記コントローラが有する表示手段においては、前記異常リセット通報信号に基づいて通常表示に戻すことを特徴とする空気調和装置。 - 前記室内機は室内記憶手段をさらに備え、
前記室内制御装置は、異常が発生した際の動作設定を前記室内記憶手段に記憶させておき、前記復帰処理時には前記動作設定に基づいて前記室内機の動作を再開させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。 - 前記室内制御装置が前記リセット通報信号に基づく前記復帰処理を行うか否かを設定するための切替手段を、前記室内機にさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
- 前記室内制御装置は、前記切替手段による設定に係る信号を、動作開始時に前記室外制御装置に送信し、
前記室外制御装置は、前記復帰処理を行うものと設定された前記室内制御装置に対して前記異常リセット通報信号を送信するようにすることを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。 - 異なる冷媒回路の前記室内機における前記室内制御装置間を通信接続してグルーピングを構成している場合に、
前記グルーピングに係る前記室内制御装置は、同一冷媒系統の冷媒回路に係る前記室外機からの異常リセット通報信号に基づいて前記復帰処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和装置。
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WO2015087759A1 (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-18 | 三菱重工業株式会社 | 空調システム及び空調システムの制御方法 |
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2010
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